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信州DCでの特別列車運行前にアテンダント研修
観光団体や自治体がJRの協力のもと、県外からの誘客をはかる「信州デスティネーションキャンペーン」が、7月から始まります。 キャンペーンを前に、イベント列車内で観光案内をする人を対象にした研修会が26日、伊那合同庁舎で開かれました。 研修会には、観光案内をする高校生や上伊那地域の自治体関係者など、およそ30人が参加しました。 参加者は、観光客の役とアテンダントの役に分かれ、列車内を想定してもてなしを学びました。 キャンペーン期間中、JR東日本・JR東海の協力のもと特別運行する「飯田線リレー号」と名付けられたイベント列車は、辰野駅から駒ヶ根駅までの間運行します。 各駅でマスコットキャラクターが出迎えるほか、橋の上で停車して山岳風景を楽しむ時間が設けられるなどの企画があります。 列車内では研修会の参加者が観光客をもてなすことになっています。 指導にあたった上伊那地域振興局の職員は「間違えてもいいから、会話を楽しみながら魅力をPRして」などと、高校生に指導していました。 参加したある高校生は「難しかったけどきょうは上手く喋れた。当日もなんとかなると思う」と話していました。 イベント列車は、7月1日、8月26日、9月9日に運行する予定で、上伊那地域振興局では「列車だけでなく、ほかの場面でも観光アテンダントとして活躍する場をつくっていきたい」と話していました。
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7月22日にリノベーション事例発表会
県外からの移住者にその体験談を聞くリノベーション事例発表会が7月22日に伊那市西箕輪中条のカフェアンドバー「ソンマ」で開かれます。 話をするのは、埼玉県生まれで妻の実家がある島根県から去年12月に伊那市に移住してきた神田祐希さんです。 神田さんは自然環境の良い所で暮らしたいとの思いから伊那市の空き家バンクを活用し妻と子どもの3人で移住してきました。 建物は賃貸契約で自由にしてよいという家主の理解もあり住宅兼店舗に改装しました。 26日は空き家物件を案内している市の職員らと事例発表会の内容などについて打ち合わせをしていました。 伊那市の空き家バンクはこれまでに85件の登録があり52件が成約に結びついているということです。 事例発表会は7月22日にカフェアンドバー「ソンマ」で開かれるほか市内の空き家物件の見学も行われます。 参加費は無料で伊那市では「空き家の利活用を考えている人にも参加してもらいたい。」と話しています。
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県営の大萱団地 県と伊那市が協働で建て替えへ
伊那市は、市営住宅と県営住宅が隣接する大萱団地と若宮団地について、居住環境の改善を図るため長野県と協働で建て替えを行うための協定を結びました。 伊那市議会全員協議会が、26日に開かれ、市は今年3月31日に協定を結んだことを報告しました。 協定は、●県が県営大萱団地の建替を行う ●市は市営若宮団地の建替を行う ●建替後25年が経過した時は、県が必要な修繕を行ったうえで土地・建物を市に無償譲渡することなどが明記されています。 県営大萱団地は、昭和38年から42年にかけて建設されました。 50年以上がたち老朽化が進んでいることから市は、「県と建て替えの協議を進めている」としていました。 県営若宮団地は、平成5年から12年にかけて建設されました。 協定により早ければ平成38年に市に無償譲渡されます。 また、市営団地については、大萱は空いた棟から順次解体、若宮は建て替えを前提に調査を進めるとしています。 市では、今年度中に入居者の意向調査を行い、建て替えの規模や建設時期について検討していくとしています。
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伊那市街地と南アルプスを結ぶジャンボタクシー 7月から運行
山岳関係者や飲食店主などでつくるアスタルプロジェクトは、JR伊那市駅と南アルプス登山口を結ぶ無料のジャンボタクシーの運行を、7月15日から始めます。 26日は、アスタルプロジェクト代表で飲食店経営者の八木択真さんと南アルプスこもれび山荘管理人の竹元直亮さんが、計画の概要について説明しました。 7月15日から無料運行されるのは、9人乗りのジャンボタクシーです。 10月8日までの毎週土曜日の他、ハイシーズンの7月31日から8月12日までは毎日運行します。 登山客からニーズが高い午前6時5分の林道バスに乗れるよう、午前5時に伊那市駅を出発します。 アスタルでは、南アルプスの登山者は増加傾向にあるものの、市内への経済効果に結びついていないとして、早朝の直通運行により前泊する登山客を増やしたい考えです。 竹元さんは、「最近の登山客は麓の街を楽しみにしている人が増えている。二次交通の利便性を高めることで南アルプスといえば伊那市となればうれしい」と話していました。 今年度は28日間の運行を予定していて、費用については個人や団体から協賛金を募っていくということです。 来年度からは、路線認可をとるか旅行業の認可をとり、有料で運行する計画です。
