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上伊那林産協同組合 伊那市に寄付
上伊那地域の木材店などでつくる上伊那林産協同組合は、森林整備費として50万円を2日、伊那市に寄付しました。
2日は、上伊那林産協同組合の都築透理事長ら3人が、市役所を訪れ、白鳥孝市長に寄付金50万円を手渡しました。
現在組合には、上伊那地域の木材店や建設業者26社が加盟していて、地域貢献として森林整備や木材製品の設置などを行っています。
都築理事長は「木材利用により自然を守るとともに、組合も発展できればうれしい」と話していました。
寄付金は、鹿嶺高原の整備と木製ベンチの制作費用に充てられるということです。 -
伊那市上牧で女性が車にはねられ大けが
1日の午後6時50分頃伊那市上牧で84歳の女性が車に跳ねられる事故がありました。
この事故で跳ねられた女性は左足を骨折するなどの重傷を負いました。
伊那警察署の発表によりますと事故があったのは伊那市上牧の竜東線です。
事故は、伊那市の56歳男性会社員が運転する普通自動車が道路を横断していた伊那市上牧の無職宮原文子さん84歳を跳ねたものです。
この事故で宮原さんは左足の骨を折るなどの重傷を負いました。
事故の原因について現在伊那署で調べを進めています。 -
自宅のパソコンや携帯電話で本を予約サービス
伊那市内にある図書館や公民館の図書室にある本を、自宅のパソコンや携帯電話をつかって予約ができるサービスが2日から始まりました。
インターネットをつかったサービスは伊那図書館、高遠町図書館の他、公民館にある図書室の合わせて8か所で行われ、およそ40万冊ある中から検索して予約することが出来ます。
これまでは、電話予約のみでしたが利便性を図ろうとインターネットサービスを始め、パソコンや携帯電話で「伊那図書館資料検索」ページから予約が出来ます。 -
今年のマツタケ豊作?不作?
秋の味覚の王様といえばマツタケ。
いつもの年なら店頭にマツタケが数多く並びますが、今年はマツタケの出がいまひとつのようです。
伊那市の産直市場グリーンファーム。
毎年この時期店頭には、マツタケが数多く並びますが今ひとつ。
去年は、1日30キロ近くが入ってきたということですが、現在は一日2縲・キロしか入ってこないということです。
グリーンファームの小林史麿会長は「この時期にマツタケが並ばないのは初めて。異常事態」と話していました。
一方、マツタケ料理のコースを提供している伊那市高遠町の竹松旅館です。
毎日、問い合わせの電話が来ています。
マツタケの数が揃わないため今年は常連客への案内が送れない状況です。。
竹松旅館の竹松志げ子さんは「入荷しないため断っている状況。早くマツタケが出てほしい」と期待していました。
伊那市富県のマツタケ名人、藤原儀兵衛さん74歳。
藤原さんは、贈答用などの注文を受け自分の山からマツタケを採って出荷しています。
藤原さんは8月の気温が高かったことや雨の量も適量だったことから今後の収穫に期待しています。 -
おたっしゃ教室が健康体操など発表会
高齢者の健康づくりのために伊那市高遠町の12地区で行われている「おたっしゃ教室」の発表会が25日総合福祉センターで開かれました。
発表会には教室の参加者などおよそ300人が参加し、健康体操を披露しました。
おたっしゃ教室では、地域の高齢者が健康づくりのために月に2回ほど筋力アップや転倒予防の運動を行っています。
教室の指導や運営は伊那市が養成した「いきいきサポーター」が中心となって行っています。
発表会ではいきいきサポーター養成講座の修了生も体操を披露し、参加者も一緒になって体を動かしていました。
ある参加者は、「演出や衣装も自分たちで考えた。みんなで楽しく体を動かせてよかった」と話していました。 -
酒井一さん木製の歌碑 富県小学校に寄贈
伊那市西春近の大工、酒井一さんは、校歌を一文字ずつ糸鋸で刻んだ木製の歌碑を、26日、富県小学校に寄贈しました。
