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みろくそば祭り
地元産のそば粉を使った手打ちそばをふるまう、弥勒そばまつりが11日、伊那市高遠町の弥勒多目的集会施設で開かれました。
弥勒そばまつりは、地区内の遊休農地で育てたそばを多くの人に味わってもらおうと地元有志でつくる弥勒そばの会が開いているものです。
会場には、高遠そば伝統の焼き味噌と辛み大根が用意され、訪れた人たちが独自の風味を味わっていました。
弥勒そばの会ではは「多くの人たちに弥勒で獲れたそばを味わってもらえてうれしい」と話していました。 -
皆既月食 伊那でも観察会
満月が地球に覆われる皆既月食が10日、全国各地で観測されました。
伊那市の伊那東小学校の校庭では、伊那天文ボランティアサークル「すばる星の会」が観測会を開きました。
時折雪が舞う中、およそ50人の親子が訪れ望遠鏡を使って月が欠けていく様子を観測しました。
皆既月食は、太陽と地球、それに月が一直線に並び、満 月の状態の月が地球の影に完全に覆われる現象です。
グラウンドでは会代表で伊那東小学校の野口輝雄教諭がスライドを使って説明しました。
午後11時5分から午前0時前まで全て隠れる皆既状態となり火星のような赤い月が見られました。
訪れた人たちは夜空で繰り広げられる天体ショーを楽しんでいました。 -
ニシザワ文芸コンクール表彰式
株式会社ニシザワが主催する文芸コンクールの表彰式が10日、伊那市創造館で行われました。
表彰式では、入賞者15人に、荒木康雄社長から表彰状が贈られました。
伊那ケーブルテレビ放送エリア内では、小学生の部最優秀賞に箕輪東小学校3年の立松利稀くん、中学生の部最優秀賞に伊那東部中学校1年の伊藤舜くんが選ばれています。
文芸コンクールは、読書を通じて考える力を養ってもらおうと(株)ニシザワが毎年行っているもので、今年で8回目になります。
7月から9月にかけて上伊那地域の小中学生を対象に読書感想文を募集し、今年は千230点の応募がありました。
荒木社長は「主人公や作者の気持ちになって書けている。本からいろんな感動を得て成長してほしい」と話していました。 -
高校野球部員が少年野球チームを指導
高校野球部員が少年野球チームの小学生を指導する野球教室が10日、南箕輪村の上伊那農業高校で開かれました。
この日は上農高校と高遠高校の野球部員が、伊那市内の少年野球チーム、4チームの小学生を指導しました。
この野球教室は、上伊那地域の野球人口の底辺拡大を目的に、上伊那高校野球連盟が毎年開いているものです。
教室では、キャッチボールや守備、バッティングなど基礎練習が行われました。
守備の練習では、実際に高校生が動きを見せながらグラブの出し方などを指導していました。
ある小学生は「ボールを捕る時の腰の落とし方など、今までは知らなかったことが分かった」指導にあたった高校生は「指導をしてみて今まで気づかなかった部分に気付かされた。良い経験になった」と話していました。
上農高校野球部の久保村智監督は「小学生には高校野球の魅力を感じてもらい、高校生には小学生の手本となる姿勢を身につけてもらいたい」と話していました。
上伊那高野連では「地元の高校に進学して、地元で野球を続けてもらいたい」と話しています。 -
この冬一番の冷え込み
10日の伊那地域は最低気温-5.6度を記録し、今季一番の寒さとなりました。
朝8時、部活などで高校に向かう生徒たちが白い息を吐きながら登校していました。
この寒さは、日本上空に入り込んだ寒気によるもので、冬型の気圧配置となり寒い一日になりました。
伊那地域でも-5.6度を記録し、今季一番の寒さとなりました。
長野地方気象台によりますと、11日以降は、これほどの冷え込みはないものの冬型の気圧配置が続きそうだということです。 -
伊那市消防団東春近分団第3部詰所完成
伊那市消防団の東春近分団第3部の新しい詰所が完成しました。
詰所は、東春近原新田に伊那市が建設しました。
10日、地元区や伊那市、消防団関係者ら38人が集まり、完成を祝いました。
第3部にはこれまで車庫しかなく、老朽化していたことから、今回詰所が建設されました。
木造2階建て、延べ床面積はおよそ89平方メートル、事業費はおよそ1200万円です。
