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安全保障関連法案廃案求め署名提出
伊那市の住民有志は、今の国会での「安全保障関連法案」の廃案を求める意見書を提出するよう市議会に請願書を出しています。 住民有志は、請願が決議されるよう集めたおよそ2,500人分の署名を14日、伊那市議会に提出しました。 14日は「安全保障関連2法案」の廃案を求める伊那市民の会代表の建石繁明さんらが伊那市役所を訪れ、市議会の伊藤泰雄議長に2,525人分の署名を手渡しました。 署名は8月15日から集め始め、8月提出したものを含め、合わせて2,765人分となります。 請願は、16日の伊那市議会総務委員会で審議されることになっています。
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鬼怒川で排水作業の緊急災害対策派遣隊に聞く
茨城県常総市の鬼怒川などで発生した豪雨災害。 現地で排水作業にあたった天竜川上流河川事務所の緊急災害対策派遣隊に災害の状況などについて話を聞きました。 天竜川上流河川事務所の緊急災害対策派遣隊は鬼怒川の堤防が決壊した10日に職員と協力会社合わせて13人が現地へ向かいました。 11日から排水ポンプ車2台を使い河川が氾濫した地域の排水作業を行い13日遅くに戻りました。 派遣隊の松葉志郎隊長は「現地は家屋が床上浸水で1m20cmほど水に浸かっていた状態。災害の目の当たりにしてこういった災害は起こりうるという認識の上に立って対応できるように準備しておく必要がある」と話していました。 常総市では今回の豪雨災害により死者、行方不明者また救助を求める人が多数いて捜索や救助活動が続けられているということです。 天竜川上流河川事務所の中島一郎副所長は今回の豪雨災害について「水位が上がると堤防が危ない状況になるということをハザードマップで確認しどういう経路で避難すればいいかを知っておくことが重要」と話しています。 天竜川上流河川事務所では第二班が現地に到着していて引き続き排水作業にあたっています。
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塩見小屋工事請負契約締結 付帯意見付きで可決
伊那市議会経済建設委員会が14日伊那市役所で開かれ塩見小屋建設工事請負契約締結に関する議案が付帯意見付きで全会一致で可決されました。 塩見小屋建設工事は昨年度から2か年の事業です。 提出された議案は建設工事について工事事業者と1億6,600万円で契約を結ぶものです。 当初予算は1億4,300万円でしたが補正で2,300万円を追加し 議会の同意が必要な1億5,000万円を超えたことから議案が出されました。 補正の2,300万円は9月議会開会日に補正予算案として可決されています。 議員からは「当初予算の中でのやりくりだとする市の説明と食い違いがある」との意見が出されました。 これに対し市は「事業遂行の中で補正をお願いした。議会には早めに知らせて事業を進めていくべきだった。」と理解を求めました。 採決では「手続きに関する議会への説明が欠け混乱を招いた。 今後補正予算など迅速な説明を求める」などとする付帯意見を付けることを条件に委員6人の全会一致で可決されました。
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板山生産森林組合間伐作業終了
伊那市高遠町長藤の板山生産森林組合が30年ほどかけて実施してきた32ヘクタールある人工林の間伐作業が、今日、終了しました。 10日は、上伊那森林組合の職員が、アカマツ林で間伐作業を行っていました。 板山生産森林組合は、51haの森林を所有しています。 そのうち、32ヘクタールがアカマツやカラマツの人工林です。 昭和50年代から、組合を組織する集落総出で、下草刈りや間伐などの整備を進めてきました。 残すところ、1.53haとなりましたが、組合の平均年齢が70歳ほどと高齢化が進んだことなどから、今年度は、森林税を財源とする「みんなでささえる里山整備事業」の補助を受けて、上伊那森林組合に事業を委託しました。 森林組合が、6月頃から、間伐し、この日、作業が終了となりました。 人工林は現在、樹齢60年ほどで、組合では木材の需要状況を見ながら、管理していきたいとしています。
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市長訪問 宮原さんの長寿を祝う
