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南アルプスの開拓者を偲ぶ 長衛祭
南アルプスの開拓者としてしられる竹澤長衛を偲ぶ、長衛祭が南アルプスの北沢峠で14日行われました。
長衛祭には伊那市や山梨県南アルプス市、山岳関係者など80人が参加し献花台に花を手向けました。
竹澤長衛は伊那市長谷出身で南アルプスで登山道の整備や山小屋の建設など開拓に尽力しました。
その功績を偲び伝えていこうと実行委員会が毎年行っています。
14日は長衛祭に合わせ、本格的な登山シーズンを前に南アルプス北部地区の開山祭も行われました。
白鳥孝伊那市長は、「自然を守ることにより恩恵を享受できるとういう長衛の教えを多くの人に伝え、南アルプスの自然を守っていきたい」と話していました。
県内在住の4人組、南アルプスカルテットによる演奏も行われました。
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再び甲子園へ 長野県選抜決定戦
高校野球のOB・OGが再び甲子園を目指す、マスターズ甲子園の長野県選抜チーム決定戦が14日、伊那市の伊那ニッパツスタジアムで行われました。
マスターズ甲子園は世代やキャリアを超えて、再び甲子園を目指すものです。
毎年、高校ごとでチームを組み、トーナメント上位から長野県代表を選んでいました。
今年から多くの高校のOB・OGに甲子園を経験してもらおうと、北信・東信・中信・南信の4チームでトーナメントを行いました。
1試合目は南信対東信が行われ、18対0で南信が勝ちました。
2試合目は7対5で中信が勝ちました。
雨のため決勝戦は行われず、決勝に進んだ南信と中信のチームから、甲子園の舞台に出場する選手が選ばれます。
マスターズ甲子園は11月に行われ、長野県代表は9日に熊本県代表と対戦します。
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柘植さん特別イベント「創造の森」
伊那市創造館で開かれている「柘植伊佐夫による肖像画展」に関連した実験表現イベント「創造の森」が14日に行われました。
会場には、太鼓や鍵盤ハーモニカ、ピアノなどの他に、口笛で鳥の鳴き声や木のアロマオイルを振りかけた布を振り、森をイメージした空間が演出されていました。
柘植さんは伊那市出身の人物デザイナーで、NHKの大河ドラマや映画、舞台の衣装、ヘアメイクを手掛けています。
イベントは柘植さんの発想を基に、創造館に森をイメージする空間を作り、演奏やダンスを楽しんでもらおうと行われました。
トークショーでは、柘植さんが伊那での思い出や、仕事で大切にしている事などを話していました。
創造館1階特別展示室では、柘植伊佐夫による肖像画展の第2期が30日まで開かれていて入場は無料です。
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JA上伊那 お粥ポット伊那市に寄贈
JA上伊那と上伊那農政対策委員会は、炊飯器でお粥が作れるお粥ポットと米の割引券を5月30日、伊那市に贈りました。
30日はJA上伊那の平岩なお子理事と伊那支所の田中晋一支所長が市役所を訪れ白鳥孝市長に目録を手渡しました。
JA上伊那ではお粥による離乳食を推進しようと毎年管内の8市町村にお粥ポットと米の割引券を贈っています。
お粥ポットは中に米を入れ、炊飯器で炊くとお粥を作ることができます。
米の割引券は550円引きで管内のAコープなどで利用することができます。
今年度は、第一子を対象に、お粥ポット190個と、新生児全員を対象に、米の割引券400枚が伊那市に贈りました。
平岩理事は「安心安全な上伊那のお米を食べてすくすく育ってほしい」と話していました。
おかゆポットと米の割引券は、4か月健診に来た親子に手渡すということです。
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高遠三女のコラボ展Ⅲ 高遠町出身女性3人の作品展
伊那市高遠町出身の女性3人による作品展、高遠三女のコラボ展Ⅲが、信州高遠美術館で14日から開かれます。
信州高遠美術館には絵画などおよそ30点が展示されています。
作品展を開いたのは、現在木曽在住の、中島美恵子さん。高遠町の小松由子さん、西澤由美子さんの3人です。
中島さんの作品、「翠月」です。風の精霊が、キツネの姿になって現れた場面を描いています。
