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井月さんの部屋 6日まで開催
来月5日から始まる第3回千両千両井月さんまつりを前に、井上井月にちなんだ書と染物の展示会が、29日から、伊那市のいなっせで始まりました。 井月さんの部屋と題して始まったこの展示会では、井月にちなんだ書と染物、合わせておよそ80点が並べられています。 書は、伊那市の書道家池上信子さんが井月の句を現代風に表現しています。 「表具にもこだわっているので、俳句をやっている人は特に見てほしい」と話していました。 染物は、宮田村で染物工房を構える細田伊佐夫さんが手がけました。 文字を型紙にとって染める「言の葉染」という技法を使っています。 井月が書いた句をそのままの形で、染物特有の味わいと共にみることができる点が特徴ということです。 会場には他に、高森町で見つかった井月の新句と見られる作品7点も展示されています。 展示会は、来月6日日曜日まで、伊那市のいなっせ2階展示ギャラリーで開かれています。
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被災者とボランティアを繋ぐコーディネーター養成講習会
9月1日の防災の日を前に、災害時に被災者とボランティアを繋ぐコーディネーターの養成講習会が、29日、伊那市福祉まちづくりセンターで開かれました。 講習会は、災害時に被災者からのニーズを拾い上げ地域に繋ぐ災害ボランティアコーディネーターを育成しようと、平成21年から開かれています。 29日は、未経験者を対象とした養成講習と、修了生を対象としたフォローアップ研修が初めて同時開催されました。 講習会では、災害ボランティアセンターの役割や求められていることについて参加者が意見を交換しました。 他に、南木曽町の土砂災害や神城断層地震など他市町村の現状報告が行われました。 このうち、東日本大震災の際4年半石巻市でボランティア活動をした橋之口みゆきさんは、ボランティアの心構えなどについて話しました。 東日本大震災では、被災地の各市町村社協がセンターを開設し、143万人以上のボランティアが活動しています。 伊那市では、これまでにおよそ40人がこの講習を受けていて、市社協では「災害時に活動していただける方は是非参加してほしい」と話していました。
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どろカップ中止 雷注意報発令で安全のため
29日開催が予定されていた泥んこサッカーの全国大会どろカップ2015は、参加者の安全確保の為中止となりました。 伊那地域は29日、生憎の雨ふりとなりました。 午前中、伊那市に大雨、雷注意報が出ていたため、実行委員会では大会を中止としました。 中止の連絡が間に合わなかった東京や愛知など県外からの参加者は、訪れた記念に泥まみれになっていました。
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シートベルト着用啓発活動で車の衝突時の衝撃を体験
車が衝突した時の衝撃を体験できる車両を使ったシートベルト着用の啓発活動が、27日、伊那市内で開かれました。 交通安全協会役員OBなどでつくる伊那地域交通安全活動推進委員協議会が行ったものです。 JAFに依頼し初めて行ったもので、買い物客や安協のメンバーなどが時速5キロでの衝撃を体験しました。 協議会では、衝突時の衝撃を模擬体験してもらう事で、シートベルトの大切さを改めて知ってもらい、後部座席でも着用をしてほしいと話していました。
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伊那市の東部中学校で祖父母に感謝する会
伊那市の東部中学校で祖父母に感謝する会が29日に開かれ、全校生徒が、合唱などを通して日ごろの感謝の気持を伝えました。 祖父母に感謝する会は、学校を見守ってくれている保護者や地域の人たちに感謝の気持を伝えようと毎年開かれています。 昭和41年から始まり、今回で50回を数える歴史ある行事となっています。 この日は、1年生から3年生まで全校生徒が体育館で合唱を披露しました。 3年生は、今年全てのクラブが南信大会に出場できたこと、合唱部が関東甲信越へ、新体操クラブが全国大会へ進んだ事を報告し、全員で「大地讃頌」を歌いました。 東部中学校では、10月の文化祭でも、祖父母に感謝する会の50回を記念した交流イベントを行う予定です。
