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県が新型インフルエンザの対応研修会
新型インフルエンザが発生した場合の対応についての研修会が、14日、伊那合同庁舎で開かれ、上伊那地方事務所や県の現地機関の職員が電話対応などの手順を確認しました。 県で実施された新型インフルエンザの訓練に合わせて開かれた研修会です。 県対策本部の上伊那地方部を構成する上伊那地方事務所や県の現地機関の職員が出席しました。 県内で新型インフルエンザが発生した場合、相談窓口の充実と強化が地方部の役割の一つとなります。 5つの専用電話を設置し、状況によっては24時間体制で相談を受け付けるという事です。 伊那保健福祉事務所によりますと、新型インフルエンザ かどうかの確定検査が行えるのは県内では長野市の環境保全研究所のみだという事です。 管内で疑わしい患者が発生した場合、専用のケースに入れた検体を衝撃に強いジュラルミンケースに入れて職員が長野市まで運ぶ事が説明されました。 上伊那地方事務所では、今回の研修を踏まえ、電話対応マニュアルなどをさらに精査していくという事です。
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高遠町の矢澤章一さん アーカイブ資料をもとに講演
地域に残る写真をデジタル化するアーカイブに今年度取り組んできた伊那市高遠町の郷土史研究家矢澤章一さんは、16日、三峰川と地域の移り変わりについて講演しました。 16日は、「三峰川と高遠の変遷」をテーマに、アーカイブした写真を見ながら矢澤さんが当時の様子について話しました。 高遠町歴史博物館では、地域に残る写真や資料を確かな形で残していこうと今年度アーカイブ事業に取り組んでいて、矢澤さんは中心となってすすめてきました。 今回は、アーカイブした写真を通して地域の歴史を振り返ろうと歴史博物館が企画したもので、会場には当初予定していた定員の倍以上のおよそ80人が集まりました。 昭和20年代から始まった三峰川総合開発に当初からかかわり写真や映像などで事業の記録を残してきた矢澤さんは、当時の写真のフィルムやガラスの原板をデータ化する作業を去年7月から行ってきました。 高遠歴史博物館では、アーカイブした貴重な資料をただ残すだけでなく、うまく活用していきたいと話していました。 伊那市教育委員会では、このアーカイブ事業を来年度市内全域に広げる方針です。
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大学入試センター試験始まる
大学入試センター試験が16日と17日の2日間の日程で、全国一斉に始まりました。 今年は、信州大学農学部の講義棟が改修工事中のため、伊那市の伊那弥生ヶ丘高校を会場に試験が実施されました。 県内では13か所で行われ、南信地域の受験生は弥生ヶ丘高校と駒ヶ根市の県看護大学で試験を受けます。 今年のセンター試験には、全国でおよそ56万人が受験していて、うち長野県は1万26人、南信地域は1,239人となっています。 初日の16日は、文系科目の試験が行われ、伊那弥生ヶ丘高校には試験開始の1時間以上前から受験生が続々と集まっていました。 校門前には各高校の担任が応援に駆け付け、受験生の緊張を和らげていました。 午後4時現在、県内の試験会場ではトラブルなどはなく順調に進められているということです。 17日は、理数科目の試験が行われることになっています。
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故・北原青雲さん遺墨展
伊那市高遠町出身の書家で、平成12年に75歳で亡くなった北原青雲さんの遺墨展が16日から伊那市のかんてんぱぱホールで始まりました。 会場には掛け軸やふすま、額装など110点が展示されています。 北原青雲さんは、大正15年伊那市高遠町生まれ。 教員となり、南箕輪中、箕輪中で校長を歴任しました。 上伊那書道協会会長などを務め、平成12年に75歳で亡くなりました。 「伊那まつり」の題字や、上伊那の企業の社名なども手掛けています。 この作品は、伊那市の歌を書いたものです。 30年ほど前に伊那ライオンズクラブの30周年記念として制作されたもので、現在でも伊那市役所の敷地内に展示されています。 遺墨展は、北原さんの17回忌を機に功績を称えようと、親交の深い7人が発起人となり実行委員会が開きました。 北原青雲遺墨展は、24日(日)まで伊那市のかんてんぱぱホールで開かれています。
