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西駒んボッカ レンガを山荘へ
今年8月に竣工した中央アルプス将棊頭山直下にある西駒山荘へレンガを背負って登るレース「西駒んボッカ」が7日行われました。 このイベントは、山岳関係者などでつくる西駒こまくさ会が開いたもので、今年で2回目です。 レースには県内外から157人が参加しました。 伊那市の鳩吹公園を出発し、山荘の石室の床材に使うおよそ2.5キロのレンガをザックに入れ標高2730mにある西駒山荘を目指します。 参加者は、西駒山荘にゴールするとレンガに名前を書いたりしていました。 西駒山荘管理人の宮下拓也さんによるとレンガを使った石室の床は、完成まで3年程かかるということです。
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町の新図書館建設 賛成65%
箕輪町の平澤豊満町長は新しい図書館建設を問うアンケートについて賛成が65.7%だったことを受け町民の意向だとして事業を進めていくとの考えを示しました。 これは8日箕輪町役場で開かれた町議会一般質問で平澤町長が明らかにしたものです。 アンケートは7月に、無作為で選ばれた15歳以上の町民1,500人を対象に行われ837人から回答がありました。 内容は図書館建設について、またJA上伊那箕輪町支所としている候補地や10億円の事業費などについて賛成か反対かを問うものです。 結果は賛成が65.7%、反対が16.8%、どちらとも言えないが17.5%で平澤町長はこの結果を町民の意向だとして事業を進めていくとの考えを示しました。 候補地は松島のJA上伊那箕輪町支所を中心とした場所で用地面積は5,000平方メートル。 図書館以外にJAや町商工会の事務所、レストランなども入れる計画です。 事業費はおよそ10億円で半分は国からの補助で賄うとしています。 町では今月中にも地主との交渉や設計構想に入り事業を進めていくとしています。
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早くも稲刈り始まる
伊那市美篶青島の田んぼでは早くも稲刈りが始まっています。 8日は青島の農家小川文昭さんがコンバインを使って川下り米の刈り取りを行っていました。 8日は小川さんがおよそ50アールの田んぼで稲の刈り取り作業を行っていました。 米はコシヒカリで無農薬で育てています。 ポットで苗を育て大きくなってから田んぼに移す方法で稲を育てていて雑草に強く登熟が早いということです。 小川さんは信州大学農学部を卒業後米づくりをはじめ今年で26年目を迎えます。 消費者に安心安全な米を提供したいとの思いから化学肥料は使わず無農薬栽培にこだわってきました。 小川さんは近くの農家の稲刈りも受託していて作業は今月いっぱいまで続くということです。
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い~な親子囲碁教室
プロ棋士を招いての第1回い~な親子囲碁教室が、7日、伊那市の伊那図書館で開かれました。 教室は、日本棋院上伊那支部が初めて開いたもので、伊那市を中心に30人ほどが参加しました。 7日は日本棋院プロ棋士の平本 弥星6段が講師を務めました。 参加したなかには、未経験者の子ども達もおり、平本6段は囲碁の基本のルールから教えていました。 これは、文化庁が、囲碁や将棋、華道などの日本の伝統文化を継承していこうと、全国に公募し申請が通った団体に対し補助を行い実施しているものです。 補助を受けての囲碁の教室は上伊那では初開催です。 平本6段は、参加者全員にどこに石を置きたいか聞きながら局面を進めていました。 良い場所に碁を打った子どもには全員から大きな拍手が送られていました。 日本棋院上伊那支部の斉藤 達雄幹事長は「碁盤の上にある宇宙に、碁石という星を散りばめていくロマンを、老若男女に味わって欲しい」と話していました。 日本棋院上伊那支部では、プロ棋士を招いての教室を来年1月までに5回予定しています。
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伊那青年会議所 高齢者の買い物支援
