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アマランサスのレシピの小冊子完成
栄養価が高いとされている雑穀アマランサスのレシピなどを紹介する小冊子が完成しました。
19日は、伊那商工会議所で小冊子がお披露目されました。
これは、消費者からアマランサスの調理方法がわからないなどの声があったことから多くの人たちにより知ってもらおうと伊那地域アマランサス研究会が作成したものです。
料理のレシピは、雑穀料理研究家の吉田由季子さんが監修しました。
小冊子は14ページで調理方法の他に、研究会の活動や地元アマランサス商品の紹介なども紹介されています。
小冊子は、県の補助金で5000冊作成し、伊那市でアマランサスを扱う店舗や商工会議所の窓口などで無料配布されることになっています。
伊那地域アマランサス研究会では、多くの人に小冊子を手に取ってもらい、アマランサスの普及に繋げていきたいとしています。 -
最大瞬間風速 24.1メートル
18日の上伊那地域は、発達中の低気圧の影響で風が強い1日となり、午後1時20分に伊那で24.1メートルの最大瞬間風速を記録しました。
10分間の平均の最大風速は、15.7メートルで3月では観測史上最高となりました。
伊那市荒井の現在は営業していないホテル、伊那ステーションホテルでは、午後1時頃、屋上に設置されている看板が落下しました。
看板は1m四方程度で、この看板落下による物損被害や通行人などへの怪我はありませんでした。
落下した看板は、業者により撤去されましたが、ホテルでは、風が吹くたびに、屋根材が上下していました。 伊那市上新田のauショップ伊那店では看板のフタが外れ、風にあおられていました。
駐車場では、看板の落下を警戒して警備会社が駐車場の誘導をしていました。
箕輪町松島のシューマート箕輪店では、バイパス沿いにある看板の一部が、風により飛ばされそうになった為、店の関係者が、上部のパネルを撤去していました。
店によりますと、午後0時半頃客からの連絡を受け、警察と消防に相談し、看板の一部を解体する事にしたという事です。
また、この他に、JR飯田線の松島第一踏切近くでは、架線にビニールが引っ掛かった為、10分ほど電車が立ち往生し、車や人の行き来ができなくなりました。
伊那消防署によると、午後5時半現在強風によるけが人などは出ていないということです。
長野地方気象台によると、18日、午後1時20分に伊那で24.1メートルの最大瞬間風速を記録しました。
10分間の平均の最大風速は、15.7メートルで3月では観測史上最高となりました。
平均風速が15メートルを超える風は、人が風に向かって歩くのが難しく、場合によっては転倒する強さとされています。
強い風は、今夜遅くまで続くということです。 -
伊那市政治倫理条例要綱を12月定例会提出へ
伊那市議会の議会改革特別委員会が今日伊那市役所で開かれ、伊那市政治倫理条例要綱を12月議会に提出することなどが確認されました。
特別委員会では議員の責務や政治倫理の基準などを定めた伊那市政治倫理条例要綱案について意見が交わされました。
要綱案は議員の責務を明確にし議員の政治倫理を市民に示そうと定められるものです。
案では議員の責務として資質を高め市政に関わる機能を自覚するとしています。
一方、市民の責務についても定めていて、議員に対し政治倫理基準を逸脱する行為を求めてはならないとしています。
他には、会社経営など兼業の報告義務や公共工事、物品購入など特定の者に有利または不利となるような働きかけをしてはならないとしているほか政治倫理審査会に関する規定などが定められています。
黒河内浩委員長によりますと、条例を定めているところは、県内では長野市など少数で上伊那では初めてだということです。
また市議会議員の資産の公表は行わないとしています。
委員会では条例要綱案を5月の市報に掲載し市民からパブリックコメントを求め、市議会12月定例会で議員提出議案として提出することにしています。 -
上伊那広域連合 今後のごみ排出量予測示す
上伊那広域連合の廃棄物政策審議会が今日伊那市のいなっせで開かれ、今後のごみ排出量の予測が示されました。
○N上伊那広域連合では、平成35年度の一人が一日に出す家庭ごみの量は、544グラムと予測しています。
これは、少人数世帯が増える予測などから平成23年度より19グラム増えています。
