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上伊那農業高校の生徒がLINEのスタンプを制作
南箕輪村の上伊那農業高校農林委員会は、スマートフォン向けのコミュニケーションアプリ「LINE」で使うスタンプを制作し、年内中に配信する予定です。 15日は、スタンプの作成を企画した上伊那農業高校農林委員会のメンバーらが、実際にスタンプにするイラストを選んでいました。 スマートフォン向けのコミュニケーションアプリ「LINE」には、感情や心境を簡単に伝えることができるスタンプ機能があります。 スタンプは誰でも作成することができ、申請して審査に通れば全国の人が使えるようになります。 学校の農業関係の行事を企画している農林委員会では、多くの人に農業に親しんでもらうツールとしてスタンプに目をつけました。 5月から6月にかけて全校生徒に農業に関するイラストの募集を呼びかけ、およそ200点が集まったということです。 このうちの40点が、スタンプとして配信される予定です。 配信日と料金は検討中ということですが、年内中の配信を目標にしています。
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美篶バドミントンクラブ主催大会盛況
伊那市の美篶バドミントンクラブが主催する大会B-1大会が、18日、市民体育館メインアリーナで開かれました。 大会には、中南信を中心に中学生から70代まで300人が参加しました。 大会参加者の7割を高校生が占めていて、新人戦の前哨戦として位置づける高校もあるほか、1年生から出場できる点も魅力ということです。 種目は全てダブルスで、3チームでリーグ戦を争います。 中高生は、必ず社会人チームと対戦できるようにリーグが組まれています。 リーグの順位それぞれのトーナメントがあり、参加チームは、必ず3回は試合ができるようになっています。 大会の結果、1位トーナメントの優勝は、男子が伊那市のヴィクトリーズの松崎豊さんと松原大和さんペア、女子は伊那北高校の林円香さん、米山杏さんペアとなっています。
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御園区で敬老会
敬老の日の19日、伊那市の御園では、75歳以上の高齢者を招いて敬老会が開かれました。 敬老会には、地区に住む75歳以上の高齢者282人のうち、65人が参加しました。 御園区では、毎年、敬老の日に合わせてこの行事を行っています。 敬老会では、御園で活動しているサークルや個人が出し物を披露しました。 そのうち、区内の小学生2人が歌を披露すると、参加者は目を細めていました。 御園区長の御子柴勝久さんは、「地域のために長年尽力してくださった皆様に感謝を込めてお祝いしている。楽しんでもらえれば何よりです」と話していました。 なお御園区の最高齢者は男性が97歳、女性が102歳だということです。
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台風16号県内に接近
強い台風16号は20日の夜遅くにかけて県内に最接近する見込みで長野地方気象台では低い土地の浸水や土砂災害などに注意するよう呼び掛けています。 長野地方気象台によりますと台風16号は夜遅くにかけて最接近する見込みで雷を伴い1時間に南部の多い所で40ミリの激しい雨が降る恐れがあるということです。 これから出荷を迎える箕輪町の梨畑では、南水の収穫を急いでいました。 21日の朝6時までの24時間に降る雨の量は南部で120ミリと予想しています。 伊那市では、午後6時に高遠町長藤地区に避難勧告を発令しました。 箕輪町で午後6時20分に三日町、福与、長岡、南小河内、北小河内に出されていた避難準備情報は、午後10時に解除されました。 午後5時45分に伊那市、箕輪町、南箕輪村に出されていた土砂災害警戒情報は午後9時50分に解除されました。
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新品種りんご レッドパールお披露目
