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伊那広域シルバー人材センター5年連続の減収
伊那広域シルバー人材センターの昨年度の契約金額は約3億8千万円で、5年連続の減収となりました。
センターでは、6割以上の受託件数を占める、一般家庭での就業に力をいれていく方針です。
30日、伊那文化会館で、今年度の定時総会が開かれ、昨年度の事業実績が報告されました。
昨年度の受託件数は、前年度より97件少ない9,671件でした。
収入となる契約金額は、前年度より1,800万円少ない、約3億8千万円で、5年連続の減収となっています。
景気低迷による民間企業からの受注件数、契約金額の大幅な落ち込みが減収の要因としています。
一方で、一般家庭からの受注は年々ニーズが高まっています。
昨年度の受託件数の6割以上を占め、契約金額も約590万円増加しています。
こうした状況からセンターでは家庭での就業に力を入れるため、今年度初めて、ハウスクリーニングや障子の張り替え、料理など、家事援助を行うための講習会を10月から開く予定です。
センターでは、一人暮らしの高齢者などの生活援助など、
就業の機会を増やしていきたいとしています。
なお、この日の総会で、来年度からの年会費を、2千円から3千円に値上げする議案が提出され、了承されました。 -
南中生徒ラーメンスープを学ぶ
職場体験学習の一環として、30日南箕輪中学校の生徒が、ラーメンのスープ作りについて学びました。
南箕輪中学校では、職場体験学習の一環として、村内にあるラーメン店「らぁめん蒼空」の竹村泰治さんを招き、2年生160人がラーメンのスープ作りについて学びました。
まず、生徒たちはスープの材料である煮干しと昆布を試食。
次に、煮干しや昆布などが入った魚介類スープと、豚のゲンコツや鳥ガラなどが入った動物スープの2種類を飲み比べました。
その後魚介類スープと動物スープを混ぜて飲んだり、味のついた油や化学調味料を入れて味の変化を感じていました。
魚介類系スープは水出しから合わせて10時間以上、動物スープは8時間以上煮込んでいるということです。
竹村さんは「ラーメン1杯作るのに手間がかかることや、化学調味料などで簡単に味をつけることがいいわけではないことを感じてもらいたい」と話していました。
湯澤章平教頭は、「実際に現場で働いている人から仕事に対するやりがいや大変さを感じ取ってもらいたい」と話していました。
南箕輪中学校では、7月に2日間職場体験があり、春休みには生徒がそれぞれの親の職場で体験学習を行う予定です。 -
5年に1度の定演に会場は満席
南箕輪村を拠点に活動する太鼓グループ「鼓龍」の定期演奏会が25日、南箕輪村民センターで開かれました。
昼夜2回の公演ともチケットが完売となる盛況ぶりで、昼の部では満席となるおよそ300人が訪れました。
太鼓グループ「鼓龍」は、村内の太鼓愛好家で作るグループで、今年で結成20年を迎えます。
演奏会は5年に1度行っていて、今回は「大地から響き渡る鼓動2013」と題して、15曲を披露しました。
また、小中学生でつくる下部組織CoCo龍のメンバーも登場し、日頃の練習の成果を披露しました。
代表の井原夏二さんは「太鼓を通して村の文化発展とともに活動してこられたと思う。これからも明るく楽しく元気よくやっていきたい」と話していました。 -
フクロナデシコ見頃
南箕輪村南原の国道361号沿いにある伊藤照夫さんの畑のフクロナデシコが見頃を迎えています。
およそ30アールの畑には、ピンクのフクロナデシコが植えられていて、現在見頃となっています。
フクロナデシコの他にも、紫色のムラサキナバナやオレンジ色のニオイアラセイトなども楽しめます。
伊藤さんによりますと、フクロナデシコは6月はじめ頃まで楽しめるということです。 -
南中伝統 経ヶ岳強歩大会
南箕輪中学校の伝統行事、経ヶ岳強歩大会が22日開かれ、生徒たちは標高2000メートルのゴールを目指しました。