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高遠町総合支所庁舎「新築」望む声多く
高遠町地域協議会が23日に開かれ、伊那市から高遠町保健センターへの機能移転の方針案が示されている高遠町総合支所について、委員から庁舎の「新築」を望む声が多く出されました。 この日は委員およそ15人が出席し、高遠町総合支所の庁舎のあり方について意見を交わしました。 高遠町総合支所は、建設から50年以上が経過していて耐震性が不足していることから、伊那市は大規模地震の発生に備え、庁舎の機能を高遠町保健センターへ移転する方針案を示しています。 委員からは、「高遠町の中心的な場所として思い入れがある。移転はあくまでも仮の処置にして、この場所に新築してほしい」「保健センターは、近くに水路があり、道路が狭く災害時に混乱する恐れがある。より安全で最適な場所を検討し新築してほしい」といった意見が出されました。 高遠町地域協議会では、7月11日に庁舎のあり方を検討する住民懇談会を開催します。 7月下旬には区長会との合同会議を開き、懇談会で出された意見も踏まえ方向性を出していきたいとしています。
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伊那市消防団 ポンプ操法・ラッパ吹奏大会
消防団員が、ポンプの操作やラッパ吹奏の技術を競う、ポンプ操法・ラッパ吹奏大会が各市町村で開かれています。 伊那市役所駐車場では、伊那市消防団の大会が開かれ、団員が練習の成果を披露しました。 大会は、ラッパ吹奏の部、小型ポンプの部、自動車ポンプの部の3つに分かれていて、13分団から合わせて148人の選手が出場しました。 このうち小型ポンプの部には、16チーム80人が出場しました。 タイムや規律、操作の正確性などを審査基準に減点方式で順位が決められます。 指揮者の号令で操法が始まると、ポンプと3本のホースを結合しておよそ60メートル先の火点めがけて放水していました。 大会の結果、ラッパ吹奏は西箕輪・竜東・富県・手良・高遠のBチーム、小型ポンプの部は手良分団第3部、自動車ポンプの部は、荒井・西町の伊那分団第2部がそれぞれ優勝しました。 優勝したチームは、7月9日に開かれる上伊那郡大会に出場することになっています。
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半年間の罪・けがれを祓う 茅の輪くぐり
これまでの半年の無事に感謝し、今後半年の無病息災などを願う「茅の輪くぐり」が25日、伊那市の坂下神社で行われました。 坂下神社の境内には、高さ2メートルほどの茅の輪が設置され、伊藤光森神主を先頭に、神社総代らが八の字にくぐり抜けていました。 この茅の輪をくぐると、半年間の罪やけがれが祓われるということです。
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金属造形作家 角居康宏さん
長野市に住む金属造形作家、角居康宏さんは、金属を溶かして作品を制作する過程を25日一般に公開しました。 どろどろに溶けたアルミが、墓標をイメージした木枠の中に流し込まれていきます。 石川県金沢市生まれの角居さんは、現在長野市の善光寺門前にアトリエを構え活動をしています。 秋に信州高遠美術館で作品展を予定していることから、そこで発表する作品の一部を25日に制作し、その過程を一般に公開しました。 バーナーで熱した炉に1本5キロのアルミの塊が入れられていきます。 700度を超えるとアルミが溶け出し、液体状になります。 それをふたりがかりで地面の中にセットされた木枠の中に流し込んでいきます。 木枠が燃えることによりアルミに墨がつき、深みが出る作品になるということです。 この日制作した作品は、いったんアトリエに持ち帰り、切削や研磨などの手を加え、10月の作品展に並びます。 角居康宏鋳金展は、10月21日から信州高遠美術館で開かれます。
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木曽で震度5強 伊那市・箕輪町・南箕輪村は震度3 被害なし
