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パートナーシップ南みのわ 08年度総会
南箕輪村の男女共同参画推進団体「パートナーシップ南みのわ」は21日夜、村民センターで08年度総会を行った。本年度活動計画、収支予算など5議案を原案通り承認し、会長には清水伝之丞さん=同村大泉=を再任した。
本年度活動計画は、会員からの提案を受けながら、役員会で月々決めていく方針。主な事業内容として現在は、年2回の「パートナーシップ南みのわ通信」の作成・発行、県の出前講座などを活用した勉強会の実施などを予定する。
同会は、男女共同参画社会の実現に向け、男女の人権尊重と相互協力により、豊かな社会の創造を目指し、地域の団体・個人への男女共同参画思想の啓発、ネットワーク化の促進を図ることが目的。村食生活改善推進協議会、文化団体連絡協議会など18団体、村民22人でつくる。
08年度の役員のみなさん -
【記者室】ひとごとでは済まされない
中国・四川大地震の発生から約1週間がたった。新聞やテレビが現地の様子を伝えるたび、死亡者の数は増え続けている。同じアジアに住む日本人として、この事態は他人事では済まされない▼信大農学部の中国人留学生がキャンパス内で募金活動を始めた。母国を離れて暮らす彼らが自分たちに今できることとして選んだ活動には、バングラデシュ留学生の姿も。「手伝わない理由はない」と参加した▼「災害は人類すべての問題だと感じてくれる気持ちが温かい」と中国人留学生。国家には問題があっても、思いやりの気持ちに国籍は関係ないと強く実感した。自分にできることは何かと考え、募金活動する懸命な姿を伝えたいと、カメラのシャッターを何度も切った。(布袋宏之)
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中学人留学生が地震募金活動 信大農学部
信州大学農学部(南箕輪村)の中国人留学生約10人が19日から、中国・四川省における大地震への支援金募集活動を始めた。メンバーは「今できることは何か」と考え計画。募金は中国赤十字会へ送り、被災者のための食料や薬品の支援などに役立てるという。
メンバーは大学生協食堂前に募金箱を設置し、同施設を昼食で利用する学生らに義援金を求めた。昨年11月、バングラディッシュ・サイクロン災害で募金活動を行った同国出身の同大学研究者モハメド・ヌールさん(36)もメンバーに混じって協力を求めた。
ヌールさんは「災害はどこの国でも発生する。目の前で活動をしていて手伝わない理由はない」と参加。阪神・淡路大震災を知る兵庫県出身の森林科学科3年生、古川桂子さん(21)は「被災者の気持ちが分かるので何か手伝いたいと思った」と募金していた。
中国北部の黒龍省出身の大学院2年生、鄭鵬さん(26)は「周囲の学生も心配してくれ、こういうときに国籍は関係ないのだと感じた。みんなの暖かい思いがうれしい」と話している。募金活動は30日(祝日除く)までの正午縲恁゚後1時30分、生協食堂前で行っている。
募金活動を始めた信州大学農学部の中国人留学生たち -
上伊那北部消防連絡協議会 水防訓練
辰野、箕輪町、南箕輪村の消防団でつくる上伊那北部消防連絡協議会(平沢久一協議会長)は18日、恒例の水防訓練を箕輪町のみのわ天竜公園で行った。伊那建設事務所職員を講師に招き、水防技術の向上と水防意識の高揚を図った。
例年、関係町村の持ち回りで開き、出水期を前に実施する訓練で、各団から部長以上の幹部団員計160人が参加。団員は3小隊に分かれ、土のうを結びつけた木を川に沈めて決壊場所に設置する「木流し工法」、「シート張り工法」、「積み土のう工法」などを講師から学んだ。
山浦直人伊那建設事務所長は「水防工法は緊急時、迅速に行う工法なので、日ごろからイメージして訓練を」と講評。平沢協議会長は「こういう機会にしっかりと工法を学び、有事の際は地域住民の生命、財産を守ってほしい」とあいさつ。
シート張り工法の訓練成果を披露する団員ら -
南箕輪村小中学校・保育園 AED設置
南箕輪村は08年度事業「児童生徒等の安全確保事業」として、村内全8小中学校、保育園に1台ずつのAED(自動体外式除細動器)を設置する。19日夕、村役場でメーカーからの引き渡しがあり、AEDを設置する村内の小中学校、保育園の関係者が取り扱い方法を学んだ。
