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ラブリバー天竜の日
天竜川の工事などを請け負う南信地域の建設業者で作る長野県南部防災対策協議会は、16日、天竜川とその支流のごみ拾いを行いました。
「ラブリバー天竜の日」と名付けられたこの河川清掃活動は、毎年この時期に行われていて、今年で20回目を数えます。
長野県南部防災対策協議会は、国土交通省天竜川上流河川事務所の業務を請け負う建設業者で組織しています。
16日は、伊那・駒ヶ根・飯田の3地区で河川清掃を行いました。
伊那地域では、16社21人が参加し、天竜川の護岸などに落ちているごみを拾い集めていました。
協議会の池田幸平副会長は、「天竜川の工事にかかわる自分たちが、率先して川をきれいにし、環境美化につなげていきたい」と話していました。 -
伊那市が過払い金返還求め提訴
伊那市は、市内の男性が滞納している税金回収のため、この男性が消費者金融会社に払いすぎた利息の返還を求めて、消費者金融会社を相手に訴訟を起こします。
16日開かれた伊那市議会9月定例会で、提訴についての議案が全会一致で可決されました。
伊那市によりますと、市税を滞納している伊那市の男性に対し、差し押さえ請求をしようとしたところ預金などがなく、長野市にある消費者金融会社コムレイドに利息制限法の上限を超える過払いがあることが分かりました。
市は、コムレイドに対し過払い金の返還を求めましたが、相手側が応じないとして、訴訟を起こすことを決めました。
訴訟では、過払金およそ355万円と解決に至るまでの5%の利息分の支払いを求めるとしています。
市は議会の可決を受け、早いうちに長野地方裁判所伊那支部に提訴するということです。
一方、消費者金融会社のコムレイドは、「コメントは差し控えたい」としています。 -
ブックフェス「リトルプレス+1」
今月18日から伊那市高遠町で行われる「高遠ブックフェスティバル」にあわせて、伊那図書館は、一般に流通していない雑誌などを集めた展示を企画しています。
16日は、展示会が開かれる高遠町図書館の2階で職員が準備などを行っていました。
高遠町の商店街が「本の町」になる高遠ブックフェスティバル。2回目となる今年は、期間を延長し、18日縲・3日までの6日間開かれます。
伊那図書館は、去年もブックフェスティバルに企画参加していて、今回は、一般に流通していない雑誌・リトルプレスやフリーペーパーを集めた展示を行います。
今回は、北海道から鹿児島まで、あわせて100種類のリトルプレスとフリーペーパーが展示される予定です。
また、ブックフェスティバルに訪れた人が参加して雑誌を作る企画や、高校生がデザイナーとアイディアを出し合って本をつくる企画などが予定されています。
このリトルプレス展は、18 日から20日まで、伊那市立高遠町図書館で開かれています。
高遠ブックフェスティバルは、18日縲・3日までの6日間です。 -
伊澤修二記念音楽祭 合唱団初練習
10月23日に予定されている伊澤修二記念音楽祭で東京芸術大学のオーケストラと共演する市民合唱団の練習が、15日夜から始まりました。
15日は、初の練習が、伊那市民会館で開かれ、伊那市を中心に80人ほどが参加しました。
伊澤修二記念音楽祭は、現在の東京芸術大学の初代校長を務めた伊澤修二が、高遠町の出身だったことが縁で始まり、今年で24回目になります。
学生と市民合唱団との共演も、10年以上にわたり行われています。
今年は、マスカーニ作曲の歌劇「カヴァレリア・ルスティカーナ」から、「オレンジはかおり」を演奏します。
初回練習では、イタリア語の発音を確認しながら、パート毎に音を合わせていました。
合唱団は、音楽祭にむけ、今後5回に渡り、この曲を練習します。
合唱団には、今後、高遠高校などの高校生も加わりで、100人ほどになる予定です。
伊澤修二記念音楽祭は、10月23日(土)に予定されています。 -
残暑やわらぐ 栗園賑わい
15日の伊那市の最高気温は26.5度と残暑がやわらぐ1日となりました。そんななか、伊那市富県のくり園ではくり拾いが最盛期となり、秋の味覚を求めて連日多くの観光客が訪れています。
