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島﨑洋路さんの講演会
「みどりの文化賞」を長野県内で初めて受賞した、伊那市の島崎洋路さんの講演会が1日、いなっせで開かれました。 講演は伊那市や上伊那地方事務所などが主催したもので、林業関係者や信州大学農学部の学生など、およそ80人が話を聞きました。 島崎さんは元信州大学教授で、長年森林整備について研究をしてきました。 今年5月には公益社団法人国土緑化推進機構が、顕著な功績があった人に送る、「みどりの文化賞」を長野県内で初めて受賞しました。 1日はこれまで取り組んできた森林の整備方法などの話をしました。 島崎さんは「森林整備は結果が出るまで長い年月が必要だが、素人でも細い木を斜面に沿って列状に間伐する「列状間伐法」や、残す木に最初から印をつけて間伐する「保残木マーク法」で整備した山は確実に元気になる」と話しました。
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上伊那で非核平和行進
上伊那の市町村や企業などで作る上伊那地区労働組合会議は核の廃絶を訴える非核平和行進を31日行いました。 非核平和行進にはおよそ150人が参加し、辰野町から中川村までを行進しました。 行進は1958年に被爆地広島で行われたのが始まりで、上伊那では28回目です。 箕輪町役場で行われた激励会では、箕輪町職員労働組合青年部の唐澤直之さんが、「核兵器全面禁止を叫び、世界の平和と命を守る」と決意表明をしました。 箕輪町の白鳥一利副町長は、「この声が世界中に届き核兵器のない世界が実現するよう願っています」と激励しました。
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求人倍率回復も景気判断は据え置き
上伊那の6月の月間有効求人倍率は0.74倍で5月の0.62倍を0.12ポイント上回りました。 ただ、短期雇用の派遣求人の増加が倍率を引き上げた要因とみて、景気判断は据え置かれています。 ハローワーク伊那が発表した6月の月間有効求人倍率は5月を0.12ポイント上回る0.74倍で、3か月ぶりに県下最低を脱出し、リーマンショック後の平成20年12月以降最も高い倍率となっています。 新規求人数は、1,445人で5月を27.5%上回りました。 新規求職者数は、755人で5月を19.5%下回っています。 産業別の新規求人数は、派遣求人を含むサービス業で前の年の同じ月を110.5%と倍以上上回る644人となっています。 このうち8割が製造業への派遣となっていることについてハローワーク伊那では「2か月前後の短期の受注が多く先行きが不透明なため、派遣求人が増えた」とみています。 雇用情勢については「依然として厳しい状況にあり持ち直しの動きに足踏みがみられる」としています。
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スイートコーン 出荷最盛期
上伊那の夏野菜の主力の一つ、スイートコーンの出荷が最盛期を迎えています。 上伊那のスイートコーンの出荷量は、去年1,100トン、2億1,500万円で長野県第1位。 上伊那の中で箕輪地域は、1番の生産量を誇ります。 箕輪町上古田の押野衛さんの畑です。 午前5時過ぎ、最盛期を迎えたこの時期は、夫婦2人で早朝の収穫作業に追われます。 今年は、10キロ入りのケース300箱以上の出荷を予定しています。 収穫を終えると今度は自宅で箱詰め作業です。 大きさをそろえ、一本一本丁寧に箱に入れていきます。 長野県1位のスイートコーンですが、高齢化や鳥獣被害などで最盛期の出荷量の半分以下に落ち込んでいます。 箕輪町中原の集荷場です。 午前7時を過ぎると朝採りを終えた農家が続々とスイートコーンを運んできます。 押野さんの姿もありました。 この日は、30ケース、300キロを出荷しました。 ここにいったん集められたスイートコーンは、南箕輪村の広域選荷場に運ばれ、主に中京方面の市場に出荷されていきます。 昼と夜の温度差で甘みがあり、品質でも長野県1と言われている上伊那産のスイートコーン。 最盛期は、お盆の前頃まで続きます。
