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修学旅行を前に高校生が平和学習
伊那市の伊那弥生ヶ丘高校の2年生は、12月の修学旅行を前に平和についての講演を24日聞きました。 弥生ヶ丘高校の2年生は来月1日から3日まで、修学旅行で広島・神戸などを訪れます。 広島では平和記念公園を訪れる予定で、今日はその事前学習が行われました。 講演したのは、東京大学工学部原子力工学科を卒業し、立命館大学国際平和ミュージアム終身名誉館長の安斎育郎さんです。 安斎さんは、開発から間もない原爆が日本に投下されたのは、戦後支配をめぐるアメリカとソ連の駆け引きがあったからだとし、「広島で何が起こったのかを虫の目で見ると同時に、なぜ原爆が投下されたのか歴史の流れを鳥の目で俯瞰して見てほしい」と話していました。 講演の後、生徒全員で千羽鶴を作りました。 修学旅行では平和祈念セレモニーを行う予定で、千羽鶴は、記念公園に納めるということです。
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5週連続そばイベント 去年を上回る
伊那市が信州そば発祥の地をPRしようと行った5週連続のそばイベントは、去年を3600食を上回る1万3000食だったことがわかりました。 24日開かれた定例記者会見で白鳥孝市長は「イベントが定着しつつある」と述べました。 伊那市では10月18日から5週連続でそばイベントを行ってきました。 今年は、去年よりおよそ3600食多い1万3000食が販売されたということです。 白鳥市長は、天候に恵まれたことや西春近のイベントが加わったことなどを主な要因に上げました。 また、伊那市役所の職員有志で歴史や技術を学ぶそば愛好会を12月にも立ち上げる計画で、伊那市では「さらにイベントを定着させて信州そば発祥の地をPRしていきたい」としています。
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上伊那年金受給者協会が高齢者のための福祉講座
年金受給者などでつくる上伊那年金受給者協会は、高齢者のための福祉講座を、伊那市のいなっせで、19日に開きました。 3年に1度開かれている講座で、会員160人が参加しました。 上伊那年金受給者協会は、安定した国の年金制度を守ってもらう事を目的に活動している全国組織で、県内には地域ごと6つの協会があります。 この日は、伊那年金事務所から受給の仕方や遺族年金などの話を聞いた後、福祉講座として認知症について講演がありました。 講師は伊那保健福祉事務所の田中由嘉里さんがつとめました。 田中さんは健康寿命を延ばすためにも認知症予防が必要と話し、予防策として「脳を健康にするためにウォーキングや水泳などの有酸素運動をしましょう」と呼びかけました。 上伊那年金受給者協会の黒河内将裕協会長は「会員どうし親睦を深め団結を図るきっかけにしていきたい」と話していました。
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西春近自治協議会と北園高校 協定延長で調印式
2011年に森林の里親協定を結び交流を行ってきた伊那市の西春近自治協議会と都立北園高校は、5年の協定期間延長のための調印式を、22日に行いました。 今後は、里山での森林整備を通した交流を進めていきたいとしています。 西春近自治協議会の加納義晴会長と北園高校の牧野敦校長が、協定期間延長のための協定書を取り交わしました。 北園高校は毎年春に2年生が、細ヶ谷グラウンド横の西春近桜の里にシダレザクラの苗木を植樹しています。2011年の協定締結から毎年行われていて、これまでに250本が植えられました。 森林の里親協定は、里親となる北園高校が、森林整備の資金として西春近自治協議会に年間40万円を提供し、里子となる自治協議会が体験学習の場を提供するものです。 2003年から始まった県の事業で、現在県内で117の協定が結ばれています。 この日は、西春近の住民が講師となり、北園高校の教諭やPTAなどがそば打ちを体験する交流会も開かれました。 西春近自治協議会では、今後、地元の権現山での間伐作業なども体験してもらう計画です。
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「おもてなし」テーマに 伊那経営フォーラム
