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伊那市小中学校給食異物混入47件
平成24年度、伊那市内の全小中学校で発生した給食の異物混入の件数は47件になる事が8日わかりました。
これは、この日開かれた、伊那市議会全員協議会の中で議員の質問に対し久保村清一教育長が答えたものです。
給食に混入した異物は、調理器具の木片やビニールなどで、学校の調理段階での混入が15件、食材の納入時での混入が32件だという事です。
児童や生徒の健康被害については報告されていないという事です。
久保村教育長は「子供達や保護者、地域の人達に対し申し訳なく思う。
週末や夏場に多く発生している事から、職員の緊張感が足りない時に起きている。」と答え
今後は管理体制の強化を図り、異物混入を根絶していきたい」としています。 -
伊那消防署基本設計案報告
老朽化に伴う、新しい伊那消防署の平面図や建設場所などを示した基本設計が8日示されました。
この日、開かれた伊那市議会全員協議会で報告されたものです。
建設場所は、伊那市荒井の富士塚スポーツ公園北側の農地6,900平方メートルとスポーツ公園駐車場1,300平方メートルです。
建物は、コンクリート造りの一部2階建てで、事務所の延床面積はおよそ2,300平方メートルです。
ただ、消防の広域化に伴い、上伊那の消防本部や通信指令センターが併設される事が先月決定した事から、伊那消防署の庁舎の実施設計は、再度検討がされる事になっています。
建設に合わせ実施した地質調査では、断層と断言できるものは見当たらないとの報告がされたという事です。
新しい庁舎は、平成26年12月に完成する計画です -
高烏谷山区民ハイキング
大型連休後半初日の3日、伊那市富県で地区住民を対象にした高烏谷山区民ハイキングが行われした。
ハイキングには、富県地区に住む約580人が参加しました。
区民同士の交流をはかろうと毎年行われていて、今年で46回目です。
高烏谷山頂上付近の栂平で開かれた交流会では、新山小学校と富県小学校の児童が校歌を披露しました。
アトラクションでは、戦国時代の通信手段だった狼煙上げの実演も行われました。
富県では、9月に周辺市町村などと狼煙リレーを行うことになっています。
お昼時には、区ごとに集まり、中央アルプスを眺めながら弁当を味わっていました。 -
はたらくくるま大集合!
建設現場で使う車両や警察車両など集めた催し「はらたくくるま大集合」が4日と5日、伊那市の伊那サーキットで開かれ、多くの親子づれで賑わいました。
子どもたちが遊んでいるのは、トレーラーの荷台。
スウェーデン製のこの車は、日本に5台しか無く、50トンの工作機器を運ぶ事ができます。
この催しは、上伊那の住民有志でつくる、伊那谷ecoプロジェクト実行委員会が、子供達に働く車を肌で感じてもらおうと初めて開催しました。
会場には、県内の工事現場で使われているショベルカーやトレーラーなど、およそ30台が展示されていました。
子どもたちは運転席に座ったり、高さが2メートル以上ある車に登ったりと、普段は近くで見る事が出来ない車に触れ楽しんでいました。 -
福島の親子に外遊びを リフレッシュツアー開催
災害ボランティア団体の伊那谷親子リフレッシュプロジェクトは今年の夏に福島県在住の親子に伊那で遊んでもらう親子リフレッシュツアーを開催します。
30日は伊那市日影のいきいき交流施設ひだまりでツアーの打ち合わせ会が開かれました。
伊那谷親子リフレッシュプロジェクトは上伊那地域の有志でつくる災害ボランティア団体です。
親子リフレッシュツアーは原発事故後安心して外遊びができない福島県在住の親子に伊那市でリフレッシュしてもらおうと計画しているものです。
期間は7月27日から30日で、希望する福島県在住の親子25人程度を募集します。
ツアーの内容は現在計画中で、伊那市高遠町の旧三義小学校芝平分校に宿泊する予定です。
伊那谷親子リフレッシュプロジェクトはツアー開催に向けて、食材や雑貨、資金の寄付や、運営をサポートするボランティアを募集しています。
プロジェクトでは、市民への積極的なボランティアでの参加を呼び掛けています。 -
西駒山荘建て替え費用を長桂寺の内藤住職が寄付
登山愛好者でつくる伊那山の会の元会長で伊那市西町の長桂寺の内藤英昭住職が西駒山荘建て替え費用として20万円を伊那市に寄付しました。