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上伊那農業高校の直売所「青空まるしぇ」開設
上伊那農業高校の生徒が栽培した農産物や加工品を販売する直売所「青空まるしぇ」が、29日に開設されました。 生徒が栽培した野菜や果物に、トマトケチャップなどの加工品、トルコギキョウなど29品が販売されました。 販売開始の午前9時半前には長蛇の列ができ、先頭の人は1時間前から並んでいたという事です。 生徒が生産した農作物や加工品を販売し地域の人への感謝の気持を伝えようと昨年度から始まった直売所で、今回で3回目です。 生徒玄関前で行う予定でしたがこの日はあいにくの雨で、校舎内での販売となりました。 店頭の野菜は、生徒が並べた端から次々と売れていきました。 上農高校では、10月25日の文化祭でも直売所を開設する予定です。
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高体連が弥生ヶ丘高校弓道部を表彰
伊那弥生ヶ丘高校弓道部と、顧問の北嶋晋教諭は、全国高体連弓道専門部創立60周年記念事業表彰を受賞しました。 27日は伊那弥生ヶ丘高校弓道場で伝達表彰式が行われ、矢澤要輔校長が部長の鰍澤さやかさんに表彰状を、顧問の北嶋教諭に感謝状を手渡しました。 伊那弥生ヶ丘高校弓道部は現在25人の部員が所属しています。 女子は、これまでに通算10回インターハイに出場していて、その成績が認められ、全国高体連弓道専門部60周年記念事業表彰を受賞しました。 北嶋教諭は、35年間県内の高校の弓道部や社会人などを指導してきました。 赴任したすべての学校でインターハイに出場したほか、9月に和歌山県で開かれる国体では県の成年女子の監督も務めます。 長年育成活動に尽力したとして感謝状が贈られました。 矢澤校長は、「これからも技術を磨き、道を究めていってほしい」と話していました。
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ヘブンリーブルー
箕輪町の上古田で西洋アサガオのヘブンリーブルーが見ごろを迎えています。 箕輪西小学校から200メートルほど東側にある畑では、さわやかな青色の花が咲きはじめていて、清涼感がただよっています。 栽培している有志の団体「これからの農業林業を考えるEグループ」によりますと「ピークは、9月中旬ころで、午前早いうちの鑑賞を」とよびかけています。
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7月は1.17倍
7月の月間有効求人倍率は、6月を0.11ポイント上回る1.17倍で、2か月連続して上向きました。 新規求人数は、1,566人で去年を0.3パーセント上回りました。 新規求職者数は、661人で去年を1.1パーセント上回りました。 これにより、7月の月間有効求人倍率は、1.17倍でした。 県は、1.26倍、全国は、1.21倍です。 ハローワーク伊那では、「雇用情勢は、一部に厳しさが見られるものの、改善傾向が感じられる。」とコメントし、7月の判断を据え置きました。
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数値目標を設定
28日開かれた伊那市地方創生総合戦略審議会で、総合戦略の素案が示され、2030年を達成年度とした合計特殊出生率の数値目標を2.07としました。 素案に示された4つの基本施策で、2013年、1.71だった合計特殊出生率を2030年には、2.07に引き上げます。 国勢調査人口と比べ滞在人口がどれだけ多いかを示す滞在人口率は、2014年の1.67倍を2019年には、1.8倍とします。 減少が見込まれる市内従業者数は、2012年は、28,267人でしたが、2019年、27,000人を確保します。 また、2012年、12億8,700万円だった農業・林業付加価値額を2019年には13億円と設定しました。 なお、2010年、伊那市の人口は、7万1,092人でしたが、国の付属機関の推計では、2040年に5万7,395人に減少します。 伊那市地方創生総合戦略を実施した場合は、6万5,011人と、7,600人余り増え、減少幅が縮小される見通しです。 伊那市の地方創生総合戦略の初版は、10月末策定を目指しています。
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転入者「働く場が必要」6割