良い経営、良いまちづくりとは何かを学ぶ、伊那経営フォーラムが、21日、伊那市の伊那文化会館で開かれました。 伊那青年会議所などでつくる実行委員会が2005年から毎年開いていて、今回で11回目です。 この日は、グローバル時代における「おもてなし」とはをテーマに伊那食品工業㈱の塚越寛会長など3人が講演しました。 パネルディスカッションでは、日本女性第一号の樹木医で、はままつフラワーパーク理事長の塚本こなみさんと石川県の旅館、加賀屋の相談役、小田偵彦さんを交え、おもてなしをテーマにパネルディスカッションが行われました。 実行委員長の黒河内貴さんは「リニアが開通し多くの人が訪れる時代は目前。この地域がどう変わっていくべきか学んで考えるきっかけにしたい」と話していました。 フォーラムの模様は、来年1月にご覧のチャンネルで放送します。
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みはらしファーム羽広菜まつり
伊那市西箕輪中条の畑でみはらしファーム羽広菜まつりが開かれ訪れた人たちが収穫作業を体験しました。 羽広菜まつりは信州の伝統野菜に認定されている羽広菜かぶを知ってもらおうと、みはらしファームが行ったものです。収穫した羽広菜かぶを量り売りするもので1キロ110円と市価より安く販売されました。 訪れた人達は、広さ10アールの畑に入ると、葉や茎をみて株の出来がよさそうな物を見つけ、楽しみながら収穫作業を行っていました。 広さ20アールの別の畑では、野沢菜の収穫も行われました。 野沢菜を収穫したある家族は「これから家に帰って漬け込み作業です。 美味しく漬かるようもうひと頑張りです」と話していました。 野沢菜は1キロ60円とこちらもお手頃価格ということもあり畑は一日賑わっていました。
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さくらの里で医師が看取りについての講演会
伊那市高遠町の特別養護老人ホームさくらの里で、嘱託医で北原内科医院の北原敏久院長が「特別養護老人ホームの看取り」と題して21日に講演しました。 講演会には利用者の家族などおよそ40人が参加しました。 北原院長は、さくらの里の嘱託医として利用者の回診などを行っています。 さくらの里では医師が回復不可能と判断した場合、本人あるいは家族に説明し、看取りの場所や延命治療を受けるかどうかを確認しています。 延命治療は本人ではなく家族の希望で行うことがほとんどだということです。 北原院長は「食事ができなくなったときに延命治療を受けるかどうか、看取りはどこを希望するかを、あらかじめ本人を中心に家族で話し合うことが大事。必要なら書面で残しておくとよい」と話していました。
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ケアマネジャーとリハビリ専門職との意見交換会
介護サービスのプランを建てるケアマネジャーと理学療法士などリハビリ専門職との意見交換会が11日伊那市役所で開かれました。 市内のケアマネジャーとリハビリ専門職およそ80人が参加し、グループごと意見交換をしました。 伊那市は市内のケアマネジャーを対象に毎月連絡会を開いていて、今回は地域包括ケアシステムの構築に向け、ほかの職種との連携を深めようと行われました。 ケアマネジャーの「認知症の人のリハビリはどうしたらいいか」といった問いに対し、理学療法士からは「その人が過去に好きだったことを一緒にやるとよい。良くしようとするのではなく、寄り添う気持ちで行うことが大事です」と話していました。
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伊那谷の生んだ芸術家たち
上伊那教育会が所蔵する伊那谷ゆかりの先人の作品展「伊那谷の生んだ芸術家たち」が伊那市創造館で21日から始まりました。 今回は「高遠町にゆかりのある先人たち」をテーマに、画家で書家の中村不折、東京藝術大学初代学長の伊澤修二、儒学者の中村元(もと)恒(つね)、南画(なんが)家の長尾(ながお)無墨(むぼく)の作品や資料36点が展示されています。 上伊那教育会が所蔵する美術資料などを公開し、郷土の先人を知ってもらおうと開かれたもので、今回で2回目です。 高遠町出身の伊澤修二は、アメリカに留学して音楽教育を学び、日本で初めて音楽の教科書を作りました。 今回の展示では、伊澤修二が編纂した教科書や、留学した際の資料などが展示されています。 伊那谷の生んだ芸術家たちは12月6日まで伊那市創造館で開かれています。
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エコチルフェスティバル 進捗状況を報告
