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オアシス高遠 防犯講習
伊那市高遠町の特別養護老人ホーム、オアシス高遠で職員を対象にした防犯講習が6日に行われました。
6日は飯島進施設長を含めた職員8人が講習を受けました。
高遠町出身で元警察官、現在は防犯防災アドバイザーの原明徳さんが講師を務めました。
職員は、原さんが開発した刺股の使い方の説明を受けていました。
先端が開閉式で相手の胴体を囲むと身動きが出来なくなります。
また、不審者に襲われたことを想定し護身術の講習を受けていました。
去年5月に開所したオアシス高遠では、2016年に神奈川県の知的障害者施設で起きた殺傷事件などを教訓に初めて防犯講習を受けました。
オアシス高遠には現在、入居者が29人、ショートの利用者が6人います。
オアシス高遠では、危機意識、防犯意識を高めていきたいとしています。 -
伊那市長谷中尾を盛り上げる 棚田まつり2025
伊那市長谷中尾で23日、棚田まつり2025が開かれました。
長谷中学校の太鼓演奏で祭りが始まりました。
中尾座の周辺には、市内の飲食店や農家などの様々な出店が並びました。
中尾座では、民話紙芝居グループ「糸ぐるま」が、長谷地域に伝わる民話「戸倉の大鷲」を上演しました。
戸倉山に住む大鷲に子どもをさらわれてしまった親の悲劇が描かれています。
紙芝居の後は、糸ぐるまの久保田文子さんが、戸倉の大鷲をテーマにしたオリジナル曲を披露しました。
まつりでは子ども神輿が行われました。
長谷の小中学生が神輿を担ぎ、掛け声とともに中尾座まで練り歩きました。
夕方、中尾座ではチャリティオークションが開かれました。
長谷中尾の蔵にあった不要品が出品されました。
漆塗りの小さなタンスは、伊那市内の小学3年生が600円で落札しました。
夜には、長谷中学校のOBなどが主催する尻相撲大会が開かれました。
まつりの最後には、中尾座の前でやぐらを囲んで伊那盆唄や勘太郎月夜唄などを踊りました。
棚田まつりは、過疎化の進む中尾地区を盛り上げようと、長谷で米作りを行っている農業法人Wakka Agriが去年から開いています。
まつりの後は、田んぼの周りに並べられた、ペットボトルで作ったランタンに火を灯しました。
病害虫を追い払い、豊作を願う「虫送り」の行事を再現したもので、ペットボトルのランタンは今年7月に長谷小学校の児童が作りました。
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熱中症の疑いで1人搬送
上伊那広域消防本部によりますと午後4時半現在、箕輪町で50代の男性が熱中症とみられる症状で搬送されたということです。
症状の程度は軽症です。
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はたらく女性の異業種交流会
長野県は、製造業やサービス業、自治体などで働く女性が職場での悩みや課題を話し合う、はたらく女性の異業種交流会を25日に伊那市のニシザワいなっせホールで開きました。
25日は、上伊那の事業所を中心におよそ45人が参加しました。
一般職と管理職の女性がグループごとに分かれて話し合いました。
一般職のグループでは職場での悩みについて「子育てで時間が限られてしまい、急に休みを取らないといけないことがある」「会社と自分とで将来のビジョンの向き合い方がちがう」などの意見が聞かれました。
管理職のグループでは、若い人の離職率が高いことに対し、募集しても人材が集まりづらい現状をふまえ「気を遣わず休める職場づくりが大切だ」、「会社の制度の見直しが必要だと思う」などの意見が出されていました。
交流会は、異業種の職場で働く女性の悩みや課題について話し合い、解決策を考える場にしてもらおうと県が去年から開いているもので、今年は上田市と伊那市を会場に開かれました。
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美篶小学校 開校100周年記念時に埋めたタイムカプセルを開封
2001年に伊那市の美篶小学校の開校100周年を祝い埋められたタイムカプセルの開封式が、15日に現地で行われました。
タイムカプセルは、今から24年前の2001年に正門横に埋められたものです。
目印となる碑には、2001年12月1日、未来へ、2025年8月15日と記されています。
開封式には、埋設当時小学6年生だった卒業生およそ20人が参加しました。
タイムカプセルは強化プラスチックでできていて、重さは5キロほどあります。
理科室に場所を移し、蓋を開けます。