25日午前7時2分に長野県南部を震源とする地震があり、木曽地域では震度5強を観測しました。 この地震で伊那市、箕輪町、南箕輪村では震度3を観測しましたが、被害はありませんでした。 長野地方気象台では、県南部では余震が続く可能性があるとして、強い揺れや土砂災害などに注意を呼びかけています。
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伊那市史編纂に向けて検討会議10月に設置へ
伊那市のこれまでの歴史や自然、文化をまとめた「伊那市史」の編纂に向けた検討会議が、10月を目途に設置されることが決まりました。 検討会議の設置については、20日に市役所で開かれた第1回総合教育会議で確認されました。 伊那市史は、初版から40年近くが経過し、当時と現在の様子が変化していることなどから編纂することになりました。 検討会議は10月を目途に設置し、年度内に3回ほどの開催を予定しています。 委員は、自然や文化、歴史、経済など幅広い分野で知識をもつ5人程度を人選するとしています。 白鳥孝市長は「これまで各地で行った『古い地名調査』の結果をまとめた地区もあり、それも活用できるのではないか」と話していました。
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天竜川水系でアユの友釣り解禁
天竜川水系のアユの友釣りが24日解禁となりました。 伊那市の水神橋近くの天竜川にも釣り人が訪れアユ釣りを楽しんでいました。 天竜川漁業協同組合の原隆義さんです。 午前8時30分からおよそ1時間で6匹を釣り上げたということです。 アユの友釣りは、アユの縄張り争いの習性を利用し、糸の先におとりのアユをつけて釣り上げます。 漁協によりますと、24日はでおよそ300人が訪れ、多い人で60匹ほどを釣り上げたということです。 アユの友釣りの遊漁料は年間券が8,800円、一日券が2,200円です。
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南アルプス開拓の功績を偲ぶ 長衛祭
南アルプスの開拓者として知られる竹澤長衛を偲ぶ第59回長衛祭が24日、南アルプス北沢峠で行われました。 長衛祭には、伊那市や山梨県南アルプス市などから、山岳関係者や一般登山客およそ200人が参加し、献花台に花を手向けました。 伊那市長谷出身の竹澤長衛は、登山道の整備など、南アルプスの開拓に尽力しました。 その功績を偲び伝えていこうと実行委員会が毎年行っています。 唐木眞澄実行委員長は「この祭りをこれからも続け、一層山に親しむ文化が広がってほしい」とあいさつしました。 白鳥孝伊那市長は「長衛の自然との共存という理念を受け継ぎ、これからも順守していきたい」と話していました。 このほか、弦楽四重奏の南アルプスカルテットの演奏に合わせ、伊那市の長谷小学校と南アルプス市の小学校の児童が「ふるさと」を歌いました。 24日は東駒ケ岳への記念登山が行われます。
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伊那北 弥生 伊那西高校で文化祭一般公開
伊那市の伊那北高校、伊那弥生ヶ丘高校、伊那西高校の文化祭の一般公開が、24日と25日の2日間行われています。 伊那北高校の文化祭ペン祭 のテーマは、きらきらとした様という意味の「燦(さん)」です。 ペン祭では、卒業生有志による作品展「第19回薫ヶ丘美術展」が同時開催されています。 30代から80代の作品40点が展示されています。 生徒とOBの交流の場として毎年展示会を開いていて、洋画や日本画、書などの作品が並んでいます。 プロの洋画家で伊那北高校出身の大森祥吾さんが南アルプスを描いた作品も展示されています。 薫ヶ丘美術展の関係者は、3年後の伊那北高校開校100周年に伊那文化会館で記念の美術展を生徒と合同で企画しているという事です。 一般公開は25日までで、生徒がデザインし市内の菓子店が作ったオリジナルケーキの販売も行われます。
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社明運動メッセージ伝達
7月の社会を明るくする運動強調月間を前に、上伊那地区保護司会から、伊那市推進委員長の白鳥孝市長に、内閣総理大臣のメッセージが伝達されました。 22日は、上伊那地区保護司会・中部分区の北原 敏旨分区長らが市役所を訪れ内閣総理大臣メッセージを白鳥市長に伝達しました。 22社会を明るくする運動は、犯罪や非行の防止と、罪を犯した人の更生について理解を深めようと行われています。 保護司会は、罪を犯した人の相談に乗るなどして更生に尽力していますが、最近では、後継者不足が問題になっているということです。 北原分区長は「就職することができれば再犯防止につながる。社会の理解が必要だ」と話していました。