環境省が進めているエコチル調査の進捗状況などを報告するエコチルフェスティバルが21日、伊那市のいなっせで開かれました。 エコチル調査は、生活環境と子どもの健康の関連について調べようと2011年から始まりました。 長野県では上伊那が対象地域になっていて、調査は子どもが13歳になるまで行われます。 エコチル調査甲信サブユニットセンター長で信大医学部の野見山哲生教授が進捗状況を報告しました。 上伊那では現在2,606人の母親が調査に参加しています。 調査によりますと、母親の喫煙は、妊娠初期の喫煙率は全体の5%だったのに対し、子どもが1歳6か月の時は全体の8%と増加していて、妊娠を機に喫煙をやめた人の再喫煙が問題になっているということです。 山梨県の調査結果によりますと、妊娠中の喫煙と子どもの肥満については、喫煙している方が5歳児の時点でおよそ4倍肥満になりやすいとしています。 野見山教授は「長期にわたる調査なのでこれからも協力をお願いしたい」と話していました。
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商売繁盛願うえびす講祭 宝投げにぎわう
商売繁盛や五穀豊穣を願うえびす講祭が21日、伊那市西町の恵比寿神社で行われました。 えびす講祭りは、神社ができた大正時代から続く恒例行事で、住民有志でつくるルネッサンス西町の会が行っています。 午後5時から行われた宝投げでは、景品の交換券入りの餅が投げられ、訪れた人たちでにぎわっていました。
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中心市街地でそば1,000人前を振る舞うイベント
伊那商工会議所青年部は、信州そば発祥の地のPRと地域活性化を目的に、1,000人分のそばを振る舞うイベント「街なか新そば祭り」を、21日、初めて行われました。 会場となった伊那市のセントラルパークには、昼前から長い列ができていました。 イベントは、中心市街地で新そばを提供し、気軽に信州そばを味わってもらおうと、青年部が初めて開きました。 そばは、青年部のメンバー自ら打ったもので、千人分が用意され、無料で提供されました。 また、手作りの屋台には青年部庵とかかれたのれんが垂れ下がり、雰囲気を演出していました。 他にも、ニジマスの塩焼きや豚肉の炭火焼きも振舞われ、訪れた人は早速味わっていました。 イベントでは、そばの大食い企画も実施されました。 15分間にどれだけ食べられるかを競うもので、小学生5人が参加しました。 それぞれ通常の量の倍のそばが用意されましたが、おかわりの手があがっていました。 結果は僅差の判定となりました。 イベントでは他に、伊那西高校の生徒による書道パフォーマンスも行われ、会場を盛り上げていました。 青年部では、来年以降も継続していきたいとしています。
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い~なガイドの会 環境美化活動
伊那市観光ボランティアガイド、い~なガイドの会は伊那市高遠町の高遠城址公園で環境美化活動を20日、行いました。 い~なガイドの会は現在41人の会員がいて市内の観光名所の案内をしています。 20日は、もみじ祭りなどのイベントがひと段落したことから高遠城址公園内の環境美化活動が行われました。 メンバーは、グループに分かれゴミを拾ったり落ち葉を集めたりしていました。 会長の湯澤敏さんは「さらに高遠城址公園の桜について勉強しより良いガイドをしていきたい」と話していました。 20日は、さくらまつり期間中に行ったワンコインガイドの収益の一部で購入したデジタルカメラを桜の保護に役立ててもらおうと桜守に寄贈しました。
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山岳写真愛好家 いなっせで写真展開催
山岳写真集団アルプの第8回写真展が伊那市のいなっせで開かれています。 会場には、伊那谷を中心に活動する山岳写真愛好者18人の作品54点が展示されています。 会員は、日本山岳写真協会の会員と元会員で構成されていて、少しでも気軽に作品発表できる場をもとうと2011年に発足しました。 今回は個展形式で、個人がそれぞれのテーマ毎に一人3点の作品を展示しています。 冬の宝剣岳をテーマにした作品では朝、昼、夕と時間ごとに変わる冬山の景色を捉えています。 ある会員は「光と影、そして時間と共に変わる山の情景を見てもらいたい」と話していました。 この写真集団アルプの山岳写真展は23日まで伊那市のいなっせ2階展示ギャラリーで開かれています。