伊那青年会議所は、地域が抱える課題に取り組む地域交流の一環として、高齢者の買い物支援を7日、伊那市の大型店で行いました。 これは、伊那青年会議所の認知度の向上などのため、地域が抱える課題やニーズの高い課題に取り組む地域交流活動の一環で初めて行われました。 7日は伊那青年会議所の会員18人が参加しました。 支援を受けたのは伊那市社会福祉協議会や福祉施設に呼び掛け集まった高齢者と障がい者合わせて15人です。 参加者のほとんどが、交通手段がなく普段一人で外に買い物に出られないということで、買い物をする前に、伊那青年会議所のメンバーに買い物リストを伝えて売り場へと向かいました。 高齢者たちは食料品や衣類売り場などを案内してもらいながら買い物をしていました。 参加者の中には、103歳の女性もいました。 また、地元の高校生達も今回のイベントに参加して、高齢者の手助けをしていました。 伊那青年会議所では、この活動を通して高齢者の思いを理解し今後につなげていきたいとしています。
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高遠町山室川でマス釣り大会
地域の人たちに釣りを楽しんでもらおうと7日、伊那市高遠町の山室川でマス釣り大会が開かれました。 このイベントは、天竜川漁業協同組合東部支部が毎年行っているもので、伊那市を始め近隣市町村からおよそ150人が参加しました。 会場となった山室川には今朝、2500匹のニジマスが放され、参加者たちは、それぞれのポイントで竿を下していました。 イクラやミミズなどのエサをつけ、仕掛の浮きをじっとにらんで当たりを待っていました。 6日夜からの雨で川が増水し思うように釣れない人や、およそ30分で10匹を釣りあげる人の姿もありました。 山室川では他に、ヤマメやイワナなども釣れるということです。 天竜川漁業協同組合東部支部では、「釣りを通して魚の保護についても考えてもらう機会になれば」と話していました。
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地区お年寄りの長寿を祝う
15日の敬老の日を前に地区のお年寄りの長寿を祝おうと伊那市の西町区の敬老会が7日西町公民館で開かれました。 西町区では75歳以上のお年寄り660人を招待しそのうち70人余りが出席しました。 会では園児達の唄などが披露され、出席した人たちは手拍子をしながら発表を楽しんでいました。 このうち、地域の小学生は日頃の感謝の気持ちを作文にして伝えました。 児童達は「ケガをしたときに助けてもらった。今度は困った事があったら声をかけて下さい」や、「僕がおじいさんになったら、教わった事を子供達に伝えていきたい」などと発表していました。 この他に子供達から、花とメッセージカードが一人一人にプレゼントされました。 西町の前田界治区長は「長年それぞれの立場で苦労されたと思う。これからは健康に気を付け、長寿を重ねて下さい」と話していました。
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ますみヶ丘平地林で森を楽しむイベント
伊那市が市民の森として整備しているますみヶ丘平地林で、森を楽しむイベントが6日、開かれました。 間伐材を使った木工体験や、草木染め、昆虫観察などが行われました。 市内や友好提携を結んでいる新宿区から親子およそ100人が参加しました。 このイベントは、伊那市などが行っているもので、今年で8回目です。 ますみヶ丘平地林は、面積およそ68ヘクタール、樹種はアカマツが中心で、サワラやヒノキ、コナラなどもあります。 鳩吹公園では、自分で採取した蝶を標本にしました。 子どもたちは、保護者に手伝ってもらいながら、慎重に作業を進めていました。 伊那市では、「イベントを通して、ますみヶ丘平地林に親しんでもらい、森の良さを感じてほしい」と話していました。
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竜東保育園の園児と下新田の住民が大根の種まき
伊那市の竜東保育園の園児と、下新田の住民有志などが2日、地域の畑で大根の種まきをしました。 種まきには、竜東保育園の年中園児40人と、下新田の住民や介護センター花岡の店員が参加しました。 大根の種まきは、竜東保育園の建て替えに伴い、仮園舎のあった下新田にいた時に畑がなかったため、住民が提供したことが縁で去年から行われています。 園児は、横一列に並び種を1粒ずつ手に取ってまきました。 下新田区の沖村勉区長は、「園舎が無事完成し狐島に戻ったが、これからも自然を通して子ども達と触れ合っていきたい」と話していました。 この日まいた大根は、11月中旬に収穫し、住民を招いて給食で食べる予定だということです。
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伊那市役所の職員対象の防災避難訓練
