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東日本大震災 派遣の伊那市職員戻る
東日本大震災で、友好提携都市の福島県会津若松市へ災害応援隊として派遣されていた伊那市の職員が、活動を終えて14日、市役所にもどりました。
会津若松市に派遣されたのは、伊那市の職員5人です。
救援物資を被災地に届け、14日午後5時ごろ、伊那市役所にもどりました。
応援隊は、酒井茂副市長に、現地での活動を報告しました。
応援隊は、「会津若松市は、一部、建物が壊れるなどしていたが、大きな被害はなく、市民の生活は正常にもどっているようだった」と話していました。
今後、原子力発電所の事故の影響で、会津若松市では千人ほどの避難者の受け入れを想定していて、届けられた救援物資は、この避難者の受け入れに活用されるということです。 -
食料品など品薄 冷静な対応を
伊那市内の大型店などでは、東日本大震災後、食料品や日用品が品薄となっています。
こうしたことから伊那市では家庭で必要なものだけを買うよう冷静な対応をお願いしたいと呼びかけています。
伊那市の大型店では、15日も水や電池、トイレットペーパーなどの日用品や防災用品を買い求める人の姿が多く見られました。
ある男性は、「水が一番ほしかったが、今はないと聞いた。トイレットペーパーや、米、カップ麺などを買って帰りたい」と話していました。
アピタ伊那店では、被災地への供給を優先しているため、カップメンや電池などが品薄となっています。
アピタ伊那店ではカップメンや水、電池などは現在店頭に並んでいる商品のみで、今後の入荷のめどはたっていないということです。
伊那市生活環境課では「被災地への安定した物資の供給のためにも、家庭で必要なものだけを買うよう冷静な対応をお願いしたい」と呼びかけています。 -
上伊那の小中学校で終業式始まる
上伊那の小中学校では15日から3学期の終業式が始まりました。
このうち伊那市の伊那東小学校では全校児童661人が体育館に集まり終業式が行われました。
式の中で6年生全員が、これまでの生活を振り返り、自分達の成長を発表しました。
北原宏校長は、東日本大震災にふれ「児童会では今日から募金を始めてくれました。みなさんがやってくれた事は被災者の人達の力になる。人が生きていく中で助け合う事は大切」と話しました。
6年生の教室では小学校生活最後の通知表が担任から手渡されていました。
伊那東小学校では16日卒業式が行われ101人が慣れ親しんだ学び舎を巣立ちます。 -
災害派遣医療チームDMAT 被災地での救助活動終了
伊那中央病院の災害派遣医療チームDMATは、被災地での救助活動が終了し、14日、伊那市に戻りました。
救助活動を行ったのは、地域救急医療センターの畑谷芳功部長と看護師2人、業務調整員2人の5人です。
病院前では、職員が5人を出迎えました。
DMATが派遣されたのは、岩手県の大船渡市です。
現場は津波による建物の倒壊など被害が大きかった地区で、5人は災害拠点病院での重傷患者の治療や避難所で被災者の健康状態の管理などを行ったということです。
伊那中央病院では、長野県看護協会からの要請を受け、被災者の心のケアを行う災害支援ナース2人を20日に派遣するということです。 -
農林部と商工観光部 設置へ
伊那市は来年度から、産業振興部を分割し、「農林部」と「商工観光部」を設置する方針です。
16日の伊那市議会総務員会で条例改正案が賛成多数で可決されました。
伊那市は、観光、農林振興にそれぞれ重点的に取り組むため、今回の組織再編を行います。
新設される農林部の部長には、国から派遣される農林水産省の職員が就く予定です。
伊那市では、国や県に関わる課題が多く、パイプ作りのために職員派遣を要請したとしています。
農林部と商工観光部は、本会議で条例改正案が可決されれば、4月1日から設置されます。 -
春の高校伊那駅伝中止へ
伊那市は14日、東日本大震災の影響により、20日日曜日に予定されていた春の高校伊那駅伝の開催を中止すると発表しました。