伊那市が行った転入者を対象にしたアンケート調査で、伊那市に住み続けるためには、働く場所が必要だとの回答が6割を占めました。 アンケート調査は、伊那市が地方創生総合戦略の策定を進める上で、市民の意見を参考にしようと行いました。 転入者と転出者、結婚・出産・子育てに関する意識調査の3種類を7月から8月にかけて実施し、28日開かれた審議会で報告されました。 伊那市に転入し、1年以上市内に住んでいる1,000人を対象にした調査では、72%が住みよいと回答しています。 今後も伊那市に住み続けたいかとの問いには、43.1%がこれからも住み続けたい、わからないが24.7%、将来は市外に引っ越したいが19.4%でした。 7割が満足と回答していて、買い物などの日常生活の便利さ・緑や水辺などの自然環境をあげた人が5割を超えています。 逆に不満足と答えた人の半数近くが買い物など日常生活が不満足と回答しています。 伊那市に住み続けるために何が重要かとの問いに、働く場があることが60.9%、医療環境がよいことが54.6%、福祉環境がよいことが46.4%となっています。 一方、伊那市から転出した1,000人を対象にした調査では、8割近くが住みやすかったと 回答し、機会があればもう一度伊那市に帰りたいかとの問いには、帰りたいが38.4%、帰る気はないが23.7%でした。 また、市内に住んでいる1,000人を対象にした結婚・出産・子育てに関する調査では、子育て環境に関して、経済的な支援が53.4%、保育サービスの充実が41.3%、妊娠・出産に対する支援が34.2%、今後も伊那市に住み続けたいかとの問いには、暮らし続けたいが47%と最も高くなっています。 伊那市では、これらの調査から、子育て・教育環境の育・就労の場の職・住まいの住の充実が求められているとまとめています。
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上伊那広域消防本部ドローン導入へ
上伊那広域消防本部は、災害時の被害状況の調査や救助者の発見などに活用するため、小型無人機ドローンを導入したいとの考えを28日に示しました。 この日は伊那市役所で上伊那広域連合8月定例議会が開かれ、議員から出された質問に白鳥孝連合長が答えました。 今年3月、伊南防火管理協会が解散するにあたり、伊南北消防署に小型無人機ドローン1台が寄贈されました。 県内の消防署でドローンを配備したのは初めてだということです。 これまでにドローンの活用実績はなく、活動状況をみてさらに1台導入するか検討するということです。 ドローンを導入することで、隊員や車が行くことのできない危険な現場などで活用でき、早急な捜索活動に繋げたいとしています。 7月に、管理者や判断基準などを定めた「小型無人航空機運航要領」を策定しました。 現在、伊南北消防署と消防本部にそれぞれ1人ずつ操縦することができる職員がいます。 広域消防本部によりますと、行方不明者の捜索や火災範囲の確認など、4月から8月までにドローンが必要と思われた事例は13件あったということです。 白鳥連合長は「活用することで素早い活動方針の決定に繋がる。活用、導入を前向きに検討したい」としています。
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第55回兜陵祭に合わせて 創立90周年記念植樹
29日から2日間の日程で、伊那市高遠町の高遠高校の第55回兜陵祭が行われます。 28日は文化祭を前に、学校創立90周年を記念して校内の花壇にコナラやモミジなどを植樹しました。 第55回兜陵祭のテーマは、「Restart 新たな歴史の幕を開けろ!」です。 文化祭に合わせて今年学校創立90周年を迎える記念に、コナラやモミジなどの苗木をクラスごと1本ずつ、全部で9本植えました。 来年6月に長野県を会場に開催される「第67回全国植樹祭」に合わせて県の職員などで作る実行委員会が学校に苗木を90本贈呈し、生徒たちが6月から育ててきました。 全国植樹祭のポスターの原画に、芸術コース3年の中村実紘さんの作品が選ばれたことなどが縁で今回苗木が贈られました。 第55回兜陵祭は29日から2日間の日程で行われます。 1日目は校内祭で、一般公開は2日目の30日(日)午前10時30分からです。 実行委員会から贈られた苗木のうち70本は一般に配布されることになっていて、午前11時から正門付近で受け取ることができます。
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天竜川上流域の砂防施設などを見学する「キャンプ砂防2015」