小松さんの作品「つなぐ」は、照明器具のカバーに、手編みの花と木の枝を組み合わせて、家族の思い出を表現しています。
西澤さんの作品「穏やかな日々」は、世界におだやかな日々が訪れることを願って描かれました。
3人は高遠町の、同じ介護施設グループで働いていて、美術という共通の趣味から意気投合し、2年ごとに作品展を開いています。
作品展、高遠三女のコラボ展Ⅲは14日から7月2日(水)まで開かれています。 -
ドラ盆おどりフェス8月15日に開催
伊那市通り町商店街で地元に伝わる民謡、伊那節を踊るドラ盆おどりフェス~コスプレDE大集合~が、今年も、8月15日に開かれます。
12日は、伊那市のセントラルパークで記者会見が開かれ、実行委員会のメンバーが概要や開催への意気込みを話しました。
実行委員会には地元商店街の店主や高校生、そしてまつり芸能集団田楽座などが参加しています。
実行委員長でさくら国際高校伊那キャンパス2年の池上太一さんです。
盆踊り会場は、伊那市のセントラルパーク前の「歩行者天国エリア」で伊那節振興協会と田楽座の生演奏で伊那節などを踊ります。
また、キッチンカーや高校生による屋台なども計画され、世代を超えて楽しめるイベントになっているということです。
このイベントは、若い世代も巻き込みながら伝統文化の継承と地域の活性化につなげようと去年から行われています。
現在、一緒に参加してくれる実行委員会のメンバーを募集しています。
詳しくは、事務局電話070―2306―6162までお願いします。
盆踊りフェスは8月15日の午後6時から伊那市通り町で行われます。
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伊那リゾートに感謝状 消火に協力
今年3月に伊那市西春近で発生した林野火災で消火活動に協力した伊那スキーリゾートを運営する(株)伊那リゾートに感謝状が贈られました。
13日は上伊那広域消防本部で贈呈式が行われ、伊那消防署の唐澤修署長から、社長の代理で出席した伊那リゾートの加藤篤さんに感謝状が贈られました。
火事は今年3月26日に伊那スキーリゾート付近の山林で起きたものです。
スキー場のナイター照明で消防隊員の視界確保を行ったことや、ポンプでゲレンデ頂上まで水を送ったことなどが評価されました。
唐澤署長は「被害を最小限にとどめることができました。勇気ある行動に感謝します」とお礼を述べました。 -
長谷 棚田まつり8月23日に開催
伊那市長谷の株式会社Wakka Agriは8月23日に中尾座で棚田をテーマに地域を盛り上げる「棚田まつり2025」を行います。
13日は伊那市長谷の中尾座で記者会見が開かれました。
はじめに棚田まつりで練り歩きをする長谷のチンドン屋きっぷう堂の荒城和哉さんがパフォーマンスしました。
祭りでは、去年15年ぶりに復活した子ども神輿の練り歩きのほか、棚田のライトアップなどを行う予定です。
また長谷中学校の卒業生で現在高校1年生の生徒が尻相撲大会をプロデュースするということです。
新たな企画として農機具パレードなども予定しています。
「棚田まつり」は8月23日(土)に中尾座とその周辺で午後3時半から行われます。
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UTパレット 蚕を観察
箕輪町のJR木下駅近くの子どもの居場所UTパレットで子どもたちが、蚕の観察を12日に行いました。
子どもたちが蚕に桑の葉を与えていました。
UTパレットは一般社団法人こどものみらい舎が運営する、古民家を活用した子どもの居場所です。
集まった子どもたちは蚕に触ったり、桑を食べる様子を観察していました。
UTパレットでは5日前から駒ヶ根市の駒ヶ根シルクミュージアムから預かった蚕500頭を飼育しています。
1日に2回桑の葉を与えているということです。
蚕は駒ヶ根シルクミュージアムを通じて福岡県のベンチャー企業に送られ、サナギからワクチンが作られます。
豚のインフルエンザワクチンになり、人への活用も期待されているということです。
蚕は15日頃に糸を吐いてサナギになるということです。 -
デザイン経営を取り入れた経営戦略
デザイン経営を取り入れた経営戦略についての講演会が5日伊那市の伊那商工会館で開かれました。
講演会ではデザインの製作や経営コンサルティングなどを行っている伊那市手良の株式会社ヒトコトデザイン社長の小澤純一さんとブランド戦略でのコンサルティングなどを行う塩尻市の株式会社インクワイア取締役の山本郁也さんが話をしました。