中からは、全校児童が25年後の自分にあてた手紙が出てきました。
当時校長だった神林劦さんも駆け付け、見守りました。
タイムカプセルは、当時のPTAや地区の関係者などでつくる100周年実行委員会が24年前に企画したものです。
手紙は、書いた人全てに郵送するということです。 -
第40回大芝高原まつり
上伊那の夏を締めくくる、第40回大芝高原まつりが、23日に行われました。
まつりでは、地元住民などの手作り屋台が並ぶふるさとの味コーナーや縁日コーナーなど、26のイベントが行われました。
40回を記念したイベントも企画されました。
2019年まで行われていたたらいレースのたらいに乗る体験ができるコーナーや、30年ぶりに復活したエア遊具などがあり、子どもたちが楽しんでいました。
野球場では、プロライダーによるバイクのショーが行われ、迫力あるパフォーマンスで会場を盛り上げていました。
メインストリートで行われたおまつりパレードには、7団体、およそ380人が参加しました。
湖上に設けられたステージには、全部で41団体が出演し、太鼓やダンスを披露しました。
まつりを締めくくる花火大会では、13番組およそ1,000発が打ち上げられました。
トワイライトステージと、おまつりパレードの様子は、9月に121チャンネルで放送予定です。 -
くらし体感ツアー 伊那市内各地を見学
伊那市は、移住を検討している人を対象にした「くらし体感ツアー」を25日に、市内各地で行いました。
今年度は初めて、25日と29日の2日間の日程で実施します。
くらし体感ツアーには、東京や兵庫、新潟などから8組23人が参加しました。
参加者らはまず、伊那小学校を見学しました。
ツアーは、園児や児童のありのままの活動の様子を見てもらおうと、都市圏が夏休み中のこの時期に企画されました。
2日間かけて行うのは今回が初めてです。
ヒツジやヤギの飼育の様子の他、紙づくりに取り組んでいる学級などを見学しました。
昨年度伊那市に移住した人は、162組358人となっています。
伊那小学校には、現在614人が通っていて、今年4月に15人が転入したということです。
25日は他に、信州やまほいくに認定されている手良保育園の他、田舎暮らしモデルハウスなどを見学しました。
ツアーは29日にも行われ、25日に参加した3組を含め7組22人が参加するということです。 -
伊那谷の所蔵品「駒ヶ岳遭難関連資料」
伊那ケーブルテレビ放送エリア内の文化施設で展示されている所蔵品を紹介するコーナー、伊那谷の所蔵品。
22日は、箕輪町郷土博物館所蔵の常設展「駒ヶ岳遭難遭難関連資料」です。
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3市町村合同の空き家相談会
伊那市と箕輪町、南箕輪村の3市町村合同の空き家の相談会が16日に南箕輪村の村民センターで開かれました。
相談会は、伊那市と箕輪町、南箕輪村で構成する、伊那地域定住自立圏連絡協議会の事業として3市町村が合同で開催しました。
16日は、およそ30人が訪れ、専門家に相続や売却、リフォーム、解体などについて相談をしていました。
相談会は年2回、各市町村の持ち回りで開いています。
3市町村が地元の不動産組合と連携して運営している空き家バンクの説明も行われました。
担当者は「市町村に担当部署があるので、空き家に関して困っていることがあったら気軽に相談してほしい」と話していました。
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伊那市西春近で物置小屋が半焼
23日午後3時ころ伊那市西春近で物置小屋を半焼する火事がありました。
この火事によるけが人はいませんでした。
伊那警察署の発表によりますと火事がったのは伊那市西春近の北原勇さん方の物置小屋です。
火は午後3時18分に消し止められましたが物置小屋が半焼しました。
けが人はいませんでした。
伊那署では火事の原因について調べを進めています。
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強い日差しのなかマスつかみ大会
24日の伊那地域の最高気温は午後2時3分に36度を記録し猛暑日となりました。
箕輪町の中井用水路ではマスつかみ大会が行われ子どもたちが歓声をあげながらマスを捕まえていました。
マスつかみ大会は天竜川漁業協同組合第2支部が行ったもので小学生や園児約60人が参加しました。
漁協第2支部では約600匹を用意したということです。
強い日差しをものともせず、子どもたちは用水路に入りマスを追いかけていました。
