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箕輪町景観計画案 白鳥町長が審議会に諮問
箕輪町の白鳥政徳町長は、町独自の景観形成について定める「箕輪町景観計画」の案を審議会に諮問しました。 27日、白鳥町長が審議会に計画案について諮問しました。 箕輪町は今年3月、町独自の景観形成に必要なルールや届出を定める事ができる景観行政団体に移行しました。 それに伴い、景観計画を策定します。 計画案では、町内で景観に影響を与える一定規模以上の建物の建設について届出を必要としています。 建物の高さは、住居地域では原則15m以下、商工業地域では31m以下とし、経ヶ岳をはじめとする中央アルプスや、南アルプスなどの眺望を阻害しないよう周囲からの見え方を考慮した配置とするなどの基準が定められています。 白鳥町長は「上伊那全体の統一を図りながら町の個性を活かした景観形成を進めていきたい」と話していました。 答申は来月、景観計画の施行は7月中の予定です、
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3月の月間有効求人倍率 1.35倍
上伊那の3月の月間有効求人倍率は、2月を0.06ポイント下回る1.35倍でした。 求人倍率が下がった事についてハローワーク伊那では、求人数が急激に増えた2月の反動が要因だと分析しています。 新規求人数は1,450人、新規求職者数は723人で、求人倍率は、2月を0.06ポイント下回る1.35倍でした。 求人倍率は下がりましたが、7か月連続で全国と県を上回りました。 全国は1.3倍、長野県は1.31倍です。 ハローワーク伊那では雇用情勢について「着実に改善が進んでいる」と、前の月の判断を据え置きました。
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飯田線沿線の高校生 46%「満足」と回答
JR飯田線活性化期成同盟会が高校生を対象に行ったアンケート調査で、46%の生徒が飯田線に「満足している」と回答しました。 28日、JR飯田線活性化期成同盟会の総会が開かれ、前年度の事業として実施したアンケートの結果が報告されました。 飯田線沿線の高校生3,017人から回答があり、飯田線について「満足している」が12%、「まあまあ満足している」が34%、「やや不満を感じる」が45%、「不満である」が9%となっています。 不満、やや不満と答えた生徒のうち、795人が「本数が少ない」、588人が「乗りたい時間に乗れる便がない」、444人が「車両が混雑する」と回答しています。 期成同盟会では、アンケート結果を分析し、飯田線の利便性 向上を検討していくとしています。 総会では役員改選が、行われ、駒ヶ根市の杉本幸治市長が新しい会長に選任されました。 杉本市長は「今までの取り組みを更に進め地域一丸となって取り組みたい」と話していました。
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伊那中央病院で火災の防災訓練
伊那市の伊那中央病院で今日、新入職員などを対象にした防災訓練が行われました。 防災訓練には、新入職員や移動職員約50人が参加しました。 初めに消火器を使った訓練が行われ、参加者は4人ずつ消火剤の代わりに水道水が入った消火器で火に見立てた的に水をかけていきました。 消火器を使った訓練が終わると屋内消火栓を使った訓練が行われました。 消火栓からホースを伸ばし、一人ずつ水の出し方を確認しながら放水作業を行いました。 伊那中央病院では、毎年春と秋に防災訓練を行っています。 訓練を指導した伊那消防署の塩原正美さんは、「一番有効な初期消火の方法を知ってもらい、日頃から防災意識を高めてほしい」と話していました。
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中尾歌舞伎 29日の定演に向け稽古
中尾歌舞伎保存会の春季定期公演が29日に行われます。 本番を間近にひかえ会員らは稽古に熱が入っています。 26日は伊那市長谷の中尾座で稽古が行われました。 今回の演目は「人情噺 文七元結(にんじょうばなし ぶんしちもっとい)」です。 ばくち好きの男、長兵衛とその娘で父の借金を返すために身売りするお久など江戸時代の町民の気質と人情が表現されています。 中尾歌舞伎は江戸時代にはじまり地域の人たちにより、伝えられていましたが、太平洋戦争で一旦途絶えてしまいました。 しかし地元の若者が昭和61年に復活させ平成18年に伊那市無形民俗文化財に指定されています。 中尾歌舞伎の春季定期公演は今月29日金曜日、午後1時30分から伊那市長谷の中尾座で行われます。 伊那ケーブルテレビでは公演の模様を122チャンネルで生中継します。