21日の敬老の日を前に伊那市の白鳥孝市長は、今年100歳を迎えた手良の宮原きくゑさん宅を訪れ長寿を祝いました。 13日は白鳥市長が、伊那市手良の宮原さん宅を訪れ、祝い金や肖像画を贈りました。 宮原さんは大正4年生まれの100歳です。 平成15年に亡くなった夫と共に稲作や養蚕、果樹栽培など農業を営みながら子供4人を育てました。 今でも畑の草取りをするのが日課となっています。 95歳の時には、体調を崩し入院しましたが、10日程で退院し翌日から畑に出る程、畑仕事を欠かさないという事です。 現在は息子夫婦と孫夫婦と同居していて、一緒に暮らすひ孫については「みんないい子に育ってうれしい」と話していました。 伊那市で今年100歳となる人は男女合わせて20人で、市内最高齢は男性が105歳、女性が108歳です。
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安保関連法案「廃案」訴えパレード
安全保障関連法案の廃案を求める自動車パレードが13日、伊那市内で行われました。 パレードは、反戦平和や女性と子供の権利向上に向け社会運動をしている新日本婦人の会伊那支部が行いました。 伊那支部ではこれまで、他の団体と協力し安全保障関連法案の廃案を求め街頭でのピーアールや商業施設でのアンケートなどを実施してきました。 13日は今週にも与党が今国会で法案の可決、成立を目指す動きを受け、声を出し多くの人に廃案を訴えようと、自動車でのパレードを実施しました。 伊那支部のメンバーなど14人が、車に「NO戦争法案」のチラシや「憲法9条の生きる社会を」と書かれた看板を取り付け、市内をパレードしました。 荒惠子支部長は「小さな力だが憲法9条を守るせとぎわの段階。 次の世代を担う子供達を絶対に戦場に送りたくない」と話していました。
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児童が手作りカヌー体験
伊那市長谷の美和湖で6日、手作りカヌーの体験イベントが行われました。 このイベントはカヌー作りの指導などにあたっているNPO法人美和湖倶楽部が行ったものです。 6日はカヌーを作った東春近小学校の児童やその保護者などおよそ80人が集まりました。 子どもたちは3、4人のグループで乗り込むとパドルを操り湖面を進んでいました。 カヌーはおよそ3.4メートルで子どもでも扱いやすいように、コンパクトに設計されています。 県産材のスギやヒノキが使われていて防水加工がほどこされています。 なかには耐水性に優れている選挙のポスターを貼る掲示板を譲り受け、作ったカヌーもありました。 設計と制作の指導にあたったNPO法人美和湖倶楽部の蓑口健二さんは「自然を体感することで地域の良さを知ってもらいたい。」と話していました。
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福祉の祭典 ふれあい広場
福祉の祭典、ふれあい広場が13日伊那市山寺の福祉まちづくりセンターで開かれました。 ふれあい広場は誰もが住みよい福祉のまちづくりについて考えようと伊那市社会福祉協議会が開いたもので今年で9回目です。 会場ではステージ発表が行われたほか屋台も並びました。 今年ははじめて中心商店街の店主らでつくる伊那まちの再生やるじゃん会特別出張販売も行われ訪れた人たちがお目当ての品を買い求めていました。 ステージ発表のうち伊那弥生ヶ丘高校書道部は書道パフォーマンスを行いました。 部員らは「希望」「挑戦」「感動」「奇跡」の4つの言葉を音楽に合わせて力強く書いていました。 また伊那市社協を利用している歌好きのグループ、ひばりコーラスは合唱を披露していました。
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伊那北高校合唱コンクール
伊那北高校の合唱コンクールが伊那市の伊那文化会館で11日、開かれ3年A組が金賞に選ばれました。 今年で48回目となる合唱コンクールでは、1年生から3年生までの18クラスが練習の成果を発表しました。 今年は、全クラスが混声四部合唱に挑戦したということで各クラスの息のあったハーモニーを響かせていました。 審査の結果、3年A組が金賞に選ばれました。 伊那北高校合唱コンクールの模様は20日の午後2時から放送します。
