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身障者トイレの困りごとを訴える
車いす利用者が、日常生活に欠かせないトイレの困りごとについて訴えています。 伊那市福祉まちづくりセンターの中にある身障者用トイレで検証が行われました。 横開きの扉を開けますが自然にしまってしまい中に入るのに苦労します。 トイレについて考えるイベントは車いす利用者3人でつくるサークルひまわりのたねが主催しました。 会員の一人、伊那市荒井の市川直哉さんは、脳性まひで重度の障害があり、電動車いすで生活しています。 外出した時にトイレで困ることが多いことから、デリケートな部分でも問題提起しようと今回、イベントを行いました。 サークルひまわりのたねでは、これまでに、身障者トイレがある場所などを掲載したマップを作るなどの活動を行っています。 脳性まひで重度の障害がある伊那市中央の唐澤浩さんは、介助がないとトイレに行くことができません。 身障者トイレが設置されることだけでなく、サポートの必要性も訴えていました。 サークルひまわりのたねでは、困っていることに対し声をあげることで、障害者が地域で暮らしやすいまちづくりにつながってほしいと考えています。
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酒井一さん来年の干支「酉」の置物制作
伊那市西春近の酒井一さんは、来年の干支「酉」の置物を制作しています。 酒井さんは、子年から毎年木で置物を作っていて、来年の干支「酉」で10年目です。 イラスト集から、イメージを膨らませたオリジナルのデザインです。 お金持ちになった酉が、札束に足を乗せ、ダイヤモンドの指輪を付け葉巻をくゆらせています。 現在65歳になる酒井さんは、56歳の時に脊髄の狭窄症で手術を受け、建築大工を引退しました。 それ以来、木工作品を作るようになりました。 子どもにも喜んでもらえるようにと、面白いイラストを取り入れて作品を作っています。 酉の置物は、大中小あわせて90個作る予定で、友人や親せき、お世話になっている病院などに配るということです。
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地方創生交付金 地域再生計画認定書 伊那市に届く
国の地方創生推進交付金を活用した伊那市地域再生計画の認定書が届きました。 8月30日付けで国から伊那市が認定されたのは、伊那バレーを実証フィールドとする新産業技術推進事業計画と、ソーシャルフォレストリー都市創造促進事業計画の2つです。 今年度から3年間の事業に対し、事業費の1/2が交付されます。 伊那バレー計画では、560万円がソーシャルフォレストリー計画では、1,072万円が交付されます。 伊那市では、認定を受け、地方創生を進めていくとしています。
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上伊那の情報掲載したテキスト「伊那谷学」作成検討へ
上伊那の8市町村長と経営者の懇談会が12日、伊那市のいなっせで開かれ、上伊那地域の魅力を掲載したテキスト「伊那谷学」を作成したいとの考えが示されました。 会議は冒頭のみ公開で行われました。 会議終了後の事務局の話によりますと、産学官が連携して取り組む郷土愛プロジェクトの一環で、上伊那の文化や生活などを掲載したテキスト「伊那谷学」を作りたいとの考えが示されたということです。 上伊那の祭りや人々の生活などを掲載し、地元の魅力を発信します。 広域的に取り組み、上伊那全体を若い世代を中心に学んでもらう目的です。 冒頭の挨拶で白鳥孝上伊那広域連合長は「少子高齢化が進む中で、子ども達が地域を支え、これを繰り返していくシステムづくりが大切になってくる」と話しました。 会議では他に、広域農道沿いの景観形成を目的に案内看板の統一化を進める「三風の会」が、中央道駒ヶ根インターチェンジ付近のバス停看板の整備を、来年4月を目途に実施することが確認されました。
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柴和彦さん 木彫り作品を箕輪町に寄贈
箕輪町松島で木彫りの渓流魚を作っている柴和彦さんは、箕輪町に作品を13日に寄贈しました。 柴さんが寄贈したのは、カジカ・アマゴ・イワナが泳いでいる様子を表現した作品です。 魚の表情や色、動きまで細かく再現されています。 制作期間はおよそ3か月で、ヒノキの端材から作っていて、作品は大きいもので35センチあります。 柴さんは、56歳の時に会社を早期退職し、趣味の渓流釣りがきっかけで魚の木彫りを本格的に始めました。 自宅横に工房を構え、日々作品作りに励んでいるということです。 白鳥政徳町長は「魚の表情がおもしろい。大切にして多くの人に見てもらえる場所に展示したいです」と話しました。 柴さんは「今後は美術展にも積極的に出展していきたい」と話していました。
