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南原住宅団地内焼却灰 処理費用が1.7倍に
南箕輪村の南原住宅団地内に埋め立てられていた焼却灰の処理費用が、当初予算の1.7倍の3億1,400万円となる事がわかりました。 これは、25日に開かれた伊那中央行政組合議会全員協議会で、村が説明したものです。 行政組合の構成市町村で負担する焼却灰の運搬処理費用は、約1億9,000万円を予定していましたが、その1.7倍の3億1,420万円となる見込みです。 当初は、焼却灰を固形化する再利用を予定していましたが、劣化などによりダイオキシンがもれる可能性もあるとして、埋め立て処分に切り替える事が増額の理由としています。 また、焼却灰処理業者の選定が遅れているため、今年度に実施予定だった除去工事を来年度に先送りし、平成27年度、28年度の2年間で事業を実施するとしています。 村では、業務委託の早期発注に努めたいとしています。
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高遠高校 県内の被災地に義援金おくる
伊那市の高遠高校は、今年発生した長野県神城断層地震と南木曽町豪雨災害の被災地に、募金活動や文化祭で集めた8万2,062円を寄付しました。 募金活動を行った校風委員会とボランティアクラブJRC部の代表生徒3人が高遠町総合支所を訪れ、廣瀬源司支所長に義援金を手渡しました。 義援金は8万2,062円です。 校風委員会では、今月17日から3日間、登校時の挨拶運動に合わせて募金活動を行いました。 例年は日本赤十字社の赤い羽根募金を行っていますが、今年は県内の被災地に贈る事にしました。 ボランティア活動を行っているJRC部は、今年の高遠高校の文化祭で、キーホルダーなどを製作し売上を義援金に充てる事にしました。 他にも、美術部や3年C組なども文化祭での売り上げを義援金に充てています。 義援金のうち5万7,577円は神城断層地震の被災地に、1万4,500円は南木曽町豪雨災害の被災地に、9,985円は赤い羽根募金として赤十字社に届けられる事になっています。
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インフルエンザ注意報 発令
長野県は、25日、今シーズンのインフルエンザ注意報を発令しました。注意報は、過去5年間でみると3~4週間早い発令となります。 長野県の発表によりますと、15日から21日までの動向調査で、1医療機関あたりの患者数の全県の平均が12.1人となり、基準となる10人をこえたことから、25日、注意報を発令しました。 県内10圏域で1医療機関あたりの患者数が最も多いのは、佐久地域の21.25人となっていて、伊那地域は、9.75人となっています。 県によると、流行入りは、11月下旬で、過去5年間でみると、3~4週間ほど早い注意報発令となっています。 また、香港A型の患者が多くみられるということです。 県では、これから1か月ほどの間に大きな流行の発生が考えられるので、手洗いやうがい、マスクの着用のほか、人ごみを出歩かないなどの予防対策を取るよう呼びかけています。
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伊那小学校 トップ切って終業式
伊那ケーブルテレビ放送エリア内トップを切って、伊那市の伊那小学校で25日、2学期の終業式が行われました。 式が行われた体育館には、全校児童630人ほどが集まりました。 伊那小学校では、夏休み明けから85日間の2学期を過ごしてきました。 式では、2年生2人と、5年生1人の合わせて3人が、2学期の学習の成果を発表しました。 このうち、5年秋組の原 郁佳梨(いよな)さんは、「授業で発言できない自分を変えようと思い、少しずつ答えることができるようになり自信がついてきた。3学期もがんばり、自信をもって6年生になりたい」と発表していました。 本多俊夫校長は、「1月は、睦月といい、昔から家族睦まじく過ごす月を表します。家族仲良く、触れ合う休みにしてください」と呼びかけていました。 伊那小学校の年末年始休みは、1月7日までの13日間となっています。 伊那市、箕輪町、南箕輪村の小中学校の終業式は26日、ピークとなります。
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ラーメンたかず屋 聖夜に限定開店