1日は長桂寺の内藤住職が伊那市役所を訪れ、白鳥孝伊那市長に20万円を寄付しました。
白鳥市長は「建て替えの後は石室部分に中箕輪尋常高等小学校の駒ヶ岳遭難に関わるものを展示するなどして活用していきたい」と話していました。
西駒山荘建て替えのために寄せられた寄付は今日現在213件、およそ650万円です。
伊那市では、引き続き西駒山荘建て替えのための寄付金を募っています。 -
天竜川にアユの稚魚を放流
天竜川漁業協同組合は、6月のアユ釣りの解禁を前に、2日、天竜川にアユの稚魚を放流しました。
アユは孵化して4か月ほどで、飯田の養魚場で10センチ前後まで成長した稚魚です。
この日は、伊那市と辰野町の天竜川など5か所に、200キロの稚魚を放流しました。
漁協によりますと、順調に生育が進めば6月下旬には体長18センチほどに、9月頃には28センチほどに成長するということです。
稚魚は、1か月ほどかけて全部で4千キロが放流される計画です
アユ釣りの解禁は、6月29日(土)で、遊漁料は年間券が8,800円、一日券が2,200円となっています。 -
廃車電車写真展 清水清治さん
現在は廃車になり、運行していない電車を撮影した、「廃車電車写真展」が、5月1日から伊那図書館で始まりました。
写真展は、辰野町の清水清治さんが開いていて、今回で3回目となります。
伊那市で開くのは初めてです。
飯田線で撮影した作品を中心に、33点が展示されています。
辰野町に住む清水さんは、国鉄で運転手を務めていた父の影響で電車が好きになり、40年前から撮影を始めました。
この写真は、飯田線豊橋機関区を走っていた、「クモハ52形」で、他の電車と比べて全体的に丸い形をしている所が気に入っているということです。
清水さんは、「ずっと撮ってきて良かった。引退する電車を撮影する時は、涙が出るほど切なかったが、たくさんの人に懐かしいと感じてもらえたら嬉しい」と話していました。
清水清治さんの廃車電車写真展は、5日まで伊那図書館で開かれています。 -
駅の利活用考えるワークショップ
JR飯田線の駅や駅前の利活用について考える4回目のワークショップが28日、開かれました。
ワークショップには、伊那北駅周辺地域住民や駅を利用している高校生などおよそ20人が参加しました。
4回目の今日は、初めて外に出て駅構内や駅前商店街などを散策しました。
参加者は、車いすの人が通りやすいかどうかや、休日の商店街の様子などを見てまわりました。
見学後、伊那市の創造館に場所を移し、街を歩いてみての感想や駅周辺に必要な物や場所などを話し合いました。
参加者からは「無人化の影響かホームや待合室にゴミが沢山落ちていた」「自転車のレンタルがあるといい」「建物のレトロ感をうまく活かせるといい」などの意見が出ていました。
主催した伊那市では、「今後も定期的にワークショップを開き、今年度中には方向性を出したい」と話していました。 -
ちょっとおでかけ・い~な旅
伊那市の観光名所を巡る日帰りバスツアーちょっとおでかけ・い縲怩ネ旅が30日に開かれました。
今年度最初のツアーには、市内外から27人が参加しました。
毎回テーマに合わせ市内の観光スポットを巡っていて、今回は里山の桜めぐりと題し、遅咲きの桜を見て回りました。
このうち、50種類以上2千本の桜が植えられている高遠町の花の丘公園では、これから見ごろを迎える八重桜や緑色の花を咲かせるウコンザクラを見学しました。
ツアーには、ボランティアガイド2人が同行し、園内を案内していました。
生憎の雨模様でしたが、参加者同士会話を楽しみながら散策していました。
主催した伊那市観光協会では、今年度7回のツアーを企画していて、次回は5月に権兵衛峠のトレッキングツアーを開くということです。 -
TPP参加反対学習決起集会
TPPに対する理解を深めようと、JA上伊那本所で30日TPP参加反対学習決起集会が開かれました。
集会には、農家など450人が参加しました。
集会では、東京大学大学院の鈴木宣弘教授が「TPPをめぐる情勢と今後の対応策」と題して講演しました。
この中で鈴木教授は、「TPPはアメリカの1%の大企業の利益のため残りの99%を犠牲にするもの。世界の将来を守る防波堤に日本がなれるかどうか」と話していました。
意見表明の中で新日本婦人の会伊那支部の荒恵子さんと渡辺佐智子さんは長さ7メートルのTPP参加反対を描いた絵手紙を披露しました。