この日は、全校生徒が体育館に集まり贈呈式が行われました。
歌碑は、縦90センチ、横180センチで、富県小学校の校歌が一文字ずつ刻まれています。
糸鋸で一文字ずつ削り、校歌の4番まで185文字が並んでいます。
材料には、酒井さんの地元、諏訪形にある諏訪神社の御神木や、桑、栗、かえでなどの木が使用されています。
酒井さんは、木の温もりを子供たちに知ってもらいたいと木製の歌碑を制作し、これまで、春富中学校や駒ヶ根工業高校などにも寄贈してきました。
児童会長の増澤知也くんは、「校歌は大切な歌。これを見ながらみんなで歌っていきたい」と感謝していました。
酒井さんは、来月、東春近小学校にも歌碑を贈るということです。 -
最高気温28.2度 10月の観測史上最高
1日の伊那市の最高気温は28.2度で、10月の観測史上最高となりました。
長野地方気象台によりますと、1日の伊那市の最高気温は午後2時9分に28.2度と8月下旬並で、1993年の統計開始以来10月の観測史上最高の暑い一日となりました。
衣替えの1日、伊那市の伊那西高校では生徒が紺のブレザーにスカートの冬服で登校しました。
中にはブレザーを脱ぎカーディガン姿で登校する生徒もいました。
今朝の伊那市の最低気温は平年より5.6度高い17度で、9月上旬並みとなりました。
ある生徒は、「ブレザーを着ると暑いので、早く涼しくなってほしい」と話していました。
長野地方気象台によりますと、今週の土曜日頃までは暖かい日が続きそうだということです。 -
来年の伊那まつり開催日決定
伊那まつりの最高決定機関、伊那まつり委員会が1日市役所で開かれ、来年の伊那まつりは8月3日土曜日と4日日曜日に開催することが決まりました。
1日は委員会で日程案が示され、来年の第41回伊那まつりは8月3日土曜日と4日日曜日に開催することが決まりました。
また、毎年10月から3月まで活動していなかった実行委員会の通年化が決まりました。
第40回に向け市民が加わり活動していた企画会議が役目を終えることから、市民は実行委員会を構成する7つの専門委員会に参加し、より具体的に関わっていってほしいとしています。
10月中には組織の在り方や方向性などを話し合うということです。 -
第7回三峰川まつり
楽しみながら三峰川の良さを知ってもらおうと、第7回三峰川まつりが30日に伊那市高遠町の山田河原河川敷で行われました。
地元を中心に70人の親子釣れが訪れ、釣りや魚つかみ体験に歓声を上げていました。
まつりは、2年ぶりの開催で関係者は、「楽しみながら三峰川に親しんでもらいたい」と話していました。 -
サン工業がたかずやの里に100万円寄付
伊那市西箕輪に本社を置くサン工業株式会社は、たかずやの里の整備費用に100万円を寄付しました。
24日は、サン工業の川上健夫社長など3人が、伊那市役所を訪れ、上伊那広域連合長の白鳥孝市長に、目録を手渡しました。
サン工業は、西箕輪の伊那インター工業団地に本社を置く、金属の表面処理加工を行う製造業者です。
サン工業では、たかずやの里の移転の話を聞き、地元に密着した緊急性の高い事業と考え、今回100万円を寄付しました。
川上社長は、「地域に貢献できればと寄付した。こういう契機に支援の輪が広がれば」と話していました。
たかずやの里を運営するたかずや福祉会の埋橋良和理事長は「皆さんの温かい気持ちを感じ取って子ども達もすばらしい子どもになると思う」と感謝していました。
たかずやの里の整備に寄せられた寄付は、今日現在282件、985万4961円となっています。 -
台風接近 リンゴ農家は・・・
30日夜から1日未明にかけて長野県に再接近すると見られている強い台風17号ですが、土砂災害に加え、果樹の落下も心配されます。
りんご栽培が盛んな伊那市西箕輪でお話を聞きました。
伊那市西箕輪の2ヘクタールでリンゴを栽培している重盛さんは、「防ぎようがない。とにかく祈るのみ」と話し空に手を合わせました。
午後4時半現在、長野地方気象台によりますと、台風17号は、県内に、30日夜はじめから1日未明にかけて、最も近づく見込みです。
