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南箕輪中学校キャリア教育 ラーメン店経営者から学ぶ
キャリア教育の一環として南箕輪中学校の生徒が、8日村内のラーメン店経営者から働くことについて話を聞きました。 この日は、田畑のラーメン店「麺づくり蒼空」の竹村泰治さんが中学校を訪れ講師を務めました。 2年生170人がキャリア教育の一環で竹村さんの話を聞きました。 南箕輪中学校では、全学年を対象に毎年キャリア教育の授業が行われていて、卒業生や村内の事業経営者などを招いて講演会やシンポジウムなどを開いています。 竹村さんは、煮込み時間が異なる魚介系のスープと動物系のスープを用意し、生徒達は飲み比べていました。 蒼空ではこのスープを混ぜ合わせて提供しているということで、竹村さんは「手間はかかるが、おお客さんには良い気持ちで帰ってほしいしまた来てほしい。美味しいの一言や笑顔がやりがいにつながる」と話しました。 生徒はメモを取りながら竹村さんの話に耳を傾けていました。
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保育園児にりんごプレゼント
南箕輪村営農センターは、地域でとれたりんご「サンふじ」を8日、村内の6つの保育園にプレゼントしました。 このうち北部保育園には営農センターの北條欣一会長ら関係者5人が訪れ、園児1人ひとりにりんごを手渡しました。 りんごのプレゼントは、消費拡大と地産地消を目的に平成17年から行っていて、今回は神子柴のりんご農家、田中充義さんが育てた「サンふじ」がプレゼントされました。 ふじは袋をかけて栽培するのが一般的ですが、サンふじは、袋をかけず栽培するため、甘味が増すということです。 村と営農センターでは、サンふじの栽培に力を入れています。 園児らは、もらったりんごを大切に抱えて友達と見せ合っていました。 営農センターでは、村内6つの保育園に全部で860個のりんごを贈りました。
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伊那ローメンZUKUラブ奨励賞
30秒にふるさとへの思いを込めたふるさとCM大賞NAGANOの最終審査で奨励賞を受賞した市民団体伊那ローメンZUKUラブのメンバーが8日、白鳥孝伊那市長に結果を報告しました。 8日は、伊那ローメンZUKUラブの中川義徳会長らが伊那市役所を訪れました。 ふるさとCM大賞は長野朝日放送が主催するもので、今年で14回目です。 7日に長野市で最終審査が行われました。 今年は県内から88作品が寄せられ24作品が最終審査に進みました。 伊那市からは12作品の応募があり、伊那ローメンZUKUラブの作品が最終選考に残りました。 ステージでは参加団体がパフォーマンスなどをしてCMをPRしました。 中川会長は「伊那市とローメンをPRすることが出来た。来年も頑張りたい」と話していました。
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パキスタンの郷土料理づくり
伊那市の美篶小学校の4年生は9日、学校の畑で育てたジャガイモを使ってパキスタンの郷土料理を作りました。 美篶小学校の4年2組の児童25人は去年から、総合学習の一環で海外の料理について学習しています。 これまで、ハワイやメキシコなどの世界の郷土料理を作っています。 今回はまとめとして、自分たちで育てたジャガイモを使って料理をつくることにしました。 講師には、青年海外協力隊員の経験があり美篶出身の赤塩千寿さんを招き、パキスタン料理「サモサ」を作りました。 ゆでつぶしたじゃがいもを小麦粉を練って薄く伸ばした皮で、三角状に包み油であげた料理です。 普段はもっと多くの香辛料を使うということですが子供たちが簡単に作れるよう、ジャガイモは塩コショウとカレー粉で味付けをしました。 児童たちはグループに分かれ、赤塩さんから作り方の説明を聞きながら調理していました。 料理開始から1時間、サモサの完成です。 料理を囲み全員で味わいました。 美篶小学校では、活動を通し国際交流につなげていきたいと話していました。