天竜川上流河川事務所が管理する天竜川上流域の砂防施設などを見学する「キャンプ砂防2015in天竜川」が5日間の日程で行われました。 見学には、金沢工業大学と日本大学の学生2人と飯田OIDE長姫高校の生徒2人が参加しています。 これは、天竜川上流域にある砂防施設などを見学し、地域の人々の暮らしについて関心を深めてもらうとともに、将来の職業選択に役立ててもらおうと天竜川上流河川事務所が開いたものです。 25日は美和ダムの施設を見学しました。 美和湖では大雨の時に細かな土砂を下流に送る「土砂バイパストンネル」が試験運用されています。 細かな土砂がダムを迂回することにより砂が貯まるのを防いでいます。 平成18年から25年までに12回試験運用が行われ、平成25年9月の大雨の時には土砂や水など244トンのうち、179トンを下流にバイパスしたということです。 砂防キャンプは28日まで行われる予定で、伊那市の他に駒ヶ根市や飯田市の施設も見学することになっています。
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担い手経営体・新規就農合同セミナー
農業の担い手となる経営体や、新規就農者を対象にしたセミナーが27日伊那市のJA上伊那本所で開かれました。 JA上伊那では、地域農業の活性化や持続的な農業経営への取り組みを進めようと、毎年この時期にセミナーを開いています。 セミナーでは、2006年に宮田村でりんご農家として新規就農し、今年で10年目となった杉山栄治さんが実践報告をしました。 就農した当時扱っていた品種は10種類でしたが、現在では46種類のりんごを育てていて、「自分自身りんごが好きで、園の売りになると思い種類を増やした。いろんな選択肢がある今の社会の中で、りんごの中でも選択肢が広がり、りんごに特化した経営ができる」と話していました。 杉山さんは、「農家として自立するのは当たり前で、そのうえで、考え行動をして、地域の中の役割をはたして行くことが大事です」と話していました。 セミナーには、認定農業者や集落営農組織の代表者、新規就農者など180人が参加しました。
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伊那警察署で総合防災訓練
30日から始まる防災週間を前に、伊那警察署は、大地震の発生を想定した総合防災訓練を27日行いました。 27日は伊那警察署の署員80人が参加し、大地震が発生したとの想定で訓練が行われました。 伊那警察署では、大規模な災害に備えようと、毎年この時期に防災訓練を行っています。 伊那警察署南側駐車場では、災害時に使う機器の操作訓練が行われました。 倒木や家屋の倒壊がある中での人命救助を想定し、チェーンソーで木を切っていました。 また、署員が扮する被留置者の避難誘導をする訓練では、人目につかないよう誘導し、護送車に乗せていました。 伊那警察署では、「万が一の地震発生時には、落ち着いて迅速に対応ができるよう備えたい」と話していました。
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長野県議会総務企画警察委員会が「ご当地土産」視察
長野県議会総務企画警察委員会は、回すと花びらが開くコマ「サクラコマ」などを製造している伊那市のグループ、「伊那発!製造業ご当地お土産プロジェクト」の取り組みを、27日視察しました。 この日は、県議会総務企画警察委員会のメンバーが、伊那市山寺の障害者社会就労センター「輪っこはうす・コスモスの家」を訪れました。 社会就労センターは、ご当地お土産プロジェクトのメンバーで、サクラコマなどの組み立てを行っています。 プロジェクトでは、完全地産をキャッチコピーに地元企業で製造から販売までを手掛けています。 新たな仕事を創出し、ものづくりの環境を作っていこうと活動しています。 委員からは、「製品が小さく紛失してしまいそう。子どもが遊ぶことを考えればもう少し大きいほうがいいのではないか」といった意見が出ていました。 長野県議会総務企画警察委員会では、27日・28日の2日間かけて、木曽警察署など中南信地域5か所を視察しています。
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箕輪町が赤そば焼酎販売 来月5日から
