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老松場の丘の古墳 測定結果聞く
伊那市の東春近小学校の6年生が去年測量を行った東春近の老松場の丘・古墳公園の1号古墳について、12日現地で測量結果の説明が行われました。 12日は6年生65人が、伊那市創造館の学芸員濱慎一さんから測量結果を聞きました。 東春近小6年生は、今年度から総合学習で老松場の丘・古墳公園の整備に取り組んでいて、その中で1号古墳が「前方後円墳」ではないかと考え、去年12月に測量しました。 一号古墳は、全長さおよそ30メートルで、6世紀から7世紀につくられたとされています。 濱さんは「この古墳は、伊那市史では双円墳とされていますが、測量結果からすると、上伊那で2つ目となる前方後円墳の可能性が高い」と説明していました。 濱さんによりますと「双円墳はこれまで日本に1つしか認められていないということです。 伊那市教育委員会では、今後有識者の意見も踏まえ、検証していくということです。
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無病息災願いワラ午づくり
伊那市東春近のワラ細工名人田中豊文さんは、2月6日の初午に向けワラ午づくりに励んでいます。 自宅の敷地内に建てられた田中さんの作業小屋では所狭しとワラで作られた午が並んでいます。 初午は2月最初の午の日で稲荷まつりで豊作や商売繁盛を願います。 田中さんは、しめ飾りや宝船などの縁起物づくりの作業が終わった去年12月からワラ午づくりを始めています。 今年は120体60組の夫婦のワラ午をつくることにしていて現在、50組が完成しています。 田中さんは過去に病気を患い、自分と同じように病で苦しんでいる人に贈り励まそうとワラ午を製作しています。 凛々しく立っているのが雄、草を食べているのが雌です。 特にたて髪の部分を表現するのが難しいということで、ワラの節のない穂先を使って編んでいきます。 田中さんによるとワラ馬を作っている人は県内でも数少なく、上伊那では田中さん一人だけだということです。 作業は今週いっぱい行われ完成した作品は、近所の人や病と闘っている人たちに贈ることにしています。
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上伊那広域連合名刺交換会
国や県の機関、県議会議員などが一堂に会する上伊那広域連合の名刺交換会が、8日、伊那市のJA上伊那本所で開かれ、白鳥孝連合長が連携強化を呼びかけました。 名刺交換会には、県議会議員や国・県の出先機関のトップなど、およそ40人が出席しました。 主催者を代表して、上伊那広域連合の白鳥連合長は、「8つの自治体がそれぞれ行動していては変化についていけない。リニアの開通や地方創生にむけた取り組みを連携して行っていきたい」と呼びかけていました。 また、国や県の関係者には、「上伊那が日本の中でもモデル地域となるよう、今後も支援をお願いしたい」と話していました。
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今年の世の中六分九厘
今年1年間の農作物の出来や世の中を占う「お筒粥の神事」が9日、箕輪町木下の南宮神社で行われました。 今年の世の中は六分九厘との結果が出ました。お筒粥は、南宮神社で1年の無事を祈念して行われる初まつりの中の占いの神事です。 境内に用意された釜に、アシの茎を37本束ねた物と一緒に米と小豆を入れて煮立てます。 筒の中に入った米や小豆の数で占います。 占いの結果今年1年の世の中は去年より三厘下がり六分九厘となりました。 農作物ではサツマイモにトマト、りんご、白菜の4品目が極上。 気候は、春が下、夏が中、秋が上々、冬が上となりました。
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伊那市消防団出初式