AEDは、心室細動の正常化のため電気的除細動を施すための機器。村では村役場や村民体育館など村内4公共施設に設置しているが、教育施設への配置はまだだったため本年度、新規事業として機器8台の購入費用264万円を当初予算に盛り込んだ。
メーカーの説明によると、同社のAEDは「ふたを開けて電源を入れ、電極パットを体に張り、必要であれば放電ボタンを押す」の3手順を行えば使用できる。集まった関係者たちは、機器から流れる音声ガイダンスに従えば簡単に使えることを確認していた。
引渡しの後、AEDは各小中学校、保育園へ関係者が持ち帰った。村では今後、AEDを使った救命法の講習会を開き、使用方法や必要性を詳しく勉強していく考えだ。
##(写真たてよこ)
メーカーによる取り扱いの説明を聞く小中学校、保育園関係者 -
都会の中学生上農高で農業体験 高校生が講師役
南箕輪村の上伊那農業高校実習ほ場などで16日、東京・武蔵野市の第三中学校1年生122人が農業体験をした。同高3年生が中心に講師となり、日ごろの勉強内容をリンゴの摘果や加工トマトの播種などの体験メニューを通じ、都会の子どもたちに教えた。
メニュー6つのうち、牛舎で行った「動物たちとのふれあい」には中学生約20人が参加。高校生たちは、手作りのパネルを使うなどして、牛の胃の中にいる微生物の存在や、卵からダチョウのひながかえるまでの工程などを丁寧に説明した。
生物工学科3年の唐沢陽子さん(17)、高見春奈さん(18)は「今まで勉強してきたことをうまく説明するのが難しかった。でも、真剣に聞いてくれていたので、とてもやりやすかった」と話していた。
農業体験は、武蔵野市の小中学生自然体験長期宿泊学習の一環。取り組み内容は学校ごと異なり、第三中学校では10年以上前から、毎年、同高で実施している。
牛舎では牛のブラッシングを体験。初めて牛に触る中学生 -
伊那60歳ソフト開会式
伊那60歳ソフトボール連盟(伊藤易明会長)は08年度リーグ戦の開会式を伊那市の美篶六道原運動場で開いた。伊那市と南箕輪村の11チームが参加して開幕を祝い、互いの健闘を誓い合った。
「まっくん」チーム(南箕輪村)の主将加藤祐治さん(60)=田畑=は「60歳になっても青春。和気あいあいで楽しくゲームすることを誓う」と宣誓した=写真。
伊藤会長はあいさつで「リーグは今年で6年目。楽しみながらソフトの活性化にも取り組んでいこう」と呼び掛けた。
リーグ戦は8月末まで。総当りで各チーム10試合を戦う。試合会場は昨年まで使用した美篶、高遠、手良のほか、今年から南箕輪村の南原球場も加えて4会場とし、スムーズな日程運営を図る。 -
南箕輪村議会臨時議会
南箕輪村議会臨時議会は16日開き、専決処分1件と補正予算案3件の計4議案を原案通り可決した。村が改築を予定する大芝の農産物加工販売施設「味工房」の建設工事費用約3500万円増などを一般会計補正予算に計上した。
味工房の建設工事費用増額は、実施設計による変更点があったため。当初一室兼用を考えていた包装・充てん室を保健所から食品衛生法令に基づき、加工品目ごと置くよう指導を受けたため、床面積増加による約2千万円などを盛り込んだ。
このほか、主な変更点は、同工事に伴う電気・機械設備の増加など約800万円、60台分のアスファルト舗装駐車場スペースの確保など約700万円。
村介護保険事業特別会計補正予算では、上伊那8市町村で介護保険料の過誤徴収があった問題にかんし、村の還付額99万4千円をそれぞれ歳入歳出に追加した。村の保険料還付対象者数は96人、73世帯。還付は5月中に終了する予定となっている。 -
南箕輪村
花和里屋(かわりや)
代表・講師 吉村法子さん「自然のもので癒やされたら、なんてすてきだろうと思う。自然の中にある心地よい香りをいっぱい楽しみましょう-という気持ちで教室をしています」
フラワーデザイナー、アロマセラピスト、ティーアドバイザーの資格を持ち、昨年春、サロン・ド・フルールアカデミー認定教室「花和里屋」を開いた。教室名は「花」と「和み」にこだわり、里山のお茶屋さんでほっとしてほしいという思いを込めた。伊那市生涯学習センター、菓匠Shimizu、諏訪市のエコラボ・クラブの3会場で教えるほか、出張レッスンもしている。
「アロマでもハーブでも、自然の香りは人の心をすごく癒やす。レッスンの中でハーブティーを出していますが、皆さん一口飲んでほっとした表情になり、笑顔になって帰っていく。いろんな方と出会えて、仕事とはいえ貴重な時間を過ごさせてもらっています」