男子34回、女子27回を数える伊那駅伝は全国から男子95チーム、女子67チームの合わせて162チームが参加することになっていました。 -
イーナちゃんマレットゴルフ 開幕
伊那市内在住のマレットゴルフ愛好家でつくるイーナちゃんマレットゴルフクラブの開幕戦が、12日、伊那市東春近の榛原河川公園で行われました。
この日は晴天のもと、会員およそ60人がマレットゴルフを楽しみました。
今年で発足9年目を迎えるイーナちゃんマレットクラブには、現在およそ120人の会員がいます。
今年は伊那市内のマレットゴルフ場を会場に、3月から12月までの10か月間で30試合を行う予定です。
イーナちゃんマレットクラブの平澤久会長は「素晴らしい自然の中で季節の変化を感じながら、楽しんでプレーしたい」と話していました。
なお、大会の結果、男子優勝は浅井和夫さん、女子優勝は向山元子さんとなっています。 -
伊那消防組合の援助隊第一陣が活動報告
東日本大震災の被災地へ派遣された伊那消防組合の緊急消防援助隊の第一陣が14日、伊那市に戻り、白鳥孝組合長に現地の状況などを報告しました。
伊那市役所で派遣された5人が白鳥組合長に任務の内容、現地の状況などを報告しました。
援助隊第一陣のメンバーが派遣されたのは、津波などで大きな被害のあった宮城県塩釜市です。
現場では、現地の消防隊の指揮の下、急病患者などの搬送作業にあたったということです。
救急隊の有賀晋隊長は「駅の前に家が流れ、テレビで見た恐ろしい光景が目の前にあった。水没する場所が日によって違い、現地の人に聞きながら行ったが、たどり着けない場所もあった」と話していました。
現地の状況について、援助隊第一陣の木下広志隊長は「凄まじい被害。現地の人たちが「ごくろうさま」と声をかけてくれるがいたたまれない気持ちになった。早く状況が回復して普段の生活に戻ってもらえたら」と話していました。
白鳥組合長は「しっかり休んで、通常業務や次の派遣に備えてもらいたい」と話していました。
伊那消防組合では、すでに援助隊の第二陣が13日に出発していて、第一陣に引き続き、宮城県塩釜市で救援活動を行っているということです。 -
一部の食料品などが品薄に
東日本大震災の影響で、飲料水や食料品が被災地優先で送られていることから、量販店では水やカップメンなど一部の商品の入荷が少なくなっています。
伊那市のベルシャイン伊那店では、地震の影響で一部の商品が品薄になっていることをお詫びする説明文が陳列棚に置かれています。
現在、飲料水やカップメン、パックご飯など、保存の利く商品は、被災地へ優先的に送られているため、品薄になっています。
ベルシャイン伊那店では「商品の被災地優先に協力したい。一部ご迷惑をおかけしますが、ご理解、ご協力をお願いしたい」と話しています。 -
みのわ祭り予算700万義援金にしたい考え示す
箕輪町の平澤豊満町長は、今年のみのわ祭りを中止し、関連予算700万円を東日本大震災の被災地へ義援金として届けたい考えを示しました。
14日、町議会3月定例会が開かれ、冒頭、議員や理事者、職員全員が、犠牲者の冥福を祈り黙とうを行いました。
その後行われた挨拶で平澤町長は、今年のみのわ祭りを中止し、関連予算700万円を義援金として届けたい考えを示し、「被災者の気持ちになり厚い支援をしていきたい」と話しました。
祭り開催については、早いうちに実行委員会を開き、決定したいとしています。 -
木下氏拡大役員会~伊那市区~
長野県議会議員選挙、伊那市区に立候補を表明している現職の木下茂人さんの陣営は13日、伊那市内で後援会の拡大役員会を開きました。
伊那市区には定数2に対し現職2人、新人1人が立候補を表明しています。
このうち5期目を目指している現職の木下茂人さん陣営は13日、伊那市美篶の上大島地域交流センターで後援会の拡大役員会を開きました。
会場には支援者などおよそ150人が集まりました。
木下さんは「地域の課題となっている福祉・医療の充実や若者の定住対策、農林業の振興に力を入れていきたい」と訴えていました。 -