上伊那の多くの市町村で10日、消防団の出初式が行われ、団員らは地域防災への決意を新たにしていました。 このうち伊那市消防団の出初式には消防団と赤十字奉仕団合わせて645人が参加しました。 中心市街地で行われた分列行進では、白鳥孝伊那市長と三澤俊明団長の観閲を受けました。 三澤団長は「今年は合併して10年の年。より絆を結びさらに一丸となりプライドを持って消防団活動に励んでほしい」と訓示しました。 伊那市では去年28件の火災があり被害額はおよそ3400万円でした。
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大出上村(わでむら)の大文字(だいもんじ)建て
箕輪町大出上村(わでむら)の大文字(だいもんじ)が10日に建てられました。 大文字建てを前に、大出コミュニティセンターで神事が行われ、上村地区の安泰を祈願しました。 そのあと、道祖神のある辻に移動し大文字建てです。 竹と松に、小豆や米ぬかなどが入った巾着が取り付けられました。 集まった30人ほどが綱を引き、大文字が建てられました。 上村では、江戸時代に大火や疫病が発生したことから、天竜川と逆の方向に流れる地区の生活用水路が原因だと考え、大文字を始めたということです。 現在66戸あり、毎年5戸が当番を務め、伝統行事を守っています。 大文字は、17日に下ろす予定で、各戸が飾りを持ち帰るということです。
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北小河内漆戸常会で大文字建て
箕輪町北小河内の漆戸常会で10日無病息災を願う小正月の伝統行事「大文字」建てが行われました。 午前7時40分、集落の中心部にある四つ辻に、住民およそ30人が集まりました。 漆戸常会の大文字は、およそ260年前に天竜川が氾濫し大きな水害が起きたことから始まったとされています。 長さおよそ12メートルの柱の先に太陽に見立てた赤い板を取り付けます。 その下に五穀豊穣を願い色紙で作った花飾りや御幣、松の枝などを結びつけていきます。 飾りの取り付け作業が終わると、掛け声と共に柱が建てられました。 漆戸誠常会長は「今年も地区が平穏で、災害のない穏やかな年であるよう大文字に願いを込めました」と話していました。 大文字は、17日、日曜日に下ろされ、飾りは各家庭で持ち帰り玄関に厄除けとして飾るということです。
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三日町でどんど焼き
箕輪町三日町の天竜川河川敷で9日、伝統のどんど焼きが行われました。 三日町のどんど焼きは箕輪橋近くの河川敷で行われ、地区の子どもやその保護者、120人が集まりました。 持ち寄った正月飾りでやぐらが積み上げられると、子どもたちが火をつけました。 どんど焼きは、正月飾りを燃やして無病息災を願う伝統行事です。 三日町子ども会と箕輪町公民館三日町分館が、毎年小正月に近い土曜日に行っています。 だるまがはぜると、子ども達からは歓声が上がっていました。 火が落ち着いてくると、アルミホイルに包んだ餅を焼きました。 中には棒の先に餅をつるして焼いている子どもも居ました。 子ども達は、味噌や砂糖醤油など、思い思いの味付けで餅を味わっていました。
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青年のためのやさしい家庭料理教室
箕輪町公民館は、20代、30代の若者を対象にした「青年のためのやさしい家庭料理教室」を9日、町保健センターで初めて開きました。 教室には、男性8人、女性12人の合わせて20人が参加しました。 4つの班に分かれ、ハムエッグとほうれんそうの胡麻和え、みそ汁を作りました。 講師は町の食生活改善協議会や管理栄養士などがつとめました。 箕輪町公民館が若者向けの料理教室を開くのは今回が初めてです。 料理をする楽しみを知ってもらうとともに、若者が交流する場を設けようと企画されました。 教室は全6回で、毎回同じ班で作業し、親睦を深めます。 中にはほとんど包丁を持ったこともないという参加者も居て、慣れない手つきで調理していました。 料理が出来上がると、全員で味わいました。 教室は3月までで、最終回には、班ごとメニューを考え、閉講パーティーをするということです。
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男性保育士からこまとけん玉の遊び方を学ぶ