1階は車庫で、オーバースライダーのシャッター、車両の排気ガスを屋外に排出するためのホースなどがあります。
2階は団員が利用する詰所で、物入れや流しが備えられています。
第3部は原新田、榛原、木裏原、暁野の4つの区がエリアで、現在団員は29人です。
完成した詰所は10日から利用するということです。 -
お天気キャスター森田さん講演
テレビやラジオで活躍しているお天気キャスターの森田正光さんが10日、伊那市の伊那文化会館で講演しました。
森田さんは、フリーのお天気キャスターとしてテレビなどに出演しているほか、講演や執筆活動にも取り組んでいます。
講演は、JA上伊那の生活部会が年1回行っている女性まつりの中で行われました。
異常気象と環境問題をテーマに講演した森田さんは、「異常気象は、30年に1回起こる現象のこと。30年前に比べると異常気象は3倍に増えている」と話しました。
近年増えているゲリラ豪雨については、温度が上がると大雨が降るため、「温暖化が進むとゲリラ豪雨が増える」と説明しました。
さらに、「急速な温暖化が進むと生態系が崩れる」と問題を指摘していました。 -
寒天作り始まる
冬の寒さを利用した信州の特産品寒天づくりが、伊那市東春近の小笠原商店で始まっています。
伊那市東春近の小笠原商店では、朝早くから寒天づくりに追われていました。
小笠原商店は、10年前に富士見町から伊那市に移り、「糸寒天」と呼ばれる細長い寒天をつくっています。
寒天づくりは、テングサをトコロテン状にし、夜のうち凍らせ日中は太陽にあてて溶かし、水分を抜いていきます。
この作業を何度も繰り返し、完全に水分が抜けたら完成です。
朝の伊那地域は、最低気温0.5度と冷え込み、時折雪が舞う中、従業員およそ10人が作業にあたっていました。
小笠原寿房社長は、「伊那谷の気候は日中と朝晩の気温差がちょうどよく、寒天づくりに適している」と話します。
作業は、3月下旬まで行われ、完成した寒天は都内の和菓子屋などに出荷されるということです。 -
クリスマスを前にオーナメント作り
クリスマスを前に、オーナメント作りの教室が9日、伊那市のいなっせで開かれました。
9日は、市内外から女性6人が参加しました。
日用雑貨に色を塗って楽しむトールペイントの講師、幸村淳子さんが、指導しました。
参加者らは、木の板に青や茶色の絵具をぬり、その上にツリーなどの絵を貼り付けていました。
幸村さんは、クリスマスは子どもだけでなく大人もワクワクするもの。小物1つで雰囲気が変わるので飾ってみて下さい」と話していました。 -
白鳥市長「調停案」追加提出明言避ける
伊那市の白鳥孝市長は、NECライティングの補助金問題で、NEC側が800万円の解決金を市に支払う調停案を今議会に追加提出するかしないか明言を避けました。
9日開かれた市議会一般質問で議員の質問に対し、「追加提案するかしないかを検討している」と述べるにとどまり、明言を避けました。
長野地裁の民事調停委員会が示した調停条項は、6日の市議会全員協議会で報告されました。
伊那市は、NECライティングに対し、商工業振興補助金全額の1億5,888万7,000円の返還を求めていますが、調停条項は、NEC側に800万円の解決金の支払い義務を認める内容で、議員からは、解決金が低すぎるなどとして、反対意見が出されていました。
白鳥市長は、市議の意見も踏まえ総合的に判断したいと述べていました。
12月定例会の会期は、16日までで、日程などの点からも今議会中の提出はきびしいとする見方もあります。
800万円の根拠を問う質問に対しては、要請があれば、調停の内容を説明する機会を設ける考えを示しました。
白鳥市長は、今回の結果を踏まえ、企業誘致に伴う補助金の返還規定などを追加する条例の改正も行なう考えを示しました。 -
伊那市地域づくり大賞の最優秀賞に末広財産区環境を守る会
地域の環境整備や福祉活動、伝統芸能の伝承などに取り組んでいる個人や団体に贈られる伊那市地域づくり大賞の最優秀賞に、末広財産区環境を守る会が選ばれました。
6日は、伊那市役所で表彰式が行われ、受賞した9団体と個人1人に白鳥孝伊那市長から表彰状が手渡されました。
守る会の塩原啓治会長は「今後も地域一丸となって取り組んでいきたい」と話していました。
最優秀賞に選ばれた「末広財産区環境を守る会」は、160年ほど前に作られた「六道の堤」の環境保全に取り組んでいます。
