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矢島信之さん宅で木陰演奏会
初夏の花々が見ごろとなった伊那市美篶青島の矢島信之さん宅で、小さな野外コンサート「木陰演奏会」が31日開かれました。
31日は、伊那フィルハーモニー交響楽団に所属している5人がクラシック音楽など6曲を演奏しました。
矢島さんは地元の人たちを招待して2016年から演奏会を開いています。
自宅横の畑や庭先には、矢島さんが育てるムギナデシコやオルレアなどの花が咲き誇り、訪れた人たちは花々を眺めながら演奏を楽しんでいました。
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南箕輪小学校で運動会
南箕輪村の南箕輪小学校の運動会が31日に開かれました。
「ぽかぽかパワー笑顔で一人ひとりが輝こう!!」をスローガンに、およそ750人が成果を発表しました。
南箕輪小学校では、5月に入ってから各学年で練習をしてきました。
グラウンドでは、短距離走やダンスなど13のプログラムが行われました。
このうち、今年4月に入学したばかりの1年生は玉入れを行いました。
途中で音楽が流れ始めると、全員でダンスを披露。
ダンスの後は再び玉入れが始まり、カゴを目がけて玉を投げていました。
2年生はダンスを披露し、会場を盛り上げていました。
会場には、保護者が応援にかけつけ、我が子の姿をビデオカメラなどに収めていました。
31日は、雨の予報もあり開催が心配されましたが予定通り開催されました。
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高遠町総合支所 一般向け見学会
今月23日に完成した伊那市高遠町の高遠町総合支所の新庁舎の一般向けの見学会が、31日と6月1日の2日間開かれています。
新たな高遠町総合支所は、高遠町文化センターの駐車場に建設されました。
鉄骨造り2階建てで、延床面積は941平方メートルです。
1階には市民ホールと総務課、農林建設課、市民福祉課、商工観光課があります。
壁には地元産材が使われているほか、カウンターには市民が木材で作った装飾が使われています。
他に会議室、相談室などがあります。
2階は文書庫となっています。
屋根には太陽光パネルが設置され、庁舎の電力の一部を賄う他、発電した電力を蓄電し災害時に活用できるようになっています。
総事業費はおよそ5億700万円です。
新庁舎見学会は1日も午前9時から正午まで行われます。
新しい総合支所での業務は6月30日から始まります。
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南箕輪中学校と韓国の上一中学校が交流
国際交流教育発展のための覚書を交わしている南箕輪村の南箕輪中学校と韓国の上一中学校の生徒が30日に交流を行いました。
上一中学校の2・3年生25人が、南箕輪中学校を訪れ交流を行いました。
上一中学校の生徒たちは28日に上伊那に到着し、29日は大芝高原や中央アルプスを観光しました。
30日は、10クラスに分かれて2・3年生の授業に参加しました。
2年生の理科の授業では、元素記号カードを引いて、化学式をつくるゲームを行いました。
元素記号や化学式は世界共通で、言葉が通じなくても楽しめます。
カードゲームを一緒にした南箕輪中学校の生徒は。
3年生の美術の授業では、自画像を描きました。
上一中の生徒は、鏡を見ながら色鉛筆などを使い描いていました。
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第59回上伊那書道展 来月1日まで
上伊那書道協会の会員らによる第59回上伊那書道展が伊那市の伊那文化会館で開かれています。
会場には上伊那書道協会の会員や一般の作品87点が展示されています。
テーマや審査はなく楷書や行書など様々な書体の作品があります。
上伊那書道協会は40代から80代を中心に教室の指導者や愛好家およそ70人が所属しています。
上伊那書道展は6月1日まで伊那文化会館で開かれます。
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長谷中生徒が茶摘み体験
伊那市長谷の長谷中学校の生徒が長谷中尾で30日に茶葉を摘み取り、お茶を味わいました。
この日は、野底の「お茶屋いちえ」の井口裕太さんと、長谷で自然栽培による米づくりに取り組んでいるWakka Agriの社員、長谷中1年生9人が茶葉を摘み取りました。
井口さんは伊那市をお茶の産地にしようと2023年から、Wakka Agriや長谷地区の小中学校の協力を得てお茶の木の植樹を行ってきました。