信州大学農学部で育成された赤い果肉のりんごの新品種レッドパールが20日、お披露目されました。 20日は、レッドパールの育成や研究などを行った信州大学学術研究院農学系の伴野潔教授が記者発表をしました。 レッドパールは、2000年にレッドゴールドとピンクパールを交配した品種です。 2013年から調査をはじめ、枝を接木したものを今年の9月に初狩りしました。 今年9月に名古屋市で大学や試験場の研究者が集まる園芸学会で発表し注目を集めたということです。 皮も果肉ともに濃い赤色で、糖度が高い事からそのまま食べたり、加工にも適しているということです。 「ジャムやアップルパイ、タルトなどに使うと色が出て良い」と伴野教授が紹介しました。 栽培するには、標高が700mの所が適しているということです。 伴野教授は「生産量が整ったら流通させていきたい」としています。 今後は伊那市と大町市にあるモデル園で栽培して特性などの研究を行うことになっています。 24日にはレッドパールを含めた赤果肉のリンゴの様々な品種を紹介しながら産業化に向けた取り組みを紹介する公開講座が信大農学部で開かれることになっています。
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地価公表 住宅地20年連続商業地24年連続下落
長野県は、7月1日現在の地価を20日に公表しました。 県全体では、住宅地は20年連続、商業地は24年連続で下落しましたが、下落幅は前年より縮小しました。 地価公表は、適切な土地取引が行われるよう1平方メートルあたりの指標となる価格を判定するものです。 県内77市町村399か所で調査が行われました。 林地を除く392地点では、前年より上昇したのは32地点、横ばいは47地点、下落は313地点でした。 伊那ケーブルテレビ放送エリア内の市町村の平均変動率は、伊那市がマイナス2.8%、箕輪町がマイナス3.7%、南箕輪村がマイナス3.4%でした。 3市町村の商業地で下落幅が大きかった地点は、伊那市山寺の山寺駐車場付近が、去年の4万5,900円から3.3%下落し4万4,400円。 箕輪町松島の伊那松島駅前付近が、去年の3万1,700円から3.8%下落し3万500円。 南箕輪村神子柴のクスリのサンロード南箕輪店付近が、去年の2万6,300円から3.4%下落し2万5,400円となっています。 県内では、軽井沢町の商業地が2年連続で上昇しているほか、横ばいとなった地点は19地点で、前の年より10倍近く増加しています。
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伊那市 みはらしファームにお菜洗い場設置へ
伊那市は、西箕輪の農業公園みはらしファームの敷地内に、試験的に11月中旬から1か月間お菜洗い場を設置します。 これは、20日に市役所で開かれた伊那市議会経済建設委員会協議会で報告されました。 みはらしファームには、平成12年から源泉を使ったお菜洗い場が設置されていました。 しかし、利用していた住民から「混雑すること」や「葉くずが多く出たこと」などの不満が寄せられたため、6年間で使用は中止となりました。 昨年度、伊那市は毎分50リットルの温泉採取権を追加購入していて、その分を市民に還元しようと今回設置することになりました。 設置期間は11月中旬から12月中旬までの1か月間です。 洗い場を5台設置し、1時間の予約制で無料で提供する予定です。 今年度は試験的に設置し、来年度以降は洗い場の台数や料金等を検討するとしています。
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伊那西高校インターアクトクラブが留学生と交流
伊那市の伊那西高校のインターアクトクラブの生徒が、信州大学農学部の留学生と18日交流し、外国の文化について理解を深めました。 交流会には、中国やシンガポールなどから留学生6人が参加し、母国の文化を紹介しました。 このうちモンゴル出身の学生は、母国の食文化について説明しました。 羊の頭の食べ方について学生は「顎をはずして舌を抜いて中身を食べます」と説明すると、生徒たちは驚いた声をあげていました。 伊那西高校インターアクトクラブは、奉仕活動と国際交流を目的に活動しています。 交流会は、生徒たちに国際社会への理解を深めてもらおうと伊那中央ロータリークラブが毎年開いています。 ロータリークラブでは青少年育成の一環として、年間を通してインターアクトクラブの支援を行っていて、奉仕活動の指導や職業についての出前講座などを開いています。 交流会には伊那西高校の生徒44人のほか、下伊那農業高校の生徒も参加しました。 交流会は一泊二日の日程で、明日は高校生が留学生に日本の文化を紹介するということです。