大阪出身で京都に実家がある。夫の転勤で、今は南箕輪村に暮らす。
母親の勧めで華道をしていた時期がある。10年前、母の死をきっかけに、「花をやっていると心が休まる。花に触ることを母が残してくれた」と感じ、自分の中に何かをやったというものを残したい-と、サロン・ド・フルールアカデミーに通い始めた。
癒しとゆとりをテーマにしたサロンと教室で、フラワーアレンジメント、紅茶、アロマセラピー、ハーブと次々と資格を取り、奈良のサロンで2年間、先生のアシスタントを務めた。結婚後は、イベントスタッフとして関わっていたが、先生の声かけで一念発起、教室を開いた。
アロマセラピー、フラワーリラクゼーション、オリジナルの「おうちに彩りレッスン」など趣味や資格の講座を開き、熱心に指導。「皆さんの暮らしに笑顔を増やしてほしいという思いがあったので、夢が少しずつ形になってきていると実感している」という。
自然に触れていることで、自然環境にも関心を持つようになった。長野に暮らし始め空気と水のきれいさを実感。「きれいにして自然に返したい」と衣料洗剤を石けんベースにすることから始め、台所洗剤にも気を使い、エコバッグ使用、化粧品も手作りするなど、できる範囲で楽しみながら取り組んでいる。
「普通の主婦である私がこうしてやっているのを見て、皆さんに私もできるかなと思っていただけるのでは。まだまだ小さい教室ですけど、皆さん喜んで来てくださるので、ずっと続けたいなと思う。私の生徒の中で先生になる人が出て、輪を広げてもらえたらうれしい」(村上裕子) -
南箕輪わくわくクラブ フェンシング教室新設
南箕輪村の総合型地域スポーツクラブ・NPO法人南箕輪わくわくクラブの小中学生を対象とした新教室「フェンシングスクール」が14日夜、村民体育館トレーニング室で始まった。初回はクラブ員5人が参加し、競技方法や剣の持ち方などを学んだ。
同教室は、競技人口拡大を目指す県フェンシング協会(事務局・箕輪町)からの要望を受け、同クラブが新設した教室。コーチは同協会競技力向上委員長の小池弘郷さん(36)=同村=ら2人で、これから毎週水曜日、午後7時から同所で練習していく。
教室で取り組むのは、胴体に着用したメタルジャケットと呼ばれる用具部分のみを剣で突くことができる種目「フルーレ」。欧州で生まれた同競技は練習動作をフランス語で指示するため、参加者はコーチの「マルシェ(前へ)」「ロンペ(後へ)」「アロンジェブラ(腕を伸ばす)」などの合図を聞き分けながら体を動かした。
それぞれが新鮮な気持ちで練習に取り組んだ。南箕輪中2年の福沢咲さん(13)は、「何か頑張れるものを見つけたい」と参加。「続ければ成果が結果として戻ってくる」と小池さんはみんなに呼び掛けた。
フェンシングの剣の持ち方を学ぶクラブ員たち -
女性農業委員への登用にかんして要請
県女性農業委員の会上伊那支部(宮崎美和子支部長、会員16人)は15日、農業委員選挙を7月に行う南箕輪村に対し、女性委員が選出されやすい環境づくりの推進を求めた。委員8人が村役場を訪れ、唐木一直村長、有賀彰司村議会議長、唐沢俊次農業委員会長に要請書を受け渡した。
現在、村農業委員は16人中女性が2人で、いずれも議会推薦枠から選出している。要請書によると、農業就業人口に占める女性の割合が6割を越える中、農業における女性の果たす役割は一層重要。女性農業者が農業委員に立候補しやすい環境づくりを進めてほしい竏窒ニ求めている。
要請に対し、唐木村長は「女性が元気な村は、全体で見ても元気だといわれる。地域で女性に頑張ってもらいたいと思っているので、議会とも話し合いながら要望に添えるよう考えていきたい」と話した。
唐木村長に要請書を受け渡す宮崎支部長 -
村道6号線沿線花壇 管理運営協働事業スタート
南箕輪村は村内美化活動「花いっぱい運動」の一環で、本年度初となる村道6号線沿線花壇の「管理運営協働事業」参加への一般公募を行い、全16区画の応募に村内9団体、企業、個人から14区画の申請があった。13日夜、村役場で打ち合わせ会があり、区画の場所分けなどを決めた。
花いっぱい運動は、10年ほど前から同運動推進協議会が大芝公園内を中心に花壇を設置し、四季折々の花で村内の美化に努めている活動。同事業はその一環で、花壇の管理者を公募し、「自治・協働の理念」のもと取り組むことが狙い。花壇は県道伊那・箕輪線(通称・春日街道)から西側の村道約200メートル間(両側)となる。