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県議会委員会に市町村長が要望
長野県議会の危機管理建設委員会が25日、上伊那で現地調査を行い、上伊那の市町村長などが、国道153号バイパスの整備促進などを要望しました。
25日は、長野県危機管理建設委員会が視察を行った後、伊那合同調査で会合が開かれました。
上伊那広域連合長の白鳥孝伊那市長は、「2027年を予定しているリニア中央新幹線の開業を地域振興に生かすためには、国道153号バイパスの整備が欠かせない。このままのスピードでは、開業に間に合わない。災害時には重要な幹線道路であり国が直轄管理するよう、県議会からも要望して欲しい」と要望しました。
今井 敦委員長は、「陳情を委員会で検討していきたい」と答えていました。 -
南アルプス 携帯トイレ普及へ
伊那市は、山の環境負荷軽減を目的に、来年度から南アルプスの登山者に対し、北沢峠で携帯トイレを試験的に販売する計画です。
24日、市役所で開かれた定例記者会見で白鳥孝伊那市長が明らかにしたものです。
現在、南アルプスで伊那市が運営する山小屋、長衛荘や仙丈小屋には、合併浄化槽を備えたトイレが設置されています。
合併浄化槽は、携帯トイレに比べ、環境に対する負荷が大きく、設置する為の初期費用やランニングコストなど財政面への負担もかかります。
伊那市では、登山者が携帯トイレを持参し、各自持ち帰る事がよりベターな方策として、携帯トイレの普及を目指します。
来年度から南アルプスの登山者に対し、北沢峠で携帯トイレの販売と回収をする計画です。
市では来月3日と4日に南アルプスの北沢峠で、登山マナーの向上や自然保護を呼び掛けるイベントを開催する予定で、希望者には携帯トイレを無料配布する事にしています。 -
1日の平均ごみ排出量の目標値を530グラムに
上伊那広域連合の廃棄物政策審議会が23日開かれ、平成35年度の1人当たりの1日の平均ごみ排出量の目標値を530グラムとしました。
23日は、上伊那広域連合廃棄物政策審議会が伊那市のいなっせで開かれました。
これまでのごみ排出量の目標値は、513グラムと定められています。
近年ごみの排出量は減少傾向にあるということですが、少子高齢化や景気の回復などにより今後は増加が予想され、今回予定より2年前倒しして新たに530グラムとの目標を策定しました。
他に、計画を推進するための施策として、子どもへの環境問題に関する教育や、広報活動の徹底、生ごみの水分を減らしていくことなどを確認しました。
今後、8月に開かれる審議会で目標値などを含めた第四次基本計画の素案が示され、協議します。
その後、計画をまとめ、白鳥孝連合長に報告するとしています。
この数値を参考に、建設が予定されている中間ごみ処理施設の規模を検討していくということです。 -
傾聴ボランティアの基礎講座 開講
高齢者などの話し相手になり心の健康のサポートをする、傾聴ボランティアの基礎講座が、19日に開講しました。
この日は、伊那市の福祉まちづくりセンターで開講式が行われ受講する67人が出席しました。
これまで、県が講座を開いてきましたが、今回、伊那市のメンバーでつくる傾聴ボランティア伊那が元気づくり支援金を受けて初めて主催しました。
初日は、東京都に拠点を置くNPO法人ホールファミリーケア協会事務局長の山田豊吉さんが講師を務めました。