伊那市は、職員対象の防災避難訓練を1日行いました。 訓練は、震度6強の地震が発生し、1階食堂から出火したとの想定で行われました。 職員が火災を知らせる非常ベルを押し、避難を呼びかける放送が鳴ると110人が1階市民ロビーに集まりました。 この日の訓練では、具合が悪い来庁者や車いすに乗った障害者を想定した誘導も行われました。 また、消火訓練や防災用具の説明なども行われました。 土のうの代わりとなる「ウォーターゲート」は、市内全ての小中学校に、今年度中に1個ずつ置く予定だということです。 白鳥孝市長は「災害が発生したら大きな声で知らせて周囲の人に伝えること。 市民の安全確保を常に考えながら行動してほしい」と講評しました。
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狼煙リレー 上下伊那繋がる
戦国武将武田信玄が情報伝達手段として使っていた狼煙を再現する「狼煙リレー」が6日、上下伊那の25か所で行われました。 伊那市西春近では、3か所で行われました。 このうち西春近北小学校の校庭には、竹や藁、杉の枝などを使った高さ2メートルほどの狼煙台が用意されました。 狼煙リレーは、伊那谷の歴史を学ぶと共に地域の連携を図ろうと公民館や有志などでつくる「武田信玄狼煙会」が行っているもので、今年で7年目です。 午前9時15分、物見や城から狼煙が上がったのを確認すると、児童3人が狼煙台に火をつけました。 西春近北小学校の校庭には、自治協議会のメンバーの他、野球の練習をしていた子ども達など合わせて50人ほどが集まり見守りました。 関係者らは、他の地域の状況などを携帯電話を使って確認していました。 6日は、上下伊那25か所で行われ、最南端の根羽村でつけた狼煙は最北端の箕輪町まで繋がったということです。
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絵島を偲ぶ法要
江戸時代、高遠に流されその生涯を過ごした絵島を偲ぶ法要が、6日、伊那市高遠町の蓮華寺で行われました。 絵島は、江戸時代七代将軍家継の母に仕えていた大奥の女中です。 幕府内の権力争いに巻き込まれ、絵島生島事件の罪人として高遠に流され、生涯を終えました。 絵島の恋の相手といわれている歌舞伎役者生島は、東京都三宅村に流されてしまいました。 今年で274回目となる法要には、伊那市の関係者17人の他、絵島生島の縁で友好提携を結んでいる三宅村から8人が訪れ、絵島を偲び冥福を祈りました。 三宅村の内田峰夫副村長は「長い期間絵島を偲び守ってこられた地域の人達の温かい心に感銘を受ける。これからもいい関係を築いていきたい」と話していました。
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高遠城下まつり 鉄砲隊初お披露目
高遠城下まつりが6日、伊那市高遠町の中心市街地で行われました。 祭りでは、今年6月に結成した信州高遠藩鉄砲隊のお披露目が行われるなど、城下町らしさ溢れる祭りとなりました。 オープニングイベントでは、地元の若者有志でつくる信州高遠藩鉄砲隊が重さ15キロほどの甲冑を身にまとい商店街を練り歩きました。 鉄砲隊は、江戸時代中期の砲術家で高遠藩士坂本天山の功績を多くの人に知ってもらおうと、今年6月に結成しました。 総隊長の胸元には高遠藩縁の内藤家の家紋が、のぼり旗には坂本家の家紋が付けられていました。 実際の砲術の披露は、鉄砲の調達が間に合わなかったということで行われませんでしたが、堂々とした足取りで歩いていました。 他に、高遠町の小学生による孤軍高遠城の踊りが披露されました。 このうち高遠北小学校の4年生から6年生までの27人が、今年新たに新調した衣装を着て披露していました。 この他に、振舞い餅が行われるなど会場は家族連れなど多くの人で賑わいました。 実行委員会では「城下町の特色溢れる祭りとなった。町民同士の絆を深めていきたい」と話していました。
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十五夜を前におからこ作り
上伊那地域に伝わる十五夜のお供え餅「おからこ」づくりが、6日、伊那市の旧井澤家住宅で行われました。 6日は、伊那部宿を考える会の女性部など30人ほどが集まりおからこを作りました。 この日のために3日間かけてふやかしたもち米4升を、昔ながらの石うすを使って作っていきました。 おからこは1年間の豊作に感謝しようと、中秋の名月に合わせて作られているものです。 ある女性は「今年は天候不順が続いたが野菜がよく育った。ありがたいです」と話していました。 おからこは、収穫した野菜などと一緒に1晩供えて、あすおからこ汁にして味わうということです。
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八十二銀行箕輪支店に車が突っ込む事故
