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アマランサスの収穫と調理を体験
総合的な学習の時間で雑穀アマランサスについて学習している 伊那市の東部中学校の生徒が9日アマランサスの収穫と調理体験を行いました。 伊那市長谷のアマランサスの畑で東部中1年3組のおよそ30人が収穫作業を行いました。 クラスでは農業体験を通じて地産地消の意識を育て農業の大切さを知ろうとアマランサスについて学習しています。 アマランサスは南米原産の雑穀で栄養価が高いとされています。 また伊那市では地域おこしの活動として食品業者が特産品づくりに取り組んでいます。 収穫を終えると長谷の気の里ヘルスセンターに運び天日干しをしてから調理しました。 作ったのはアマランサス入りの餃子とパスタです。 およそ1時間半ほどかけて調理を終えると生徒たちが味わっていました。 このクラスではアマランサスについて研究している大学教授の話を聞いたり、栽培農家との交流などにより地域の食材としてさらに理解を深めていくとしています。
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狐島自主防災会 防災アンケートまとめる
伊那市の狐島自主防災会は、区民を対象に行った防災に関するアンケートの結果をまとめました。それによりますとアパートに住む人たちの意識向上や、家庭での備えなどの課題が見えてきました。 区長で狐島自主防災会の平澤理会長と、専門部隊長の北原正義さんです。 狐島区では、東日本大震災以降、自主防災会が中心となり防災意識向上を図ってきました。 震災から5年が過ぎた今年、各家庭での状況を知り、さらに多くの人たちが参加する地域防災を築いていこうとアンケートを実施しました。 アンケートは区内の全てのおよそ700世帯を対象に行い、回答はそのうち287世帯からありました。 項目は、日頃の備え、地震が起きた時の対応、防災知識を問う内容となっています。 家具の転倒防止対策をしていたのは25パーセントでした。 また、災害時の安否確認の方法については、75パーセントが携帯電話を使うと回答し、災害伝言ダイヤルの使用は20パーセント台に留まっていました。 2人が特に気にしているのは、狐島区の半数以上のおよそ400世帯がアパート暮らしだという事です。 狐島自主防災会では、10月に防災講演会を開き災害時の地域での対応について学ぶ事にしています。
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伊那弥生ヶ丘高校音楽会 3年D組最優秀賞
伊那市の伊那弥生ヶ丘高校の音楽会が9日伊那文化会館で開かれ、3年D組が最優秀賞に選ばれました。 音楽会はクラスマッチ形式で行われ、1年生から3年生までの18クラスが練習の成果を披露しました。 弥生ヶ丘高校では、クラスの団結力を高めようと、毎年音楽会を開いています。 今年は地域の人たちと交流を深めようと、保育園の園児や地域の音楽団体を招待しました。 竜西保育園の園児は、生徒と一緒に元気に歌っていました。 審査の結果、最優秀賞には「はじまり」を歌った3年D組が選ばれました。
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直江津遭難 児童が冥福祈る
74年前、修学旅行中に新潟の海で亡くなった5人の児童の冥福を祈ろうと箕輪中部小学校の児童が9日慰霊碑に花を手向けました。 1942年9月13日に中箕輪国民学校、今の箕輪中部小学校の児童5人が修学旅行中に新潟県直江津の海で高波にさらわれ命を落としました。 慰霊碑は海の事故で亡くなった児童の冥福を祈り建立されたもので9日は登校した児童が碑に花を手向け手を合わせていました。 箕輪中部小学校では、命の大切さを改めて感じ事故の教訓を受け継いでいきたいとしています。
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人命救助 大芝荘・大芝の湯職員に感謝状
9月9日は救急の日です。 伊那消防署は救急の日に合わせ、5月に心肺停止した男性の応急処置を行い命を救った南箕輪村開発公社の職員2人に感謝状を贈りました。 9日は、南箕輪村の大芝荘の原賢三郎さんと、大芝の湯の小平秀人さんが伊那消防署の木下広志署長から感謝状を受け取りました。 原さんと小平さんは、5月に大芝の湯で呼吸の無い状態で倒れた60代男性の応急処置をしました。 2人は消防への通報やAEDを使い救命活動を行い、消防隊が到着したときには、男性の呼吸はもどっていました。 迅速な処置により、この男性は現在社会復帰しているという事です。 インタ 原さん・小平さん 木下署長は「何かあった時に備え、多くの人がAEDを使えるよう、講習会などに参加してもらいたいです」と話していました。 今年の上伊那での救急隊の出動は、9月8日現在で4581件です。
