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殿村八幡宮奉納相撲大会
南箕輪村南殿の殿村八幡宮例大祭恒例の奉納相撲大会が12日に開かれ、豆力士たちの力強い取組みが披露された。
本殿脇に設けられた土俵では、学年別に力の入った取組みが行なわれていた。
殿村八幡宮の奉納相撲大会は、大正時代最も盛んだったという。
その後第2次世界大戦などで中止となっていたが、1988年に復活し、現在は奉納相撲奉賛会が運営している。
近年はイベントも多く参加する小学生も減少傾向という。
この日は、50人ほどが参加し、高学年の取組みでは、両者一歩もひかない熱戦が繰り広げられていた。 -
南箕輪村新エネルギーアンケート
住民8割が環境問題に関心新エネルギーについて南箕輪の住民を対象にしたアンケートが行われ、およそ8割が環境問題について関心があるとの結果がまとまった。
アンケート結果は15日、南箕輪村役場で開かれた新エネルギービジョン策定委員会で示された。
このアンケートは村がCO2の削減などを目指す環境基本計画の取組みの一環として行ったもので、村民1000人にアンケート用紙を配りそのうち728人から回答があった。
環境問題については「関心がある」との回答がおよそ8割で、内容については地球温暖化が最も多かった。
一方、太陽光発電やペレットストーブ、クリーンエネルギー自動車など各家庭での新エネルギーの導入については、「考えたことがない」がおよそ5割。「検討したが導入しなかった」という人が2割ほどで、維持費や、メンテナンスなどの問題から各家庭での新エネルギーの普及は簡単ではない竏窒ニの結果が出た。
委員会ではアンケートの結果を参考に住民の環境意識を高めるための方策を検討していくことにしている。 -
信州大学農学部「落葉松祭」12日まで
南箕輪村の信州大学農学部の学部祭「落葉松祭」が11日から、農学部キャンパスを会場に行われている。
54回目を迎える落葉松祭の今年のテーマは「地域とつながる」。落葉松祭を通して、地域の人に大学を知ってもらい、より親交を深めていきたい竏窒ニ決めた。
キャンパス内には、研究室やサークルの仲間でつくるグループが30余りの店を出し、賑わっていた。
このうち、果樹の栽培や品種改良を学ぶ学生は、研究室で栽培したリンゴやナシを使ったジャムを販売していた。
このジャムは、落葉松祭開催中の2日間しか販売されないもので、訪れた人は試食をし、好みのジャムを買い求めていた。
また、花の栽培を研究する学生は、ダリアや菊の切り花、シクラメンの苗の販売をした。
学生たちは、「ダリアを日持ちさせるには、室温10度前後が最適です」など、研究の成果をアドバイスしていた。
落葉松祭は12日まで。
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地方教育行政功労者表彰
前南箕輪村教育委員長の松澤英太郎さん受賞南箕輪村の教育委員長などを務めた松澤英太郎さんが、文部科学省の地方教育行政功労者表彰を受賞した。
この表彰は教育行政に功労のあった人に贈られるもので、全国で174人、県内では5人が受賞している。
松澤さんは昭和9年生まれで現在73歳。
伊那北高校卒業後、信州大学教育学部に進んだ。
大学卒業後、県内の小中学校で教べんをとり平成7年に教員退職後、社会教育指導員として南箕輪村教育委員会に勤務した。
また平成11年から8年間、村の教育委員長を務めている。
松澤さんは今回の受賞について、「これまで一生懸命できることをやってきた。受賞はまわりにいた人たちのおかげ」と話している。
表彰式は16日木曜日に文部科学省講堂で行われる。
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南箕輪南部小児童が農業用水探検
南箕輪南部小学校の4年生は10日、農業用水を各地区に送り出す施設などを見学した。
見学会は、農業用水について理解を深めてもらおうと、農業用水を管理する伊那西部土地改良区連合と県が去年から開いている。
この日は、南箕輪南部小学校の4年生が、農業用水の流れに沿って箕輪町から伊那市までの5施設を見学した。
標高の高い伊那市西箕輪などへ農業用水を送る施設では、水を管理している部屋や機械室などを見学した。
職員は、「通常は1日に1万トンほど送り出している。農家の人には大切に使ってもらいたいと思う」と話していた。