管理運営協働者は地区や保育士の有志団体や村職員互助会、村議会など7グループと2家族。管理運営期間は19日縲・9年3月31日で、年度ごと参加者を募集する。花の種や苗、用具などは自己調達となり、打ち合わせ会では、マリーゴールドや背丈の低いヒマワリなどを育てたいとの計画が聞かれた。
##(写真)
これから花の苗が植えられる村道6号線沿い花壇 -
マレットゴルフまっくん大会 雨の中熱戦
第5回大芝高原マレットゴルフまっくん大会(伊那毎日新聞社など後援)は14日、南箕輪村の大芝高原MG場で行った。雨が降る中での開催となったが、上伊那を中心に松本市、波田村などから愛好者136人がエントリーし、36ホール、パー144のストロークプレーで優勝を競った。
大会は信州大芝高原マレットゴルフ親交会(荻原文博会長)主催。荻原会長はあいさつで同MG場のアカマツ林に触れ、「地域に貢献するため松を守るための募金活動をしながら、愛好者同士の健康維持や仲間づくりに取り組んでいきたい」と話した。
結果は次の通り。
▽総合優勝=小沢恒二郎(伊那市)107
▽男性 (1)大沼昭人(伊那市)109(2)竹若康彦(同)109(3)藤沢巻臣(南箕輪村)109(4)林茂良(伊那市)109(5)小山栄二(箕輪町)110(6)伊東幸人(南箕輪村)112(7)水田哲朗(伊那市)113(8)城取卓(南箕輪村)113(9)松川幸夫(伊那市)114(10)有賀明文(同)114
▽女性 (1)小沢かほる(南箕輪村)110(2)林清子(伊那市)111(3)向山元子(同)113(4)佐藤美知(同)113(5)倉田さだ子(南箕輪村)114(6)北沢ヒデ子(同)115(7)白鳥栄子(伊那市)116(8)浅井フミ子(同)116(9)端本治子(箕輪町)117(10)橋本八重子(辰野町)117
雨具を着ながらのプレーとなったまっくん大会 -
上農高の仏国出身留学生 初めての弓道体験
国際ロータリー第2600地区青少年交換プログラムで、南箕輪村にホームステイしている仏国出身の上伊那農業高校園芸科学3年、セリンヌ・デコナンクさん(18)が伊那市体育協会弓道部主催の弓道教室を受講した。13日夜、市武道館弓道場で初回があり、日本武道を初体験した。
古い歴史と近代文化が混在する日本に興味があり留学を決めたデコナンクさんは、上農高で担任を務める北嶋晋さんが体協弓道部員だったのを機に、弓道教室へ参加。フランスに帰国する7月中旬まで、週2回ずつの教室に通い精神と肉体を鍛錬する。
初回では、弓具の取り扱い方や注意事項などの講義が中心。流ちょうな日本語で「早く弓が打てるよう頑張りたい」と意気込むデコナンクさんは、床に正座し、背筋を正して関心深く説明に耳を傾けた。弓道部長の萩原秀紀さん(57)=同市東春近=は「日本の良い経験になれば」と熱心に指導した。
伊那市体育協会弓道部では、弓道教室の受講者を随時募集している。対象者は同市周辺に在住の初心者から経験者まで。開催期間は7月25日までの毎週火、金曜日の午後7時縲恣ッ8時30分で会場は市武道館弓道場。参加費4500円。問い合わせは、弓道部長の萩原さん(TEL0265・73・2686)へ。 -
南箕輪村商工会 通常総会
南箕輪村商工会の「第48回通常総会」は14日、村商工会館で行い、08年度事業計画・一般会計予算など3議案を承認した。本年度基本方針である商工会自立のための改革や、地域活性化の推進などに添って活動することを確認した。
あいさつで田中秀明会長は「地域の発展のため、行政を始めとした村民のみなさんとともに活動していける団体となって、一緒に頑張っていきたい」。唐木一直村長は「村の自立のためには商工業の発展が必要。これからも一緒に村づくりをお願いします」とした。
総会では永年勤続表彰(10年)があった。
表彰を受けたのは次のみなさん。
▽中村幸喜(アルゴル)▽大沢亮(創研)▽神田弘(創研)▽吉沢政樹(創研)▽花岡武富(アズクラフト) -
西部保育園児 地元のお年寄りとヨモギ摘み
南箕輪村の西部保育園(北原和子園長)で9日、地域の高齢者と交流する時間「ふれあい」の本年度1回目があり、園児とお年寄りたちがヨモギ摘みをした。ヨモギは6月の交流で作る草もちの材料となるため、園児たちは丁寧に摘んでいった。