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K・絵画サークル 「K展」
国画会会員の北原勝史さんを指導者とする教室K・絵画サークルの生徒たちの作品展、K展が、伊那市のいなっせで開かれています。 K展は毎年開かれていて今年で7回目です。 国画会会員の北原勝史さんが高遠高校で教諭をしていたころ、一般を対象に講座を開いていて、その生徒たちが、講座終了後にサークルを立ち上げました。 油彩やアクリル、日本画、水彩画と、画材も様々で、テーマも、人物、抽象、具象と個性的な作品が並びます。 会員は、「自己の内面を掘り下げ自分の絵を作り出している」と話していました。 この第7回K展は、25日(日)まで、伊那市のいなっせ2階展示ギャラリーで開かれています。
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東部中学校の生徒が建御柱を体験
校内合唱コンクールで御柱祭をテーマにした曲を歌う伊那市の東部中学校3年3組の生徒が16日、校内で建て御柱を行いました。 建てた柱はクラスの保護者が所有する伊那市手良の山林から譲り受けたもので先月生徒が学校まで曳いてきました。 長さはおよそ10メートル、直径は28センチで建てる際はクラスの保護者が重機を使って協力しました。 3年3組では11月に行われる校内合唱コンクールで御柱祭をテーマにした曲「御山出し(やまだし)」を歌うことにしています。 曲のイメージをつかむため御柱祭についての学習や体験を行い、 16日の建て御柱がそのまとめとなります。 柱が建つと生徒は「御山出し」を歌いました。 3年3組では御柱祭に関する学習や体験を生かし合唱コンクールで力を発揮させたいとしています。 建てた柱は次の御柱祭が行われる6年後にクラスで集まり倒すことにしています。
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19日に東部中吹奏楽部定期演奏会
伊那市の東部中学校吹奏楽部定期演奏会が19日に伊那文化会館で開かれます。 演奏会を目前に控え部員らは熱のこもった練習を行っています。 学校が休みの17日も部員らは定期演奏会に向けて練習していました。 今年が12回目となる演奏会は2部構成で15曲を披露します。 3年生31人は引退を控えていて今回の演奏会が集大成となります。 顧問の小林孝行教諭は「演奏会を開くことができる喜びと3年生がいなくなる寂しさ。たくさんの思いを込めた特別な日にしたい。」 部長の小松ほのみさんは「これまで支えてくれた人たちへの感謝の気持ちを込めて演奏したい。」と話していました。 東部中学校吹奏楽部第12回定期演奏会は19日午後1時30分から伊那文化会館大ホールで開かれます。
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長谷中生が地域の人たちと野沢菜の種まき
伊那市長谷の長谷中学校の生徒と地域住民が12日、学校隣りの畑で野沢菜の種まきをしました。 長谷中学校では地域の人たちに学校を開放しお茶を飲みながら話をしたり花を育てる活動を行っています。 地域の人たちが集う場を提供することで互いの交流を深めるもので12日は学校隣りの畑で野沢菜の種まきをしました。 生徒と住民は雨が降る中、協力しながら作業をしていました。 野沢菜は11月には収穫できるということで漬物にして地域の人たちと味わうということです。
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伊那市出会い結(ゆい)サポーター 初講習会
いなし出会いサポートセンターは、結婚希望者を支援する「伊那市出会い結(ゆい)サポーター」の初めての講習会を17日開きました。 伊那市出会い結サポーターは、結婚希望者に対し出会いの機会をつくったり婚活に関する情報提供を行うボランティアのことで、出会いサポートセンターが今回初めて募集しました。 講習を受けることで伊那市から認定証が発行されます。 講習会には市内から13人が参加しました。 講習会ではコミュニケーションアドバイザーの鈴木(すずき)優子(ゆうこ)さんが「イマドキの婚活者へのコミュニケーション術」と題して話しました。 鈴木さんは、「普通という感覚は人によって違います。その中で相手の味方となり応援団となるような支援をしていきましょう」と話していました。 いなし出会いサポートセンターには現在およそ200人が登録していて、これまでに94人が結婚しています。 今後は、年に1,2回の講習会を開いていく予定です。