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寒さを利用し寒天づくり
冬の風物詩、寒天づくり。 伊那市では、冬の寒さを利用した天然の寒天づくりが始まっています。 伊那市東春近で寒天づくりを行っているのは15年前に富士見町から移ってきた小笠原商店です。 寒天は、原料の天草をトコロテン状にしたものを冷凍乾燥させてつくります。 寒さが厳しくなるこの時期から毎年作業が行われています。 創業から100年余りの小笠原商店では、寒暖の差を利用した、昔ながらの方法を守っています。 厳しい寒さに晒し自然の中でじっくりと乾燥させる手間ひまをかけたこの製法により食感や風味が増すということです。 小笠原商店の倉庫には所狭しと、天草が置かれています。 全国各地からよりすぐりの天草を取り寄せているということです。 寒天を外に並べる作業は早朝、太陽が昇る前から始まります。 干すときは太陽の光が多くあたるよう寒天の角度を変えて水分を完全に抜くようにします。 全面に光があたるよう独自で作った道具に乗せ向きを変えて干します。 出来上がった寒天は関東や関西の高級菓子店に出荷するということです この天然の寒天づくりは来年3月いっぱいまで行われることになっています。
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「みなみみのわのむかしばなし」絵本 原画展開催
南箕輪村が平成7年から4年間かけて制作した絵本「みなみみのわのむかしばなし」の原画展が、大芝の湯で開かれています。 南箕輪村では、平成7年から4年間かけて村の昔ばなしを10冊の絵本にしました。 絵本は、村誌に書かれた伝説などを絵本の形にすることで分かりやすくし親しんでもらおうと「伝説絵本を考える会」が中心となって制作したもので、来年3月で刊行20周年を迎えます。 会場には18点が並んでいて、今週は1巻「かまどぶ」と、2巻「来る身塔婆」の原画が飾られています。 原画は全て茨城県のカワシマエミさんが描いたもので、現在は役場で保管されています。 みなみみのわのむかしばなし原画展は、1月18日まで大芝の湯で開かれていて、作品は1週毎に2巻ずつ入れ替えを行います。 絵本は、役場総務課窓口で1冊1,300円で販売しています。
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女子ソフトボール教室開催
女の子にソフトボールに親しんでもらおうと、女子小学生ソフトボール教室が7日、伊那市の伊那公園屋内運動場で開かれました。 教室は、園児から小学生を対象にソフトボールの楽しさを知ってもらおうと、伊那市スポーツ推進委員会が開いているものです。 教室では、初めて訪れた5人が女子児童のソフトボールチーム、アルプスいーなちゃんソフトボールクラブの選手に混じり体を動かしていました。 初回の今日は、遊び感覚で気軽に始めてもらうため、ランニングやリレー競争をしていました。 この教室は、年末年始を除く来年2月22日まで毎週日曜日に開かれていて、興味のある人はいつでも参加できます。
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伝統受け継ぐしめ縄づくり
伊那市の伊那西小学校の全校児童は8日、地域の人達と一緒にしめ縄を作りました。 伊那西小学校では、ふるさとに伝わる文化を学ぶとともに、地域の人々と交流しようと、毎年このしめ縄作りをしています。 講師は、小学校に通う児童の祖父、15人がつとめました。 作業は、地域ごとに分かれて行われ、低学年の児童は親と一緒に作っていました。 5・6年生になると、子どもたちも慣れた手つきで縄をなっていました。 子どもたちは、扇や花、おかめなどを飾りつけて、しめ縄を完成させていました。 完成したしめ縄を見ると、小沢、平沢、横山地区はなったワラが円を描いています。 大坊、ますみヶ丘地区はワラが直線になっていて、各地区で特色が出ていました。 このしめ縄は、家に持ち帰り、玄関に飾るということです。
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集落営農組織代表者が意見交換
