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美篶青島の伝統行事「千社参り」
地区の安全を願い市内各地の神社に千枚の札を張って歩く伊那市美篶青島の伝統行事「千社参り」が21日、行われました。
これは、江戸時代から続く青島地区の行事で、その昔頻繁に起きていた三峰川の氾濫に悩まされていた住民が地域の安全を祈り行ったのが始まりとされています。
毎年土用の丑の日に近い日曜日に行われていて、平成21年には伊那市無形民俗文化財に指定されました。
21日は、朝6時から住民およそ90人が、9つの組ごとに市内の神社や道祖神をまわり、用意した千枚の札を張っていきました。
青島区の若林徹男祭事委員長は「青島の大切な行事の1つ。絶やすことなくこれからも続けていきたい」と話していました。 -
囲碁教室でプロ棋士が指導
日本棋院上伊那支部主催の、囲碁未来教室が20日、伊那市の伊那図書館で開かれ、台湾出身で日本棋院所属のプロ棋士熊ほう(ゆうほう)6段が指導碁を打ちました。
伊那市を中心に有段者から初心者まで子どもを含む11人がプロの指導を受けました。
熊ほうプロは同時に2人を相手に指導碁を打ち、途中に打ち方の説明をはさみながら指導していました。
日本棋院上伊那支部副支部長の池田輝夫さんは滅多にない機会だからしっかりコツを聞いて腕を磨いて欲しいと話していました。
囲碁未来教室は毎月2回ほど開かれていて誰でも参加できるということです。 -
「寒ざらしそば」の復活を目指して高遠そば組合が試食会
江戸時代、高遠藩から将軍家に献上されていたとされる「寒ざらしそば」の復活を目指している高遠そば組合は、20日、初めての試食会を開きました。
味の評価は上々のようです。
この日は、組合のメンバーや伊那市の行政、観光、商工会の代表などが出席し、打ちたての寒ざらしそばを味わいました。
今年1月、そばの実67キロを沢に沈め復活に向けた作業が始まりました。
高遠町地区で10年前まで商品化を目指す動きがありましたが途絶えてしまい、今年新たに、高遠そば組合が復活をめざして活動を始めました。
殻のついたままのそばの実を大寒の1月20日に水に浸け、節分の2月3日に引き上げ、その後、天日干しにして熟成させました。
寒にさらすことでアクが抜け、夏場でも美味しいそばが味わえるという、昔ながらの保存方法です。
きのうは、焼き味噌やくるみ、ごまなど様々な薬味も用意され、参加者が食べ比べていました。
高遠そば組合では、来年以降のそば店での提供を目指して研究を進めていくということです。 -
伊那地域最高気温31.3度
20日の伊那地域は最高気温31.3度と真夏日となりました。
長野地方気象台によりますと、21日は20日より気温が下がるということです。 -
高校野球長野大会上伊那勢の結果
第95回全国高校野球長野大会。
伊那弥生ヶ丘高校は5対2で更級農業高校に勝ちました。
21日は、上伊那農業高校の試合が予定されています。 -
資源を活かした地域づくり
伊那市高遠町と長谷地域で田舎暮らしを体験するエコツアーを毎年実施している東京のNPO法人環境文明21が11日、伊那市長谷総合支所で意見交換会を開きました。
意見交換会は人材や環境を活かして地域の活性化を図ろうと開かれたもので、地域住民を含む11人が集まりました。
意見交換では、高遠、長谷地区で観光や文化、スポーツなど様々な分野で活躍している人達に協力してもらってはどうかという提案や、
情報発信元として先月オープンした、ビジターセンターを活用して欲しいといった意見が出されました。
環境文明21では、長谷、高遠のファンを増やせるように、魅力あるエコツアーを計画する予定です。 -
消防ウォークラリー2013開催
小学生のうちから防災に関心を持ってもらおうと、「消防ウォークラリー2013」が20日、伊那市高遠町の高遠スポーツ公園で開かれました。
消防ウォークラリーは「様々な防災を体験することで家庭内での防災意識の向上や、地域の防災リーダーとしての素養を培ってもらおうと」毎年、伊那消防署が開いているものです。
高遠スポーツ公園一帯には、バケツを使った水運びや消火ホースの延長、煙の中を歩く体験など5つの課題が用意されていました。