クリスマスイブの昨夜、伊那市の麵屋二八と、南箕輪村の蒼空の2店のラーメン店は、児童養護施設たかずやの里で子どもたちにラーメンを振舞いました。 「ラーメン たかず屋」。クリスマスイブ限定でオープンしました。 サンタやクリスマスツリーに扮した店主ら3人が、子どもたちの注文に合わせてラーメンを作りました。 提供したのは、4種類のラーメンと餃子などです。 子どもたちは、プロが作るラーメンの味を楽しんでいました。 ラーメンのプレゼントは、二八と蒼空が行っていて、2回目です。 ラーメンを通して地域貢献しようという集まり、信州麺友会に加盟する上伊那の店舗の有志で行っています。 50人前分を用意して、36人の子どもたちの注文にこたえていました。 子どもたちは、列を作って、次々にお代わりを注文していました。 たかずやの里では、「ラーメンは伸びてしまい、大人数分を一度に調理するのは難しく、なかなか提供できない。こうした地域の支援を感じ、励みにして頑張って生活してほしい」と話していました。
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平成27年米生産目標2万8千トン 2年連続減少
平成27年の上伊那で生産する米の目標数は2万8,686トンとなり、今年に比べて287トン少なく2年連続の減少となりました。 これは24日JA上伊那伊那支所で開かれた農業再生協議会上伊那地方部総会で決まったものです。 総会には、各市町村関係者やJA上伊那などおよそ40人が出席しました。 上伊那の平成27年の米の生産目標数は、今年より287トン少ない2万8686トンです。 市町村別では、伊那市が1万2,340トン、箕輪町が2,341トン、南箕輪村が1,565トンとなっています。 総会では、JA上伊那から米による転作の推進として、加工米や備蓄米、家畜の飼料米の需要見込みが来年は合わせて、およそ1700トンあると報告されました。 要望については、各市町村で話し合い、来年1月に目標値などを決める予定です。
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白鳥市長 安倍内閣景気対策に期待
伊那市の白鳥孝市長は24日に発足する第3次安倍内閣について景気対策と大都市集中の社会構造改革について期待したいと話ました。 24日に開かれた定例記者会見の中で記者の質問に答えました。 白鳥市長は安倍内閣に期待する事はとの質問に対し「景気回復は地方にまでしみわたっていない、さらに対策を進めてほしい。」と話しました。 また、人も資本も都市に集中する現在の社会構造について、「地方と都市部が互いに利益が持てる関係を推し進めるよう提案していきたい」と答えていました。 地元選出で財務副大臣への再任が有力視される宮下一郎議員については「道路整備や自然災害に対する防災対応をすすめてほしい」と話しました。 また26日付で退職する酒井茂副市長の後任については、年末年始に検討を行い、1月中に臨時議会を招集し人事案を提出したいと話しました。
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山と生きる会 伝統継承して炭づくり
自然に親しみながら、地域の伝統を受け継ごうと活動する、伊那市高遠町の山と生きる会は24日初めて、炭窯で炭づくりを行いました。 山と生きる会は、今年4月に、炭窯づくりから、炭づくりまで自分たちで行う事を決めました。 炭窯づくりは、県内で40基以上の炭窯を作った経験を持つ、伊東修さんから指導を受け、12月初旬からメンバー6人で行って来ました。 窯は、大きさが奥行、2m70センチ、幅が2m40センチです。 この日は、神事のあと、代表の盛太志さんが火入れを行いました。 炭にするのは地域の森林の間伐材で、ケヤキやサクラ、アカシヤなど、全部でおよそ260本です。 窯では、4日間火を燃やし続けて、正月明けに炭を出すということです。
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クリスマスケーキづくり大詰め
クリスマスイブの24日、伊那市内の洋菓子店ではクリスマスケーキづくりが大詰めを迎えています。 伊那市通り町の菓子庵石川でも、ケーキ作りにおわれていました。 今年は、23日の天皇誕生日に、クリスマスケーキの注文が多かったということです。 石川では、22日から24日までの3日間で、およそ1,000個のクリスマスケーキを作るということです。 今年は、少し小さめの4号、5号のケーキがよく出ているということです。 24日までの3日間は予約客が多く、あすのクリスマスは店頭での注文が多くなりそうだということで、石川では在庫を増やして対応したいとしています。
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伊那東保 最後のクリスマス会