JA上伊那の御子柴茂樹代表理事組合長は、「上伊那からTPP参加反対運動の輪を広げていきたい」とあいさつしました。
集会では、総力を挙げてTPP交渉参加断固反対運動を展開していくことを決議しました。 -
園児が春日公園で桜植樹
伊那市の竜西保育園と竜南保育園の園児が、5月1日、春日公園で桜の植樹を行いました。
伊那市西町の住民有志でつくる、ルネッサンス西町の会が、春日公園を多くの人から愛される公園にしようと、植樹を行ってきました。
この日は竜西保育園27人、竜南保育園26人の年長園児が、ルネッサンス西町の会のメンバーと、ソメイヨシノの苗木5本を、植樹しました。
ルネッサンス西町の会の向山等会長は、「春日公園の桜をもっと増やしていきたい。木の成長と共に、子ども達も元気に成長してほしい」と話していました。 -
西春近社協 お年寄りもてなす
伊那市西春近地区社会福祉協議会と西春近自治協議会は、24日に、デイサービスセンター春富ふくじゅ園の通所者20人を、伊那スキーリゾートに招待し、楽器の演奏や手品でもてなしました。
伊那市西春近地区社会福祉協議会では、西春近細ヶ谷の総合グランド周辺に、桜の木を植え、桜の里として整備を進めています。
ふくじゅ園の通所者を招待するのは、今年で3年目で、この日は地域の有志が、琴やハーモニカの演奏、手品などを披露しました。
招待されたお年寄り達は、お茶菓子を食べながら手拍子をしたり、一緒に歌を口ずさむなどして、楽しんでいました。
西春近地区社協会の橋爪伝会長は、「通所者の方々に喜んでもらえて良かった。桜の植樹を継続し、いつかグランドの周辺を桜でいっぱいにしたい」と話していました。 -
メーデー 雇用確保、震災被災地復興訴える
5月1日は労働者の祭典、メーデーです。
労連系の第84回メーデー伊那中央大会が1日、伊那市内で行われ、震災被災地の早期復興や安定した雇用や仕事の確保などを訴えました。
この日は高校の教職員組合や上伊那医療生協の労働組合など、主催者の発表で、およそ20団体、240人が参加しました。
参加者らは、震災復興や、教育条件改善、原発ゼロなどを訴えるプラカードを持ち、JA上伊那本所から伊那北駅までを歩きました。
また、市中行進に先立ち、開かれた大会では、すべての労働者の賃上げや長時間労働の是正、社会保障の充実などを求める内容を盛り込んだメーデー宣言が採択されました。
土屋好民実行委員長は「安倍政権になり景気が上向いたとの報道がされているが、実際は物価の上昇や賃金カットなど苦しい状況は続いている。働く者の団結で、雇用を守り、生活と権利を守っていこう」と訴えました。 -
熱演におひねり飛び交う
伊那市長谷の中尾歌舞伎保存会は、春季定期公演を29日中尾座で行いました。
会場は立ち見もでる盛況ぶりで、名場面ではおひねりが飛び交いました。
今回の演目は、御所桜堀川夜討 弁慶上使の段です。
中尾座でこの演目が演じられるのは、6年ぶりとなりました。
物語は、源義経の正室卿の君の首受け取りの使いとなった弁慶が始めて会った自分の娘の信夫(しのぶ)の首を身代わりとして差し出すという悲哀を描いたものです。
見せ場の一つ、弁慶がわが子を手にかける場面では、会場から多くのおひねりが飛んでいました。
弁慶が首を持ち、会場を後にするラストの場面では、弁慶を演じた中村徳彦さんに歌舞伎役者の屋号「中村屋」との掛け声がかけられていました。
中尾歌舞伎を指導しているのは、94歳の西村清典さんです。
太平洋戦争で途絶えていた中尾歌舞伎を復活させた立役者です。
中尾歌舞伎保存会は、秋にも定期公演を計画しています。 -
伊那ローメン春まつり
伊那名物のローメンで地域を元気にしようと、29日伊那市役所駐車場で伊那ローメン春まつりが開かれ、多くの人で賑わいました。
去年に続く2回目の開催で、伊那ローメンズクラブが1食500円でローメンを提供したほか、信州プロレスやコンサートなどで盛り上がりました。
昼ごろになると、ローメンを買い求める人の長蛇の列が出来ていました。
ゲーム機などがあたる宝投げは、午前と午後の2回行われました。
アイドルグループオトメコーポレーションやソウルシンガー湯澤かよこさんらがプロレスのリング上から当たり券入りのポケットティッシュをまくと、訪れた人たちは、争うように拾っていました。
まつりでは、信州プロレスのグレート無茶さんらがローメン大使として任命されました。 -