山田さんは「傾聴ボランティアは普通の話し相手とは違う。相手の話しを否定せず、ありのままを受け入れる事が必要」と話していました。
傾聴ボランティア伊那は、現在27人の会員がいて、月に1、2回高齢者福祉施設などを訪問しています。
施設から、「もっとボランティアに来てほしい」という声もあるという事で、代表の立花典子さんは、「上伊那にあるほかの傾聴ボランティアグループと連携しながら、会員の増加と育成を進めていきたい」と話していました。 -
伊那発!製造業ご当地お土産プロジェクトに344万円
県が特色ある事業を支援する地域発元気づくり支援金の上伊那地域の第2次分27事業が19日に内定しました。
設計・製造・組み立て・販売を完全地産で行う伊那発製造業ご当地お土産プロジェクトチームに344万円が内定しました。
開発費に450万円、シンポジウム開催に50万円の要望が出されていました。
飯田線駅の利用促進を図るためのイベント列車運行支援に145万円、建て替えが予定されている西駒山荘で資材をレース形式で行うイベントに57万円、西駒山荘の写真・資料展経費として52万円の支援が内定しました。
このほか、石工守屋貞治のワークショップやコンテンツ制作などに87万円の支援が内定しています。
元気づくり支援金の2次分に内定したのは、27事業2,714万円で、産業振興・雇用拡大、環境保全・景観形成に重点を置いた配分となっています。 -
寒天カスでトマトが美味しく
伊那市西春近の農業生産法人 ぱぱな農園が販売している寒天カスで栽培したトマトが、ミネラル分を多く含み、うまみ成分も増す事が分かりました。
ぱぱな農園が販売しているのは、伊那食品工業の商品を製造する際にでる寒天の絞りカスから作られた土壌改良材「アガーライト」です。
今年、初めて試験的に、普通の培養土と、アガーライトを配合した培養土など条件を変えて、トマトを栽培しました。
どこがどのように美味しいのか科学的に調べようと、伊那食品工業の研究開発グループが味覚センサーなどによる比較調査を行いました。
酸味が少なくうまみ成分が多くなっているほか、カルシウムやカリウム・鉄などが多く含まれていることが分かりました。
18日も、ぱぱな農園には、土壌改良材を求め飯田から訪れたという客の姿がみられました。
ぱぱな農園では、これまでもアガーライトを使って農作物を作ってきました。
今年からは、トマトの栽培を始め、調査によって科学的な裏づけも得られました。
ぱぱな農園では、トマトのように、アガーライトによって機能性を高めた農作物の開発に今後、力を入れていきたいと話しています。 -
最高気温30.7度 3日連続の真夏日
18日の伊那地域の最高気温は30.7度で、3日連続の真夏日となりました。
伊那市美篶の下川手にあるヒマワリ畑です。
地域農地・水環境継承の会が育てているもので、現在満開です。
長野地方気象台の週間予報によりますと、県内は高気圧に覆われ晴れる日が多く、25日まで最高気温30度前後の日が続くという事です。
このヒマワリの見ごろは、8月中旬頃までだということです。 -
高校野球長野大会 上伊那勢結果
第95回全国高校野球長野大会。
17日行われた上伊那勢の試合結果をお伝えします。
伊那北高校は4対5で飯山北高校に、敗れました。
上伊那農業高校は5対2で、松本県ヶ丘高校に勝ちました。
18日は、高遠高校の試合が予定されています。 -
高校野球長野大会 上伊那勢結果
第95回全国高校野球長野大会。14日に行われた上伊那勢の試合結果をお伝えします。
県営上田球場で行われた駒ヶ根工業高校対上田高校の試合は、2対5で駒ヶ根工業高校が敗れました。
長野オリンピックスタジアムで行われた赤穂高校対北部高校の試合は3対0で、赤穂高校が勝ちました。
15日は、上伊那農業高校、箕輪進修高校、辰野高校の試合が予定されています。 -
上伊那消防ポンプ操法・ラッパ吹奏大会