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ジョブ・カード制度 伊那商工会議所が企業対象に説明会
職務経験や職業訓練の実績を記載したジョブ・カードを活用した人材育成をサポートする国の制度を普及させようと、伊那商工会議所は、10日、企業を対象に説明会を開きました。 説明会には、上伊那の企業15社から約30人が参加し、日本商工会議所の辻井修二さんが制度の説明を行いました。 ジョブ・カードは、求職者の職務経験や職業訓練の実績を記載するカードです。 このカードに基づいて行う職業訓練に国からの助成金が企業に支払われる制度です。 正社員の経験がない非正規雇用労働者が対象で、企業は人材育成が行いやすくなり、自社のニーズにあった正社員の雇用につなげる事ができます。 辻井さんは「最初は助成金が目的だった企業でも、制度を活用する事で社内の人材育成の体制が整った事を喜ぶ事が多い」と話していました。 伊那商工会議所によりますと、伊那市内でこの制度を導入しているのは、現在1社のみだという事で、これから普及を図っていきたいとしています。
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第39回花卉品評会 最優秀賞に飯島町竹澤孝生さん
カーネーションやアルストロメリアなど上伊那の主力となっている花を集めて審査を行う「第39回上伊那花卉品評会」が11日、伊那市役所で開かれました。 品評会には、上伊那花卉生産者会議の会員37人から219点が出品されました。 会場には、上伊那が県下有数の産地となっているカーネーションやアルストロメリア、トルコギキョウなどが並びました。 最優秀賞にあたる「長野県知事賞」には、飯島町の竹澤孝生さんのカーネーションが選ばれました。 全体的なバランスやまっすぐ伸びた茎などが評価されたということです。 審査会の後は、消費者に関心を高めてもらおうと予約販売も行われ、多くの人が訪れていました。
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スポーツの秋到来 小学校で運動会
スポーツの秋。 小学校では運動会のシーズンが始まりました。 伊那ケーブルテレビエリア内では、3つの小学校で、12日、運動会が開かれました。 このうち、箕輪西小学校では全校児童92人が赤組と白組に別れ、10競技で得点を競った他、表現ダンスを披露しました。 全校参加の二人三脚リレーでは、5つのグループに分かれ、バトンを繋ぎました。 低学年はなかなか前に進めないペアーが多い中、高学年の児童らは息のあった走りを見せていました。 他に、初めての運動会となる1年生は、2~3年生と一緒にダンスを披露しました。 台風や長雨の影響で、グラウンドでの練習がなかなかできなかったということですが、どうどうとした演技を見せていました。 箕輪西小学校の松島ゆかり校長は、「どの児童も全力を出して取り組んでいた。本番は、天候に恵まれてよかったです」と話していました。
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景観保全に関するシンポジウム
伊那市は、市内における守るべき景観とは何かについて考えるワークショップを、12日、創造館で開きました。 今後は、国の制度の活用も視野に入れ、景観保護に取り組んでいく考えです。 ワークショップは、景観保護にいかしていこうと、市教育委員会が初めて開いたものです。 国は、里山や棚田など人々の生活や風土に深く結びついた地域特有の景観を守ろうと、平成16年に「重要文化的景観の選定制度」を創設しました。 都道府県や、市町村が保存措置を行うもののうち、特に重要なものを国が選定するものです。 選定されると、保存に影響を及ぼす行為をしようとする場合、文化財保護法により国に届出が必要になります。 県内では、飯山市の小菅山と千曲市の姨捨の棚田が選ばれていて、全国では47件が選定されています。 ワークショップでは、文化庁世界文化遺産アドバイザーの本中眞さんが、制度の内容や伊那谷における重要文化的景観地区についての話しをしました。
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高遠消防署一日出張所