台風の接近に伴って、県内は非常に激しい雨が降る所もあると予想されていて、気象台では、土砂災害や川の増水に警戒するよう呼びかけています。
10月1日午前6時までの24時間に降る雨の量は、多い所で南部で200ミリと予想されています。
また、夜はじめから1日未明にかけて、北または西の風が強く吹く見込みで、最大風速は15メートル、最大瞬間風速は30メートルと予想されています。
気象台では、大雨による土砂災害や強い風による果実の落下や倒木などにも注意するよう呼びかけています。
台風の接近に伴い、南アルプス林道バスは、30日の午後5時から運休しています。 -
伊那シニアが全日本シニアソフトボール大会出場
29日から香川県で開催される第26回全日本シニアソフトボール大会に長野県代表として伊那シニアが7年連続で出場します。
24日は西岡洋児監督らが伊那市役所を訪れ、酒井茂副市長に全国大会出場の挨拶をしました。
伊那シニアは、伊那市を中心とした59歳以上のソフトボールチームです。
7年連続で全国大会に出場していて、そのうち3回準優勝しています。
酒井副市長は、「苦しい練習に耐えた人が初めて輝かしい場所に出られる。伊那シニアの総合力でがんばってください」と激励していました。 -
故・福澤綾子さん偲び書の作品展
去年10月に23歳で亡くなった伊那市の故・福澤綾子さんの書の遺作展が、29日から2日間、伊那文化会館展示ホールで開かれています。
会場には、福澤さんの力強く、迫力のある作品9点と友人らの作品20点が並んでいます。
故・福澤綾子さんは、伊那市出身で、伊那弥生ヶ丘高校を卒業後、新潟大学の書の専門コースに入学。大学卒業後は伊那市の建設会社で働いていました。
去年10月、車の運転中に交通事故に遭い、23歳の若さで亡くなりました。
大学時代は、中国、唐の時代の書の四大家とされる、顔真卿の作品を好んで書いたという福澤さんの作品は、大きなものが多く、一文字一文字が力強く書かれています。
大学時代の同級生高野礼奈さんは「作品制作のために朝早くから夜遅くまでがんばっていた。力強さのある彼女らしい作品を見てもらいたい」と話していました。
遺作展は福澤さんの作品を地元の友人や知人にも見てもらおうと福澤さんの家族が企画したものです。
父の福澤厚さんは「綾子のために何かしてあげたいと思い展示を企画した。綾子が頑張って書いた文字を友人・知人、多くの方に見ていただきたい」と話していました。
故・福澤綾子さんの遺作展は、30日まで、伊那文化会館展示ホールで開かれていて、時間は午前9時から午後3時までとなっています。 -
エコチル調査 上伊那では1,140人の母親が協力
去年1月から全国一斉にスタートしたエコチル調査について、上伊那地域では1140人が調査に協力していることがわかりました。
これは、出産期の母親の77.9%にあたるということです。
これは、29日に伊那市のいなっせで開かれたエコチルフェスティバルで報告されたもので、会場には子連れの母親などおよそ140人が訪れました。
エコチル調査は、アトピーや食物アレルギーなど、子どもの健康上の問題と化学物質などの関連性を調べようと、胎児期から13年にわたって調査をするもので、甲信地域では上伊那が調査対象に選ばれています。
この日は、エコチル調査甲信サブユニットセンター長で信州大学医学部の野見山哲生教授から現状について報告がありました。
報告によりますと、上伊那地域でこれまでに調査に協力した母親の数は1140人で、全体の77.9%でした。
全国の平均は78.1%で、上伊那はほぼ平均値だということです。
また調査の効率化を図るため、今年7月には信州大学農学部に出張所を設置したことも報告しました。
野見山教授は「エコチル調査を知っている母親が増えてきて、協力してくれるようになってきた。協力してくれている人たちには本当に感謝したい」と話していました。
この日は、子どもの健康に関する講演も行われ、訪れた母親たちが講師の話に耳を傾けていました -