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JA上伊那生活部会東部支所 いきいき女性の集い
JA上伊那の女性組織、JA上伊那生活部会東部支所の第22回いきいき女性の集いが16日伊那市のJA上伊那本所で開かれました。 16日は東部支所から120人が参加しました。 伊那地区の生活部会のメンバーでつくるグリーンコーラスの童謡や歌謡曲などを聞きました。 JA上伊那生活部会東部支所は高遠町・長谷地区の農家の女性などで作るもので、現在437人が所属しています。 体操やダンス、ハーモニカなどの教室を開き交流しています。 いきいき女性の集いは、1年に1度会員が一堂に会し親睦を深めようと行われています。 参加者は、一緒に歌を口ずさんでいました。 東部支所の伊藤とみ子部会長は「各種活動に参加することで生活部会を一層盛り上げていってほしい」と話していました。
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みはらしの湯で設備故障 臨時休業
伊那市西箕輪の日帰り温泉施設みはらしの湯で、15日濾過タンクと循環ポンプが故障し、現在臨時休業となっています。 復旧のめどはまだついていないということです。 みはらしの湯を運営する伊那市観光㈱によりますと、きのう午後4時頃から濾過タンクと循環ポンプが故障したということで、施設は現在臨時休業となっています。 復旧の見通しはたっておらず、早くても19日以降になる見込みだということです。 なお、羽広荘と温泉スタンドは通常通り営業しています。 伊那市観光㈱では「お客様にご迷惑をかけてしまい、大変申し訳ありません。早く再開できるよう準備を進めたい」と話していました。
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西春近郵便局に感謝状
伊那警察署は、架空請求詐欺を未然に防いだとして、伊那市の西春近郵便局に感謝状を贈りました。 15日は、小林敏明局長ら3人が伊那警察署を訪れ、内川政澄署長から感謝状を受け取りました。 去年12月25日、西春近郵便局に伊那市の70代の女性が訪れ、定額預金を解約し、300万円を引き出そうとしたところ、窓口を担当している宮原さちこさんがいつもと様子が違っていることに気づき、上司の西村康子さん、局長の小林さんに報告。 話の内容から特殊詐欺を疑い伊那署に通報しました。 伊那署によりますと、架空請求詐欺だったということですが、この女性は、詐欺を全く疑っていなかったということです。 去年1年間、伊那署管内の特殊詐欺被害は、8件700万円で、未然に防いだものは、コンビニや金融機関などの協力で13件1,700万円でした。 伊那署では、「金融機関で実施しているチェックシートが浸透しつつある」と話しています。
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上伊那美術教育研究会OB有志 第5回スケッチ旅行作品美術展
小中学校の元美術教諭による第5回スケッチ旅行作品美術展が、14日から伊那市のいなっせで開かれています。 会場には8人の作品、27点が展示されています。今回は作品展を始めて10年の節目となる事から大作を中心に展示しています。 ギリシャのエーゲ海やフランスのノートルダム寺院、イタリアの住宅など、これまでの力作が並んでいます。 小中学校の美術教諭でつくる上伊那教育会美術教育研究会のOB有志は毎年国内外でスケッチ旅行を行っていて2年に1度作品展を開いています。 平均年齢は80歳で、退職後の楽しみとして自由に絵を描いているという事です。 事務局の小林修一郎さんは「これからもみんな元気に、長く続けていきたい」と話していました。 上伊那美術教育研究会OB有志による第5回スケッチ旅行作品美術展は、18日(月)までいなっせ2階の展示ギャラリーで開かれています。
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JR飯田線 踏切の遮断機故障で渋滞