伊那地域は午後2時3分に36度を記録し猛暑日となりました。
長野地方気象台では今後1週間は最高気温が30度以上の日が続くと予想しています。
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天竜川のゴム製の堰が破損
田んぼに水を引くため箕輪町の天竜川に設置されている、ゴム製の堰が破損していることが分かりました。
24日、堰を管理している上伊那郡伊那土地改良区の篠田貞行理事長が状況を確認していました。
篠田さんによりますと堰はゴム製で中に空気が入っていて、22日の午後2時以降に破損しているのが見つかったということです。
天竜川の水をせき止め用水路の取水口まで水位をあげるため設置されていますが、破損部分から水が流れ溜まらない状態となっています。
篠田さんは「破損については調べる必要があるが経年劣化が原因ではないか。応急措置として農業用水の取水口付近に土砂を置き、水を溜めることを検討している」と話していました。
篠田さんによりますと、伊那市、箕輪町、南箕輪村の農家約950人がここからの水を使っているということです。
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23日 大芝高原まつり開催
第40回大芝高原まつりが23日、南箕輪村の大芝高原を会場に開催されます。
23日の本番を前に、会場では出店などの準備が進められていました。
大芝湖の湖上ステージでは、まつり実行委員長の藤城栄文村長がテントの設営を行っていました。
湖上ステージには今年、和太鼓やダンスなど、41組が出演する予定です。
伊那ケーブルテレビでは、まつりの様子を23日の正午から121チャンネルで生中継します。
また、伊那谷FM86.7MHzでもまつりの様子を放送します。
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ARG有賀さん ソフトボール全国大会出場
伊那市に拠点を置く社会人ソフトボールチーム、ARGに所属する、南箕輪村の有賀真太郎さんが、23日から茨城県で開かれる、全日本一般男子ソフトボール大会に出場します。
12日は、南箕輪村田畑の有賀さんが役場を訪れ、藤城栄文村長に出場を報告しました。
ARGは5月に開かれた県大会で優勝し、全国大会出場を決めました。
今回で4年連続の優勝です。
有賀さんは現在40歳で、ARGではキャプテン、キャッチャーを務めています。伊那ナイターソフトでは信濃路クラブに所属していて、5月には春季トーナメントで優勝しています。
藤城村長は「4年越しの悲願となる一勝をぜひ勝ち取ってください」と激励しました。
全国大会は23日から茨城県で開かれます。
一回戦の対戦相手は、前回大会3位の大阪代表 茨田南クラブです。
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戦後80年平和祈念集会 大日方さん講演
日本や中国、韓国など東アジアの視点から戦争の歴史を考える講演会が、16日に伊那市のニシザワいなっせホールで開かれました。
講演会は、上伊那戦争展実行委員会が戦後80周年平和祈念集会の中で開いたもので、およそ150人が訪れました。
戦争の過去を平和の未来へと題し、須坂市出身で早稲田大学名誉教授の大日方純夫さんが講師を務めました。
大日方さんは2002年から日本・中国・韓国の研究者らで共同制作した歴史教材の日本側の編集を担当するなど20年以上にわたり教材づくりに携わっています。
大日方さんは、平和な未来を築くためには、力と戦争を肯定する国際観の克服や国際連帯が重要だとを訴えていました。
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信州大学農学部 課題発見サマースクール
信州大学農学部の学生が木曽谷と伊那谷の森林・林業に学び、地域課題を考える、課題発見サマースクールが22日、伊那市西箕輪の産学官連携拠点施設Inadani seesで行われました。
サマースクールには、信州大学農学部の学生4人が参加しました。
3日間のプログラムのきょうが最終日で、林業に関わる人から話を聞きました。
フィンランドを視察した長野県林務部の職員は「森が身近にある印象を受けた。子どもたちは環境を活かした遊びと学びを実践していた」と話していました。
アカマツの葉を使ったアロマオイルの商品開発の経験を持つInadani seesのスタッフは「林業では枝葉をほとんど活用せず放置しているのがもったいない」と話していました。