子どもたちは、メモを取るなどして、水の大切さを学んでいた。
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南箕輪中生が伝統の落ち穂拾い
南箕輪中学校の生徒が10日、村内の田んぼで伝統の落ち穂拾いをした。
全校生徒が地区ごとに分かれて、稲穂を拾った。
南箕輪中学校では51年前に、学校の備品購入のために落ち穂拾いを始めた。
最近は、拾い集めた米を海外の食糧難の国に送る活動として定着している。
去年は、240キロの米が集まり、アフリカのマリ共和国へ送られた。
稲穂を拾う田んぼは、地域の人が作るもので、地区ごとに数カ所ずつ提供してもらっている。
作業をしていた2年生は、「去年に比べて今年は順調。たくさん集まりそうです」と話していた。
集めた米は、農協を通じて食糧難の国に支援米として送られることになっている。
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上伊那農業高校の強歩大会
上伊那農業高校の強歩大会が9日行われ、秋晴れの下を生徒たちが駆け抜けた。
午前9時15分に女子が、30分遅れで男子が学校の玄関前をスタートし、全校生徒およそ440人がゴールを目指した。
コースは男女共通で、学校をスタートし、伊那市西箕輪の農業公園みはらしファームを通り、箕輪町の長田を折り返す27.5キロのコース。
生徒たちは起伏に富んだ地形に苦労しながら、ゴールを目指していた。
大会の結果、男子は2年の大槻洋介くんが、女子は1年の根津はづきさんが1位になった。大槻くんは去年に続き2年連続の1位。
ゴール後には、学校で採れた野菜を使った豚汁やおにぎりがふるまわれ、生徒たちがおいしそうに味わっていた。
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信大農学部 落葉松祭11、12日開催
今月11、12日に落葉松祭を開く南箕輪村の信州大学農学部では、当日使う立て看板づくりが行われている。
作業しているのは、落葉松祭実行委員のメンバーで、
それぞれ講義の合間を縫って作業に参加しているが、配色などを話し合いながら、和気合い合いと看板づくりに励んでいる。
今年の落葉松祭のテーマは「地域とつながる」で、地元で有機栽培を研究している生産者グループとの座談会や、有機栽培野菜とそうでない野菜を食べ比べるイベントなども企画している。
また、幅広い年齢の人たちに祭りを楽しんでもらおうと地元アーティストによる歌やギターの演奏があるほか、南箕輪村の「大芝音頭」を学生たちが披露するイベントも企画している。
落葉松祭の一般公開は両日とも午前9時から。
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大芝イルミフェス開幕
南箕輪村大芝高原の夜を電飾が彩る大芝高原イルミネーションフェスティバルが4日から始まった。
イルミネーションフェスティバルは、地域の活性化や交流の場所作りとして開かれているもので、今年で3回目となる。
出展しているのは住民有志や各種団体で、今年は去年を100点近く上回る電飾、およそ220点が並んでいる。
今年のテーマは、「思い出と感動・人と人との語らい・つながりを通して癒しの空間を創造し、心に残る時を演出する」。
空へと飛び立つ電車や、本物の家のように電飾で彩られたミニチュアの家など、趣向を凝らした作品が並んでいる。
実行委員会では、「これだけの規模のイルミネーションはなかなか見ることができないと思う。ぜひ多くの人に楽しんでもらいたい」と来場を呼び掛けている。
大芝高原のイルミネーションフェスティバルは25日(土)までで、時間は午後5時半から午後10時まで。
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フジヤ機工が南箕輪村と災害協定締結
南箕輪村の建設機械リース業、フジヤ機工は2日、災害発生時の協力協定を南箕輪村と結んだ。
南箕輪村役場で調印式が行われ、フジヤ機工の花岡昇社長と唐木一直村長が協定書を取り交わした。
協定は地震、洪水など災害が発生した場合に、重機や仮設トイレ、発電機などを貸し出し、復旧作業や避難に協力するもの。
フジヤ機工の花岡社長は、「仮設トイレや発電機などは災害時にとても重宝するもの。万が一に備えて、南箕輪をバックアップしていきたい」と話した。