15日午後4時ごろから、伊那市内のJR飯田線の伊那市駅から伊那北駅までの6つの踏切の遮断機が下りたままとなり、その影響で交通渋滞が発生しました。 遮断機が下りたままとなったのはJR飯田線で北は旭町第2踏切から南は伊那市駅北側の踏切までの6つの踏切です。 JR東海によると、遮断機の故障によるものだということです。 落雷など、何らかの不具合を検知した際に下りたままになることがあるということです。 市街地の交通に影響があり、線路を横断したい車両で渋滞が発生しました。 徒歩で移動していた女性は、途方に暮れていました。 電車が通過後一時的に遮断機は上がりましたが、その後、また下りたままとなり、午後5時9分まで下りたままの状態でした。 午後5時15分現在は通行可能となっていて、原因については調査中だということです。 JR飯田線では、安全確認を行ったため、列車は午後5時15分現在、最大13分の遅れが出たということです。
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箕輪町で交通死亡事故
14日、午後1時20分ころ、箕輪町北小河内の竜東線で、横断歩道を渡っていた女性が普通貨物車にはねられ死亡しました。 伊那警察署の発表によりますと、14日午後1時20分ころ、箕輪町北小河内の竜東線で、岡谷市の会社員が運転する普通貨物車が、横断歩道を渡っていた近くに住む会社役員丸山律子さん77歳をはねました。 丸山さんは、収容先の伊那市内の病院で午後2時50分に死亡が確認されました。 運転していた岡谷市の林昌史容疑者は、過失運転致傷罪の疑いで現行犯逮捕されました。 詳しい原因については、現在伊那警察署で捜査を進めています。
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伊那西高校文芸クラブの生徒の作品が「現代百人一首」入選
伊那市の伊那西高校の文芸クラブの生徒が、東洋大学が主催する「第29回現代百人一首」に入選しました。 伊那西高校文芸クラブは、短歌や俳句、小説などの創作活動をしています。 現代百人一首は、学生ならではの視点から日常生活で感じたことなどを詠むもので、東洋大学が主催しています。 1年の加藤朱香さんは 「お小遣い貯めてようやく手に入れた ヒールの高さと大人の気分」と詠みました。 2年の小椋環さんは 「背表紙が色褪せている祖母の書を 独りでなでる祖父の手のひら」と詠みました。 3年の遠山愛実さんは 「人受けを気にしてばかりいる私 『つまらないよ』と母の一言」と詠みました。 現代百人一首には、全国から56,972点の応募があり、100点の入選作品の中に3人の作品が選ばれました。
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一堂に会し総合学習発表交流会
伊那市内すべての15の小学校が一堂に会し、総合的な学習の成果を発表する学習発表交流会が、15日伊那市の伊那文化会館で開かれました。 学習発表交流会は、学びの意欲を高め、伊那市に生きる仲間としての一体感を育てていこうと伊那市教育委員会が年に1回開いているものです。 市内15の小学校全てが参加して、日頃から取り組んでいる総合的な学習の成果を発表しました。 写真を使いながらこれまでの活動をまとめ紹介していました。 このうち伊那北小学校は、「ワクワクドキドキ里山探検隊」と題し寸劇をまじえながら身近にある里山での体験を発表しました。 そり作りを振り返る場面では、苦労したことや完成した時の達成感をいきいきと表現していました。 この総合的な学習発表会は、伊那市教育委員会が2014年から開いていて、今年で3年目となります。 この様子は、2月6日に第1部、13日に第2部をご覧のチャンネルで放送します。
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南箕輪村西部保育園の園児がお年寄りと小正月の伝統行事を体験