男性保育士からこまとけん玉の遊び方を学ぶ教室が9日伊那市のいなっせで開かれました。 教室には3歳から大人までの18人が参加しました。 教室は、伊那市生涯学習センターが伝統的な遊びに親しんでもらおうと初めて開きました。 松本市の男性保育士2人が講師を務めました。 教室では、コマの基本の回し方の他「線香花火」や「カツオの一本釣り」という技を練習しました。 講師は、「ひもを強く巻き、強く投げるとこまが安定し、技につなげやすくなる」とアドバイスしていました。 伊那市生涯学習センターでは「子どもが親にやり方を教えるなど、家族のコミュニケーションのツールにしてほしい」と話していました。
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富県貝沼西原常会 正月飾りを使ったほんだれ様
9日は、各地で小正月の行事が行われました。 伊那市富県貝沼の西原常会では、一風変わったほんだれ様が行われています。 朝8時。 県道沢渡高遠線沿いの道祖神の前には、常会の子ども達が集めた正月飾りが積みあげられていました。 箕輪町のほんだれ様は、木の枝に稲穂や粟、繭の飾りをつけますが、西原常会ではダルマや門松などを使います。 常会内の38戸が5つの班を作り、毎年持ち回りで正月飾りを道祖神に飾り付けています。 さらに当番屋といわれる責任者は、およそ40年に1度のペースでまってきます。 今年務めるのは中村淳さんです。 過去の写真を見ながら設置していきます。 道祖神の隣りに住み地域の歴史に詳しい小牧崇さんも、いつから始まった風習なのか分からないといいます。 一方、常会の女性と子どもたちは、竹の棒に折り紙の飾りをつけて稲穂に似せたほんだれ様を作ります。 西原常会では、花飾りを家の屋根に投げ、家内安全や五穀豊穣を願うということです。 ここでも当番屋を中心に作業を進めていました。 今回担当した班の中で最年長の中原今朝紀さんがほんだれ様を取り付け完成です。 ほんだれ様は17日日曜日まで飾られ、正月飾りはどんど焼きで燃やす他、花飾りは各家庭に配られるということです。
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津野祐次さん企画展 「感謝と祈り」
伊那市長谷の写真家津野祐次さんによる企画展「感謝と祈り」が9日から、伊那市長谷の長谷アルプスフォトギャラリーで始まりました。 企画展は、年に4回開かれていて、今回で59回目です。 今年は御柱祭が行われることから、「感謝と祈り」をテーマに、伊那谷を中心に県内外で行われている祭りや伝統芸能の写真78点を展示しています。 作品は、20年前に撮影したものから、先月撮影したものまで様々です。 津野さんは、「南信は祭りの宝庫で住民同士の連帯感がある地域。写真を通して文化や歴史を再認識してほしい」と話していました。 津野さんの企画展「感謝と祈り」は、3月27日まで、長谷アルプスフォトギャラリーで開かれています。 土日祝日のみ
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上の原保育園でもちつき大会
伊那市の上の原保育園の園児は8日、地域住民ともちつきをしました。 8日は、住民有志でつくる「上の原保育園を育てる会」のメンバーや保護者が保育園を訪れ、園児ともちつきをしました。 もち米は、伊那市野底で採れたものを20キロ使いました。 園児は、掛け声に合わせて力強く餅をついていました。
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南箕輪村国土利用計画について むらづくり委員会が答申
南箕輪村版の国土利用計画について検討をすすめてきたむらづくり委員会は、景観保全や宅地増加などを加えた内容を、8日唐木一直村長に答申しました。 この日は、むらづくり委員会の清水研夫会長が唐木一直村長に答申書を手渡しました。 南箕輪村の国土利用計画は、10年間のむらづくりの指針となる「第5次総合計画」と目標年次を合わせながら、より総合的・効率的な土地の利用を目指すものです。 答申書では、 ●農地の持つ景観や環境保全機能の維持を図ること ●人口・世帯数の増加等により宅地や道路を増加させること ●経ヶ岳や権兵衛峠は大芝高原と合わせて村に人を呼び込むための資源として活用を期待したい等としています。 唐木村長は「秩序ある調和のとれた土地利用が重要になる」と話し、答申を尊重する考えを示しました。 計画は、第5次総合計画と並行して来年度から開始される予定です。