しかし、寒さの影響で植えた木が成長しませんでした。
そのことを知った中尾の住民から提案があり、地区に元々あったお茶の木で今回摘み取りを行いました。
生徒らはおよそ30分かけて茶葉600gを摘み取りました。
摘み取りが終わると、Wakka Agriの事務所に移動しました。
集めた茶葉をホットプレートで乾燥させます。
手で揉むことで、茶葉の繊維が壊れ、味が出るということです。
1時間ほど作業繰り返すと茶葉が乾燥し、およそ5分の1の量になりました。
部屋にはお茶の香りが漂っていました。
完成したお茶はWakka Agriのしらけ餅と合わせて味わいました。
残りの茶葉は生徒が自宅に持ち帰りました。
井口さんは今後も中尾でお茶の栽培を続けるということです。 -
外国籍の人対象 日本語教室開催へ
伊那市は初めて、市内に住む外国籍の人を対象にした「やさしい日本語教室」を来月28日から開きます。
30日は市役所で定例記者会見が開かれ、白鳥孝市長が概要を説明しました。
教室は、市内に住む外国籍の人に生活に必要な日本語を学びながら地域を知ってもらおうと、伊那市と長野県が協力して開くものです。
講座では、バスの乗り方や交通ルール、図書館の利用方法など、暮らしに役立つ日本語を学びます。
教室は全10回で、参加は無料で、定員は20人です。
伊那市には令和6年10月末現在1962人の外国籍の人が暮らしていて、ブラジル出身が683人、次いでフィリピンが365人、中国が228人となっています。
外国籍の人からは「ビザの更新方法がわからない」「行政からの通知が読めない」といった困りごとが寄せられていて、今回の教室は、そうした課題を少しでも解消することも目的としています。
伊那市では、「外国籍のみなさんが安心して暮らせる地域づくりを進めていきたい」と話していました。
参加申し込みについては伊那市役所地域創造課、電話78―4111
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伊那市中心商店街でバラが見頃
伊那まちバラぶらりが行われている伊那市中心商店街で、バラがいま、見ごろとなっています。
中心商店街の道沿いには、商店主らが育てたバラが並んでいます。
15年ほど前から、商店街をバラで彩ろうと、それぞれの店舗が好きな品種を育てています。
バラは、例年より1週間ほど早く咲き始め、現在見頃です。
29日は、伊那市を中心に活動する水彩画教室木曜会が、絵を描きに訪れていました。
メンバーは、好きなバラを探して絵を描いていました。
中心商店街では、現在伊那まちバラぶらりが行われていて、最終日の6月21日には、商店街周辺の9会場で、伊那まちバラジャズストリートが行われます。
中心商店街のバラは、今週いっぱい楽しめるということです。
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下島接骨院にカフェオープン
伊那市の伊那商工会議所が行っている伊那地域創業スクールの卒業生が、伊那市西町に新たにカフェを開業しました。
今月5日にオープンしたCAFE ASSIETTE(カフェアシェット)は、伊那市西町の小黒信号機から北に100メートルほどのところにあります。
オーナーの下島冴希さんです。
父が営む下島接骨院を改装し、カフェと接骨院が併設されています。
現在38歳の下島さんは、専門学校を卒業後、東京やフランスなどの飲食店で腕を磨き、10年ほど前に伊那に帰ってきました。
地元で、自分の作った菓子を提供したいと、伊那商工会議所の伊那地域創業スクールを受講し、開業しました。
カヌレやケーキなど、およそ10種類のスイーツや、ドリンクなどをテイクアウトとイートインで提供しています。
店名のASSIETTE(アシェット)はフランス語で皿という意味で、スイーツの時間を楽しんでほしいという思いが込められています。
CAFE ASSIETTEの営業は、午前9時から午後6時で、店内での飲食提供は午前11時からとなっています。
なお、定休日は火曜日です。
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JA上伊那 第29回通常総代会
JA上伊那の第29回通常総代会が、27日、伊那市のJA上伊那本所で開かれ、昨年度の事業報告や今年度の事業計画など6議案が承認されました。
総代会には89人が出席し、書面出席の380人を合わせて469人で決議が行われました。
西村篝組合長は「10年後、20年後も輝き続けるJA上伊那であり続けるため、組合員の皆さんと歩んでいきたい。」と挨拶しました。
