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MAながた会 発足15周年記念展
箕輪町内の芸術愛好家グループ「MAながた会」の発足15周年記念展が箕輪町のながたの湯で開かれています。 会場には、会員の絵画や書など12点が並べられています。 MAながた会は、町内の芸術愛好家がながたの湯を訪れた人たちに作品を見てもらおうと2001年に発足しました。 油絵や水彩画、書、染織工芸の作品が並んでいます。 普段は、会期を決め会員の個展や売り上げの一部を町の社会福祉協議会に寄付するチャリティー展を開催しています。 今回は15周年の節目を記念し、会員の力作を集め展示をしたということです。 事務局の小平将至さんは、「今後も会員を増やし、ながたの湯を訪れる人たちに芸術面で癒しを感じてもらえるよう頑張りたい」と話していました。 この作品展は、2月29日まで開かれています。
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井上井月について宮原さんが講演
井上井月顕彰会監事の宮原達明さんが、井月の人物像や伊那谷を放浪した足取りについて6日手良公民館で講演しました。 宮原さんは元手良公民館の館長で、現在は井上井月顕彰会の監事を務めています。 幕末から明治にかけて伊那谷を放浪した漂泊の俳人井上井月について長年研究しています。 この日は、井月の人物像や足取りについて話をしました。 宮原さんは「井月は知人や弟子の家を泊まり歩きながら1,700句を超える俳句を書いていて、彼を受け入れる伊那の人々の心はおおらかだった。手良地区は、井月が宿泊した場所で2番目に多いところだった」と話しました。 宮原さんの講演は、伊那市公民館運営協議会が主催するふるさと講座として開かれました。 まほらいな市民大学の単位講座も兼ねていて、市民大学の学生などおよそ100人が宮原さんの話に耳を傾けていました。
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伊那西高校生徒の作品展「芸術フェスティバル」
伊那市の伊那西高校の生徒の作品展「第9回芸術フェスティバル」が、伊那市のかんてんぱぱホールで開かれています。 会場には、美術、書道、写真、折り紙・工芸、家庭科、文芸の各クラブの生徒の作品およそ200点が並んでいます。 伊那西高校では、1年間の活動を地域の人に見てもらおうと毎年この時期に展示会を開いています。 展示数が最も多い美術クラブは今年度、県内外のコンクールに積極的に応募し、いつもの年よりも多くの作品が入選したということです。 1か月に1回作品研究会を開いていて、生徒同士が意見を言い合い切磋琢磨しながら技術を磨いているということです。 第9回伊那西高等学校芸術フェスティバルは、10日(水)まで、伊那市のかんてんぱぱホールで開かれています。 6日の午前9時半からと午後1時からは、茶華道クラブが抹茶のお点前を披露し、振る舞う予定です。
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村長・副村長の給料額 「現状維持」 審議会が答申
南箕輪村特別職報酬等審議会は、来年度の村長・副村長の給料の額について、現状維持が望ましいと、5日に答申しました。 この日は、南箕輪村特別職報酬等審議会の塩澤肇会長らが役場を訪れ、唐木一直村長に答申書を手渡しました。 答申の内容は「村の財政状況は健全を維持し、他の自治体で人口が減少している中、村は増加していて村政発展に努力してきた成果と判断できる。これらを考慮して引き上げてもよい見方もあるが、現状維持が望ましい」としています。 現在の給料額は、村長が71万9千円、副村長が61万千円となっています。 村議会議員の給料額についても、現状維持のまま、議長が29万5千円、議員が20万千円とするのが望ましいとしています。 また、4月1日から適用される新しい制度による教育長の給料額についても、教育長と教育委員長の一本化に伴う職務の内容や量を判断するのは難しく、現在の額を据え置くのが望ましいとしています。 唐木村長は「答申を尊重していきたい」と話していました。
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効果的な消火活動実施へ 火災事例検証会