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伊那ケーブルが南信工科短大に時計寄贈
伊那市西町の伊那ケーブルテレビジョン株式会社は、南箕輪村の南信工科短期大学校に、屋外のポール時計を寄贈しました。 27日は、伊那ケーブルテレビジョンの向山賢悟社長らが、南信工科短大を訪れ贈呈式が行われました。 伊那ケーブルテレビジョン㈱は局舎から加入世帯までの全てを光化するFTTH化工事を4月から始めています。 その資金の一部2億円を八十二銀行から借り入れる際、「地方創生応援私募債」を活用しています。 この私募債は、八十二銀行が引き受け手数料を優遇し、その優遇分で、私募債を活用した企業が地域の学校などに物品を寄贈するというものです。 伊那ケーブルテレビでは、地域の若手技術者を育てる南信工科短大に40万円相当の時計を贈ることにしました。 向山社長は、「ものづくりのスペシャリストを育成する南信工科短大は地域の宝。身近なメディアとして、地域を応援していきたい」と挨拶しました。 大石修治校長は、「いただいた時計が学校の歴史を刻々と刻んでいる。人材育成、産業振興で地域に貢献したい。今後も支援をお願いしたい」と話していました。
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狐島・池上さん宅 藤の花見ごろ
伊那市狐島の池上 晃さん宅の藤が見ごろを迎えています。 上伊那医師会館前の池上さん宅の庭に植えられた藤は現在見ごろとなっています。 花が好きな池上さんが、5~6年ほど前に植えて手をかけてきました。 池上さんの愛犬・黒柴の「翼」も、花の下でくつろいでいました。 藤は、連休明けまで楽しめるということです。
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ふくじゅ園利用者招きお花見
伊那市の西春近自治協議会などは、地元のデイサービスセンター春富ふくじゅ園のお年寄りを招き、お花見を、27日行いました。 お花見は、西春近自治協議会などが250本の桜を植樹するなど整備している細ケ谷グラウンド近くの伊那スキーリゾートで行われました。 ふくじゅ園のお年寄り17人ほどが招かれ、マジックショーや笛の演奏などを楽しみました。 笛は、伊那市で生まれた木の楽器「ユカイナ」です。西春近の民生委員も混ざって曲を演奏し、参加者が口ずさんでいました。 また、10月に御柱祭が行われる西春近諏訪形の木遣り班がアトラクションを行いました。 一人一人が木遣りを披露すると、お年寄りも一緒に手をあげて声をかけていました。
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初の村認定土産品 発表
南箕輪村は初の村認定の土産品となる3品を27日発表しました。 村認定の土産品に決まった3品は「麦焼酎まんど」「南箕輪村のりんごコンポート」「信大農学部ジャム」です。 土産品の認定は、地域の活性化を目的に、村が商工会に委託し去年10月から行われてきました。 27日は、唐木一直村長や生産者が出席し役場で記者会見を開きました。 麦焼酎まんどは1,080円で、お盆の伝統行事「ふりまんど」で使用する麦わらを作る時に出来た実を仕込んだものです。 米麹を使い、味はまろやかに仕上がっているという事です。 りんごのコンポートは350円で、村内で栽培されたりんごを煮たものです。 レモンと砂糖だけで味付けされていて自然な香りや、歯ごたえが楽しめるという事です。 信大農学部ジャムは、リンゴ、いちご、山ぶどうの3種類の詰め合わせで2,000円です。 原料となる果物は、学生が栽培したもので、いちごと山ぶどうは農学部で研究され、品種改良されたものを使用しているという事です。 今回認定された3品は、認定シールが貼られ、大芝荘や味工房、JAファーマーズあじ~ななどで、28日から販売されます。
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小水力発電検討へ 箕輪ダムで現地説明