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稲辺さん環境大臣表彰受賞
伊那市高遠町の稲辺 謙次郎さんは、地域の環境保全などに顕著な功績のあった個人や団体に贈られる環境大臣表彰を受賞しました。 22日は、稲辺さんが伊那市役所を訪れ、白鳥孝市長に、受賞を報告しました。 稲辺さんは、長年にわたり市内の桜の保護・育成に努めるとともに、個人としても桜の保護団体の指導育成にあたっています。 稲辺さんは「やっとこうした活動が認められるようになったのかなと思う。若い人たちの励みにもなる。単純にうれしいです」と話していました。 なお表彰式は、14日に東京都で行われました。
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特別支援学級の児童 オリジナルソング「笑顔いっぱい!」披露
伊那市の西春近北小学校の特別支援学級の児童達は自分たちで作詞した「笑顔いっぱい!」を23日開かれた音楽会で初めて披露しました。 23日は、西春近北小で音楽会が開かれ、学年ごとに合唱や合奏を披露しました。 特別支援学級の子ども達は、ステージに上り「笑顔いっぱい!」を披露しました。 去年初めて音楽会に出た事がきっかけとなり、より絆を深めたいとの思いから、自分たちのオリジナルの歌作りが始まったという事です。 作詞は、児童13人が作文を書き、その中から言葉をつなげていったという事です。 作曲は、伊那養護学校の久保田治彦教諭と、久保田さんといっしょに音楽活動をする赤羽三和さんが行いました。 今後は、福祉施設や地域のイベントなどでこの歌を披露していく予定です。
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鳩吹クリーンセンター閉場 29年の歴史に幕
伊那市横山の鳩吹クリーンセンターの閉場式が22日行われ29年の歴史に幕を下ろしました。 伊那市や地元横山区の関係者などおよそ20人が出席し閉場式が行われました。 鳩吹クリーンセンターは、昭和63年、粗大ごみの破砕から選別までを行い、ごみ減量化と資源化を進める施設として伊那市横山に建設されました。 平成22年、上伊那広域連合は、上伊那の不燃物と粗大ごみの処理を箕輪町のクリーンセンター八乙女に一本化する計画をまとめ、鳩吹の閉場が決まりました。 受け入れ停止前の今年3月にはごみを持ちこむ人の長蛇の列ができていました。 白鳥孝市長は「横山区の皆さんの協力もあり、29年間大きなトラブルもなく運営できました。隣接するますみヶ丘平地林と共に跡地の活用を考えていきたい」と挨拶しました。 横山区の唐木春男区長は「跡地は、地域、伊那市の活性化につなげてもらい、クリーンセンターの歴史を残す記念碑を建立してほしい」と話していました。 鳩吹クリーンセンターの跡地利用については、市と横山区で委員会を作り現在検討を進めています。 式の最後には、出席者が見守る中、センターのシャッターが下ろされました。
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伊那市観光㈱ 昨年度403万円赤字
温泉や宿泊施設などを運営する伊那市観光株式会社の株主総会が23日開かれ昨年度の経常利益が403万円の赤字となったことなどが報告されました。 伊那市高遠町の高遠さくらホテルで株主総会が開かれ昨年度の決算が承認されました。 売上高は前年度と比べて96万円増の9億1,900万円。 経常利益は545万円減で赤字となり赤字額は403万円でした。 営業利益が黒字となった主な施設は北沢峠こもれび山荘が1,100万円、仙丈小屋が1,000万円などとなっています。 赤字の施設は仙流荘の840万円、さくらの湯の630万円などとなっています。
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空き家の適正管理と利活用 上伊那で情報共有
空き家の適正管理と利活用について県と市町村が連携を図る「空き家対策上伊那地域連絡会」が21日に伊那合同庁舎で開かれ、各市町村の今年度の取り組みについて報告がありました。 今年度1回目の会議が開かれ、各市町村の取り組みを報告しました。 「空家等対策計画」をまだ策定していない伊那市と南箕輪村は、今年度中に策定する計画です。 また南箕輪村は、村内の空き家を会場にした有料のDIY講座を企画しているという事です。 県からは、各市町村が個別に運営している空き家バンクの情報を広域的に集約し、全国版の空き家バンクを構築する国の取り組みが報告されました。 県内の空き家の数はここ20年で2倍の19万4千戸に増加しています。 伊那建設事務所の林明範建築課長は「積極的に情報を共有して取り組みを進めていきたい」と話していました。