JA上伊那は地域農業振興を目的に集落営農組織ネットワーク代表者会議を11月26日伊那市のJA上伊那本所で開催しました。 代表者会議は、集落営農組織の法人化や地域農業の中心的な担い手づくりなど、持続可能な農業組織を作っていこうと開かれました。 会場には、上伊那の42ある組織の代表者や県の職員などおよそ100人が出席しました。 参加者からは、「何を作れば所得に繋がるかなど経営感覚を持つことは大切だが、経理や会計といった事務に不安がある」といった声や、「後継者不足により、貸出農地が年々増加してきている上に、若い世代になるほど農業の関心が薄れてきている」などの課題が出されていました。 JA上伊那では、今後集落営農組織を中心として地域の農業基盤を築き次世代の担い手作りをする環境を作っていきたいとしています。
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村議会議員がタブレット端末講習会
南箕輪村は、12月定例議会から、タブレット端末を導入し、議員への貸し出しを始めました。 8日は、その講習会が村役場で行われました。 南箕輪村は、紙の節約で省エネにつなげようと、議員が議会中に携帯していた、村議会基本条例や議員規則などの書面を、タブレット端末で閲覧できるようにしました。 この日は初めて議員全員を対象に、講習会が開かれました。 中には初めてタブレット端末を使う議員もいて、その扱いに戸惑っていました。 指導には、タブレット端末の使用経験がある、小坂泰夫議員があたり、電源の入れ方から、項目選択、画面のスクロール方法など基本操作を説明していました。 議場へのタブレット端末の持ち込みは、カメラ機能を使わないなどの条件を付けた上で、議長の承認があれば議員の他、傍聴者も可能です。 南箕輪村では今後、議案書もタブレットで閲覧できるようにしたいとしています。
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純高遠産の日本酒「やまむろ」完成
伊那市高遠町の山室地区で採れた酒米のひとごこちを使い、仙醸が醸造した純高遠産の日本酒、やまむろが、11日から販売されます。 やまむろは、高遠町の酒販店で作る高遠旨い酒研究会が、地域活性化を目指し造っていて、今年で10周年を迎えました。 8日は、高遠町の鉾持神社の境内にある、酒の神様「松尾社」の前に関係者が集まり、神事をして新酒の完成を祝いました。 酒米のひとごこちは、農事組合法人山室が委託され生産していて、今年は夏の日照不足が心配されましたが、例年より多い収穫量で、米のできも良かったということです。 その米をつかって、高遠町の酒蔵、仙醸が醸造して、今年は720ml入りを1,000本造りました。 純高遠産の酒「やまむろ」は、720ミリリットル入り1,300円で、旨い酒研究会に加盟する高遠町内の7つの酒屋で購入することができます。
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白山登り窯で窯出し
伊那市高遠町勝間にある白山登り窯で8日焼きあがった壺や皿などの窯出し作業が行われました。 登り窯は幅が3メートルで斜面に沿って4段あります。 窯の中には先月末に4日間火入れをした焼き物およそ800点が入っています。 8日は高遠焼きの陶芸家 浦野真吾さんが焼き物を取り出すためレンガを一つ一つ外していました。 浦野さんは祖父の唐木米之助さんから高遠焼きの指導を受けていましたが今年2月に米之助さんが亡くなったため今回はじめて一人での作品づくりとなりました。 浦野さんは「実際に見るまでは心配だったが、なんとか焼けているので今はほっとしている。祖父の教えをしっかりと受け継いでいきたい。」と話していました。
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真珠湾攻撃で捕虜となった海軍少佐と対面