長野県が箕輪ダムで導入を検討している小水力発電についての現地説明会が、27日開かれました。 長野県や町、地元住民などでつくる小水力発電に関する研究会が1月に立ち上がりました。 27日の現地説明会は研究会が開いたもので、およそ20人が参加しました。 県の担当者は、ダムの管理体制や発電施設の建設予定地について説明をしました。 箕輪ダムでの小水力発電は、農業用に使用している水の一部を地下の取水管から取り入れ発電を行う計画です。 発電に使用した水は川に戻すので、流量に影響はないという事です。 出席した住民からは、ダムの下流に建設が予定される発電施設の災害対応について意見が出されていました。 県では今後、研究会で出た課題について検討を行い、発電量など具体的な計画を策定していく事にしています。
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伊那公民館すべての工事が終了
老朽化に伴い建設された伊那公民館のすべての工事が終わり26日、竣工式が行われました。 伊那公民館は去年10月に完成し、すでに利用が始まっています。 開館以降、旧伊那公民館をとり壊し、車86台が駐車できるスペースを整備しました。 また、屋根には太陽光パネルを設置し、一部の電気をまかないます。 講堂で開かれた竣工式には、市の関係者や建設業者など70人が出席しました。 式の中で、白鳥孝伊那市長は「市内のいくつかある公民館の中でも中心の公民館。子供からお年寄りまで世代を越えたふれあいの場になってほしい」と話していました。 他に、伊那市坂下出身の彫刻家で平成8年に84歳で亡くなった中村喜平さんのブロンズ像「陽」の序幕式が行われました。 この作品は、昭和36年に日展で特選を受賞したもので、旧市民会館に設置されていました。 今回、伊那公民館の改築場所が市民会館跡地だったことから改築記念に再び設置しました。 26日は、中村喜平さんの遺族が訪れ、次男の中村眞一さんは「再び新しい公民館の前に建てられたことは大変うれしいです」と話していました。
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南箕輪小児童がどんぐりを植える
南箕輪村の南箕輪小学校の2年生が、去年大芝高原で拾ったどんぐりを信州大学農学部の畑に植えました。 村は、大芝高原の松くい虫対策として針葉樹から広葉樹への樹種転換を進めています。 その一環として村内の小学生がどんぐりの植樹を行っていて、26日は、南箕輪小学校の2年生117人が参加しました。。 児童は「大きく成長してほしいです」と話していました。 どんぐりの苗木は、信州大学農学部の学生が管理し、来年の秋、大芝高原に植えかえます。 26日は、南部小の子供たちが作業を行うことになっています。
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ローメン春まつり29日に
伊那名物のローメンで地域を元気にしようと、伊那市役所駐車場でローメン春まつりが29日に行われます。 地域振興を目的に伊那ローメンズクラブが行うもので、今年で5回目となります。 まつりでは、焼きそば風とスープ風のローメンを一杯500円で提供します。 信州プロレスやアイドルグループ、パラレルドリームによるステージも企画しています。 この他、午前と午後の2回に分けて景品が当たる宝投げも予定しています。 日本料理あすなろや四方路など加盟店で、6月30日まで使えるチケットを1000円で販売していて わたあめなどの無料引換券がついています。 ローメン春まつりは29日の午前10時から伊那市役所駐車場で行われます。
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伊那地域定住自立圏共生ビジョン策定へ
伊那市、箕輪町、南箕輪村が相互に連携して定住人口の確保や地域活性化について協議する、伊那地域定住自立圏共生ビジョン協議会が26日発足しました。 協議会は、伊那市、箕輪町、南箕輪村が連携し将来にわたって活力ある地域づくりを進めて行こうと発足しました。 定住自立圏は人口定着を進めるため3市町村が連携し圏域全体で必要な生活機能を確保し定住の受け皿を形成するものです。 定住自立圏が形成されると国から有利な財政支援を受けることができます。 委員は3市町村の住民代表や商工団体、交通機関関係者など20人で構成されていて任期は2年です。 会長には、伊那市区長会長会会長の山岸康弘さんが選任され伊那地域定住自立圏連絡協議会会長の白鳥孝伊那市長が共生ビジョン策定について諮問しました。 伊那市では去年6月に伊那地域定住自立圏形成に向けた「中心市宣言」を行い、今年1月には箕輪町、南箕輪村と連携に向けた協定を締結しました。 協定に基づき空き家の利活用や地域公共交通、人材育成の3つを柱に今後、5年間のビジョンを策定します。 また、子育てについても協議する他、パブリックコメントを募り今年7月をめどに、白鳥市長に答申する予定です。