園児約50人、お年寄り約10人は、ヨモギが群生する園近くの土手に出掛けた。園児たちはヨモギを見つけると、「おばあちゃんこっちにあったよ」などと大はしゃぎでお年寄りの手を引っ張った。30分ほどでビニール袋いっぱいのヨモギを手に入れると、仲良く手をつないで園に帰った。
「ふれあい」は年間数回あり、ヨモギ摘みのほか、園で行う運動会や「お楽しみ発表会」などに招待し、交流を深めている。摘み取ったヨモギは園で茹で上げ、6月の交流まで冷凍保存しておく。園児たちはお年寄りたちと次に会えるのを待ち遠しい様子だった。
背の高い草の根元からヨモギを摘み取る園児とお年寄り -
高齢者・障害者交流施設「ぽっかぽかの家」 オープン
南箕輪村が障害者生きがいセンター隣りに建設していた高齢者・障害者交流施設「ぽっかぽかの家」が完成し、10日、唐木一直村長や村社会福祉協会、請負業者ら関係者40人が集まり、施設のオープニングセレモニーを開いた。
式典で唐木村長は「この施設は高齢者、障害者の交流の拠点。この施設を中心にすべての村民のみなさんが交流し、この村に住んで良かったと思えるようにしたい」。運営を受託した村社協の堀深志会長は「誰もが気軽に利用できるよう、みなさんで作る福祉のより所にしたい」とあいさつした。
「ぽっかぽかの家」は国の07年度地域介護・福祉空間整備等交付金を受け、生きがいセンター南側に増築した施設で木造平屋建て、床面積約134平方メートル。交流室を中心に畳スペースのあるサロンや相談室などを配置。総工費約3200万円。
施設名称は「心と心の交流の場所として相応しい」とし、公募で中島貴子さん(65)=同村神子柴=の作品に決まった。
オープニングセレモニーであいさつする唐木村長 -
天竜川激特災害現地視察
天竜川上流部で観測史上最大の雨量を記録した06年7月豪雨から2年竏秩B災害を再び繰り返さないよう国土交通省と県は、辰野町から伊那市にかけての天竜川流域約20キロを河川激甚災害対策特別緊急事業の対象に指定し、5年計画で整備を進めている。
流域の伊那市、辰野町、箕輪町、南箕輪村は10日、工事の進ちょく状況を見ようと上伊那の5カ所を訪れて視察を行った。各市町村長や担当者、地元住民などが参加し▽辰野町の同善渕▽箕輪町の伊那路橋▽南箕輪村の新天竜橋▽伊那市の棚沢川合流点▽同・殿島橋竏窒フ整備状況を確認した。
護岸が決壊した辰野町の同善渕では天竜川上流河川事務所の伊藤仁志所長が昨年完成した護岸工事について説明。参加した宮下一郎衆議院議員らも満足そうにうなずきながら説明を聞いた=写真。地元住民からも「安心して暮らせる」と感謝の言葉が聞かれた。
改修工事は1秒当たりの放流量が30立方メートル増の430立方メートルになっても対応できるよう、河道掘削、築堤、根継ぎ、根固工、橋補強などを実施するもの。07年度末時点で約43%が完成していて、08年度末までに約67%が終了する見通し。
上伊那では伊那市で殿島橋の橋げたが流され、箕輪町松島で堤防が決壊したほか、各地で護岸が流されたり崩れたりするなどの被害が出た。 -
第2期南箕輪村むらづくり委員会 活動スタート
「南箕輪村むらづくり委員会」は8日夜、村役場で開き、第2期委員会のスタートを切った。村第4次総合計画の実践に向けて公募、識見者(区推薦、村長指名)で組織した、今期の委員30人を唐木一直村長が任命。委員会長には前同委員会長で団体職員の唐沢俊男さん(65)=大泉=を互選した。
同委員会は、自立に向けた村づくりについて考える場として、2004年に第1期委員会を組織、07年7月には村第4次総合計画の「実践に向けたむらづくり提案」を示し、第1期の役割を完了。第2期委員会は計画の実践に向け、住民主体の村づくりを目指すため竏窒ネど、それぞれの部会に分かれ話し合っていく。委員任期は08年5月8日縲・1年5月7日。
部会は(1)新たなコミュニティー組織づくりの検討(2)行政評価(外部評価)(3)村第4次総合計画の検証・後期基本計画の検討竏窒フ3つがあり、30日にある次回の委員会で、委員の部会構成を会長が指名し、部会長などを決める。以降の会議は各部会ごと、月1、2回行っていく予定だ。
あいさつで唐木村長は「協働・共助の村づくりへ機運が高まるよう、少しでも住みやすい村になるよう活発な意見を」。唐沢会長は「村がどうやって元気を出していくのか、どう自立していくのか、みなさんの力を借りて決めていきたい」と話した。