JA上伊那の昨年度の販売品取扱高は147億2500万円で、前年の138億6000万円を上回り、6年ぶりに140億円を超えました。
昨年度は猛暑や害虫の影響で収穫量が減少した品目があったものの、全国的な品薄によって単価が上がったことが要因だということです。
今年度の事業計画では、重点品目の生産拡大や、有機農業の促進などが示されました。
出席者からは、農地や農家の担い手の減少についてJAによる対策を求める意見が出されました。
白鳥健一常務理事は「土地区画整理やスマート農業を推進し、農地を守っていきたい。」と回答しました。
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箕輪町の教諭 保育士が夢をTOCO-TON語る会
箕輪町の学校や保育園での課題や将来像を語りあうイベント「私の夢をTOCO-TON語る会」が28日、町文化センターで開かれました。
28日は町内の小中学校の教諭と保育士およそ40人が参加しました。
参加者は4つのグループに分かれ、それぞれが学校や保育園での課題や、将来像などについて話し合いました
参加者からは「自分に委ねてもらえた、という経験が子どもの自主性を育むと思う」「様々な大人との出会いが生まれる環境づくりが大切だ」といった意見が出されました。
このイベントは、子ども達が自ら学び方を選び、自己実現できる「ウェルビーイング実践校TOCO-TON」の取り組みの一環で開かれました。
箕輪町内のすべての小中学校は長野県教育委員会からこの実践校に、去年12月に指定されました。
県教育委員会の武田育夫教育長は、「子どもは大人になるための準備期間ではなく、子どもらしく過ごすための時間です。子どもらしく過ごせる箕輪町であってほしい。」と話しました。
箕輪町教育委員会によりますと今後は、やまほいくや総合的な学習の時間の深堀と拡大を図り、保育園や小中学校の垣根をこえた学習の導入を行っていくということです。
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伊那ナイターソフトボールCATV杯 信濃路クラブが優勝
伊那ナイターソフトボール連盟の春季トーナメント伊那ケーブルテレビ杯決勝戦が28日に伊那市の伊那ニッパツ野球場で行われ、信濃路クラブが2年ぶり6回目の優勝を果たしました。
決勝戦は、紫のユニフォーム信濃路クラブとグレーのユニフォームGTEの顔合わせとなりました。
先制したのはGTE。
1回の表、GTEは2本のホームランで2点をあげます。
追いつきたい信濃路クラブはその裏の攻撃。
2点タイムリーツーベースヒットで同点とします。
2対3と1点リードをゆるして迎えた3回の裏の信濃路クラブの攻撃。
ツーランホームランで4対3と逆転します。
投げては信濃路クラブ先発の佐々木和彦さんが5回を3失点にまとめ、9対3で勝利。
2年ぶり6回目の優勝を果たしました。
準優勝はGTE、3位はほうせんでした。 -
VC長野 藤城村長に今季報告
バレーボールSVリーグ男子のVC長野トライデンツは15日、南箕輪村役場を訪れ、今シーズンの結果を報告しました。
この日はVC長野トライデンツの大矢芳弘社長や、川村慎二監督、キャプテンの藤原奨太選手、山田航旗選手、難波宏治選手が役場を訪れ、藤城栄文村長に今シーズンの結果を報告しました。
VC長野は新たに再編された国内最高峰のSVリーグで今シーズンを戦いました。
結果は10勝34敗で、10チーム中9位となり、目標としていた10勝を達成しました。
川村監督は今シーズンを振り返り「目標となる10勝を達成できたが、フルセットで負ける試合もあった。来シーズンはせった試合で勝てるチームにしたい」と話していました。
今シーズンのVC長野のファンクラブの会員数は1,700人と昨シーズンの倍以上に増え、ホームゲームの入場者も1試合平均1600人と、3割ほど増えました。
藤城村長は「来シーズンも観客が盛り上がる試合を期待しています」と話していました。
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キッズスポーツ塾ダンス教室 今年度の初回
伊那市総合型地域スポーツクラブのキッズスポーツ塾ダンス教室の今年度の初回が14日、防災コミュニティセンターで開かれました。
この日は伊那市の小学生を中心に、27人が参加しました。
ダンス教室は4年前に始まり、定員を超える応募がある人気の講座です。
初心者から中級者が対象です。
受講者はまずウォーミングアップを行い、体を動かしました。
音楽に合わせてスキップをしてリズム感を学んでいました。
最後は振付けを教わり、音楽に合わせて踊っていました。