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漆戸常会「大文字」にむけ花づくり
箕輪町北小河内漆戸常会は、10日に行う小正月の伝統行事「大文字(だいもんじ)」に向け、昨夜、飾りの花づくりを行いました。 7日夜は、漆戸集会所に住民が集まり花づくりを行いました。 伝統として、女性が色紙を花の形に切り、男性がそれを「こより」をつかって重ね、花を作ります。 4歳の漆戸 香里奈ちゃんも、お母さんの洸さんのお手伝いで参加しています。 洸さんは漆戸に嫁いでくるまでこの行事を知らなかったということですが、地域で続く行事を面白いと感じています。 作られた花は、ゲジゲジと呼ばれる白い紙を使って竹に巻き付けられます。 担当するのはベテランの男性です。 漆戸の大文字は、小正月に近い日曜日、地域の辻に毎年建てられます。 天下泰平・五穀豊穣などを願って行われています。 漆戸常会の大文字。今年は10日に建て、17日におろします。
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「正しい110番通報を」
1月10日の110番の日を前に、正しい通報を呼びかけようと、8日、伊那警察署の署員が、街頭啓発を行いました。 伊那市のベルシャイン伊那店前では、長野県警察のマスコット「ライポくん」や署員7人が、チラシを配って、買い物客に正しい110番通報を呼びかけました。 8日は、通勤通学時間帯にJR飯田線の駅など5か所のほか、管内のスーパー4か所で啓発活動を行いました。 伊那署によると、県内の去年の110番通報の件数は、9万3千件ほどで、前年と比べ3000件減少しています。 内、有効な通報は7万9千件ほどで、およそ35%が、急ぎでない相談や問い合わせ、いたずら電話だったということです。 伊那署では、「110番通報は、事件・事故など、今すぐに警察に来てほしい時だけ使用し、相談は専用ダイヤルの#9110にかけてほしい」と呼びかけています。
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箕輪南小 百人一首大会白熱
箕輪町の箕輪南小学校で毎年恒例の百人一首大会が、8日開かれ、全校児童が熱戦を繰り広げました。 大会は、1対1でおこなわれます。 全校児童99人が、対戦相手と向き合います。 去年の成績で実力順に並んでいて、こちらが最下位、そしてこちらが最上位です。 対戦が終わると、勝った人は一つ前に進むことができ、負けた人は、一つ下がり対戦相手を変えていきます。 使われている札は、100枚を5色に塗り分けたもので、1試合ごと1色20組を取り合います。 百人一首大会は、箕輪南小のこの季節の伝統行事です。 伝統文化に触れ、全校の一体感を強めようと行われています。 以前は、一つの場で数人が札を取る形式でしたが、5年前からこの5色の百人一首を取り入れ、より競技性が高くなっています。 青が3回、ピンクが3回、後の色は2回の、合わせて12回対戦が行われました。 去年の優勝者、4年生の市村 小都さん。次々と新たな挑戦者が現れますが、1位の座をまもり続けます。 何度も勝ち上がって1位に挑戦するのは、小都さんの弟の2年生 恭助くん。しかし小都さんも譲りません。 全試合が終わり、小都さんが1位、恭助くんが2位でした。 4位入賞者までにはメダルが贈られ、全校児童から拍手が送られていました。
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いなっせで漸進展