伊那市高遠町の高遠消防署の救急一日出張所が12日ニシザワ高遠食彩館で行われ、買い物客が緊急時の対応を体験しました。 12日は、ニシザワ高遠食彩館の駐車場に一日出張所が設けられ、心肺蘇生法や119番のかけ方の体験、救急車の展示が行われました。 これは、12日までの救急医療週間に合わせ、地域住民に意識を高めてもらおうと高遠消防署が初めて行ったものです。 救急車の展示では、子どもたちが車内に乗り込み、設備を見学していました。 119番のかけ方体験では、買い物客の男性が倒れ、救急車を呼んでほしいと頼まれたという想定で電話をしました。 ある署員は、「救急車を呼ぶときは、どこの市町村かからかけているのかしっかり伝えることが大事。署員が質問をしてくれるので、落ち着いて答えてください」とアドバイスしていました。
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分杭峠気場発見20周年記念シンポジウム
伊那市長谷分杭峠の気場発見20周年記念シンポジウムが12日、気の里ヘルスセンター栃の木で開かれました。 シンポジウムにはおよそ150人が参加し、これまでの経過報告や基調講演が行われました。 伊那市長谷の分杭峠は、中央構造線が作る地形の影響で特殊な「気」が発生するといわれています。 気場は平成7年7月2日に気功師の張志祥さんが発見し、今年で20年となります。 パワースポットとして人気を集め、昨年度はおよそ2万5千800人が訪れたということです。 基調講演では国際ジャーナリストの中丸(なかまる)薫(かおる)さんが話をしました。 世界中のパワースポットを巡った中丸さんは、この地域を訪れた途端「波動が変わる」のを感じたといいます。 中丸さんは、「現代社会の中で真実の情報を探るための直観力を得るには、心身の浄化が必要。気場を訪れ、ゆっくりと過ごすことでそれににつながる」と話していました。
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起業・創業に関する展示
起業・創業に関する情報が掲載されたパネルや冊子の展示会が、伊那市の伊那図書館で開かれています。 伊那図書館2階のロビーには、起業や創業に役立つ情報を掲載した冊子などを8機関が共同で展示しています。 各機関のサポート制度などを知って創業のきっかけにしてもらおうと、日本政策金融公庫などが開いているものです。 日本政策金融公庫では、昨年度県内290企業に対しおよそ35億円融資を行いました。 伊那支店では、前の年より17件多い40企業におよそ3億8千万円融資を行ったということです。 起業・創業に関する展示は、17日(金)まで伊那図書館で開かれています。
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高校演劇合同発表会
上伊那地区高校演劇合同発表会が6日開かれ、伊那西高校が県の発表会の出場校に選ばれました。 発表会には上伊那の6つの高校が参加しました。 上伊那地区高校演劇合同発表会は、学校同士の交流と、クラブ活動のレベルアップにつなげようと上伊那地区高等学校演劇連盟が毎年開いています。 伊那西高校演劇クラブは、オリジナルの脚本「人と生まれた悲しみを知らないものは・・・」を披露しました。 人の記憶を見て保存することができる機能を持った介護ロボットが、主人公の老人から戦中戦後の記憶を引き出そうとする内容です。 伊那西高校演劇クラブでは「人の記憶の意味深さを、演技を通して伝えたい」と話していました。 伊那西高校が出場する県の発表会は、11月に東御市で開かれます。
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高遠学園構想 「市全体が望ましい」
伊那市教育委員会の松田泰俊教育委員長は高遠高校が小中学校との連携を図る「高遠学園構想」について、現在の長谷・高遠から伊那市全体に広げるのが望ましいとの考えを改めて示しました。 これは、11日開かれた市議会一般質問で議員の質問に松田委員長が答えたものです。 松田委員長は構想について「中高一貫校を考える物ではなく、小中学校や地域との連携を図り、高遠教育の精神の実学を育てていきたい」と答えました。 白鳥孝市長は「緩やかな連携の中で、あらゆる可能性をいっしょに考えていきたい」と話していました。 議員からは「目に見える形にして示すよう市教委が中心となり構想の素案をたて議論していくのが望ましい」と話していました。 高遠高校では「少子化に向かう中、地域創生の核となるよう、地域に残る人材を育てていきたい」と話していました。