火事が発生した時の消火活動を早く安全に行うための火災事例検証会が31日、伊那市の上伊那広域消防本部で開かれました。 検証会では去年9月に伊那市美篶で住宅が全焼した事例が紹介されました。 通報内容により逃げ遅れなどの情報が不明だったため人命救助を最優先に行い、その後逃げ遅れがないことがわかり延焼防止活動に入ったことが報告されました。 この時の消火活動では安全距離を確保し機材に損害なく作業ができたほか消防署車両への給水など消防団の後方支援が効果的に実施できたということです。 検証会は消防団と消防署が火災現場での活動に活かそうと開かれたもので上伊那8市町村の消防団と消防署からおよそ120人が出席しました。 上伊那広域消防本部では消防署と消防団が情報を共有することで消防活動に活かしていきたいとしています。
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新山地区循環バス ルート変更へ
伊那市地域公共交通会議と協議会が5日伊那市役所で開かれ、市街地から新山地区への循環バスのルート変更などが報告されました。 市街地から新山地区への循環バスは国道361号を通っていましたが来年度からは原新田、貝沼、桜井を通るコースに変更されることが報告されました。 これは新山地区循環バスを育てる会の提言によるもので、新しいルートの沿線住民の利便性向上につながるとしています。 伊那市地域公共交通会議と協議会は路線バスなど公共交通の運行について協議するもので委員およそ20人が出席しました。 会議ではほかに今年度の伊那市の循環バスなど公共交通の利用者数が報告され 12月までの数字で、7万7209人で前の年度の同じ期間の 7万8873人と比べて1664人減少しています。 市ではほかに三義・長谷循環バス、富県・東春近地区循環バスについてもルートなどを見直す計画です。
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クリスマスローズ150鉢並ぶ
ヨーロッパ原産の冬の花、クリスマスローズの展示会が、伊那市西春近のかんてんぱぱくぬぎの杜で開かれています。 クリスマスローズは品種改良により花の形や色など様々な種類があります。 展示会を開いているのは南信地方を中心とした愛好者およそ40人でつくる信濃クリスマスローズ愛好会で会場には150鉢ほどが並びました。 クリスマスローズ展は7日日曜日まで、くぬぎの杜で開かれています。
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渓流釣り解禁前にあまご放流
天竜川漁業協同組合は5日、渓流釣りのシーズンを前に天竜川水系の河川であまごの成魚を放流しました。 あまごは安曇野の養魚場で養殖された成魚で大きさは20センチほどとなっています。 5日は天竜川漁協の組合員がおよそ1000匹、80キロ分を伊那市の小黒川などに放流しました。 天竜川漁協によりますと水温が17度以上になると魚の動きが活発になり釣果が期待できるということです。 渓流釣りシーズンまでに合わせて500キロ分を放流することにしていて遊魚料は年間券が6600円。1日券が1100円です。 天竜川水系の渓流釣りの解禁は今月16日を予定しています。
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伊那市富県北福地で御柱祭の準備進む
今年は7年ごとに行われている諏訪大社の御柱祭の年です。 地区内に諏訪社がある伊那市富県北福地でも御柱祭に向けた準備が始まっています。 伊那市富県北福地の諏訪社には6年前の2010年4月に建てられた4本の御柱があり今年、御柱休めによって倒されます。 北福地では諏訪地域の諏訪大社と同じく7年ごとの申年と寅年に御柱祭が行われていて今年がその年にあたります。 4日、北福地集落センターに地域住民およそ50人が集まり、役割や準備の進め方などについて協議しました。 北福地では諏訪社の氏子だけで御柱祭を行っていましたが、平成4年からは地区全体で実施するようになり区内およそ300戸から500人ほどが参加します。 今回は3月26日に柱の見立て式と伐採、山出しをする予定でそれまでに引き綱づくりや木遣りの練習が行われます。 御柱は区有林から選ばれた長さおよそ8メートルのアカマツで4月3日には里曳きが行われその後諏訪社の四隅に建てられます。 会議では山出しから里曳き、建て御柱までの各担当の役割や流れが確認されました。 伊那市内では西春近諏訪形区で今年の秋にまた富県南福地で来年、御柱祭が行われます。