各市町村の大会で優勝した消防団チームが出場して上伊那1位を決める上伊那消防ポンプ操法・ラッパ吹奏大会が14日に伊那市役所西側駐車場で開かれました。
各市町村のゆるキャラも応援にかけつけた上伊那大会。
ポンプ車操法の部には、7チーム、小型ポンプ操法の部には8チーム、ラッパ吹奏の部には8チームが出場しました。
競技の結果ポンプ車操法の部は、南箕輪村が優勝、準優勝は辰野町、3位は駒ヶ根市でした。
小型ポンプ操法の部は、辰野町が優勝、準優勝は、駒ヶ根市、3位は飯島町でした。
ラッパ吹奏の部は、辰野町が優勝、準優勝は駒ヶ根市、3位は伊那市でした。
それぞれの優勝チームは、8月4日に長野市で開催される県大会に出場することになっています。 -
JA上伊那 伊那支所16日オープン
JA上伊那が伊那市荒井区室町に建設していた新しい伊那支所が完成し、12日竣工祝賀会が開かれました。
祝賀会には、関係者70人が参加し、神事などで施設の完成を祝いました。
新しい伊那支所は、現在の建物の南側に2億2,000万円をかけて建設されました。
これまで階段を登って2階部分にあった金融窓口が1階になったほか、エレベーターも設置。
120人収容の会議室も2階に設けられました。
料理教室にも使うことができる多目的会議室もあります。
屋上には太陽光パネルを敷き詰め発電した電力は中部電力に売電します。
御子柴茂樹組合長は、「多くの利用があっての支所なので気軽に立ち寄ってもらい、地域のコミュニティーホールとしても活用してほしい」とあいさつしました。
新しい伊那支所は、16日にオープンの予定です。
今の伊那支所は、今月末から取り壊し、跡地は、駐車場として整備される予定です。 -
いな少年少女に「花とライオン」賞
いな少年少女合唱団は、全国の優秀な児童合唱団に贈られる花とライオン児童合唱音楽賞を受賞しました。
11日は、団長の北沢理光さんが、記者会見を開き、受賞の報告をしました。
花とライオン児童合唱音楽賞は、童謡作家の小黒恵子さんが振興基金を創設し、毎年1団体を表彰、100万円を助成しています。
音楽性のみならず、地域への貢献度なども評価の対象となります。
活動が顕著な団体がノミネートされ、18年目の今年は、伊那少年少女合唱団が選出されました。
いな少年少女合唱団は、1987年に発足して、今年で26年目。現在は、小学2年生から高校2年生までの25人が活動しています。
毎年県内の音楽祭に参加しているほか、ハンガリーやフィンランドでの海外公演や奉仕活動も行っています。
これまでの受賞団体は、首都圏の大規模な団体がほとんどということで、地方の小規模な合唱団の表彰は初めてだということです。
助成金100万円は、息の長い活動につながるように活用したいと話していました。
授賞式は、8月30日に東京都で予定されていて、いな少年少女合唱団では、全員で参加したいと話していました。 -
上伊那地域観光戦略会議
2017年までの長野県観光振興基本計画に基づく上伊那地域観光戦略会議が12日開かれ、今年度は、経営者協会上伊那支部との連携やおもてなしの向上に力を入れて取り組むことを確認しました。
戦略会議は、委員長に青木一男上伊那地方事務所長、観光関係団体の代表や大学、短大の有識者など14人で組織します。
上伊那は、観光客の数、観光消費額ともに、県内10広域の中で下位から3番目。
1日1人あたりの観光消費額、観光客の中の県外客の割合、宿泊客の割合は、最下位となっています。
そうした状況をふまえ今年度は、食と健康の産業観光プロジェクト分科会の活動として、経営者協会上伊那支部と連携し、より魅力的で付加価値の高いモデルコースの検討を進めます。
さらにおもてなし向上分科会を新たに設置して、広域ガイドの養成とネットワーク化で、満足度やリピーターを増やすためにホスピタリティーの向上につなげたい考えです。