しかし、一万3千人ほどの人口減少が見込まれることから、一年あたりの家庭ごみの量は減少する見込みです。
平成35年度の企業から出るごみの量は、8,593トンと予測されています。
これは、景気の回復が見込まれることから、平成23年度より618トン増えています。
平成35年度の家庭ごみと事業系ごみを合わせた年間排出量は、平成23年度より732トン減少した44,260トンと予測されています。
審議会では、この数値や住民アンケート、ごみの内容調査の結果などをもとに、8月にはごみ排出量の目標値を設定していきたいとしています。 -
若手音楽家と「楽器を体験」、「演奏に参加」
若手音楽家の演奏に合わせ、子供達が身近にある物を使って音を出す、参加体験型コンサートが伊那市の伊那文化会館で17日、開かれました。
会場では、県内出身の若手音楽家6人が演奏し、訪れたおよそ300人の親子が、コンサートを楽しんでいました。
コンサートは、子供達が楽器を身近に感じてもらい、演奏を楽しんでもらえるよう工夫されていました。
ロシアの音楽童話「ピーターとおおかみ」で、狩人や動物が登場するシーンになると、会場の子供たちが、紙の筒を叩いたり、ストロー吹いたりして演奏に参加していました。
この他に、アニメソングなどの演奏や楽器の種類をあてるクイズ、マカロニやストローなどを笛のように使い音を出す体験が行われました。
この参加体験型のコンサートは、長野県が行う若手芸術家支援事業「ネクスト」の一環で行われたもので、伊那市は県内で2番目の開催となっています。 -
七五三ファッションショーでモデル気分
伊那市で17日、七五三ファッションショーが開かれ子どもたちがモデル気分を味わいました。
七五三ファッションショーは、伊那市西町の写真館、風の丘、デュボンタンが開いたものです。
ファンションショーはこれまでに松本市で開催していて、伊那市では今回が初めてです。
子どもたちは芸能人がデザインしたブランドの和服を着こなし特設ステージでポーズを決めていました。
風の丘、デュボンタンでは「七五三のお参りをする11月は写真撮影も混み合うので今の時期に落ち着いてするのがお勧めです。」と話していました。 -
彼岸の入り 4月下旬並みの陽気
17日は彼岸の入り。
伊那市の常円寺には先祖の供養に訪れた人たちが墓前に花を供え手を合わせる姿が見られました。
彼岸は、20日の春分の日を中日に前後3日間を合わせた日を言います。
伊那市の常円寺でもお墓参りをする人たちの姿が見られました。
訪れた人たちは墓前に花や線香を供えたり汚れを落としたあと手を合わせ先祖を偲んでいました。
暑さ寒さも彼岸までの言葉通り17日の伊那地域は日中の最高気温が18.1度を記録し4月下旬並みの陽気となりました。 -
巣立ちの春 小学校卒業式ピーク
上伊那地域の多くの小学校で16日、卒業式が行われました。伊那ケーブルテレビ放送エリア内では伊那市と箕輪町の、14の小学校で卒業式が行われました。
このうち、伊那市の伊那北小学校では、今年度男子37人、女子55人の、合わせて92人が卒業を迎えました。
式では、久保田之義校長から、卒業生一人ひとりに卒業証書が手渡され、緊張した面持ちで受け取っていました。 -
展示室設置に合わせてブロンズ像寄贈
幕末から明治にかけて伊那谷を放浪した俳人・井上井月の常設展示が、10日から伊那市創造館で始まりました。
これに合わせて16日、井月のブロンズ像が伊那市に寄贈されました。
この日は、創造館でブロンズ像の除幕式が行われました。
辰野町出身の彫刻家で、創造館や伊那市駅前の彫刻も手がけた瀬戸團治の四男、瀬戸剛さんが製作したものです。
井月顕彰会の堀内功会長が購入したものを、常設展示に合わせて伊那市に寄贈しました。
堀内会長は「少し本物より男っぷりが良すぎる気がするが、展示室がより華やいで素晴らしくなると思う」と話していました。
ブロンズ像は、台座も合わせ高さおよそ1メートル60センチです。
もともと俳句や井月に興味があった瀬戸さんが、一昨年公開された映画「ほかいびと伊那の井月」を観て製作を決めたということです。
瀬戸さんは「主演の俳優・田中泯さんの印象が強くなったが、50代の井月をイメージして作った」と話していました。
ブロンズ像は、創造館1階に設置された、井上井月常設展示室の中央に置かれることになっています。 -