73年前の昭和16年12月8日。 日本海軍はハワイオワフ島の真珠湾を奇襲攻撃しました。 この時特殊潜航艇で突撃し捕虜となった海軍少尉と戦後対面した伊那市の三澤和人さんに話を聞きました。 三澤さんは昭和2年生まれの88歳。 昭和18年に16歳で海軍に入り2年後終戦を迎えました。 戦後ジャイカ国際協力機構に入り戦争に関する聞き取り調査などを行ってきました。 ジャイカでブラジルに赴任した際、真珠湾攻撃に加わり特殊潜航艇で突撃し捕虜となった酒巻和男さんと対面したといいます。 酒巻さんについて三澤さんは「温厚で人格的にも立派な人だった。ただ精神的には苦労なさったようです。」と振り返ります。 対面したのは終戦から27年が過ぎた昭和47年でその時の様子を本にまとめ出版しています。 真珠湾攻撃の際、特殊潜航艇で突撃したのは10人で酒巻さん以外は全員が戦死。 「九軍神」と呼ばれ英雄となりましたが酒巻さんは生き残り捕虜となりました。 当時捕虜となることは屈辱とされ収容所で自決を試みましたが思いとどまったといいます。 戦後ブラジルで会社経営者となり平成11年81歳で亡くなりました。 三澤さんは国のために真珠湾攻撃に参加し捕虜となった酒巻さんと対面したことで戦争の悲惨さを改めて実感したといいます。 三澤さんは「戦争というものはやるべきではない。不幸をもたらすだけだ。できるならば戦争をしない平和な国づくりをやっていただきたい。それを痛切に思っている。」と話していました。
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町に木製ベンチを寄贈
林業関係者でつくる上伊那木材協同組合は箕輪町に木製ベンチを寄贈しました。 8日は上伊那木材協同組合の都筑透理事長らが箕輪町役場を訪れ白鳥政徳町長に目録を手渡しました。 寄贈されたのは上伊那産の杉を使ったベンチ10基で長さが4メートルのものと2メートルのものの2種類です。 上伊那産の木材を見直すきっかけにしてもらおうと行われたもので5年目の取り組みです。 都筑理事長は「木を切らないと山が荒れてくる。木を活用することは森林保護につながる」と話していました。 今回寄贈された木製ベンチは来年春に箕輪町のながた自然公園に設置されるということです。
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心と体がよろこぶ食の会
健康で生きるための食事と生活習慣を学ぶ、心と体がよろこぶ食の会が1日伊那市横山の山荘ミルクで開かれました。 心と体がよろこぶ食の会は体調を崩している人を食生活の改善により健康を取り戻してもらおうと、山荘ミルクが開いているものです。 3月から月に1回開かれ、まとめの会となった今回は県内外からおよそ70人が集まりました。 用意されたメニューは玄米のおにぎりや有機栽培の野菜を使ったものなど13品です。 食の会は2006年からはじまり参加者が日常の食生活にここでのメニューを取り入れることで体調不良が改善されているということです。 山荘ミルクの向山美絵子さんは「参加者の中には末期ガンを宣告されたにもかかわらず、手術もせず抗がん剤も使わず日常生活を送っている人もいる。 食生活を変えることで健康を取り戻すことができる。」と話していました。
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住民有志が酒井茂副市長に県議選出馬要請
市内の住民有志でつくる「酒井茂を育てる会」は、伊那市の酒井茂副市長に、来年の県議会議員選挙への立候補を、7日に要請しました。 西春近の株式会社小椋会長で、育てる会代表の小椋元文さんなど会員16人が、市役所記者室で酒井さんに出馬の要請をしました。 会は、酒井さんの地元、東春近をはじめ富県、手良、美篶など市内全域の住民 有志と一部企業経営者などで組織されています。 小椋代表は「40年の行政経験があり県や国とのパイプも太く県議会議員として即戦力となる」として、酒井茂副市長に、来年の県議選伊那市区での立候補を要請しました。 酒井さんは、「12月市議会が開催中で議会にしっかり対応していくのが今の私の任務」として態度を明らかにしませんでしたが、「重く真摯に受け止め、どうするべきか熟慮していきたい」と答えました。 定数2の県議選伊那市区でこれまで、現職4期目で西町の向山公人さんが正式に立候補を表明しています。
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二十四節気~大雪~ 最低気温ー2.5度
