-
伊那市が民事調停申し立てへ
伊那市は、伊那工場を閉鎖したNECライティング株式会社に対し、補助金の返還を求める民事調停を長野簡易裁判所に申し立てることを9日市議会に追加提案しました。
伊那市がNECライティングに対し返還を求めるのは、平成18年度から21年度にわたる補助金1億5,888万7,000円です。
伊那市によりますと、NECライティングは、市の請求に対し、「補助金の対象となった設備が稼動していた年度に関し交付されていたものであり、さかのぼって返還する義務はない。要望に応えることは困難」としていて、双方の主張は平行線でした。
伊那市は、当事者同士の解決が困難として、司法の判断を求めるのが適当とし、民事調停の申し立てを行いたい考えです。
NECライティングに補助金返還を求める民事調停の申し立てについては、委員会審査を経て、3月定例会最終日の18日に採決される予定です。 -
内藤頼直が寄進した鎧や兜
伊那市高遠町の上山田と下山田の区長らは8日、地元の八幡宮にある鎧や兜などを歴史資料として高遠町歴史博物館に預けました。
8日は、地元の関係者や教育委員会など15人が立ち会い、鎧や兜などを歴史博物館に預けました。
鎧や兜は、江戸時代最後の高遠藩主、内藤頼直が明治4年3月に旧山田村の八幡宮に寄進したものとされています。
資料によると内藤家は明治維新に伴い、高遠領内およそ120箇所の神社などに鎧や兜などを寄進していたということです。
8日は、学芸員から鎧や兜の説明がありました。
保存状態が良く、弁当箱や水筒など戦いに出向く際の付属品がある事が他にはみられない特徴ということです。
預けられた鎧などは今月26日からはじまる春の特別展で一般公開される予定です -
春の高校伊那駅伝応援準備進む
今月20日に春の高校伊那駅伝が開かれます。
それを前に住民有志や子ども達が応援準備を進めています。
このうち伊那市の花の愛好家グループ、小沢花の会では今年も春の高校伊那駅伝の発着点となる伊那市陸上競技場に芝桜を飾り付けます。
8日は、会員がプランターの雑草をとったり、花の育ち具合を確認していました。
小沢花の会によると今年は、天候にも恵まれ良い花が出来たということです。
小沢花の会では大会前に、会員40人ほどでおよそ300のプランターを運びこむことにしています。 -
伊那飲食店組合 新春大会
伊那市や南箕輪村の飲食店が加盟している伊那飲食店組合の新春大会が、7日伊那市内で開かれました。
組合員や来賓120人が出席した新春大会では、新しい役員が紹介されました。
組合長には、伊那市西町はなきゅうの櫻井信久さん、副組合長には、磯まつりの中村正一さんと信濃路の小松秀雄さん、おとめ座の福澤和子さんが選出されました。
櫻井さんは、「混迷している飲食業界だが、皆様のご指導とご協力で乗り切っていきたい」と話し、組合員の協力を求めました。
役員の任期は、2年となっています。
新春大会では、長年にわたる営業姿勢が評価され、4店舗に表彰状が贈られました。
伊那飲食店組合には、伊那市と南箕輪村の約300の飲食店が加盟しています。 -
伊那ビデオクラブ作品コンクール審査会
ビデオ愛好者でつくる伊那ビデオクラブの作品コンクールが、6日、伊那市のいなっせで開かれました。 作品コンクールは、年に1回行われていて、今年で14回目になります。
今年は、会員14人から24作品が寄せられました。
特別審査員は、映画監督の後藤俊夫さんや伊那市の職員、伊那ケーブルテレビジョンなど報道関係者が務め、会員もお互いの作品を評価しあいます。
作品が上映されると、カメラワークや、編集のつなぎ、音の使い方などのポイントを見ながら、採点していました。
審査の結果、後藤俊夫監督賞には、池田町の河野恆さんの「冬の陽(ひ)」と「戦場の狂気」が、伊那ケーブルテレビ賞には、伊那市の前田耕一さんの作品「だるまと人形飾り」が選ばれました。 -
旧馬島家住宅で雛人形の展示
伊那市高遠町の旧馬島家住宅で今日から、雛人形の展示が始まりました。
7日は、高遠町地区の有志でつくる「高遠をこよなく愛する会」の役員8人が雛人形を飾りつけました。