デザイン経営はデザインを企業価値向上のための重要な経営資源として活用する経営手法をいいます。
小澤さんは箕輪町の複合施設みのわテラスの経営アドバイスなどを行っていることを例にあげ「デザイン経営を取り入れたことで売り上げ、来客数ともに過去最高となった」と話していました。
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100年の歴史 伊那美術協会
上伊那の絵画や彫刻などの愛好家でつくる伊那美術協会。
協会では創立100周年の記念事業として講演会を計画していてその準備を進めていました。
講演会のパンフレット。
これに使われている写真は協会に残る最も古いもので昭和2年1927年に撮影されたものです。
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富県小学校がAFAS伊那で水泳授業
伊那市は今後、学校の水泳授業に民間のスポーツクラブのプールを活用します。
12日は今年度から活用する富県小学校の水泳授業が初めて行われました。
富県小学校の5・6年生43人が水泳の授業を行うため、スポーツクラブの送迎バスに乗ってプールへ向かいました。
伊那市では、今年度から学校の水泳授業で総合スポーツクラブAFAS伊那のプールを活用します。
事業費はおよそ128万円で、今年度は富県小のみで、各学年5回ずつ授業を行う予定です。
富県小のプールは、完成から65年が経過していて、老朽化により穴が開いたり壁が剥がれてきているということです。
これまでも何度も補修をしながら使い続けていました。
伊那市教育委員会の唐澤利幸課長です。
授業の指導はAFAS伊那のインストラクターが行います。
児童は、ビート板を使った泳ぎ方や息継ぎを教わっていました。
授業を受けた児童は。
伊那市では今後、富県小など小規模学校の水泳授業については、民間のスポーツクラブのプールを活用していく方針です。
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みのわまちゼミ 住人が商店から知識学ぶ
箕輪町商工会が主催する、様々な商店が住民に専門の知識やコツを教える、「みのわまちゼミ」が開かれています。
8日は、箕輪町商工会に加入している、南箕輪村久保のミノルモーターサービスでゼミが開かれました。
ミノルモーターサービスには、町内から受講者3人が訪れました。
ゼミでは、ミノルモーターサービスの原隆実社長が扱っている自動車用タイヤを紹介しました。
冬季も使用できるオールシーズンタイヤで、今後さらに普及してくだろうと話していました。
みのわまちゼミは一日から始まり、18講座が計画されています。
30日までで、ゼミが開かれている商店に直接電話することで申し込みます。
開催店舗や講座は、箕輪町商工会のホームページや、各店舗に置かれたチラシで確認できます。
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小説を愉しむ会 朗読会
小説の愛好者でつくる「小説を愉しむ会」の朗読会が12日、箕輪町の地域交流センターみのわで開かれ新田次郎の「聖職の碑」について理解を深めました。
朗読会には約50人が集まりました。
「聖職の碑」は大正2年1913年に当時の中箕輪尋常高等小学校の集団登山で発生した遭難事故を題材にした作品です。
朗読会では箕輪町図書館の藤澤康一郎館長が小説の解説をしました。
藤澤館長は「遭難の場面は事実に基づき書かれていて、そこにフィクションを交えている。新田次郎はフィクションの部分については相当知恵を絞り、苦労して書いている」と話していました。
小説を愉しむ会では今後、月に1回のペースで朗読会を開き芥川龍之介や太宰治などの小説を楽しむということです。
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高遠第2・第3保育園の園児と保護者が板山露頭見学
伊那市高遠町の高遠第2・第3保育園の園児と保護者が12日、仮園舎近くの板山露頭を訪れ、ジオパークガイドから説明を受けました。
この日は高遠第2・第3保育園の未満児から年長の園児と保護者、およそ40人が板山露頭を訪れました。
ジオパークガイドの伊東基博さんが説明しました。
板山露頭は中央構造線を境に、左右で違う岩石を見ることができます。
園児たちは現在、園舎建て替えのため長藤の高齢者生きがいセンターに通っています。