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生誕150周年記念 中村不折の世界展
伊那谷にゆかりのある書家で洋画家の中村不折の生誕150周年を記念した展示会が、伊那市坂下のはら美術で開かれています。 会場には、掛け軸と額の作品あわせて60点が並んでいます。 今回の展示は、中村不折が今年で生誕150周年を迎えることを記念して行われました。 中村不折は1866年に東京で生まれ、幼少期は両親の故郷である伊那市高遠町で過ごしました。 その後、書家・洋画家として活躍しました。 今回は、はら美術で所蔵している作品を展示していて、中には100年以上前の作品もあります。 「孟母断機図」は、孟子が学業を途中でやめて帰ってきたところ、母親が手に持っていた刃物で機(はた)の糸を切り「学問を途中でやめるのはこういうことだ」という戒めを表現しています。 はら美術では「不折の書家としての様々な表現を作品を通して感じてもらいたい」と話していました。 中村不折の世界展は、23日(日)まで、はら美術で開かれています。
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西箕輪保育園の園児がサツマイモ掘り
伊那市西箕輪保育園の園児は12日、園舎近くの畑でサツマイモ掘りをしました。 この日は、年長・年中の園児およそ80人がサツマイモ掘りに挑戦しました。 園児たちはイモのまわりの土を掘ってから一本一本抜いていました。
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上農生が商品化「みたらしアマ団子」
南箕輪村の上伊那農業高校生産環境科作物班の生徒が商品化に取り組んできた、雑穀アマランサスを活用したみたらし団子が、このほど完成しました。 11日、伊那市の和菓子店大西屋で商品のお披露目会が開かれました。 上農高校生産環境科作物班では、雑穀の栽培や活用・普及に取り組んでいます。 雑穀アマランサスの活用について考えている、伊那地域アマランサス研究会で大西屋社長の小池保彦さんと知り合ったのがきっかけで、みたらし団子の開発が始まりました。 商品名は「みたらしアマ団子」で、ラベルも生徒が考えました。 団子に使われているのは、アマランサスの水煮です。 水を吸っている分、粒が大きくなり、歯ごたえを感じやすいのが特徴です。 作物班の藤原未有希班長は「みなさんが好きな食べ物にアマランサスを入れて、美味しいと言っていただければうれしい。」と話していました。 大西屋の小池保彦さんは「若い人たちの発送で新しい商品が完成した。これからもその感性で新たな商品を作って欲しい」と話していました。 「みたらしアマ団子」は、16日の上農祭一般公開で販売されることになっています。 価格は、1カップ5個入りで200円となっています。
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伊那中央病院北棟 来年10月完成
伊那中央病院は、放射線治療や健診センターの充実を目的に北棟の増築工事を行います。 完成は来年10月の予定です。 12日、伊那中央病院で起工式が行われ、関係者が工事の安全を祈願しました。 北棟は、鉄筋コンクリート2階建て、延べ床面積はおよそ4,300平方メートルで建設費は22億円となっています。 1階には、一度に全身のがん検査を行うことができるPET-CTを完備した放射線検査室のほか、放射線治療室、健診センター、訪問看護ステーションなどが設置される予定です。 また、2階にはレストランを移転オープンする予定です。 伊那中央病院の川合博院長は「がん拠点病院としてこれまで以上に充実した環境になる。地域のみなさんに安心して利用していただける病院を目指していきたい」と話していました。 伊那中央行政組合長の白鳥孝伊那市長は「増築により、これまで以上に地域の医療にとって大きな役割を果たせるようになる。完成に期待したい」と話していました。 伊那中央病院北棟は、来年10月の完成を目指し建設が進められます。
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大萱の里 初の防犯訓練実施
7月の神奈川県の障害者支援施設の殺傷事件を受け、伊那市西箕輪の障害者支援施設「大萱の里」で初めて防犯訓練が11日に行われました。 訓練は不審者役の伊那警察署の署員が非常口から侵入したとの想定で行われました。 不審者を見つけた職員は、声をかけ止まるよう促し警察へ通報していました。 しばらくすると不審者が急に暴れだし、男性職員が3人がかりでサスマタやモップを使い壁際に追い込んでいました。 大萱の里では7月の神奈川県の障害者施設の事件を受け、これまでに侵入しやすい場所や防犯用具の確認など防犯体制について警察に相談してきたという事です。 今回は、不審者への対応を確認しようと初めて訓練を実施しました。 伊那警察署の山崎仁生活安全課長は、「侵入者に声をかけるときは、襲われないよう距離を取る事」「サスマタは、下から突き上げるように使うと動きを止めることができます」などとアドバイスしていました。 大萱の里では、年1回の訓練のほか、出入り口にカメラやセンサーライトを設置し防犯体制を強化していくとしています。