6日午後1時30分頃、箕輪町松島の八十二銀行箕輪支店に軽自動車が突っ込む事故がありました。 事故の影響で、6日と7日はATMコーナーの使用ができなくなっています。 八十二銀行箕輪支店によりますと、きのう午後1時30分頃、支店前で軽トラックと軽自動車が衝突し、その弾みで軽自動車が支店のATMのある南側入口に突っ込んだということです。 当時銀行のATMコーナーには2人の利用者がいましたが、ともにケガはなかったということです。 運転していたのは共に女性で2人共軽傷とみられています。 ATMコーナーは、修理のため6日と7日の二日間停止しています。 八十二銀行箕輪支店では、町内の大型店にあるATMの利用を呼び掛けています。
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発足10周年 TMOランド
箕輪町の中心市街地の活性化に取り組むみのわTMOネットワークの発足10周年記念イベント、TMOランドが6日、箕輪町役場駐車場などで開かれました。 TMOランドには、わたあめやかき氷など会員による出店が並び、訪れた人でにぎわいました。 会場に設けられた特設ステージでは、地元で活動する20の団体が出演しました。 このイベントは、みのわTMOネットワークが発足10周年を記念し、中心市街地に足を運んでもらおうと開かれました。 箕輪町や佐久穂町、静岡県浜松市などのイメージキャラクターも登場し、子ども達と触れ合っていました。 みのわTMOネットワークでは、「イルミネーションフェスタも13日まで行われているので、ぜひ市街地に足を運んでほしい」と話していました。
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伊那市議が公共交通の実態調査
伊那市議会の道路・交通対策特別委員会は、公共交通の実態を把握し、より利便性の高い運行形態を提案しようと5日地域循環路線バスに乗りました。 実態調査には、市議会の道路・交通対策特別委員会のメンバー6人と議長・副議長がオブザーバーとして参加しました。 市役所からは、午前8時6分発の市街地循環バスに乗り伊那営業所に行きます。 伊那営業所からは、富県・東春近方面、西箕輪方面、若宮・美原・手良・福島方面の3つの路線に別れます。 どの方面も乗り継ぎに30分ほどの時間がありました。 アイスクリームでひと息入れる柴満喜夫副議長。 平岩国幸委員長らは、富県・東春近方面の地区循環バスに乗り込みます。 停留所から乗ってくる地域の人に、バスの利用目的や利用頻度、利便性などを聞き取り調査していました。 地域内をくまなく走るバスは、行き違いができないほどのせまい道路も走ります。 冬は、雪で運転にも神経を使います。 伊那営業所を出発して1時間10分で、伊那営業所に戻ってきました。 各路線を乗った委員がここで再び集合。 市街地循環バスに乗り、市役所を目指します。 バスの中では早速情報交換が行われていました。 市役所には、午前10時46分着。 出発から2時間30分ほどで戻ってきました。 各委員からは、運賃や時刻などの情報が少ない、料金格差がある、バスの小型化の検討を、市街地循環バスの内回りの必要性などの意見や聞き取り調査の結果が報告されました。 委員会では、年度内に意見をまとめ、見直しが予定されている公共交通の計画に反映させたいとしています。
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宮下一郎氏 財務副大臣に
長野5区選出の衆議院議員、宮下一郎さんは、4日の臨時閣議で、財務副大臣に決まりました。 副大臣室で自身で撮影してもらった抱負をご覧いただきます。 「現在の日本は、地方創生と経済再生、社会保障の安定化と財政再建など難しい課題に同時に取り組まなければならない状況にあるが、与えられた責務に全力で取り組んでいく覚悟です」と話しています。 宮下さんは、当選3回、町村派所属で、2007年8月には、第1次安倍内閣(改造)で財務政務官に就任し、約1年間務めています。 去年10月からは、自民党金融調査会の事務局長をつとめました。
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村社協男性職員が116万円 私的流用