今日は伊那市内の小学1年から4年まで10チーム、40人が参加して各チーム協力しあいながらタイムを競っていました。 -
JR飯田線ワークショップをきっかけにごみ拾い
JR飯田線の駅や駅前の利活用について考えるワークショップで出された意見がきっかけとなり、参加者が20日伊那市駅前のごみひろいをしました。
20日はワークショップの参加者14人が伊那市駅前のごみひろいをしました。
JR飯田線の駅利活用ワークショップはこれまでに6回開かれています。
ごみひろいは静岡県を中心に全国で清掃活動を行っているNPOサプライズの水口航さんがワークショップのファシリテーターを務めていた縁もあり、行われました。
参加者はそろいのユニフォームを着て伊那市駅前のごみをひろいました。
30分間でおよそ10キロのごみが集まりました。
20日は伊那市創造館で6回目のワークショップも行われ、アイデアのまとめを行いました。
参加者からは「定期的に集まって考える場所が必要。高校生に呼びかけて集まりたい」「既存のイベントで飯田線利用者に特典をつけたらどうか」といった意見が出されました。
これまでに出されたアイデアは8月の7回目のワークショップで確認をしてまとめ、9月までに市長に報告するということです。 -
中国の小中学生 手良小で交流
伊那市が進めている訪日旅行を受け入れるインバウンド事業に基づき、中国の小中学生と手良小学校の児童が19日に交流しました。
手良小学校を訪れたのは、中国の芸術に長けた子どもたちで組織された楊梅紅国際小美術教育の一行です。
下は小学1年生から上は中学2年生までの29人と教師4人です。
体育館で行われた歓迎セレモニーでは、全校児童150人の拍手の中、旅行団が入場しました。
塩澤誠校長は、「日本と中国が大切な隣国という意識が芽生えることに期待したい」。
6年の代表児童は、「国を越えて交流しましょう」と歓迎のあいさつをしました。
中国を代表して中学1年のシュー・オウ君が「中国と日本の友情が永遠に続くことを願います」と英語であいさつしました。
アトラクションでは、手良小の6年生が太鼓演奏を披露しました。
給食を一緒に味わったあと、美術の授業も受けました。
一行は、市内で農家民泊を体験し、22日からは東京の美術館や博物館を見学、25日に帰途につくことになっています。 -
傾聴ボランティアの基礎講座 開講
高齢者などの話し相手になり心の健康のサポートをする、傾聴ボランティアの基礎講座が、19日に開講しました。
この日は、伊那市の福祉まちづくりセンターで開講式が行われ受講する67人が出席しました。
これまで、県が講座を開いてきましたが、今回、伊那市のメンバーでつくる傾聴ボランティア伊那が元気づくり支援金を受けて初めて主催しました。
初日は、東京都に拠点を置くNPO法人ホールファミリーケア協会事務局長の山田豊吉さんが講師を務めました。
山田さんは「傾聴ボランティアは普通の話し相手とは違う。相手の話しを否定せず、ありのままを受け入れる事が必要」と話していました。
傾聴ボランティア伊那は、現在27人の会員がいて、月に1、2回高齢者福祉施設などを訪問しています。
施設から、「もっとボランティアに来てほしい」という声もあるという事で、代表の立花典子さんは、「上伊那にあるほかの傾聴ボランティアグループと連携しながら、会員の増加と育成を進めていきたい」と話していました。 -
「志事道甲子園」 6人が思い語る
様々な業種で働く人達がメッセンジャーとなって仕事に対する思いを語る「志事道甲子園」が20日、伊那市のいなっせで開かれました。
志事道甲子園は、世代を超えて夢や志について語り合うことで地域を元気にしていこうと、上伊那地域でキャリア教育を推進している異業種団体ONEPLUSが開いたものです。
去年に続き2回目で、今回は中学校の教員や今年4月に入社した若者など6人が、仕事に対する思いを話しました。
このうち、伊那市富県で商品の開発や設計を行っている有限会社スワニーの橋爪良博さんは、祖父の代から続いていたモーターの部品の製造をやめ、設計の仕事を始めた当時を振り返りました。