伊那市総合型地域スポーツクラブでダンス教室講師のYukaさんは「この講座を通して、ダンスの楽しさを知って欲しい」と話していました。
この教室は2週間に1回、来年3月まで開かれます。
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伊那西小1年 アマゴの稚魚を小黒川に放流
伊那西小学校の1年生は28日伊那市の小黒川にアマゴの稚魚を放流しました。
伊那西小学校がエフ・ケー建設の小黒川の護岸工事の現場に近いことから、1年生7人が招かれ、アマゴの稚魚を放流しました。
28日に放流した稚魚はおよそ40㎏です。
放流は、小黒川で工事を行っているエフ・ケー建設が、地域の子どもたちに小黒川に親しんでもらおうと、天竜川漁業協同組合と企画したものです。
また28日は、エフ・ケー建設の小型ショベルカーの運転体験も行われました。
エフ・ケー建設の護岸工事は来年の3月まで行われるということです。
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高遠第2・第3保育園 安全祈願祭
老朽化により建て替えられる、伊那市高遠町の高遠第2・第3保育園の安全祈願祭と起工式が28日に行われました。
28日は伊那市や施工業者など40人が出席し、安全祈願祭と起工式が行われました。
新しい園舎は老朽化のため取り壊された旧園舎跡地に建て替えられます。
園舎は、鉄骨造りの平屋建てで、延べ床面積は、およそ529平方メートルです。
内装には近くの山から切り出したスギやサクラの木材を活用するということです。
総事業費はおよそ4億5,900万円です。
新しい園舎の完成は2026年3月を予定しています。
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新型コロナ週報 上伊那10人感染
28日発表の新型コロナウイルス感染症の19日から25日の週報です。
上伊那は10人、全県は111人でした。
全県の患者届け出数は定点当たり1.37人で減少しています。
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東春近 伊藤さん宅のカルミヤ見頃
伊那市東春近の伊藤権司さん宅のカルミアの花が現在見頃を迎えています。
伊藤さん宅の庭に植えられているカルミアの花が現在見頃を迎えています。
カルミアはツツジ科でつぼみがコンペイトウのような形をしています。
花は6月上旬まで楽しめるということです。
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天竜川に軽自動車転落
28日午前5時頃、伊那市の天竜川で軽自動車が転落しているのが見つかりました。
軽自動車が見つかったのは、伊那市中央の伊那公民館近からおよそ100メートル離れた天竜川です。
岸から2メートル程離れた場所で、車体の前方と後方が破損していました。
目撃者と消防によりますと、車内にいた人は軽傷だという事です。
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北沢峠のクリンソウ除去へ
南アルプス食害対策協議会が12日、伊那市役所で開かれ北沢峠で増えている外来植物のクリンソウの除去など今年度事業の計画が承認されました。
南アルプス食害対策協議会総会には伊那市のほか、南信森林管理署や信州大学農学部などから約20人が出席しました。
総会では今年度新たに、外来植物のクリンソウを除去する計画案が示されました。
クリンソウはシカが食べないため増え続けていて本来の植生に影響を与えているということです。
このことから協議会では、植生調査を行い試験的に除去する計画です。
この他、仙丈小屋直下や光岳小屋周辺に防鹿柵の設置などを計画しています。
昨年度、南アルプスでのニホンジカの捕獲頭数は262頭で前の年度の228頭と比べて34頭の増となっています。
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箕輪中学校で気候変動を学ぶ講演会
ゼロカーボンシティ宣言から3年目を迎える箕輪町で、箕輪中学校の生徒を対象にした気候変動に関する講演会が27日開かれました。
講演会では、NHKエンタープライズ エグゼクティブプロデューサーで、気候変動をテーマに多くのドキュメンタリーを制作した堅達京子さんが話をしました。
堅達さんは地球温暖化の影響による自然災害の増加などを紹介し「産業革命前と比べて世界の平均気温の上昇を1.5度に抑えることが地球の防衛ライン。二酸化炭素を排出しない新しい社会への変化が必要だ」と話していました。