来年5月末で閉園を迎える、伊那市の伊那東保育園で22日、一足早いクリスマス会が開かれました。 クリスマス会は、地域のボランティア、伊藤一男さんが毎年企画しているもので、今年で12年目です。 今年は、伊那東保育園で最後のクリスマスということで、ゲストに歌手の湯澤かよこさんを招き行われました。 湯澤さんは、園児も知っているアナと雪の女王の主題歌「レット・イット・ゴー」などを園児と一緒に歌っていました。 会では、女神様に扮した湯澤さんが、年長園児の持つロウソクに火を灯しました。 園児は、願いを込めてロウソクの火を吹き消しました。 ロウソクの火が消えると、サンタクロースが登場しました。 園児はサンタクロースに「好きな食べ物は何?煙突がない家にはどうやって入るの?」など質問をしていました。 会の最後には、サンタクロースからクリスマスプレゼントが手渡されました。 伊那東保育園の園児は来年度から、竜東保育園と上の原保育園、伊那北保育園に通うことになっています。 このうち新築工事を行っている伊那北保育園に通う園児は、5月末まで伊那東保育園に残り、その後閉園となる予定です。
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西天竜土地改良区に感謝状
長野県公営企業管理者は企業局電気事業の運営に協力したとして24日、上伊那郡西天竜土地改良区に感謝状を贈呈しました。 この日は長野県公営企業管理者の小林利弘管理者から、上伊那郡西天竜土地改良区の平井眞一理事長に感謝状が手渡されました。 これは、県公営企業管理者が管理する、伊那市小沢の西天竜発電所の運営に西天竜土地改良区が協力したものです。 上伊那郡西天竜土地改良区は昭和37年から農繁期を終えた冬の期間、発電のために水を供給しています。 平成24年からは、農繁期も、雨などで水を必要としない時には発電に協力してきました。 西天竜発電所は、西天竜の水を利用して、瞬間最大出力3,600kwを発電しています。 これは、年間でおよそ4,000世帯を賄う電力です。
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伊那中生がご当地お土産を提案
製造業ご当地お土産プロジェクトに参加している伊那中学校は22日シンポジウムを開きプロジェクトのメンバーに自分たちで考えたお土産を提案しました。 伊那中学校は伊那市の魅力を伊那中から発信しようとご当地お土産プロジェクトに参加しています。シンポジウムはアイデアを提案しようと開いたものでプロジェクトのメンバーを学校に招き、自分たちで考えたお土産3点を紹介しました。 このうち「顔面くろっく」は伊那市で発見され国の重要文化財に指定されている顔面付釣手形土器をモチーフにしたものです。 ほかに「がんちゃんのえんぴつけずり」も同じ土器をあしらったもので伊那の歴史や文化に触れてもらおうと考案されました。 また楓の箸置きとデスク用品は伊那中の校章をヒントに伊那の自然の美しさを表しているということです。 シンポジウムではほかにご当地お土産プロジェクトで作っている「サクラコマ」の伊那中版も紹介されました。 プロジェクトのコマはピンクの花びらを5枚使っていますが、伊那中版は青を2枚、黄色を2枚、白を1枚使い、回すと校章の峯楓の色、緑に見えるということです。 伊那中ではプロジェクトの協力でこのコマを制作しこれまでの活動の証とする考えです。 伊那中では今回提案した3つの案のうち生徒のアンケートから1つを選びプロジェクトと共同し3Dプリンターで試作品をつくることにしています。
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冬至 ゆず湯であったか
22日は冬至。1年で昼間の時間が一番短い日です。 冬至に合わせ伊那市高遠町のさくらの湯ではゆず湯のサービスが行われました。 さくらの湯では冬至にゆず湯に入ると風邪をひかないなどのいわれから毎年露天風呂でゆず湯のサービスを行っています。 静岡産のゆずが入れられると訪れた人たちは香りを楽しみながら湯につかっていました。 さくらの湯では「ゆずはビタミンCが豊富でそのお風呂に入ると冷え性や神経痛、腰痛を和らげる効果が期待できる。お客さんの評判も上々。」と話していました。 このゆず湯のサービスは23日も行われるということです。
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蜜ろうで作った干支の置物贈る
伊那市御園で養蜂園を営む小松実治さんは22日障害者社会就労センターゆめわーくに蜜ろうで作った来年の干支、羊の置物をプレゼントしました。 22日は小松さんがゆめわーくを訪れ蜜ろうで作った羊の置物およそ130個をプレゼントしました。 小松さんは養蜂園で使う蜂の巣箱の組み立てをゆめわーくに依頼しています。 それが縁で毎年蜜ろうで作った置物を施設に贈っています。 小松さんは施設の利用者に作り方も教えていました。 蜜ろうの置物はミツバチの巣を溶かしクレヨンを混ぜて色付けしたものを型に流し込んで作ります。 小松さんは他にも日頃つきあいのある人たちに感謝の気持ちを伝えるためこの蜜ろうで作った干支の置物を贈るということです。
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老人保健施設すずたけに介護生活用品贈る