この日は、東京や名古屋などから大型バスが次々と到着し、観光客が栗拾いを楽しんでいました。
伊那市富県のくり栗坊主園は、地域の活性化と荒廃地の解消のためにH9年に地元有志が作りました。
現在は、2.5haの敷地に1300本の栗の木が植えられています。
観光客は、いがの中から栗を取り出しかごいっぱいに集めていました。
くり栗坊主園は、インターネットの普及などにより年々訪れる人が増えているという事で、今シーズンは、すでにバス80台分、3,000人の予約が入っているという事です。
栗拾いは、入園料200円で、1キロあたり700円で持ち帰ることができます。
くり栗坊主園の栗拾いは、今月いっぱい楽しめるという事です -
伊那まつり写真コンテスト表彰式
伊那まつり写真コンテストの表彰式が、15日伊那市役所で行われ、入賞者に表彰状が贈られました。
最高賞の推薦に選ばれたのは、伊那市富県の小林謙久さんです。
小林さんの作品「真赤に燃えるちびっ子ソーラン」は、2日目の花火大会の日に遊イングビレッジで地元の小学生が夕日を背に威勢よく踊りを披露する姿をとらえたものです。
小林さんがこのコンテストに応募するのは3回目で、「まさか最高賞をいただけるとは思っていなかった。とてもうれしい」と話していました。
今回のコンテストには、23人から84点の応募があり、この日は伊那まつり会長の白鳥孝市長から、入賞者に賞状が贈られました。
白鳥市長は、「写真を通して伊那まつりの良さをPRしていきたい」と話していました。
なお、今回入賞した25点は、今月30日まで伊那市役所1階の市民ホールに展示されています。 -
伊那市観光協会 おもてなし研修会
信州の魅力を全国に発信する大型観光キャンペーン「信州デスティネーションキャンペーン」が来月スタートします。
伊那市観光協会では、おもてなしの気運を高めようと15日、伊那商工会館で研修会を開きました。
信州デスティネーションキャンペーンは、JRと県、市町村が協力し信州の魅力を全国に発信するキャンペーンで来月からスタートします。
伊那市観光協会では、スタートを前に、地域全体で観光客をもてなす気運を高めようと、松本大学准教授で観光学を専門にしてる益山代利子さんを講師に迎え研修会を開きました。
益山さんは、観光客がもう一度来たいと思うもてなしは、楽しかった感動の思い出を作ってもらう事だとして「その一番の要素は人との触れ合い。何をしてもらったら、どんな言葉をかけてもらったら感動が残るか常に考えてほしい」と話していました。
伊那市観光協会では、観光客に良い印象を持ってもらいそれが口コミで広がる事で、一人でも多くのリピーターを増やしていきたいという事です。 -
親子もの作り教室
身近な木を使って作品を作る、親子もの作り教室が14日、伊那市の伊那西小学校で開かれました。
伊那西小学校では、自然に親しみながら親子のふれあいの場にしようと毎年この時期に教室を開いています。
14日は、全校児童と保護者、合わせて140人が学有林で作業をしました。
木は子供たちが集めた物で、ヒノキやカラマツなどを使って好きな物を作りました。
子供たちは、木をノコギリで切ったり、ヤスリで削って表札や棚などを完成させていました。
完成した作品は、11月に伊那西小学校で開かれる総合展で展示される事になっています。 -
高速生ごみ処理機見学会
飯田市に本社を置き、環境事業などに取り組んでいる有限会社ゴオレムは、処理した生ごみがほとんど残らない高速生ごみ処理機の見学会を開きました。
15日は伊那市上の原の伊那出張所で、高速生ごみ処理機の見学会を開き、県内を始め、東京や山梨から6社およそ20人が見学に訪れました。
高速生ごみ処理機はおよそ10分ほどで形が分からなくなるまで処理できることが特長です。
処理機の中に入っている、黒い石の粒は、天然鉱石を30種類ほどまぜてつくられたものです。
この粒の成分については企業秘密で現在特許申請しているということです。
この粒と生ごみを混ぜながら処理機の中を130度にすることで、最終的に生ごみは炭酸ガスと水に変わってしまうということです。