この講演会は、ゼロカーボンシティ宣言から3年目となる今年、生徒に改めて気候変動について理解を深めてもらおうと、町発足70周年記念事業の一環で箕輪町と町教育委員会が開きました。
27日は箕輪中学校の1年生と3年生合わせて約400人が話を聞きました。
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伊那まつり ポスターとTシャツのデザイン決定
8月2日に開催される、伊那市の第68回伊那まつりのポスターとTシャツのデザインが27日に決まりました。
ポスターの最優秀賞に選ばれたのは、高遠中学校2年の井淵希織さんの作品です。
今までにない表現で、視線を竜に誘導する構図が評価されました。
選ばれたデザインは全戸配布するリーフレットの表紙に活用されます。
Tシャツデザイン最優秀賞は、愛知県の高校生、佐藤愛凜さんの作品が選ばれました。
シンプルなデザインの中にエネルギーがあり、今回のテーマ「笑顔で躍進」にも合っているところが評価されました。
この日は市役所で審査会が開かれ、市内のデザイナーや高校生、伊那まつり実行委員などが審査を行いました。
ポスターには市内の中学2年生から96点、Tシャツデザインには市内外から33点の応募がありました。
審査された作品は、7月中旬に市役所に展示されます。
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長谷中生徒と大人が給食で交流
伊那市長谷の学校給食に、地元産野菜を供給、仲介している「麦わら帽子の会」は27日、長谷中学校で、生徒と給食を食べながらの交流会を初めて開きました。
この日は交流会を企画した麦わら帽子の会の髙橋隆文さんと、伊那市で活動する様々な業種の4人が、長谷中学校の給食を食べながら全校生徒と交流しました。
この交流会は、生徒に様々な人生や生き方について大人と話す機会を持ってもらおうと、麦わら帽子の会が初めて開いたものです。
企画した麦わら帽子の会は、給食に地元産の野菜や米を供給、仲介している団体です。
現在は米が100%長谷産です。
交流会は長谷の給食を知ってもらうとともに、一緒に食べる生徒にも人生の選択肢を広げてほしいと企画しました。
交流会に参加した大人は、髙橋さんが呼びかけました。
麦わら帽子の会では今後も交流会を続けていくとしています。
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山小屋管理人が味噌の仕込み
伊那市観光株式会社が運営する中央アルプスと南アルプスの山小屋で提供する味噌の仕込み作業が27日に行われました。
この日は、こもれび山荘、仙丈小屋、塩見小屋、西駒山荘の管理人が伊那市観光株式会社の社長を務める白鳥孝伊那市長の自宅で作業をしました。
市内で採れた大豆60kgを6時間かけてゆで上げました。
大豆を専用の機械ですりつぶすと、市内の酒蔵で作られた麹と混ぜあわせていきました。
仕込んだ味噌は来シーズン用のもので、容器に入れて一年間熟成させます。
また、去年仕込んだ味噌が完成し、白鳥市長も参加して豚汁や焼きおにぎりの試食が行われました。
味噌はそれぞれの山小屋で味噌汁にしてふるまわれるということです。
南アルプスのこもれび山荘は既に営業が始まっていて、仙丈小屋は6月13日、塩見小屋は7月1日、中央アルプスの西駒山荘は7月12日からです。 -
専門学生 水生昆虫調査
長野県公衆衛生専門学校の学生が伊那市荒井の小沢川で12日、水生昆虫調査を行いました。
12日は、専門学校2年生の学生19人が調査を行いました。
生物学の授業の一環で、小沢川に生息する水生昆虫を採取して種類を特定し、川の水質を判定するものです。
12日は、ヘビトンボやカゲロウの幼虫などの生物を採取しました。
採れたのは、きれいな水の指標となる水質階級1の生物でした。
講師を務めたのは、長野県自然観察インストラクターの野口輝雄さんです。
野口さんは、「見たり触れたりするなかで、生き物の多様性を感じてほしい。」と話していました。
全15時間の生物学の授業では、野外での調査を定期的に行っています。
今後は魚の解剖なども行うということです -
伊那谷観光局 通常総会
一般社団法人長野伊那谷観光局の総会が8日にJA上伊那本所で開かれ、今年度の事業計画が承認されました。
今年度の事業計画では、インバウンド誘客推進事業として、旅行会社への営業活動や情報発信の強化を行います。
ほかに、リニア中央新幹線の開通や三遠南信自動車道の整備を見据え「伊那谷総合案内所」の設置に向けた調査、検討を行います。
来訪者に対し、「観光」「働く」「移住」の3つの分野で総合的な案内をする予定です。
伊那谷総合案内所は、場所も含めて検討し、リニア開通までの設置を目指すということです。