JA上伊那の女性組織「生活部会」はチャリティーバザーの売上で購入した介護生活用品を22日、伊那市美篶の老人保健施設すずたけに贈りました。 22日は生活部会の5人が、すずたけを訪れ歩行器と乾燥機11万7千円分を贈りました。 これらは11月に開かれたJA上伊那まつりで生活部会の会員がチャリティーバザーを行いその売上で購入したものです。 生活部会はこれまでにも車イスなど施設で使う介護用品などを贈っていて、すずたけでは「大変ありがたい」と感謝していました。
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高遠町の弘妙寺で正月飾り
伊那市高遠町の弘妙寺で22日、正月を迎える飾り付けが行われました。 弘妙寺では毎年檀家が集まり、正月の飾り付けを行っています。 指導したのは、地域に伝わるしめ縄や門松の作り方を受け継いでいる、北原時雄さん80歳です。 北原さんは、「地域の伝統を若い人に受け継いでもらいたい」と話していました。 午前中には作業は終わり、本堂前に、松、竹、梅、ナンテンなどを飾り付けた、門松が設置されました。 弘妙寺では、訪れた人に少しでも長く楽しんでもらおうと、毎年早めに正月飾りを行っています。
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市高齢者クラブ連合会の活動評価される
平成20年から会員数が増加している、伊那市高齢者クラブ連合会は、その活動が評価され、全国老人クラブ連合会長から優良郡市区町村老人クラブ連合会表彰を受賞しました。 この日は、池上弘祥会長ら役員5人が市役所を訪れ、白鳥孝市長に受賞を報告しました。 伊那市高齢者クラブ連合会には、現在、54クラブ2,604人が加盟しています。 平成20年から毎年、区や地区社協、民生委員に、高齢者クラブの立ち上げを呼び掛ける、ラブレター作戦などを行い、クラブ数、会員数を増やしてきました。 平成20年には、37だったクラブ数はこの5年間で、復活や新規立ち上げで、合わせて19のクラブ、およそ700人が増えたということです。 併せて、神社や公共施設の草取りなどの清掃活動や、保育園、小中学校との交流で地域の親睦を深めているということです。 白鳥市長は、「お年寄りの皆さんは地域のことを一番知っている。伊那市でも地域の古称など歴史に関する取り組みをしているので力を貸して欲しい。」と話していました。
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高遠高校の生徒 中学生に書き初めの指導
伊那市の高遠高校の生徒が18日、長谷中学校の生徒に書き初めの指導をしました。 18日、高遠高校芸術コースで書道を専攻している1、2年生4人が長谷中学校を訪れ、中学生に書き初めを指導しました。 高校生が自ら教えることで、普段の学習内容を確認したり、年代を超えた交流をしようと、5年ほど前から長谷中学校での指導を行っています。 高遠高校では、22日(月)にも、高遠中学校で書初めの指導をする事になっています。
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大芝でイチゴの出荷始まる
南箕輪村の大芝水耕生産組合のビニールハウスでは、イチゴの出荷が始まっています。 21日は、大芝水耕生産組合の武村淳一組合長が作業をしていました。 イチゴの栽培は今年で14年目で8棟のハウスを使って栽培しています。 栽培しているイチゴは章姫と呼ばれる品種で、甘みが強く粒が大きいのが特徴です。 例年気温が下がり、甘みが増す11月下旬から12月上旬にイチゴの収穫が始まります。 しかし、今年は日照不足などにより2週間ほど遅れているということです。 武村組合長は「例年より収穫が遅れているが、おいしいイチゴに仕上がってきた」と話していました。 日中は、30度ほどに温度が保たれたハウスにはおよそ6万株の苗が植えられていて、最盛期には1日800パックを出荷しています。 まだ数が少ないので予約販売のみで、直売所などに並ぶのは1月の始めになるということです。
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地区で収穫されたそば味わう
区内の遊休農地で栽培したそばを楽しむ、地域ふれあい新そば試食会が21日箕輪町の大出コミュニティセンターで開かれました。 会場には、家族連れなど多くの人が訪れ、打ち立ての新そばを味わっていました。 大出そば有志の会は、休耕田でソバを栽培し自分達で楽しもうと5年前に区内の隣近所で集まり作ったグループです。 年々栽培量を増やし、ソバ打ちの技術も上がってきた事から、地域の人達にも味わってもらおうと、去年から試食会を開いています。 この日は試食会が始まる3時間以上前からソバを打ち準備を進めてきました。 お昼近くになると、用意した60席あまりは満席となり、訪れた人達は区内で収穫された新そばを楽しんでいました。
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地元産の芋焼酎を飲み比べ