南箕輪村社会福祉協議会は、会計担当職員が、領収書を偽造するなどして116万円余りを不正に私的流用していたとして、4日付けで懲戒解雇処分を行いました。 5日は、南箕輪村大芝の松寿荘で孕石 勝市会長らが記者会見を開き陳謝しました。 懲戒解雇処分を受けたのは、南箕輪村社会福祉協議会事務局の総務・会計係で会計を担当していた58歳の男性職員です。 この職員は、平成21年4月に雇用されましたが、同じ年の11月から資金の私的流用をはじめ、発覚する今年8月18日までに119件、金額で116万5984円を流用したとしています。 村社協には、現金5万円以下の小口現金が常備されていて、慶弔費に当てたり、社協の運営に必要な物品を購入できるシステムがありました。 男性職員は、この現金を使い、私的な買い物をして領収書を偽造したほか、社協の車両に付属したガソリンカードで自分の車両にガソリンを入れるなどの行為を繰り返していたということです。 8月18日に、他の職員が偽造された領収書を不審に思い、社協内で裏づけ調査を進め、男性職員に問いただしたところ、不正行為を認めたということです。 男性職員は、4日付けで懲戒解雇処分に、監督者責任に対する義務違反で、社協の会長など5人が報酬や給料を減額する処分を受けています。 男性職員は、家のローンや医療費・教育費などの負担があり、自分のために使うお金が少なかったため不正に流用し、趣味のアマチュア無線などに当てていたということです。 この職員は、4日までに、全額を弁済したため、村社協では刑事告訴はしないとしています。 村社協では、5万円の小口現金の扱いを廃止し、支払いは口座振替で行うなど、再発防止に向け努力していくとしています。
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仙丈ケ岳でローメン
ローメンを通したまちおこしを目指すグループ伊那ローメンファンクラブは、南アルプス仙丈ケ岳に登り、ローメンを作って食べる登山を計画しました。 3日は、伊那ローメンファンクラブが、伊那市通り町のタウンステーション伊那まちで記者会見を開き、計画の説明を行いました。 登山するのはファンクラブのメンバー5人で、ローメンをPRするキャラクター「ロメンくん」も、標高3033メートルの仙丈ケ岳に連れて行きます。 伊那の良いところをメンバーが体験し、その素晴らしさを広く伝えたいという主旨です。 山頂付近で、ローメンを作って食べる予定です。 ローメンは、麺、スープに下ごしらえを済ませた具材を一緒に加熱すれば食べられる登山用に開発してもらったセットを持っていくということです。 仙丈ケ岳チャレンジは、6日、7日に予定しています。 また、ローメンのイメージキャラクター「ロメンくん」が、ゆるきゃらグランプリ2014に出馬したことも報告しました。
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営農型太陽光発電 南箕輪村農業委員会「不許可」
南箕輪村大芝で計画されている営農型太陽光発電施設建設に伴う、農地の一時転用について、5日役場で開かれた南箕輪村農業委員会は不許可としました。 委員会には、委員16人が出席し、大芝で計画されている農業を継続しながら太陽光発電を行う「営農型太陽光発電実施計画」について審議しました。 委員会には、事業を計画している神奈川県の業者と、農地を提供する地主も参加し、委員と意見を交わしました。 4月に開かれた農業委員会では、全会一致で「不許可」とし、事業者は計画を再検討し、この日の委員会で審議されました。 前回の計画と変更した点は、太陽光パネルをおよそ1,300枚減らし4,100枚にし、転用面積を58㎡から101㎡に増やしたことなどです。 委員からは「しっかりとした営農の継続が可能なのか不透明」「異常気象が続く近年、大きな太陽光パネルの設置は不安」といった意見が出され、会長を除く15人全員が農地の一時転用について不許可としました。 神奈川県の事業者は、撤退は考えず今後も設置に向け、検討していくということです。
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箕輪中学校と箕輪中部小学校 そろって関東甲信越大会へ
箕輪町の箕輪中学校と箕輪中部小学校がNHKの合唱コンクール長野県大会で金賞を受賞し、6日から始まる関東甲信越大会へ共に出場します。 町教育委員会によりますと、小学校、中学校がそろって関東甲信越大会へ出場するのは初めてだということです。 4日、代表の児童、生徒が箕輪町役場を訪れ、平澤豊満町長に大会出場の挨拶をしました。 箕輪中学校合唱部は、地区予選を勝ち抜いた24校が出場した県大会で金賞を受賞。 箕輪中部小合唱団は、地区予選を勝ち抜いた30校が出場した長野県大会で金賞を受賞しました。 NHK全国学校音楽コンクールの関東甲信越大会は中学校の部が6日(土)に、小学校の部が7日(日)に、さいたま市で開かれます。 この大会の金賞受賞校3校が10月に開かれる全国コンクールへの出場権を得る事になっています。
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みのわ健康アカデミーOB 体力測定