見学会に訪れた企業の社員らは、熱心に話を聞いたり、生ごみ処理機を写真に収めていました。 -
イナ昴が県代表で全国大会へ
35歳以上の主婦などでつくる女子ソフトボールチーム、イナすばる昴は、県代表として全国大会に出場します。
10日は、茅原徳子監督と、鳥羽二三子キャプテンが市役所を訪れ、白鳥孝市長に出場のあいさつをしました。
イナ昴が出場するのは、9月17日から三重県で開催されね日本スポーツマスターズと10月に富山県で開催される全国スポーツレクリエーション祭です。
茅原監督は、「守りが堅く、投手も乗っている。ぜひ1勝したい」、鳥羽キャプテンは、「エラーをしないよう基本に忠実にプレーしたい」と抱負を話しました。
白鳥市長は、「伊那市の名を全国にとどろかせてください」と激励していました。 -
新宿区の小学生が森林を体験
自然の森を体験しようと、東京都新宿区の小学生が14日、伊那市のますみヶ丘平地林にある「新宿の森」を訪れました。
この日は、新宿区にある牛込(うしごめ)仲之(なかの)小学校の6年生46人がますみヶ丘平地林を訪れ、イワナのつかみどりなどを体験しました。
新宿区では、身近にはない自然を子どもたちに体験してもらうための取り組みを行っています。
そのうち、牛込仲之小学校では、伊那市が新宿区に無償で貸し出しているますみヶ丘平地林内の「新宿の森」を去年から訪れています。
子どもたちは、この森を管理する「伊那谷森と人を結ぶ協議会」のメンバーに教わりながら、つかみどりしたイワナを自分たちでさばき、塩焼きにしました。
また、間伐材を使ったネームプレート作りにも挑戦していました。
伊那谷森と人を結ぶ協議会代表の稲辺謙次郎さんは、「都会の子どもたちには、実体験を通して自然の素晴らしさを感じてもらいたい」と話していました。 -
ベンチセット販売
今月23日に伊那市高遠町で燈籠祭りが開かれます。
伊那市は祭りをゆっくり楽しんでもらおうと商店街にベンチセットを設置します。
このベンチセットは伊那市が予約販売を行っているもので、祭り終了後に、購入者が持ち帰ることができます。
ベンチセットの販売は、巡行する高遠ばやしと山車をゆっくり見物してもらおうと初めて企画したものです。
ベンチは間伐材をつかった机と椅子のセットで、地酒2本と缶ビール4本おやき4個などがつきます。
値段は1万5000円です。
限定20セットで14日現在10セットの申し込みがあるということです。 -
観光ボランティア丁石を見学
伊那市観光ボランティアガイドの現地研修会が14日開かれ、伊那市内などにある丁石をめぐりました。
研修会は、市民がおもてなしの心を持って観光客を案内できるようにと伊那市が開いているもので14日は、21人が参加しました。
観光ボランティアガイドは、市内の主な観光地や歴史、文化、自然などを学んだり現地に行って実習をしています。
14日は、伊那市坂下の常円寺を出発し、はびろ道沿いに置かれた丁石を見学しました。
案内人は、ボランティアガイド受講生で丁石に詳しい湯沢敏さんが務めました。
湯沢さんは「江戸時代仲仙寺までの道のりに、参拝までの道しるべとして置かれていた」と説明していました。
伊那市観光ボランティアガイドは研修会などで学んだ事を活かし今後、伊那市のイベントなどで県外から来た観光客を案内することになっています。 -
伊那市民会館3月閉館へ
伊那市の伊那市民会館は、老朽化に伴い来年3月いっぱいで閉館する事が、14日開かれた伊那市議会総務委員会協議会で示されました。
これは14日開かれた総務委員会協議会で市が報告したものです。
伊那市によりますと、伊那市民会館は昭和38年に建設され音楽会や講演会などの場として利用されてきました。
多い時で年間10万人の利用がありましたが近年はピーク時の5分の1ほどに減少しているということです。
今後については、利用者の予約受付を中止する方向です。
12月市議会で市民会館廃止条例案を提出する予定です。 -
伊那街道を歩くイベント
身近な史跡をめぐる伊那街道を歩くイベントが12日、伊那市で開かれました。
これは、自分たちの住んでいる地域を見つめなおす機会にしようと山寺公民館が初めて開いたものです。