唐木村長は、「地元企業に協力してもらえることはとてもありがたい」と話していた。
南箕輪村は、これまでに南箕輪建設組合や生活協同組合コープながのなどと災害に関する協定を結んでいて、民間団体との協定は今回が7例目となる。
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南箕輪村職員が民間研修
南箕輪村の職員が2日、民間研修で村内のJA上伊那選荷場で野菜の出荷作業を体験した。
研修したのは2人で、アスパラガスの整理やブロッコリーの氷詰め作業などをした。
これは、南箕輪村が職員を村内の民間企業に派遣し、顧客サービスの基本姿勢や、経営感覚を学んでもらおうと平成17年から実施している。
これまでに12人の職員が村内の企業に派遣されている。
前日が寒かったため、この日の朝は出荷された野菜も少なめだったが、職員らは指導を受けながら丁寧に作業していた。
総務課の中山真紀さんは、「手作業が多いと思っていたが、さまざまな機械があって驚いた」と話していた。
村では11月ごろにも研修を実施する予定だという。
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コットンテイルキルト作品展
南箕輪村の手芸店「コットンテイル」によるキルト作品展が1日から、伊那市西春近のかんてんぱぱホールで開かれている。
作品展はコットンテイルが2年に1度開いている。
今回はコットンテイルのパッチワーク教室で学ぶ受講者や、普段お店を利用している一般の人の作品などおよそ100点を展示した。
会場には、2メートル以上のベッドカバーから、バッグ、タペストリーなど、さまざまな作品が展示されている。
また、会場の一角には今年70歳を迎えるという竹澤たきこさんの古希記念作品コーナーもあり、来場した人たちは「すごいね」と話したり、展示作品の柄のメモを取るなどして、それぞれの作品を楽しんでいた。
コットンテイルでは、「それぞれ作りたいように作っているので、バラエティーに富んだ作品を楽しんでいただければ」と話していた。
作品展は5日まで。 -
南箕輪役場で地震想定の防災訓練
南箕輪村役場の職員は1日、地震を想定した防災訓練を行った。
訓練は、震度6の地震発生に伴い庁舎から火が出たとの想定で、災害が起こったときに職員がそれぞれの役割を理解し的確に動けるようにと行われた。
警報器が鳴ると職員は庁舎を訪れていた人たちを避難誘導したり、消火活動にあたったりしていた。
放水では消火に必要な一定の水圧で水が出ているか、また職員同士の連携などを確認していた。
上伊那地域は東海地震の地震防災対策強化地域に指定されていることから、村ではこのような訓練を定期的に行い、万一に備えたいという。
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南箕輪村の新教育長に征矢鑑さん
南箕輪村の新しい教育長に、村出身で飯田風越高校の校長などを歴任した征矢鑑さんが就任した。
征矢さんは昭和21年生まれの62歳で伊那北高校卒業後、東北大学に進み、昭和45年に上田高校に着任した。
平成8年に阿智高校の教頭、平成12年に明科高校の校長となり、去年飯田風越高校の校長を最後に定年退職している。
1日、南箕輪村役場で就任式があり、征矢新教育長があいさつした。任期は4年。
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すくすくハウスでパドル体操
南箕輪村の子育て支援施設すくすくハウスで29日、カヌーに使うパドル型の棒を使って体を動かす「パドル体操」が行われた。
保育園に通う前の子どもを持つ母親が参加し、パドル体操をした。
講師は、辰野町で教室を開いている伊藤千寿子さんが務めた。
パドル体操は、布をかぶせたプラスチックの棒で、体を軽くたたいたり、それを使って体を動かすもの。
たたく事でリンパの流れを良くし、冷え性や溜まった疲れが改善されるという。
参加したある母親は「子どもをだっこしていると肩や腰が重くなるけれど、体操をすると体がぽかぽかして軽くなりました」と話していた。
このパドル体操の教室は毎月最後の月曜日に開かれていて、次回は10月27日に開かれる事になっている。