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子どもたちが生け花を体験
長野県華道教育会によるこどもいけばな体験教室が17日伊那市の伊那商工会館で開かれました。 教室は長野県華道教育会華道展に合わせて、子どもたちに日本文化の華道に触れてもらおうと開かれたものです。 カーネーションやトルコギキョウ、バラなど色彩の鮮やかな花が用意され子どもたちは気にいった花を選び花を生けていました。 教室では子どもの自由な発想で生けてもらい会員は花と触れ合うことの楽しさを伝えていました。 華道展では県内7つの支部の239人が1点ずつ出品した作品が前期と後期に分かれて展示されます。 毎年各支部が持ち回りで開催していて伊那支部では6年ぶりとなります。 長野県華道教育会会長の馬場茂子さんの作品は秋の風情を3種類の草花で表現した作品です。 華道教育会では「幅広い世代の人たちに生花の素晴らしさを知ってもらう機会にしたい。」と話していました。 華道展は19日まで伊那商工会館で開かれていて入場料は500円となっています。
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生誕150年 中村不折展
伊那で幼少期を過ごした書家で洋画家の中村不折の生誕150年を記念した展示会が、17日から伊那市高遠町の信州高遠美術館で始まりました。 17日はオープニングセレモニーが行われ、テープカットで展示会の開催を祝いました。 会場には、不折の油彩画や書、スケッチなど83点が展示されています。 中村不折は、明治から昭和にかけて活躍した書家で洋画家です。 今年で生誕150年になる不折は、幼少期を伊那市で過ごしました。 今回は特別協力として、東京都の台東区立書道博物館が所蔵する作品も展示されています。 書道博物館は昭和11年に不折が自宅に開設したものです。 展示されているのは20代から30代のころに描いたスケッチなど20点です。 また17日は、不折の孫の中村初子さんが美術館を訪れました。 初子さんは現在81歳で、不折が亡くなる8歳まで一緒に暮らしていました。 展示会は不折生誕150年を記念して信州高遠美術館や伊那市などが開きました。 主催者を代表し伊那市の林俊宏副市長は、「多くの人に足を運んでもらい、不折を知ってもらうとともに芸術文化のすそ野を広げる機会にしたい」と話していました。 この展示会は10月30日まで信州高遠美術館で開かれています。
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長野県工芸美術展
県内の工芸作家の作品が並ぶ第8回長野県工芸美術展が17日から伊那市のかんてんぱぱホールで始まりました。 会場には木工や手芸、陶芸など105点が展示されています。 この美術展は、一般公募の作品展で、長野県工芸美術会が開いています。 伊那ケーブルテレビ放送エリア内では、南箕輪村の磯(いそ)千恵子(ちえこ)さんのキルト作品「花ごころ」が長野県教育委員会賞を受賞しました。 美術会では、「それぞれの作品の個性を楽しんでほしい」と話していました。 美術展は22日(木)までかんてんぱぱホールで開かれています。
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赤そばの里がオープン
ヒマラヤのネパール原産の赤そばを栽培している箕輪町上古田の赤そばの里が17日オープンしました。 17日はテープカットなどのオープニングセレモニーが行われました。 標高900メートル、広さ4.2ヘクタールの赤そばの里は箕輪町上古田の住民でつくる古田の里赤そばの会が管理しています。 現在5分咲きですが町内外から多くの人が訪れ花を観賞したりカメラに収めたりしていました。 赤そばは一般のそばと比べて背丈を低く倒れにくいですが実の収量は3分の1ほどだということです。 また赤そばの里では訪れた人たちに地元の農産物を味わってもらおうと販売テントも設けられています。 ほかには打ちたての赤そばを味わえるコーナーも設置されています。 赤そばの会によりますと見頃は来週末ころで10月中旬まで楽しめるということです。
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キャッシュカードを第三者に譲り渡し書類送致