7日は二十四節気のひとつ、大雪です。 平地でも雪が降り、本格的な冬が訪れる頃とされています。 7日の伊那地域の最低気温は、-2.5度でこの冬一番の冷え込みとなりました。 長野地方気象台では、8日の日中以降は寒波が去り、週末までしばらく寒さはやわらぐと予想しています。
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上伊那地域包括医療協議会が大規模災害想定し初の訓練
上伊那医師会や市町村などで組織する上伊那地域包括医療協議会は、大地震など大規模災害に対応するための訓練を、7日、伊那中央病院で行いました。 上伊那地域で震度6弱の大地震が発生したとの想定で、上伊那医師会長を本部長とする「上伊那地域災害医療本部」が設置されました。 訓練は、負傷者を模した絵札に重症度を表すタグを付け、ホワイトボード上で災害現場から病院へ搬送する机上訓練です。 訓練を行った上伊那地域包括医療協議会は、医師会、歯科医師会、薬剤師会、上伊那管内の病院、消防、市町村などで組織されています。 協議会では、去年、大規模災害時の医療・救護活動のマニュアルを策定していて、今回はそれに基づいた初めての訓練となります。 本部では、負傷者の受け入れ先や、D-MATの派遣などの指示を行っていました。 上伊那地域包括医療協議会では、今回の反省点をふまえマニュアルの改善を行い、上伊那地域全体の医療連携体制の整備を進めていくとしています。
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市内スポーツ少年団の野球肘検診
野球をしている子どもたちの肘や体の検診が7日、伊那市のサンビレッジ体育館で行われました。 検診は、南信地域の整形外科医でつくる、南整会と上伊那医師会スポーツ医会などが、子どもたちがケガなく活躍出来るようにと今回初めて伊那市で行いました。 対象は、市内のスポーツ少年団に登録している小学5・6年生で、今日は、体力測定や超音波による肘の検査、ケガを予防するストレッチの指導が行われました。 南整会によりますと、長野市や松本市で、これまでに行った検診でおよそ2%が、野球肘と診断を受けたということです。 午前の部では、市内のスポーツ少年団3チームの5・6年生、36人が検診を受けました。 このうち、7人に骨が引っ張られてヒビが入る、「野球肘」の初期症状が見られると診断されていました。 放置すると、野球はもちろんですが、腕の曲げ伸ばしができなくなり、日常生活にも影響が出るということです。 南整会では、「小学生の時期に発見できれば大事に至るケースは少ない。協力を得て今後も続けたい。」と話していました。
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愛子ちゃん心臓移植手術無事終了
諏訪市の小学1年生、小松愛子ちゃんのアメリカでの心臓移植手術が現地時間の5日、アメリカ、コロンビア大学病院で行われ、無事終了したことが7日、あいこちゃんを救う会の報告で分かりました。 愛子ちゃんは11月に渡米しドナーが現れるのを待っていましたが、現地時間4日に、ドナーが現れたと医師から報告が入り、5日に手術が行われました。 手術後、血圧が不安定で、新しい心臓が体に馴染むまでに、時間がかかるということですが、手術は無事終わったということです。
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ミヤマシジミを通して生き物と人との共存を考える
全国的に生息数が減っている蝶ミヤマシジミを通して、生き物と人との共存について考えるシンポジウムが6日、南箕輪村の信州大学農学部で開かれました。 シンポジウムは、去年発足した「ミヤマシジミ研究会」の総会に合わせて開かれたものです。 ミヤマシジミは、環境省のレッドリストで「近い将来野生での絶滅の危険性が高い」とされる絶滅危惧ⅠB類に指定されています。 県内の里山ではかつて数多く生息していたということですが、近年は幼虫のエサとなるコマツナギが減少しているため、生息数も減ってきているということです。 6日は、研究会の会員らが活動報告を行いました。 県環境部では、10年ぶりに改訂を進めている長野県版レッドデータブックの調査で感じたことを話しました。 伊那市の横山ミヤマシジミを守る会の中村新一会長は、今年6月に鳩吹公園周辺で行ったコマツナギの植樹について、その効果を報告しました。 研究会の中村寛志会長は「他県の事例を参考に活動範囲を広げていきたい」と話していました。 研究会には、現在7つの団体が所属していて、新たに上牧里山づくりの会など2つの団体が参加することが決まりました。