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伸和コントロールズ新入社員研修
伊那市高遠町に事業所がある伸和コントロールズ株式会社は伊那谷の地域の歴史や情報を紹介するアプリ「高遠ぶらり」を使って26日に新入社員研修を行いました。 新入社員研修には、県内外の事業所から19人が参加し、市街地や進徳館などを見て回りました。 ガイドを務めたのは、高遠郷土研究会の北原紀孝会長と、高遠町図書館の諸田和幸さんです。 参加者は、タブレットやスマートフォンで「高遠ぶらり」の情報を見ながら説明を聞いていました。 「高遠ぶらり」は伊那図書館や高遠町図書館などで作る高遠ぶらり制作委員会が提供する地域の歴史や情報を紹介するアプリです。 これまで一般の観光案内などでは使われていましたが、企業の研修会で活用されるのは初めてです。 アプリを使ってガイドを務めた諸田さんは「これからも要望があれば研修会などに参加して地域振興に役立てていきたい。」と話していました。
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第45回日本画県展
長野県日本画会が主催する「第45回日本画県展」が26日から伊那市の伊那文化会館で始まりました。 会場には、長野県日本画会の会員の作品や一般公募の作品の中から選ばれた74点が展示されています。 伊那支部からは9人の作品が入選しました。 その中で伊那市高遠町の鈴木岬さんの作品「雪峠」が信濃毎日新聞社賞に選ばれました。 伊那市手良の竹内美幸さんの作品「初霜」が北野美術館賞に選ばれました。 ある会員は、「日本画を描く人が減ってきている。ぜひいろんな世代の人に来てもらって日本画特有の色使いなどを見て欲しい。」と話していました。 第45回日本画県展は30日まで伊那文化会館で開かれています。
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東部中学校 信州型コミュニティースクール発足
伊那市の東部中学校で22日、地域・生徒・保護者が一体となって学校づくりをすすめる「信州型コミュニティースクール」の発足会が開かれました。 発足会には、東部中の生徒とボランティア支援員19人が出席しました。 東部中学校は、県がすすめる信州型コミュニティースクールで、市内で唯一中学校のモデル校として2年前に指定されました。 信州型コミュニティースクールは、地域・学校・保護者が一体となって学校づくりを進めるもので、東部中では、読み聞かせや食育、部活動などの6分野で地域の人が支援員として配置されます。 地域コーディネーターの武田登さんは「地域の人も皆さんの人生の先輩です。様々な人と触れ合い体験しながら部活動や学力向上の指導を受けてください」と話しました。 生徒会長の城倉優雅さんは「受験生としてとても心強く思います。常に感謝の気持ちを忘れずに勉強や部活動を頑張りたいです」と話していました。
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最高気温26.8度 7月上旬並みの暑さ
26日の伊那地域の最高気温は7月上旬並みの26.8度で夏日となり、今年1番の暑さとなりました。 この日の伊那地域はよく晴れ、最高気温は午後2時22分に26.8度を観測し、今年1番の暑さとなりました。 箕輪町上古田の畑には、住民有志でつくる「これからの農業林業を考えるEグループ」が植えた8品種およそ1万2千株のチューリップが見頃となっています。 Eグループによりますと、チューリップは4月いっぱい楽しめそうだということです。
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南アルプス ニホンジカ捕獲頭数494頭減少
昨年度の南アルプスでのニホンジカの捕獲頭数は、前年度より494頭少ない871頭でした。 南信森林管理署によりますと、「捕獲の効果は出ていると思われるが、引き続き進めていく必要がある」としています。 南信森林管理署の発表によりますと、昨年度南アルプスで捕獲したニホンジカの頭数は、前年度より494頭少ない871頭でした。 八ヶ岳では883頭、霧ヶ峰では535頭で、合計で前年度より1,182頭少ない2,289頭でした。 捕獲は、森林管理署の職員や、南アルプス食害対策協議会が委託した猟友会などが行いました。 南信森林管理署によりますと、これまでの捕獲や降雪の影響でニホンジカの頭数が減っていることや、捕獲に警戒し人前に出てこなくなったことが捕獲頭数の減少につながったとしています。 南信森林管理署では「捕獲の効果は出てきていると思われるが、奥地へ移動しているとも考えられる。手を緩めることなく続けていく必要がある」としています。