サマースクールは、木曽谷や伊那谷の教育機関や市町村、長野県林務部などで構成する木曽谷・伊那谷フォレストバレーの取り組みの一環で行われました。
木曽谷・伊那谷フォレストバレーでは、今年度、民間企業のプロジェクトや高校の学習への支援など10のプロジェクトを予定しているということです。
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脅迫の疑いで男を逮捕
伊那警察署は、知人女性を脅迫した疑いで伊那市の51歳会社員の男を21日に逮捕しました。
伊那警察署の発表によりますと逮捕されたのは伊那市御園の会社員、小林賢二容疑者51歳です。
小林容疑者は20日の午後8時24分から翌日21日の午前1時頃までの間、知人女性が使用する携帯電話に「危害を加える」といった内容のメールを複数回にわたって送り、脅迫した疑いです。
被害関係者からの届け出を受け捜査を行い、21日の午後10時55分に逮捕しました。
警察の調べに対し小林容疑者は、容疑を認めているということです。
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JA上伊那 りんご出荷
箕輪町のJA上伊那箕輪果実選果場でりんごの出荷が始まっています。
22日は早生品種「シナノリップ」の出荷が行われていました。
シナノリップは果汁が多く、酸味と甘みのバランスが良い品種だということです。
りんごの出荷は今月初旬に始まりました。
コンテナで運ばれたりんごをベルトコンベアに手作業で並べると、1つ1つ傷や色のチェックを行っていました。
機械で大きさや形の仕分けが行われ、手作業で箱詰めされます。
シナノリップは2018年に品種登録された新しい品種で今年の上伊那の出荷量は県内で最も多い310トンを計画しています。
他に、食感がよく酸味の少ない「つがる」の出荷も始まっています。
りんごは主に愛知県や東京都に出荷され、JA上伊那の直売所でも購入できます。 -
夏休み終了 2学期始まる
夏休みが終わり、伊那ケーブルテレビエリア内の小中学校で21日から2学期が始まりました。
このうち伊那市高遠町の高遠小学校では、28日間の夏休みを終えた児童たちが体育館に集まりました。
下島弘子校長は「夏休みに培った力と楽しかった思い出をエネルギーにして頑張っていきましょう」と話していました。
6年生の教室では、夏休みの宿題を提出していました。
宿題はドリルや作文の他に、自由研究と読書感想文、工作を選ぶことができます。
工作を選んだ児童は、思い思いの作品を製作し、教室の外に飾っていました。
6年生は2学期に東京都への修学旅行が予定されています。
高遠小学校の2学期は、12月23日までとなっています。
この日は伊那市の16校、箕輪町の3校、南箕輪村の3校の小中学校で始業式が行われました。
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鹿嶺高原コンサート 予約が埋まる
10月5日(日)に伊那市長谷の鹿嶺高原で予定されているコンサートの予約が、開始初日で定員に達しました。
コンサートは、標高1800メートルの鹿嶺高原キャンプ場の展望台で行われます。
先着100人の事前予約が20日に始まりましたが、初日ですべて埋まりました。
鹿嶺高原コンサートは10月5日(日)に予定されています。
伊那ケーブルテレビでは、収録した内容を後日放送する予定です。
コンサートのお問い合わせは、伊那文化会館、電話73-8822までお願いします。
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伊那青年会議所 9月に親子対象の防災イベント
伊那青年会議所は、小学生の親子対象の防災を学ぶイベントを9月に行います。
20日は、伊那市の伊那商工会館で伊那青年会議所のメンバーが記者会見を開きました。
イベントは9月27日にかんてんぱぱ くぬぎの杜で行われます。
募集するのは、伊那市、辰野町、箕輪町、南箕輪村の小学生の親子18組です。
カードを使って災害事例を学ぶ災害クロスロードや災害時を想定したクッキング、心肺蘇生などに取り組むチーム対抗防災ミッションなどが予定されています。
参加費は無料で、参加者には防災バッグがプレゼントされます。
伊那青年会議所では、現在参加者を募集しています。
くわしくは電話78-2328までお問い合わせください。
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伊那地域 6日ぶりの猛暑日35.3度
21日の伊那地域の最高気温は、35.3度と6日ぶりの猛暑日となりました。
伊那地域は、午後2時31分に、最高気温35.3度を記録しました。