南箕輪村の西部保育園の園児は、地域のお年寄りと一緒に15日、小正月の伝統行事を楽しみました。 この日は、西部保育園の園児およそ100人が、大泉の有志でつくる「大泉老人クラブ」のメンバーと一緒に、小正月の伝統行事を楽しみました。 五穀豊穣や無病息災を祈るほんだれ様の飾りつけをしました。 サワラの木に吊るすのはナラの木で、皮をむいたものを稲に、皮をむかないものを粟に見立てています。 外では「ほっぽんや」を行いました。 ほっぽんやは、皮を剥いだ木の枝に模様をつけて、カチカチと音を鳴らしながら練り歩く鳥追いの行事です。 稲穂や農作物を食い荒らす鳥に頭を悩ませていた百姓達が始めたのが始まりとされています。 大泉老人クラブによりますと、現在上伊那でほっぽんやを行っているのは、大泉区と辰野町の小横川(こよっかわ)地区だけだということです。 園児は老人クラブのメンバーの声に合わせて棒を鳴らしていました。 この日はこの他に繭玉も作り、飾ったり食べたりしました。 大泉老人クラブのメンバーは「昔から続いている地域の伝統行事を、大人になっても忘れずに伝えていってもらいたい」と話していました。
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春近神社で合格祈願祭
高校入試をひかえた伊那市の春富中学校の3年生は、15日近くの春近神社で合格を祈願しました。 伊那市東春近の春近神社は、その名のとおり春が近い神社として毎年合格祈願祭をこの時期に行っています。 今年も受験をひかえた近くの春富中3年の生徒136人が2回に分かれて合格祈願をしました。 合格祈願祭は、神社の清掃奉仕などのお礼として、地域をあげて受験生を応援していこうと平成24年から毎年行われています。 花畑樹彦宮司は、「受験は試練だが、不安を克服しようと努力することで成長する。合格の便り、春は近い。合格したらぜひ報告に来てください」と生徒に呼びかけていました。 慣れない正座でしびれをきらした生徒たち。 合格祈願が終わると合格鉛筆が1人1人に配られていました。
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伊那スキーリゾートで小学校のスキー教室ピーク
伊那市西春近の伊那スキーリゾートで、小学校のスキー教室がピークとなっています。 14日は、伊那小学校の3年生と5年生、南箕輪小学校の5年生、合わせて350人ほどが訪れました。 中ア山麓スキー学校のメンバーがインストラクターをつとめ、レベルごとにグループをつくって指導しました。 伊那スキーリゾートは雪不足のため去年オープンを延期しましたが、先月30日から全面滑走が可能となりました。 14日の積雪は40センチ程になっているという事です。 小学校のスキー教室は来週末までがピークで平日は一日2、3校が訪れるという事です。 伊那市内のすべての小学校のほか、箕輪町、南箕輪村、辰野町、飯田市からも利用があり、シーズン中、3,000人の小学生を受け入れるという事です。
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箕輪中のフェンシング丼町長試食
箕輪町の箕輪中学校の14日の給食は、名物の「フェンシング丼」でした。 この日は、白鳥政徳町長が中学校を訪れ、生徒と一緒に給食を味わいました。 フェンシング丼は、うずら卵をフェンシングのマスクに、千切りの野菜と揚げた春雨をサーベルに見立てたものです。 地元の野菜やキノコをふんだんに使っています。 白鳥町長も、生徒に混ざって、一緒に給食を味わいました。 箕輪町で毎年行われているフェンシングの全国大会を盛り上げようと平成24年度に考案されました。 去年は、第8回地産地消給食等メニューコンテストで農林水産省食料産業局長賞を受賞するなど評価を受けています。味を確かめてもらいたいと、箕輪中学校が白鳥町長を給食に招きました。 フェンシングや、中体連の大会の前に提供される生徒にも人気のメニューだということです。 生徒会は、フェンシングの大会で、このどんぶりを大会参加者に試食してもらうなどの活動をしていて、町の名物メニューとなることを目標にしています。 箕輪中学校では、町内の店舗で提供してもらえないか、町商工会に協力を呼び掛けていくということです。
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インフルエンザが流行期に 県が感染予防を呼びかけ
長野県は、インフルエンザが流行期に入ったとして感染予防を呼びかけています。 1月4日から10日まで1週間の1医療機関あたりの患者数は県が1.89人、上伊那が2.75でした。 県では基準となる1人以上を上回った事から流行期に入ったとしています。 こまめな手洗い、マスクの着用、早めの医療機関の受診など感染予防を呼びかけています。