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小林さんパッチワークキルト展 23日まで
伊那市西箕輪在住の小林恵子さんのパッチワークキルト作品展が伊那市の旧井澤家住宅で12日から開かれています。 会場には、およそ2メートル四方のタペストリーやバッグなど57点が展示されています。 小林さんは20年前に趣味でパッチワークを始め、現在は市内で教室を開き、長野県工芸美術展にも作品を出展しています。 花の写真や絵本などを基にデザイン描き、作品作りをしているという事です。 こちらは、1年がかりで作った作品です。 円を組み合わせて作った柄に、赤や黄色のバラの花が縫い付けられています。 赤色のバラは小林さんが幼少期に着ていた着物で作ったという事です。 作品では着物を利用する事が多く、小林さんは「着物を使っていた母や祖母の事を思いながら作品を作っています」と話していました。 小林恵子個展 パッチワークキルト作品展は23日まで伊那市の旧井澤家住宅で開催されています。 時間:午前9時~午後5時(最終日23日は午後3時まで) 入場:大人200円 高校生以下無料 休館:18日(火)
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写仏で仏様を敬う心を養う
県内外で仏画の教室を開いている松尾隆康さんによる写仏指導が11日伊那市のいなっせで行われました。 高森町在住の松尾さんは仏教絵画を制作する父親の後を継ぎ、県内外で教室を開いています。 指導を受けたのは松尾さんの教室に通う伊那仏画研究会の会員です。 松尾さんは「仏様を敬い見守ってくれているという気持ちを持って描くと心が伝わります。」と話していました。 会場には伊那仏画研究会会員11人の仏画も展示されました。 研究会は平成13年に発足し仏画を学んでいます。 研究会会員は「作品の制作を通して心のやすらぎを感じまわりの人を尊重する心を養っていきたいです。」と話していました。
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南箕輪村こども館安全祈願 起工式
子どもを主体に幅広い世代の人が交流できる施設「南箕輪村こども館」の安全祈願祭と起工式が11日、現地で行われました。 こども館は、役場北側に建設するもので、来年3月の完成を目指します。 鉄骨造り平屋建てで延べ床面積は1400㎡。 事業費は5億3千万円となっています。 こども館は、放課後児童クラブや子育て支援、村民の交流などの機能をもつ複合施設で、学習コーナーや創作室、多目的室などを配置します。 また、こども館では女性の妊娠、出産から就学前までの育児を切れ目なく継続的に支援します。 子育て支援を行うため相談室や授乳室、不登校対策ルームなどを整備し専門家を設置します。 11日は、村の関係者や建設業者などおよそ50人が出席し工事の安全を祈願しました。 こども館は、来年3月の完成目指していて、開館は夏ごろを予定しています。
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秋晴れの下 天竜健康ウォーク
自然と触れ合いながらウォーキングを楽しむ「天竜健康ウォーク」が10日、箕輪町内で開かれました。 この日は秋晴れのもと、420人が箕輪町松島のみのわ天竜公園を出発していきました。 イベントは、自然に触れながら健康づくり・体力づくりをしてもらおうと開かれているもので、今年で9回目になります。 5キロ・9キロ・13キロの3つのコースが用意されていて、自分の体力に合った距離を歩けるようになっています。 このうち13キロのコースは、長岡にあるみのわダムを経由するルートで、参加した人たちは色づき始めた木々の中、箕輪ダムを目指していました。 また、5キロのコースは天竜川護岸を往復する平坦なコースで、ベビーカーを押しながら参加する人の姿も見られました。 ある親子連れは「自然に触れながら歩けるのでとても気持ちが良い」と話していました。
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有名店と提携 ガレット販売へ