「製造の世界で人生を生きていくと決意し、貯金と資金はゼロ、スタッフは1人。そんな状態で設計の仕事を始めた。成功するまで続ければいつかは成功すると信じて前向きに仕事をしている。覚悟できている思いは人に伝染して広まっていくもの。」
他に、今年4月から社会保険労務士として務めている白鳥佑弥さんは、感謝をテーマに話をしました。
「働くことがどんなに大変なことなのか実際自分が働いてみて分かった。両親に感謝している。」
ONEPLUSによると、他の地域でもこのイベントを開催する動きがあるということで、「地域をよくしていこうという取り組みが広がっていけばうれしい」と話していました -
信大研究者から子ども達が昆虫採集学ぶ
国際科学技術財団が主催するやさしい科学技術セミナーが、19日、長野県で初開催され、信大の研究者の指導の下、伊那市ますみヶ丘をフィールドにこども達が昆虫を採集しました。
セミナーに参加したのは、箕輪北小学校の6年2組の25人です。
ますみが丘には、絶滅危惧種に指定されている蝶・ミヤマシジミが生息していて、こども達が観察しました。
セミナーでは、信州大学山岳科学総合研究所の江田 慧子助教が講師を務めました。
やさしい科学技術セミナーを主催する国際科学技術財団は、ノーベル賞に匹敵する顕彰をと始められた日本国際賞の贈賞事業などを行っています。
事業の一つ、35歳以下の若手研究家に100万円を助成する事業に、今年度、江田さんの研究が採択されたことから、今回、セミナーが開かれました。
1989年のセミナー事業開始以来230回のセミナーが開かれていますが、県内での開催は初めてです。
江田さんら、信州大学のスタッフの指導の下、子どもたちは、虫取り網でさまざまな昆虫を捕まえていました。
昆虫を捕まえたあとは、図鑑と照らし合わせて、種類を確認していました。
班ごとに、採集できた昆虫をまとめ発表しました。
財団では、地域の大学の研究が地域の資源として活用され、セミナーを受けた子ども達が科学に興味を持ってもらえたらうれしいとしています。 -
伊那市の保育園 伝統の川遊び
伊那市内の保育園は、伊那市長谷の黒川で川遊びを楽しんでいます。
19日は、東春近中央保育園と高遠第4保育園の園児や保護者が、黒川でニジマスを捕まえるなど川遊びを楽しんでいました。
旧伊那市の時代から30年以上続く伝統行事で、現在では全園が実施しているということです。
高遠第4保育園では、園児が捕まえたニジマスを保護者が捌いて炭火で焼いていました。
東春近中央保育園では、発泡スチロールの船や浮き輪に乗って園児が次々に川下りを楽しんでいました。 -
伊那インターで事故防止よびかけ
19日から夏の交通安全やまびこ運動が始まりました。
子どもと高齢者の交通事故防止を運動の基本に、4つの運動の重点が掲げられています。
運動初日の19日は、県内一斉に街頭啓発が行われました。
中央道伊那インターチェンジでも伊那市や南箕輪村の安全協会や伊那警察署などから100人が出て、ドライバーに交通安全を呼び掛けていました。
夏の交通安全運動は、25日までの1週間で、子どもと高齢者の交通事故防止が運動の基本です。
通学路・生活道路の安全確保と歩行者保護の徹底、全ての座席でのシートベルトとチャイルドシートの正しい着用の徹底、自転車の安全利用の推進、飲酒運転の根絶が運動の重点です。
今年のこれまでの伊那警察署管内での交通死亡事故は、箕輪町で3件、辰野町で1件の4件で、去年と同数です。
伊那警察署の青木辰夫署長は、「これ以上死亡事故を出さない、出せない状況。今日を契機に夏を乗り切り、秋、冬とゼロで乗り切っていきたい」と話しています。 -
伊那発!製造業ご当地お土産プロジェクトに344万円
県が特色ある事業を支援する地域発元気づくり支援金の上伊那地域の第2次分27事業が19日に内定しました。
設計・製造・組み立て・販売を完全地産で行う伊那発製造業ご当地お土産プロジェクトチームに344万円が内定しました。
開発費に450万円、シンポジウム開催に50万円の要望が出されていました。
飯田線駅の利用促進を図るためのイベント列車運行支援に145万円、建て替えが予定されている西駒山荘で資材をレース形式で行うイベントに57万円、西駒山荘の写真・資料展経費として52万円の支援が内定しました。