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福島・佐藤さん あんぽ柿の出荷
福島第一原発事故を受け、福島から伊那に移住した果樹農家佐藤さん一家では、福島の技法で製造した干し柿「あんぽ柿」を、出荷しています。 14日は、移住した佐藤浩信さんの3男であんぽ柿を任されている孝樹さんが、出荷作業を行っていました。 父親の佐藤浩信さんは、高級ギフトを扱う果樹農家として福島で注目を集めてきました。 しかし、福島第一原発事故により対応を余儀なくされ、浩信さんと孝樹さんが伊那に、他の家族は福島に残り、離れて生活しています。 冬場の収入に充てるため、また、福島独自の加工技術を残していこうと、今シーズンから本格的に西箕輪の工場であんぽ柿の製造を始めました。 しかし、年末の雨と暖冬で柿の調整が難しく、3割ほどをだめにしてしまったということです。 14日は、JA上伊那に出荷する柿のパック詰めを行っていました。 ひとつ一つ丁寧に、汚れを落として、袋詰めしていきます。 新たな動きもあります。佐藤さんの商品を知る仙台の業者から、あんぽ柿を作ったら購入したいとの声があり、早速、通販での販売ルートが確保されました。 佐藤浩信のあんぽ柿。福島で出荷していた時のパッケージです。5年ぶりに使うことができました。 こちらは、個別に袋詰めしてあり、1箱3500円ほどで販売するということです。
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西箕輪上戸「大文字(でえもんじ)」建て
伊那市西箕輪上戸(あがっと)で、小正月の伝統行事大文字(でえもんじ)建てが14日の早朝に行なわれました。 午前5時前、大文字の開始を告げるふれ太鼓を、地区の子どもが打ち鳴らします。 その音を聞いて、巾着飾りを持った区民が道祖神のある集落の三ツ辻に集まってきます。 長さ12メートルあまりの「大文字柱」が辻まで担ぎ出され、巾着袋や色紙で作った花などが飾り付けられていきます。 大文字(でえもんじ)は、鎌倉時代末期にはじまり、松本方面から辰野・箕輪・伊那に伝わったとされています。 上戸は高遠藩ではなく、松本藩だったことからこの行事が伝わったのではないかとの話もあります。 明治時代に一度この祭りを中止したところ村に疫病が流行ったことから、それ以降、途絶えることなく受け継がれています。 飾りつけが終わるといっきに柱を建てました。 今年も、電線などにかかることなく、大文字建ては、無事終了しました。 厄落としと、1年間の無事を祈る道祖神まつりで、道祖神にも、松や竹、しめ縄を飾り付けました。 柱の脇にある作業小屋では、区民らがお神酒を酌み交わし、今年1年の無事を願っていました。 上戸南部の61戸がこの伝統を受け継いでいて、大文字は、1月20日の早朝に下ろされます。
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今朝の最低気温-7.7度 平年並みの寒さに
今朝の伊那地域の最低気温は、マイナス7.7度で、平年より1度低く、今季最低となりました。 長野地方気象台によりますと、冬型の気圧配置となり、平年並みの冷え込みに戻ってきたとしています。 南箕輪村の大芝高原では湖に薄く氷がはっていました。 長野地方気象台によりますと、今週は朝の冷え込みが続く見込みで、17日以降はもう一段強い寒気が流れ込み、さらに気温が下がるということです。
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上農生が飲食店店主から食品流通を学ぶ
伊那市荒井の和食店「藤よし」の伊藤雄治(ゆうじ)店長が、上伊那農業高校で「伊那谷の地域食材を活かす」と題して13日講演しました。 和食店「藤よし」の伊藤雄治店長が自身の経験について話をしました。 上農高校生産環境科では「食品流通」の授業で生産者から消費者までの流通について学習していて、消費者に食を提供する飲食店の立場から話を聞こうと伊藤さんを招きました。 伊藤さんは、「飲食店は食品流通の最終地点で、常に安全が求められる。生産者が見える地元の食材を使うことで食の安心安全が提供でき、伊那谷でしか食べられない新しい料理の構築につながる」と話していました。 また生徒には「生産者と消費者をつなぐような人材が求められている」と呼びかけていました。