箕輪町上古田の赤そばの里で収穫したそばを使った焼酎が、来月5日から販売されます。 こちらが、箕輪町上古田にある赤そばの里で収穫したそばだけを使用してつくったそば焼酎です。 27日、箕輪町役場で開かれた定例記者会見で、白鳥政徳町長が、発表しました。 商品に使おうと保管してきたそば1トンを、飯田市の酒造メーカーに委託しました。 町が企画し、100%赤そばで作った焼酎を販売するのは今回が初めてです。 300ミリリットルは780円720ミリリットルは1850円で、それぞれ2000本と1500本作りました。 焼酎は、箕輪町発足60周年式典が予定されている来月5日に、町内の酒販店などで一斉に発売されます。 また、定例記者会見で、白鳥町長は、「10月をめどに移住定住対策に具体的に着手したい」との考えを示しました。 来月には、議会に、事業について提案したいとしています。
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駒ケ岳遭難の日 児童が献花
1913年大正2年に発生した中箕輪尋常高等小学校の駒ヶ岳遭難事故があった27日、箕輪町の箕輪中部小学校では、慰霊の日の行事が行われました。 この日は、全校児童が花を持って学校に登校し、校内にある慰霊の碑に花を手向け手を合わせました。 この行事は、遭難事故を後世に伝えようと児童会が中心となり毎年8月27日に行われています。 駒ヶ岳登山の遭難事故は、1913年大正2年に、箕輪中部小学校の前身である中箕輪尋常高等小学校で、集団登山がおこなわれ、教師や児童37人のうち11人が犠牲となりました。 また、全校児童が集まり命の大切さを考える会が開かれました。 会では、2年生と5年生が命についての発表をしました。 5年生は代表児童が、作文を読み上げ、学年全員で命を大切にしますと呼びかけをしました。
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キャンプ砂防2015in天竜川 美和ダムの砂防施設を見学
天竜川上流河川事務所が管理する天竜川上流域の砂防施設などを見学する「キャンプ砂防2015in天竜川」が5日間の日程で行われています。 見学には、金沢工業大学と日本大学の学生2人と飯田OIDE長姫高校の生徒2人が参加しています。 これは、天竜川上流域にある砂防施設などを見学し、地域の人々の暮らしについて関心を深めてもらうとともに、将来の職業選択に役立ててもらおうと天竜川上流河川事務所が開いたものです。 25日は美和ダムの施設を見学しました。 美和湖では大雨の時に細かな土砂を下流に送る「土砂バイパストンネル」が試験運用されています。 細かな土砂がダムを迂回することにより砂が貯まるのを防いでいます。 平成18年から25年までに12回試験運用が行われ、平成25年9月の大雨の時には土砂や水など244トンのうち、179トンを下流にバイパスしたということです。 砂防キャンプは28日まで行われる予定で、伊那市の他に駒ヶ根市や飯田市の施設も見学することになっています。
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信州伊那高遠の四季展 最高賞に「灯明」
3年に1度全国公募で行われる第6回信州伊那高遠の四季展の最高賞に、広島県の高山博子さんの作品「灯明(とうみょう)」が選ばれました。 26日は審査結果の発表が信州高遠美術館で行われました。 最高賞の信州伊那高遠大賞に選ばれた、広島県の高山博子さんの「灯明(とうみょう)」です。 長谷に伝わる民話「孝行猿」の話を題材にしたもので、民話を題材にした作品が最高賞に選ばれたのは初めてです。 審査員は「民話を題材に選んだ点が良い。画面の構成や雰囲気作りも工夫されている」などと評価しました。 銀賞の「伊那市長賞」には、東京都の伊藤(いとう)悦男(えつお)さんの「城下町」が選ばれました。 銅賞の「信州高遠美術館賞」には、東京都の齊藤信一郎さんの「春の風景」、神奈川県の樋口幸子さんの「花園」、埼玉県の山川浩次郎さんの「老木の桜」の3点が選ばれました。 信州伊那高遠の四季展は市内の風景や行事、民俗などをテーマにした絵を3年に一度全国公募していて、319点の応募がありました。 第6回信州伊那高遠の四季展実行委員会の坂本勇実行委員長は、「地元のいいところを絵を通して再発見する機会にしていきたい」と話していました。 信州伊那高遠の四季展は、10月10日から25日まで、信州高遠美術館とかんてんぱぱホールで開かれます。
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箕輪町キャリア教育フォーラム