12日は地区住民24人が参加し、伊那市文化財審議委員の久保村覚人さんの案内で平安時代に名馬を集めて都へ献上したとされる御馬寄など伊那街道沿線を歩きました。
このうち伊那部宿では、町並みや旧井沢家住宅を見学しました。
参加者は「近くに住んでいても知らない事が多く良い勉強になった」と話していました。 -
ネットショップ開設支援セミナー
伊那商工会議所は9日、ネットショップの開設を体験するセミナーを初めて開きました。
セミナーは、インターネットを活用した販路開拓を支援するもので、伊那ビジネス専門学校で開かれ、伊那市など上伊那地域から20人が参加しました。
講師は、ネットショップの総合支援をしている(株)Eストアーのビジネスパートナー推進部、芳林健寿さんが務めました。
今回の講座は、ネットショップへの関心が高まっていることから、伊那商工会議所が長野県と開いたものです。
講師の芳林さんは、簡単に開店・楽に運営できる仕組み、集客するための仕組み、成功ノウハウが身につく仕組みの3つが成功に必要と話しました。
参加者は、自分が開きたい店のコンセプトや売りたい商品などを考え、ショップ開店のためにパソコンに入力する体験をしていました。
ある参加者は、「今後ネットショップの展開を考えているので参考にしたい」と話していました。 -
西箕輪地区戦没者追悼式
伊那市西箕輪地区の戦没者追悼式が8日、伊那市の羽広公民館で行われました。
追悼式には遺族や、地区関係者などおよそ50人が出席しました。
例年は西箕輪地区の仲仙寺境内にある招魂碑の前で行われますが、雨のため近くにある羽広公民館で行われました。
追悼式実行委員長で、西箕輪社会福祉協議会の倉田隆会長は、「日本に平和憲法が生まれたのは尊い命を犠牲にした皆さまのおかげです。心から哀悼の意を表し感謝申し上げます。」とあいさつしました。
伊那市遺族会の小池要会長は「今の日本の繁栄は英霊の尊い礎の元に築かれたものであることを私たちは忘れません。」と追悼の言葉を述べました。
この日は遺族らが焼香をして地区の戦没者を追悼していました。 -
伊那市民体育祭 気功・太極拳講座
伊那市民体育祭気功・太極拳講座が12日、伊那市民体育館で開かれました。
講座には、およそ20人が参加し気功術の指導や模範演技 等が行われました。
模範演技では、NPO法人全日本導引養生功(どういんようじょうこう)連盟の佐藤省三理事長が演武を披露しました。
佐藤さんによると、披露した気功術「導引養生功」は、およそ40年前に北京体育大学で創設され、自然治癒力を高める効果がるということです。
佐藤さんは、「体の正しい使い方を身につける事ができ、膝や腰など体が丈夫になります」と話していました。 -
市が過払い金返済の訴えを起こす議案が可決
市税を滞納している男性にかわり、伊那市が長野市の消費者金融に対し過払い金返済の訴えを起こす議案が13日、伊那市議会社会委員会で可決されました。
市税を滞納している男性が、長野市の消費者金融から借り入れがあり、利息制限法の上限を越え返済をしていました。
議案は、伊那市が男性に代わって、過払い金の返済を求めていくというものです。
質疑応答で議員からは、「男性との間に委任関係がないのは法律的にどうなのか」という質問がでたのに対し、市は「顧問弁護士の判断をあおぐ」としました。
採決の結果、この議案は出席議員5人全員の賛成で可決されました。 -
伊那西高校吹奏楽クラブ定期演奏会
伊那西高校吹奏楽クラブの定期演奏会が12日、伊那市の伊那文化会館で開かれました。
吹奏楽クラブは、2003年に発足、翌年から毎年この時期定期演奏会を開いています。
今年は、クラシックやポップス、アニメソングなど14曲を披露しました。 -
伊那市各地で敬老会
今月20日の敬老の日を前に12日、各地で敬老会が開かれました。
伊那市美原区では75歳以上のお年寄り100人が招待されおよそ50人が出席しました。
美原区は、昭和55年に美篶団地がつくられ入居が始まってから30年を迎えました。
30年を記念して今年の敬老会では、お年寄りに手造りの料理を味わってもらおうと様々な料理が並びました。
五平もちや鯉の煮付け、松茸のお吸い物などが振るまわれました。