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信州伊那谷ガレット協議会 設立
伊那谷の新たなご当地メニューとして上伊那産のそば粉を使ったガレットの普及を目指す「信州伊那谷ガレット協議会」が、8日に設立されました。 ガレットは、そば粉を使った生地を薄くのばして焼き、中に食材を包み込みます。 8日は、伊那市のいなっせで設立総会が開かれました。 「信州伊那谷ガレット協議会」は、上伊那の飲食店関係者や行政の職員で組織します。 今年度、県の元気づくり支援金を活用して3回のワークショップを行い、その中で、上伊那産のそば粉を使ったガレットの普及を目指すことになりました。 すでにいくつかの店舗ではガレットの提供が始まっていて、11月中をめどに会員となっている26すべての店舗で提供するということです。 協議会の代表は、伊那市西町の創作料理店Kurabeの渡邊竜朗さんに決まりました。 今後は、上伊那8市町村の庁舎や観光施設でガレットの販売を行うほか、10月と11月の新そばの時期に合わせて伊那市で行われるそばイベントに参加する計画です。 11月には独自のお披露目イベントも行う予定です。 また、ガレットや飲食店の紹介内容を掲載した「第3弾信州かみいなじゃらん」を11月に5万部発行する計画です。 協議会では「ガレットを通じて上伊那地域を元気にし、県内外からの交流人口増加を目指したい」としています。
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ぶどう狩り「雅秋園」 今シーズンの営業始まる
箕輪町福与の果樹農園「雅秋園」の今シーズンの営業が、8日から始まりました。 雅秋園の畑では、香りが強く果汁が多いナイアガラ、種が無く食べやすいデラウェア、加工用としても人気のあるコンコードの3種類を味わうことができます。 8日は雨で客足が心配されましたが、正午近くになると親子連れや高齢者施設のお年寄りが訪れ、ぶどうの香りや味を楽しんでいました。 雅秋園のぶどう狩りは、中学生以上が500円、小学生が250円、小学生以下は無料で、時間制限はありません。 直売所ではぶどうの他、梨やりんごも購入することができます。 雅秋園の今シーズンの営業は10月上旬までを予定していて、営業時間は午前9時から午後6時までです。
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伊原明弘さん・鎌倉國光さん山岳写真展
飯島町の伊原明弘さんと、駒ヶ根市の鎌倉國光さんの山岳写真展が、伊那市のいなっせ2階展示ギャラリーで開かれています。 伊原さんと鎌倉さんは、ともに山岳写真を趣味としていて8年前に中央アルプスの宝剣山荘で出会いました。 以来、一緒に撮影に行くなど交流していて、今回、2人で展示会を開きました。 伊原さんは、国内、主に県内の山々を撮影しています。 雲や雪の煙、虹などの自然現象をとらえています。 鎌倉さんは、ネパールやパキスタン、ヨーロッパで撮影した作品を展示しています。 これまでに、ネパールには13回ほど訪れています。 標高5550メートルからエベレスト・ヌプツェを撮影した作品もあります。 この伊原さんと鎌倉さんの山岳写真展は、13日まで、伊那市のいなっせ2階展示ギャラリーで開かれています。
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特別展 昭和30年~40年代「セピア色の記憶」
特別展・昭和30年~40年代の上伊那地域を訪ねて「セピア色の記憶」が、伊那市高遠町の歴史博物館で今日から始まりました。 8日は北原秀樹教育長ら関係者がテープカットをして特別展の開催を祝いました。 入り口のフロアには、ホンダの昭和39年製のS600と昭和41年製のS800が展示されています。 会場には50~60年前の昭和30年から40年代に使用されていた電化製品や、おもちゃ、当時の写真などが展示されています。 洗濯は、洗濯板から、手動式洗濯機、ローラー式洗濯機へと移り変わりました。 羽釜で炊いていた米は、ガス釜や電気釜で炊き、そのうちにジャーでそのまま保温できるようになりました。 写真の車は、3輪のダイハツ・ミゼットにスバル360。昭和30年代になって、生活に車が加わるようになりました。 昭和36年に、伊那谷を襲った36災害についても合わせて展示されています。 中川村四徳地域は、36災害で、全村移住となる大きな被害を受けました。