伊那市 親善交流市町に職員派遣
伊那市は親善交流を締結している、東日本大震災で被災した福島県の猪苗代町と会津若松市に職員を派遣し、救援物資を届けます。
13日は、伊那市役所で派遣される職員の出発式が行われました。
猪苗代町では、軽傷者が一人、建物被害は全壊・一部倒壊合わせて160戸、避難者数は100人。
伊那市から職員が6人派遣される他、毛布100枚、飲料水10リットル60本、その他食料が送られます。
会津若松市では、死者1人、負傷者11人、建物被害は全壊1棟、一部倒壊が多数でていて、避難者数は80人となっています。
伊那市からは、職員5人が派遣される他、毛布200枚、飲料水10リットル30本、その他食料が送られます。
出陣式で白鳥孝市長は「市民の気持ちを背負い、同じ日本人としてきちんとした対応が取れるようがんばってきて下さい」と激励しました。
派遣期間は、猪苗代町が15日まで、会津若松市が14日までを予定しています。 -
わんぱくおやこ塾 いちご狩り楽しむ
保育園に通う前の子供と母親が通う伊那市の西箕輪公民館の教室「わんぱくおやこ塾」は9日、みはらしいちご園でいちご狩りを楽しみました。
9日、わんぱくおやこ塾の今年度最後の教室が開かれ、38組の親子が参加しました。
みはらしいちご園では、お世話になっている地元、西箕輪に感謝の気持ちを伝えようと、毎年わんぱくおやこ塾をいちご狩りに招待していて、今年で3年目です。
ハウスには、酸味がなく甘みの強い章姫、甘みと酸味のバランスがとれた女峰、少し酸味のある紅ほっぺの3種類のいちごがあり、子供達は、赤く実ったものを探しておいしそうに口に運んでいました。
ある母親は、「自分でとって食べるので、子供も、楽しく、いつもより沢山食べることができました」と話していました。 -
県芸術文化総合フェスティバル
第23回長野県芸術文化総合フェスティバルが、伊那市の伊那文化会館で開かれています。12日から大正琴などのステージ発表が始まりました。
フェスティバルは、県内で活動する文化団体が日頃の成果を発表し、芸術の質の向上と活性化を目指すもので、長野県芸術文化協会が毎年開いています。
長野、松本、伊那の3会場で開かれ、伊那会場は伊那芸術文化協会に加盟する17団体が参加しています。
ステージ発表は、12、13日の2日間で15団体が出演することになっていて、今日は大正琴や日本舞踊が披露されました。
また、伊那市華道会による華道展や、長野県水墨画協会南信支部の水墨画展も開かれています。
フェスティバルは13日まで伊那市の伊那文化会館で開かれ、ステージではバレエやダンスの発表が行われます。
入場料は一般千円、小中高校生は500円で、展示は無料となっています。 -
中央蘭友会が春蘭展
春の早い時期に花を咲かせる野生のランの一種、春蘭の展示会が伊那市の伊那市民会館で開かれています。
これは、愛好家のグループ、中央蘭友会が毎年この時期に開いているものです。
会場には、およそ100鉢が並んでいます。
会員は伊那谷を中心としたおよそ30人で、栽培方法など皆で勉強しているということです。
中央蘭友会の土屋澄一会長は、「春蘭は清楚で可憐、飽きの来ない花。育てていると元気が出て、人生が豊かになる」と魅力を話していました。
この春蘭の展示会は13日まで、伊那市民会館で開かれています。 -
春の訪れ告げる ザゼンソウ
伊那市横山で、春の訪れを告げる花「ザゼンソウ」が姿を見せ始めました。
一面雪に覆われた横山の森林内で雪を溶かして顔を出しているのがザゼンソウです。
ザゼンソウは、3月から4月にかけて咲くサトイモ科の花で、回りの黒紫色の部分が仏炎苞と呼ばれる葉の一種で、中に見える黄色く丸いものが花です。
ザゼンソウは媒介しているミトコンドリアの力を借りて自ら発熱し、雪を溶かして顔を出すと言われています。
群生地の管理をする横山区によると、まだ蕾のものが多く、見ごろは4月上旬頃になりそうだということです。 -
農事組合法人みすず 設立
美篶営農組合は、より効率的な運営を目指し、農事組合法人「みすず」をこのほど設立しました。