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伊那谷写友クラブ第25回写真展
上伊那の写真愛好家でつくる伊那谷写友クラブの作品展が伊那市の伊那図書館で開かれています。 会場には会員15人の作品31点が展示されています。 動物や風景など被写体は様々です。 伊那谷写友クラブでは、統一したテーマを設けず、それぞれが選んだものを自由に撮影しています。 「写真は仲良く楽しく」をモットーに、毎月1回例会を開き作品を鑑賞しあいながら親睦を深めているという事です。 今回の作品展では、去年亡くなった3人の会員の遺作9点も展示されています。 クラブでは「バラエティーに富んだ作品を見たままに自由に楽しんでもらいたい」と話していました。 伊那谷写友クラブの第25回写真展は13日(土)まで伊那図書館で開かれています。
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平成28年度公立高校入学者前期選抜志願者数 発表
長野県教育委員会は、平成28年度公立高校入学者の前期選抜志願者数を4日に発表しました。 上伊那では、上伊那農業高校園芸科学科の倍率が最も高く、2.15倍となっています。 上伊那8校の状況です。 辰野高校普通科は、79人で1.65倍、商業科は30人で1.5倍となっています。 上伊那農業高校です。生産環境科は33人で1.65倍、園芸科学科は43人で2.15倍、生物科学科は39人で1.95倍、緑地創造科は40人で2倍となっています。 高遠高校普通科は73人で1.35倍となっています。 伊那北高校です。普通科は前期選抜はなく理数科は39人で1.08倍となっています。 伊那弥生ヶ丘高校普通科は前期選抜は行いません。 赤穂高校です。普通科は前期選抜はなく商業科は68人で1.7倍となっています。 駒ヶ根工業高校は3つの学科一括で108人が志願し1.8倍となっています。 箕輪進修高校です。普通Ⅰ部は27人で1.35倍、普通Ⅱ部は39人で1.95倍、普通Ⅲ部は1人で0.05倍、工業Ⅰ部は21人で1.05倍となっています。 高校入試前期選抜は2月9日、合格発表は2月17日となっています。
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権兵衛トンネル開通 きょう10年
伊那と木曽を結ぶ国道361号権兵衛トンネルが開通して、4日で10年となりました。 平成18年の2月4日。権兵衛トンネルが開通しました。 開通により、50分で伊那と木曽を行き来できるようになり、塩尻を経由していた時と比べ70分時間が短縮されました。
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立春~寒ざらしそば引きあげ
伊那市の高遠そば組合は、大寒に長谷の川に投入した寒ざらしそばを、立春の4日、引きあげました。 この日は、伊那市長谷市野瀬の粟沢川から、さらしていたそばを引き上げました。 大寒の先月21日に投入しました。さらしていたのは90キロでおよそ600食分になります。 そばをトラックに積んで、高遠町西高遠の旧高遠第一保育園に移動しました。 そこで、管理しながら1週間ほど乾燥させます。 湿っているため夜は凍り、昼は溶けるのを繰り返しながら乾燥するということで、それにより甘みが増すということです。 乾燥させたそばは冷蔵庫で保管し、7月16日、17日、18日の3日間限定で、1食1200円で提供する予定です。 提供店は、壱刻、華留運、ますや、楽座紅葉軒の4軒です。
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~立春~春を祝う縁起酒「立春朝搾り」出荷