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冨士工業株式会社創立70周年でテレビ寄贈
箕輪町松島の電気部品メーカー冨士工業株式会社は、創立70周年を記念して、ながたの湯に大型液晶テレビを寄贈しました。 2日は冨士工業株式会社の藤林祥朗常務取締役と向山光男管理部部長がながたの湯を訪れました。 冨士工業株式会社は、テレビなどの電子機器や蛍光灯に使われる部品を製造しています。 創立は昭和20年10月21日で、今年で70周年になることを記念して、ながたの湯に65インチの液晶テレビを寄贈しました。 藤林常務は、「70周年を迎えられたのも町の皆さんに支えられてきたおかげ。これから80年、100年と、箕輪から世界に部品を発信していきたい」と話していました。 箕輪町の白鳥政徳町長からは、感謝状が贈られました。 白鳥町長は、「大切に使わせてもらいたい。ますます発展して、町のために尽力してほしい」と話していました。
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伊那弥生ヶ丘高校音楽会 3年F組最優秀賞
伊那弥生ヶ丘高校の音楽会が10日伊那市の伊那文化会館で開かれ、3年F組が最優秀賞に選ばれました。 音楽会はクラスマッチ形式で行われ、1年生から3年生までの18クラスが練習の成果を披露しました。 音楽教諭は講評で、「合唱を通じて一人ひとりが成長し、クラスの絆ができる。練習を通じて得たものを大事にしてほしい」と話していました。 審査の結果、最優秀賞には「地球に寄り添って センスオブワンダー」を歌った3年F組が選ばれました。
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直江津遭難事故から73年 児童が慰霊碑で冥福祈る
1942年9月13日に、中箕輪国民学校、現在の箕輪中部小学校の児童5人が修学旅行中に新潟県の直江津で亡くなった事故の冥福を祈ろうと、11日児童が登校の時間に合わせて慰霊碑に花を手向けました。 午前7時40分、児童達は家から持参した花を手向け、慰霊碑に手を合わせていました。 1942年9月13日に、現在の箕輪中部小学校の6年生にあたる児童が修学旅行で訪れていた新潟県の海で遭難し、5人が亡くなった事故から今年で73年を迎えます。 ある児童は「命の大切さを改めて感じる日。二度とこういう事故が起きないようにお祈りしました」と話していました。 亡くなった児童の同級生でつくる「搏美六人力会」の有志は、13日に小学校を訪れる予定です。
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災害時にドローン活用へ 操縦訓練はじまる
災害時などで小型無人航空機ドローンの活用を検討している上伊那広域消防本部は、初めての操縦訓練を11日、駒ヶ根市の伊南北消防署で行いました。 上伊那広域消防本部では、災害時の捜索活動や火災の現地調査などでドローンの活用を検討しています。 消防署でのドローンの導入は全国的にも珍しく、県内ではまだ例がないということです。 上伊那広域消防本部では、今年7月にドローンの操作に関する事項をまとめた「小型無人航空機運航要領」を策定しました。 伊那消防署と伊南北消防署はそれぞれ3班ずつ交代で勤務を行っていて、勤務時間問わず操縦者が常にいるようにと、今回各署から6人ずつ、合わせて12人が操縦訓練を始めました。 伊南北消防署に配置されているドローンは、3月に伊南防火管理協会が解散するにあたり寄贈したものです。 このドローンは、飛行時間が平均10分から20分で、通信距離は約700メートルとなっています。 小型カメラが備え付けられていて、タブレット端末と連動して撮影している動画が観られるようになっています。 操縦訓練は10月までに10回行い、運行管理者にあたる消防次長から指名された人が操縦できるということです。
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力作並ぶ 第68回長野県書道展