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箕輪町の子育て支援センターで女性の就業支援相談
箕輪町松島の子育て支援センターいろはぽけっとでは、子育て中の母親の再就職を支援するための相談会が毎月1回開かれています。 相談会開催日の22日、2人の娘をもつ30代の母親が相談に訪れていました。 1歳の次女が8月から未満児保育に通う事が決まり、9月から働ける就職先を探しているという事です。 相談会は、母親の再就職支援として県が各市町村で開いるもので、箕輪町では子供が通い慣れている子育て支援センターを会場として提供しています。 去年6月から毎月1回開かれていて、これまで33人が相談に訪れ、8人が町内の企業に就職が決まったという事です。 相談会は次回来月13日に開かれる予定です。
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伊那LCが小鳩園に寄付
伊那ライオンズクラブは児童発達支援事業所・小鳩園」の運営に役立ててほしいと、チャリティゴルフで集めた寄付金24万5千円ほどを、22日伊那市に寄付しました。 この日は伊那ライオンズクラブの古田順子会長らが市役所を訪れ、寄付金24万4,850円を白鳥市長に手渡しました。 チャリティゴルフ大会は、先月21日に開かれ、一般も含め60人が参加しました。チャリティーホールに箱を設置し、寄付を呼び掛けたということです。 古田会長は、「福祉関係で役立ててもらいたいという思いがあった。活動が少しづつでも根付いてほしい」と話していました。
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大規模地震に対応した事業継続計画策定を
大規模地震が発生した際の事業継続のリスクを最小限に抑えるためのセミナーが、22日、伊那市の伊那商工会館で開かれました。 セミナーには、12事業者が参加しました。 東京海上日動火災保険長野支店の園田(そのだ) 正剛(せいごう)さんが講演しました。 セミナーは、東海地震をはじめとする大規模地震がいつ発生してもおかしくない中で、災害時のリスクマネジメントとして、重要業務の継続計画を策定してもらおうと伊那商工会議所などが開いたものです。 長野県の報告書によりますと、大規模地震が発生した場合、伊那市では、電力は復旧まで最長10日間、水道の断水は、復旧まで最長で20日間かかるということです。 また、伊那谷断層地震が発生した場合、伊那谷の市町村は周囲から孤立する可能性があります。 園田さんは、「計画があるとないとでは、緊急時に大きな差が出る」と話していました。
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伊那北高校ペン祭PR仮装パレード
伊那市の伊那北高校の生徒は、23日から始まる文化祭「ペン祭」を広くPRしようと、22日、仮装パレードを行いました。 この日は、着ぐるみや段ボールで作った被り物などを身に着けた生徒たち80人ほどが、伊那北高校からいなっせまでを練り歩きました。 各クラスや部活動で出す出店やイベントをPRするプラカードを持ってアピールしていました。 いなっせ北側広場では、学校の伝統曲である天竜河畔を歌いました。 伊那北高校の文化祭「ペン祭」は、23日から25日まで行われます。
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去年仕込んだやまぶどうワイン「山紫」完成
22日は、去年仕込んだやまぶどうのワイン「山(やま)紫(むらさき)」の完成が報告されました。 「山紫」の製造は、今年で3年目です。 この日は、ワインを製造している伊那ワイン工房の村田(むらた)純(じゅん)さんがその出来栄えを発表しました。 やまぶどうワインは、信州大学農学部と伊那市が連携した農業振興の取り組みの一つです。 信大が開発し、市内の農家3軒が育てたやまぶどうが使われています。 村田さんによると今年は、柔らかい花のような魅力的な香りのするワインに仕上がったということです。 ワインは、720ml税込み2500円。530本限定で、市内の酒販店や伊那市観光の施設などで、25日から販売されます。
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木質ペレットや薪を返礼品に