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上伊那ハーモニカ愛好者の集い演奏会
上伊那のハーモニカ愛好者が集う演奏会が6日、伊那市の伊那文化会館で開かれました。 6日は、16団体と18の個人がハーモニカ演奏を披露しました。 演奏会は、交流を深めようと開かれていて、今年で4回目です。 訪れた人たちは、童謡から歌謡曲まで、幅広いレパートリーにに耳を傾けていました。
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サン工業主催のフラメンコギターコンサート
伊那市西箕輪のサン工業株式会社はフラメンコギターのコンサートを6日伊那市の信州高遠美術館で開きました。 コンサートにはサン工業の社員や地域住民などおよそ120人が訪れました。 伊那市西箕輪で金属表面処理加工業をしているサン工業は、地域の人たちに楽しんでもらうとともに、社員教育につなげようと毎年年末にコンサートを開いています。 伊那市高遠町在住のフラメンコダンサー今枝真緒さんと羽生田由香さんが出演し、家田喜博さんのギターに載せ12曲を披露しました。 訪れた人たちは、出演者と共に手拍子をして楽しんでいる様子でした。 サン工業では、「地域の人たちのおかげで仕事ができているので、感謝の気持ちもこめ、今後もコンサートを企画していきたい」と話していました。
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みはらしファームで〆の子づくり
伊那市西箕輪のみはらしファームで、正月用の〆の子飾り作りが始まりました。 みはらしファームでは、毎年新しい年の数の〆の子を作り、ファーム内に飾ります。 今年は6日から制作が始まり、2015本を作ります。 制作は、西箕輪に住む林正義さんに依頼しています。 林さんは5,6年前からみはらしファームで制作していて、毎年全体の7割にあたる1,500本ほどを作ります。 〆の子は、20本ほどの藁の束を3つに分け、両手でなっていきます。 板を使って縄を転がすことで、手が痛くならず、早くきれいに作ることができるということです。 〆の子づくりは、21日まで体験も行っています。 飾り付けは、28日に行われる予定です。
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伊那市民芸術文化祭 7日まで
伊那市を中心に活動する芸術文化団体が日頃の成果を発表する「伊那市民芸術文化祭」が6日から、いなっせで始まりました。 会場には、生け花や絵画、墨絵など20団体およそ200点の作品が並べられています。 文化祭は、NPO法人伊那芸術文化協会が1年間の成果を発表する場として開いているもので、今年で11年目になります。 展示のほかに、2階ロビーには茶席が設けられ、訪れた人に煎茶が振舞われていました。 伊那芸術文化協会では「様々な分野の芸術が1度に見られる機会。出品者の励みにもなるので是非多くの人に見に来てもらいたい」と来場を呼び掛けています。 文化祭は7日まで、伊那市のいなっせで行われています。
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2人の絵本作家によるおはなし会
絵本作家の安江リサさんと池谷陽子さんによるおはなし会が6日、南箕輪村民センターで開かれました。 おはなし会は、南箕輪村図書館が開いたもので、会場には親子連れおよそ70人が集まりました。 動物との触れ合いや家族愛を描いた作品を多く制作している東京都在住の絵本作家の安江さんと池谷さんが、子どもたちに本を読みきかせました。 このうち、「つきよのさんぽ」は2人で共同制作したもので、安江さんが物語を池谷さんが絵を担当しています。 月のきれいな夜に父親と子どもが散歩にでかけるという話で、家族の愛情が描かれています。 池谷さんは、「何度も暗い白樺の林を歩いてイメージに合う場所を探した」と制作秘話なども話していました。 村図書館では、「家族で絵本を楽しむきっかけになればうれしい」と話していました。