四徳分校も土砂で埋もれています。この分校におかれていたオルガンも、今回展示されています。 36災害を体験した伊那市高遠町の矢澤章一さんです。 電線を設置する会社を経営していた矢澤さんは、被災して電話が使えなくなった長谷村へ復旧工事に出向きました。 アマチュア無線を趣味とする矢澤さんは、復旧工事から帰宅し、無線に向かいました。 そこへ大西山が崩落した大鹿村の助けを求める声が入ってきました。 矢澤さんは、アマチュア無線仲間と連絡を取り合い、飯田警察署へ第一報を入れ、大鹿村の被災地の安否確認などに貢献したということです。 そのほか特別展では、当時のレコードも展示されています。 歴史博物館では、希望者がいれば音を流せるようにしたいとしています。 特別展「セピア色の記憶」は、12月18日まで開かれています。 入場料は、一般400円、小中学生は200円ですが、上伊那の小中高校生は無料です。
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上下伊那の26か所で狼煙リレー
戦国時代に武田信玄が情報伝達手段として使ったとされる狼煙を再現するリレーが、3日、上下伊那の26か所で行われました。 このうち、伊那市の東春近では、子ども達が火を起こす事から挑戦しました。 30分ほどが経過し、ようやく火が起こると歓声があがりました。 午前10時に下伊那の根羽村からスタートした狼煙リレーは、午前10時17分に伊那市の西春近まで到達しました。 ほぼ同じ時刻には、富県の住民が高烏谷山のつが平からあげた狼煙も確認されました。 スギの木でつくった松明に一斉に点火すると、勢いよく煙が登っていきました。 狼煙は、戦国時代に武田信玄が情報伝達手段として使っていたとされています。 リレーはそれを再現する事で地域の歴史を学び連携を深めようと2008年から毎年行われています。 この日は上下伊那の13市町村が参加し、南の根羽村から北の箕輪町まで26か所で狼煙がリレーされました。
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南箕輪村小中学校が「ありがとうプロジェクト」に協力
伊那市のリサイクルマートnew伊那店と南箕輪村の総合リサイクル業・丸中産業で作る「ありがとうプロジェクト」は、南箕輪村の小中学校と協力し途上国に文具や雑貨を送る取り組みをスタートさせます。 7日は南箕輪村の村民センターでプロジェクトのメンバーらが記者会見を開き取り組みの概要を説明しました。 プロジェクトは子供たちに物の大切さや途上国の事を知ってもらおうと行われます。 唐澤さんの会社が南箕輪村に本社がある事から、村の教育委員会に協力を呼びかけました。 プロジェクトでは、家庭で不要になった雑貨や文具、靴などを学校毎に集めます。 それらをタイに送り、現地でリユース品として卸売り販売します。 売上金は経費を除き、タイの学校の運営資金として役立てていくとしています。 プロジェクトでは、最初は年末をめどに不要になったものを集めたいとしています。 問合せ/丸中産業 78-1024 リサイクルマートnew伊那店 78-1103
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投票事務従事高校生 政治や選挙関心高まる
伊那市選挙管理委員会は7月に行われた参議院選挙で投票事務を行った高校生のアンケート結果をまとめました。 それによりますと、100%の高校生が投票事務を体験し選挙や政治に関心が高まったと回答しています。 伊那市選挙管理委員会は、18歳以上に投票権が引き下げられた事を受け、7月の参議院選挙で初めて投票事務を行う高校生を募集しました。 参院選で投票事務に従事した、22人の高校生を対象にアンケートを実施し、そのうち17人から回答を得ました。 投票事務に従事し選挙や政治への関心は高くなりましたかの問いに、かなり高くなったが29パーセント、高くなったが71パーセントで、全員が関心が高まったと回答しています。 投票事務に従事してみての感想は、大変良かったが71パーセント、良かったが29パーセントとなっています。 伊那市選挙管理委員会は「選挙や政治について高校生に真剣に考えてもらえるきっかけとなった」とし「次回は受け入れる投票所の数や事務の内容を見直し多くの人に体験してもらえるようしていきたい」と話していました。 伊那市で次に予定されている任期満了に伴う選挙は、平成30年4月の伊那市長選挙と伊那市議会議員選挙です
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フェンシング全国大会で中部小4年小池君 準優勝