委員からは、「人と人とのふれあいの中からリピーターは生まれる。風土や地域の歴史、伝統を掘り起こし誇りを持たないと、リピーターを増やしたり滞在型観光につなげることは難しい」といった意見がありました。 -
掘ってわかった信州の歴史展
長野県埋蔵文化財センターの30年にわたる調査結果を展示する企画展「掘ってわかった信州の歴史」が、13日から、伊那市の伊那文化会館で開かれます。
会場には、埋蔵文化財センターが発掘した44の遺跡から800点が展示されています。
松本市牛伏寺(ごふくじ)などの最新の調査成果も同時に公開されています。
牛伏寺には、大量の歯が埋められていました。東北地方でみられる風習で、県内では初めて確認されたということです。
長野県埋蔵文化財センターは、昭和57年に発足し今年で30周年を迎えました。
その間、342遺跡、380万平方メートルに渡り、発掘調査を行ってきました。
掘ってわかった信州の歴史展は、8月4日まで、伊那文化会館で開かれています。
入場は無料で解説員が常駐します。
20日には、首都大学東京の山田 昌久教授による講演会、27日には、土器の模様を写し取る体験イベントも予定されています。 -
広域化後の消防署出動区域について見直しを提案
平成27年度からの消防本部一本化を目指して協議している上伊那消防広域化協議会が11日に開かれ、6つの消防署の広域化後の出動区域について、市町村の枠をこえて見直していく事が提案されました。
この日は、9回目の協議会が伊那市のいなっせで開かれ、広域化後の各消防署の出動区域の見直しについて提案されました。
それによりますと、上伊那の6つの消防署の出動区域について、市町村の枠を超えて見直しを行う事、各消防署の職員配置、車両、資機材の配置については、別途協議する事としています。
提案理由として、現場到着時間の短縮などをあげています。
事務局によりますと、現在、専門委員会で、出動ルートと現場到着時間を踏まえて、区の単位で出動区域の見直しを行い、原案を作成している段階だということです。
今後は、9月から10月にかけて地域の意見を集約し、11月に協議会に提案、12月に決定する計画です。 -
伊那混声合唱団演奏会
上伊那の合唱愛好者でつくる伊那混声合唱団の演奏会が、6日、伊那文化会館で開かれました。
今回で43回目となる演奏会は、田中眞郎さんの、指揮者就任50周年を記念して開かれました。
演奏会では、OB、OGも合わせて約110人が、田中さんの指揮に合わせて合唱を披露しました。
これまで演奏会などで何度も唄ってきた思い出の歌を全員で唄い、中には、団員の結婚式で何度も唄ったという曲もありました。
この演奏会の模様は、8月に、ご覧のチャンネルで放送します。 -
上伊那更生保護女性の会
罪を犯してしまった人の社会復帰を女性の立場で支援する上伊那更生保護女性の会は、たかずやの里に5万円を寄付しました。
湯澤秋子会長ら役員4人が5日にたかずやの里を訪れ、施設建設に役立ててもらおうと埋橋良和理事長に現金5万円を手渡しました。
上伊那更生保護女性の会は、たかずやの里で定期的にボランティア活動をしていて、移転改築が決まってからは、募金活動に協力しようとスーパーに置くための竹筒の募金箱も製作しました。
埋橋理事長は、「こういう施設があることは意外と知られていない。みなさんの活動を通じて広く知ってもらえたらうれしい。」と話していました。 -
西駒山荘建て替え 事業費を増額へ
伊那市は、中央アルプスの西駒山荘建て替えについて、事業費が安く請負業者を決める入札が成立していないことから、事業費を増額する方針です。
伊那市は、今月11日に、事業費を増額する補正予算案を提出する臨時議会を開くと今日、告示しました。
今年度建て替えが予定されている西駒山荘は、中央アルプスの将棊(しょうぎ)頭(がしら)山にある山小屋です。