雛人形は、旧馬島家の物や地域から寄付された物などおよそ200点で、毎年展示されています。
ある会員は「江戸時代から現代までの雛人形が展示されていて、時代の移り変わりを感じることができる。是非多くの人に見てもらいたい」と話していました。
雛人形の展示は、4月の下旬まで伊那市高遠町の旧馬島家住宅で行われています。
入場料は大人200円、小人100円です。 -
県ロードレース 伊那大会
第46回長野県ロードレース伊那大会が6日、伊那市営野球場周辺などで行われ、参加者は、残雪のアルプスを背に、早春の伊那路を駆け抜けていました。
大会には、県内外からおよそ800人が参加し、一般、高校生、中学生などの5つの部門に分かれ、市営球場を発着に美篶地区を中心とした、5キロから16キロのコースを走りました。
今日の伊那市は、日中の最高気温は、10・8℃となり、選手たちは、汗をかきながら、春の気配がただよう伊那路を駆け抜けていきました。
参加したある選手は「冬のトレーニングの成果をみる良い機会。毎年参加しています」と話していました -
向山氏事務所開き~伊那市区~
長野県議会議員選挙、伊那市区に立候補することを表明している、現職の向山公人さんの陣営は6日、伊那市内で事務所開きを行いました。
伊那市区には定数2に対し、現職2人、新人1人の3人が立候補を表明しています。
このうち、4期目を目指し出馬を表明している現職の向山公人さん陣営は6日、伊那市中央に設けられた後援会事務所で事務所開きを行いました。
会場には、支援者などおよそ170人が集まりました。
向山さんは、「長谷、高遠を含め伊那市全体が発展する為には、市の東西を結ぶ幹線道路の整備や、県工科短期大学の誘致、上伊那の医療を充実させる事が必要」と訴えていました。 -
ハンセン病問題を考える
ハンセン病患者の体験をうたと語りで伝えるNPO現代座の公演が、2月28日、伊那市のいなっせで行われました。
公演は、伊那市のまほらいな市民大学の講座の一環として行われ、会場にはおよそ90人があつまりました。
上演された「遠い空の下の故郷」は、ハンセン病患にかかった女性が、強制隔離された療養所での実話をもとに作られた作品です。
ハンセン病と診断された少女は、16歳で療養所に入れられ、療養所の外に出る事が許されず、母親や父親の死すら知らされなかった事などが語られました。
NPO現代座は、東京を拠点に活動する団体で、この作品は、2001年にハンセン病患者との交流がきっかけで作られました。
現代座の木下美智代さんは、「ハンセン病問題を通して、差別問題について理解を深めてほしい」と話していました。 -
雪割草展示会
早春に花を咲かせる雪割草の展示会が5日、伊那市の伊那市民会館で始まりました。
会場には、会員が育てたおよそ300鉢が並んでいます。
この展示会は、南信地域の愛好者でつくる信濃雪割草愛好会が毎年開いていて、今年で11回目です。
色や花の形など種類が豊富で、株から育てたもののほか、会員が種から育てたものもあり、自慢の花が並んでいます。
会長の新井久さんは、「雪割草はきれいさ、素朴さがあり、人の心を活気づける生命力がある。ぜひ見てほしい」と話していました。
展示会は、6日まで伊那市民会館で開かれています。 -
住民有志 ごみ処理施設について考える
伊那市政について考える住民有志グループのぞみの会は1日、新しいごみ中間処理施設の建設候補地となっている富県の天伯水源付近などを見学する勉強会を開きました。
これは、自分たちの出しているごみの行方を確かめるとともに、新しいごみ中間処理施設について勉強しようと開かれたものです。
勉強会には、のぞみの会のメンバーが参加し箕輪町の最終処分場や辰野町の焼却施設などを見学しました。
このうち新しいごみ中間処理施設の候補地となっている富県天伯水源付近では、のぞみの会のメンバーが独自に調査した結果を報告しました。
のぞみの会では、今後もゴミについての勉強会を行っていきたいとしています。 -
読み聞かせボランティア交流会
伊那市や箕輪町の学校などで読み聞かせをしているボランティアの交流会が25日、伊那市高遠町の信州高遠青少年自然の家で開かれました。