東部中 被災地中学校と桜で絆深める
伊那市の東部中学校は、東日本大震災で被災した宮城県仙台市の高砂中学校に桜の苗木を贈ることを決めました。
東部中では、費用の捻出方法や桜の種類について話し合い、11月中の実現を目指します。
28日は、臨時生徒集会が開かれ、意見交換が行われました。
東部中は、昨年度義援金を高砂中学校に送ったことが縁で交流を続けています。
震災で高砂中学校は、校舎が1メートルほど海水に浸かる被害を受けました。
校門には、学校のシンボルとなる2本の桜がありましたが、このうちの1本が海水の影響で枯れてしまいました。
これを聞いた東部中の生徒らは、今年4月に「桜プロジェクト」を立ち上げ、この件について話し合ってきました。
意見交換では、「何年かけても成功させたい」「一部の人ではなく全校をあげて交流したい」などの意見の他、「桜が枯れてしまった時のことも考えておく必要がある」など、意見がだされました。
集会では、桜を贈るかどうかについて多数決をとりました。
多数決の結果、贈ることに決まりました。
生徒らが現地に行って植樹した場合の費用は20万円ほどということで、今後は費用の捻出方法や桜の種類について話し合います。
東部中生徒会では、全校生徒の意見を聞きながら、11月中の実現に向け取り組むということです。 -
8月の月間有効求人倍率 0.63倍
上伊那地域の8月の月間有効求人倍率は、7月より0.01ポイント低下し、0.63倍となりました。
前の年の同じ時期と比べると、0.03ポイント低く、31か月ぶりに前の年を下回りました。
上伊那の8月の月間有効求人倍率は、0.63倍で、前の年の同じ時期の0.66倍より0.03ポイント下回りました。
平成21年2月から前の年の同じ時期を上回り続けていましたが、31か月ぶりに下回りました。
一方、新規求人数は、1,000人と前の年の同じ時期を9.3%上回っています。
ハローワーク伊那では、「雇用情勢については依然として厳しい状況にあり、持ち直しの動きに停滞がみられる」としています。 -
国体出場選手を激励
今月29日から岐阜県で開かれる国体に出場する伊那市の選手の壮行会が24日、市役所で開かれました。
伊那市から国体に出場するのは選手と監督合わせて16人です。
このうち市役所を訪れたのは 9人です。
陸上競技の走り幅跳びとリレーに出場する伊那中学校3年の西村千明さん。
同じく陸上競技の棒高跳びに出場する高遠高校3年の竹松多恵子さん。
少年男子サッカーに出場する東海大三高校1年の佐々木哲也君。
新体操に出場する伊那西高校3年の吉原真子(まこ)さん。
女子バスケットボールに出場する上伊那農業高校3年の松崎葵さんと登内美沙(とのうちみさ)さん。
セーリングに出場する伊那消防署の井上瑶さん。
軟式野球に出場するルビコン(株)の辻和馬さん。
弓道に出場する上伊那薬剤師会の山田静香さんです。
壮行会では国体に出場する選手一人一人が大会での目標をはなしていました。
酒井茂副市長は「国体に出られない人の分まで一生懸命努力しし頑張ってきてほしい」と激励していました。 -
青年海外協力隊員佐藤さん エルサルバドルへ
伊那市の佐藤祐美子さんは、独立行政法人国際協力機構JICAの青年海外協力隊員として、24日から、中米のエルサルバドルに派遣されます。
20日は、佐藤さんと駒ヶ根青年海外協力隊訓練所所長の堀内好男さんが市役所を訪れ、白鳥孝市長に出発の挨拶をしました。
佐藤さんは、伊那市美原出身の31歳。
大学を卒業後、外資系のホテルで4年間働いていました。
28歳の時、世界一周の船に乗り途上国を含む様々な国を訪れ、貧困や社会が抱える問題を解決する仕事につきたいと考えるようになりました。
白鳥市長は「国際貢献をしつつ、見聞を広げてきてください」と激励しました。
佐藤さんの任期は2年間で、現地では、農業関係者の支援に携わります。 -
盗難の車 中央道で事故
中央道下り線で26日、警察の追跡を受けていた車が、伊那市の小黒川パーキングエリア入口で衝突事故を起こしました。