和歌山県で開かれた全国小学生フェンシング選手権大会の3・4生の部で、箕輪中部小学校4年の小池悠太郎君が準優勝しました。 6日は、小池君と母親の美紀さんが箕輪町役場を訪れ白鳥政徳町長に準優勝を報告しました。 小池君は3日に和歌山県で開かれた「第2回全国小学生フェンシング選手権大会」の小学3・4年生男子フルーレの部に出場しました。 この大会は、小学生の大会では最も規模が大きく、小池君が出場した3・4年生の部には72人が出場しました。 小池君は予選の4試合を全勝し、決勝トーナメントへ進出しました。 最初は緊張していたという事ですが、試合で勝つごとに身体もほぐれ、本来の動きが出せたという事です。 決勝トーナメントでも順調に勝ち上がり、決勝戦で東京都の小学生に敗れ準優勝となりました。 小池君は、「決勝の相手は剣や足さばきが早く強かった。来月町で開かれるもみじカップでは優勝したい」と話していました。 白鳥町長は、「これからも練習に励んで、将来は日本代表選手になれるよう頑張ってほしい」と激励しました。
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台風でリンゴの収穫急ぐ
台風13号の接近に伴い、7日伊那市の果樹農家は、リンゴの収穫を急いでいました。 伊那市西箕輪羽広の重盛正さんのリンゴ畑です。 重盛さんは、1.5ヘクタールの畑で、早生種のつがるから晩生種のふじまで10種類ほどを育てています。 台風13号の接近に伴い、そろそろ終わりとなる早生種のつがるの収穫を早めました。 重盛さんは、リンゴオーナーや収穫体験も受け入れていて、これからの天候の行方に気をもむ毎日です。 リンゴの出来栄えは、春の凍霜害にあったもののその後は天候に恵まれ、甘味と酸味のバランス、玉伸びも上々だということです。 長野地方気象台によりますと、台風13号は、8日の朝までに東海道沖で温帯低気圧に変わると見られています。
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伊那市西箕輪の山林でクマ捕獲
7日伊那市西箕輪の山林に設置されたクマの捕獲用のオリに雄のクマがかかっているのが見つかりました。 このクマは、麻酔で眠らせ市内の山に放されました。 クマがかかったのは、伊那市西箕輪の山林で、民家からおよそ400メートル離れた場所に設置されたオリです。 捕まったのは、10歳以上の雄のツキノワグマです。 体長1・3メートルで、体重は80キロでした。 クマの耳には過去に捕まった事を示す赤いタグが取り付けられています。 それによると、このクマはこれまでに3回捕まっていて、去年は伊那市の平沢のオリに、先月には西箕輪のサルの罠に掛かった個体だとわかりました。 地元の猟友会によりますと、この場所には8月から罠を設置していて、クマが捕まったのは3回目だという事です。 上伊那地方事務所によりますと、今年度管内では31件の目撃情報があり、罠に掛かったのは66頭だという事です。 クマは、県や市、地元の猟友会員が麻酔で眠らせ、市内の山に放されました。
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箕輪町東山山麓を歩くコースのマップ 完成
観光資源の発掘やウォーキングによる健康づくりを目的に全国で選定される新日本歩く道紀行100選に認定された「信州みのわ東山山麓歴史の道」のコースを記したマップが完成しました。 マップは、去年9月に新日本歩く道紀行100選に選ばれたことを記念して、多くの人に東山山麓歴史の道を歩いてもらおうと箕輪町郷土博物館が作成しました。 コースでは、北小河内の無量寺をスタートして福与の福与城跡を目指します。 全長11.5キロメートルで、途中に寺や城跡、公園などの名所があります。 コースは、福与、三日町、長岡、南小河内、北小河内の5地区の住民が平成19年から5年間かけて整備作業を行ったということです。 以前もマップを作成しましたが、持ち運ぶには少し大きかったため、今回は手軽に持てるよう小さいサイズにしました。 マップは1,000部作成され、箕輪町郷土博物館や役場で受け取ることができます。 17日(土)には、コースの名所をマイクロバスで巡るイベントが行われ、各地区のボランティアによるガイドが行われます。
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高遠町で稲刈りはじまる