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中学生対象の野球教室
上伊那地域の高校野球部でつくる南信高野連上伊那支部は、中学2年生を対象にした技術交流会を、6日、開きました。 6日は、南箕輪村と駒ケ根市の2つの会場で交流会が開かれ、あわせて13の中学校から133人が参加しました。 このうち、上伊那農業高校のグラウンドでは、7校から59人が参加し、高校野球部の生徒や監督から技術指導を受けました。 素振りやTバッティングなど4つのグループに分かれ、打撃練習をしました。 ミートを心がけながら遠くに球を飛ばす練習では、慣れない硬式球にも関わらず快音を響かせていました。 今年の夏ベスト4入りを果たした上農高校野球部の久保村智監督は、「高校に行っても野球を続けてもらうことはもちろん、是非南信の高校で上を目指してもらいたい」と話していました。
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松くい虫対策に里山整備併用で効果的な展開へ
上伊那地方松くい虫防除対策協議会は、来年度からマツクイ虫被害対策と里山整備を組み合わせた取り組みをスタートさせます。 5日伊那合同庁舎で開かれた上伊那地方松くい虫防除対策協議会の会議で計画の素案が示されました。 上伊那地域では、被害の進行スピードが速く、これまでの伐倒駆除を中心とした対策では、抑止できなくなっているということです。 マツクイ虫被害は、標高900メートル以下で発生していて、上伊那地域では、里山と重なることから被害対策と森林整備を組み合わせ里山を再生させる効果的な展開をはかるとしています。 これまで点だった対策を面としてとらえ、被害にあう前に赤松を3割から5割伐採し、雇用も生み出しながら、ゆるやかに樹種転換もはかっていきます。 これから市町村や森林組合と調整を進め、今年度中に計画を策定し、来年度から取り組みをスタートさせたい考えです。 平成25年度の上伊那の被害は、4,582立方メートルで、前年度比119%でした。 26年度も被害量は、さらに増える見通しです。 箕輪町の三日町で被害が拡大していて、伊那市高遠町では、被害区域が東の方へ進んでいます。 県全体では、平成25年度は過去最多を更新し、鹿児島県に次いで全国2番目の被害量となっています。
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白鳥箕輪町長が予算編成方針
箕輪町役場で来年度の予算編成方針説明会が5日開かれ、白鳥政徳町長は、「新たなステージを目指した予算編成を」と職員に指示しました。 白鳥町長は、係長以上を中心に出席した50人の職員に対し、「新年度の予算編成にあたっては、前年度事業を踏襲することなく、今の事業を精査し、町の方針に沿った新たなステージを目指した事業を展開する予算編成が必要だ」と述べました。 白鳥町長は、来年度の予算編成にあたり、選挙公約に沿った人口減少に対応する施策展開などを重点施策に掲げています。 町の来年度予算案は、12日に各課の予算要求を締め切り、経営企画課でまとめ、年明けから理事者のヒアリング、町長の査定を経て3月の定例町議会に提出されます。
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保育料改定を諮問
伊那市の白鳥孝市長は、来年度からの国の新しい制度開始に伴う伊那市の保育料改定案を4日審議会に諮問しました。 白鳥市長が諮問した保育料改定案は、これまでの保育料をほぼ据え置きとする内容です。 新しい国の制度開始により、子どもが多い世帯の負担が大きくなるため、児童数に応じた軽減措置を新設して対応します。 さらに、所得に応じた保育料の階層を現在の14から15階層にすることで、現行とほぼ同額の負担額になるということです。 審議会では、これを全員が了承し、原案通り15日に答申する予定です。