お年寄りからは味が良いと好評でした。
12日は、ハープや琴の演奏も行われお年寄り達は楽しいひと時を過ごしていました。
美原区の中村袈裟治区長は「これからもお互いに声を掛け合って健康で元気に過ごして欲しい」と話していました。 -
自殺防止 街頭啓発運動
9月10日の世界自殺予防デーに合わせ、伊那保健福祉事務所は10日、伊那市内で自殺予防の街頭啓発を行いました。
街頭啓発では、職員6人がうつ病診断などが書かれた啓発用ポケットティッシュを配りました。
長野県がまとめた去年1年間の県内の自殺者数は527人で、原因の多くが健康や経済、家庭問題だということです。
伊那保健福祉事務所では、「問題を抱えている人がいたら、1人で悩まず気軽に相談に来てほしい」と話していました。 -
上農生が中病でナシや野菜販売
上伊那農業高校の生徒が8日、伊那中央病院で、学校で栽培したナシや野菜を販売しました。
8日は上農園芸科学科の生徒、15人が中央病院玄関前で、ナシや野菜を販売しました。
上農と中央病院は、近くに建物があることから、互いに連携し協力していこうと平成15年に協定を結んでいます。
ナシや野菜の販売もその一環として行われたもので、上農からの申し入れにより、中央病院が場所を提供しました。
販売したのはピーマンやナス、カボチャ、ゴーヤなどで、野菜は1袋100円、ナシは1袋300円と市価より安いことから、病院を訪れた人たちが次々と買い求めていました。
ナシの栽培では5月の連休中も生徒が人工授粉などの作業を行ったことや、袋かけにより害虫被害を防いだことなどから近年になく出来がよいということです。
用意した野菜24袋となし80袋は完売したということで、上農では今月下旬にも、ナシの販売を計画しています。 -
伊那仏画研究会作品発表会
仏を描く仏画を学んでいる伊那仏画研究会の作品発表会が、伊那市のいなっせ2階ギャラリーで開かれています。
会場には、伊那仏画研究会の会員11人と講師の作品33点が並んでいます。
伊那仏画研究会は、平成13年に高遠町文化センターの講座として始まりました。
現在は、仏画を専門に描いている高森町の松尾隆康さんを講師に、2カ月に1回、いなっせで勉強しています。
作品は、紙に墨で仏を描いたもののほか、金の粉を使って描いたものや、色を付けたものがあります。
この伊那仏画研究会作品発表会は13日(月)まで、伊那市のいなっせで開かれています。 -
映画「伊那人形芝居」完成試写会
箕輪町の古田人形芝居など伊那谷に残る4つの人形芝居を題材にした映画「伊那人形芝居」が完成しました。
この映画の試写会が11日、伊那市の伊那文化会館で開かれました。
映画は、日本国内の優れた伝統芸能や工芸などの保存・継承に取り組む財団法人ポーラ伝統文化振興財団が作ったものです。
映画では、伊那谷に残る4つの人形座が、後継者問題を抱えながら、人形芝居を継承していこうと活動する様子を紹介しています。
撮影は去年の9月から7カ月間かけて行われ、36分間の作品として完成しました。
試写会では、芸能学会会長の三隅治雄さんの講演も行われ、古田人形芝居について「若手の指導が徹底して行われ、今の古田人形芝居につながっていることに感動した」と話していました。
古田人形芝居保存会の会長で、4つの人形座でつくる伊那人形芝居保存協議会会長の柴登巳夫さんは、「一人でも多くの後継者が出てきてほしいと願っている」と話していました。
この映画「伊那人形芝居」は、ポーラ伝統文化振興財団が無料で貸し出しをするということです。 -
看板を考える集い
景観と共存できる看板のあり方を考える集いが、11日伊那市内で開かれました。
この日は、地元の景観育成事業関係者や、広告業者などが参加して、現地視察などを行いました。
これは、景観育成事業が活発に行われている伊那市で、看板のあり方について考えようと、信州伊那アルプス街道推進協議会が初めて開きました。
大きな看板が多く建てられているアクセス道路沿いや国道361号沿いをバスで回り、看板が景観に与える影響について考えました。
視察後に行われたパネルディスカッションでは、景観のために看板の撤去作業を行っている団体、広告業関係者や地元の景観育成事業関係者などが意見を交わしました。