板山露頭は高齢者生きがいセンターから近く、園児の散歩コースになっています。
園児には自然に触れてもらい、保護者には地域を知る機会にしてもらおうと、参観日に合わせ、園が伊東さんに依頼しました。
園では「地球の歴史を体で感じてほしい」と話していました。 -
戸台パーク前の黒川で環境整備活動
本格的な夏山シーズンを前に、伊那市長谷の戸台パーク前の黒川周辺で11日に、天竜川上流河川事務所などが、環境整備活動を行いました。
天竜川上流河川事務所では、伊那市長谷の戸台パーク前の黒川で砂防工事を行っています。
戸台パーク完成に合わせ、夏山シーズンを気持ちよく過ごしてもらおうと、今回初めて除草作業やごみ拾いなどの環境整備を行いました。
この日は天竜川上流河川事務所の職員や長野県砂防課、伊那建設事務所、施工業者など42人が作業を行いました。
事務所では、来年度以降も環境整備活動を続けていきたいとしています。
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伊那木質バイオマス発電所が完成
伊那市が、高遠町の上伊那森林組合の工場内に整備してきた「エネルギー自給モデル」の実証実験に活用する「伊那木質バイオマス発電所」が完成しました。
11日は竣工式が行われ、白鳥孝市長ら関係者がテープカットで完成を祝いました。
伊那木質バイオマス発電所は、バイオマスエネルギー工場の南側に整備されました。
総事業費はおよそ2億4,800万円で、国の交付金を活用しています。
伊那市では今年度から3年間の計画で、「エネルギー自給モデル」の実証実験を行います。
発電所では、処理に困っていた美和ダムの流木や松枯れの被害木などを燃料に発電を行います。
チップ化した木を乾燥させたあと、熱分解してガス化させ、それを燃料に発電します。
ガス化させる際に発生した熱は、木の乾燥に使われ、エネルギーを循環することができます。
電力は、ペレットを製造する工場で使われます。
工場で年間に使用する70万4,000kWhのうちのおよそ3割、17万4,000kWhを発電する予定です。
また、CO2削減量の見込みは、年間695トンとなっています。
は、木を粉砕するデモンストレーションも行われました。
発電所は、24時間稼働で、余剰電力はICT伊那みらいでんきに売電されるということです。
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箕輪進修高校 迅速な消火活動で感謝状
今年4月に箕輪町木下の畑で発生した火災で、消火活動をし、住宅への延焼を防いだ箕輪進修高校に、箕輪消防署から11日に感謝状が贈られました。
この日は、箕輪消防署で贈呈式が行われ、山岸浩示署長から、箕輪進修高校の棚田美穂校長に感謝状が手渡されました。
今年4月4日午後2時半頃、学校東側のアスパラ畑で枯れ草を焼く火災が発生しました。
当時校内にいた棚田校長が煙を見つけ、その場にいた教頭に相談しました。
元消防署員の校務員が119番通報したあと、校長、教頭、校務員が協力し、校内の消火栓からホースを伸ばして消火活動をしました。
3人による迅速な消火活動で、近くの住宅への延焼を防いだことが評価されました。
山岸署長は「素早い行動が無ければ周りに延焼していた。今後も地域の防火・防災に協力してほしい」と話していました。
なお、この火災によるけが人はいませんでした。
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藤城村長 米の安定供給に向けJAと協議へ
南箕輪村の藤城栄文村長は、全国的な米の高騰や流通問題について、村内で安定的に購入できるようJAや関係機関と協議していきたい考えを示しました。
これは11日役場で開かれた村議会一般質問で議員の質問に答えたものです。
議員は「村内の小売店でも米の価格が高騰し、販売量も制限されている」と話し安定供給に向けた政策を求めました。
藤城村長は「村の今年の米の作付面積は、国が示す目安の220ヘクタールに対し226ヘクタールと上回る見込みだ」と話し、「生産調整を行なわず、農家の計画を尊重したい」と答えました。
また、「収穫された米は農家が自宅で消費する分を除き多くがJAを通じて全国に出荷される。
村内で安定的に米が購入できるようJAなどと協議していきたい」と話しました。
長野県によりますと、上伊那の米の作付面積の目安は4,202ヘクタールで、伊那市や箕輪町でも国の目安を上回る見込みだという事です。