南箕輪村は、東京やパリなどでレストランやカフェを展開している「ル ブルターニュ」と提携し、地元産の食材を使ったガレットを来月4日から味工房で販売します。 これは、11日開かれた村議会全員協議会で唐木一直村長が明らかにしたものです。 村では、観光人口増につなげようと新たなご当地メニューの商品開発を進めています。 ル ブルターニュはそば粉を使ったクレープ「ガレット」で有名な人気店で、村が協力の依頼をし、提携することになりました。 地元産のリンゴとジェラートをのせたガレットなど3品が完成しています。 今後は、味工房に設備を導入しカウンターでガレットを作る所を見せながら販売する予定です。 ル ブルターニュが開発したガレット以外にも、村観光協会が募集しグランプリになったガレットも販売することになっています。 値段は600円からで、来月4日から販売となります。 唐木村長は「本格的な味を多くの人に味わっていただきたい」と話していました。
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とみがた そばと松茸まつり
地元で採れたマツタケや打ち立てのそばが味わえる「とみがたそばと松茸まつり」が10日、伊那市富県のJA上伊那富県支所で開かれました。 会場には家族連れなどが訪れ、秋の味覚を味わっていました。 イベントは、地元ならではの味を提供し、地域に足を運んでもらおうと去年から開かれています。 この日は、マツタケご飯とそばのセットが300食用意されました。 松茸ご飯には、合計で6キロほどのマツタケが使われたということです。 訪れた人はマツタケを見つけながら食べていました。 実行委員会では「イベントを通じて富県産の味の良さを多くの人に知ってもらいたい」と話していました。
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イーナちゃん駅伝カーニバル 西春近が総合優勝
体育の日の10日、伊那市陸上競技場でイーナちゃん駅伝カーニバルが開かれ、西春近が総合優勝を果たしました。 この日は、市内8地区から19チーム127人、オープン参加で8チーム123人が参加しました。 大会では、小学生以下と中学生以上に分かれて競技が行われ、地区ごと順位を競いました。 このうち小学生以下の部では、各地区5人の子ども達がタスキをつなぎました。 大会の結果、小学生以下の部・中学生以上の部の両方で1位になった西春近が総合優勝を果たしました。 なお、オープン参加のレースでは「かんてんぱぱRC」が優勝しています。
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南信工科短期大学校 短期課程機械科後期入学式
今年4月に南箕輪村に開校した、ものづくりの技術者を養成する長野県南信工科短期大学校の短期課程機械科の後期入学式が、11日に行われました。 今回入学したのは、県内外の22歳から41歳の9人です。 9人のうち5人は企業に籍を置きながら通学します。 短期機械科では、機械加工技術全般を半年間で学ぶことになっていて、およそ700時間のカリキュラムが組まれています。 大石修二校長は「多くの事を体験・吸収し、将来羽ばたかれることを期待します。これからのものづくり産業の推進を担うのは皆さんです」と話しました。 入学生を代表して、駒ヶ根市の下平貴さんが誓いの言葉を述べました。 授業は12日から始まり、3月までの6か月間学びます。
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伊那北高校第38回生同窓会で中原裕彦さんが講演
昭和61年3月に伊那北高校を卒業した第38回生の卒業30周年の同窓会が8日に開かれ、38回生で内閣官房の一億総活躍推進室で参事官を務めた中原裕彦さんが講演しました。 東京都在住の中原さんは、平成3年に旧通商産業省に入省しました。 去年10月から一億総活躍推進室で参事官を務め、現在は日本経済再生総合事務局の参事官を務めています。 昭和61年3月に伊那北高校を卒業した38回生で、この日は「未来への投資と一億総活躍社会の実現」と題して記念講演を行いました。 中原さんは「一億総活躍社会とは、多様なコミュニティーや個人が活躍し新たな発想で改革を起こしていく社会です。人口減少が深刻な問題となる中、今のピンチをチャンスに変えるには、人や組織、国際社会とつながる『つながり力(りょく)』が必要です」と話していました。 昭和61年3月に卒業した第38回生は、6クラス270人で、この日はそのうち120人が集まりました。 実行委員会では、「30年の節目に絆を再確認し、お互い良い刺激を受けられる機会になった」と話していました。
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福与諏訪社 子ども神輿練り歩き
箕輪町の福与諏訪社の例大祭で子ども神輿が地域を練り歩きました。 子ども神輿は、午前10時30分に福与公民館を出発しました。 9日は、福与区の園児から小学生およそ50人が神輿を担ぎ地域を練り歩きました。 神輿の練り歩きは、地元の有志でつくる「福与と人を元気にする会」が、住民参加による地域起こしを進めようと行っています。 一度は途絶えた神輿の練り歩きですが6年前に新たに子ども神輿を作り復活させました。 子どもたちは、福与公民館を出発し諏訪社までの1キロのみちのりをおよそ1時間かけて練り歩きました。 福与と人を元気にする会では、「祭りをとおして子供ばかりでなく大人も楽しみ、地域の絆を深めていきたい」と話していました。