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高遠北小児童が高遠そば作りに挑戦
伊那市高遠町の高遠北小学校の児童は4月から地元名物「高遠そば」について学習してきました。 20日は、この秋収穫したそば粉を使って、そば打ちをしました。 これは、伊那市教育委員会が今年度進めている「暮らしのなかの食」事業の一環で行われたもので、高遠北小学校では全校児童が高遠そばを学習しています。 高遠そばは、辛み大根をおろしたものと焼き味噌を混ぜた辛つゆで食べるのが特徴です。 1~2年生が大豆、3~4年生が辛み大根、5~6年生がそばと内藤唐辛子を栽培しました。 20日は、5、6年生の児童がこの秋に収穫したそば粉でそば打ちをしました。 児童は、これまで2回に渡って地元のそば打ち名人から指導を受けてきたということで、手際良くそばを打っていました。 調理室では、学校近くの畑で収穫した辛み大根をおろしたり、焼き味噌づくりが行われていました。 スタートしてから1時間、およそ130人前のそばが完成し、鍋でゆでました。 ランチルームには教育委員会、地域の人たちが訪れ、児童と打ちたてのそばを味わいました。 高遠北小学校では、12月に児童が年越しそばを打つということです。
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ASEAN加盟国の中学生が高遠中学校の生徒と部活動で交流
ASEAN(東南アジア諸国連合)加盟国の中学生が20日伊那市高遠町の高遠中学校を訪れ、生徒達と部活動で交流しました。 高遠中学校を訪れているのは、ASEANに加盟しているシンガポール・カンボジア・ブルネイの3か国の中学生18人です。 交流は、文部科学省から委託を受けて国立信州高遠青少年自然の家が行っているもので、東南アジアの生徒は10日間の日程で日本に滞在しています。 今回の交流のため、高遠中生を中心に実行委員会をつくり、内容を企画したということです。 この日は5つの部活動に分かれて交流しました。 剣道部は、胴着の着方から技まで生徒が1対1で教えました。 23日には、高遠中の生徒が町内の施設や観光地を案内する予定です。
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成年後見制度を「講談」でわかりやすく
認知症、知的障害、精神障害などで判断能力が不十分になってしまった人をサポートする成年後見制度についてわかりやすく紹介するセミナーが、19日、伊那文化会館で開かれました。 セミナーは、伊那市社会福祉協議会と上伊那成年後見センターが開きました。 広く一般にも制度について知ってもらおうと、講談師の神田 織音(おりね)さんが、成年後見制度について講談しました。 講談では、知的障害のあるよしこさんと、よしこさんの近くに住む兄、アメリカに住む弟の3人の間に起きた金銭トラブルを紹介しました。 よしこさんの貯金が急に減っていることを聞いた弟が急きょ帰国すると、兄が、よしこさんの貯金を勝手におろして借金の返済に使っていることがわかり、トラブルをなくすために成年後見制度を利用するというストーリーです。 認知症や、障害者の貯金を勝手に使うことは虐待にあたることや、判断能力に応じて利用する制度が選べることなどが紹介されていました。 伊那市社協の伊藤隆会長は、「制度を必要とする人々にとって安心して生活できる地域にしていきたい」と話していました。 なお、上伊那では、郡内8市町村からの委託を受け、平成23年度に上伊那成年後見センターが設立されました。 センターの受任件数は、平成23年度は6件だったものが、27年度では46件と、年々増加しているということです。
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高遠町長谷組織再編で職員減
伊那市が合併して来年3月31日で10年を迎えることから、高遠町と長谷の総合支所の組織を再編し、合わせて12人の正規職員を減とする案が示されました。 18日夜は、長谷地区区長会と地域協議会合同の会議が、長谷総合支所で開かれました。 伊那市が合併して来年3月31日で10年となることから、合併特例法による地域自治区の設置期限となります。 それに伴い、特別職の総合支所長は廃止となり、部長級の支所長が配置されます。 示された長谷の組織再編案は、現在ある6つの課を、総務課・市民福祉課・農林建設課の3つにまとめます。 そのほか、桜や山岳観光に力を入れるため、高遠・長谷の商工観光課を新設するとしています。 