伊那市高遠町の水田では、稲刈りが始まっています。 6日は、高遠町山田河原にある水田で河南地区の農家でつくる農事組合法人かなみのメンバーが稲刈りを行っていました。 稲刈りは、例年より一週間早いということです。 ここは、農家が自分で消費する保有米の田んぼです。 5日から稲刈りを行っていて6日は、10ヘクタールの田んぼで4台のコンバインを稼働させて刈り取っていました。 農事組合法人かなみでは「ここは川下り米として美味しい米がとれる場所。今年も品質の良い物ができた」と話していました。 コンバインで脱穀した後、カントリーエレベーターに持ちこんで乾燥調整を行うことになっています。 稲刈りは今月の下旬まで行われることになっています。
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マツタケ店頭に並びはじめる
上伊那地域にも秋の便りが届きはじめています。 伊那市の産直市場グリーンファームには、マツタケが入荷し店頭に並んでいます。 グリーンファームには今月に入ってからマツタケが店頭に並びはじめました。 主に、箕輪町や辰野町の山で採れたものが持ち込まれています。 グリーンファームによりますと初物のマツタケの入荷は平年並みだということで、「雨が降る日が今後多くなれば豊作が期待できそうだ」と話していました。 訪れた人たちは足は止めるものの、1キロ3万円から5万円とまだ値段が高いため買い求める人の姿は見られませんでした。 この時期は、料亭からの予約が多いということです。 グリーンファームではマツタケの入荷のピークは今月下旬頃と予想しています。
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トルコギキョウ出荷最盛期
上伊那を代表とする花の一つトルコギキョウの出荷作業が最盛期を迎えています。 伊那市東春近の花卉農家丸山健太さんのハウスでは、8月下旬から出荷作業を行っています。 6日は、朝から不要な蕾や葉を取り、10本の束にしていました。 丸山さんは、茨城県出身の24歳で、高校卒業後水戸市にある鯉渕学園農業栄養専門学校に3年間在学し、研修で伊那市を訪れトルコギキョウやアルストロメリアの栽培方法などを学びました。 丸山さんは研修を通じ「美しい花を栽培したい」との思いから3年前、伊那市で就農することを決めました。 地域の人たちの協力を得ながらトルコギキョウを栽培して3年目になる今年は2万本を出荷する計画です。 リンドウ科のトルコギキョウは香りはほとんどありませんが、かれんで清楚な雰囲気があることから市場では安定した人気があるということです。 花は、気温が低い朝収穫するということですが、丸山さんは一人で作業をしているため、朝と夜の2回行っています。 5日の夜も、ヘッドライトをつけて収穫をしていました。 出荷作業は10月いっぱい行われることになっています。 JA上伊那によると今年のトルコギキョウの出荷は250万本を計画しています。 上伊那は諏訪に次ぐ産地だということです。
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南箕輪村南部保育園 運動会本番に向けて練習
南箕輪村の南部保育園の園児は、10日の運動会本番に向けて練習を行っています。 6日は、未満児から年長園児までの全園児と職員で、運動会の応援や、かけっこなどの練習を行いました。 南部保育園では10日(土)に運動会本番を控えていて、今週は天気の良い日は毎日練習を行うということです。
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第92回伊那美術展 大作並ぶ
伊那美術協会の会員作品展「第92回伊那美術展」が、伊那市の伊那文化会館で開かれています。 会場には、日本画・洋画・彫刻・工芸の4部門の作品152点が並んでいます。 伊那美術協会には、上伊那郡内在住の人を中心に170人が会員となっていて、展示会では毎年、未発表作品のみを展示しています。 各賞を決める審査の結果、最高賞にあたる伊那美術協会賞には、伊那市日影の小林洋子さんの染織作品「碧の韻(あおのいん)」が選ばれました。 色の使い方や透明感、作品全体から奥行きが感じられる点が評価されたということです。 協会では、人材育成にも力を入れようと上伊那の高校生からも作品を募っていて、今年は伊那北高校・高遠高校・伊那西高校から33点が寄せられました。 審査の結果、ジュニア大賞には、伊那西高校2年の赤羽日向さんの洋画「2016夏」が選ばれました。 題材の物置を1つの空間で捉えたことや色使いが評価されたということです。 伊那美術協会では「毎年力作が並び県内でもトップクラス展示会だと思う。多くの人に見てもらいたい」と話していました。 第92回伊那美術展は、11日(日)まで伊那文化会館で開かれています。 10日(土)午後2時からは、高校生と会員によるパネルディスカッションも行われる予定です。