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荒井神社で子ども相撲
伊那市の荒井神社の例大祭が9日行われ、子どもたちが境内で相撲を奉納しました。 例大祭では、毎年子ども相撲が奉納されていて、今年で35回目です。 境内に設けられた土俵では、回しをつけた子ども達が白熱した取り組みを行っていました。 荒井区の小学生54人が参加し、1年生から6年生までが男女に分かれてトーナメント方式で対戦しました。 中には、2分近い取り組みもあり、会場を訪れた保護者達は大きな声援をおくっていました。 女子の部も、男子に負けまいと元気の良い取り組みを見せていました。 荒井区の山岸康弘区長は「子ども達は毎年楽しみに参加してくれる。伝統ある子ども相撲を長く続けていきたい」と話していました。
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南アルプスふるさと祭り賑わう
伊那市長谷の恒例イベント南アルプスふるさと祭りが9日、美和湖公園で行われ、家族連れで賑わいました。 今年で33回目を数えるふるさと祭りは旧長谷村時代から行われています。 祭りでは長谷の8地区による子ども神輿が会場内を練り歩きました。 会場では、戸台で養殖した岩魚の塩焼きや伊那名物ローメン、猪鍋などが販売されました。 長谷で鹿肉料理を提供している長谷部晃さんは、鹿の丸焼きを振る舞いました。 鹿肉を多くの人に味わってもらおうと初めてふるさと祭りで提供しました。 8月に捕った鹿を熟成させ丸焼きにしました。 長谷地区で活動する地域おこし協力隊は、鹿の角をポールに輪投げを行い、景品に鹿の皮で作ったオリジナルのキーホルダーをプレゼントしていました。 また、移住定住につなげようと力を入れて取り組んでいる新山地区や高遠第2・第3保育園を紹介するコーナーも設けられていました。 会場では、様々なイベントが行われ、多くの人で賑わっていました。
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しんわの丘ローズガーデンで秋のバラ祭り10日(月)まで
伊那市高遠町のしんわの丘ローズガーデンで、秋のバラ祭りが8日から始まりました。 去年は遊歩道などの整備で秋祭りは行わなかったため2年ぶりの開催となります。 ローズガーデン内には170種類、2,000本のバラがあります。現在は、年間を通して咲く四季咲きのものを楽しむ事ができ、見頃は10月末までだという事です。 秋祭りは1年間の利用に対する感謝祭の意味も込められていて、期間中、豚汁の無料サービスや、バラの育て方の無料相談を行っています。 しんわの丘ローズガーデンの第6回秋のバラまつりは10日(月)までです。
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「みのわの魅力発信室」設置から1年 10人が移住
移住定住や空き家対策、情報発信を目的に、箕輪町の「みのわの魅力発信室」が設置されて1年となります。 これまでに10件の空き家が利用され、10人が町へ移住してきました。 箕輪町南小河内の日輪寺です。住職が不在で長い間空き家になっていましたが、移住者が利用する事になりました。 松本市からここへ移住を決めた、関野浩さん43歳です。 関野さんも、みのわの魅力発信室の呼びかけにより町へ移住を決めた一人です。 7日、妻の理恵子さんと共に、地元の大工の手を借りながらリフォームを行っていました。 愛知県出身の関野さんは10年前に東京でヨガ教室を始めました。 山が好きで3年前に松本市に移住しましたが、ゆっくりと活動できる教室の拠点が欲しいと移住先を探していました。 地元住民から、空き家となっている日輪寺を誰かに使ってもらいたいと役場に申し出があり、箕輪町に相談していた関野さんに物件を紹介しました。 箕輪町では、去年12月に町内の空き家の全戸調査を行い、今年3月から町HPで空き家バンクとして物件の情報を公開しています。去年12月から今年9月末までに32件の登録があり、3件が売却、7件が賃貸で契約が成立しています。 今年7月から始めた南小河内の田舎暮らし体験住宅は、9件、27人の利用がありました。 これらの活動により、去年10月から今年9月末までの約1年間で10人の移住に繋がったという事です。内訳は県内が3人、県外が3人、海外が4人となっています。 町では、まずまずの手ごたえを感じているという事で今後も継続してさらに広くPRをしていきたいとしています。
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琴伝流大正琴 伊那市で長野県大会