このほか、石工守屋貞治のワークショップやコンテンツ制作などに87万円の支援が内定しています。
元気づくり支援金の2次分に内定したのは、27事業2,714万円で、産業振興・雇用拡大、環境保全・景観形成に重点を置いた配分となっています。 -
防犯功労者表彰受賞
箕輪町の村田波津子さんは防犯功労者として、長野県少年警察ボランティア特別功労者会員表彰を受賞しました。
今日は、伊那警察署で表彰伝達式が行われ、青木辰夫伊那警察署長から村田さんに賞状が手渡されました。
6月19日に開かれた長野県少年警察ボランティア協会表彰式で、多年にわたり安全で安心な街づくりに貢献したとして、防犯功労者表彰を受けました。
箕輪町木下の少年指導委員、村田波津子さんは、13年間に渡り、町内の娯楽施設や遊技場、駅などの見回りや少年たちへの声かけなどを行って来ました。 -
希望舞台の演劇「焼け跡から」8月6日に上演
東京都に拠点を置き全国各地で旅公演を行っている劇団「希望舞台」の演劇「焼け跡から」が、8月6日に伊那市のいなっせで上演されます。
17日、伊那市を中心とした有志でつくる実行委員会が、上演に向けて2回目の会議を開きました。
劇団「希望舞台」は、生活の中に芝居を届けることで地域の絆を深めてもらおうと、年間30回の公演を全国で行っています。
8月に伊那市で上演される演劇「焼け跡から」は、第二次世界大戦後の信州が舞台です。
実在した長野市にある寺の住職をモデルに、新米和尚が戦争で家族を失った子供たちを寺で預かり、戦後の混乱期を生きるために戦う様子を描いたストーリーです。
この日は、実行委員会のメンバーで常圓寺住職の角田泰隆(つのだたいりゅう)さんによる講演も行われ、参加者は、戦争の悲惨さや平和思想への理解を深めていました。
伊那市のいなっせで上演される劇団「希望舞台」の演劇「焼け跡から」は、8月6日(火)午後2時と午後7時の2回公演で、チケットは前売り3千円となっています。 -
最高気温30.7度 3日連続の真夏日
18日の伊那地域の最高気温は30.7度で、3日連続の真夏日となりました。
伊那市美篶の下川手にあるヒマワリ畑です。
地域農地・水環境継承の会が育てているもので、現在満開です。
長野地方気象台の週間予報によりますと、県内は高気圧に覆われ晴れる日が多く、25日まで最高気温30度前後の日が続くという事です。
このヒマワリの見ごろは、8月中旬頃までだということです。 -
伊那市西箕輪の原義一さんに警察庁長官から警察協力章
長年にわたり地域の交通安全活動に尽力したとして、伊那市西箕輪の原義一さんに、警察庁長官から警察協力章が贈られました。
18日、長野市で行われた表彰伝達式に出席した原さんは伊那警察署を訪問し、青木辰夫署長に受賞の報告をしました。
警察協力章は、警察から民間に贈られる表彰のうち、最高位のものです。
現在77歳の原さんは、昭和30年代に電子部品の製造会社を立ち上げ、会社経営の傍ら50年にわたり地域の交通安全活動に携わってきました。
事業所を回り従業員対象の交通安全教室を開いたり、伊那市交通安全協会連合会の会長を務めた13年前には、ケーブルテレビを活用した啓発番組の企画を行うなど積極的に活動を行ってきました。
警察協力章は、今回全国で41人が受章し、県内では原さんのみです。 -
[夏を楽しむ展」開催
陶芸やガラス細工、木工作家など5人で夏をテーマに作品を並べた「夏を楽しむ展」が今日から、伊那市西春近のかんてんぱぱホールで開かれています。
5人の作品は全て手作りで、南箕輪村でガラス細工をしている角田まち子さんの声掛けで、「初夏にふさわしい涼しげな装いや食器などを展示販売しよう」と集まりました。
伊那市長谷で工房を開いている松尾みゆきさんが出展している陶器は、青を基調とした涼しげな雰囲気をかもし出しています。
角田さんが作るとんぼ玉のアクセサリーはさわやかに透き通った初夏らしい作品となっています。
「夏を楽しむ展」は伊那市西春近のかんてんぱぱホールで22日まで開かれています。 -
寒天カスでトマトが美味しく
伊那市西春近の農業生産法人 ぱぱな農園が販売している寒天カスで栽培したトマトが、ミネラル分を多く含み、うまみ成分も増す事が分かりました。