第68回県書道展が、11日から、伊那市の伊那文化会館で始まります。 会場には、上伊那地区の、一般と小中高校生の入選・入賞作品、あわせて900点ほどが展示されています。 伊那地区の入選・入賞作品の他に、県全体の特選入賞者の作品も巡回展示されています。 流派もジャンルもなく、バラエティ豊かな作品が楽しめるということです。 上伊那の高校生からは114点の応募があり、3点が特選に選ばれました。 小中学生は、721点の応募があり、22点が特選に選ばれました。 関係者は、「県内で最も権威ある書道展。それぞれ入賞・入賞を目指してきたため力作がそろっている」と来場を呼び掛けていました。 県書道展は、13日(日)まで伊那文化会館で開かれます。
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高遠ブックフェス今年は街歩きテーマ
今回で7回目となる本をテーマにしたイベント「高遠ブックフェスティバル」が、今月19日から23日まで伊那市高遠町の中心商店街を会場に開かれます。 9日は、ブックフェスティバルの実行委員会のメンバーとなっている高遠町図書館の職員が商店街各地に設置する本箱をもってイベントをPRしました。 今回のテーマは、まちあるき・本・まつりです。 空き店舗となっている旧いてふや(いちょうや)には、県内6軒の古本屋が出店します。 同じく空き店舗となっている旧ほていやでは、山の本をテーマにした古本や、伊那市内の本屋が選ぶ新刊が並ぶほか、期間中ブックカフェがオープンします。 ブックカフェでは、中村不折の書から着想を得たコーヒー・不折ブレンドの提供が行われます。 そのほか、高遠町出身の小説家、島村(しまむら)利(とし)正(まさ)のテキストを街中で集めるワークショップなどが企画されています。 高遠町の中心商店街には、写真撮影スポットや本棚を設置し、本を通して街中を散策する楽しみを提案するということです。 高遠ブックフェスティバルは、19日から23日まで高遠町商店街で開かれます。高遠町図書館ではひと箱古本市の出店者を募集しています。(高遠町図書館 電話94-3698)
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長谷中発 地域活性化へ野沢菜種まき
伊那市の長谷中学校の生徒は、地域の景観を守り活性化につなげようと、遊休農地になっていた畑に、10日、野沢菜の種をまきました。 午後4時過ぎ、生徒たちが、校門から、駆け足で集まってきました。集まった先は、遊休農地となっていた畑です。 7アールほどの畑はすでに耕されて、種をまく準備が済んでいます。 長谷中学校では、今年度から毎日、「三峰の時間」という時間を15分間設けて、花壇の整備や農作業を行っています。 この日は、遊休農地となっていた畑に、全校生徒34人が野沢菜の種をまきました。 長谷中学校ではもともと、学校近くの畑で野菜などを栽培してきました。 今回は、遊休農地となっていた畑を、中学校で使用してもいいと地主から話があり、野沢菜を栽培することになりました。 野沢菜は11月頃から収穫時期を迎え、生徒がPTAと一緒に漬物体験をしたり、市価の3分の1程度の価格で市民に収穫してもらうなどの活用を検討していくということです。 畑の残りの部分では、玉ねぎも栽培していく予定で、玉ねぎは道の駅で販売していく考えです。 長谷中学校では、耕作放棄地を活用していくことで、学校周辺の景観を守っていきたいとしています。
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富県保育園 地域住民と一緒に散歩
伊那市の富県保育園の園児は10日、地域住民と散歩をして地域の自然に触れました。 富県保育園の年長園児25人が地域住民と貝沼地区を散歩しました。 これは、貝沼の自然環境を守る会が地域の子供たちに地元の自然に触れてもらい一緒に楽しみながら今後の地域の姿を考えるきっかけにしようと初めて行ったものです。 保育園を出発して1時間ほどかけて散歩しました。 途中、農業用水路で会のメンバーが虫を捕まえました。 オニヤンマの幼虫がつかまり、子ども達も手にとっていました。 ヘビトンボの幼虫です。地元では「マゴタロウ」と呼んでいて、ザザムシと一緒に煮て食べていたという事です。 かつて真菰ヶ池があった公園では、百日草の花にキアゲハが集まっていました。 貝沼の自然環境を守る会では、小学校との交流も行っていて、来月は富県小の児童と麦の種撒きをするという事です。
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箕輪町福与の観光農園、雅秋園がオープン