午前7時、1年生から3年生の461人は合図に合わせスタートの大芝高原からゴールの経ヶ岳8合目を目指し一斉に走りだしました。
南箕輪中学校伝統の経ヶ岳強歩大会は、今年で61回目となります。
コースの全長は、およそ8キロでスタート地点とゴールの標高差が1200メートルあります。
スタートから30分後の午前7時30分には、最初のランナーが経ヶ岳2合目を通過していきました。
大会の結果、男子は1時間31分13秒で、3年生の石倉大輔君が優勝。
女子は1時間39分33秒で3年生の清水彩音さんが優勝し、3連覇を果たしました。
学校によりますと、今年の大会では、461人中442人がゴールしたという事です。 -
南原区のお年寄り 村長と懇談
南箕輪村南原地区社会福祉協議会は、唐木一直村長を招き村政についての話を聞く集まりを17日、開きました。
17日は、地区のお年寄りおよそ20人が南原コミュニティーセンターに集まりました。
これは、南原地区社協が毎月開いている高齢者の集いの一環として行われたものです。
懇談会で唐木村長は、南箕輪村の人口が増加していることについて「この流れを止めないよう秩序あるむらづくりを続けてく必要がある。そのための1つとして、今年度中に景観行政団体への移行を目指したい」と話していました。
他に、「今年度は南原保育園の増築や田畑公民館の建て替え、役場庁舎の増築など、人口増加対策として必要なハード事業を行う。福祉施策をはじめとしたソフト事業の充実も図っていきたい」と話していました。 -
信州大学農学部と中部森林管理局が協定締結
信州大学農学部と中部森林管理局は技術開発などに関する協定を21日締結しました。
21日は信州大学農学部で、中村宗一郎学部長と中部森林管理局の鈴木信哉局長が協定書を取り交わしました。
信大農学部と中部森林管理局は平成22年に協定を結んでいて、共同でニホンジカの行動調査や捕獲などを行ってきました。
今回の協定ではより広い分野で協力していこうと、新たに林業の技術開発や実証などを行います。
県内初の取り組みとして、伐採と造林を一貫して行う作業システムを開発し、造林のコスト軽減の効果を調査します。
両者は、今回の協定を通じ、森林資源の有効活用や林業の再生、地域産業の活性化を目指していくとしています。 -
焼却灰撤去と処分に5億8千万円
南箕輪村の南原住宅団地に焼却灰が埋められていた問題で、村土地開発公社は来年度から除去工事をはじめ、期間は1年半、工事費と処理費を合わせた費用はおよそ5億8千万円になるとの見通しを示しました。
これは20日村役場で開かれた村土地開発公社理事会で示されたものです。
この問題は平成19年に南原住宅団地内に焼却灰が埋設されていることが分かり、その除去作業のために合わせて10世帯が移転するものです。
当初は7世帯が対象でしたが、その後の調査で3世帯が加わったもので、居住者の移転や調査などでこれまでに要した費用は、およそ4億円となっています。
除去工事は対象世帯の移転待ちの状態で村土地開発公社では来年度当初からの工事着手を念頭に工期はおよそ1年半、工事費は4億円。
焼却灰の処理費用についてはおよそ1億8千万円で合わせて5億8千万円を見込んでいます。
工事については対象範囲をテントでおおい、ダイオキシンなどが飛散しないようにするとしています。 -
雑穀ロゴマークお披露目
雑穀を地域ブランドにしようとい縲怩ネ雑穀ネットワークが2月に公募したロゴマークが完成し、17日イベント用ののぼり旗がお披露目されました。
最優秀賞の原画に採用されたのは、上伊那農業高校2年で伊那市山寺の守屋琴音さんの作品です。
原画をデザイン化し17日発表しました。
中学生や高校生を中心に37作品の中からい縲怩ネ雑穀ネットワークが決めました。
17日は、ロゴマーク入りのイベント用のぼり旗がお披露目されました。
のぼり旗は、大を5本、小を30本作りました。
守屋さんは、「家でも食べている雑穀ごはんをイメージしてデザインした。」と話しています。