会では、雑草や雑木などが生い茂り荒れ果てていた六道の堤の環境を取り戻そうと、間伐や水仙の栽培などを8年前から行っていて、今年度は新たに、桜の苗木を62本植えました。
白鳥市長は「今後も活動を地域に広げ、継続していただきたい」と話していました。 -
菓匠Shimizu 清水慎一さんが講演
伊那市上牧の菓匠Shimizuシェフパティシエの清水慎一さんが6日、まほら伊那市民大学で講演しました。
清水さんは、昭和50年生まれの36歳です。東京やフランスで修業を積んだのち29歳の時に実家のShimizuを継ぐために、伊那へ戻りました。
菓匠Shimizuでは、子供の夢の絵をケーキにして無料で配る「夢ケーキ」の取組を6年間おこなっています。
家族で夢について語りあうきっかけにしてもらいたいと始めたもので、最初は9件だった申込は一昨年850件になりました。
清水さんは、お菓子を通じてひとつでも多くの家庭に幸せになってもらいたいとの思いで仕事をしているという事です。 -
伊那市の就労センター合同クリスマス
伊那市にある4つの障害者社会就労センター合同のクリスマス会が、8日、伊那市福祉まちづくりセンターで開かれました。
8日は、市内4つの社会就労センターに通う利用者80人程が参加しました。
クリスマス会は、伊那ライオンズクラブの協力を得て、毎年、行われています。
伊那ライオンズクラブの竹松寿明会長が、「皆さんが1年間一生懸命働いたお祝いです。」と挨拶し、乾杯しました。
利用者には、ケーキなどが振舞われました。
会では、全員でクリスマスソングを歌い、楽しいひと時を過ごしていました。 -
がん診療拠点病院 中病が機能評価受審
伊那市の伊那中央病院は、がん診療連携拠点病院としての機能が整っているかどうかについて、県が設置する委員会の審査を8日、受けました。
8日は、医療関係者や有識者などでつくる長野県がん診療連携拠点病院整備検討委員会の委員10人が伊那中央病院を訪れ、現地調査を行いました。
伊那中央病院は、平成21年度に、がん診療連携拠点病院として認定を受けています。
25年度の更新を前に、機能が基準を満たしているかなどの評価を受けました。
委員は、拠点病院に必要なMRIや病棟などを見学していました。
そのあと、治療体制、緩和ケアについての質疑応答が行われました。
天野直二委員長からは、「緩和ケアの視点からも、精神科医がいない事に不便を感じているのではないか」との質問に、中病側は、「確保をお願いしているが、医師数が少ない中で、現在は難しい。医療現場として必要性を感じている」と答えていました。
審査の結果は、近日中に、県のホームページで公表される予定です。
審査の結果を受けて、伊那中央病院では、来年10月に更新の申請を行う予定です。 -
第16回書晋展始まる
伊那市在住の書道家による第16回書晋展が8日から、かんてんぱぱホールで始まりました。
会場には多彩な書の作品およそ80点が並んでいます。
書晋展は、上伊那書道協会の委員を務める伊那市の書道家が毎年開いています。
今年の出品者は14人で、作品は漢字、かな、てん刻など多彩な書がそろっています。
会場の中で最も大きな作品は、東日本大震災の発生を受け、人間の力が及ばない自然の力を感じて書いたという「地霊」という言葉の書です。
また350年ほど前に今の上伊那に暮らした女性3人が源氏物語を読んだ感想を短歌にした作品を読みやすく書いた作品もあります。
会では、「バラエティーにとんだ作品を楽しんでほしい」と話しています。
この書晋展は11日(日)まで、かんてんぱぱホールで開かれています。 -
地域づくり活動支援金事業3年間延長
伊那市の白鳥孝市長は、今年度で終了する地域づくり活動支援金事業を延長する考えを8日示しました。
同日開かれた伊那市議会一般質問で明らかにしたものです。
地域づくり活動支援金事業は平成19年度から今年度までの5年間の期限付き事業です。
白鳥市長はこの事業について、「今後も継続していく。3年間延長したい」と述べました。
この事業は、地域づくりのために市民が取り組む事業に支援金を交付するものです。
過去5年間に81件の事業に対し、およそ1900万円の支援金を交付しています。
また白鳥市長は、日中国交正常化40周年の来年、観桜期に合わせて中国の富裕層の誘客を図りたい考えを示しました。
伊那市は現在、地域の活性化を図るため外国人観光客の誘客に取り組んでいます。