交流会は、日頃小学校や図書館単位で活動している読み聞かせボランティアが一堂に集い、交流することで情報交換や研さんの場にしてもらおうと、伊那図書館と青少年自然の家が年1回、去年から開いているものです。
この日は、伊那市や箕輪町で活動している40人ほどが参加し、木曽檜を使ったマイ箸づくりをしました。
参加者たちは、「子どもやお年よりにどんな本を読めばいいか教えてほしい」「子どもと接する時間を大切にしている」などと自己紹介しながら、檜を紙ヤスリで削っていました。
ある参加者は、読み聞かせの時に毎回行なっているという手話を取り入れたあいさつを披露していました。
伊那図書館では、「それぞれ抱えている悩みや疑問を共有することで、普段のよみきかせに生かせるヒントが見えてくるはず」と話しています。 -
オトメ☆コーポレーションが一日消防署長
伊那市出身のなるみさんが所属するアイドルグループオトメ☆コーポレーションが、5日、伊那消防署の1日署長に任命され、火災予防を呼びかけました。
この日、伊那消防組合の白鳥孝組合長から3人に委嘱書が手渡されました。
3人は最初に、白鳥組合長とともに消防署員の服装や手帳などをチェックしていました。
点検が終わると、消防車両に乗って伊那市内をまわり、火災警報器の取り付けや火の元の点検などを呼びかけていました。
伊那消防組合管内では今年、16件の火災が発生しています。
これは去年よりも2か月早いペースだということです。
最後に、オトメ☆コーポレーションによるトークショーが行われ、集まった人たちに火災予防を呼びかけていました。 -
上伊那農業高校定時制卒業式、閉課程式
県の高校再編計画により今年度で終了する伊那市の上伊那農業高校定時制の卒業式と閉課程式が3日行われ、62年の歴史に幕を閉じました。
3日は、上農定時制で最後の生徒となる16人が、卒業を迎えました。
上農定時制は、1949年に伊那東高等学校から上農高校に移管されて以来、62年の間に、およそ2300人の卒業生を輩出してきました。
しかし、県の高校再編計画により、箕輪進修高校に統廃合されました。
青木正幸校長は「この学校で学んだことを誇りに思い、1人ひとりが目標を定め、時代の担い手としてがんばってください」と式辞を述べました。
生徒を代表して萩原達矢さんは「自分達が上農定時制の最後の生徒だという誇りを持ち、感謝の気持ちを忘れずに、がんばっていきたい」と決意を語りました。
卒業式の後行われた閉課程式では、青木校長が閉課程宣言をして、県教育委員会に校名板を返還しました。
3日は、校舎東側に建てられた定時制記念碑の除幕式が行われました。
記念碑は、36年前に建てられた石碑を削りなおしたもので、上農定時制が歩んだ今日までの歴史が刻まれています。 -
フィリピンに自立支援センター完成
フィリピンマニラ郊外にあるパヤタス地区。
かつては、海岸線に面した漁村でしたが、1954年頃から焼却されないごみの投棄場になり、それ以来、マニラ市内から出たごみが大量に運びこまれ、スモーキーマウンテンが形成されていったのです。
自然発火したごみの山からくすぶる煙が昇るさまからそう名づけられました。
そんなパヤタス地区にパヤタス・ライオンズセンターが完成し、4月に現地でオープニングセレモニーが行なわれます。 -
伊那公園桜愛護会 急傾斜地に植樹
伊那公園の桜の管理をしているボランティア団体、伊那公園桜愛護会は26日、公園西側の急傾斜地にサクラとモミジの苗木を植えました。
会員25人が参加して植樹作業をしました。
伊那公園桜愛護会は、急傾斜地の崩落防止と公園の景観を良くするため植樹をしていて今年で3年目になります。
植えた苗木は、ソメイヨシノ10本、ロトウザクラ1本、イロハモミジ10本です。
今回の植樹で、急傾斜地に植えたサクラとモミジは、あわせて50本ほどになりました。
会員は、斜面で足を滑らせないように注意を払いながら、苗木を植えていました。 -
伊那朗読の会 発表会
伊那市の朗読愛好者でつくる伊那朗読の会は26日、いなっせで、発表会を開きました。