箕輪町の中高年を対象にした健康教室、「みのわ健康アカデミー」の卒業生の体力測定が、4日、町民体育館で行われました。 この日は、1期から9期までの卒業生 45人が参加しました。 体力測定では、握力や、片足立ちなど文部科学省が定める体力測定の項目6つを含む8項目が行われました。 みのわ健康アカデミーは、今年で10周年を迎え、昨年度までの卒業生は、405人となります。 アカデミーは、40歳以上74歳以下を対象に開かれていて、1年間、毎週筋力トレーニングなどを継続して行います。 卒業後も体力が維持できているかを調べるとともに、卒業生同士の交流の場にしてもらおうと、毎年この体力測定が開かれています。 参加者は、声を掛け合いながら測定を行っていました。 箕輪町では、「ひとりだと続かないが、他の人ががんばっていることが刺激なり、活動を続けられる。」と話していました。
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干し柿のほぞを自動でカット 機械開発
伊那市東春近の精密板金加工業(有)竜東スチールは、干し柿のほぞを自動的にカットできる機械を開発しました。 4日は、竜東スチールの伊藤 正弘社長が、伊那商工会館で製品発表会を開きました。 完成したのは、こちらの、干し柿のほぞをカットする機械「ホゾギリキューブ」です。 この日は、干し柿ではなく、青い柿で実演が行われました。 伊藤社長は、飯田に住む知人の柿農家がほぞのカットに苦労していることを聞き、製品開発を思いつきました。 下伊那地域は、市田柿の産地で干し柿を作っていますが、出荷の最終段階で、ほぞを切り落とします。 はさみなどを使い、手作業で行っているため、時間がかかるほか、同じ作業を繰り返し行うため腱鞘炎になる人もいるということです。 これまでほぞを切る機械は製造されておらず、伊藤社長がそこに目をつけました。 竜東スチールは伊那市東春近で機械装置の板金や厨房の機器などを製造しています。 そうした技術を活かして、去年の春から試行錯誤を続け、1年半かけて商品の完成にこぎつけました。 機械でほぞを切る時間は、手作業の5倍の早さだということで、試作品を試した柿農家は、「目からうろこ」「作業が早い」などと好評だということです。 下伊那地域を中心に市田柿を生産している農家は1,500軒ほどあり、伊那谷から商品を販売していきたいとしています。 伊那商工会議所も、下請けの加工が多い中小企業が、オリジナル商品を開発した事を喜んでいます。 このホゾキリキューブは、10月中旬発売予定で、価格は4万円ほどを予定しているということです。
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みのわ美術展 7日まで
箕輪町民の作品が並ぶ第19回みのわ美術展が、4日から、町文化センターで始まりました。 会場には、一般公募6人の作品を含む55点が並んでいます。 展示されているのは、日本画・洋画・彫刻・工芸です。 毎年この時期に開かれていて、この展示会を張り合いにして作品作りをする人も多いということです。 一般公募は毎年行っていて、公募作品が展示されるには審査があります。 3回入選すると、みのわ美術会会員の入会資格を得るということです。 また、恒例の地元箕輪町出身の郷土作品の展示も行なわれています。 今年は、昭和58年になくなった山口 進さんの作品が展示されています。山口さんは、版画を中心に活動した作家で、ボストン美術館などに作品が収蔵されています。 みのわ美術会会長の中澤達彦さんは「中央で活躍する作家から、公民館活動で制作に精を出す人まで力の差はあるが、気持ちをこめた作品が一堂に会する機会。是非、足を運んで欲しい」と来場を呼びかけていました。 このみのわ美術展は、7日(日)まで、箕輪町文化センターで開かれています。
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長谷小学校児童 「和泉原井筋跡」を見学
伊那市の長谷小学校の児童は4日、かつて水田に水を引くために使われていた水路「和泉原井筋跡」を見学しました。 5年生16人が見学したのは、長谷黒河内にある和泉原井筋跡です。 伊那市のジオパークガイド、片桐勝さんが案内しました。 昭和14年から4年間かけてつくられたもので、現在は、水路の跡を歩く事ができます。 伊那市は、ジオパーク・エコパークとなっている南アルプスの魅力を知ってもらうため「小学校ジオ・エコツアー」を行っていて、長谷小学校では3年目です。 子ども達は他に鹿嶺高原や美和ダムなども 見学し、南アルプスの大地と人との関わりについて学びました。