白鳥市長は、「高遠の桜の時期に、中国の観光客を誘致したい」と話していました。 -
いなし出会いサポートセンターの民間委託を検討
伊那市の白鳥孝市長は、市の結婚相談窓口「いなし出会いサポートセンター」について、時期をみて民間委託を検討したいとの考えを示しました。
これは8日伊那市役所で開かれた市議会一般質問で示したものです。
出会いサポートセンターは、3年前に伊那市が開設したもので、11月末現在、男性227人、女性120人、合わせて347人が登録しています。
3年間の成婚数は登録者同士、または、男女いずれかが登録している場合、合わせて22件となっています。
白鳥市長は、伊那市社会福祉協議会にも同様の結婚相談所があることから統合が必要だとしたうで、現在は行政主導だが時期をみて民間委託を検討したいとの意向を示しました。
市によりますと平成17年の国勢調査では、伊那市の未婚率は男性が27.9%、女性が18.4%だということです。 -
「気持ちが伝わる、ほめ方しかり方」
元伊那小学校校長の武田育夫さんによる講演会が4日、伊那市役所で開かれました。
講演会は伊那市保育園保護者連合会が開いたもので、会場には、およそ200人が集まりました。
武田さんは、元伊那小学校校長で講演では「気持が伝わる、ほめ方しかり方」をテーマに話をしました。
武田さんは、子どものしかり方について、「まず話を聞き受け入れること。その後で教えなければならないことや、自分の思いを言えばよい。子どもの話を途中で切らず最後まで、聞くことが大切。」と話していました。
また「どんなに忙しくても、子どもと向き合いコミュニケーションを図るようにすること。子どもを信じ、日頃から言葉や態度により安心感を与えることで、信頼関係が生まれる。」とアドバイスしていました。
会場を訪れた子育て中の保護者らは、メモをとったりしながら武田さんの話に耳をかたむけていました。 -
男性介護者のつどい
妻や親の介護をしている男性のつどいが7日、伊那市まちづくりセンターで開かれました。
このつどいは、介護をしている男性が同じ悩みを語りあってもらおうと、老人保健施設はびろの里事務長の古畑克己さんが呼びかけ人となり開いたものです。
つどいには、妻や親を介護している男性のほか、保健師やヘルパーなど14人が参加しました。
参加者は、「妻が認知症になり、徘徊がひどい。」
「親が寝たきりで面倒をみているが、自分も年をとってきて、将来が不安」などそれぞれが抱えている悩みを話していました。
男性介護者は、食事の用意など家事が不慣れなほか近所つきあいが苦手で、相談相手がいないことが多いということです。
参加者は、普段人に言えないことなど同じ悩みを抱えた者同士、語りあっていました。 -
伊那市男女共同参画推進計画案 答申
伊那市男女共同参画推進会議は、平成24年度から5年間の男女共同参画に関する取組などをもりこんだ第2次計画案を6日、白鳥孝市長に答申しました。
この日は、推進会議の伊藤洋一会長が、白鳥市長に計画案を答申しました。
計画案は、行政、市民、事業者、教育関係者が協働で男女共同参画社会を実現していくための、目標や施策がもり込まれています。
今回新たに追加されたのは、10項目の数値目標と防災分野での男女共同参画です。
数値目標では、●「男女共同参画社会」という言葉と内容を知っている人の割合を、現在の46.8%から80%に●登録した女性が、市の方針決定の場に参画できる「女性人材バンク」の登録人数を、現在の44人から60人にするとしています。
防災分野では、消防団への女性参加の促進、災害時における男女のニーズの違いに配慮した対応などを施策としてもりこんでいます。
伊那市では、この案をもとに今年度中に計画を策定する事になっています。 -
旧馬島家住宅で正月用のしめ飾り作り
伊那市高遠町の旧馬島家住宅で7日、正月用のしめ飾り作りが行われました。
高遠町公民館の手作り体験教室の一環で行われたもので、地元農家の本多利行さんが講師を務めました。
毎年恒例の講座で、この日は、20人が参加しました。
参加者は、ワラを束ねた後、丁寧になっていきまいした。
講師の本多さんは、子供のころから曽祖父に教わりながらわら細工を作っていたという事で、手際良く作り方をアドバイスしていました。