伊那朗読の会は、市内を中心に現在18人が月に一度伊那公民館で朗読の練習をしています。
発表会は、日頃の練習の成果場として年に1度開いていて今年で26回です。
26日は、メンバー15人がステージに立ちそれぞれ好きな詩や小説などを朗読しました。
第2部では幅広い年齢層に親しまれている宮澤賢治の作品が紹介されました。
このうち、宮澤賢治の代表作のひとつ「セロひきのゴーシュ」では音楽を交えた朗読劇が発表されました。
伊那朗読の会の小林豊子会長は「6か月前から練習を重ねて来ました。メンバーが一つになって発表できました」と話していました -
県がNECライティングに返還請求
長野県は、伊那工場を閉鎖したNECライティングに対し、交付した助成金3億円の一部・3900万円を返還請求しました。
NECライティングは、東京に本社を置き、照明器具の開発製造販売を行っています。
伊那工場は2005年に設立されましたが、経営基盤の強化のため、生産拠点を中国に移すとして、去年11月に閉鎖されました。
長野県は、伊那工場の設備投資に3億円の補助金を交付していて、減価償却が終わっていない分にあたる3900万円ほどを返還するよう求めています。
長野県は、2日、返還を請求する文書を、NECライティング宛に郵送したということです。
長野県では、国の補助金適正化法に準じ、県の交付規則に基づいて、3月末までに返還を求めていきたいとしています。
NECライティングでは、「まだ、書面をみていないので、今後内容を確認して、計算の根拠などに問題がなければ、規則にしたがって支払っていきたい」とコメントしています。
なお、NECライティングに対しては、伊那市も1億5800万円ほどの補助金の全額返還を請求しています。 -
伊那東部中管理棟・特別教室 起工
伊那市の伊那東部中学校の管理教室棟と特別教室棟などの建設工事の安全祈願祭と起工式が、3日、現地で行われました。
3日は、伊那市や学校関係者、建設事業者など60人ほどが参加して、工事の安全を祈る神事が行われました。
伊那東部中学校の建設工事は、伊那市が耐震化を進めるため、国の補助や合併特例債などを活用して行うものです。
仮設教室棟を建て、既存の建物を順次取り壊しながら行います。
工期は3期に分けられていて、1期では、木工室、普通教室などを含む特別教室棟を、第2期には、職員室や普通教室などを含む管理教室棟を、3期には、図書館棟や武道館を建設します。
伊那市によると、東部中学校は、生徒数861人、クラスは26クラスあり、県内でも有数のマンモス校です。
総事業費は、14億7千万円で、2014年3月の完成を目指します。 -
上伊那地域医療問題懇談会が解散
上伊那地域の医療問題について、必要な調査・研究などを行ってきた、上伊那地域医療問題懇談会が、今月31日をもって解散となります。
懇談会が行ってきた事業は、活動を休止していた上伊那地域包括協議会が引き継いでいくことなどが、3日確認されました。
3日は、伊那市のいなっせで上伊那地域医療問題懇談会の総会が、開かれました。
懇談会は、昭和47年に、予防接種運営委員会を発展的に解消し設立されました。
しかし、現在の活動は、予防接種事業の調整や、総会の開催などと形骸化しているとして、実践的な活動・協議ができる場が求められていました。
平成18年度から休止状態となっていた長野県地域包括医療協議会が今年度再開されたことから、同様に休止状態となっていた上伊那地域の協議会についても来年度から活動を再開することになりました。
上伊那地域包括医療協議会が再開されることから、上伊那医療問題懇談会は廃止することが提案されました。
この日の会議で、廃止とする案は了承されました。
医療懇談会と包括医療協議会の違いとしては、問題解決のための実質的な協議・活動を行なうこと、行政中心から、医師会などへシフトすること、県などから補助金が交付されることをあげています。
委員からは、「県の協議会よりも地域の協議会のほうが重要。再開される協議会が地域医療に貢献することに期待したい」などの意見が出されていました。