商工観光課には7人配属される予定で、季節に応じて、仕事量が増える支所の方に配属となります。 現在の長谷の職員数は32人で、商工観光課の7人を加えれば増減はありません。 高遠町も5つの課を3つにまとめ、職員数は、現在の48人から、新設の高遠長谷商工観光課の7人を含めた数字で5人減の43人となります。 これにより、高遠長谷の職員数は、実質12人減となっています。 伊那市では、「支所の現在の事務量を把握し再編した。受付業務などの住民サービスはこれまでと変わりない」と説明していました。 委員からは、「有害鳥獣対策や南ア林道バスなど、地域にとって重要な事柄があいまいな位置づけにならないようにしてほしい」などの要望が出されましたが、再編案については了承されました。 伊那市では、「高遠・長谷ともに理解いただけたと思う。伊那市の組織規則を改正し4月から実施したい」と話していました。
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富県小学校 親子で学ぼう会初開催
働くことや仕事について保護者が演劇やパフォーマンスを通して子供達に伝える催しが、伊那市の富県小学校で18日初めて開かれました。 富県小学校のPTAは、今年度「成長しよう子どもと共に」をスローガンに活動しています。 親の働く姿を子供達に見てもらい、働く事に感心を持ち、将来への夢を持ってもらおうと保護者達が演劇やパフォーマンスを通して普段の仕事の様子を披露しました。 医療、建築、美容をテーマに3つのグループが9月から準備を進めてきました。 このうち、建築のグループは、ステージ上で部屋ができるまでの行程を再現しました。カンナがけを披露する場面では、子供達が薄く削りとられる木材の様子を興味ぶかげに見ていました。 美容師の仕事を紹介するグループは、髪型のセットや、着物の着付けを紹介しました。 富県小学校PTAでは、今回の発表を働く事や親の仕事について家庭でも語りあうきっかけにしてほしいと話していました。
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遺族の寄付基に交通安全対策実施
今年1月に伊那市のナイスロードで発生した交通死亡事故の被害者の遺族からの寄付を基に現場には新たな交通安全対策が施されました。 18日は、遺族や交通安全協会の関係者等が出席し犠牲者の冥福を祈り、施設のお披露目をしました。 事故は今年1月、近くに住む87歳の女性がナイスロードにある信号機の無い横断歩道を歩いて渡っていた時に車にはねられ、搬送先の病院で亡くなったものです。 亡くなった女性の夫と、長女からの寄付を基に、伊那市では現場の横断歩道の安全対策を実施しました。 主な対策は、夜間に発光する標識の設置や、路面にはライトで反射するカラー舗装などが行なわれました。 長女は、「東京オリンピックを父と2人で見る事を目標にしていた母の事を思い出すととても残念」と話していました。 伊那市交通安全協会では、事故を起こさない、事故に遭わないようドライバー、歩行者共に気をつけてほしいと話していました。 伊那市内での交通死亡事故は今年に入り2件となっています。
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第2回上伊那地域おもてなし向上セミナー
地域をあげた観光客へのおもてなしの気運を高めようと、「第2回上伊那地域おもてなし向上セミナー」が、18日、伊那市の伊那商工会館で開かれました。 市町村や商工団体、観光、交通事業者などでつくる上伊那地域おもてなし向上プロジェクト実行委員会が開いたものです。 セミナーでは、長野市の七味唐辛子メーカー、㈱八幡屋磯五郎社長の室賀豊さんと、アメリカ出身で上山田温泉の旅館、亀清の若旦那タイラー・リンチさんが講演しました。 室賀さんは、商品開発に必要なものとして、ストーリー、デザイン、話題性、素材をあげ、2008年から店舗でのおもてなしの取り組みを始めました。 タイラー・リンチさんは、「映画などで空手や芸者、侍にあこがれて日本に来る欧米人でも、今の日本の本当の姿に触れる事を求めている」と話していました。 実行委員会の川上健夫会長は「魅力ある地域になるためにも、個人や企業、団体、それぞれのおもてなし向上につなげていきたい」と話していました。
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一人暮らしの高齢者宅で火災予防点検