伊那市では、今年度当初予算に6000万円の事業費を計上しましたが、高山帯での工事は、7月から10月に限られ、ヘリコプターで資材を運搬するなど、特殊な状況にあることから、請負業者を決める入札が2回、不成立となっています。
伊那市では、請負業者との経費の見積もりに隔たりがあったとして、今回予算を増額することにしました。
また、工期の延長についても検討しているということです。
補正予算案が提出される臨時議会は11日に開かれる予定です。
伊那市では、少なくとも来年の夏山シーズン中には西駒山荘の営業を開始したいとしています。 -
森林税で松くい虫対策
森林税を使った事業について住民から意見を聞く「みんなで支える森林づくり上伊那地域会議」が4日開かれ、松くい虫対策事業など市町村への支援金の配分が決まりました。
4日は伊那市の伊那合同庁舎で今年度初めての会議が開かれ林業関係団体の代表者など9人の委員が出席しました。
会議では市町村が行う森林づくり事業への支援金の配分が決まりました。
上伊那地域には1,200万円が配分されていて、このうち伊那市、箕輪町の松くい虫対策事業に430万円があてられます。
森林づくり県民税は、里山の森林づくりを進めるため平成20年度から導入されたもので、5年間の予定でしたが平成29年度まで継続となりました。
今年度の事業として、県内の里山の間伐に4億2,900万円のほか、新規事業は間伐材の搬出支援に7百万円、水源林の公有化の支援に1千万円、人材育成に400万円などとなっています。
委員からは「地区ごと松くい虫対策を早く進めてほしい」などの意見が出されていました。 -
上伊那地区メーデー実行委員会 たかずや整備費寄付
上伊那地区メーデー実行委員会は、4月に開かれた式典の際参加者から集めた現金およそ8万円を2日、児童養護施設たかずやの里の整備費として寄付しました。
2日は、実行委員会の橋爪亨委員長ら2人が伊那市役所を訪れました。
84回目となった今年の式典には、上伊那地区の43の労働組合から1,400人が参加しました。
東日本大震災の発生以降毎年義援金を送っていて、今年はたかずやの里の整備に協力しようと参加者に呼び掛けおよそ8万円が集まりました。
白鳥孝広域連合長は「子ども達の為に使わせていただきたい」と感謝していました。
たかずやの里の整備支援基金には、6月末現在3,600万円が集まっています。
施設は現在実施設計の段階で、9月頃までに工事を着工し、完成は来年3月を予定しています。 -
JA上伊那 伊那華の冷し中華発売
JA上伊那は上伊那産の小麦、ハナマンテンを使った冷やし中華を開発し販売を始めました。
30日は南箕輪村のファーマーズあじーなに試食コーナーが設けられました。
今回発売された伊那華の冷やし中華に使われている小麦、ハナマンテンは麺が伸びにくく、コシが強いのが特長です。
上伊那では平成19年から作付けが始まり昨年度の収穫量は1100トンでした。
伊那華の冷やし中華は食感や、コシの強さを楽しんでもらうため中太麺に仕上げています。
伊那華の冷やし中華は1パック3人分500円となっていてファーマーズあじーななどで販売されています。 -
中井貴恵さんによる絵本の読み聞かせ
女優でエッセイストの中井貴恵さんが代表の読みきかせボランティアグループ「大人と子供のための読みきかせの会」の公演が、伊那市の伊那文化会館で30日、開かれました。
会場には親子連れなど400人余りが訪れ、中井さんの語りとピアノの伴奏に合わせて、繰り広げられる絵本の世界を楽しんでいるようでした。
会では、絵本のもつ魅力を、子供だけでなく、保護者にも伝え、親子でゆっくりとした時間を過ごしてもらおうと、15年前に結成し、全国各地でボランティア公演を行っています。
今回の公演は、女性の地位向上などを目指し奉仕活動をしている、国際ソロプチミスト伊那の20周年の記念事業の一環として開かれました。