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南箕輪村南部保育園バラを使ったフラワーアレンジメント
南箕輪村の南部保育園でバラを使ったフラワーアレンジメントの体験が11日に行われました。
11日は、南部保育園の年長園児24人がバラを使ったフラワーアレンジメントを体験しました。
体験では園児がバラを3~4輪選び、スポンジに挿していました。
企画したのは箕輪町に本社がある葬儀社、(株)愛光典礼社です。
愛光典礼社が運営する神子柴の葬儀場、クリスタル愛光で4年前から17種類のバラを育てています。
11日に用意された花の一部にも育てたバラが使われています。
クリスタル愛光から近い南部保育園の園児に、小さいうちから花に触れてもらい感性を育んでほしいと去年から行っています。
11日に作った作品は、それぞれ家に持ち帰るということです。 -
新型コロナ週報 上伊那9人
11日発表の新型コロナウイルス感染症の6月2日から8日の週報です。
上伊那は9人、全県は94人でした。
全県の患者届け出数は定点当たり1.16人で増加しています。
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井月さんまつり 9月13日・14日に開催
幕末から明治にかけて伊那谷を放浪した俳人井上井月の功績を顕彰する「千両千両井月さんまつり」が9月13日と14日に伊那市のニシザワいなっせホールをメイン会場に行われます。
11日は、伊那市の防災コミュニティセンターで井月顕彰会の北村皆雄会長らがイベントについての記者会見を開き、概要を説明しました。
今年で34回目を迎える信州伊那井月俳句大会もイベントのなかで行われます。
ほかに北村会長制作の上伊那の祭りや行事を記録した映画の鑑賞や伊那谷の各地をまわるバスツアーなどが予定されています。
千両千両!井月さんまつりは9月13日と14日に伊那市のニシザワいなっせホールをメイン会場に行われます。
実行委員会では、俳句大会の応募作品を高校生以上から受け付けています。
詳しくは、電話、98-9540、井月さんまつり本部までお問い合わせください。
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郷土食 糂汰をこども食堂で復活
上伊那の郷土食、糂汰を復活させて、こども食堂で提供するイベントが、伊那市荒井の交流拠点施設、伊那まちBASEで5月30日に開かれました。
糂汰は上伊那伝統の郷土食で、青大豆をつぶし、餅につけて食べるおはぎです。
イベントを企画したのは、県のシニア大学の現役生と卒業生5人で結成した、「ゆるゆるグループ」です。この日は、ゆでた青大豆をすりつぶしていました。
グループでの、子どものころに食べていた糂汰についての会話から、「じんだ復活プロジェクト」が立ち上がりました。
グループの活動の拠点にしている伊那まちBASEから「こども食堂で提供してはどうか?」と提案されたことで今回の企画が生まれました。
糂汰は江戸時代に高遠藩主だった保科正之が山形に転封したときに伝わり、ずんだになったとする説もあります。
こども食堂に訪れた子どもたちも糂汰作りを体験しました。
出来上がった糂汰、ごまとあんこのおはぎに味噌汁と漬物を添えて提供されました。
子ども食堂をサポートする伊那市社会福祉協議会の職員も味わいました。
糂汰を食べた子どもたちは「初めて食べたが、おいしかった」「作るのが楽しかった」と話していました。
ゆるゆるグループでは、今後もこども食堂などで体験会を開き、糂汰を多くの人に広めていきたいということです。
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住居侵入未遂の疑い 40代男逮捕
伊那警察署は、住居侵入未遂の疑いで、伊那市美篶の作業員の40代の男を11日に逮捕しました。
伊那警察署の発表によりますと逮捕されたのは伊那市美篶の就労施設作業員の45歳の男です。
男は、11日午前0時25分頃、伊那市美篶の住宅に侵入しようとしたところ、住人に見つかりました。
被害関係者からの届け出を受け捜査を行い、住居侵入未遂の疑いで11日午前0時57分に逮捕しました。
伊那署では捜査に支障があるとして男の認否を明らかにしていません。
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梅雨入り 伊那では倒木
気象庁は関東甲信地方が梅雨入りしたとみられると10日に発表しました。