い縲怩ネ雑穀ネットワークの吉田洋介さんは、「素朴さが雑穀につながるデザイン。PRにつなげていきたい」と期待しています。
ロゴマークは、シールにもして、伊那の雑穀のピーアールに一役買うことになっています。 -
工科短大新設案「ハードル高い」
長野県は、平成29年度までに着工する計画の工科短大南信キャンパスの設置場所について、伊那技術専門校を活用する案が有力との見方を17日駒ヶ根市で開かれた説明会で示しました。
説明会は、駒ヶ根市への設置を要望している伊南地域の教育委員会で組織する上伊那南部市町村教育委員会連絡会が開いたものです。
県からは、商工労働部の西澤清人材育成課長らが出席し、設置場所を上伊那地域とすることが決まった経過や工科短大の内容が示されました。
建設事業費は、南箕輪村の伊那技術専門校を活用する場合が16億円、ほかの地域に新設する場合が38億円と試算されています。
出席した教育関係者からは、駒ヶ根工業高校との連携を視野に入れ、駒工周辺に新設して欲しいとする意見や質問が相次ぎました。
これに対し西澤課長は、「総合的な検討をして建設場所は決定するが、大きな争点は、経済的なもの。早期着工したい観点からも新設案はハードルが高い」として、伊那技専活用案が有力との見方を示しました。
建設場所の決定時期については、26年度当初予算案を作成する今年の秋頃までが一つ目安になると話し、今後は、上伊那広域連合や上伊那産業振興会との協議で絞込みが進むものと見られます。 -
権兵衛トンネル補修工事につき片側交互通行に
伊那と木曽を結ぶ権兵衛トンネルの補修工事のため、15日から6月21日まで片側交互通行となります。
規制により、通常時で12分、最大で20分ほどの片側通行の待ち時間が予想されます。
今回の補修工事は、全長4.4キロメートルのトンネル内の伊那側入り口から2.6キロメートル付近で見つかった長さ5メートルほどの亀裂の補修と補強のためです。
亀裂は、去年12月に起きた中央自動車道の笹子トンネルの事故を受け緊急点検を行い、見つかりました。
木曽建設事務所によりますと、特に危険な状況ではありませんが、重要な路線のため補修を行うということです。
現場は駐車帯があり、トンネルの壁が広がるところで、構造的に亀裂が発生しやすい場所だということです。
また、恵那山トンネルの通行規制が6月20日から始まることを受け、20日までには工事を終わらせたいとしています。
木曽建設事務所では、「通過に時間がかかるので余裕をもって出かけてほしい」と話していました。
通行規制の期間は今日から6月21日で、午前8時30分から午後5時までです。
土日と夜間は規制を行いません。
規制により、通常時で12分、最大で20分ほどの片側通行の待ち時間が予想されるということです。 -
6月16日に観光イベント「飯田線と天竜まったり散歩」
箕輪町、辰野町、南箕輪村が集まり、去年4月に発足した上伊那北部観光連絡協議会は、3町村合同の初めての観光イベントを6月16日に行います。
「飯田線と天竜まったり散歩」と題したウォーキングイベントで、6月16日(日)に行われます。
午前11時にJR辰野駅を出発し、3時間かけて箕輪町の伊那松島駅まで歩くコースと、4時間かけて南箕輪村の北殿駅まで歩くコースがあります。
天竜川を眺めながらのウォーキングを楽しみ、ゴールしたら、飯田線を使って辰野駅に戻って、ほたるを鑑賞します。
参加費は、一般が500円、小学生以下が200円となっています。
協議会では、上伊那北部の天竜川の風景を楽しみながら、飯田線を観光資源として見直すきっかけにしていきたいとしています。 -
村理事者の給料3%減額 答申
南箕輪村特別職報酬等審議会は13日、理事者の給料を3%減額するとの答申をしました。
13日は審議会の原俊朗会長が唐木一直村長に答申しました。
審議会では東日本大震災復興の財源を目的に公務員給料の減額が検討されている状況から3%の減額が望ましいとしています。