第84回上伊那地区メーデー
第84回メーデーの連合長野系の上伊那地区の式典が28日伊那市の伊那文化会館で開かれました。
上伊那地区の43の労働組合から1,400人が参加しました。
「働く者の連携でゆとり・豊かさ・公正な社会を実現し自由で平和な世界をつくろう」をメインスローガンに、暮らしの底上げを果たすとするメーデー宣言を採択しました。
意見発表では、安倍政権の経済政策アベノミクスにより円安・株高が進んだが実体経済が好転したわけではない。円安の行き過ぎは、大きな打撃を与えるおそれがある。景気が上向いた実感がない。手放しで喜べない状況。などとする声がありました。 -
BCリーグ まっくんが始球式
28日、伊那市の県伊那運動公園野球場で行われたBCリーグ信濃グランセローズ対群馬ダイヤモンドペガサスの試合の始球式に南箕輪村のイメージキャラクターまっくんが登場しました。
28日は、南箕輪村の日として試合が行われ、村の小中学生全員が招待されました。
試合前には、村の太鼓グループ鼓龍による太鼓演奏が行われ、大会にはなを添えました。
唐木一直村長は、「子どもたちが野球に興味をもてるような全力プレーをお願いしたい」とあいさつしました。
試合は、東海第三高校出身でプロ野球のオリックスに1位指名された経歴がある注目の新人甲斐拓哉投手が初登板し注目を集めました。
甲斐投手は、4回1失点でマウンドを降りました。
信濃は、ヒット2本に抑えられ、試合は3対1で破れました。
通算成績は、2勝4敗となっています。 -
ジュディ・オング倩玉さん サイン会
伊那市の信州高遠美術館で開催中のジュディ・オング倩玉木版画の世界展にあわせ、28日トークショーとサイン会が開かれました。
会場となった信州高遠美術館のホールには、ジュディ・オングさんを一目見ようと多くの市民らが集まりました。
ジュディさんが登場すると会場は拍手に包まれました。
トークショーでジュディさんは、絵を始めたきっかけや版画との出会いなどについて触れ、グレーとの出会いが作品づくりに大きな影響を与えたと話しました。
ジュディさんは、「私の版画は、白と黒、グレーに何かを足しているだけ。誰もが記憶の中に色があると思うので、作品から感じ取ってもらえればうれしい」と作品の見所を紹介しました。
サイン会は、午前と午後の2回、それぞれ100人限定で行われ、ファンは「かぜをひかないように」「がんばってください」などと声をかけていました。
ジュディ・オング倩玉木版画の世界展は、5月19日まで信州高遠美術館で開かれています。 -
新山保育園「通いたい」18人
平成21年度から休園となっている伊那市の新山保育園の平成26年度の入園希望者数が、18人であることが分かりました。
再開に必要な定員の半分の20人までに、残り2人となっています。
これは、28日新山保育園で開かれた交流会で報告されたものです。
地元有志でつくる新山の保育園・小学校を考える会では、平成27年度までの保育園再開を目指し、先月24日に入園希望についてのアンケートをとりました。
アンケートは、平成20年度以降に生まれた27人の子どもの保護者を対象に行われました。
その結果、平成26年4月再開の場合「通いたい」と答えた人は18人、通わないと答えた人は3人、分からないと答えた人は5人でした。
平成27年4月再開の場合「通いたい」が15人「通わない」が2人、「わからない」が8人でした。
平成27年4月再開の場合「わからない」と答える人が多いため、考える会では平成26年4月の再開を目指したいと話します。
考える会では、残り2人以上の確保のために「分からない」と答えた保護者に対し理解を深めてもらう他、地区外に住む新山出身者に対し呼び掛けを行う考えです。
アンケート結果は、来月伊那市に提出するということです。 -
押絵展「布との対話60年」
駒ヶ根市在住で、元赤穂高校教諭の竹内典子さんの押絵展が、27日から伊那市のかんてんぱぱ西ホールで始まりました。
押絵展は「布との対話60年」をテーマに開かれました。
竹内さんは、松本市の病院に入院していた時に、同じ病室にいた人に押絵を教わったのがきっかけで、これまでおよそ60年間、趣味で作ってきました。
会場には、これまでつくりためてきた作品、およそ50点が並んでいます。
花や和服姿の女性、子どもをテーマにした作品が多く、使われている布の中には竹内さんが自分で染めたものもあります。