今期から設けた村長指名の学生枠(任期1年)には信州大学農学部3年の村上貴昭さん(20)を指名。広島県生まれで、同村に住み始めて2年目の村上さんは「村についてまだまだ勉強不足だが、学生にしかできないこともあると思う。若い風を吹き込むことができれば」と意気込んでいる。
委員に任命する唐木村長
村総合計画の実践に向けて取り組みを始めた「むらづくり委員会」 -
南箕輪村防犯協会全体会議
南箕輪村防犯協会(会長・唐木一直村長)の全体会議は9日夜、村役場で行った。地区防犯部長や村議会、区長会、消防団代表者ら委員約30人が出席し、2008年度の事業計画などを承認した。また、「青色回転灯車による防犯パトロール」についての講習会で防犯意識を高めた。
本年度の重点活動は、防犯パトロールの充実と防犯灯整備などを盛り込んだ。06年度から始まったパトロールは月3回ほど、地区防犯部が順番で青色回転灯車を使って学校通学路を巡視しているが、今後は各地区や学校などの自主活動にも期待したいとした。
講習会では伊那署生活安全課の森山穣防犯指導係長が講話した=写真。森山係長は「青色回転灯車で、周りの人にパトロールしていることをPRすることが防犯につながる。全国で起きている事件がここでも起きるのでは、と警戒しながらパトロールしてほしい」と呼び掛けた。 -
村議会全協で介護保険料について説明
上伊那8市町村で介護保険料の過誤徴収があった問題に関し、南箕輪村議会は7日、村役場で開いた全員協議会で、村の対応状況について話し合った。村住民福祉課によると、対象者からは「総体的には、特に苦情などはなかった」。還付は26に口座振替、27日から訪問による受け渡しを始めるという。
説明だと、05年度の税制改正により、介護保険料が急激な負担増となる人の保険料を緩和するための経過措置を講じた。同8市町村では、上伊那情報センターで介護保険料の共同処理を実施しいたが、保険料算定システムの改修の際、激変緩和措置の要件設定に誤りがあり、2年間に渡って過誤徴収していたという。
村の保険料還付対象者数と金額は96人73世帯、99万3360円だった。4月25日の記者発表以降の問い合わせに対応するため、同日午後5時半縲恣ッ10時と休日の26、27日に担当職員を出勤。26縲・8日、還付該当者へ電話連絡、5月3日から対象世帯を訪問し、説明を実施した。 -
南箕輪村ナイターソフト リーグ戦開幕式
南箕輪村ナイターソフトボール連盟(孕石勝市会長)の2008年度リーグ戦開幕式は7日夜、大芝公園陸上競技場で行った。前年度と同じ15チームが参戦。会場に集まった約300人の愛好者はシーズン開幕を喜び、ぞれぞれが力を出し切り熱戦を展開することを誓った。
開幕式で孕石会長は「10代、女性、70歳近い高齢者と幅広く参加してくれたことに感謝。相手への思いやりを持って、ルールは易しくマナーは厳しく、楽しいリーグ戦になることを期待する」。来賓の唐木一直村長は「チームの結束を強めながら優勝を目指して」とあいさつした。
選手代表で「南原バスターズ」の主将で自営業の林義人さん(36)=宮田村=が「スポーツマンシップにのっとり、最終戦まで楽しくけがなくプレーすることを誓う」と力強く選手宣誓した。
リーグ戦は8日から8月末まであり、同村を中心に上伊那の愛好者でつくる15チームが総当りで対戦する。9縲・0月には、トーナメント戦の同連盟会長杯がある。
力強く選手宣誓する「南原バスターズ」の林主将 -
母の日に向け カーネーション出荷ピーク
母の日(11日)に向けたカーネーションの出荷が最盛期を迎え、南箕輪村田畑にある「清花園」(加藤隆志代表)のハウスでは早朝から、村内の栽培農家4家族が選花や箱詰めなどの作業に追われている。
清花園では、赤、ピンク、緑色など人気色を中心に、母の日に向けて約30種類のカーネーションを栽培。1日から8日までの間に4回、例年より少なめの約5万本を関東を中心に関西、中京方面などの市場へ出荷する。
栽培農家の一人は「花は景気に左右される。ガソリン価格が30円高くなれば、花を買う人も減ってしまうのでは」。結婚シーズンなど、これからカーネーションの用途が増えていく時季への影響を心配している。 -
南小ドラゴンズが9年ぶり優勝、学童軟式野球春季上伊那大会
県学童軟式野球選手権春季上伊那地区大会は3、4日、宮田村の宮田球場を主会場に開いた。南小ドラゴンズ(南箕輪村)が1999年春季以来、9年ぶりに優勝を果たした。6月7、8日に茅野市で開く南信大会に出場する。