立春の4日、伊那市荒井の宮島酒店では、春を祝う縁起酒「立春朝搾り」の出荷が行われました。 4日午前6時、伊那市荒井にある信濃錦蔵元、宮島酒店です。 節分の3日早朝から4日朝にかけて搾りだした出来立ての日本酒が次々と瓶詰めされていきます。 瓶には「平成二十八年丙申二月四日」と書かれたラベルがつけられました。 立春朝搾りは、立春の日に合わせて搾ったできたての酒をその日のうちに店頭で販売するもので、宮島酒店では16年目の取り組みです。 殺菌のための火を加えず、アルコール度数をおさえるための水も加えない生原酒です。 17度の純米吟醸酒で、豊かな米の味とすっきりとした香りが特徴だという事です。 4日午前0時過ぎから瓶詰めし、720ミリリットル入りを2,200本、一升瓶を750本出荷しました。 仕上げのラベル張りです。 宮島酒店で醸造された立春朝搾りを4日に販売する県内7店舗の14人が作業を行いました。 午前8時、出来立ての酒を供え、地元、荒井神社の神主による神事が行われました。 お祓いをし、この酒に関わるすべての人の無病息災、家内安全、商売繁盛を祈りました。 立春朝搾りは予約制ですが、伊那市日影のいたや酒店では数量限定で一般販売もしています。 720ミリリットル入りが150本、一升瓶が30本限定で、価格はそれぞれ1,500円と3,000円となっています。
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南箕輪村保育料審議委員会 幼稚園保育料1割減額を答申
南箕輪村の保育料審議委員会は、国の子ども・子育て支援法に基づく幼稚園、認定こども園の保育料について、諮問の通り1割減額とする答申を唐木一直村長に4日、行いました。 審議委員会の金井健委員長が、唐木村長に答申書を手渡しました。 南箕輪村には幼稚園がありませんが、伊那市の幼稚園に毎年20人前後が通っています。 答申は、国の定める幼稚園、認定こども園の保育料の基準額より1割安くするものです。 所得に応じて毎月の保育料が設定されていて、村で一番該当者の多い7階層では、国の基準額2万5,700円を2万3,200円に引き下げます。 唐木村長は「幼稚園は伊那市、箕輪町と同じ金額設定になる。3市町村で均衡がとれたと思う」と話しました。 幼稚園、認定こども園の新しい保育料は今年4月1日から実施される予定です。
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上伊那農業高校剣道部が北信越大会に出場
南箕輪村の上伊那農業高校の剣道部は、6日と7日に富山県で開かれる北信越高校剣道新人大会の団体戦に出場します。 2日は、大会に向け1.2年生が練習に励んでいました。 上伊那農業高校剣道部は去年11月に開かれた県大会で4位入賞し、2年連続で北信越大会の団体戦に出場します。 初出場の昨年度は、予選リーグで敗退。 今年は筋力強化や、実戦を想定した練習を取り入れ、初勝利を目指します。 団体戦は前回を経験している2年生3人が主軸となっています。 中でも主将の吉澤健君は、県大会個人戦で4位入賞し、国体強化選手に選ばれるなど、チームの要です。 北信越高校剣道新人大会は、6日と7日に富山県で開かれます。
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福地松茸増産の会がマツタケ山の整備方法学ぶ
伊那市富県北福地の住民などでつくる福地松茸増産の会は、31日マツタケ博士と呼ばれる新山の藤原儀兵衛さんを講師に招き、マツタケ山を作るための森林整備について学びました。 福地松茸増産の会は、地域の山をマツタケの産地にしようと去年の夏に発足し、現地講習会を開くなどノウハウを学んでいます。 31日はマツタケ博士として知られる藤原さんを招き、マツタケ山を作るための森林整備の方法を聞きました。 藤原さんは、「まずは土地を痩せさせ、土の水分量を安定させることが大事です。マツタケの胞子をまく前に、環境作りを根気よく行うのが大切です」と話していました。 田畑昌彦会長は、「聞いたことを自分の山に持ち帰り、着実にマツタケを増産できるように手を入れていってほしい」と会員に呼びかけていました。 講習会には会員や一般などおよそ40人が訪れました。
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地域桜守が桜の手入れ方法学ぶ