「景観育成の上で広告看板は必要ないのでは」との意見に対し、広告美術塗装業協同組合の小坂保司さんは「景観にとって看板は邪魔なものだが、企業が生き残っていく上で必要なもの。簡単に撤去するわけにもいかない」と切り返していました。
これについて協議会の矢島信之さんは「景観にあった看板、目立ちすぎず配慮のある看板を検討して設置していくべき」と話していました。
協議会では、今回のシンポジウムを参考に景観と看板の共存について考えていきたいとしています。 -
運動会シーズンはじまる
スポーツの秋。運動会のシーズンが始まりました。
伊那市高遠町の高遠小学校では11日、運動会が行われ、全校児童が赤組と白組に分かれて熱戦を繰り広げていました。
高遠小学校の運動会では、24の種目が行われました。
「男の戦い」と名付けられた高学年男子による棒倒しは、赤組と白組がそれぞれ敵の棒を早く倒そうと競いました。
敵の児童が棒に手をかけて倒そうとする中、どちらの組も味方の棒が倒されないようにしっかりと守っていました。
4年生から6年生の児童による綱引きもありました。
綱がなかなか動かず、赤組も白組も全身の力を込めて綱を引いていました。
綱引きの2回戦は、児童が綱まで走っていって綱を握って引くという方法で行われました。
児童は全力で綱まで走り、少しでも早く綱を引こうと頑張っていました。 -
伊那弥生ヶ丘高校の生徒が就業体験学習
伊那市の伊那弥生ヶ丘高校の生徒6人が6日、伊那小学校で就業体験学習をし、教諭の仕事を学びました。
伊那弥生ヶ丘高校は、進路決定や将来の職業選択の参考にするため就業体験学習を行っています。
高校生は1年生から5年生までの6クラスに一人ずつ入り、このうち、1年夏組に入った高校生は、児童と一緒に豚の小屋作りをしました。
高校生は、児童が釘を打つのを手伝うなどしていました。
伊那弥生ヶ丘高校では今年、およそ100人の生徒が就業体験学習を希望し、小学校や保育園などさまざまな職場で学んだということです。 -
上伊那賛助会の集い
シニア大学伊那支部のOBでつくる「上伊那地区賛助会」が、それぞれの活動を発表する「上伊那賛助会の集い」が7日、伊那市のいなっせで開かれました。
この日は、上伊那地区賛助会の会員や現在シニア大学に通っている1、2年生、およそ270人が集まり、各クラブの代表がそれぞれの活動を発表しました。
上伊那地区賛助会には、現在、26のグループがあり、ボランティア活動や趣味の活動に取り組んでいます。
賛助会の集いは、活動の成果をそれぞれが発表する場となっていて、今年はシニア大学の在校生も参加しました。
そのうち、福祉施設などを訪問している「ほのぼのグループ」は、実際に施設で行っている手遊びを紹介し、「あまり肩を張らず、自分のできる範囲でやるのが私たちのボランティア。健康で元気で続けていきたい」と発表しました。
また、ロビーには各クラブの会員が制作した作品が並び、訪れた人を楽しませていました。
上伊那賛助会の唐澤定会長は、「賛助会に入会して、老後を楽しみながら健康を維持してほしい」と話していました。 -
知立市の小学生が農作業体験
伊那市の友好都市・愛知県知立市の小学生が、9日、西箕輪の畑で農作業体験をしました。
9日は、知立市立西小学校の5年生120人が、JA上伊那の出資会社JA菜園で農作業を体験した。
知立市が伊那市の友好都市であることから、知立市内の小中学校10校が毎年、伊那市を訪れ、さまざまな体験をしています。
西小学校は、2泊3日の日程で伊那市を訪れていて、農作業がスケジュールに組み込まれています。
体験では、ネギ畑に生えた雑草を抜いたほか、収穫を体験しました。
子どもたちは、友達と協力しながら、なかなか抜けない雑草を抜いていました。
収穫では、ネギの太さをお互い見せ合いながら手際よく収穫していました。
収穫したネギは、一人に2本ずつプレゼントされました。
西小学校の加藤 恵一校長は、「自分たちが口にする農作物は、草取りなど様々な作業によって成り立っていることを感じ、感謝する気持ちを養ってほしい」と話していました。