平年よりも3日遅い梅雨入りです。
正午ごろには日影の国道361号で倒木があり、全面通行止めとなりました。
伊那建設事務所では昨夜からの雨の影響とみています。
午後1時半に通行止めは解除されました。
長野地方気象台によりますと12日は晴れますが、この先一週間は曇りや雨の日が多く、気温は最高・最低共に平年よりも高めの日が多いということです。 -
箕輪中 今年度一部で休日部活の地域クラブ化へ
箕輪町教育委員会は、中学校の部活の地域展開について、今年度中に複数の部活で休日の地域クラブ化を進めたい考えです。
これは10日役場で開かれた町議会一般質問の中で、小林久通教育長が議員の質問に答えたものです。
町教育委員会では、今月中に学校や指導者などによる準備会を開催し、7月から8月に地域展開の計画を策定する協議会を設立する予定です。
今年度中に2~3の部で休日の地域展開を行い、来年度末までにすべての部活で行いたい考えです。
箕輪中学校には12の運動部と7つの文化部があり、全校生徒632人の約3分の2が入部しています。
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11日にかけ雨に注意
長野地方気象台によりますと、10日夜遅くから11日夕方にかけ、県南部で激しい雨の降るところがあるとしています。
10日午後6時から24時間に予想される降水量は、南部は多いところで150ミリとなっていて、土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水に注意するよう呼びかけています。
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南ア北部地区救助隊員 新たに5人委嘱
南アルプス北部地区山岳遭難防止対策協会の救助隊員に、新たに5人が、5日に委嘱されました。
伊那市長谷の長谷総合支所で開かれた定期総会で、会長の白鳥孝伊那市長から委嘱状が手渡されました。
新たに委嘱されたのは、伊那市境の岡本紘一さん。
日影の平野僚さん。
荒井の山﨑圭祐さん。
高遠町下山田の岡坂遼さん。
西春近の平澤駿一さんです。
5人全員、民間の企業で働いています。
救助隊はこれで警察署員を含め33人となりました。
総会ではほかに、去年の山岳遭難事故発生状況が報告されました。
発生件数は一昨年より1件少ない4件。
遭難者数は一昨年より3人少ない5人でした。
白鳥会長は「関係者一丸となり、迅速かつ安全な救助活動をしていきたい」と話していました。
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田楽座とWakka Agri 田植えで交流
伊那市富県のまつり芸能集団田楽座と、伊那市長谷の株式会社Wakka Agriが10日に、田植えで交流しました。
この日は伊那市長谷にあるWakka Agriの田んぼで、田楽座のメンバー9人とWakka Agriの社員5人が田植えをしました。
植えたのは、上伊那地域の在来品種「白毛もち」です。
機械で植えられなかった場所に手作業で苗を植えました。
田楽座とWakka Agriはそれぞれのイベントでパフォーマンスの披露や、商品を販売するなどの交流を行っています。
田楽座では、唄や太鼓で豊作を願う「田楽」の原点を若いメンバーにも知ってもらいたいと
Wakka Agriに協力を呼びかけ、初めて田植えを行いました。
田楽座とWakka Agriは今後も交流を続け、稲刈りなども行いたいとしています。
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伊那防犯協会連合会 定期総会
伊那市、箕輪町、南箕輪村の、防犯協会などで作る伊那防犯協会連合会の定期総会が10日、伊那市役所で開かれました。
総会にはおよそ50人が出席しました。
会では、昨年度の事業報告と今年度の事業計画などが審議され、全て承認されました。
去年の伊那警察署管内は401件で前年から133件増加しました。
管内における、去年の電話でお金詐欺の被害認知件数は7件で、被害額はおよそ2,100万円でした。今年は5月末現在、すでに7件、およそ3,700万円の被害が報告されているということです。
連合会では、電話でお金詐欺対策として、金融機関だけでなくコンビニエンスストアの従業員を対象とした講習会等を実施し、詐欺被害対策を強化するとしています。
また地域の防犯に尽力したとして伊那市、南箕輪村から5人が表彰されました。