地域桜守が、伊那市振興公社の職員から桜の手入れ方法を学ぶ作業見学会が3日、春日公園で開かれました。 伊那市振興公社の職員で春日公園の桜守を務める原真之介さんらが桜の手入れ方法などについて話をしました。 公園など、人が多く訪れる場所では土を踏む踏圧で土が固められ、根が窒息し、枝の先まで栄養が行きわたらず、先の部分が枯れてしまうということです。 そのため、枝の先を切り、樹高を下げるなどの対策をしています。 原さんは、「踏圧対策には機械を使って地中に空気を送ったり、木の周りに囲いをつくって踏まれないように すると良いです」と話していました。 見学会にはこれまで認定された地域桜守と、今年度の受講生22人が参加しました。 伊那市は日本一の桜の里づくりを進めようと、平成23年度から地域桜守の育成に取り組んでいて、これまでに31人が認定されています。 また、伊那市は、地域桜守の連携を深め、管理体制を整えていこうと来月桜守の会を立ち上げるということです。
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南アルプス ジオパークガイド認定式
南アルプスジオパークの魅力を発信するジオパークガイドに新たに26人が認定されました。 3日は認定式が伊那市役所で行われ、今年度の講座の受講生に認定証が手渡されました。 認定されたのは、一般4人と高遠高校の2,3年生22人です。 高遠高校では「地域の科学」の授業の一環で講座を受講しています。 2年生は、来年度、地域に出向きツアーガイドなどを行う予定です。 ジオパークガイド養成講座は南アルプスジオパーク協議会が開いているもので、5年目となります。 南アジオパーク協議会会長の白鳥孝市長は、「ほかの地域にはない素晴らしい景観や自然環境を発信していってください」と話していました。 これまでに認定されたジオパークガイドは96人となりました。 今後は現地ツアーのガイドやジオサイトの整備、勉強会に参加するなどの活動をしていくということです。
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竹ストーブ実演 竹林整備促進へ
竹林整備で出た竹を有効に活用してもらおうと、伊那市長谷の株式会社山匠は竹を燃料に使えるストーブを開発しました。 3日はその実演会が伊那市の産直市場グリーンファームで行われました。 竹ストーブは本体から斜めに出た部分に竹を入れ燃料にします。 このストーブは、長谷で山林整備や農業支援をしている株式会社山匠が開発したものです。 山匠によりますと、竹は薪に比べ燃焼効率が良く短時間で部屋を暖めることができるということです。 6ミリの鉄板を使い、竹の燃焼熱にも耐えられる構造となっています。 竹の他に、薪やペレットも使用できるということです。 竹ストーブは、産直市場グリーンファームで販売されることになっていて、本体価格は8万円から13万円位になるということです。
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上伊那各地で節分行事
3日は節分です。各地で節分の行事が行われました。 このうち南箕輪村沢尻の恩徳寺では大護摩祈祷と福豆まきが行われました。 毎年恒例の節分会は厄除けや家内安全、商売繁盛などを願う人達が訪れ午前6時から午後5時まで8回行われました。 正午の祈祷では、およそ80人が本堂に入りました。 祈祷が始まると護摩がたかれ、参拝者は手持ちバッグなどを差し出し燃え上がる炎にかざしてご利益を求めていました。 祈祷の後には恒例の福豆まきが行われました。 恩徳寺では、「鬼でも改心すれば仏になれる」とした成田山の教えにより「福は内」しか言わないのが習わしだということです。 升を持った厄年の人たちが、福豆や銀杏などをまくと集まった人たちは福を招き入れようと一斉に拾い集めていました。 訪れたある人は「今年一年、家族が健康で平和な年であってほしいです」と話していました。
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しんわの丘でバラの剪定作業