医療問題懇談会会長の白鳥孝広域連合長は「長い歴史を持つ懇談会は解散となるが、先進例にならい、機能的な組織になって欲しい」と話していました。
上伊那地域包括医療協議会は、4月から再開されます。 -
富県ふるさとまつり
今回で31回目を迎える伝統の富県ふるさとまつりが、27日に伊那市の富県ふるさと館で開かれました。
25団体、300人が26演目のだしものを披露しました。
トップを飾った北福地民俗芸能保存会は、明治から伝わるという北福地の獅子舞を披露しました。
富県には、南福地、貝沼にも獅子舞がありますが、北福地の獅子舞は、雄獅子(おじし)が御幣(ごへい)のみで勇壮に舞うのが特徴です。
保存会で昔のままの姿を保存・継承していて、会員は、30人ほど。正月や秋まつりで披露しています。
この日は、区内にある富県小学校や新山小学校の児童が太鼓や合唱を披露したほか、各種団体やサークルが日頃の練習の成果を発表していました。 -
高遠城址公園桜の開花予想 4月8日
日本気象協会は2日、今年の高遠城址公園の桜の開花予想を4月8日と発表しました。
発表によりますと、今年の高遠城址公園の桜の開花は、平年より3日早く、去年より3日遅い4月8日と予想しています。
満開は、平年より4日早く、去年より2日遅い4月13日と予想しています。
日本気象協会によりますと、桜は3月は平年並みの早さで成長し、開花を迎えそうだということです。 -
約100年前のおしびな 園児が見学
3月3日は桃の節句です。
ひな祭りを前に、伊那市の西箕輪南部保育園の園児が2日、およそ100年前のおしびなを見学しました。
およそ100年前のおしびなは、伊那市西箕輪の有賀道雄さんの家に飾られています。
今回、13年ぶりに飾ったということで、子どもたちに見てもらおうと、西箕輪南部保育園の園児が招待されました。
園児らは、古い押しびなを興味深そうに見ていました。 -
市が36議案を提出
伊那市議会3月定例会が2日開会し、市側から36議案が提出されました。
開会にあたり白鳥孝伊那市長は、厳しい財政状況の改善が最重要課題だとしたうえで、「財政健全化プログラムの進行管理を厳格に行うとともに、下水道事業経営健全化計画、土地開発公社経営健全化指針などと一体となって健全な行財政運営に努めていかなければならない。」とあいさつしました。
今議会には、伊那市独自の消費生活センターの設置に関する条例改正案など36議案が提出されています。
伊那市議会3月定例会は17日間の日程で9日から11日まで一般質問、18日に委員長報告、採決が行われます。 -
大規模小売店出店計画説明
2日開かれた伊那市議会全員協議会で、伊那市福島への大規模小売店の出店計画が説明されました。
説明によりますと、伊那市福島に出店を計画しているのは、小諸市に本社を置く株式会社ツルヤと掛川商事株式会社です。
計画では、ツルヤは食料品と日用雑貨のスーパー「ツルヤ伊那店」を出店する予定で、用地面積はおよそ1万3千平方メートル、売り場面積はおよそ2600平方メートルです。
ツルヤの出店予定地の西側には、掛川商事が、ホームセンターとドラッグストアを出店する計画で、用地面積はおよそ1万8千平方メートルです。
ホームセンターは北九州市に本社を置く株式会社ナフコの「ホームセンター・ナフコ」、ドラッグストアは札幌市に本社を置く株式会社ツルハの「ツルハドラッグ」です。
大規模小売店舗新設の届け出が今月中に提出された場合、最も早くて今年11月には店舗の開店が可能になるということです。 -
県議選告示1か月前
任期満了にともなう長野県議会議員選挙の告示まで1か月。
1日は伊那市区の状況をお伝えします。
伊那市区では定数2に対しこれまでに3人が立候補を表明しています。
立候補を表明しているのは、現職4期目で無所属の木下茂人さん75歳。
現職3期目で創志会の向山公人さん68歳。
無所属で新人の三石佳代さん34歳の3人です。
木下さんは若者の定住対策や広域医療体制の整備、農業振興などに力を入れたいとしています。
TPPや信州型事業仕分けに対する議論の必要性、県公衆衛生専門学校や上伊那医師会附属准看護学院の充実、県工科短大の誘致などを主な政策に掲げています。