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木下公民館の八重桜が見頃
箕輪町の木下公民館の八重桜が見頃を迎えています。 木下公民館には8本の八重桜が植えられています。 近くの住民によりますと、24日に満開になり、週末まで楽しめそうだということです。
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穴澤さんの写真 林道バスに掲載
南アルプスジオパーク認定ガイドなどとして活動し、去年亡くなった穴澤辰幸さんの写真が掲載された林道バスの新車が25日、お披露目されました。 バスの側面には、生前穴澤さんが撮影したライチョウの写真が、背面には仙水峠からみた東駒ヶ岳の写真が掲載されています。 穴澤さんは、伊那市長谷出身で、南アルプスの魅力の発信や、ニホンジカの食害対策など幅広く活動していました。 林道バスを管理する伊那市では、南アルプスの為に尽力した穴澤さんを供養しようと写真を掲載する事にしました。
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春山シーズン到来 南アルプル北部開山祭
いよいよ春山シーズンの到来です。南アルプスの登山者や観光客の安全を祈願する南アルプス北部開山祭が25日、伊那市長谷の歌宿で行われました。 開山祭には、市や山岳関係者らおよそ50人が出席しました。 伊那市は、春山シーズンの幕開けを山岳愛好者にPRしようと標高1,680メートルの歌宿で毎年式典を行っています。 式で白鳥孝市長は「山に親しみ恩恵に感謝し、全国に南アルプスの自然を発信していきたいです」と挨拶しました。 開山祭では、市役所の職員などでつくるイーナちゃんカルテットが弦楽四重奏を披露しました。
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元青年海外協力隊橋本さん講演会
元青年海外協力隊のメンバーでシリアに派遣されていた橋本幸江さんの講演会が、19日に伊那市のいなっせで開かれました。 講師を務めた橋本さんは現在46歳で飯田養護学校の教諭です。 平成14年から1年8か月の間シリアに派遣され、現地で知的障害者の指導に当たってきました。 講演では「シリアで出会った人々と生活」をテーマに、イスラム教徒の断食の時の町や礼拝堂の様子、一夫多妻制であることなど文化の違いについて紹介しました。 橋本さんは、「シリアは親日国で出会った人達みんなに親切にしてもらった。向こうでの生活を通して、日本の素晴らしさを再認識し、日本人であることへの誇りが生まれた」と話していました。 講演会はまほらいな市民大学の講座の一環で開かれ、およそ120人が話を聞きました。
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中小企業の3分の1が「後継者についてまだ考えていない」
アルプス中央信用金庫がまとめた経済動向調査によりますと、中小企業の事業継承について半数の企業が「後継者がいる」と回答した一方で、3分の1の企業が「後継者についてまだ考えていない」事がわかりました。 あるしんが、上伊那を中心とする取引先の中小企業、210社に対し調査を行ったものです。 後継者について「まだ考えていない」が33.5%で最も多くなっています。 「すでに決まっている」「いるがまだ決まっていない」を合わせて、約半数の企業が「後継者がいる」と回答しています。 社長の年齢層については60歳代が39.2%で最も多く、次いで50歳代が23.2%、40歳代が17.7%、70歳以上が16.6%、20歳代・30歳代が3.3%となっています。 事業継承の考え方については半数近くが「嫁や婿を含む子供に継承」と回答しています。 また、68.3%が継承の際「事業の将来性」を問題にすると回答し、多くの企業が将来性を見据えた事業継承を重要視している結果となりました。
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箕輪町の無量寺で釈迦の誕生を祝う花まつり
箕輪町北小河内の無量寺で、25日、釈迦の誕生を祝う花まつりが行われました。 無量寺では春の例祭に合わせて毎年4月下旬に花まつりを行っています。 この日は、近くの東みのわ保育園の年長と年中の園児53人がまつりに参加しました。 花まつりは4月8日に生まれたとされる釈迦の誕生を祝う仏教の行事です。 釈迦が生まれた喜びで甘い雨が降ったとされる事から、甘茶をかけて祝います。 園児はひとりひとり甘茶をかけ手を合わせていました。 中川弘道住職は「釈迦の誕生を祝い、自分の命の尊さを感じて欲しい」と話していました。 お参りをした後、地元住民が作った甘茶を味わいました。