箕輪町福与の観光農園、雅秋園が9日にオープンし、今シーズのぶどう狩りが始まりました。 90aのぶどう園では、ナイアガラ、コンコード、デラウエアの3種類のぶどう狩りを楽しむことができます。 なかでも赤い小粒のデラウエアは、種がなく一番甘みがあり、子ども達にも人気だという事です。ナイアガラよりも早く熟し数も少ないため初日を狙って訪れた親子もいました。 雅秋園には、この日午前中だけで上伊那を中心に親子連れなど30組ほどが訪れたという事です。 入園料は大人500円、小学生250円、小学生未満は無料で、10月中旬まで営業予定です。
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白鳥さん 知的障害者バスケット日本代表に
4年毎開かれる知的障がい者のスポーツの国際大会に箕輪町福与の白鳥健司さんが男子バスケットボール日本代表のメンバーとして出場します。 8日は白鳥さんや両親が役場を訪れ、白鳥政徳町長に出場のあいさつをしました。 白鳥さんは中学生の頃から父親に連れられ、町のナイターバスケで社会人に混ざり、練習をつんできました。 現在は飯田市の知的障害者のバスケチームに所属していて、チームの練習の無い日には諏訪で一般に混ざり練習をしているという事です。 3年前に、県選抜選手として全国大会に出場しプレーを見たナショナルチームのコーチの目にとまり、日本代表の強化選手となりました。 白鳥さんは、「初めての国際大会だが、積極的なプレーをし、得点を挙げたい」と話していました。 自宅が近所の白鳥町長は、「ランニングしている姿をよく見かけていたが、まさか日本代表選手とは知らなかった。まずは1勝を目指し頑張ってほしい」と話していました。 知的障害者の国際スポーツ大会、Inasグローバルゲームは4年毎開かれ、今回は南米のエクアドルで20日から開催される予定です。 また、県の連盟では大会出場のための寄付金を募っています。 【連絡】長野県FIDバスケットボール連盟 藤森さん 電話090-4442-5559
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台風18号最接近 大きな被害なし
9日の昼前から昼過ぎにかけ台風18号は上伊那に最も接近しました。 この台風の影響で、伊那市高遠町で停電が発生しましたが、交通機関や農作物などの被害の報告はありませんでした。 台風18号は9日の昼前から昼過ぎにかけ上伊那地域に最も接近しました。 この台風と前線の影響で伊那では、午後3時現在 24時間の降水量は16.5ミリとなっています。 伊那市高遠町藤沢では午前6時半頃、斜面の木が数本倒れ、近くの電線を切断し停電が発生しました。中部電力によりますと、停電は伊那市高遠町の1200戸におよび、午前11時45分に復旧したという事です。 また伊那市長谷の北沢峠では、降りはじめからの降水量が100ミリ以上となり、長野県と長野地方気象台は午前9時25分北沢峠周辺に土砂災害警戒情報を発表しました。 発表を受け伊那市長谷総合支所では、職員が現地災害警戒本部の設置準備や山小屋と連絡を取り、宿泊客やスッタフの人数を確認していました。その後、台風の通過に伴い雨量も減った事から、北沢峠周辺に出された土砂災害警戒情報は、午後1時半に解除されました。 伊那市や箕輪町、南箕輪村、JAなどによりますと今回の台風による、目だった被害は無いという事です。 長野地方気象台では、これまでに降った雨による土砂災害や河川の増水に注意するよう呼びかけています。
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伊那インター工業団地に東京パック新工場が完成
伊那市が企業誘致を進める西箕輪の伊那インター工業団地に、使い捨て手袋の製造・販売を行う東京パック株式会社の新工場が完成しました。 5日は、東京パック株式会社の新工場落成記念祝賀パーティーが、現地で行われました。 東京パックは、東京都に本社を置く使い捨て手袋や衛生管理用品の製造・販売会社で、製品は主に医療や介護の現場で使用されています。 新工場は、鉄骨造平屋建てで延床面積はおよそ780平方メートル、総事業費はおよそ3億円です。 東京パックでは、3年後を目途に敷地内に物流倉庫などを建設する計画で、30人ほどの正社員の雇用を考えているということです。 今後は、東京の工場が関東方面に、伊那工場が関西方面に出荷することで、災害時のリスク分散を図りたいとしています。 伊那インター工業団地に立地した企業は、東京パックで17社目となり、造成済みの土地は残り1区画となっています。