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よしもと新喜劇 伊那で2月20日に公演
伊那市商工会議所青年部は、2月20日の2月例会でよしもと新喜劇による公演を企画しました。 16日にはチケットの先行販売が行われます。 13日は伊那商工会議所青年部の交流委員会のメンバーが伊那商工会館で記者会見を開きました。 青年部では、毎年2月に笑いをテーマにした例会を開いています。 交流委員会の清水功委員長が新喜劇のファンだったことから今回初めて新喜劇を招きました。 新喜劇には8人の座員が出演するほか、バラエティーショーでは4組のお笑い芸人によるコントなどが披露されます。 公演は、20日(土)の午後1時からと午後4時半からの2回伊那文化会館で行われます。 16日午前10時から、伊那商工会館大ホールで座席指定ができるチケットの先行販売があります。 一般販売は17日からで、伊那商工会館や青年部の各事業所、チケットぴあで購入できます。 SS席が5,000円、S席が4,500円などです。
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伊那木材センターで初市
長野県森林組合連合会 伊那木材センターで、住宅などに使われる木材の初市が13日行われました。 伊那木材センターの敷地には、上伊那や諏訪地域で伐採されたヒノキやアカマツなど1700立方メートルが並べられました。 初市には、建築業者や製材業者など30社が参加し入札前には木材の太さやフシなどを確認していました。 中には、辰野町の生産森林組合の役員も訪れ販売されている木材の樹種や太さなどを調べていました。 13日は正午から入札が行われ、参加した業者はお目あての木材の順番になると価格を書き入れた紙を担当者に手渡していました。 初市は約250件の入札が行われ、落札額は去年並みだったということです。
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伊那少年剣道クラブ 鏡開きと今年初稽古
伊那少年剣道クラブの第39回鏡開きが11日、伊那市の伊那東小学校体育館で行われました。 伊那少年剣道クラブには、市内の小学1年生から中学3年生までの33人が所属しています。 式では、飯島浩代表らが餅を割りました。 飯島代表は「1年間元気で過ごせるように全員で盛り上げ、感謝の気持ちを持って過ごしましょう」とクラブ員に呼びかけました。 また、代表児童2人が誓いの言葉を述べました。 鏡開きの後は、今年最初の稽古が行われました。 今年度から新たに入部した伊那東小学校5年生の2人が、素振りなど日頃の練習の成果を披露しました。
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羽広の獅子舞 17日の奉納に向け稽古
伊那市の無形民俗文化財に指定されている西箕輪の「羽広の獅子舞」。 今年も17日の仲仙寺での奉納や家々を回る戸毎舞いにむけ練習が始まっています。 西箕輪羽広の第三公民館。羽広では地区の北と南で雌雄別々の舞いが受け継がれていて、練習も別々に行われています。 こちらは雌獅子を受け継ぐ北側です。公民館の中では、太鼓や笛の音に合わせ、舞いの練習が行われていました。 練習をしているのは、地区の30代から40代を中心とする男性達です。 羽広の獅子舞は、仲仙寺の再建を祝い、今からおよそ400年前に舞われたのが起源とされています。 今年から保存会に入った重盛千冬さん29歳は、初めて戸毎舞でデビューします。舞いが終わると、早速先輩方が、手や足の運びなどを教えていました。
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糸ぐるまが孝行猿の紙芝居を小沢で披露
伊那市長谷の大型紙芝居朗読グループ糸ぐるまによる紙芝居の上演が、9日、小沢地域交流センターで行われました。 会場には、小沢区の子どもからお年寄りまで、およそ70人が集まりました。 小沢区の高齢者でつくる下小沢あかりの会では、住民同士の交流場にしようと毎年どんど焼きに合わせてイベントを企画しています。 申年の今年は、糸ぐるま代表の久保田文子さんに依頼し、伊那市長谷に伝わる孝行猿をテーマにした作品を上演してもらいました。 孝行猿の物語は、銃で撃たれた親猿を介抱する3匹の子猿から親子の絆の大切さを伝える民話です。 訪れた人たちは、久保田さんの語りに聞き入っていました。 あかりの会では、「今年1年住民一丸となって地域を盛り上げていきたい」と話していました。