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高遠・新宿の鉄砲隊が砲術演武
高遠城下まつりが3日伊那市高遠町の中心市街地で行われました。 今年は伊那市と新宿区との友好提携10周年を記念し高遠町と新宿の鉄砲隊による砲術演武が披露されました。 新宿区民で作る江戸幕府鉄炮組百人隊保存会は、50年以上前から砲術を後世に伝えようと活動していて、区の文化財に指定されています。 江戸幕府鉄炮組百人隊は、戦国時代 徳川家康の身辺警護のために作られた組織で幕末まで将軍家に仕えていたという事です。 演武では、太鼓やほら貝が鳴る中よろい姿の人が火縄銃を放ち、轟音を響かせていました。 百人隊と信州高遠藩鉄砲隊の合同演武は、伊那市と新宿区の友好提携10周年を記念して初めて行われました。 演武の最後には、両地区のメンバーが一斉に火縄銃を放ちました。 会場ではこの他に、福島県猪苗代町の太鼓や東京都三宅村の獅子舞など、高遠町とゆかりのある地域の芸能が披露されました。 会場は家族連れなど、多くの人で賑わい、祭りを楽しんでいました。
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諏訪神社御柱祭 山出し
7年に一度行われる、伊那市西春近諏訪形の諏訪神社御柱祭で、4本の柱を山から里へと出す山出しが4行われました。 4日は氏子およそ250人が参加し、4本の御柱の山出しが行われました。 午前中は二から四の柱の山出しが行われ、貝付沢入口から神社までのおよそ500メートルを引きました。 神社前の石段では全員が力を合わせ、柱を境内へと引き上げていました。 一の柱は幹の周りがおよそ2メートルのモミの木で、長さは13.5メートルです。 4日は最高気温32.2度まで上がり、照りつける日差しの中、氏子らは懸命に柱を引いていました。 直角に道を曲がる難所では梃子方が掛け声に合わせて方向転換をしていました。 一の柱はおよそ4時間かけて地区内約2キロを曳行し、里引き開始点に到着しました。 最後は長沢進一実行委員長の木遣りで締めくくりました。 4日は二から四の柱の建御柱も行われ、神社に3本の柱が建てられました。 一の御柱の里曳きと建御柱は10月1日に行われます。
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「おわまりさん花で癒されて」
伊那東小学校花委員会の児童が5日、伊那警察署を訪れ育てたマリーゴールドを贈りました。 5日は4年生から6年生の30人がマリーゴールドが植えられたプランター6個を伊那警察署に運んできました。 花委員会では住民のために働いているおまわりさんに花を見て癒されてもらおうと初めて贈ることにしました。 委員長の石井伶音さんは「マリーゴールドの黄色には希望、オレンジには健康という意味があります。これからも健康に気をつけて希望にあふれた伊那市の安全を守ってください。」とあいさつしました。 花を受け取った内川政澄署長は「たくさんの人に見てもらえるように玄関に飾ります。」と感謝していました。 花委員会では夏休みの間も交代で水やりを行い全部で800本の苗を育ててきたということで保育園や老人福祉施設などにも花を贈ることにしています。
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赤そばの里オープン前に整備作業
箕輪町上古田の赤そばの里のオープンを前に5日古田の里赤そばの会が整備作業を行いました。 作業を行ったのは古田の里赤そばの会環境整備部の4人です。 メンバーは赤そばの里に続く道の途中にかけられている橋に木製のバリケードを設置していました。 この橋には落下防止用の鉄製の手すりがありますが高さ30センチほどしかなく危ないためこのバリケードを設置しました。 幅は180センチ、高さは85センチで橋の両側に5基ずつ合わせて10基を置きました。 赤そばの花は現在咲き始めで会のメンバーによりますと来週末には見頃を迎えるということです。 17日には赤そばの里のオープニングセレモニーが行われるほか24日と25日には赤そば花まつりが計画されていてそばの提供や農産物の販売が行われます。 会では赤そばの里のオープンまでに周辺の草刈りや案内看板の設置作業を行い花を見に訪れた人を迎える準備を整えるということです。
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復活ポニーレース大会 パカパカ杯