全国芝平の会 ふるさとへ
過疎による集団移住で廃村となった伊那市高遠町芝平に住んでいた人たちが集まる全国芝平会が16日開かれ、参加者が伊那市高遠町の旧三義小学校芝平分校を訪れました。
16日は県内や愛知県などからおよそ30人が参加し、芝平分校にある離村の碑に花を手向けました。
全国芝平会は3年に一度移住した人たちが集まり開かれているもので、ふるさとを忘れないようにしようと今回初めて芝平を訪れました。
伊那市高遠町芝平は、過疎や土砂災害により昭和53年に廃村となり、住民は全国各地に移住しています。
昭和18年に芝平分校の教師が作詞した歌「芝平の四季」を全員で歌いました。
全国芝平の会の北原厚会長は「今もなお芝平の里を守り、私たちを見守ってくれる先祖の霊たちにありがとうの言葉を捧げます」と話していました。 -
軌跡 荒川於鶴さん個展
箕輪町在住の画家、荒川於鶴さんの個展が、伊那市のかんてんぱぱホールで開かれています。
会場にはおよそ30点の油絵が展示されています。
荒川さんは、35年前から作品制作を始め、自身の心の動きを描いているということです。
毎年東京で開かれる国画会に20年間出品していて、今回はその集大成に初めて地元で個展を開きました。
これは、去年制作された作品「眠(ねむり)」です。
東日本大震災で人の死に触れたことをきっかけに制作されたもので、大切なものを残して亡くなっていく人の無念さを描いているということです。
荒川さんは、「見た人が何か感じることが一つでもあれば嬉しい」と話していました。
軌跡 荒川於鶴個展は18日月曜日まで、かんてんぱぱホールで開かれています。 -
絵本「みんなであそぶか2」完成
伊那市の保育士が作成した絵本「みんなであそぶか2」がこのほど完成しました。
11日は保育士5人が伊那市役所を訪れ、白鳥孝市長に絵本完成の報告をしました。
この絵本は、昔のあそびを伝えていこうと市内の保育士でつくる伊那市保育プロジェクトが作成したもので、2作目となります。
地域のお年寄りなどから昔の遊びを聞き取り、分かりやすいように絵本にまとめました。
「けんけんぱ」や「てつなぎおに」「ひみつきち」など昔ながらの遊び7つが紹介されています。
絵本は350冊作られ、市内の保育園や小学校に配られるほか、保護者向けに販売も検討していくことにしています。 -
春の訪れ ザゼンソウ咲き始める
伊那市横山の群生地では、ザゼンソウが咲き始めています。
ザゼンソウはサトイモ科の多年草で僧侶が座禅を組んだ様に見えることからその名がついたとされています。
横山区によるとザゼンソウは4月下旬まで楽しめそうだということです。 -
卒業式シーズン 本番!
16日から上伊那地域の小中学校の卒業式シーズンが本番を迎えます。
卒業式を前に15日は3学期の終業式が行われました。
伊那市の伊那東小学校は、来週18日に卒業式が行われます。
15日は、終業式にあわせて通知表が児童たちに手渡されました。
6年生の教室では、小学校最後の通知表が担任から1人1人に手渡されました。
児童たちは、自分の3学期の成績をまず確認。
となりの友達と見せ合ったりしていました。
全校児童640人が体育館に集まり行われた終業式では、1年生と6年生が発表しました。
1年生は、入学してから経験したことを歌にしました。
6年生は、あいさつをがんばろうなどと決めた学年目標を振り返りながら、生きるという詞を全員で朗読しました。
北原宏校長は、「卒業式では、大きな声で心をこめて6年生を送りましょう。6年生は、胸をはって堂々と式に臨んでください。」と児童たちによびかけました。
伊那東小学校の卒業式は、18日に行われます。
6年生は、119人で4月から中学校生活をスタートさせます。 -
春の観光シーズン 「おもてなしの心」で
春の観光シーズンを目前に控え、関係する団体が情報を共有し受け入れ態勢を整えようと観光案内連絡会議が15日伊那市で開かれました。
会議には、伊那市観光協会や旅館業者など14人が出席し、春の高校伊那駅伝や高遠城址公園のさくら祭りについて、イベント内容や交通規制などについて確認しました。
観光案内連絡会議は、行政と観光施設、宿泊事業者、運送事業者が情報を共有することで、観光案内のレベルアップをはかり、リピーター増につなげていこうと去年発足しました。
情報交換では、「スマートフォンやタブレット端末、SNSを意識することが必要。