キャリア教育の連携などについて考える第2回箕輪町キャリア教育フォーラムが26日町地域交流センターで開かれました。 フォーラムでは、町内の小中学生が活動発表をしました。 このフォーラムは、箕輪町キャリア教育推進協議会が、小中学校と地域の連携を深めていこうと開いているもので、職場体験受入事業者や学校関係者などが参加しました。 箕輪北小の5年生は、農家の協力でリンゴ栽培に取り組んだ体験を発表し、「仕事には責任があるが、仕事を終えるととても充実感があることが分かった」などと話していました。 箕輪中学校の2年生は、職場体験学習から学んだことを発表しました。 看護師の仕事を体験したある生徒は、「仕事は大変だけれど、大変だからこそ真剣に取り組んでいた。私もいろんなことに取り組み、将来したいことを探していきたい」と発表しました。 箕輪町教育委員会の唐澤義雄教育長は、「キャリア教育を通して、どうやって生きていくか、働いていくかを考えていってほしい」と話していました。
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間伐材利用 キットハウス販売
伊那市長谷中尾で森林整備などを手掛ける株式会社山匠は、間伐材を利用したキットハウスの販売を始めました。 山匠の西村和裕社長。 西村さんは、平成22年に農業と森林整備を行なう事業所、山匠を立ち上げました。 里山整備で出た間伐材を有効に活用しようと、通常は建築材として利用されない細い木を組み合わせた、キットハウスの販売を始めました。 薪でしか利用されなかった間伐材を建築材に加工する事で、収入の増加にも繋がるという事です。 西村さんは、2年前から研究を行っていて、年輪を交互に組み合わせる事で変形が少なく、建築材に適したものができるという事です。 山匠が販売するキットハウスは、伊那市ますみヶ丘の産直市場グリーンファームの加工センターの駐車場で展示されています。 基礎や水回りの工事は別途必要となりますが、広さ6畳でシステムバスや台所などがついた物は、税別で180万円です。 西村さんの会社では、今後、広さが18畳タイプのものを販売していくという事です。
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保・小・中 合同避難訓練
大地震が発生したとの想定で、伊那市西箕輪の保育園・小学校・中学校が参加した合同避難訓練が26日行われました。 午後2時、西箕輪保育園の園内に地震が発生したとのアナウンスが流れると、布団や毛布をかぶり、体を丸めていました。 揺れが収まった事を確認すると防災頭巾をかぶり、保育園の駐車場へと避難しました。 全員の避難を確認すると、保育士を先頭に、市の避難所に指定されている西箕輪中学校の体育館へと移動しました。 中学校には近くの西箕輪小学校からも児童が避難していました。 今回の訓練は、いざという時に備え、近くの保育園、小学校、中学校が協力し子供達を守ろうと行われ750人が参加しました。 西箕輪中学校の新井幸徳校長は、「今回は授業中の想定で訓練を行ったが、今後は登下校時などあらゆる場面を想定していきたい」と話していました。 最後には、保護者への引き渡し訓練が行われました。
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野草スケッチ原画展ギャラリートーク
長野県植物研究会会員の柄山祐希さんによる、野草スケッチ原画展ギャラリートークが23日、伊那市のコミュニティ・カフェ「セジュールで行われました。 現在90歳の柄山さんは元小中学校の教諭で今は植物観察の指導やガイドを行っています。 27歳から植物の細密画をかき記録する作業を行っていて会場にはそのうちの近作が並べられています。 ギャラリートークで柄山さんは植物の細密画を描くようになったきっかけなどについて話をしました。 柄山さんは「色は塗るものではなく描くのもだとプロから教わった。 描いていくことで結果として面になっていることがわかった。」と話していました。 柄山祐希野草スケッチ原画展は31日まで伊那市のコミュニティ・カフェ「セジュール」で開かれています。
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上伊那農業高校 農業クラブ全国大会へ