上伊那8市町村それぞれで栽培したサツマイモを原料にしている焼酎ブランド「伊那八峰」の新酒試飲会が、19日、伊那市のJA上伊那本所で開かれました。 19日は、各市町村の生産者や酒造会社、酒販店などでつくる「伊那八峰の会」の会員およそ50人が集まり、それぞれの新酒を飲み比べました。 会では、地域の特産品づくりの一環として、遊休荒廃地の利用を兼ねた地元産の芋焼酎づくりを平成18年から始めています。 各市町村の会員らが芋焼酎の原料に適した「黄金千貫」を栽培し、それぞれ違う名前を付けて販売しています。 10種類で始まった取り組みは、現在では14種類にまで増えています。 今回から同じ銘柄の新酒と、2年ほど貯蔵した熟成酒の2種類が並べられ、その味を飲み比べていました。 ご当地芋焼酎伊那八峰は、それぞれ720ミリリットル入り1,388円で、上伊那のおよそ60の小売店で販売されています。
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伊那西高校新体操クラブ 団体と個人表彰される
私学の責任と役割の重要性を発信する第1回長野県私学振興大会で、伊那市の伊那西高校新体操クラブと2年の猪又涼子さんが、私学教育協会理事長表彰を受賞しました。 理事長表彰は、スポーツや学習などで優秀な成績を収めた園児や生徒、学生などを対象に贈られるものです。 伊那西高校新体操クラブは、今年8月のインターハイの団体で3位になった他、猪又さんが個人総合で準優勝しました。 今回その功績が認められ、15日に長野市で開かれた私学振興大会で表彰されました。 クラブでは、週6日練習を重ねていて、現在は3年生が引退し新体制となり、新しい演技に取り組んでいます。 来年3月には高校選抜大会への出場が決まっている他、猪又さんは2月に開かれる世界選手権の最終予選に出場するということで、「受賞を励みにがんばりたい」と話していました。
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宮城県の海苔養殖場で使われていた網でイルミネーション
伊那商工会議所青年部は、東日本大震災の復興支援の機運の維持・向上を目的に、宮城県の海苔の養殖場で使われていた網を取り入れたイルミネーションを、いなっせ北側に設置しました。 20日は、オープニングイベントが開かれ、カウントダウンに合わせてイルミネーションが点灯しました。 企画した青年部の商工業委員会では、先月29日に被災地の宮城県東松島市にある大曲浜に行き、イベントで集めた義援金を手渡した他、海苔の漁を体験しました。 仙台湾沿岸に位置する東松島市は、津波で死者千人以上、住宅の7割近くが全半壊する被害を受けています。 海苔の養殖が盛んな大曲浜も大きな被害を受けたということですが、去年から収穫を再開しているということです。 メンバーらは、この漁で使用される網を活用して復興支援活動につなげていこうと、網を譲り受けこのイルミネーションを企画しました。 1枚縦18メートル、横1.8メートルの網は、津波に飲まれ泥の中から発見されたもので、10枚を繋ぎ合わせて赤く染め、LEDの照明で赤や青、緑色にライトアップされています。 会場では他に、ピンクと白のLEDおよそ2万個を使ったイルミネーションも設置されました。 網を使ったイルミネーションは今月27日までですが、イルミネーションは来年1月17日まで設置されるということです。
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荒井区クリスマス会
伊那市の荒井区子どもクリスマス会が20日、伊那中学校体育館で開かれました。 クリスマス会は、毎年区内の小学校6年生が中心となって開いていて、企画や飾り付け、進行などすべて子どもたちが担当しています。 20日は、区内12の町からおよそ200人の児童が集まり、ゲームをしたりサンタクロースからプレゼントをもらったりしていました。
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伊那スキーリゾート オープン
伊那市西春近の伊那スキーリゾートの今シーズンの営業が20日から始まりました。 20日は初心者向けのコースがオープンし、スキーヤーやスノーボーダーが初すべりを楽しんでいました。 ゲレンデの積雪は50センチで、オープン前に雪が降ったことや、気温の低い日が続いていることから、良い状態だということです。 全面滑走とナイターの営業は27日土曜日からとなっています。 27日にはゲレンデと婚活を融合したイベント「ゲレコン」が行われるほか、毎週土日と祝日には無料のスキー・スノーボードのレッスンも行われます。 伊那スキーリゾートの今シーズンの営業は来年3月29日までの予定です。
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すいかずらの会 詩を書く仲間の作品展