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箕輪町郷土博物館で小正月行事体験
五穀豊穣や無病息災などを祈って玄関先などに飾るほんだれ様を作る行事が、11日、箕輪町郷土博物館で行われました。 これは小正月の行事を子ども達に体験してもらおうと、町郷土博物館が開いたもので、博物館協議会会長の丸山平治さんが指導しました。 丸山さんによりますと、箕輪町では50年程前まで各家庭でほんだれ様が行われていたということです。 現在はあまり行われなくなったため、丸山さんは15年程前からほんだれ様を復活させようと町内各地で指導をしています。 木に繭玉やこしあぶらの木を切ったものを飾り付けます。 皮のついたものはアワの穂に、皮をむいたものをヒエの穂に見立てています。 丸山さんによりますと、今年は下古田や中曽根などでもほんだれ様を見たということで、年々取り組むところが増えてきているということです。
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箕輪町消防団出初式
箕輪町と南箕輪村の消防団の出初式が10日に行われました。 箕輪町消防団の出初式には団員154人が参加し防火や防災への決意を新たにしました。 団員は、出初式に先立ち木下の箕輪南宮神社に参拝し今年一年の無火災・無災害を祈願しました。 参拝を済ますと、法被姿の団員達はラッパ隊の演奏に合わせ、神社から役場までのおよそ2キロを行進しました。 地域交流広場の前では、白鳥政徳町長と市川一人団長の観閲を受けました。 出初め式で市川団長は「消防団としての自覚と誇りを持ち、活動や訓練に励んでほしい」と訓示しました。 去年、箕輪町では11件の火災が発生し、被害額はおよそ2千7百万円となっています。
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南箕輪村消防団出初式
南箕輪村の出初式が10日に行われ団員と赤十字奉仕団の合わせて148人が参加しました。 団員らは役場周辺の国道153号を分列行進しました。 役場駐車場では唐木一直村長と藤田政幸団長らの観閲を受けました。 会場には、今年新調した消防団の法被を着た村のイメージキャラクターまっくんの姿もありました。 村民センターで行われた式の中で藤田団長は「災害に強い村にすべく自主防災組織と連携を図り取り組んでいく。村民の期待に応えられるよう全力で消防団活動に邁進してほしい」と訓示しました。 南箕輪村では去年6件の火災があり被害額はおよそ700万円でした。
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南原住宅団地焼却灰 受け入れ先で事前協議終了
南箕輪村の南原住宅団地に埋め立てられている焼却灰の除去について、受け入れ先の自治体で事前協議が終了し、承認の見通しとなりました。 自治体については公表されていません。 12日村役場で開かれた村議会全員協議会で唐木一直村長が報告しました。 南原住宅団地には、伊那中央清掃センターから出た焼却灰が昭和63年から平成元年にかけ埋められていました。 平成19年にそれが判明し、県外の処理業者で焼却灰を無害化した後、処分場に埋め立てられる予定でした。 処理業者のある自治体から無害化処理の実証試験の指示があり、去年11月から12月にかけ試験が行われました。 処分されるのは5200トンで、その中に1800トンの焼却灰が含まれています。 実証試験は60トンを掘削して行われました。 その結果、灰に含まれるダイオキシンの濃度が、処理前の6.3ナノグラムから0・08ナノグラムまで減少し、環境基準の1ナノグラムを下回りました。 この結果を受け、受け入れ先では事前協議が終了し、近日中には承認書が届く見込みだということです。 受け入れ先の自治体は承認書の受理後に公表されます。 南箕輪村は近日中に受け入れ先の自治体と協定を結び、工事に着手し、 平成29年の秋までに終了する予定です。