南箕輪村の上伊那農業高校は、農業や林業の研究について発表する農業クラブの北信越大会で6部門中3部門で最優秀賞を受賞し全国大会に出場します。 北信越大会は、県大会を勝ち上がった5県の代表がプロジェクト発表と意見発表をしました。 プロジェクト発表で最優秀賞を受賞したのはアツモリソウの培養技術について発表した8人のグループです。 意見発表ではアルストロメリアの新たな販売方法について提案した3年の久保田成美さん。 高校生と大学生が連携して行った学生の森林保全プロジェクトを発表した2年の櫻井彩人君の2人が最優秀賞に選ばれました。 すでに出場を決めているクラブ活動発表部門と合わせて4部門が10月に群馬県で開かれる全国大会に出場することになっています。 上伊那農業高校によりますと複数部門で全国大会に出場するのは初めてということです。
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振り込め詐欺の手口学ぶ
特殊詐欺被害にあわないための方法を学ぶセミナーが24日伊那市役所で開かれました。 参加者は電話対応訓練を行い詐欺の手口などについて学びました。 セミナーは特殊詐欺の手口を学び被害防止につなげようと長野県が開いたものです。 セミナーでは県くらし安全・消費生活課課長補佐の松原寛さんが詐欺の犯人役となり電話をかけ参加者がその対応をしました。 電話に出た参加者は特殊詐欺の手口を体験し対応方法について学んでいました。 松原さんは怪しい電話がかかってきたら、きっぱりと断ること。 また「携帯電話の番号が変わった」「風邪をひいた」というキーワードが出てきたら疑うこと」と話していました。 伊那警察署管内の今年の被害は7月末現在で3件、被害額は234万4,000円で去年の同じ時期と比べて4件、2,628万円減少しています。 県では被害者の9割が特殊詐欺を知っていて、8割が自分は大丈夫だと思っていたにもかかわらず 被害にあっているのが現状としたうえで、特殊詐欺はひとごとではなく対応を身につけておくことが大切だとしています。
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「聖職の碑」完全トレース
1913年大正2年に遭難事故が発生した中箕輪尋常高等小学校の駒ヶ岳登山。 その登山隊が辿ったルートを歩く「聖職の碑」完全トレースが25日行われました。 朝6時過ぎ、箕輪中部小学校に建立されている遭難の碑前に集合し、黙とうをささげました。 これは西駒山荘築100年の記念イベントとして伊那市観光株式会社が初めて開いたものです。 イベントには、地元をはじめ遠くは東京都八王子市を含む8人が参加しました。 予定では、平地区間20キロ、登山道6・5キロを歩いて西駒山荘に一泊する予定でしたが天候不順のため平地のみの開催となりました。 コースは学校に残っていた報告書や日記を調べ当時のルートを再現したということです。 駒ヶ岳遭難事故は1913年大正2年に起きたものです。 集団登山中、暴風雨にあい児童、教師合わせて11人が命を落としました。 これを題材にした新田次郎の小説「聖職の碑」は映画化されました。 その遭難事故を教訓に中央アルプス将棋頭山頂上直下に1915年大正4年に西駒山荘が建てられました。 西駒山荘管理人の宮下拓也さんが案内人で朝6時30分に箕輪中部小学校を出発し、大芝、西箕輪を経て午後1時過ぎに登山道入り口の桂小場に到着しました。 伊那市観光株式会社では「来年も継続してこのイベントを計画していきたい」と話していました。
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“三義音頭”復活披露
かつて伊那市高遠町三義地区で歌われていた三義音頭が22日地元の寺、遠照寺で復活披露されました。 三義音頭を披露したのは遠照寺の宿泊学習に参加している三義子供会の小学生などおよそ20人です。 子供会の関係者が地域のお年寄りから三義音頭という歌があったということを聞き、会を中心にどのような歌かを調べてきました。 昭和23年1948年地元の人が作詞作曲し当時は区民運動会などで歌い踊られていたということです。 お年寄りから歌詞や曲調を聞いているなか譜面も見つかり宿泊学習の式典の中で地元役員らに披露しました。 子供会では踊りの振り付けについても調べることにしていて地元に残る歌として再び定着させていく考えです。
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小阪洋治さん宅ヤマボウシの実見頃
南箕輪村南殿の小阪洋治さん宅のヤマボウシの木の実が見頃を迎えています。 小阪さん宅には樹齢100年以上のヤマボウシがあります。 毎年6月頃花を咲かせ、8月頃に実をつけますが、今年は例年に比べて多くの実が成ったということです。 味はナツメに似ていて、昔はジャムにして食べられていたということです。 見頃は1週間くらいだということです。