伊那市高遠町のしんわの丘ローズガーデンでは今シーズンに備えて剪定作業が行われています。 しんわの丘ローズガーデンは、伊那市振興公社が管理していて2日も、朝から職員が作業をしていました。 剪定作業は、去年12月から始まっていて9千平方メートルの園内に172種類、およそ2100本あるバラを一本一本剪定していきます。 新しい芽を活かしながら満遍なく光が入るように、また風通しをよくすることで病気になりにくくするために、この時期の剪定は大切だということです。 しんわの丘は平地に比べ風が強く、冬は特に冷え込むということで、つるバラなどは寒さを防ぐため風よけネットやビニールなどで覆うなどの対策をしています。 園内では、今年のバラまつりに向け、車椅子用のスロープや休憩所などの整備も進められています。 しんわの丘ローズガーデンは、高遠町に事業所がある伸和コントロールズ株式会社が社会貢献事業として平成16年に整備しました。 毎年6月と9月に、バラまつりが行われていて、地元や県内外から敷地一帯に咲くバラを見に多くの人が訪れています。 伊那市振興公社では「今年も綺麗な花を咲かせてくれる。楽しみにしてほしい」と話していました。 バラの剪定作業は2月いっぱい行われます。
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保育園入園準備品の製作
障害者就社会就労支援施設の利用者が保育園入園準備品として製作した、手さげかばんや弁当袋などの販売会が伊那市役所で2月に開かれます。 上伊那4つの障害者社会お就労支援施設が、工賃アップにつなげようと去年から販売会を開いています。 このうち伊那市の輪っこはうす・コスモスの家では、去年12月に材料を仕入れ、利用者が製作に取り組んでいます。 販売するのは、手さげかばんに、着替え袋、弁当袋など5種類で、どれも伊那市の公立保育園指定の仕様になっています。 デザインは、子ども達に喜んでもらえるものを選んだということです。 2日は、利用者がミシンを使って縫ったり、袋にヒモを通す作業をしていました。 輪っこはうす・コスモスの家によると、去年購入した人たちからは「物がしっかりしていて良い」と好評だったということです。 値段は、弁当袋やコップ袋が300円、手さげかばんが1600円からとなっています。 販売会は、2月16日・17日・24日の午前10時から午後1時まで伊那市役所の多目的ホール前で開かれることになっています。
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伊那市地区・地域社協 研修会
地区・地域社会福祉協議会の役員を対象にした研修会が2日伊那市役所で開かれ、地域社協の活動が報告されました。 研修会は、地域福祉活動の必要性を理解してもらおうと、伊那市社会福祉協議会が開いたものです。 この日は2つの地区の代表者が活動の報告をしました。 このうち、美篶笠原地区地域社協の桜井準会長は、平成26年から取り組んでいる「あったかご近所ネット」について話しました。 あったかご近所ネットは、日常生活で手助けを必要としている人に代わって近所の住民がボランティアを行うもので、笠原地区では「雪かき」をテーマに活動してきました。 課題として、1軒の家の敷地面積が広く人の力では手が行き渡らないことや、ボランティアが日中は仕事に行っていることなどが挙げられました。 取り組みの中で、除雪範囲を決めたり、区のトラクター組合に協力を依頼するなどして課題解決に至ったということです。 区内には、去年12月1日現在108世帯が暮らしていて、このうち36世帯が高齢者で齢化率は42.7%となっています。 桜井会長は「小さなことでも1つ1つ丁寧に対応し、住みよい地域づくりに貢献できるよう今後も続けていきたい」と話していました。
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あんどんの灯りの中で地元の昔話聞く
昔なつかしい、あんどんの灯りの中で地元に伝わる昔話を聞く催しが31日箕輪町の郷土博物館で開かれました。 この催しは昔の雰囲気が残る郷土博物館の一室で箕輪町の昔話を楽しんでもらおうと開かれたものです。 昔話をしたのは地元の読み聞かせグループせせらぎ会のメンバーです。 メンバーは手作りの紙芝居を使って松島区に伝わる竜宮塚という話をしました。 竜宮塚は「竜宮につながるといわれている穴に椀や膳を貸して欲しいと頼むと翌日にはそれが届いた」という昔話です。 会場にはおよそ40人が集まり地元に伝わる昔話に耳を傾けていました。
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美篶小学校 昔の道具や人々の暮らし学ぶ