ワンコイン料理講習会を開いて安くて美味しい伊那の味を発信したらどうか」などの意見がありました。
伊那市観光協会おもてなし部会の向山美絵子部会長は、「お客様にほんとうに喜んでもらえるもてなしは何なのかを考えていかなくてはならない。」と話していました。 -
市議会 土地開発公社の解散に係る2議案可決
伊那市議会3月定例会が15日伊那市役所で開かれ、市が提出した土地開発公社の解散に係る2議案等を可決し閉会しました。
今議会で市側は、公社を解散するための議案と、解散にあたり公社の借入金を市が肩代わりする為に20億5千万円を起債する議案を提出していました。
これら2議案は、公社の理事などを務める3人を除き採決が行われ、全会一致で可決されました。
公社は平成25年2月現在、およそ19万平方メートル、簿価でおよそ27億円の土地を保有しています。
このうち、東春近の東原工業団地については市がスポーツ公園として整備する他、東京都の企業が太陽光発電事業を計画しているということです。
白鳥孝市長は「早期売却と有効利用に全力を尽くしたい」と話していました。
今議会では他に、職員の退職金引き下げに関する議案や12月議会から継続審査となっていた高遠町と長谷の地域協議会の委員の任期を変更する議案など52議案が可決され、閉会しました。 -
伊那市新たに3部署を設置
伊那市は、来年度世界自然遺産登録推進室など新たに3つ部署を設置します。
これは、15日開かれた伊那市議会全員協議会で示されたものです。
新たに設置されるのは、総務部に南アルプスの世界自然遺産登録を推進する世界自然遺産登録推進室」を、市民生活部に自然エネルギーの普及を推進する「自然エネルギー推進室」を、建設部に環状南線やスマートインタ竏窒フ整備を進める「特定道路整備推進室」です。
市では「組織の見直しをすることで、これまで以上に充実した取り組みと、迅速な対応がとれると思う」と話していました。
これら3つの部署は、4月1日から設置されます。 -
伊那市教育委員会 体罰の実態調査結果を報告
伊那市教育委員会は小中学校での体罰について、平成24年度の実態調査の結果を15日、報告しました。
体罰をしたと答えた教職員は13人、うけたと答えた児童や生徒は46人でした。
調査は長野県教育委員会の調査の為、市教委が教職員と児童や生徒、保護者を対象に行ったものです。
市内の小中学校の教職員、児童生徒、保護者合わせて1万1,474人にアンケートを依頼し、うち1万666人から回答がありました。
その結果、体罰をしたと答えた教職員は13人、うけたと答えた児童や生徒は46人でした。
体罰を見聞きしたと答えた職員は14人、児童や生徒は44人、保護者は38人でした。
短時間の正座や言葉による叱りなどの内容を除いたところ、事実確認が必要と判断したのは4人の教職員でした。
この4人の教職員に対し、学校長が事実確認をし、該当の子どもや保護者に対し説明や謝罪を行い、体罰に対するわだかまりは解けたということです。
そのため市教委では、これらの事案は体罰には当たらないとして調査対象期間中の体罰はなかったと報告しました。
市教委では「学校長を中心に子どもの人権を尊重し、いじめや体罰のない学校づくりが進むよう、指導助言を行っていく」としています。 -
北原 泰治さん油絵展
伊那市高遠町在住の画家・北原 泰治(たいじ)さんの油絵展が、14日から、旭町のはら美術で始まりました。
会場には、高遠町を中心とする風景画45点が展示されています。
北原さんは、高遠町長藤で生まれ育ち、独学で絵画を学んできました。
日展に入選しているほか、示現会賞を受賞するなどの経歴を持ちます。
はら美術での個展は3年ごと開いていて4回目となります。
特に、地元である高遠の風景を好んで描いていて、桜の季節を前に展示会を開きました。
高遠は、2つのアルプスに、花々、川、谷、丘があり、絵になる地形だと話しています。
北原 泰治さんの油絵展は、20日(水)まで、伊那市旭町のはら美術で開かれています。 -
TPP交渉参加反対 緊急集会
15日にも、安倍総理大臣がTPP交渉参加を表明すると見られる情勢を受けて、JA上伊那は、TPP交渉参加断固阻止の緊急集会を、14日、開きました。
14日は、伊那市のJA南信会館に、農家など150人が集まりました。