国際ソロプチミスト伊那の伊藤静子会長は「絵本の持つ力を改めて知る事ができた。世界で困っている子供達に手を添えていけるよう、活動続けていきたい」と話していました。 -
演奏会に向け OG・OB100人の合唱団練習
上伊那の合唱愛好家でつくる、伊那混声合唱団は、7月6日の演奏会に向け、熱の入った歌声を響かせていました。
今回の演奏会では、指揮者の田中眞郎さんが、合唱団の常任指揮を初めてから50年の節目となり、OB、OGも参加し、総勢100人による合唱が披露されます。
伊那混声合唱団演奏会は、7月6日、午後7時から、伊那文化会館で開かれる予定です。 -
夏の高校野球長野大会 組み合わせ決まる
夏の全国高校野球長野大会の組み合わせ抽選会が、29日に行われ、上伊那勢の初戦の対戦相手が決まりました。
この日は松本市勤労者福祉センターで抽選会が行われ、県内91校89チームの主将が抽選を行いました。
春の県大会でシード権を獲得した伊那弥生ヶ丘は、初戦、長野工業と北佐久農業の勝者と7月16日に諏訪湖スタジアムで対戦します。
また、伊那弥生ヶ丘のブロックでは、箕輪進修が、初戦、田川と15日に諏訪湖スタジアムで対戦します。
辰野は、地球環境のブロックで、初戦、長野と16日に諏訪湖スタジアムで対戦します。
上伊那農業は、春の県大会優勝の上田西のブロックで、初戦、上田東と15日に県営上田野球場で対戦します。
伊那北は、上田千曲のブロックで、初戦は白馬と飯山北の勝者と、17日に長野オリンピックスタジアムで対戦します。
高遠は、佐久長聖のブロックで、初戦は上田染谷丘と須坂商業の勝者と、18日に県営上田野球場で対戦します。
赤穂は、松商学園のブロックで、初戦、北部と14日に長野オリンピックスタジアムで対戦します。
駒ヶ根工業は、東京都市大学塩尻のブロックで、初戦、上田と14日に県営上田野球場で対戦します。
夏の全国高校野球長野大会は、7月13日に松本市野球場で開幕し、早ければ28日に代表校が決まることになっています。 -
5月の月間有効求人倍率0.62倍
上伊那の5月の月間有効求人倍率は0.62倍で4月の0.64倍を0.02ポイント下回り2か月連続で県下最低となりました。
ハローワーク伊那が発表した5月の月間有効求人倍率は、4月を0.02ポイント下回る0.62倍でした。
全国の倍率は0.01ポイント上昇し0.9倍、県の倍率は0.02ポイント上昇し0.85倍と回復傾向にあり、その差が広がっています。
理由についてハローワーク伊那では「4月から5月にかけて大型の人員整理があり求職者が増えたため」とみています。
雇用情勢については「依然として厳しい状況にあり持ち直しの動きに足踏みがみられる」としています。 -
ICTの作品が日本ケーブルテレビ大賞優秀賞
第39回日本ケーブルテレビ大賞番組アワードで伊那ケーブルテレビが制作した30分番組「高遠町のかあちゃん」が優秀賞を受賞しました。
29日は、東京都の時事通信ホールで贈賞式が行われました。
伊那ケーブルテレビが制作した「高遠町のかあちゃん」は、企画番組部門の優秀賞を受賞しました。
番組アワードには、全国のケーブルテレビ局が制作した145本が寄せられ、信越では唯一の受賞となりました。
高遠町のかあちゃんは、伊那市高遠町山室で不登校や家庭の事情により親と住むことができない子どもたちを受け入れているフリーキッズビレッジを舞台に、母親として子どもたちと向き合う宇津孝子さんに焦点をあてた30分のドキュメンタリーです。
審査委員長で上智大学文学部教授の音好宏さんは、「地上放送にはない地域を深堀りした作品を選んだ。そこにケーブルテレビの可能性がある」と話しています。
日本ケーブルテレビ大賞の企画番組部門・優秀賞受賞作品「高遠町のかあちゃん」は、8月に再放送する予定です。