これにより運転していた男性が軽いケガを負いました。
高速隊によりますとケガを負ったのは千曲市の無職の男性26歳です。
男性が運転していた車は盗難届けが出ていて発見したパトカーが追跡していました。
松本市内の長野道で発見された車が逃走し小黒川パーキングエリア入口で衝突したもので、高速隊では追跡方法に問題はなかったとしています。
この事故により伊那インターチェンジから駒ヶ根インターチェンジの間の下り線が26日午後7時頃からおよそ2時間半にわたり通行止めとなりました。 -
水神町と伊那市社会福祉協議会が災害時の協定結ぶ
伊那市山寺の水神町と伊那市社会福祉協議会は27日、災害時等の協力応援体制の協定を結びました。
27日は伊那市の福祉まちづくりセンターで調印式が行われ、水神町の小木曽義典総代と、伊那市社会福祉協議会の小池孝行会長が協定書を取り交わしました。
協定では、水害時などに福祉まちづくりセンターを一時的な避難場所として避難者を受け入れるとしています。
また、災害時などに社協の運営する福祉まちづくりセンター及び障害者社会就労センター輪っこはうす・コスモスの家の利用者の避難誘導に関して地域の人の協力を求めることを取り決めました。
伊那市社協では、これまでに御園区や高遠町長藤区など、4つの区と災害時等の協力応援体制協定を結んでいます。
伊那市社協の小池会長は、「これからも利用者や地元の方の安全対策に努めていきたい」と話していました。
水神町の小木曽総代は、「常日頃の準備をしっかりすることによって大事になることを防ぐことができるのでは」と話していました。 -
高遠辛味大根を高遠北小児童が間引き
伊那市高遠町の高遠北小学校3年の児童が高遠の特産品「高遠辛味大根」の間引き作業を27日高遠町藤沢の畑で行いました。
27日は高遠町の伊藤正樹さんの畑5アールに植えられた高遠辛味大根の間引き作業が行われました。
間引き作業は、社会科の授業の一環で農家の仕事や地元の特産品について学んでもらおうと今回初めて行ったものです。
高遠辛味大根は、保科正之が高遠そばの薬味として食べていたといわれていますが、近年地元では育てられていませんでした。
福島県大沼郡金山町で育てられていたことから、旧高遠町役場の職員らが種を貰い受け、平成15年に復活したということです。
児童は、小さいものを選んで次々と間引いていました。
間引きした高遠辛味大根は、学校に持ち帰り葉の部分をおひたしにして食べるということです。 -
伊那市富県保育園 稲刈り体験
伊那市の富県保育園の園児は26日、保育園近くの田んぼで稲刈りを体験しました。
この日は、年長園児24人が、地元農家でつくるJA上伊那青壮部富県支部のメンバーに教わりながら稲刈りを体験しました。
園児は、今年5月に青壮年部のメンバーと一緒に、この田んぼに白毛餅の苗を植えました。
収穫したもち米は、1週間ほど乾燥させ、年明けに餅つきをして味わうということです。 -
高遠ブックフェスティバル
3年前から高遠町を本の町にしようと始まった、高遠ブックフェスティバルが、今年は地域住民主導で開かれました。
高遠町商店街の店舗前には本棚が置かれ、誰でも手に取って読んだり、買ったりすることができます。
「読み終わった本でも、他の人にとっては読みたい本かもしれない」と地域に本を募ったところおよそ4千500冊が寄せられ、店頭や空き店舗などに本が並べられました。
高遠ブックフェスティバルは、読書愛好家らでつくるグループが始めたもので、今年から地域住民が主体となって運営を行いました。
本の町プロジェクトの春日裕代表は「5年後、10年後に町の横に本が佇むようなイベントにしていけるよう頑張っていきたい」と話していました。
ブックフェスティバルを運営する本の町プロジェクトでは、今回の売り上げ全額を東日本大震災の義援金として寄付するということです。 -
第6次長野県保健医療計画に地域の意見を
県が策定を進めている、第6次長野県保健医療計画について地域の意見を取り入れようと、上伊那の連携会議が25日に発足しました。