JAグループは、TPP交渉は、「聖域なき関税撤廃を前提とする」ものであり、米、麦、牛肉、乳製品、甘味資源など、日本の農業の重要品目が除外されないとして、交渉参加に反対しています。
集会では、伊那市消費者の会や、上伊那農民組合など5人が、決意表明を行いました。
御子柴 茂樹代表理事組合長は、「農家が自然も含めて国土の70%を、守り管理している。その農業を無視して、TPP交渉参加の方向に動くのはいかがなものか」と話しました。
集会では、今後も総力を挙げて、徹底して参加反対運動を行うことを決議しました。 -
伊那地域で最大瞬間風速19.7mの強風
13日は伊那地域で最大瞬間風速19.7mを観測する強い風が吹きました。
この強風により、飯田線で5分から10分程度の遅れが出ています。
13日は長野県内に強風注意報が発令されました。
長野地方気象台によりますと、午後12時13分には最大瞬間風速19.7mの強い風が吹きました。
午後4時半時現在、JR中央線が強風の影響で遅れたことにより接続するJR飯田線でも5分から10分ほどの遅れが出ています。
長野地方気象台では、風で飛ばされてくるものから身を守り、ビニールハウスの倒壊などに注意するよう呼びかけています。 -
長谷モデル地区に砂防ビジョン策定
天竜川上流河川事務所は、伊那市長谷をモデル地区に、深層崩壊に対し、砂防の取り組みを総合的に実施するビジョンを策定しました。
天竜川上流河川事務所では、山の岩盤から崩れ、大きな土砂災害を引き起こす、「深層崩壊」の危険度について調査をしました。その結果、伊那市高遠町や長谷の一部で危険度が高い場所があると、昨年10月に報告しています。
調査結果を基に天上では、相対的に危険度の高い南アルプスの山岳地帯周辺をモデルに砂防ビジョンを策定しました。
大規模な土砂災害に備えた整備としては、杉島堰堤の嵩上げの詳細設計を来年度に行い、管理道路の造成に着手します。深層崩壊の危険度の高い、女沢、大久保谷、屋合沢などの5か所の砂防堰堤の整備促進のため、来年度から順次、工事を進める計画です。
ソフト事業としては、伊那市と合同で、深層崩壊に備えた防災訓練や、土砂災害で出来た天然ダムの対策訓練の実施。災害による停電に備え、河川の監視カメラの緊急用の電源として、小水力発電の活用を検討しています。
天竜川上流河川事務所では今回のプランを基に、伊那市と土砂災害に強い街づくりについて協議を進めていく事にしています。 -
土地開発公社解散に係る2議案可決
伊那市議会総務委員会が13日、伊那市役所で開かれ、土地開発公社解散に係る議案の審査が行われ、全会一致で可決しました。
土地開発公社解散については、市側から解散するための議案や解散にあたり公社の借入金を市が肩代わりする為に20億5千万円を起債する議案が提出されています。
議員からは、「解散に至った責任を、理事者や市、そして議会も重く受け止めなければならない」、「粛々と解散に向けた手続きを進め、議会への報告をしてほしい」などの意見が出されていました。
酒井茂副市長は、公社から引き継いだ土地について「全てを売却するまで、保有状況について決算時に報告していきたい」と話していました。
解散についての議案は、土地開発公社の理事や監事を務める議員3人が除籍して採決が行われ、全会一致で可決しました。
起債に関する議案は、委員6人で採決が行われ、全会一致で可決しました。
この日は、12月議会から継続審査となっている、高遠町と長谷の地域協議会の委員の任期を、4年から3年に変更する議案についても、全会一致で可決となっています。 -
籐花会 作品展示発表会
植物のつるを編んで作る籐工芸の教室、「籐花会」の第1回作品展示発表会が伊那市のかんてんぱぱホールで開かれています。
会場には籐花会のメンバーや講師が作ったおよそ200点が展示されています。
これは、ツルを使って花びら一枚一枚編み上げたインテリアで、生徒と講師の保科つた子さんの2人の合作です。
直径1ミリから1.5ミリのツルが使われていて、丁寧な作業が求められるということです。
籐花会は伊那市東春近の春近郷ふれ愛館で毎週教室を開いています。
平成18年に発足し、今回は7年の活動の成果を披露しようと初めて作品展を開きました。
第1回籐花会作品展示発表会は18日月曜日までかんてんぱぱホールで開かれています。 -
常円寺で針供養
折れたり曲がったりして使えなくなった針を供養する針供養が8日、伊那市の常円寺で行われました。