伊那市在住または、出身作家7人の絵画展「漸進展」が、7日から伊那市のいなっせで始まりました。 いなっせ2階ギャラリーには、大作を中心に20点ほどが並んでいます。 漸進展は、13年前のいなっせギャラリーのこけら落としとて始まった作品展で、地域の活性化や文化の向上の一助になればと伊那市在住または、出身の画家たちが集まりました。 作品は、油絵を中心にアクリル画や水彩画で、それぞれの個性があふれています。 出品者のひとり、小林修一郎さんは、「色や形、それぞれの持ち味を楽しんでもらいたい」と話しています。 第13回漸進展は、11日月曜まで、いなっせ2階ギャラリーで開かれています。
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伊那地域定住自立圏へ調印
相互に連携して、定住人口の確保や地域活性化をはかる伊那市を中心市とした伊那地域定住自立圏形成のための協定書の調印式が7日伊那市役所で行われました。 調印式では、伊那市の白鳥孝市長、箕輪町の白鳥政徳町長、南箕輪村の唐木一直村長が協定書を取り交わしました。 定住自立圏は、人口定着を進めるため、中心市と近隣市町村がそれぞれの魅力を活用しつつ、相互に役割分担をして連携することにより、圏域全体で定住の受け皿を形成する制度です。 定住自立圏が形成されると国から有利な財政支援を受けることができます。 南信では、飯田・下伊那地域に次いで2例目、県内では、6か所目です。 協定では、空き家の利活用を促進することや3市町村を縦断するバスの試行運行、市街地循環バスの運行ルートの変更やダイヤの充実を図るなどとしています。 ビジョンの策定は、中心市の伊那市が行うことになっていて4月から検討を始め、半年をめどに具体的な取り組みを決定するということです。
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平成28年度高校入試 志願者を対象に第2回予定数調査
長野県教育委員会は、来年度の高校入学志願者を対象に行った2回目の予定数調査をまとめ、7日に発表しました。 普通科では、伊那弥生ヶ丘の後期で募集人員240人を98人上回る338人が志願を予定しています。 辰野普通は、前期64人、後期87人です。 商業は、前期34人、後期47人です。 上伊那農業の生産環境は、前期34人、後期39人です。 園芸科学は、前期45人、後期52人です。 生物科学は、前期31人、後期37人です。 緑地創造は、前期43人、後期50人です。 高遠普通は、前期62人、後期88人です。 伊那北普通は後期のみで247人です。 理数は前期37人、後期31人です。 伊那弥生ヶ丘は後期のみで338人です。 赤穂普通は後期のみで174人です。 商業は前期69人、後期55人です。 駒ヶ根工業は機械、電気、情報技術一括で前期117人、後期139人です。 多部単位制の箕輪進修は、普通Ⅰ部は前期14人、後期41人です。 普通Ⅱ部は前期27人、後期35人です。 普通Ⅲ部は前期1人、後期2人です。 工業Ⅰ部は前期8人、後期13人です。 前期選抜試験は2月9日、後期選抜試験は3月9日に行われます。
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箕輪町保育園運営審議会が答申
箕輪町保育園運営審議会は、子ども・子育て支援法による幼稚園や認定子ども園の保育料について、国が定める上限額の1割減の額での設定は妥当とする答申を7日白鳥政徳町長に行いました。 箕輪町内に幼稚園等はありませんが、子ども・子育て支援法に基づく伊那市の幼稚園や認定子ども園の利用が想定されることから保育料を定めるものです。 審議会では、「伊那市などの保育料と大きな差が生じないことが望ましく、均衡を保った設定だと判断した」としています。 実施時期は、4月1日を予定しています。
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上戸のでえもんじ 花飾りづくり