上伊那広域消防本部によりますと、午後4時半現在熱中症とみられる症状で搬送された人はいないということです。
長野地方気象台によりますと、今後1週間は最高気温が30度以上の日が続くということです。
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伊那市 地域ブランドスローガン発表
伊那市は、市民や行政、地域事業者の新しい地域の方向性を示す、地域ブランドスローガンを21日に発表しました。
地域ブランドスローガン「森といきる伊那市」のロゴも披露されました。
目指すものとして、森から生きる知恵を学び、伊那市の未来を築く。自然や学びが育む文化や風土を次の世代へつないでいくとしています。
森の文字には、人の字を重ねてコミュニティを表現しています。
伊那市は2023年度から地域ブランド推進事業を進めています。
暮らしの豊かさを実感できるブランド形成により魅力ある伊那市をつくりあげ、地域内外に認知・拡散されることを目指すものです。
発表会には、伊那市ブランディングアドバイザーの柘植伊佐夫さや地域ブランド推進事業の関係者も出席しました。
伊那市は今後、メディアやSNSを活用してスローガンを発信するほか市民・団体などによる実践と学びの場を増やすとしています。
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40歳目の節目に2回目の成人式
今年40歳になる箕輪中学校の2000年度の卒業生は「2回目の成人式」と銘打った学年全体の同窓会を伊那市高遠町のさくらホテルで14日に開きました。
2000年度の卒業生は、今年、卒業から25年となり、40歳の節目を迎えます。
当時は7クラスありました。
同窓会は4組の担任だった石澤勝さんの乾杯で始まりました。
この日は、卒業生の4分の1にあたる70人が集まり、友人や恩師との会話に花をさかせていました。
同窓会は地元を離れて暮らす友人との繋がりや地域への感謝を忘れず、定期的に集まれるきっかけを作ろうと開かれました。
実行委員長の有賀大輔さんは、「旧友との交流を深め、仲間との繋がりを再確認し、地域を支える大人になりましょう」と挨拶しました。
この日は、中学の担任や副担任合わせて5人が出席し「これからの社会をつくる一員として頑張ってほしい」「悩んだときは、ここにいる仲間に相談し、さらに前に進んで下さい」などと教え子にエールを送りました。
同窓会は1組の担任だった北澤克彦さんの万歳でしめくくりとなりました。
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春田さん(伊那西高校3年) インターハイ3位入賞報告
伊那西高校3年で、南箕輪村の春田友菜 さんは、今月島根県で開かれたインターハイ・フェンシング競技の個人女子フルーレで3位入賞を果たしました。
20日は春田さんが、箕輪町役場を訪れ、長野県フェンシング協会・会長の白鳥政徳町長に3位入賞を報告しました。
インターハイの個人女子フルーレには、全国から89人が出場しました。
春田さんは、3年連続でインターハイに出場していて、2年生の時にはベスト16に入っています。
今年は攻撃に磨きをかけ、予選・決勝トーナメントとも落ち着いて試合に臨めたと話していました。
白鳥町長は、「今後は日本のトップ選手を目指して頑張って下さい」とエールを送っていました。
長野県の選手がインターハイのフェンシングのフルーレ競技で3位入賞は、男女を通じて初めての事です。
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伊那飛行場格納庫跡地の発掘調査 現地説明会
伊那市教育委員会が6月から発掘調査を行っている、伊那市上の原にある旧陸軍伊那飛行場格納庫跡地で現地説明会が20日に開かれました。
現地説明会には、区民など30人が参加し、伊那市教育委員会の熊木奈美さんが調査結果を説明しました。
旧陸軍伊那飛行場は、太平洋戦争末期の1944年(昭和19年)に完成しました。
現在は、住宅地に3つの格納庫のコンクリート基礎が残っていて、今回調査が行われている第2格納庫周辺は、環状北線の道路工事が計画されています。
地域住民から保存を求める声があり、伊那市教育委員会では移転に向けて6月から発掘調査を行っています。
これまでに、東側に格納庫の扉を収納する戸袋が残っていることと、格納庫の中心部分は、下に基礎が2メートル埋まっていることが分かりました。
地下部分の構造もわかり、火山灰、縄文時代の土、飛行場建設時に平らにするため運んだ土、戦後田んぼにした際の土、現在の土と、5層になっているということです。