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事故米 伊那市、箕輪町、南箕輪村では給食に提供なし
長野県は事故米を原料とした食品の学校給食での提供状況を調査し29日、結果を発表した。それによると伊那市や箕輪町、南箕輪村の小中学校などは含まれていなかった。
県教育委員会では、小中学校や特別支援学校、夜間定時制高等学校などを対象に、平成15年度から20年度までの間、問題となった食品が給食に出されたか調査を行った。
調査の結果、県内の108の小学校や32の中学校、7の特別支援学校で合計21万2千食が出されていたという。
この中に、伊那市や箕輪町、南箕輪村の小中学校などはなかった。
県によると、これまでにこれらの食品による健康被害に関する報告はないという。
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地場産小麦うどん「みのわのめぐみ」
みのりんぐ箕輪ねっとが発売箕輪町・南箕輪村の農業従事者を中心につくる、みのりんぐ箕輪ねっとはこのほど、地場産の小麦を使ったうどん「みのわのめぐみ」を発売した。
みのりんぐ箕輪ねっとは、農業を通じて地域の活性化をしていこうと活動しているグループで、現在20人が活動している。
今回発売したのは、長野県で開発されたユメセイキと呼ばれる小麦を使ったうどん。
小麦は南箕輪村で栽培されたもので、はざかけや天日干しをして風味を閉じ込めた。製粉したものをゆでるとモチモチ感があり、非常にうどん向きの小麦だという。
ネーミングは地域の商店街から「みのわ」という言葉を入れてほしいという要望があり、「みのわのめぐみ」と名付けた。
「みのわのめぐみ」は、南箕輪村のJA上伊那農産物直売所ファーマーズあじ縲怩ネや箕輪町の商店街などで、1束300円で販売するという。 -
三澤久夫油絵展
南箕輪村在住の三澤久夫さんの油絵展が、伊那市のはら美術で開かれている。
会場には、最近の作品60点ほどが並んでいる。
三澤さんは、この春まで南箕輪小学校の校長として勤めていた。30歳の頃、油絵教室に参加したことがきっかけで仕事の傍ら絵を描き始め、日展で2回、一水会では26回入選している。
伊那谷や安曇野などの風景を描いていて、その場の雰囲気を写したいと、現場で作品を仕上げている。
作品は、春と冬を描いたものが中心。秋は季節が短く、仕事も忙しかったことからチャンスがなかったということで、退職した今後は、秋の風景をたくさん描きたいという。
会場を訪れた人は、「さわやかで優しい絵。どの風景にも人が描かれているのもいいですね」と話していた。
作品展は23日まで。 -
丸中産業が業務再開
焼却炉から出る排ガス中のダイオキシン類の濃度が基準をクリアしたとして、南箕輪村の産業廃棄物処理業、丸中産業が19日から焼却炉の使用を再開した。
丸中産業は今年7月16日に、排ガス中のダイオキシン類の濃度が基準を超えているとして、上伊那地方事務所から炉の使用停止と改善命令を受けていた。
丸中産業では、炉の不具合を改修し、9月2日に測定したところ、ダイオキシン類の濃度が排出基準の5分の1以下になったことから使用再開が認められた。 -
伊藤修南箕輪村教育長が9月末退任
任期満了に伴い今月末で退任する南箕輪村の伊藤修教育長が19日開かれた村議会9月議会定例会で、退任あいさつをした。
伊藤教育長はこの8年間を振り返り感謝の気持ちを伝え、「学力低下問題、子どもの多様化など、教育現場では変化が生じている。これからはさまざまな目で子どもを見守っていかなければならない」と話した。
伊藤教育長は平成12年から2期8年にわたり、南箕輪村教育長を務めてきた。
その間、学校週5日制の開始に伴い、総合型地域スポーツクラブ「わくわくクラブ」を設置したほか、中学校に相談員を配置するなどして、村の教育環境向上に取り組んだ。
伊藤教育長の後任は教育委員の互選で選ぶという。 -
下水道施設で伊那市と南箕輪村が協定
協力で経費節減へ伊那市と南箕輪村は、境界部分でお互いの下水道施設を有効に利用し経費節減につなげようと19日、協定を結んだ。調印式が伊那市役所であり、小坂樫男伊那市長と唐木一直南箕輪村長が協定書を取り交わした。
今回の協定は、伊那市と南箕輪村の境界に接する区域の中で、下水道が整備されていない地域についてお互いの施設を使うことでコストの削減を図ろうというもの。
南箕輪村の下水道施設を利用する伊那市の区域は、星ヶ丘の30世帯、国道361号沿いの川北、小沢地区の25世帯、合わせて55世帯。