15チームが出場。実力伯仲の熱戦となったが、ドラゴンズは自慢の守備力でピンチを防ぎながら勝ち進んだ。
決勝は8‐1で辰野ヤンガーズに快勝。「もともと打てるチームではないが、守り勝つうちに徐々に攻撃にもリズムがでてきた」と原秀紀監督。
主将の原志門君は「南信大会も全員野球で戦いたい」と次なる目標に闘志を示した。 -
南箕輪中学校でインターネット防犯講習
南箕輪村の南箕輪中学校は1日、インターネット防犯講習会を同校で開いた。全校生徒450人は防犯啓発ビデオの上映や伊那警察署員の話からインターネット犯罪に対する心構えを学んだ。
ビデオはネットオークション詐欺やフィッシング詐欺、ワンクリック請求、出会い系サイトでの被害などをドラマ仕立てで盛り込み、インターネット犯罪の多様性や危険性を紹介し、防犯を呼びかけていた。
「もし、こういった犯罪の標的にされたら、一人で対処しようとせず、回りの人や家族に相談すること」と 伊那警察署員。
堀田実校長は「疑うということは日本では悪いことだというイメージがあるが、良い悪いではなく必要なこと。自分の身は自分で守り、何かあったら相談する」と話していた。 -
大芝の湯・味工房 開館6周年企画始まる
南箕輪村の温泉施設「大芝の湯」と農産物加工販売施設「味工房」は2日、開館6周年感謝企画の初日イベントとして、来場者に石けんや甘酒をプレゼントした。感謝企画は7日までで、食堂メニューの特別価格提供や、手作りみそ、パンなどの割り引き販売などを計画している。
「大芝の湯」には開館の午前10時前に来場者約70人の列ができ、開館後、両施設を管理する村開発公社理事長の唐木一直村長が来場者に「天使の美肌石けん」などを無料で配布した。「味工房」では、関係者が甘酒の無料プレゼントで来場者を持て成した。
期間中、「大芝の湯」の食堂では、特別メニュー「えび丼」を600円で提供するほか、「えび天うどん」「えび天そば」をそれぞれ特価600円で販売。「味工房」では、日替わり企画で「おばちゃんみそ」、ミニクロワッサンなどを割り引き価格で提供する。
大芝の湯では村開発公社理事長の唐木村長が来場者へ石けんのプレゼント -
南箕輪久保へ絵画寄贈
お世話になっている地域に感謝の意を表したいと、南箕輪村久保の元教員・丸山拓郎さん(85)と北殿の画家・有賀殿夫さん(74)が久保区へ日本画を寄贈した。1日、同区公民館へ飾り付けるため、山口守夫区長をはじめとする区関係者約10人が集まり2人に感謝した。
寄贈した絵画は「輝」との題名で、日本美術院院友の有賀さんが3年前、有賀峠のカラマツ林を題材に描いた横102センチ、縦115センチの大作。夕方の木漏れ日が晩秋の林を黄金色に染めた風景が見る人を魅了する。白色の壁と木の梁(はり)が剥き出しの同公民館の雰囲気に合っていると関係者から好評だ。
「長年、この区にお世話になっているので」と丸山さんが、中学校の教え子である有賀さんに話を持ち掛けたところ、両者の思いが一致。丸山さんは寄贈するに当たり、額縁を用意した。村の公共施設に有賀さんの作品が寄贈されるのは4カ所目。
久保区に絵画を寄贈した丸山さんと制作者の有賀さん -
【「地酒処叶屋」倉田克美さん・真美さん】
全国に根強いファンを持つフォークシンガーで詩人の友部正人を招いて5月18日、店を会場にライブを開く。
プロミュージシャンを呼ぶのは初めてではない。7年前にも友部と・ス七色の声を操る・ス実力派女性シンガー、おおたか静流(しずる)とのジョイント・コンサートを企画して大成功に導いている。あの感動をいつかまた竏窒ニの思いをずっと温めてきたが、店が今年創業40周年の節目を迎えることから、思い切って大好きな友部に久しぶりのライブ演奏を打診した。「実は演奏を…うちの店でしてほしいんですが…」と電話で恐る恐る切り出すと「面白そうだね。いいじゃない」と気さくに快諾。
「有名なミュージシャンなんだけどまったく気取らない。もともとストリートで歌っていた人でもあるし、今も小さい会場でよくライブを演ってる。もしかしたら、大きいホールよりも聴き手との距離が近い小さな所の方が好きなのかもしれないね」