NPO伊那ハーレンバレーパカパカ塾のポニーレース大会パカパカ杯が4日箕輪町一の宮にあるパカパカ塾の牧場で行われました。 パカパカ杯は馬との触れ合いを楽しみながらパカパカ塾の活動を知ってもらおうと開かれたものです。 4年間休止していて5年ぶりに開かれたもので、今回が11回目となります。 速さを競うものや、参加した子どもたちに喜んでもらえるような趣向を凝らしたレースが行われました。 レースではポニーが思うように走らず悪戦苦闘する子どももいました。 レースごとに賞が用意され、パカパカ塾の春日幸雄理事長からトロフィーと賞品が贈られていました。 パカパカ塾はポニーの飼育を通して子どもたちの健全育成を図ろうと2001年に設立されました。 これまでにおよそ100人の小中学生が塾生となりここを巣立っていったということです。
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伊那市・箕輪町・南箕輪村縦断バス 路線案示される
伊那地域定住自立圏構想により、伊那市・箕輪町・南箕輪村の行政区域を超えて運行されるバスの路線案が5日に、初めて示されました。 伊那市議会全員協議会が5日に開かれ、市が路線案を示しました。 路線案は、県道146号と国道153号を軸に、西春近の赤木を起点として伊那中央病院や南箕輪村役場を経由して、箕輪町のベルシャイン伊北店で折り返すものです。 片道およそ25キロメートルで、平日は1日10往復、土日、祝日は4往復となっています。 運賃は、運行区間に応じたゾーン制を検討していて、既存の路線バスとの整合性を図るということです。 運行委託料は年間3,600万円で、走行距離に応じて3市町村で割り振りします。 10月パブリックコメントを募集し、11月中に確定させたいとしています。 また、市街地循環バスの利便性を図るため、内回りルートを追加する計画です。 運行便数は1日17便で、既存の外回り便が20分おきに運行するのに対し、内回り便は40分おきを予定しています。 3市町村縦断バス、市街地循環バス内回り便ともに、来年4月1日の運行開始を予定しています。
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伊那市境の竹村さん宅 スズムシの音色
伊那市境の竹村幸博さん宅では、およそ千匹のスズムシを育てていて、涼し気な音色を響かせています。 宅急便の取り扱いを行っている竹村さん宅では、虫かごや衣装ケースなど6箱分のスズムシを飼っています。 10年以上前に近所の人から譲り受けたものが自然に増えていったということです。 餌となる野菜は、荷物を持ってきた農家が分けてくれるということで、毎年地域の人も楽しみにしてくれていると話します。 今年は、例年より体が一回り大きく、音もいいということです。 荷物を出しに来た女性は、「秋の気配を感じます」と話していました。 スズムシは、10月いっぱいは楽しめるということです。 虫かごを持参すれば、分けてもらえるということです。
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伊那市 水道料金等の改定について審議会に諮問
伊那市上下水道事業運営審議会が29日に市役所で開かれ、平成29年度からの水道料金等の改定について、白鳥孝市長が審議会に諮問しました。 会議には14人の委員が出席し、白鳥市長から審議会の城倉昭治会長に諮問書が手渡されました。 伊那市では、3年に1度水道料金や下水道使用料等の改定を行っています。 改定案によりますと、水道料金は基本料を値上げし、使用料によって計算される従量料金は値下げするとしています。 一般的な家庭で1か月20立方メートル使った場合、現在は3,280円ですが、改定後は3,210円です。 下水道使用料については、一般の基本料は1,800円と据え置き、業務用は1,950円から1,800円に値下げします。 従量料金は使用量毎に改定額が異なり、一般的な家庭で1か月20立方メートル使った場合現在は3,550円ですが、改定後は3,700円となります。 審議会では10月上旬までに市長に答申する予定で、その後12月議会に改正案が提出され、来年4月から施行されます。
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邦楽子どものつどい
子供たちが琴や三味線などの和楽器を演奏する発表会「邦楽子どものつどい」が8月28日伊那市のいなっせで開かれました。 この発表会は、上伊那で和楽器を習う子供たちの発表の場を作ろうと毎年開かれ今年で17回目となります。 今年は小学生から高校生までの17人が独奏や合奏を披露しました。 「荒城の月」を合奏した小学生3人は、「大きな音を響かせることができた。なにより気持ちを合わせて演奏することができました」と話していました。 伊那三曲協会では「未来を担う子供たちに、日本伝統の音楽を伝え身につけてもらいたい」と話していました。