伊那市の施設を利用する南箕輪村の区域は、信州大学農学部北側の神子柴地区で30世帯が対象となる。
これにより伊那市は2億円、南箕輪村は1800万円の経費削減につながるという。
調印を終え、小坂伊那市長は、「将来は、下水道全般の維持管理についても相互に協力していきたい」とあいさつ。唐木南箕輪村長も、「境界が入り組んでいるので、協力していくことが住民や行政にとってプラス」とあいさつした。 -
県内地価 下落幅縮小
長野県は18日、7月1日現在の県内地価を発表した。
県全体で、商業地は16年連続地価が下落していて、伊那市の山寺や下新田では、前年に比べ5.4%のマイナスとなっている。
調査は、県内全域81市町村、469地点で行われた。
住宅地では、伊那市前原の伊那中央清掃センター付近が1平方メートルあたり、前の年の2万1800円から2万900円と4.1%のマイナスなど、伊那市では平均2.2%、箕輪町では平均2.6%、南箕輪村では、平均1.5%の下落となった。住宅地の県平均は2.0%のマイナス。
商業地では、伊那市山寺のアルプス中央信用金庫付近が6万7900円から6万4200円と5.4%のマイナス、伊那市下新田の伊那市役所付近が5万5900円から5万2900円と5.4%のマイナスなど、伊那市では平均で5.4%、箕輪町では平均で5.3%、南箕輪村では平均4.2%の下落となった。商業地の県平均は2.9%のマイナス。
長野県によると、住宅地は12年連続、商業地は16年連続の下落となったが、下落幅は縮小し、2桁の大きな下落となった地点もなかったという。 -
差押用タイヤロック購入
南箕輪村は、税金などの滞納者の車を差押えるため、車のタイヤを固定する「タイヤロック」を購入した。
タイヤロックは、一般車用と大型車用の2種類あり、タイヤを挟み、鍵をかけて車が動かないようにするもの。
南箕輪村では、H14年度から税金や保育料などの滞納額が急増していて、昨年度は2億2600万円だった。
この状況を受け、村では未収金対策チームを作り対応を強化してきたが、さらに回収率を上げるため、今回初めてこのタイヤロックを購入した。
唐木一直村長は17日の村議会一般質問の答弁で、「財源確保の面からも公平性確保の面からも滞納対策強化は必要」と話した。
村では今後、保育料や介護保険料などの使用料の滞納も、状況に応じて差し押さえができるようにしていきたいとしている。
また、民間企業が運営する官公庁専用のインターネットオークションも利用していきたいという。 -
南箕輪村移送サービス充実
南箕輪村は来年4月をめどに、移動手段のない高齢者や障害者を対象とする無償移送サービスを充実させる。17日開いた村議会定例会一般質問で唐木一直村長が示した。
無償移送サービスは、交通手段を持たない高齢者や障害者が病院などの生活に欠かせない場所へ移動する時、ガソリン代程度の費用で送迎するサービス。現在南箕輪村では、村の社会福祉協議会が75歳以上のお年寄りや障害者で、移動手段のない人を対象に実施している。
利用者の送迎は一般のボランティアにお願いしているが、ボランティアの確保が難しく、十分な運用ができていないという。
そこで村は、送迎を担う専門のドライバーを雇い、この問題を解消する考え。また、移送専用の車も購入し、制度の充実を図りたいとしている。
今後は、利用目的などにも幅を持たせ、今よりも利用しやすいサービスにしていきたいという。 -
「敬老の日」各地で長寿祝う
敬老の日に合わせ15日、伊那市で長寿者訪問が行われ、肖像画などが贈られた。
伊那市山寺の福澤総一郎さん宅を、小坂樫男市長が訪問した。
福澤さんは、市内男性の最高齢の104歳で、全体では5番目の長寿。小坂市長は、福澤さんに祝いの花束と肖像画を手渡した。
肖像画は、伊那市出身の画家・三浦輝峰さんが写真をもとに描いた。
福澤さんは、墨絵が趣味で75年ほど描き続けており、今でも暇があれば筆をとるという。梅を描くことが多く、絵には書も添えられている。
ほかに、庭木の水やりや手入れをしたり、身の回りのこともほとんど自分でしているという。
福澤さんは長生きの秘訣について「酒もタバコもやめて、野菜中心の食生活にすること」と話していた。
伊那市の最高齢者は106歳、市内の100歳以上は52人。 -
信大農学部AFC祭