熊木さん「もともとはデコボコして深い場所だったので盛り土をして滑走路の高さと合わせた。」
飛行場建設に父親が携わっていたという人も訪れていました。
発掘調査は今月までで、掘った土は一度埋め戻し、保存に向け検討していきたいとしています。
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平澤真希さん9月に伊那市の老松場の丘・古墳公園でコンサート
伊那市出身のピアニスト平澤真希さんは、自然の中で演奏するネイチャーピアノコンサートを9月27日に伊那市東春近の老松場の丘古墳公園で開きます。
20日は、会場となる老松場の丘古墳公園で平澤さんがコンサートの概要を説明しました。
平澤さんは、自然と人との調和を感じてもらおうと2019年から自然の中で演奏するネイチャーピアノの活動を行っています。
今回は、地元の歴史を知ってもらおうと2015年に前方後円墳が発見された老松場の丘古墳公園を会場に開かれます。
当日は、歴史や自然、祈りをテーマにした曲などオリジナル曲も含めた10曲を演奏します。
当日は、伊那市出身のシンガーソングライター、湯澤かよこさんとのコラボ演奏や創造館の学芸員、濵慎一さんによる歴史講義も予定されています。
ネイチャーピアノコンサートは、9月27日(土)の午前11時から、伊那市東春近の老松場の丘古墳公園で開かれます。
入場料は2000円、中学生以下は無料です。
予約、お問合せは、創造館、電話72-6220で受け付けています。
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9人の作品並ぶ 楽創展
伊那市を中心に県内外の9人による作品展「楽創展 八面玲瓏」がかんてんぱぱホールで始まりました。
会場には、陶芸や手芸、絵画など9人の作品およそ150点が展示されています。
楽創展は、新人作家も含めた作品発表の場になればと、伊那市のうるし絵アーティストこじぞう‘さんが声をかけ、初めて開きました。
箕輪進修高校1年のTAKATOさんは、段ボールアートなどを出品しました。
中学2年の時から作品作りを始め、動物や植物など身近なものをモチーフに制作しています。
この盆栽は、3週間ほどかかったという力作で、幹や枝の表面の表現に苦労したということです。
放送エリア内ではこのほか、白鳥陽子さんのありがとう達磨と絵画、矢島華山さんの陶芸、甘利紗恵子さんの布小物などが展示されています。
9人の作品展 楽創展 八面玲瓏は25日(月)まで、かんてんぱぱホールで開かれています。
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伊那市 お盆に二十歳のつどい
伊那市と箕輪町では、お盆の時期に合わせて、二十歳のつどいが14日と15日に行われました。
地区分散型の伊那市では、高遠町と長谷を除く8地区で二十歳のつどいが行われました。
このうち西春近地区では、15日に西春近公民館で式が行われ、72人中52人が出席しました。
小学校時代の恩師4人も出席し、それぞれはなむけの言葉を贈りました。
西春近北小学校の当時4年生から6年生の担任だった村澤陽介さんは、「変化を受け入れ、今しかできない夢中になれるものを見つけて頑張ってください」と激励しました。
出席者を代表して春日美礼さんが決意を述べました。
今年度の伊那地域の対象者は、719人となっています。 -
戦争体験を記した本 家族が再販
太平洋戦争末期に、満州国とソ連の国境付近に駐屯し戦闘した体験を記した伊那市の北原茂衛さんの本「アムールの流血」が家族の手によって再販されます。
今回再販する本「アムールの流血」には、1945年の終戦間際に満州国とソ連の国境付近で起きた戦いが北原さんの目線で書かれています。
著者の北原茂衛さんは、伊那市高遠町に生まれ、1944年の33歳の時に召集され、満州にわたりました。
全滅部隊とも呼ばれていた通称第五国境守備隊の中で生還し、ほとんど記録されていない国境戦の記憶を後世に残そうと1971年に手記を自費出版しました。
茂衛さんの5人の子どものうち、北原正明さん、黒河内美代子さん、守屋あつ子さんです。
多くの人に再び父の本を読んでもらいたいと、1ページずつ写真を撮り、文字起こしをしてデータにまとめ、2年半かけて製作しました。
北原さんの著者の中ではだれがどのように発言したかも刻銘に記録されています。)
アムールの流血は、あすからインターネット通販で購入することができます。
価格は税込み2,090円です。
今後は市内の図書館や小学校にも寄贈したいとしています。