向山さんは、中小企業融資制度の支援など産業振興と雇用対策に取り組むとしています。
また南北地域間格差解消による地域振興や、伊那市の一体化を図る幹線道路網の整備、高齢者などを地域で支えていくための医療と福祉の充実を主な政策として掲げています。
三石さんは、スポーツ、レジャー産業の振興により、地域経済の改善を目指すとしています。
重点政策として、雇用対策や観光開発のほか、鉄道整備、水田、森林の有効活用、商店街の活性化などにより、交流と活気ある街づくりに取り組むとしています。
前回平成19年の県議選伊那市区は、木下さんと向山さん、井口純代さんの3人が出馬し、木下さんが1万4,062票、向山さんが1万2,268票、井口さんが7,523票でした。
今回の選挙では共産党は候補者はたてないとしています。
また民主党は候補擁立には至っていません。
上伊那郡区については2日にお伝えします。
長野県議会議員選挙は、4月1日告示、10日投開票となっています。 -
伊那小学校5年孝組発表会
伊那市の伊那小学校5年孝組の児童でつくる孝組座は、近くの坂下公会堂で1日、発表会を開きました。
発表会には、地域住民などおよそ20人が集まりました。
孝組では、4年生の頃から総合学習で人形劇に取り組んできました。
活動を通して、地域に元気を与えたいと考えるようになり、去年10月に孝組座を立ち上げました。
初公演となった今日は、お笑いグループによるコントの他、マジックグループの手品、人形劇など4演目が行われました。
どの演目も全てこども達が内容を考え、小道具なども手作りしました。
孝組では、今後も定期的に公演を行い、地域と関わりをもっていきたいとしています。 -
映画監督 秋原正俊氏が来伊
映画監督秋原正俊さんが1日、白鳥孝伊那市長を表敬訪問しました。
秋原監督今年6月に公開されるルパン奇厳城を手掛けました。
秋原監督は今年撮影する映画のロケ地を県内で募集しています。
1日は、ロケ地の誘致などをおこなっている伊那谷フィルムコミッションとの打ち合わせを兼ねて伊那市を訪れました。
県内では伊那市をはじめ佐久市など5つの市が映画のロケ地の誘致をしているということです。
母親の祖父が旧高遠町出身ということで秋原監督は「長野県には縁がある。地域の人を巻き込んで映画をつくりたい」と話していました。
白鳥市長は「伊那谷の歴史・自然などを上手に利用して欲しい」と話していました。 -
高校生が製作した看板設置
1日から春の火災予防運動がはじまりました。
これにあわせ伊那市の高遠消防署には高遠高校の生徒が手掛けた火災予防看板が設置されました。
看板は高遠高校の美術部の生徒10人が製作しました。
たて90センチ、横180センチの看板2枚を製作しました。
看板には、タバコの火の不始末などの注意を呼び掛ける絵が描かれています。
また、子ども達にも分かりやすいように生徒達が考えた標語も書かれています。
高遠高校の生徒が製作した看板は春の火災予防運動の最終日まで設置されることになっています -
さくら祭り対策会議 雪害マニュアルなど確認
高遠城址公園さくら祭り対策会議が28日、伊那市高遠町の総合福祉センターやますそで開かれました。
会議には各種団体の代表者などおよそ70人が出席し、祭り期間中の交通規制や入園方法、出店者の食品衛生などについて確認が行われました。
今回は、去年、さくら祭り期間中に降った雪の対応の反省を活かし、初めて雪に対する出動態勢を示した、マニュアルを作りました。
マニュアルには、雪が降った場合、高遠城址公園近くに住む市職員による除雪作業や、近くの区民、消防団などへの応援要請について記されています。
●また、新たに、中国や台湾、韓国などからの観光客向けに、中国語と韓国語の案内チラシの製作や案内看板を公園内に設置。
●桜が最盛期となる4月の週末に伊那市役所に開設する無料駐車場に、観光案内所設置する等して、高遠以外の名所をPRします。
●昨年6千人程が利用した、市役所の無料駐車場と高遠城址公園を結ぶシャトルバスについては、料金を無料から、往復100円となります。
高遠城址公園の公園開きは、4月1日を予定しています。