75歳以上の一人暮らしの高齢者宅を訪問し、火災予防や地震などによる被害を予防するための指導が伊那市内で行われています。 伊那消防署と高遠消防署では、毎年11月中に75歳以上の一人暮らしの高齢者宅を訪問し、火災予防の指導を行っています。 今年は対象となっている伊那市の竜西、富県、美篶など8地区1,057戸のうち92戸で実施します。 伊那消防署の署員と消防団員、民生委員が出向き、火災報知器の設置や家の周りに燃えやすい物がないかなどを確認し、気になる点を指導します。 上伊那広域消防本部によりますと、去年12月から今年3月までに管内で33件の火災が発生していて、原因の多くが焚き火の燃え広がりやストーブからの引火によるものだということです。
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羽広菜かぶ 漬け込み作業始まる
「信州の伝統野菜」に認定されている羽広菜かぶの漬け込み作業が、伊那市西箕輪で17日から始まりました。 16日に収穫した200キロのかぶが次々と機械にかけられ洗われた後、粕漬けに加工されていきます。 伊那市西箕輪の農業公園みはらしファーム内にある農産物加工場では、朝から羽広菜生産加工組合のメンバー5人が作業に追われていました。 羽広菜は、西箕輪羽広を中心に昔から栽培が行われてきたもので、普通のかぶより歯ごたえがあるのが特徴です。 粕漬けは、縦に2つに切ったあと、酒粕と味噌、砂糖などを混ぜたものに漬け込み20日から30日ほど熟成させます。 組合では、地区内に畑を借り毎年4トンの羽広菜かぶを収穫しています。 かぶ漬けは、12月上旬まで行われ、来年3月頃までみはらしファームや南箕輪村のファーマーズあじ~な、ニシザワなどで販売されます。 価格は、250グラム入り、330円となっています。
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中心市街地で蕎麦を振る舞うイベント 初開催
伊那商工会議所青年部は、中心市街地で蕎麦を振る舞うイベント「街なか新そばまつり」を、21日土曜日に初めて開きます。 16日は、イベントの詳細についての記者会見が、伊那商工会館で開かれました。 街なか新そばまつりは、中心市街地で気軽にそばを味わってもらい信州そば発祥の地をPRしようというものです。 青年部の活動に対する日頃の協力に感謝しようと、1,000人分のそばを振舞います。 そばは、一人前通常の半分の量で、全て伊那市産のそば粉を使い青年部のメンバーが前日に打ちます。 他にも、豚や鴨肉、ニジマスの炭火焼きも振る舞われます。 そばまつりは、21日土曜日午前10時から伊那市のセントラルパークで開かれます。 当日は、伊那西高校の生徒による書道パフォーマンスの他、東部中学校吹奏楽部による演奏、そばの大食い大会も企画しているということで、多くの来場を呼び掛けています。
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人権教育講演会 ハンセン病について学ぶ
ハンセン病について正しく知り、偏見や差別のない社会を目指す人権教育講演会が、17日、伊那市のいなっせで開かれました。 講演会は、伊那市が年に3回行っている人権同和教育講座の一環として開かれました。 演劇を通して人権や環境問題についての普及、啓発活動を行っているNPO現代座の木下美智子さんが講演しました。 ハンセン病は、明治6年にノルウェーのハンセンによって発見された「らい菌」という細菌による感染症で、顔や手足など体の末梢神経に麻痺やただれなどの異常を起こす病気です。 遺伝病や強い感染力をもつ病気などと誤解され、平成8年に廃止となるまで国の法律によって患者は療養所に隔離されていました。 木下さんは、平成13年に初めて療養所を訪れて以来、全国のおよそ100か所でハンセン病患者の人生を語っています。 講演では、16歳の時から40年以上にわたり療養所で生活した女性の話しをしました。 木下さんは、「ハンセン病についてだんだん分かっていくうちに、何も知らないということが差別を進めると気付いた。故郷に帰ることができなかった人の思いを伝えていきたい」と話していました。
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西春近北保育園地域に感謝 おでん会
園児が育てた大根を使ったおでん会が、17日、伊那市の西春近北保育園で開かれました。 おでん会には、地域の人達6人が招かれました。 日頃からお世話になっているお礼にと、毎年開かれています。 おでんに使われた大根は、年長園児が栽培したもので、午前中に園児が大根を切ったりニンジンの皮をむいたりしました。 西春近北保育園では、「行事があるごとに手伝っていただいて感謝している。これからも地域に支えられながら成長していってほしい」と話していました。