竹内さんは「精根込めて作った作品が並んでいるので、多くの人に見てもらえれば」と話していました。
押絵展「布との対話60年」は、5月6日まで、伊那市のかんてんぱぱ西ホールで開かれています。 -
GWで県外客の入り込み始まる
ゴールデンウィークが始まりました。
伊那地域のレジャー施設では、連休を利用して県外の観光客の入り込みが始まりました。
「ゼロ磁場」として知られる伊那市長谷の分杭峠には、県外から観光客が訪れていました。
去年はゴールデンウィークだけで3千人以上が訪れたゼロ磁場。
シャトルバスの運行が始まった3年前からの集計では、1日千人以上が利用したこともあります。
この連休中は、シャトルバスを2台体制にして、通常30分間隔の運行を15分間隔に短縮しています。
東京から訪れた観光客は「空気がおいしい。どのくらい磁場にいれば効果があるのか・・・」と話し、観光を楽しんでいました。
バスの運転手は「今日は少し肌寒いので、出足が遅い。連休中客足が遠のかなければ良いが・・・」と話していました。 -
簡易雨量計 簡単・安心今後に期待
元建設省職員で世界レベルで砂防知識の共有を推進している国際砂防協会の大井英臣さんは、誰でも簡単に作ることができる簡易雨量計を開発し、県内の各自治体に紹介しています。
大井さんが開発した簡易雨量計は、水がたまる計測部分とブザーで危険を知らせるモニター部分からなっていて、部品や容器はすべてホームセンターで購入することができるということです。
指定した雨量でブザーが鳴ります。
深夜や突然の豪雨を見逃すことなく感知でき、モニター部分は屋内に置くため暴風雨の際も安全に観測できる利点があります。
大井さんは、国際協力機構JICA時代、カリブ地域防災プロジェクトに携わりコミュニティ自ら制作可能な観測機器の必要性を感じ、簡易雨量計や水位計の開発に取り組みはじめました。
以来、改良を重ね現在のスタイルになったということです。
この簡易雨量計に県の建設部砂防課も目をつけました。
すでに実用化されていて、スリランカでは、土石流発生前に住民が避難した事例やインドでは、多くの家畜が洪水被害から免れた例も報告されています。
この簡易雨量計は、伊那市にも届けられ、担当の危機管理課では、自主防災組織への設置や普及も視野に入れ検討を進めるとしています。 -
29日に第2回ローメン春まつり開催
伊那ローメンズクラブは第2回伊那ローメン春まつりを29日に伊那市役所駐車場で行います。
24日は伊那商工会館でローメン春まつりについての記者会見が開かれました。
今年のローメン春まつりでは、来場者からの要望を取り入れ、焼きそば風ローメンだけでなくスープ風ローメンも提供します。
信州プロレスリングや、アイドルグループのオトメ★コーポレーション、ソウルシンガーの湯沢かよこさんによるステージも企画されています。
この3組はローメンをPRするローメン大使としてこの日に委嘱されます。
午前と午後の2回に分けて宝投げが行われる他、ローメン風味のポップコーンの無料配布もあります。
第2回伊那ローメン春まつりは、29日月曜日午前10時から伊那市役所駐車場で行われます。 -
長野県市町村対抗駅伝 伊那市チーム結団式
29日に松本市で開催される長野県市町村対抗駅伝に出場する伊那市チームの結団式が24日、伊那市役所で行われました。
この日は、大会に出場する一般と小学生チームの選手が出席し、結団式が行われました。
市町村対抗駅伝は、松本市の陸上競技場を発着点とし、中学生から一般の男女8人が、約38キロ8区間をタスキでつなぎます。
小学生駅伝は、4区間6キロをタスキでつなぎます。
結団式で、選手らは「去年より良い成績を残したい」「全力で走ってチームに貢献したい」など、大会に向けての抱負を発表しました。
中学3年の時からこれまで11回この大会に出場している鈴木昌幸監督は、今回、足の故障で選手としては出場できないということで、ハチマキやお守りを渡して、一人ひとりを激励していました。
伊那市チームは、2009年の19回大会以来果たせていない、8位入賞を目指すということです。
長野県市町村対抗駅伝競走大会は、29日に松本市で開催されます。 -
伊那市手良で早くも田植え
上伊那地域のトップをきって26日伊那市手良野口の水田で田植えが行われました。
田植えをしたのは、伊那市手良にある株式会社中坪ノーサンです。