伊那市西箕輪の上戸(あがっと)に伝わる小正月の行事「でえもんじ」に使う花飾りとしめ縄づくりが6日夜公民館で行われました。 午後7時すぎ。 上戸公民館です。 6日は、上戸南部の8つの組の組長ら15人が参加して花としめ縄づくりが行われました。 でえもんじは、毎年1月14日に長さ12メートルあまりの柱を集落の中心部の三ツ辻に建てる伝統行事です。 その柱を飾るのが、色がみで作った花で、しめ縄は、道祖神や柱を引く縄に飾られます。 花としめ縄は、毎年こうして組長や役員が作り、当日に備えます。 6日の参加者の中で最も年長者の鈴木明生さん。 慣れた手つきで花を作っていました。 一方鈴木孝太さんは、27歳と最も若く、先輩たちから縄のない方を教わりながら作業を進めていました。 伊那市上戸のでえもんじは、カレンダーに左右されることなく、今年も14日の早朝に建て、20日の早朝に下ろします。
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伊那市山寺の常円寺で新年写経会
伊那市山寺の常円寺で、お経を書き写す写経会が、7日に開かれました。 市内の檀家や駒ヶ根市、辰野町などから35人が参加しました。 毎月開かれている写経会で今日が今年1回目となります。 仏の教えを262文字にまとめた般若心経を書き写し、写した紙は常円寺に奉納されます。 常円寺の角田泰隆住職は「写経は書かれた教えの功徳を頂けるだけでなく、心を清め心安らかに過ごせるようになる」と話していました。 参加者は一文字一文字丁寧に書き写していました。 常円寺の写経会は昭和30年頃に先代の住職が始め、現在も毎月1回開かれています。 次回は2月18日に開かれる予定です。
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宮原達明さん「農に生きる 信州・伊那の暮らし」を出版
伊那市手良の農家、宮原達明さんは、田舎暮らしと農業の楽しみを知ってもらおうと、自身の経験を綴った「農に生きる 信州・伊那の暮らし」を出版しました。 宮原さんは伊那市手良で米や野菜、果樹を栽培している農家です。現在73歳で、教員として勤め上伊那農業高校を最後に60歳で定年退職した後、実家の農家を継ぎました。 「農に生きる 信州・伊那の暮らし」は、自身の体験から田舎暮らしや家族経営による小規模農家の魅力を知ってもらおうと出版しました。 農業にまつわる伊那の伝統行事や食文化、農家の一日、自給自足の生活などが綴られています。 宮原さんは、「地元の人には地域の魅力を再認識してもらい、都会の人には、田舎に行ってみたい、住んでみたいと思ってもらえればうれしい」と話していました。 本は、500部を、農山漁村文化協会で自費出版したもので、税別1,600円で伊那市内の書店で販売されています。
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伊那バスでバリアフリー教室
伊那市西町の伊那バス株式会社で6日乗務員を対象にしたバリアフリー教室が開かれました。 教室には伊那バスの運転手やバスガイドなど38人が参加しました。 伊那市社会福祉協議会の職員が講師を務め、高齢者などへの対応を学びました。 参加者は高齢者の感覚が体験できるゴーグルやベルトなどを身に着け、バス の乗降を体験しました。 バスに乗り込むと、アナウンスの聞こえ方や料金表の見え方などを確認していました。 伊那バスでは、年に2回乗務員研修を行っています。 今回初めて伊那市社協に依頼し、バリアフリー教室を開きました。 伊那バスでは「高齢者の利用が増えてきているのでサービス向上や事故防止につなげていきたい」と話していました。
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伊那市親子スキー教室
伊那市民を対象にしたスキー教室が、4日、伊那市の伊那スキーリゾートで開かれました。 教室は、市の教育委員会が毎年開いているもので、親子6組14人が参加しました。 初心者と経験者に分かれ、市体育協会スキー部のメンバーからそれぞれ指導を受けました。 このうち、初心者コースでは、斜面の登り方や安全に止まる方法などを教わり、緩やかな斜面をすべっていました。 参加したある児童は、「スキーは2回目だが、早く1人で滑れるように練習したい」と話していました。 教育委員会では、「地元にスキー場があるということは恵まれていると思う。ウインタースポーツを親子で楽しみ、冬場も積極的に体を動かしてほしい」と話していました。