伊那警察署は、去年9月頃、自分名義の口座のキャッシュカードを第三者に譲り渡した疑いで伊那市の男を長野地方検察庁伊那支部に書類を送りました。 伊那警察署の発表によりますと、書類を送られたのは、伊那市在住で運転手の48歳の男です。 この男は、現金と引きかえにキャッシュカードなどを送るよう求められ、自分名義の口座を開設しました。 その口座のキャッシュカード3枚とセキュリティカード1枚を、埼玉県内の氏名不詳の人物に有償で送ったものです。 伊那警察署の捜査により犯行が判明し書類送致したもので、男は容疑を認めているということです。
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伊那女声コーラス10月に演奏会
伊那市の女性を中心につくる伊那女声コーラスのメンバーは10月に開かれる演奏会に向けて練習に励んでいます。 中秋の名月の15日夜、遅くまで練習に励む伊那女性コーラスの歌声が夜空に響いていました。 演奏会ではさだまさしさんの曲を中心に20曲ほどが歌われます。 演奏会は3年に1度行われていて21回目となります。 今回は人のつながりが縁で埼玉県の合唱グループを招き共演します。 伊那女声コーラスは発足56年目で40代から80代の女声およそ30人で活動しています。 会長の野沢伊代子さんは「演奏会では発声をしっかりして美しい音色を披露したい」と話していました。 演奏会は10月8日土曜日午後2時から伊那文化会館で行われ、入場料は500円となっています。
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飯島町の宮下善人さんのアルストロメリアが県知事賞
上伊那花卉品評会が16日、伊那市役所で開かれ飯島町の宮下善人さんのアルストロメリアが最優秀にあたる県知事賞を受賞しました。 宮下さんのアルストロメリアは花のボリュームやバランスの良さが評価されました。 品評会は花卉農家でつくる上伊那花卉生産者会議が行ったものでアルストロメリアのほかにカーネーションやバラ、トルコギキョウなど250点が出品されました。 出品された花は予約販売が行われ訪れた人たちが買い求めていました。
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南箕輪村高齢者訪問 長寿を祝う
敬老の日を前に南箕輪村の唐木一直村長が今年88歳になる原輝夫さん宅を16日訪れ長寿を祝いました。 原さんは、昭和3年生まれで10月に88歳になります。 上伊那農業高校を卒業し、中学校の教師となりました。 退職後は、村公民館の館長を平成元年から6年間務め、子どもたちが体験を通して学ぶ「かま塾」の立ち上げや、村に伝わる民話をまとめた絵本の作成に携わりました。 現在は、妻、息子夫婦と孫の5人暮らしで、朝、庭の草取りをし、午後は読書をするのが日課だという事です。 今年、南箕輪村で80歳以上となる人は530人で、うち100歳以上は13人です。 村内の最高齢者は南原の105歳の女性です。
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高遠焼きの歴史知る 旧井澤家住宅で展示会
伊那市西町の旧井澤家住宅で高遠焼の展示販売会が16日から開かれます。 展示販売会には、高遠焼を伝承する浦野真吾さんの作品400点の他、今年は初めて高遠焼の歴史を知るコーナーが設けられました。 これは、江戸時代の末期に作られた土管です。 月蔵山から高遠城内に水を引くために岐阜県から職人を招き作らせた物で、高遠焼の始まりとされています。 こちらは大正から昭和初期に作られた物で、製糸工場で生糸を取るために繭を煮た釜です。 主に諏訪地域に出荷されていたという事で、釜にはかつて高遠にあった窯元の印がつけられています。 この他に、江戸時代末期に作られためるかめや徳利などが展示されています。 この高遠焼の展示販売会は地域に伝わる文化を発信し、身近に感じてもらおうと開かれていて、今年で5回目です。 展示販売会は18日までの予定で、18日には高遠焼の抹茶茶わんを使った野点の茶会が予定されています。
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長野県南信工科短期大学校短期課程機械科 修了式