伊那市は、ふるさと納税の返礼品として木質ペレットや薪の取り扱いを始めました。伊那市発の低炭素社会実現に向けた取り組みの一つです。 伊那市では、二酸化炭素削減の取り組みを進めていて、これはその一環としています。 返礼品としては今月12日から取り扱い始めました。 伊那市高遠町のディーエルディーでは返礼品に使う薪を提供しています。 伊那市では、取り組みの周知を図ろうと、キャンペーンを行います。 木質ペレットか薪を抽選で30人にプレゼントするというものです。 キャンペーンは全国に呼び掛けていて、7月1日から8月31日まで応募を受け付けています。 なお、返礼品として取り扱っていた薪ストーブと薪割機は、総務省から除外するよう要請があり、先月末で取り扱いをやめています。
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思沢川でホタル舞う
伊那市御園の思沢川では、ホタルが舞いはじめ訪れた人たちを楽しませています。 夜になると、地域住民でつくる思沢川にホタルを育てる会のメンバーが手作りの灯篭に火を灯します。 午後8時過ぎになるとホタルが舞いはじめます。 20日は、家族連れなどが訪れ、暗闇に舞うホタルが放つ光を楽しんでいました。 今年は例年より1週間ほど遅い15日頃から舞いはじめたということです。 6月いっぱいホタルを楽しめるということで会では「多くの人に足を運んで欲しい」と話していました。
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ドローンを活用した木の調査研究
伊那市は、林業の効率化を図ろうと、ドローンで木の調査を行い、間伐の計画立案や間伐後の省力化の実証研究を行います。 調査は、伊那市が信州大学に依頼し、上伊那森林組合が管理する民有林で実施するものです。 21日は、市役所で信州大学山岳科学研究所の加藤正人教授が白鳥孝市長に調査の概要を説明しました。 林業は、人手やコストがかかることから、省力化を図ろうと信州大学の加藤教授が調査システムを開発したものです。 今回の研究では、ドローンで木の数などを調査します。 ドローンを活用することで安全で高精度の調査が可能となります。 調査するのは伊那市長谷浦の民有林5ヘクタールのカラマツ林です。 ドローンで撮影したデータと県の航空レーザデータを組み合わせると一本一本の木の正確な情報が出せるということです。 その情報をもとに森林全体を把握し、間伐する木を簡単に選ぶことが出来るなどの省力化につながります。 伊那市では今後、データを検証し、いづれは林業関係者に活用してもらえるよう広げていきたいとしています。 あす、伊那市長谷の浦でドローンで撮影を行うことになっています。
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パラレルドリームメジャーデビュー
上伊那を拠点に活動するご当地アイドルグループ「パラレルドリーム」は、キングレコードから21日、メジャーデビューしました。 キングレコードから21日リリースされた「One Soul」は、アップテンポな曲です。 2015年から歌手の浜崎あゆみなどを手掛けた音楽プロデューサーが担当しています。 パラレルドリームは2013年にアイドルユニットとして結成されました。 メンバーは、上伊那在住の10代から20代までの10人組で 2014年からは信濃GSの公式応援団を務めています。 メンバーは、「元気づけられる曲になっているのでたくさんの人に聞いてもらいたい」と話していました。 パラレルドリームのメジャーデビュー曲「One Soul」のCDは、全国各地で1000円で販売しています。
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~夏至の夜~キャンドルでゆっくりとした時間を
21日は夏至です。1年で最も日が長い一日の終わりを自宅でゆっくり過ごす、スローライフの提案があります。 伊那市通り町にあるミツロウキャンドルの専門店ワイルドツリーです。 夏至の日の夜に、電気を消してキャンドルの火で思い思いの夜を過ごす「キャンドルナイト」に関するイベントや取り組みを続けています。 ワイルドツリーの平賀裕子さんは「キャンドルのもとで家族で語り合ったり、お風呂に持っていったりと、自分自身の電気も消すようなゆっくりとした時間を過ごすと、普段見えなかったものが見えてくると思います」と話していました。
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伊那市西箕輪と南箕輪村の一部で停電
21日午前8時30分ごろから午前10時ごろまで、伊那市西箕輪と南箕輪村の一部・約1,900戸で停電がありました。 中部電力によりますと停電があったのは、伊那市西箕輪と南箕輪村の一部、1,843戸です。 停電は午前8時33分に発生し、午前10時4分に復旧しました。 原因はトリの糞によるものだということです。