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西春近自治協議会が天竜川河川敷の環境整備
伊那市の西春近自治協議会は4日、天竜川河川敷の草刈りをして環境整備を行いました。 天竜川右岸の西春近地籍1.5キロ区間で作業を行ないました。 去年、国がここで水防訓練を行うため砂利を敷いて平らにし整備した場所です。 この日は、西春近自治協議会のメンバー40人ほどが参加し、伸びた草を刈りました。 西春近自治協議会では、3年前から河川敷の環境整備を行っていて、今年、国土交通省の「河川協力団体」に指定されました。 指定されると河川敷の利用許可申請が簡略化されるなどの特典があります。 協議会では、この場所を市民の憩いの場にするなど利活用について検討しているという事です。 加納義晴会長は「こういう場所がある事を多くの人に知ってもらい、どう使うかアイディアを出してもらいたい」と話していました。
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町長選出馬の白鳥氏政策発表
任期満了に伴う箕輪町長選挙に元県職員の白鳥政徳さん(無所属・新人)が3日正式に立候補を表明しました。 立候補にあたり白鳥さんは「町として個性や独自性のあるブランド化を進め情報の発信行う」など選挙に向けた政策を発表しました。 白鳥さんは「ふるさと箕輪町に新たな輝きを求め出馬することを決めた。これまでの行政経験を活かしながら、住民といっしょに力強い箕輪町を創っていきたい」と抱負をのべました。 白鳥さんは元長野県職員の60歳。 これまでに県立病院機構 本部事務局長や松本地方事務所長などを務めました。 主な政策としては、少子化・高齢化による人口減の対策として、結婚から子育てまでのサポートや、南箕輪村に新たに作られる県工科短大とのタイアップによる若者の雇用対策、空き家の管理や活用を含めた条例の設置を検討していきたいとしています。 この他に地域人材の育成や、バランスのとれた産業育成などを挙げています。 白鳥さんは、全ての施策を通して、町の個性や独自性を持つブランド力のある町をつくり、情報の発信力をつけていきたいとしています。 県職員として30年以上町外で生活していたため、住民の声を聴きながら、具体的な政策をたてていきたいとしています。 箕輪町長選挙には、新人で元県議会議員の清水洋さんが立候補を表明しています。 町長選挙は11月11日告示16日投開票となっています。
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SKF 伊那で初のスクリーンコンサート
松本市で開かれているサイトウ・キネン・フェスティバル松本の公演を生中継で楽しむスクリーンコンサートが2日伊那市の伊那文化会館で初めて開かれました。 スクリーンコンサートは、松本市の会場に行けない人達にも演奏を楽しんでもらおうと開かれたものです。 今年は、全国13会場で開かれ県内では松本市内の他に今回は初めて伊那市で開かれました。 会場には330インチのスクリーンが設置され、松本での公演の様子がハイビジョン映像と5・1サラウンドで生中継されました。 伊那文化会館には、事前に申し込みをした、クラシックファンなどおよそ1000人が訪れました。 昨夜の公演では、小澤征爾総監督が指揮をする演奏も行われ訪れた人達はスクリーンに映し出されるオーケストラを楽しんでいました。 サイトウキネンフェスティバル実行委員会では、多くの人達に演奏を楽しんでもらえるよう、来年以降も実施したいと話していました。
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保・小・地域 合同避難訓練
大地震が発生したとの想定で、保育園・小学校・地区役員が参加した合同避難訓練が3日伊那東小学校で行われました。 午前10時半、竜東保育園の園内に地震が発生したとのアナウンスが流れると、園児たちは素早く机の下に隠れました。 揺れが治まった事が確認されると防災頭巾をかぶり園庭へと避難しました。 全員の避難を確認すると、地元の境区と狐島区の役員20人が、子供達を隣接する伊那東小学校の校庭へ誘導しました。 大人たちは、子供達の手をとり「段差があるから気をつけるよう」になどと呼びかけながら校庭へと移動していました。 校庭に着くと園児たちは6年生とペアを組み、並んで座りました。 今回の訓練は、いざという時に、地域と小学校、保育園が協力して子供達を守ろうと初めて行われおよそ850人が参加しました。 訓練後に体育館でまとめの会が開かれ、ある児童は「園児や地域の人達がいると、いつもの訓練とは違い緊張しました。」と話していました。