26日は、午前から予定していましたが強風のため午後にずれ込みました。
田植え機を操るのは、登内美穂さん。10年以上田植えをまかされています。
中坪ノーサンでは、手良中坪を中心に野口など合わせて29ヘクタールの水田で米を栽培しています。
毎年4月下旬から田植えを始めていて、今年は去年より1日早まりました。
苗も7棟のハウスで育てていて、今シーズンは、温度管理に気を使ったということです。
栽培しているのは、コシヒカリが9割以上で、減農薬で育てる特別栽培米も1/3を占めます。
8割が安曇野の業者へ、残りの2割がJA上伊那に出荷されています。
ねばりと甘み、風味があり評価も高く、飯田市の老人ホームからは、毎年感謝の手紙も届いているということです。
中坪ノーサンの田植えは、請け負っている面積が多いため5月いっぱいかけて行われます。
JA上伊那によりますと、今年の田植えのピークは、平年並みの5月中旬頃ということです。 -
SL風装飾バス到着
知的障害者の就労支援などを行っている、伊那市西箕輪の「社会福祉法人アンサンブル伊那」は、施設利用者に喜んでもらおうと、SLのようにデコレーションしたバスを導入しました。
このバスは、以前兵庫県で幼稚園バスとして使われていたもので、そのままの状態で24日、アンサンブルに到着しました。
アンサンブルでは、楽しい乗り物を置いて利用者に喜んでもらいたいと、バスの導入を決めました。
小椋年男理事長は、「利用者が興味を持ってくれると嬉しい。バスを見て楽しんでもらいたい」と話していました。
バスの名前は、今後利用者から募集をして、決定するということです。
小椋さんによりますと、今後は、バスの中にモニターやスピーカーを取り付け、映画鑑賞ができるように改装したり、外側にイルミネーションの装飾をする予定だということです。 -
上伊那森林組合決算 800万円黒字
上伊那森林組合の昨年度の決算は、およそ800万円の黒字で、6年連続の黒字となりました。
これは26日に開かれた上伊那森林組合総代会で報告されたものです。
昨年度の純利益はおよそ330万円で、前年度の繰越金を合わせた最終的な黒字額はおよそ800万円となり、6年連続の黒字となりました。
上伊那森林組合は昨年度、バイオマス事業で日本ペレット協会から全国で初めての優良認証を受けました。
それにより、販売量が増加したことなどが黒字の主な要因とみています。
井澤通治組合長は「行政や企業と連携を取りながら、森林整備・バイオマス事業・木材加工事業の3つを柱に取り組んでいきたい」と話していました。 -
わんぱくひろば 親子でにぎわう
子ども達が自然の中で遊ぶわんぱくひろばが伊那市の春日公園で27日行われました。
27日は家族連れ600人ほどが訪れました。
わんぱくひろばは、ガールスカウトなど8団体が実行委員会となり行っているもので、今年で38回目です。
子ども達に自然の中で友達と一緒に遊び、豊かな感性を育んでもらおうと行われています。
会場ではターザンロープや輪投げ、工作などのブースが出され、子どもたちでにぎわっていました。
ある保護者は、「体をたくさんつかって普段はできないことにたくさん挑戦できていた」と話していました。 -
交通安全案山子設置で矢澤親男さんに感謝状
警察官そっくりの案山子をつくり事故防止に貢献したとして、伊那市高遠町の矢澤親男さんに、25日、警察から感謝状が贈られました。
この日、伊那警察署の青木辰夫署長から矢澤さんに、感謝状が手渡されました。
矢澤さんは、去年交通事故が多発し死亡事故も発生した権兵衛トンネルへ続く国道361号に、安協などの要請で、警察官そっくりの交通安全案山子を作り設置しました。
地元、高遠町長藤の的場常会で花壇の作業をしていたところ、国道を猛スピードで走る車やバイクを見て、何かできないかと案山子の製作を思いついたということです。
33年間バス会社に勤務していた矢澤さんは、社員の交通安全教育にも携わり事故防止に努めていたということです。
伊那警察署によりますと、交通安全案山子が設置された国道361号、与地交差点から中の原交差点の直線道路間で、今年に入って発生した交通事故件数はこれまで2件で、去年と同じ時期に比べ、4件減少しているということです。
警察や交通安全協会では、取り締まりを強化している区間であるという認識がドライバーに定着しつつあるのではないかとしています。