大正琴の流派「琴伝流大正琴」の長野県大会が、2日に伊那市の伊那文化会館で開かれ、県内から集まった48団体が演奏を披露しました。 長野県大会は、北信から南信までの地域持ち回りで毎年この時期に開かれていて、今年は伊那市が会場となりました。 大会は、賞はつけずに、日ごろの練習の成果の発表の場として開かれています。 大正琴は100年ほど前に誰でも気軽に楽しめる楽器として作られました。 琴伝流では昭和50年代から、ソプラノ、アルト、テナー、ベースと音域の異なる大正琴でのアンサンブル演奏を始めたという事です。 大会では、演奏にコーラスを織り交ぜる団体もあり、それぞれ工夫を凝らした演奏を披露していました。
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どんぐりまつり 一般公開
伊那市西箕輪の伊那養護学校の文化祭、どんぐりまつりが8日一般公開されました。 文化祭では、子どもたちが授業で制作した手芸や工芸などの作品が並び、販売されました。 どんぐりまつりは、地域の人たちと交流し、学習の成果を見てもらおうと毎年行われています。 伊那養護学校には、小学部、中学部、高等部合わせて232人が在籍しています。 中学部の喫茶・販売コーナーでは、西箕輪中学校の生徒がボランティアで参加し、一緒に品物を販売しました。 西箕輪中の3年生は、年に3回伊那養護学校と交流しています。 喫茶・販売コーナーでは手作りの鉛筆立てやブレスレット、お菓子などが販売され、訪れた人たちでにぎわっていました。 伊那養護学校では、「子どもたちの一生懸命な姿や作ったものを見てもらい、学校・家庭・地域の連携を深めていきたい」と話していました。
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マツタケ博士に学ぶ マツタケ教室
伊那市新山のマツタケ博士藤原儀兵衛さんから山の手入れ方法を学ぶマツタケ教室が8日、藤原さんが管理している新山の山林で行われました。 教室には市内を中心に14人が参加し、山の整備方法を学びました。 藤原さんは、山の一部に、マツタケの菌糸とアカマツの根が一緒になった塊「しろ」を作っていて、しろにそってマツタケが生えています。 アカマツの根を切ると新しい根が出て、マツタケの胞子がつきやすいということです。 教室は、マツタケの生産技術向上につなげようと伊那市が夏と秋の年2回開いています。
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トラックの日フェスティバル
地域の人たちに運送業について知ってもらおうと、トラックの日フェスティバルが8日伊那市のアピタ伊那店駐車場で行われました。 会場には、2トンから12トンまでのトラックや、バス、消防車などの働く車が展示されました。 このイベントは、運送業について理解を深めてもらおうと上伊那の運送業者34社で作る公益社団法人長野県トラック協会 上伊那地区運送協議会が開いたものです。 トラック協会では10月9日をトラックの日と制定していて、毎年イベントを開いています。 展示されたトラックは新型の低公害車で、子どもたちは運転席に乗ったり荷台の様子を見ていました。 産地直送・フードコーナーでは、普段トラックで運んでいる農産物が並び、訪れた人たちが買い求めていました。 また、トラックの荷台を使った特設ステージでは、ラジオの公開生放送などが行われました。 会場には多くの親子連れが訪れ、楽しみながら運送業に理解を深めていました。
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科学を楽しみながら学ぶ
科学を楽しみながら学ぶおもしろサイエンスショーが5日南箕輪村の南部小学校で行われました。 おもしろサイエンスショーで講師を務めたのは仙台のサイエンスインストラクター阿部清人さんです。 水の入ったコップにプラスチックの板をかぶせ逆さにし手を離すとどうなるかという実験で阿部さんは、「水が板を下向きに押す水圧より上に押し上げる大気圧の方が大きいため水が落ちない」と説明していました。 サイエンスショーは科学のおもしろさを感じてもらおうと南箕輪村教育委員会が村内の小中学校で行っているものです。 講師を務めた阿部さんは「子どもたちの理科離れが問題となっているなかその不思議やおもしろさを知ってもらいたい。」と話していました。
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伊那市観光協会推奨みやげ品 新たに4品を登録
伊那市観光協会が推奨するみやげ品に、新たに4品が追加されました。 7日、伊那市役所で新たにみやげ品に登録された企業の代表に伊藤正審査委員長から登録証書が交付されました。 今回登録されたのは、㈲石川の「氣水ようかん」「氣水ようかん・抹茶」「ゼロ地場トロピカルわらび」、天竜味噌平島醸造所の「天竜みそ」の4品です。 推奨みやげ品は、安心安全に配慮しているか、パッケージデザインで伊那をPRしているか、などの点で選考されていて、今回の4品を加えて合計102品となりました。