給料の額の改定は今年7月1日から来年3月31日までで、適用されれば村長の給料は月額69万7,430円。
副村長は59万2,670円。
教育長は50万4,400円となります。
村議会議員の報酬については議長が29万5,000円、議員が20万1,000円など条例に定められた金額通りと答申しました。
唐木村長は「内容を尊重し答申通り実施していきたい」と話していました。 -
「南箕輪村の日」制定へ
南箕輪村の唐木一直村長は、村民に郷土についての理解と関心を深めてもらうため南箕輪村の日を制定する考えです。
明治8年2月18日に村が誕生したことから制定日を2月18日としています。
13日は村役場で議会全員協議会が開かれ、村の日制定に関する説明がありました。
南箕輪村は1875年明治8年2月18日に久保村、大泉(村、北殿村、南殿村、田畑村、神子柴村の6村が合併し誕生したもので、箕輪郷の南に位置することから南箕輪村となりました。
その後塩ノ井、沢尻、など6つの区が加わり今の12区となり、明治8年以降、他の自治体と合併することなく今日に至っています。
村では制定日と考えている来年2月18日に記念式典のほか村の歩みを紹介するビデオを上映する計画です。
唐木一直村長は郷土の歴史を振り返り、郷土を築き上げた先人に感謝する南箕輪村の日の制定を3期目の公約として掲げていました。
村の日制定について議員からは「多くの村民が参加できる事業にしてもらいたい。」などの意見が出されていました。
村では南箕輪村の日を定める条例案を6月議会に提出することにしています。 -
南箕輪中部保育園 こいのぼり運動会
南箕輪村の中部保育園で9日、こいのぼり運動会がありました。
中部保育園では、毎年4月下旬にこいのぼりをあげ、5月上旬にこいのぼり運動会を行っています。
9日は、園児およそ170人が、体操や玉入れなどを行いました。
競技の1つ、「くぐってひろってこいのぼり」は、カラートンネルをくぐり、その先で、年長園児お手製のこいのぼりと、お菓子を受け取るものです。
園児は、出口を目指して一生懸命くぐっていました。
清水ふみえ園長は、「こいのぼりのように元気に成長してほしい。新年度が始まって1カ月経つので、これからも元気に保育園に来て、楽しい日々を過ごしてほしい」と話していました。
中部保育園では、今年度から「なかよしの日」を決め、毎月1回の散歩や歌などで、年齢が違う組の園児同士で、交流する予定だということです。 -
新緑の季節 各地で山野草展
新緑の季節を迎え、伊那谷の各地で、山野草展が開かれています。
箕輪町の木下公民館では、信州みのわ山野草クラブの展示会が開かれ会場は多くの人で賑わいました。
エビネやヤマユリなど、会場には会員が丹精込めた山野草、およそ200点が並んでいます。
地域の山野草愛好家で作る信州みのわ山野草クラブは、毎年、一般の人でも入手しやすい山野草を集めて展示していて、今回、節目の20回を迎えました。
今年は春先の不順な天候により苦労したということですが、今回の展示会に合わせて花を咲かせることができたということです。
白鳥征男会長は「今年は天気に悩まされ、本当に苦労した年。会員が丹精込めた山野草をぜひ見に来てもらいたい」と話していました。
信州みのわ山野草クラブの作品展は、12日まで箕輪町の木下公民館で開かれていて、時間は午前9時から午後4時までとなっています。 -
春の高校野球県大会 弥生勝利、上農惜敗
春季・北信越高校野球・県大会の1回戦が11日、県営伊那野球場などで行われ、伊那弥生ケ丘は創造学園に延長で競り勝ち、上伊那農業は、東京都市大学塩尻に惜しくも敗れました。
夏の選手権大会のシード権をかけた春の県大会1回戦。このうち県営伊那野球場では上伊那農業がおととしの夏の優勝校、東京都市大塩尻と対戦しました。
球場には雨の中多くのファンが集まり、試合を観戦していました。
試合は序盤から都市大が優勢に進めます。