針供養は、上伊那和裁連盟などが毎年3月8日に行っています。
この辺りでは、2月8日が一般的とされていますが、寒い時期を避けようと月遅れで行っています。
およそ50年前は150人ほど集まったということですが、現在では40人ほどに。
福澤幸子会長は「温かみのある手縫いの文化を後世に伝えていきたい」とあいさつしました。
角田泰隆住職は「針を大切にすれば針も私たちを大切にしてくれる。あらゆる物を大切にして欲しい」と話していました。
針は、後日境内にある針塚に納められるということです。 -
視覚障害者用の時計を寄贈
伊那市の春富中学校の生徒はプルタブ回収で集めたお金で購入した視覚障害者用の時計を8日、伊那市社会福祉協議会に寄贈しました。
この日は、春富中学校自活委員会の生徒2人と顧問の教諭が伊那市福祉まちづくりセンターを訪れ、社協の伊藤隆会長に時計を手渡しました。
贈ったのは、ボタンを押すと音で時間や気温などを知らせてくれる置き時計と、凹凸と針の位置で時間を確認することができる腕時計です。
春富中学校では、自活委員会を中心に平成19年度から空き缶のプルタブ回収を行っていて、今回、社協の要望に答えられるだけの金額が集まりました。
自活委員会委員長の伊東佑紀さんは「障害者の人や福祉教育の場で役立ててもらいたい」と話していました。
伊藤会長は「こうした取り組みで障害への理解の輪が広がると思う。大事に使わせていただきます」と感謝していました。
社協では、今回寄贈された時計を、小中学校での福祉教育に活用していきたいとしています。 -
観桜期の準備進む
来月1日から始まるさくら祭りを前に、伊那市高遠町の高遠城址公園では観光客を迎え入れる準備が進んでいいます。
ここ最近暖かい日が続いたことから桜のつぼみが膨らみ始めました。
12日は、高遠城址公園の桜などを管理する桜守が公園内で観光客を迎え入れる準備を行っていました。
現在は、桜の周りを保護する柵の設置作業が行われています。
日本気象協会は今年の桜の開花を4月10日と予想しています。
公園内での準備作業は今月いっぱい行われるということです。 -
公立高校の後期選抜試験 およそ1万3千人が受験に臨む
公立高校の後期選抜試験が12日、県内一斉に行われ、およそ1万3千人が受験に臨みました。
伊那北高校後期選抜試験の志願倍率は、普通科が1.1倍、理数科が1.5倍となっています。
上伊那の各高校の志願倍率は、辰野高校普通科が1.03倍、商業科が0.3倍。
上伊那農業高校は生産環境科が1.3倍、園芸科学科が1・05倍、生物科学科が0.85倍、緑地創造科が1.0倍。
高遠高校は、0.94倍。
伊那弥生ヶ丘高校は1.1倍。
赤穂高校は、普通科が1.09倍、商業科が1.13倍。
駒ヶ根工業高校は、3つの学科一括で1.23倍。
多部・単位制の箕輪進修高校は、普通・部、・部にあわせて0.98倍、普通・部は0.16倍、工業・部は0.95倍となっています。
長野県教育委員会によりますと、試験は無事終了したということです。
公立高校の後期選抜試験の合格発表は22日金曜日に行われることになっています。 -
株式会社小椋 市内21校全てにカラープリンター寄贈
伊那市西春近に本社がある文具事務用品販売業株式会社小椋は、市内の小中学校21校全てにカラープリンターを寄贈しました。
寄贈したのは、定価17万8,000円のカラープリンター21台です。
12日は、小椋文成社長ら3人が市役所を訪れました。
小椋は昭和44年に個人商店として設立し、今年で45年目を迎えます。
去年10月に2代目社長になった文成さん。
社員が学校を訪れた際、カラープリンターが欲しいという声を多く聞いたことから、今回寄贈することになりました。
白鳥孝市長は「高価なものなので要望があってもなかなか揃えることができなかった。大変ありがたい」と感謝していました。 -
東日本大震災から2年
東日本大震災の発生から11日で丸2年。
上伊那では地震発生時刻午後2時46分にサイレンが鳴らされ住民が黙祷を捧げました。
富県小学校5年生は岩手県大船渡市の吉浜中学校に本をプレゼントしたり被災地を応援する内容のビデオレターを贈るなどの交流をしています。
11日はサイレンに合わせ黙祷をささげ被災地への思いを新たにしていました。
5年生は卒業まで吉浜中学校との交流を続けることにしているほか、可能ならば訪問もしたいと話しています。