11日夜にはJA上伊那美篶・手良支所で設立総会が開かれ、組合員などおよそ60人が出席しました。
美篶地区は、伊那市で最も有休荒廃地の少ない地区で、川下り米など評価の高い米が獲れる地域でもあります。
しかし、高齢化や担い手不足など、農業、農地の継承が深刻な状況になっています。
今回、農地・農業を守り、地域農業の振興をはかっていこうと、法人を設立しました。
理事長に選任された堀内利男さんは「設立して終わりではなく、今日がスタート。みんなで知恵を出し合って美篶の農業を守っていきたい」とあいさつしました。
伊那市によると、市内の集団営農組織の法人化は3例目で、367人が加入する「みすず」は最も大きい農事組合法人になるということです。 -
伊那の児童公園遊具 7月末までに工事完了
伊那市は、市内68ヶ所の児童公園にある遊具のうち、使えない、または、改修が必要とされた遊具について、7月末までに、改修や撤去を終了したい考えを11日示しました。
伊那市によると、今年度、市内の遊具の安全性について診断したところ、市内の児童公園の68ヶ所のうち、66箇所で、63%の遊具が、使えなかったり、改修の必要があることが分かりました。
伊那市では、危険が予想された遊具にシートをかけるなどして使えない状態にしていました。
伊那市では今年度、1800万円の予算を計上していて、6月末までに、49箇所の児童公園で、75基については改修・更新工事を、21基については、撤去工事を行います。
また、残りの17箇所については、来年度、県の補助を受け、1670万円かけて改修を行う予定で、7月末までに工事を終了したいとしています。 -
田中泯さん 井月映画クランクアップ
幕末から明治時代にかけて伊那谷で活躍した俳人井上井月を題材にした映画、「ほかいびと 伊那の井月」が10日クランクアップしました。
主演した田中泯さんに、撮影を終えての感想を聞きました。
田中さんは、「井月が死ぬシーンを撮影したとき、生まれ変わるような気持ちでいた。1年3ヶ月の撮影期間中、1ヶ月に数日は、井月でなっていたので、寂しい気持ち。 私の仕事はこれで終わり、今後、映画の編集作業になるが、県内だけでとどまる映画になるか、もっと広がる映画になるかは、編集にかかっている」と話していました。
10日夜は、クランクアップを祝って、祝賀会が、伊那市美篶の笠原公民館で開かれました。
主演した田中さんには、タカトオコヒガンザクラの苗木が送られました。
このあと、集まった井月顕彰会のメンバーと勘太郎月夜唄を踊るなどして交流を深めていました。 -
伊那市などで震度4観測
11日、午後2時46分ごろ、三陸沖で地震が発生しました。県内では伊那市などで、震度4の揺れを観測しました。
地震発生時に伊那市役所で開かれていた伊那市議会一般質問では、揺れを感じた白鳥孝市長が答弁を中止し、議場は一時騒然となり、議長が暫時休憩としました。
JR飯田線は午後2時46分から天竜峡と七久保の間で、また特急あずさも午後3時36分から上下線とも運転を見合わせました。
また伊那バスでは、午後3時以降、新宿行きの高速バスの運行を見合わせました。
午後4時40分現在、伊那市、箕輪町、南箕輪村にこの地震による被害の情報は入っていないということです。
伊那消防署、伊那警察署にも被害の情報はなかったほか、中部電力伊那営業所管轄内で、地震による停電はなかったということです。 -
ブラジルの日系人の祭りで信州そばの手打ち実演販売
今年7月にブラジルで開かれる日系人の祭り「フェスティバル・ド・ジャポン」で、信州そばの手打ち実演販売が行われます。
11日は、在伯長野県人会の北澤重喜会長や、伊那市そば打ち名人の会の小林史麿会長ら8人が伊那市役所を訪れ、白鳥孝市長にフェスティバル参加を報告しました。
「フェスティバル・ド・ジャポン」は、ブラジル日本都道府県人会連合会が中心になって毎年開いているイベントです。
小坂樫男前伊那市長が、県人会創立50周年記念式典でブラジルを訪れ交流したことをきっかけに、そば打ち名人の会が実演を行うことになったものです。