25日に伊那合同庁舎で1回目の会議が開かれ、会長に上伊那地域包括医療協議会会長で医師の神山公秀さんが選任されました。
連携会議は、来年度から5年間を計画期間とする第6次長野県保健医療計画に地域の意見を反映させようと設置されたものです。
この日は県側から計画案が示されました。
それによりますと、これまでの第5次計画にはなかった在宅医療と精神疾患についての項目が新たに追加されました。
精神疾患の救急医療体制については、これまでの県内10の医療圏ごとの連携ではなく、北信、東信、中信、南信の4圏域単位での整備を目指すとしています。
また、在宅医療については、原則として市町村をひとつの医療圏域として連携体制を整えるとしています。
委員からは、「地理的に隣の医療圏へ救急患者を搬送した方が早い場合もある。圏域単位の整備だけにとらわれず、地域の実情を考慮すべき」などの意見が出されていました。
上伊那の連携会議は、あと1回予定されていて、県では、来年2月の策定を目指します。 -
春近神社 内藤家より奉納の甲冑見つかる
明治4年に高遠藩の内藤家が、伊那市の春近神社に寄進した甲冑が見つかりました。
神社の蔵から持ち出されたのは、縦横およそ40センチ、高さ50センチの箱です。
27日は、区や神社の関係者およそ10人が見守る中、箱の中からは兜や鎧、草鞋などおよそ30点が出てきました。
市の学芸員によりますと、箱に張られた札から、今からおよそ140年前の明治4年に内藤家の所領内にあった神社に奉納した116点のうちの1つだという事です。
蔵の中にあった事や長年持ち出されなかった事もあり、保存状態もよく、パーツも揃っているという事ですが、目録が無いことから作られた年代は不明です。
地区住民によりますと、代々神社の役員の間では、蔵の中に鎧がある事が言い伝えられていましたが、中身を確認する事は無かったという事です。
9月に伊那市高遠町で、馬の鎧が見つかったとの新聞記事を見た地区住民と神主が改めて蔵の中を確認し、鎧を見つけたという事です。
今回見つかった甲冑は、11月に開かれる地区の文化祭で一般公開される予定だという事です -
聴導犬がパチンコ店で社会性訓練
耳が聞こえない人を介助する聴導犬の社会性訓練が22日、伊那市西春近のパチンコ店で行われました。
訓練は、宮田村に本部を置く、社会福祉法人日本聴導犬協会が行ったもので、3歳のふじと1歳ののぶがパチンコ店の店内に入りました。
日本聴導犬協会では、聴導犬や介助犬の訓練を行い、聴覚障害者に無料で貸与しています。
日ごろからスーパーや電車の車内などでは訓練を行っていますが、利用者の中にパチンコなどをしたい人もいることから、今回初めて訓練を行いました。
聴覚が発達している犬が、大きな音の中でもいつも通り過ごせるようにすることが課題で、訓練士がエサをやったり、褒めたりしながら店内の環境に慣れさせていました。
主任訓練士の矢沢昌子さんは静かにしている聴導犬のふじに「よくできたね、えらいね」などと話しかけエサをやっていました。
矢沢さんは「店内の大きい音や様々な光、鏡に映った姿など普段の生活では体験しにくいものがたくさんある。訓練を通して少しずつ慣れさせていきたい」と話していました。
今回訓練に協力したパチンコ店「わくわく戦艦123」は、聴導犬の入店を許可する協力店に加盟していて、聴導犬を連れての入店も積極的に受け入れたいとしています。
マルギンネクストグループの高橋慎一さんは「訓練を通してお客様の温かい目を感じた。聴導犬や介助犬を連れたお客様にも気軽に利用していただきたい」と話していました。
聴導犬協会では、パチンコ店など様々な施設での訓練を、今後も続けていきたいとしています。 -
信大農学部AFC祭
南箕輪村の信州大学農学部の付属農場などを一般公開する「AFC祭」が、22日に開かれました。
会場内には様々な体験ブースなどが設けられ、多くの人でにぎわいました。
信大農学部では、地域の人たちに活動を知ってもらおうと、毎年AFC祭を開き学校を開放しています。