初めて作ったというある女性は「今年はいろいろあった年だったので、正月は気持ちも新たに手作りのしめ飾りを玄関に飾りたい」と話していました。 -
タウンステーション伊那まち一日平均28人が利用
伊那市の中心市街地再生事業の一環として今年8月にオープンした情報発信拠点施設タウンステーション伊那まちは、一日平均28人が立ち寄り、市などは「好調な出足」としています。
伊那商工会議所にまとめによりますと、11月末までに2,886人が利用し、平均すると一日に28人が利用しているという事です。
利用目的の内訳は、観光が9.8%、一般が68.8%、会議が10.8%などとなっています。
タウンステーション伊那まちは、観光案内や街の情報発信などを目的に空き店舗を利用して今年8月に設置されました。
これまで、秋市や展示会などイベントも企画されました。
また、伊那市によりますと、中心市街地にある空き店舗を借りて営業する飲食店などに対し、市が賃料の一部を補助する制度の申請は、前年度申込がありませんでしたが今年度は4件の申し込みがあったという事です。
7日の市議会一般質問で市街地活性化についての質問に答えた白鳥孝市長は「いいスタートがきれている。中心市街地再生支援事業が終了する平成24年度以降も活動が継続していくよう、市としても応援していきたい。タウンステーションの設置と、空き店舗の賃料補助申請の増加との直接的な関係性はわからないが、賑わいという観点からはいい方向に動いていると感じる」と話していました。 -
小松養蜂園で蜜ろうの置物作り
来年の干支、龍を模った蜜ろうの置物作りが、伊那市御園の小松養蜂園で行われています。
置き物作りは、小松養蜂園が毎年この時期に行っているものです。
6日は、伊那市社会福祉協議会障害者社会就労センターゆめわーくの施設利用者3人が小松養蜂園を訪れ、作業を手伝いました。
養蜂園で使う蜂の巣箱をゆめわーくで作っていることが縁で、作業を手伝うようになりました。
作業は、色づけしたロウを溶かし、龍の形をした型に流し込みます。
2時間ほどで固まり、型を外して完成です。
作った置物は、今年1年お世話になった人にゆめわーくが贈るということです。 -
調停案の受け入れ再度協議
工場を閉鎖したNECライティングに対して伊那市が補助金の返還を裁判所に申し立てている問題で6日、市議会全員協議会で調停案を示しました。
NECライティングが800万円を支払う調停案を示しましたが議員が反対し再度理事者で協議することになりました。
この問題は、伊那市が去年11月に閉鎖したNECライティングに対し、補助金の全額1億5800万円余りの返還を長野地方裁判所に調停を申し立てていたものです。
先月30日に長野地方裁判所から最終的な調停案が示されました。
調停案はNECライティングが伊那市に対し800万円を支払うというものです。
800万円の根拠については1億5000万円の固定資産税の標準税率1.4%の3年半の計4.9%、780万円程度としています。
白鳥孝市長は「いたずらに長引かせることは市のイメージ悪化につながり今後の企業の誘致にも悪影響を及ぼしかねない。裁判所の案を尊重したい」と説明しました。
議員からは、「市民の税金。訴訟を起こして返還を求めるべき」など調停案に反対の意見が出されました。
市では調停案の受け入れを12月定例会に提出する予定でしたが議員からの意見を受け、議案の提出について 再度、理事者で協議することになりました。 -
金山天一さん水泳で日本新
伊那市のテルメリゾートINAの支配人を務める金山 天一さんは、先月、三重県で開かれたオールマスターズスイミングフェスティバルin三重の男子自由形800メートルで、日本新記録を樹立しました。
金山さんは、現在46歳。週に4回程度、テルメリゾートの営業前などにトレーニングを行っています。
マスターズ水泳は、5歳ごとに区分して競技が行われます。
11月19日、20日に三重県で開かれた大会に出場した金山さんは、45歳から49歳の区分で、9分35秒06を記録し、日本新記録を更新しました。
本来、自由形を得意種目としていますが、去年5月の大会ではバタフライでも、日本新記録を出しています。
11月の大会では、200メートル自由形、400メートル自由形でも記録に挑戦しましたが、200メートルは0.2秒、400メートルは1秒、日本新に及びませんでした。