ぱぱな農園が販売しているのは、伊那食品工業の商品を製造する際にでる寒天の絞りカスから作られた土壌改良材「アガーライト」です。
今年、初めて試験的に、普通の培養土と、アガーライトを配合した培養土など条件を変えて、トマトを栽培しました。
どこがどのように美味しいのか科学的に調べようと、伊那食品工業の研究開発グループが味覚センサーなどによる比較調査を行いました。
酸味が少なくうまみ成分が多くなっているほか、カルシウムやカリウム・鉄などが多く含まれていることが分かりました。
18日も、ぱぱな農園には、土壌改良材を求め飯田から訪れたという客の姿がみられました。
ぱぱな農園では、これまでもアガーライトを使って農作物を作ってきました。
今年からは、トマトの栽培を始め、調査によって科学的な裏づけも得られました。
ぱぱな農園では、トマトのように、アガーライトによって機能性を高めた農作物の開発に今後、力を入れていきたいと話しています。 -
小沢優斗君が全米選手権大会に出場
今月26日から8月4日までアメリカで開催される15歳以下の硬式野球の全米選手権大会に伊那中3年生の小沢優斗君が日本代表として出場します。
17日は小沢君ら4人が伊那市役所を訪れ、白鳥孝伊那市長に出場の報告をしました。
小沢君は辰野町を拠点に活動する伊北リトルシニアで、キャッチャーで4番バッターとして活躍しています。
アメリカイリノイ州クリスタルレイクで開かれる15歳以下の硬式野球全米選手権大会に日本はブラジルなどと共に特別招待を受けました。
小沢君はリトルシニアに所属する2万人の中から日本代表チーム18人に選ばれました。
パワーがあり、長打が魅力の選手だということです。
白鳥市長は、「地元から優れた選手がでるのは嬉しい。高校に入ったら甲子園に連れていってほしい」と話していました。 -
祭ムード盛り上げ 大行燈設置
伊那まつりで使われる大行燈2基が、17日、市役所正面玄関前に設置されました。
大行燈は、まつりを盛り上げようと平成14年に製作されました。
高さ、およそ3メートル、重さは200キロの大行燈、市民踊りの際には、踊りエリアの南北の両端となる西町の春日公園下交差点とJR伊那北駅前交差点に設置されます。
本番となる来月3日までの間は、まつりムードを盛り上げようと市役所に設置されます。
この日は、市の職員らが、1時間ほどかけて組み上げ、2基の大行燈を完成させました。
伊那まつりの市民踊りは、8月3日土曜日に予定されています。 -
元高遠町長伊東義人さん葬儀、しめやかに
今月13日に亡くなった、旧高遠町の最後の町長、伊東義人さんの葬儀が、17日伊那市高遠町でしめやかに行われました。80歳でした。
伊東義人さんは、昭和25年から旧河南村役場に勤務しました。
町村合併後の昭和39年からは旧高遠町役場に務め、総務課長などを歴任し、平成4年12月からは高遠町助役に就任しました。 -
雇用拡大へ 伊那養護学校を見学
伊那市の伊那養護学校で事業者を対象にした高等部の作業学習の見学会が17日開かれました。
17日は上伊那から障害者の雇用を検討している事業所や行政など18団体が参加し、伊那養護学校高等部の作業学習の様子を見学しました。
見学会は県が障害者の雇用促進につなげようと開いたもので、伊那養護学校では2回目です。
参加者は生徒に「ものづくりは好きか」などと質問をしていました。
意見交換会では、「想像より障害の程度が幅広かった。仕事内容に応じて向いている性格や程度があると感じた」といった感想が出ていました。
伊那養護学校によりますと、伊那養護学校の一般企業への就職割合の過去10年間の平均はおよそ4割で、県内の特別支援学校の平均の2割より高くなっているということです。
伊那養護学校では、今年度31人中16人が一般企業への就職を希望しています。 -
ご近所福祉大会開催
第8回伊那市社会福祉大会と平成25年度ご近所福祉推進セミナーが合同で17日、伊那文化会館で開かれました。
これは伊那市社会福祉協議会が毎年開いているもので、日頃から福祉の増進に尽力してきた市内の28人が表彰されました。
表彰されたのは、障害者や高齢者などを長年にわたり介護した人やボランティアとして活動して来た人などです。