木を使った体験コーナーでは、丸太切り競争が行われ、子ども達が親の手を借りながら丸太を切っていました。
ブドウの圃場では、毎年人気の食べ放題が行われ、訪れた人たちが気に入ったブドウを採って味わっていました。
伊那市内から家族で訪れた男性は「毎年楽しみにしているイベント。地元の大学の活動がよくわかるし子ども達も喜んでいるようで良かった」と話していました。 -
新山保育園 休園解除を住民大会
休園している伊那市の新山保育園の再開や新山小学校の児童確保に向けた活動している、住民グループ「新山の保育園・小学校について考える会」は、地域一体となって取り組みを推進していこうと23日、住民大会を新山保育園で開きました。
大会には、地区住民や新山小学校の教諭、特認校制度を利用し地区外から新山小学校に通わせている保護者など約40人が集まり意見を交わしました。
参加者からは「問題意識を共有し、区民一人ひとりが具体的な行動を起こすべき」といった声や「地区で園舎を買い取り、保育園を運営したらどうか」といった意見が出されていました。
新山保育園は現在休園となっていて、定員の半数となる20人以上の園児を確保できない場合は、平成28年度には廃園となる事が決まっています。
会によると、新山地区には0歳から5歳までの子供が19人いて、全員が希望すれば、あと一人で来年にも保育園の休園を解除できる状況という事です。
しかし、保護者の中には、友達と離し現在の保育園から転園させる事が難しいとの報告もあり、園児確保には課題があると説明していました。
考える会では、保育園が廃園となれば、次は小学校が無くなる可能性が出てくると指摘し、園児確保に向け、新山出身者への呼びかけや、Iターン受け入れに向け空き家情報の提供などの取り組みをしていく事を確認しました。 -
ルビコンエンジニアリングが救急車を寄贈
創立50周年を迎えた電子部品製造設備の開発製造を行っている伊那市のルビコンエンジニアリング株式会社は、救急車1台を25日伊那消防組合に寄贈しました。
25日は伊那市役所駐車場で車の引き渡しが行われました。
ルビコンエンジニアリングは昭和38年に創業し、今年創立50周年を迎えました。
50周年の節目に合わせ、地域貢献の一環として救急車を寄付したものです。
ルビコンエンジニアリングでは、「高齢化が進む国内情勢において、有事の際には十分活用していただき、人命救助に役立ててほしい」としています。
救急車は自動心臓マッサージ器など救命用の機材が配備された高規格のものです。
外側の側面に赤いLEDライトがついた最新式の車両で、小回りもきくということです。
白鳥組合長は、「高齢化社会を迎え、救急車の機能が高いことが救命に結びついていく」と感謝していました。
寄贈された救急車は、伊那消防署に配備されることになっています。 -
オリンパス敷地内から有害物質を確認
伊那市西町のオリンパス旧伊那事業場跡地から基準値を超える有害物質が確認されたことが解りました。
24日は、解体が進められているオリンパス旧伊那事業場で記者会見が開かれました。
オリンパス側の説明によると、今年の3月13日から7月24日まで法律に基づいて土壌と地下水の調査を実施しました。
5月17日に地表の一部から基準値を超えるトリクロロエチレンや鉛などの有害物質が確認され、7月24日に県に報告したということです。
改修中の建物部分を除く2万4000平方メートルの敷地内170か所で調べ、44か所で基準値を超えていたことが解りました。
一方地下水は、44か所の調査の結果、問題はなかったということです。
24日は記者会見を前に地元住民を対象に住民説明会が非公開で開かれ、対象となる100世帯から17人が参加したということです。
住民からは、「雨水でながれてこないか心配」「調査はどこの深さまで行ったのか」などの質問や意見が出たということです。
オリンパスでは、敷地内から有害物質が流れ出ることはなく、体への影響も心配ないとしています。
汚染土壌の除去作業は11月から来年5月まで行う計画です。