向山孝一代表理事は「伊那谷のファンを増やしていけるよう、ひとつひとつの事業をていねいに行っていきたい」と話していました。
長野伊那谷観光局は、上伊那8市町村とおよそ30の企業が会員となっています。
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高遠町 進徳館の日
高遠藩の藩校「進徳館」の教育の精神を受け継いでいこうと、伊那市高遠町で進徳館の日の行事が24日に行われました。
24日は伊那市の伊藤徹副市長や市の教育関係者らが五聖像に拝礼しました。
進徳館は1860年に高遠藩の当時の藩主内藤頼直が創設しました。
伊那市では進徳館の精神を現代にも生かしていこうと毎年、進徳館の日の行事を行っています。
また、高遠スポーツ公園文化体育館では、剣道大会が開かれました。
大会には市内の20チームと個人、あわせておよそ190人が出場しました。
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高校生3年生が産業視察
就職を考えている上伊那などの高校3年生の生徒と教職員を対象にした産業視察が26日行われました。
産業視察には上伊那の高校など12校から約440人の生徒と教職員が参加しました。
進路選択に役立ててもらおうとハローワーク伊那などが企画したものです。
集合場所の春日公園第2駐車場からバスで出発し18のグループに分かれて上伊那の製造業や建設業など36の事業所を視察しました。
このうち化学製品の製造、販売を行っている南箕輪村の大明化学工業株式会社を訪れたグループは、担当者から仕事の内容などについて説明を受けていました。
担当者はスライドを使いながら「会社では水をきれいにする浄水材の原料を作っています。全国に出荷していて主な納品先は東京都です。」などと話していました。
高校生の就職については7月1日から企業の求人票が公開され、学校からの推薦が9月5日に始まり、内定がでるのは9月16日からとなっています。
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伊那市 フィンランドを視察研修
森と学びを軸としたフィンランド連携を進めている伊那市は、行政と民間事業者による調査団を構成し、視察研修のため24日までの5泊8日の日程でフィンランドを訪れました。
フィンランドを訪れたのは、白鳥孝伊那市長の他、市議会議員や大学関係者、学生、地域住民など18人です。
主に東部の北カレリア地域の都市ヨエンスーと首都ヘルシンキの2都市に滞在しながら教育現場や企業などを見て回りました。
調査団は、「教育班」と「ビジネス班」の2つに分かれ、それぞれの専門的な視点で現地の人と意見を交わしました。
伊那市と交流があるヘイナバーラ小学校を訪れた教育班は、教員の声掛けの仕方や子どもたちの日常の様子を観察しました。
国立技術研究センターやヘルシンキ大学などを訪れたビジネス班は、資源やエネルギーの循環に対するフィンランドの人々の考えについて理解を深めました。
伊那市とフィンランドの北カレリア地域は、2019年に林業や森林分野の協力に関する覚書を取り交わしています。
これまでに3回、調査団を結成し現地を訪れていて今回で4回目です。
調査団は、「一人ひとりが大切に尊重され、自ら体験を通じて考えることに学びや生きるベースがあることを随所に感じた。こうした本質に迫るモノゴトの考え方や取り組む姿勢を、伊那市らしく取り入れたい」と話していました。 -
県内外の作家の美術交流展 信州高遠美術館で開催
県内外の作家の美術交流展が、伊那市高遠町の信州高遠美術館で開かれています。
会場には、上伊那を中心とした県内の作家13人と、群馬県や愛知県、東京都などの県外の作家35人の作品およそ50点が展示されています。
交流展は、群馬県前橋市の日本画家酒井重良さんの長女が長谷に住んでいることが縁で、それぞれの地域の交流の場にしようと2016年から開かれています。
伊那ケーブルテレビ放送エリア内からは、伊那市の5人が出品しています。
作品は、水彩画や油絵、書、彫刻などジャンルも技法も様々です。
美術交流展2025IN高遠は、来月8日日曜日まで、信州高遠美術館で開かれています。
入場は無料です。
また、24日は開催を祝いオープニングセレモニーが行われました。
毎年11月に、いなっせで行われているジャズフェスティバルに参加している7人編成のバンド「いなっせJazz Friends」が演奏を披露しました。
交流展開催のきっかけとなった酒井さんの長女の大木島さや香さんもバンドメンバーの一員として活動していて、この日は7曲を演奏しました。