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箕輪町 「こども相談室」を設置
箕輪町は、出産前から子どもが二十歳になるまでの相談窓口を一本化した「こども相談室」を設置しました。 役場1階のこども未来課が窓口となっています。 妊婦から、子どもが二十歳になるまで、年代によって変わる様々な子育てに関する相談の窓口を一本化しました。 保健師、家庭相談員、発達支援専門員、教育相談員の専門職員5人で対応します。 育児、親子関係、不登校、虐待などの相談に応じます。 町では、専門職員で情報を共有する事で切れ目のない支援をしていきたいとしています。
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箕輪町の人口 18年ぶりに2万5千人を下回る
箕輪町の人口が、平成9年以来、18年ぶりに2万5千人を下回り、4月1日現在で2万4,998人となりました。 25日の定例記者懇談会で白鳥政徳町長は「魅力あるまちづくりが進められているかもう一度考えたい」と話しました。 箕輪町の今年4月1日現在の人口は2万4,998人で、平成9年以来18年ぶりに2万5千人を下回りました。 15歳から64歳の生産年齢人口の減少が大きいという事で、前年度と比べ、男性が132人、女性が161人減少しました。 白鳥町長は「進学に伴う若い女性の転出が増えているのでUターンを進める施策をもう一度練り直し、働く場所の確保、子育て支援に力を入れて対応したい」と話しました。
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井月吟行マップを使い富県を吟行
3月に完成した、俳人井上井月の井月吟行マップ「春の伊那路」を使った吟行が23日、伊那市富県で行われました。 23日は地域住民5人が参加し、吟行マップに沿って8キロのコースを歩きました。 富県の真菰(まこも)が池跡では、参加者が「春風にゆられ吟行真菰(まこ)の石」、「残雪の水を入れたや真菰(まこも)ヶ池(いけ)」 などと詠んでいました。 吟行は有志でつくる富県ぶらり吟行実行委員会が初めて行ったものです。 井月吟行マップは、伊那市教育委員会と千両千両井月さんまつり実行委員会が制作したもので、去年の「夏の伊那路」に続いて2作目です。 春は富県と笠原のコースがあり、井月が立ち寄った場所や、地域の見どころが紹介されています。 実行委員会では、今後もマップを使って吟行のできる俳句の里をつくっていきたいとしています。
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上伊那トップを切って手良で田植え始まる
上伊那地域で毎年早い時期に田植えをしている伊那市手良の㈱中坪ノーサンは、24日上伊那のトップを切って田植えを行いました。 24日は㈱中坪ノーサン代表の登内美穂さんが田植え機を操っていました。 中坪ノーサンでは、手良で担い手がいなくなった田んぼなどを借りて米を栽培していています。 毎年上伊那ではいち早く、4月下旬から田植えをしていて今年は去年より2日早まりました。 28ヘクタール、およそ350枚の田んぼで、コシヒカリともち米のこがねもちという品種を作っています。 もみまきは3月24日に行い、今年は陽気もよく順調に生育しているということです。 中坪ノーサンの田植えは、6月10日頃まで続きます。
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全国植樹祭の一環で貝沼区有林に千本の苗木植樹
6月5日に県内各地で行われる全国植樹祭の一環で、24日伊那市富県貝沼の住民が、区有林に1000本の苗木を植えました。 24日は区民およそ50人が参加し、富県貝沼の「栗小屋」と呼ばれる場所に、ナラとクリの苗木1000本を植樹しました。 縦1メートル、横2メートルの間隔で苗木を植えていきます。 貝沼区では、「植えて・育て・利用する」という植樹祭の理念に賛同し、今回植樹を行いました。 苗木は、県から無料で提供されたもので、去年の夏から育ててきました。 この場所は今後きのこ山として整備していく計画で、きのこの生育を妨げるとされるカラマツからの樹種転換のために行いました。 今後は、住民が下草刈りなどに取り組むということです。