4対2で迎えた3回の裏、上伊那農業の攻撃。3番の3年生・松田がレフトスタンドに飛び込むソロホームランを放ち、1点差に詰め寄ります。
4回の表には、ピッチャー・2年生の八幡が1アウトからランナーを出しますが、相手打者を内野ゴロに打ち取り、ダブルプレーでピンチを切り抜けます。
しかし、4回以降は投手戦となり、最後まで点を奪うことができなかった上伊那農業は、4対3で惜しくも敗れました。
一方伊那弥生ケ丘は、諏訪市の諏訪湖スタジアムで創造学園と対戦し、延長11回に1点を奪った弥生が7対6で下し、夏の選手権大会のシード権を獲得しました。
勝利した弥生は12日、諏訪湖スタジアムで地球環境と対戦することになっています。 -
防災行政無線 指令センターが制御
上伊那8市町村でつくる上伊那消防広域化協議会は、10日7回目の会合を伊那市のいなっせで開き、各市町村の防災行政無線を指令センターが制御することなどを決めました。
指令センターは、伊那市荒井の富士塚グラウンド北側に移転新築される伊那消防署に併設されます。
火事があった際にこれまでは、各消防署がそれぞれ対応していましたが、広域化後は、指令センターが一括して放送を行います。
10日の会議では、このほかに現在ある消防署や車両などの財産を広域化後の新組織に無償で引き継ぐことや広域化前の債務は、広域化前の各組織が負うことなどが決まりました。
事務局側は、次回会合の協議項目として、デジタル消防無線と指令センターの運用開始時期を提案しました。
なお、今日の会議で、上伊那地域は、県知事が認める消防広域化重点地域に指定される可能性が高いことがわかりました。
4月の消防組織法の基本指針の改正に伴い、県知事が広域化の気運が高い地域などを重点地域として指定する枠組みが設けられました。
指定されると国の補助金や有利な起債の対象となります。
オブザーバー参加している県危機管理部の町田消防課長は、「県内で広域化に取り組んでいる地域はほかになく、上伊那は指定に有力」との見方を示しています。 -
南箕輪村景観ワークショップ始まる
今年度中に、景観行政団体への移行を目指す南箕輪村は、住民を対象にしたワークショップを8日からはじめました。
8日は、初めてのワークショップが久保・中込・塩ノ井の住民を対象に行われ、住民10人ほどが参加しました。
南箕輪村は、良好な景観を守り育てるため景観計画の策定を予定しています。
参加者は、2つのグループにわかれ、どのような景観に魅力を感じているか、どのような景観を残念だと感じているかなどについて意見を出していました。
ワークショップは、15日まで、村内5か所で開かれることになっています。 -
南箕輪村議会 議長に原悟郎さん、副議長に小坂泰夫さん
申し合わせ任期満了に伴う南箕輪村議会の正副議長の改選が、9日に行われ、議長に原悟郎さんが再任され、副議長に小坂泰夫さんが選ばれました。
この日開かれた村議会臨時会で正副議長の選挙が指名推薦で行われ、議長に原悟郎さんが再任されました。
原さんは、3期目の67歳です。就任の挨拶で「村政発展のため更に改革を進め、厳正な議会運営に努めたい」と話していました。
副議長には、3期目で46歳の小坂泰夫さんが選ばれました。
小坂さんは、「このような重責を担うことは村の若い世代を奮起させるきっかけになると思う。議会全体が住民の皆さんに寄与できるよう尽力したい」と挨拶しました。
正副議長の任期は、申し合わせにより2年となっています。 -
南箕輪村 肉付け予算53億円
南箕輪村は平成25年度の肉付け予算となる補正予算案を8日開いた村議会臨時会に提出しました。
1億9千800万円を追加する補正予算案は原案通り可決され、予算総額はおよそ53億4千800万円となります。
肉付け予算の総額はおよそ53億4千800万円で、骨格予算に1億9,800万円を追加しました。
当初予算に組まれていた3億円の予備費などを充て、事業費は4億7千800万円となっています。