南箕輪村の信州大学農学部の農場や演習林などで遊ぶイベントが14日、開かれた。地域の人が大学を訪れ、様々なイベントを楽しんだ。
このイベントは、学部の農場や演習林の管理センターAFCが、地域の人に農学部を知ってもらおうと、毎年開いている。
今年は初めて、農学部の文化祭「落葉松祭」の実行委員会が、パン作りやチーズ作りの体験コーナーを開いた。
パン作りでは、中川村の住民が地域活性化のために作っている小麦粉を使っていて、材料にも興味をもってもらおうと、紹介コーナーも設けられた。
参加者は、学生に指導をうけながら、弾力が出るまでしっかりこねていた。
また、毎年盛況のブドウ狩りには、今年も多くの人が訪れた。
ブドウは、実習で学生が育てたもので、ナイアガラや巨峰など7種類ある。無料食べ放題ということもあり、訪れた人は、いろいろな種類を味わっていた。 -
県赤十字救急法競技大会
南箕輪村チームが優勝・準優勝今月7日に須坂市で行われた、県赤十字救急法競技大会で、南箕輪村のチームが初出場で、優勝・準優勝に輝いた。
優勝したチームの3人と、準優勝チームのリーダーが10日、唐木一直村長のもとを訪れた。
この競技は、救急法を競うもので、出された課題について、その場で対処する。
この2チームは、救急員の資格を持たない人を対象にした部門に出場し、「腕にケガのある人の止血」と、「心肺蘇生」の課題にあたった。
メンバーは、夜遅くまで屯所などで繰り返し練習したという。
優勝チームの伊藤篤史さんは、「優勝は狙っていなかった。練習の成果が発揮できました」、準優勝の有賀寛さんは、「普段はポンプなどを管理する仕事をしている。素人ですが、指導を受けてここまでこれました」と感想を話していた。
唐木村長は、「みなさんのおかげで村が守られている。村民のためにこれからもよろしくお願いします」と話した。 -
南箕輪長寿者訪問
大泉の毛利不二雄さん アコーディオンの腕前披露15日の敬老の日にあわせ12日、南箕輪村で村長らによる長寿者訪問が行なわれた。
唐木一直村長をはじめとする村の理事者が、88歳以上の長寿者を訪問した。
対象となるのは211人で、そのうちの191軒をまわり、長寿を祝った。
このうち、14日に満100歳の誕生日を迎える大泉の毛利不二雄さん宅では、県からの感謝状も贈呈。唐木村長は、「いつまでもお元気で」と声をかけていた。
毛利さんは、趣味で毎日弾いているというアコーディオンの腕前を披露。力強い音色を響かせていた。
9月1日現在の村の65歳以上の高齢者人口は、2,738人で、高齢化率は、18.81パーセントと県下市町村で最も低くなっている。 -
JA上伊那年金友の会がゲートボール大会
JA上伊那年金友の会のゲートボール大会が11日、南箕輪村の大芝総合グラウンドで開かれた。辰野町から中川村までの28チーム、およそ170人が参加して、ゲートボールを楽しんだ。
これは、大会を通じて会員同士の親睦を深めてもらうと共に、身体を動かして健康を維持してもらおうと、毎年開いている。
今回の大会では、出場者の最高年齢が93歳。参加した会員たちは年齢を感じさせない元気なプレーを見せていた。
会長の高橋重太郎さんは、「ゲートボールは幅広い年齢層が楽しめるスポーツ。身体を動かして長生きできるようにこれからも続けていきたい」と話していた。
大会結果は次の通り。
▽優勝=しんでん(飯島町)▽準優勝=ながみやま(駒ケ根市)▽3位=笠原(伊那市美篶) -
信大でアマランサス講座 雑穀に理解深める
アマランサスやソバなどの雑穀について理解を深めてもらおうと、一般を対象にした講座が7日、南箕輪村の信州大学農学部で開かれた。
県内外から21人が講座を受講。講座では、アマランサスやそばを使った料理実習などが行なわれた。
公開講座は、地域住民に広く大学について知ってもらおうと、信大農学部が、昨年度から年に2回開いている。
今回は、地域振興に役立てようと研究・栽培を進めているアマランサスやソバをテーマに講座を開いた。午前中にアマランサスやソバについての講義を受けた後、午後は見学や料理実習を行った。
料理実習を担当したのは、松島憲一准教授。アマランサスを使った餅や、ソバクレープなどの料理が紹介された。松島准教授は、「アマランサスはきな粉と相性がいい。つぶつぶ、もっちりのこの食感はほかにない」と話していた。作られた料理は参加者が早速試食した。
信州大学では、「今回の講座も楽しんでもらったと思う。参加型の講座をこれからも開いてきたい」と話していた。