今日も、バタ足など水泳の基本からトレーニングする金山さん。記録更新への挑戦が続きます。 -
田中豊文さん縁起物づくり
伊那市東春近の田中豊文さんは、お世話になった人などに配る正月用の縁起物作りに追われています。
「がんばろう日本」と「絆」。来年用の宝船にはそう書かれた紙が飾られています。
これらの縁起物は、田中さんがデザインし、つくり方を考案したオリジナルの縁起物です。
77歳になる田中さんは、55歳のときに会社を退職し、お世話になった人たちのために、毎年ワラ細工を作っています。
オリジナルの飾りは縁起がいいと人気で、今年は、宝船70個、玄関飾り30個を作る予定です。
5日は、近くの東春近南部保育園の園児46人が田中さん宅を訪れ、田中さんが作った作品などを見学しました。
南部保育園から、縁起物をつくっている様子を見学したいという話があり、田中さんが受け入れました。
田中さんがワラをなうと、船の形がだんだん出来上がっていきます。
園児達は、興味深そうに田中さんの手つきを眺めていました。
東春近南部保育園には、完成した宝船がプレゼントされました。
田中さんの縁起物作りは、クリスマス頃まで続くということです。 -
伊那地区防犯協会 写生大会の作品展示
伊那地区防犯協会は、小学生までの子どもを対象に開いた写生大会の作品を5日から、伊那市役所で展示しています。
市民ホールには、写生大会に参加した2歳から小学校6年生までの作品44点が並んでいます。
写生大会は、伊那地区防犯協会が子ども達の防犯意識を高めようと、先月12日に開いたもので、38人が参加しました。
このうち最優秀賞には、低学年の部で伊那東小3年の久保田達彦君の作品「あこがれのパトカー」が、高学年の部で伊那東小4年の山田安珠さんの作品「みんなを守るパトカー」がそれぞれ選ばれています。
作品展は、16日金曜日まで伊那市役所市民ホールで開かれています。 -
大坊浅間神社遷座式
伊那市西町大坊の浅間神社で、ご神体を仮の社殿から、本殿へ移す遷座式が3日に行われました。
午後9時、神社に宮司や改築委員会の役員が集まりました。
大坊の浅間神社は、築後およそ300年の歴史を持つ神社です。
本殿を雨、風から守る、覆殿の老朽化が進んでいたことから、地区住民でつくる氏子らは、10月から改築工事を進めてきました。
昨夜は、月明かりが照らす中、工事の間、ご神体が安置されていた、仮社殿から、本殿に移す遷座式を行いました。
ご神体を移す遷座の儀式に入ると、境内を照らしていたライトは消され、暗がりの中、ご神体は、本殿へと運び込まれました。
改築された、覆殿の大きさは、間口、奥行き共に、およそ3.6メートル、高さは、3メートル。
総工費は、330万円で地区の人達の寄付により作られたということです。 -
伊那市歴史シンポジウム 戦争遺跡テーマに発表
伊那市に残る戦争遺跡をテーマにした伊那市歴史シンポジウムが3日、創造館で開かれました。
今年で14回目のシンポジウムで、今回は戦争遺跡について発表が行われました。
陸軍伊那飛行場について伊那市の元高校教諭、久保田誼さんが研究発表をしました。
久保田さんは、陸軍伊那飛行場の建設は、いかに早く飛行場を造るかというテストケースだったこと、地域住民や学生、朝鮮人を労働力として根こそぎ動員したことなどを話しました。
また、飛行機の燃料に使う代用燃料の生産が行われたことも話しました。
基調講演では、筑波大学大学院の伊藤純郎教授が戦争遺跡や信州の陸軍飛行場について話しました。
伊藤教授は、「地域学習の一環としてどんな戦争があったのか正確にとらえてほしい。平和教育として学校で取り組んでほしい」と話していました。 -
農業公園みはらしファーム 義援金届ける
伊那市西箕輪の農業公園みはらしファームは、12月3日に開いた秋まつりで集めた東日本大震災の義援金8万3,069円を2日、JA上伊那に届けました。
2日は、みはらしファーム運営会議の笠松悟議長ら2人がJA上伊那本所を訪れ、JA上伊那の春日州一専務理事に義援金を手渡しました。
秋まつりは、1年の収穫に感謝しようと毎年開いています。
今年は各ブースに募金箱を設置し、イベントの参加費も合わせて8万3,069円が義援金として集まりました。
春日専務理事は「被災地で農業災害にあった人達の為に使わせていただく」と感謝していました。
義援金は、JAの組織を通じて東日本大震災の被災地に送られるということです。