主な事業として、南箕輪小学校トイレの改修など小学校の改築事業に1億800万円、役場の増築におよそ8千万円、福祉輸送サービス車両の購入に160万円などです。
8日は村長選挙後初の議会で、唐木村長は「今後の人口増加に対応できる基盤を作り、村民の目線に立ち、初心にかえり取り組んでいきたい」と話していました。 -
まっくんバス利用者4千人増加
南箕輪村のまっくんバスの昨年度の利用者数は、2台体制になる前の平成22年度と比べおよそ4千人増加していることが分かりました。
これは、7日役場で開かれた地域公共交通会議で報告されたものです。
まっくんバスは、利便性の向上を図ろうと平成23年の10月に2台での運行となりました。
現在は、村内の4コースを一順する方式で1日5巡廻しています。
平成24年度は、245日運行し1万5,516人が利用しました。
1台体制だった平成22年度は1万1,498人で、およそ4千人増えています。
村では、近隣市町村との接続やルートの延長など利便性が向上したことが要因とみています。
他に、運行試験期間を設け検討してきた土日の運行について、1日の利用者が平日の3分の1の20人ほどであることから実施しない考えを示しました。
唐木一直村長は「大型店舗や大芝公園、養護学校への利用者が増えていることなどから、公共交通としての一定の役割を果たしていると思う」と話していました。
次回会議では、各地区の要望を取りまとめ協議するとしています。 -
県共同募金会 南箕輪村田畑に20万円
長野県共同募金会は、南箕輪村田畑の自主防災会に20万円の配分を決め、4月26日に目録が伝達されました。
村社会福祉協議会で行われた伝達式には、田畑区自主防災会の加藤忠秋会長ら役員3人が出席し、村社協の孕石勝市会長から目録を受け取りました。
田畑自主防災会では、区内23か所の空き地などを災害時の第1次避難所に決めていて、案内板設置費用として40万円を共同募金会に申請していました。
今回配分される20万円と住民の負担により近いうちに案内板を設置する計画です。
田畑区自主防災会では、「案内板設置により、より的確に避難することができる」と感謝しています。
案内板は、アルミ製で区内23か所に設置される予定です。 -
母の日のカーネーション出荷最盛期
5月12日の母の日を前に南箕輪村田畑の清花園では、カーネーションの出荷がピークを迎えています。
清花園では4月26日から出荷作業が始まっています。
30日は花の箱詰め作業などが行われていました。
ハウスでは20種類の花を栽培していて、特に定番の赤が人気だということです。
清花園のハウスでは、年間を通しておよそ40万本のカーネーションを出荷しています。
5年前までは母の日前のこの時期に5万本ほど出荷していたということですが燃料費の高騰により2万本まで減らしたということです。
今年のカーネーションは花も色鮮やかで品質が良いということです。
作業は7日まで続き関東や関西方面などに出荷されることになっています。 -
BCリーグ まっくんが始球式
28日、伊那市の県伊那運動公園野球場で行われたBCリーグ信濃グランセローズ対群馬ダイヤモンドペガサスの試合の始球式に南箕輪村のイメージキャラクターまっくんが登場しました。
28日は、南箕輪村の日として試合が行われ、村の小中学生全員が招待されました。
試合前には、村の太鼓グループ鼓龍による太鼓演奏が行われ、大会にはなを添えました。
唐木一直村長は、「子どもたちが野球に興味をもてるような全力プレーをお願いしたい」とあいさつしました。
試合は、東海第三高校出身でプロ野球のオリックスに1位指名された経歴がある注目の新人甲斐拓哉投手が初登板し注目を集めました。
甲斐投手は、4回1失点でマウンドを降りました。
信濃は、ヒット2本に抑えられ、試合は3対1で破れました。
通算成績は、2勝4敗となっています。 -
GWで県外客の入り込み始まる
ゴールデンウィークが始まりました。
伊那地域のレジャー施設では、連休を利用して県外の観光客の入り込みが始まりました。