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おおたか静流のステージを見て大感激し、何とかして地元でライブを竏窒ニ考えたのが8年前。何度も事務所に電話したが「スケジュールがいっぱい」などとはぐらかされ、なかなか返事をもらえなかった。思い余って手紙も何通も書いたが音沙汰はなし。むなしく数カ月が過ぎたある日、たまたま知人に誘われて見に行った友部のステージの打ち上げの席で「静流さんのライブの話が進まなくて」と思わず愚痴がポロリとこぼれた。それを聞いた友部の奥さんが「そういうことなら私に任せなさい」とその場で静流本人に電話をかけて話してくれた。後押しのかいあって、その後はとんとん拍子。たちまちのうちに話がまとまった。静流と知り合いだと分かった友部にも「ぜひ一緒に演って」と懇願し、首尾よくOKを取りつけた。
演奏会場は、ある程度の広さが必要だが当たり前の所ではつまらないからと、近くにある箕輪町の養泰寺にスムーズに決まった。だが一番の心配は「果たして客が集まってくれるか」竏秩B考えられる限りの人たちに声を掛け、新聞や雑誌などに告知を依頼したほか、民放FM局のイベント紹介番組にも生出演して自らの声でアピールした。経費を最小限に抑えるため、ポスターやチラシ、チケットなどは心得のある友人が制作。準備、運営にも友人、知人が全面的に協力してくれた。
そして迎えたライブ当日。予想を大きく上回る300人が集まり、会場の本堂は聴衆で埋まった。ライブも熱狂的に盛り上がって大成功。
演奏が終わり、興奮冷めやらぬ会場を後にする客が「最高のライブだったよ」と口々に掛けてくれる声を聞いた瞬間、こみ上げる感情を抑えきれず、2人で抱き合って泣いた。
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共に友人らとバンドを組み、ギター、ドラムス、キーボード、ボーカルなどを多才にこなす音楽マニア。
「音楽、特にライブと酒屋なんて変な組み合わせに見えるかもしれないけど、自分たちにとってはまったく自然。どっちも人と人との気持ちの通い合いがなければ駄目ってことじゃないかな。だからこそ、夢のようだった7年前のライブのあの感激をもう一度味わいたいし、店を通じて知り合った人たちや地元の人たちみんなに味わってほしい」
(白鳥文男)
5月18日午後4時開演。前売り3千円、当日3500円。定員50人。問い合わせは叶屋(TEL72・6479)へ。 -
伊那消防署が消火協力者に感謝状
4月4日に南箕輪村南原で起きた住宅火災を早期に発見し、初期消火に当たって被害を最小限に抑えたとして伊那消防署(唐沢三喜男署長)は30日、いずれも同村南原の無職松嶋正一さん(78)、会社員戸田礼奈さん(33)、農業篠原昭夫さん(70)、池迫三郎さん(65)・賢一さん(36)親子に感謝状を贈った=写真。唐沢署長は「空気の乾燥している折、早期発見と初期消火のおかげで被害が少なくて済んだ」と感謝の言葉を述べた。
最初に火災を発見して119番通報した松嶋さんは「自宅の裏に出てたばこを吸っていたら、1軒先の家から煙がもうもうと上がっているのが見えた。行ってみたら炎が2メートル近く上がっていたのでびっくりして応援を呼んだ」。松嶋さんから連絡を受けた戸田さんは携帯電話で119番通報し、家からバケツを持ってきて消火に当たった。篠原さんは無線を聞いて現場に駆け付け、外壁をなたではがすなどして消火活動に協力した。池迫さん親子はバケツや園芸用ホースを使って消火に当たった。
5人の協力により、被害は外壁などの一部焼失で済んだ。出火原因は、前日取り出したまきストーブの灰を紙袋に入れ、外壁に立てかけておいたことによるとみられる。出火当時、家人は留守で無事だった。 -
みちくさの会がジャガイモ植え
南箕輪村の女性たちでつくる「みちくさの会」(会員12人)の「はぐくみ会」6人は27日、南箕輪村大芝の畑にジャガイモを植えた。
みちくさの会にはこれまで「食の会」「歩こうの会」「花いっぱい」などのグループがあり活動してきた。今年3月に地元の保育園児たちに地元で作った野菜を食べてもらいたいという思いから「はぐくみの会」を結成。
今回村内の5つの保育園にジャガイモを提供するため、ダンシャクを8キロ、メイクインを4キロの計12キロの種芋を地元の農家から借りた約10アールの畑に植えた。
みちくさの会の山本昭子会長は「村で作った食材で子どもたちを育んでいければと思う。村のみんながそういう気持ちを持ってくれるのが夢。趣旨に賛同し、会に入って協力してくれる人や、別の会でこういった活動をしてくれる人が増えてくれればと思う」と話していた。
「はぐくみの会」ではジャガイモのほかに、ニンジンの栽培も予定している。