今年4月に南箕輪村に開校した県南信工科短期大学校の短期課程機械科の初めての修了式が、16日に行われました。 修了式では、大石修治校長から修了生1人1人に修了証書が手渡されました。 短期課程機械科を修了したのは24歳から57歳までの男性9人です。 上伊那を中心に木曽町や飯田市出身の人もいて、4月からの半年間で機械加工技術などを学んできました。 大石校長は「半年間で培った知識と実践力にさらに磨きをかけ、柔軟な発想力と多様化するものづくり技術に対応してください。素晴らしい将来の舞台を自ら切り開いてください」と述べました。 修了生を代表して、木曽町出身の村井征文さんが挨拶しました。 修了生9人のうち就職を希望している8人は就職先が決まっていて、7人が製造業に、1人が溶接業で働くということです。 10月からは、新たに10人が短期課程機械科に入校することになっています。
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コマレンジャーが中学生にスマートフォンの使い方指導
駒ヶ根工業高校の生徒でつくるコマレンジャー同好会のメンバーと高遠高校の情報ビジネスコースの生徒は、正しいスマートフォンの使い方を指導するキャラバンを16日、伊那市高遠町の高遠中学校で行いました。 はじめに、駒ヶ根工業高校の生徒でつくるコマレンジャー同好会のメンバー6人がショーを披露しました。 インターネットのウイルスに扮した悪役をコマレンジャーが倒すという内容です。 コマレンジャー同好会は、熊本地震の被災地に送るための募金活動をしたり地域に出向いて防犯や環境の啓発活動を行っています。 今回は、高校生の目線から中学生に正しいスマートフォンの使い方を学んでもらおうと実施しました。 ショーのあとは、スマートフォンを使うときに注意してほしいことを訴えました。 また、高遠高校情報ビジネスコースの生徒が、今年4月に実際に上伊那の高校生に広まった「メールを知り合いに転送しないと危険な目に遭う」という内容のチェーンメールを紹介しました。 高校生は「中学校を卒業したら多くの人がスマートフォンを持つことになると思うが、便利な反面多くの危険があることも知っておいてもらいたい」と話していました。
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伊那市出身高校生 バドミントン男子ダブルスで全国へ
愛媛県で、16日から開催される全日本ジュニアバドミントン選手権大会に男子ダブルスで出場する、ともに伊那市出身で蘇南高校の2人が、14日、北原秀樹教育長に、大会出場の挨拶をしました。 全日本ジュニアバドミントン選手権大会に出場するのは、共に南木曽町の蘇南高校の生徒で、伊那中学校出身で2年生の上條 昴樹(たかき)さんと、東部中学校出身で1年生の神田 元憲(ゆきのり)さんです。 二人は、8月16日と17日に松本市で開かれた県予選会で、37チームが出場する中優勝し、全国大会出場を決めました。 それぞれ小学校時代からバドミントンを行っていて、県内の強豪校・蘇南高校に進学しました。 下宿をしながら高校に通い、毎日4時間の練習を積んでいるということです。 全国大会は、愛媛県で16日から始まり、2人は、初戦、岩手代表と対戦します。
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東京芸大と共演 市民合唱団初練習
東京芸術大学の初代校長を務めた高遠町出身の伊澤修二の縁で、伊那市で毎年開かれている音楽祭で芸大の学生オーケストラと共演する市民合唱団の練習が、昨夜から始まりました。 14日夜は、上伊那から80人ほどが集まり、練習が行われました。 今回共演する曲は、マスカーニ作曲のカヴァレリア・ルスティカーナより、「オレンジの花は香り」です。 この曲は、以前にも音楽祭で演奏したということですが、そのときは日本語の歌詞でした。今回はイタリア語で歌います。練習でも、イタリア語の発音から確認していました。 伊澤修二記念音楽祭は、10月29日(土)に、予定されています。 一部と二部に分かれ開かれ、市民合唱団が出演する第二部は、午後2時から伊那文化会館で開かれます。 合唱団の練習は、本番までに毎週水曜日の夜、あわせて7回予定されていて、これからでも参加を受け付けるということです。練習では本番で指揮する学生による練習も予定されています。 なお今回の音楽祭は第30回の記念演奏会で、第2部では東京芸大の澤 和樹学長が指揮し、迫 昭嘉音楽学部長がピアノを弾く曲目も予定されています。