北澤会長は「日系移住者の生活レベルはあがってきている。ゼロから出発し、今日まで暮らしてきた実態を、祭りを通してみてもらいたい」と話しました。
伊那市そば打ち名人の会では、祭り当日に現地で実演販売を行う一般参加者を募集する予定です。 -
伊那路3月号春の高校伊那駅伝を特集
地域の歴史などを紹介している伊那路3月号は、今回初めて春の高校伊那駅伝を特集します。
10日は、本を発行している上伊那郷土研究会の編集委員9人が、伊那市荒井で発送作業を行いました。
伊那路は、1957年昭和32年創刊の月刊誌で、地域の歴史や文化などを取り上げています。
今回は、30年以上の歴史がある春の高校伊那駅伝に関心を持ってもらおうと、初めて特集されました。
3月号は、現役の監督や大会に出場した選手などの話の他、駅伝に関するコラムや歴史などが48ページにわたり紹介されています。
伊那路は、全国の上伊那郷土研究会会員およそ700人に配られます。
市内の書店でも、1冊500円で販売される他、希望者には郵送も行うということです。 -
白鳥市長 工場用地造成について答弁
10日の伊那市議会3月定例会の一般質問では、契約書を交わす前に市がNECライティングの工場用地を造成したことに対し、議員から指摘があり、白鳥孝市長は、「市の誘致用の工業団地として造成した」と答えました。
NECライティングは、伊那市で工場の増設などを検討していて、そのための補助も市から受けていましたが、一方的にそれを断念しました。
これについて議員が、「NECライティングが一方的に白紙撤回をした一番の根拠は不動産売買契約書を取り交わさなかったこと。市は正式な文書を取り交わさずに工場用地の造成を始めた」と指摘しました。
これに対し、白鳥市長は、「NECが新たな事業展開を断念した時期は、まだ誘致交渉の段階だった」とし、契約書を取り交わす前に用地の造成を始めたことについては、「NECライティングが工場を建てようとしていた用地は市の既存の工業団地と隣接していた。そのため誘致用の工業団地として、市が先行取得して造成した」と答えました。 -
公衆衛生専門学校卒業式
長野県公衆衛生専門学校の卒業式が10日行われ、2年制の過程で学んだ最後の学生が学び舎を巣立ちました。
卒業生17人一人ひとりに卒業証書が授与されました。
長野県公衆衛生専門学校では、歯科衛生士を目指す学生が講習や実習に励んでいます。
今年度から専門学校は3年間の過程になっていて、今日卒業を迎えた17人は、2年制の最後の学生です。
中村好昭校長は、「安心で質の高い歯科医療の担い手として、研鑚を怠ることなく、県民の期待に応えてくれるよう応援しています」と式辞を述べました。
卒業生を代表して、北安曇郡池田町出身の岩・ス純子さんは、「これからは社会人として今まで以上に学ばなければならない。日々努力していきます」とあいさつしました。
卒業生17人は、先月27日に歯科衛生士の国家試験を受験していて、28日に合格発表があります。
17人全員が、県内外の病院や歯科診療所に就職が決まっていて、国家試験に合格すれば、春から歯科衛生士として新たなスタートを切ります。 -
映画「ほかいびと伊那の井月」撮影終了
幕末から明治にかけて伊那谷を放浪した俳人、井上井月を題材にした映画、「ほかいびと伊那の井月」の撮影が、10日終了しました。
10日は伊那市高遠町で最後の撮影が行われました。
3月10日は、井月の命日にあたり撮ったシーンも井月が、亡くなる場面でした。
主役の井月は舞踊家の田中泯さんで、ほかは地域住民が役者をつとめました。
映画「ほかいびと伊那の井月」は、平成21年から、伊那谷で撮影が始まり、収録した場面は200時間におよぶということです。
地元住民およそ400人が出演した映画「ほかいびと伊那の井月」は、今後編集作業にはいり、今年秋に公開されます。 -
木のおもちゃを展示
伊那市と友好提携を結んでいる新宿の赤ちゃん誕生記念に伊那市の木工職人が作った木のおもちゃが来年度から贈られます。
伊那市役所には新宿に贈る木のおもちゃが並べられ、訪れた親子連れが遊べるスペースが設けられています。