社会科の授業で昔の人々の暮らしについて学習している伊那市の美篶小学校の児童は、2日校内の資料館で、地域の人から昔の道具の使い方を教わりました。 この日は、美篶小学校の3年生が、資料館運営委員会の委員から昔の道具の使い方について話を聞きました。 資料館の2階には、昭和20年代の食卓を再現した囲炉裏があり、委員は「昔は1つの食卓を大人数の家族で囲んで、食事は箱膳(はこぜん)に入っていた」と説明していました。 他にはアイロンの歴史を聞きました。 資料館には、明治から昭和にかけて使われていたアイロンがあります。 電気が無かった時代、炭を入れて温めて使っていた炭火アイロンや、火鉢の中に入れて熱し、襟や袖口などのシワを伸ばすのに使っていた焼鏝(やきごて)の話を聞きました。 ある児童は「今と昔の暮らしの違いを祖父母や近所の人にも聞いてみたい」と話していました。
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市民参加型の街づくり NPO勉強会
市民参加型の街づくり勉強会「初めてのNPO講座」が30日伊那市で開かれました。 勉強会は地域活性化策として法人格を持つ民間団体が必要だとして伊那市議会政和会が政務調査費を活用して開いたものです。 講師は長野県NPOセンター事務局長の山室秀俊さんが務めNPO法人の仕組みなどについて話しをしました。 山室さんはNPO法人設立の要件として「志を同じくする10人の仲間を集めることが重要だ。 法人格を得ることで社会的信用が高まる」と話していました。 政和会では地方創生が叫ばれるなか地域活性化の事業に民間感覚で取り組んでいきたいとしています。
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節分を前にみはらしファームで豆まきイベント
3日の節分を前に、伊那市西箕輪のみはらしファームで豆まきイベントが31日行われ、多くの人でにぎわいました。 特設ステージには、赤鬼・青鬼のほかに地震や台風、インフルエンザの鬼が登場しました。 この行事は、みはらしファームが開園した平成11年から行われています。 鬼を退治しようと、「みはらし太郎」やみはらしファームで採れる果物に扮した「味覚狩り軍団」が駆けつけました。 訪れた人たちは、西箕輪産の大豆を投げ、鬼を退治していました。 続いて行われた福豆まきでは、年男がいちご園の入園券やみはらしの湯の入浴券入りの豆やお菓子などをまき、訪れた人たちが必死に手を伸ばしていました。 みはらしファームでは、「今年は災害のない穏やかな一年になり、多くの人に施設を訪れてほしい」と話していました。
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箕輪町第5次振興計画案 可決
1日箕輪町議会臨時会が開かれ、来年度から10年間の街づくりの基本方針などを示す、第5次振興計画案が全会一致で可決しました。 第5次振興計画は、来年度から2025年度までの10年間の街づくりの基本方針を示したもので、町の総合計画として初めて人口減少を想定しています。 人口減少時代に向けて、健康寿命の延伸や地域の絆の再生、移住定住の促進などを重点プロジェクトとしています。 議員からは「振興計画とリンクする事業計画を示してほしい」と質問が出されました。 白鳥政徳町長は「来年度実施の事業については来年度当初予算案で示し、それ以外は個別事業毎に、5年分を来年度中に示したい」と答えていました。 第5次振興計画案は、採決の結果、全会一致で可決しました。
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小学校の様子 写真紙芝居で紹介
箕輪町では、今年度から年長児に見てもらいうと小学校での生活の流れを写真で紹介する紙芝居を制作しました。 写真紙芝居「わくわく、どきどき、もうすぐいちねんせい」は、箕輪町教育委員会が小学校への円滑な入学を目的に初めてつくりました。 紙芝居は、小学校での一日の流れを登校や朝の会、授業、休み時間で構成し、全部で12場面を紹介しています。 教育委員会ではこの紙芝居を2組つくり、町内の8つの園を巡回させ園児たちに小学校での生活をイメージしてもらいたいとしています。 1日は沢保育園で紙芝居が披露され、保育士は「小学生になると送り迎えがなくなり、歩いて学校に行かなければなりません。車に気を付け寄り道をしないようにしてください」と注意を呼び掛けていました。 山﨑文子園長は「4月まであと2か月、よりスムーズに学校生活になじんでもらいたい」と話していました。