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日本山岳写真協会南信支部展
日本山岳写真協会南信支部の第22回写真展「貌(かたち)・季節の中で」が、今日から伊那市の伊那文化会館で始まりました。 会場には、南信支部の会員16人と、物故者1人、合わせて17人の作品80点が展示されています。 今年は、山の日制定を記念して、例年より3割多い展示数となっています。 日本山岳写真協会は、77年の歴史があり、プロアマを含め、国内外に450人の会員が所属しています。 南信支部は、7つある支部のうちの6番目として1995年に発足し、22年目となります。 会員で、去年10月に亡くなった穴澤辰幸さんの作品5点も展示されています。 作品は、初春から厳冬まで季節ごとに並んでいます。 会員になるためには審査に合格する必要があるということですが、準会員として会員に教わりながら、写真技術を学ぶことができるということです。 この写真展は19日(月)まで、伊那市の伊那文化会館で開かれています。 なお、山岳写真のとらえ方や見方などを解説し、参加者の質問にも答えるライブトークイベントを18日(日)午後2時から予定しています。
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ブータン王国のそば作り体験
ヒマラヤ山脈の東に位置するブータン王国のそば「プッタ」を体験するワークショップが15日伊那市高遠町で開かれました。 ブータンのそば「プッタ」は、そば粉と水を合わせ専用の道具を使い押し出してつくります。 プッタは、現地では特別な料理で、普段はそば粉をパンケーキのように焼いて食べるという事です。 このワークショップは、世界各地の山菜や野菜を調査している信州大学農学部の松島憲一准教授が企画しました。 松島さんは2005年から2011年までブータンの食について調査をしていました。 高遠そばが盛り上がりをみせている中で、日本から離れたブータンにも日本と同じような文化がある事を多くの人に知ってもらおうと今回のワークショップを企画しました。 15日はブータン産の2種類のそば粉と伊那産そば粉を使い、3種類のプッタを作り食べ比べました。 プッタは1分程茹でてから水の中にいれ冷やします。 ゆで上げ、唐辛子や山椒、塩、ニラ、卵焼きを乗せ、熱した油をかけて混ぜ合わせ完成です。 日本のものより麺が太く、押し出してつくる事で表面が荒くなり、調味料と絡みやすいのが特徴です。 ワークショップには、信州大学の学生や伊那市内の飲食店関係者などおよそ20人が参加しました。 松島准教授は、今後、一般向けの体験会も開きたいとしています。
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朝顔テーマに朗読駅伝
県内各地の特産品が登場する詩や小説を朗読する信州朗読駅伝が11日箕輪町の地域交流センターを会場に行われました。 町内で活動する読み聞かせサークルなどが参加し、朝顔のついたタスキをつなぎました。 会場が箕輪町ということで、上古田の朝顔、ヘブンリーブルーにちなみ、朝顔をテーマにした詩や小説を朗読しました。 信州朗読駅伝は、地域の名産品が登場する文学作品を朗読することで、本に親しんでもらい、地域振興につなげようと長野県図書館協会が県内各地で開いていて、箕輪町では今回初めて開かれました。 このうち箕輪進修高校の北原龍馬さんは、まどみちおさんの詩「アサガオ」を朗読しました。 朗読駅伝には、元SBCアナウンサーの小山菜穂子さんがゲスト講師として参加し、朗読を披露しました。
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萱野高原でマグロ解体ショー
箕輪町の萱野高原で11日、マグロの解体ショーが行われました。 11日は、かやの山荘を運営する親山海クラブの2人が、重さ45キロのマグロを解体しました。 マグロの解体ショーは、山の上でも海の幸を楽しんでもらおうと、かやの山荘が毎年行っていて、今年で13回目です。 マグロは今月8日に千葉県の市場で買い付けたものです。 試食用のさしみが出されると、訪れた人たちが味わっていました。 また解体したマグロは1さく千円から3千円で販売され、訪れた人たちが買い求めていました。 毎年リピーターが訪れる人気のイベントだということで、11日は70人ほどが訪れました。