新宿では年間およそ2千人の赤ちゃんが生まれているということで、これまで誕生記念に図書券を贈っていました。
来年度から、温もりのある木のおもちゃを贈ることとなり、友好提携を結んでいる伊那市の木工職人が、おもちゃを作ることになりました。
贈られるのは、積み木など、木目や木のあたたかみを感じることができる9種類でこれらは、市内の木工職人が作ったものです。
このグループは新宿で来年度からはじまる木のおもちゃを贈る事業にあわせ、伊那市木工職人グループとして正式に発足する予定です。
伊那市では、新宿の子どもたちが、木のおもちゃに親しみながら、自然への興味関心をもち、自然を大切にする心を育んでもらいたいと話しています。 -
ありがとう空牙
木曽馬を飼育してきた伊那市の伊那小学校6年森組は8日、木曽馬とのお別れ会を開きました。
伊那小学校6年森組が飼育していた木曽馬の雄、空牙です。
森組では、総合学習で昭和初期の農村の暮らしを再現しようと米づくりなどを体験しました。
木曽馬による農作業を体験しようと、5年生の時に飯山市の馬主から空牙を譲り受けました。
3月子ども達が卒業を迎えることから、空牙を、不登校の子どもなどを受け入れている伊那市高遠町のフリーキッズヴィレッジに引き渡すことになりました。
会では、子ども達が空牙と一緒に生活した思い出や感謝の言葉を発表しました。
また、武田育夫校長から空牙に卒業証書が送られた他、クラス全員で歌のプレゼントをして別れを惜しみました。
空牙がトラックに運びこまれれると子ども達は大粒の涙。
子ども達はトラックの姿が消えるまで見送っていました。 -
伊那ミニバスケットボール教室 全国大会へ
伊那市の伊那ミニバスケットボール教室の女子チームは、今月埼玉県で開かれる全国大会に出場します。
8日、伊那市役所に伊那ミニ女子チームのメンバーが訪れ、白鳥孝市長に出場の挨拶をしました。
伊那ミニは、今年1月に開かれた県の予選大会決勝で駒ヶ根市のチームと対戦、63対20で優勝し2年連続5回目の全国大会出場を決めました。
松永義夫監督によりますと、県の予選大会以降、遠征した県外の大会はすべて優勝し、チームの仕上がりも良いという事です。
伊那ミニが出場する第42回全国ミニバスケットボール大会は、今月29日から埼玉県で開催されます。 -
第39回伊那まつり 実施方針案了承
今年の第39回伊那まつりの企画会議が、7日夜、伊那市のいなっせで開かれ、祭りの実施方針案が了承されました。
伊那まつり企画会議は、去年12月から5回に渡り開かれてきました。
伊那まつり企画会議では、●市民踊りについて、伊那節・勘太郎月夜唄と、ダンシングオンザロードの時間帯を分けて踊ること、●市役所の職員が主体に行ってきた運営を、できるところから市民に移管していくことなどが決まっています。
会議では、これらの検討をまとめた実施方針案が示され、了承されました。
実施方針案は、17日に開かれる伊那まつり委員会に示される事になっています。 -
白鳥市長「センター方式ありきでない」
伊那市の白鳥孝市長は、学校給食施設について、センター化ありきではないとして、総合的に検討する委員会を今後設置する考えを9日に示しました。
市議会一般質問で、給食施設のあり方についての議員の質問に答弁したものです。
白鳥市長は、「給食施設は、集約して複数校の給食を調理するセンター方式ありきではない。初期投資や人件費、ランニングコスト、食育、子育て支援など様々な視点から総合的に検討していきたい」と述べ、各学校で調理する自校方式も視野に入れた給食施設の検討委員会を設置する考えを示しました。
伊那市の給食施設については、西箕輪小学校と中学校の西箕輪調理場や伊那小学校の調理場が特に老朽化していることから、5年前の行革審議会の答申に基づいて、伊那中、伊那西小、西春近北小も含めた西部地区の給食を集約して調理するセンター化方式が検討されてきました。
白鳥市長は、取材に対し、「給食は、安全で美味しく、よりコストがかからない方式が一番」と話しています。