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翁長希羽ちゃんの渡米に目途 林麻希さんが報告
重い心臓病で移植手術が必要な沖縄県の翁長希羽ちゃんを助けるため箕輪町の林麻希さんらが取り組んでいた募金活動が、目標の3億2千万円に達しました。 6日は、林さんが箕輪町文化センターを訪れ、チャリティー教室の会場として場所を提供してもらったお礼と目標を達成したことを、唐澤義雄教育長らに報告しました。 希羽ちゃんは、心臓移植が必要な「拡張型心筋症」と診断され海外で手術を受ける必要があります。 渡航費などを含め3億2,000万円が必要で、沖縄を中心に募金活動が行われていました。 希羽ちゃんの両親と親交のある沖縄県出身の林さんは、上伊那でも支援の輪を広げようとチャリティーダンス教室を8回開いた他、上伊那の公共施設やドラッグストアーなどおよそ30か所に募金箱を設置しました。 林さんの呼びかけで集まったおよそ70万円の他、全国各地から寄せられた募金を合わせて3億5,500万円となり、渡米の目途がたったということです。 希羽ちゃんは、1月下旬にも渡米し、ドナーが見つかるのを待つということです。
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伊那市高遠町地区 成人式
2日、伊那市高遠町地区の成人式が、高遠さくらホテルで行われました。 高遠町地区で今年成人を迎えたのは男性27人、女性19人の合わせて46人で、この日はそのうち39人が出席しました。 式は高遠町公民館が主催しています。 式辞で高遠町公民館の原和男館長は、「ふるさと高遠が皆さんの背中を押してくれている。夢に向かって頑張って下さい」と話しました。 新成人を代表して伊藤佳央さんは「今まで支えてくれた全ての人に感謝し、自分の成長が伊那の発展につながるよう努力したい」と謝辞を述べました。 式では高遠太鼓保存会のメンバーが祝い太鼓を演奏しました。 新成人も飛び入りで参加し一緒に演奏を披露しました。
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南箕輪村成人式 202人の門出祝う
3日は南箕輪村成人式が村民センターで開かれました。 南箕輪村で今年成人を迎えたのは男性100人、女性102人、合わせて202人で、この日はそのうちの146人が出席しました。 式で唐木一直南箕輪村長は、「新たな時代をひらくのは若い力。夢と希望に向かい自らの独創性をいかし、自分を磨いていって下さい」と新成人に呼びかけていました。 新成人を代表して原大介さんは「村に育ち成長させて頂いた事に感謝し、自分の夢に向かいまい進していきたい」と謝辞を述べました。 意見発表では斉藤愛さんは「何事にも、自分がどう考えるかということを大切に、それぞれの志が果たせるよう高みを目指したい」と話していました。 新成人達は、大人になった自覚を胸に新たな一歩を踏み出していました。
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上伊那トップ 伊那北小学校3学期始業式
上伊那地域の小中学校のトップを切って、伊那市の伊那北小学校で6日3学期の始業式が行われました。 6年2組の教室では、児童が冬休みの宿題を担任に提出していました。 担任の藤沢美恵子教諭は、「卒業まであと49日。悔いの残らないよう、精一杯頑張ってください」と話しました。 伊那北小学校は12月26日から、5日までの11日間の冬休みが明けました。子供たちは登校すると、新学期を綺麗な校舎で迎えようと清掃を行いました。 体育館では、全校児童が集まり、始業式が行われました。 式では、2年生、4年生、6年生の代表が3学期に向けての目標を発表しました。 このうち6年生の篠原彩さんは、「卒業に向け、勉強は社会科の復習をしっかり行い、掃除は6年間の感謝の気持ちを持って行いたい」と話しました。 春日由紀夫校長は、「交通安全に気を付け、何事にも集中し、掃除や勉強などの伝統を上の学年から引き継ぐ、3学期にしてほしい」と子どもたちに呼びかけていました。 上伊那の小中学校の始業式は7日がピークで小中合わせて51校中45校で行われる予定です。