受賞者を代表して伊藤津寿留さんは、「これからも皆様の力になれるよう頑張っていく」と挨拶しました。
続いて、遺品整理専門会社キーパーズ代表の吉田太一さんが「最後まで孤立しないために」と題して講演しました。
吉田さんは1年間に300件を超える孤立死の現場で遺品整理をしています。吉田さんは、「人と人との繋がりが薄れ、孤立している人は自身で外部との関係を絶つ傾向がある。孤立しないために、ご近所付き合いのあり方をもう一度見直して欲しい」と話していました。
現在、伊那市の全世帯の25%が単身世帯で、そのうち高齢者の単身世帯は11%を超えています。 -
はびろの里利用者切り絵展
伊那市西箕輪の老人保健施設はびろの里内の交流センターで、利用者による切り絵作品展が開かれています。
交流センターには、はびろの里の利用者が作った切り絵、26点が飾られています。
作品は清水和美さんと梅田國照さんが作ったもので、2人はリハビリの一環として切り絵を始めました。
はびろの里では切り絵に興味を持つ利用者が増えていて、梅田さんは他の利用者に教えるのを楽しみにしているということです。
清水さんと梅田さんの作品は、8月下旬まで展示されています。 -
紙芝居で子ども達に夢を
東日本大震災の被災地で紙芝居を通じた支援活動を行っている埼玉県の家族が16日、伊那市の富県小学校を訪れ、子ども達と交流しました。
16日は、はせがわ祐希さんと父親で画家のいさおさん、母親の芳見さんの3人が富県小学校を訪れました。
埼玉県在住のはせがわさん一家は、震災の起きた年の7月から紙芝居を通じた社会貢献活動を被災地を中心に行っています。
ライブ活動の他、自作の紙芝居を2冊1組で販売していて、1冊を購入者へもう1冊を被災地に届けています。
岩手県の吉浜中学校と交流している小学校が伊那市にあることを知ったはせがわさん一家が富県小を訪れました。
紙芝居は1冊12枚組で、星のキャラクターが夢を叶える9つの風船を動物たちに届ける旅をするという話です。
紙芝居は、1冊は富県小に贈られた他、もう1冊は今月末に児童自ら吉浜中学校に届けるということです。
月末から伊那市で開かれるはせがわさんの絵画展に合わせ、子ども達が10年後の夢についての紙芝居を作りました
画家のいさおさんから教わりながら絵を描き、裏面にはメッセージを書きました。
はせがわさんの展示会は伊那市のかんてんパパホールで、被災地と伊那市の子ども達が描いた夢の紙芝居の展示会は伊那図書館で、それぞれ30日から開かれる予定です。 -
西春近住民桜の里整備作業
伊那市西春近の住民が15日、細ヶ谷のグランド周辺に植樹した桜の整備作業を行いました。
西春近の区や団体でつくる西春近自治協議会では地域づくりの活動の一環として、植樹した桜の環境整備作業を毎年行っています。
伊那スキーリゾート下の細ヶ谷グランドの周辺には、およそ170本の桜が植樹されています。
この日は西春近地区の住民などおよそ140人が整備作業を行いました。
草刈りと桜の周りにある支柱を外す作業、土の少ない場所に土を足す作業を行いました。
自治会では、しっかりと整備を行い、桜を育てて何年後かに桜の里として見事に花を咲かせたいということです。 -
伊藤国光さん講演会
上伊那農業高校陸上部出身で現在専修大学陸上部監督の伊藤国光さんの講演会が14日、伊那市の創造館で開かれました。
伊藤さんは伊那市出身の59歳で、上農高校卒業後、株式会社カネボウ化粧品陸上競技部で選手として活躍し、現在は専修大学陸上部の監督を務めています。
日本代表が参加を辞退した1980年のモスクワオリンピックには、マラソン日本代表選手として出場が決まっていました。
長距離走を得意種目としてきた伊藤さんは、現役当時に1万メートルで日本新記録、2万メートルで日本最高記録を打ち立てています。
この日の講演では現役当時のことや現在の監督としての経験について話しました。
会場には上農高校陸上部やOBらおよそ70人が集まりました。
講演後、上農高校の生徒から「1番大事にしていたことは何か」との質問に、「いつでも気を抜かず全力でやること」と答えていました。
伊藤さんは「失敗しても後ろを振り返らずに早く次の目標を立てることが大切」と参加者に呼びかけていました。