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狐島自主防災会 講演会開く
伊那市狐島の自主防災会は、伊那中央病院の救急看護認定看護師を招いての講演会を、15日、狐島第一公民館で開きました。 狐島自主防災会は、予測できない災害に対する意識を高めようと、防災講演会や訓練などを行っています。 毎年春に講演会を開いていますが、今年は秋にも開催しました。 講演したのは、伊那中央病院の救命救急センターに務める救急看護認定看護師・春日美幸さんです。 春日さんは、大規模災害時の医療機関の対応などについて説明し、「大規模災害時には、救助隊はすぐには助けに来てくれない。3日間は自分たちで生き延びる必要がある。自助・共助で、自分たちに何ができるか考えておく必要がある」と話していました。 自主防災会会長で狐島区区長の有馬 久雄さんは、「様々なテーマについて学び、万が一に備えたい」と話していました。 なお、狐島には、情報連絡・消防水防・救出救護など6つの専門隊があり、有事に備えているということです。
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伊那フィル 23日定演で日下さんと共演
伊那フィルハーモニー交響楽団は、23日祝日に第28回定期演奏会を開きます。 定演では、世界的に活躍するバイオリニスト・日下 紗矢子さんと共演する予定で、日下さんも加わっての練習が、15日、伊那市富県ふるさと館で開かれました。 日下さんは、ベルリン・コンツェルトハウス管弦楽団と、読売日本交響楽団でコンサートマスターを務めるバイオリニストです。 まだ無名だった東京芸術大学の大学院生時代の2006年に伊那でコンサートを開いたことが縁で、これまでに5回伊那市で演奏しています。 そのうちの1回は2008年の伊那フィルとの共演です。 今回、伊那フィルが創立30周年を迎えることを記念して日下さんとの2度目の共演が実現することになりました。 世界的に活躍するバイオリニストと共演できるとあって、伊那フィルも練習に力が入っていました。 日下さんは、定演で、チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲ニ長調でソリストを務めるほか、ゲストコンサートマスターとして出演します。 創立30周年記念伊那フィルハーモニー交響楽団の第28回定期演奏会は23日(祝日)の午後2時から、伊那文化会館で開かれます。 入場料は一般1,000円、高校生以下は無料です。
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アルストロメリアの出荷 最盛期むかえる
上伊那が日本一の生産量を誇る花、アルストロメリアの出荷が最盛期を迎えています。 伊那市東春近下殿島の花き農家、小笠原秀樹さんのハウスです。 20aのハウスで8種類のアルストロメリアを栽培しています。 現在は、アリアーネが出荷の時期を迎えています。 アリアーネは今年できた品種で、発色がよく花が多くつくのが特徴だという事です。 上伊那が日本一の生産量を誇るアルストロメリアは、夏は涼しく冬日照時間が長いこの地域の気象条件に適しているという事です。 美篶の花卉選花場です。 辰野町から伊那市までの農家が栽培したアルストロメリアが持ち込まれ品質の確認が行われた後、各市場へ送られます。 年間を通して栽培されていますが、11月と12月、3月と4月の2回最盛期があります。 特にこの時期のものは気象条件がよいため茎が太く質も良いという事で、1日に10万本から12万本が出荷されます。 アルストロメリアの出荷のピークは12月末まで続くという事です。
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来年の第44回伊那まつり 8月6日と7日に開催
来年の第44回伊那まつりは8月6日と7日に開催される事が決まりました。 16日市役所で伊那まつり委員会が開かれ、来年の開催日が決定しました。 来年の第44回伊那まつりは8月6日(土)と7日(日)で、伊那市合併10周年の冠事業として行われます。 今年の第43回伊那まつり市民おどりには、102連、過去最多の6,900人が参加しました。 再来年の第45回伊那まつりは勘太郎まつりから通算で60回となる事から、年内にプロジェクトチームを立ち上げ、まつりの名称や回数表示、コンセプトなどを検討していく事になっています。