上伊那地域の詩の愛好家でつくる、すいかずらの会の作品展「詩を書く仲間の作品展」が、伊那市の伊那図書館で開かれています。 会場には会員がこれまでに制作してきた詩を中心に、絵や写真などあわせて45点が展示されています。 すいかずらの会は、伊那市出身の詩人、故中村忍冬さんに指導を受けた仲間を中心に10人が所属しています。 昭和60年に作品集「すいかずら」を発行。 その後活動が途絶えていましたが平成18年に21年ぶりに第2号の作品集を発行しました。 現在では年に1度発行していて、作品展は10号を記念し初めて開かれたものです。 20日は会場で詩の朗読が行われました。 会員の平澤慶子さんは、9月の御嶽山噴火を題材にした自作の詩を朗読しました。 この作品展は、24日(水)まで伊那図書館で開かれています。
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保小地域連携支援協定 締結
伊那東小学校、竜東保育園、狐島区、境区は、連携して防災力を高める「保小地域連携支援協定」を19日結びました。 この日は伊那東小学校で調印式が行われ、伊那東小学校の小林克彦校長、境区の大瀬木英男区長、狐島区の北原正義区長、竜東保育園の山岸加代子園長が協定書を取り交わしました。 保育園・小学校に地域が連携して協定を結ぶのは市内で初めてです。 伊那東小学校は、学校、保護者、地域が一体となり子どもを育てる「信州型コミュニティースクール」のモデル校に指定されています。 今年9月には、今回協定を結んだ4者で合同避難訓練を実施しました。 訓練では「災害時の園児のパニック状態を和らげるのは小学生である」ことが確認されたということです。 狐島区、境区は共に自主防災組織の強化を図るため、元教職員などで専門支援部隊を組織する考えです。 今後も、引き続き合同防災訓練などを実施しながら連携を図っていくということです。
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12月定例市議会 原案どおり可決し閉会
伊那市議会12月定例会は、市側が提出した28議案をすべて原案通り可決し閉会しました。 委員会審査で不採択とされた集団的自衛権の行使容認の閣議決定を破棄する請願は、不採択とした委員長報告に対し、賛成が12、反対が8で、不採択と決まりました。 議会終了後、酒井茂副市長は、白鳥孝市長に退職願いを提出し、受理されました。 白鳥市長は「酒井副市長は『12月26日まで走りきる』ということなので職員にとっても模範だと思いますし、私も十数年一緒にやってきて非常にうれしい最後の言葉です。」と話していました。 酒井副市長は26日付けで退職することとなり後任の副市長選任について、白鳥市長は、「26日付けですのでそれが過ぎて決めていくということになります。」と述べました。 酒井副市長は県議選伊那市区への出馬の意向を固めており26日の退職後正式に出馬表明する見通しです。
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市営駐車場 料金改定来春実施見送り
伊那市は、市営駐車場の無料時間を1時間から30分に短縮する料金改定の来年4月からの実施を見送る考えを19日示しました。 19日市役所で開かれた市議会全員協議会で、市側が明らかにしたものです。 市の担当者の説明によりますと、周知の期間を設けて議論を深めたいとしています。 伊那市は、1台あたりの駐車に要する費用は、77.4円で、収入の57.8円を上回っていることから、最初の無料時間をこれまでの1時間から30分に短縮する案を市議会に示しました。 これに対し議会側は、「市街地振興策を考えるべき」「30分では何もできずナンセンス」「ワークショップなどで議論を深めるべき」などの意見が相次ぎました。 伊那市は、福祉の負担が増える中で財政的に考えなくてはしけないとしながらも、周知を図り議論を深めたいとして、来年4月からの改定を見送る考えを示しました。
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木下山車飾保存会 製作本格化
箕輪町の木下山車飾保存会が来年1月の南宮神社初祭りに飾る山車飾りの製作が本格化しています。 山車飾りの製作は、11月から始まっています。 神社境内にある祭典準備室には、形になりつつある人形や小物がずらりと並んでいます。 保存会メンバーは、30人ほどで、今日は7人が作業にあたっていました。 中でも明智光秀が謀反をおこし、本能寺に泊まっている織田信長を襲う場面では、8体の人形が使われます。 木下山車飾保存会は、明治の初めに高遠から木下に養子に入った青年が、高遠の山車飾りのようなものをお祭りに飾ったらどうかと提言したことが始まりとされています。 2002年からは、小学生のクラブも発足し来年用に、舌切り雀を製作しています。 今年の山車飾りは、神社内に5つ、木下駅に1つの6つの舞台が予定されています。 南宮神社の初祭りは、来年1月10日・11日の2日間です。