「ゼロ磁場」として知られる伊那市長谷の分杭峠には、県外から観光客が訪れていました。
去年はゴールデンウィークだけで3千人以上が訪れたゼロ磁場。
シャトルバスの運行が始まった3年前からの集計では、1日千人以上が利用したこともあります。
この連休中は、シャトルバスを2台体制にして、通常30分間隔の運行を15分間隔に短縮しています。
東京から訪れた観光客は「空気がおいしい。どのくらい磁場にいれば効果があるのか・・・」と話し、観光を楽しんでいました。
バスの運転手は「今日は少し肌寒いので、出足が遅い。連休中客足が遠のかなければ良いが・・・」と話していました。 -
1事業を要検討に
南箕輪村行政評価委員会は、村が平成23年度に取り組んだ39の事業を評価し、38の事業については、必要性ありと評価しましたが、1事業については、要検討としました。
26日池上昭雄委員長が唐木一直村長に答申書を手渡しました。
必要性が少なく要検討との評価だったのは、女性農業者のグループ輪の会の事務局を村が担当していることです。
行政評価委員会は、「輪の会の事業そのものは自立し主体的に進められているため、村が事務局として事業に関わる必要性は少ない。外部委託等も含め、今後の対応について検討されたい。」と評価結果を要検討としました。
村では、今回の答申に対する回答を早ければ来月開かれる委員会に提出したい考えです。
今回の答申を受け唐木村長は、「人口増に伴い村民からは多種多様な意見があるのも事実。効率的な行政運営を行いながら住民サービスにつとめていきたい」と話していました。 -
交通安全案山子設置で矢澤親男さんに感謝状
警察官そっくりの案山子をつくり事故防止に貢献したとして、伊那市高遠町の矢澤親男さんに、25日、警察から感謝状が贈られました。
この日、伊那警察署の青木辰夫署長から矢澤さんに、感謝状が手渡されました。
矢澤さんは、去年交通事故が多発し死亡事故も発生した権兵衛トンネルへ続く国道361号に、安協などの要請で、警察官そっくりの交通安全案山子を作り設置しました。
地元、高遠町長藤の的場常会で花壇の作業をしていたところ、国道を猛スピードで走る車やバイクを見て、何かできないかと案山子の製作を思いついたということです。
33年間バス会社に勤務していた矢澤さんは、社員の交通安全教育にも携わり事故防止に努めていたということです。
伊那警察署によりますと、交通安全案山子が設置された国道361号、与地交差点から中の原交差点の直線道路間で、今年に入って発生した交通事故件数はこれまで2件で、去年と同じ時期に比べ、4件減少しているということです。
警察や交通安全協会では、取り締まりを強化している区間であるという認識がドライバーに定着しつつあるのではないかとしています。 -
清水貴男さんに感謝状の伝達
平成18年から5年8ヶ月にわたり行政相談委員を務めた南箕輪村大泉の清水貴男さんに総務大臣からの感謝状が19日伝達されました。
19日は、南箕輪村役場で総務省の長野行政評価事務所の出井邦夫課長から清水さんに感謝状が手渡されました。
行政相談委員は、地域住民と行政のパイプ役として国から委嘱されます。
清水さんは、平成18年から今年3月まで5年8ヶ月にわたりつとめました。
また、平成19年からは、県内145人いる行政相談委員からただ1人年金記録確認の第三者委員会委員としても働きました。
清水さんは、「道路や横断歩道の要望から悩み相談まで幅広く住民の話を聞いてきた。話を聞くだけで落ち着く人もいて、やりがいを感じた。」とこれまでの活動を振り返っていました。
今回は、行政相談制度の発展に寄与したとして感謝状が贈られました。 -
南箕輪村人事異動 課長級1人昇格
南箕輪村は5月1日付の人事異動を23日、内示しました。
異動は15人の小規模で、課長級への昇格は1人です。
総務課情報係長の出羽澤平治さんが建設水道課長兼上水道係長に昇格します。
南箕輪村での今回の異動は15人の小規模となっています。