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県政課題について意見交換
「こんにちは県議会です」開催県政の課題について意見を交わす「こんにちは県議会です」が20日、伊那市のいなっせで開かれ、産業について活発な意見交換が行われた。
これは、特定の県政課題について、県議会の正副議長、議員が市町村長や市町村議会議員、関係団体と意見を交わし、問題解決に努めようというもの。
今回は「地域を支える力強い産業づくり」をテーマに、南信地域を対象に開かれた。
県商工部の荒井英彦部長が産業づくりの現状を説明し、続いて行政や関係団体の代表が意見発表した。
上伊那地区では、伊那商工会議所副会頭でサン工業社長の川上健夫さんが、「若手の人材育成は欠かせない。工科短大をこの地に設置してほしい」と要望した。
これについて木下茂人県議会議員は、「人材の地域定着には工科短大は意義がある。実現の方向を県としても考えてほしい」と話した。
また、長野県経営者協会上伊那支部長で伊那食品工業会長の塚越寛さんは、「企業は研究開発型でないといけない。研究開発に対する補助がもう少しあってもいいのではないかと思う」と話した。
上伊那広域連合長の小坂樫男伊那市長は企業誘致や人材確保への支援、箕輪町商工会会長でマツシマ社長の小林紀玄さんは高度な技術育成の体系的な取り組みを要望していた。 -
新ごみ中間処理施設の建設候補地の桜井区で行政と住民が懇談会
上伊那広域連合が計画する新ごみ中間処理施設の最終候補地となっている伊那市富県の桜井区で18日、ごみ処理施設に関する懇談会があった。住民約50人が出席し、桜井区の天伯水源付近が候補地に選ばれた経過について、市側の説明を受けた。
懇談会では、住民から環境アセスメントについて「最終候補地となっている桜井区と北新区のうちどちらかが、アセス実施に反対すれば、行わないのか」とする質問が出された。
これに対し市は「今のところ両方の区で反対されるとは考えていない。両区で賛成してもらえるよう、説明を重ねていきたい。」と語った。
また「アセスで不具合があっても、後戻りできず、施設建設を進めるということはないのか」という質問に対しては、「アセスを実施したからといって、建設が決定するというわけではない」とした。
桜井区の鹿野博愛区長は「懇談会を実施するなかで、施設に関する区民の理解をさらに深めてから建設に対しての判断をしていきたい」としている。
同区では、近いうちに施設の先進地を訪れ、稼働状況や周辺の環境について見学する予定。 -
各地で獅子舞
伊那市西箕輪仲仙寺で18日朝、羽広区の小正月の伝統行事、五穀祭があり、羽広の獅子舞が奉納された。
羽広の獅子舞は雄獅子と雌獅子が同時に踊る全国的にも珍しい舞で、400年の歴史がある。
「阿吽の舞」では、雌獅子は口を大きく開けて静かに舞う一方、雄獅子は口をほとんどふさいだまま、は勇壮に舞う。
仲仙寺本堂では、笛や太鼓に合わせ、剣を手にした「剣の舞」や悪魔払いの舞などが、約15分にわたりって続き、アマチュアカメラマンなどが2頭の獅子の舞を写真に収めていた。
舞い合わせは前日の練習で初めて行ったが、保存会では「息が合い、うまく踊れたのではないか」と話していた。 -
健康づくりを通じて新宿との交流進む
「健康づくり」を通じて、伊那市長谷と東京都新宿区のお年寄りが交流を深めている。
伊那市と新宿区は、友好都市提携を結んでいる。
19日は、長谷地区の20人と新宿区の8人が気の里ヘルスセンターに集まり、「操快フラダンス」を一緒に踊った。
操快フラダンスは、高齢者に楽しんで健康づくりをしてもらおう竏窒ニ、早稲田大学の石井康智教授が考案したもの。
長谷地区では以前から、石井教授の指導を受け、高齢者の健康づくりに取り組んでおり、今年4月からは、石井教授が指導している新宿区のお年寄りにも長谷を訪れてもらい、1ヶ月に1度のペースで一緒に健康づくりをしている。
開始当初、長谷地区の参加者は2、3人だったが、体験者から話を聞いたお年寄りが徐々に集まるようになり、今では毎回20人近くが集まるようになっている。
また、健康づくりを通じて、住民同士の交流も深まっており、参加者たちは「一緒にフラダンスができて楽しい。今後も続けていきたい」と話している。
教室を主催する美和診療所などでは、来年度もこの教室を継続していきたいとしている。 -
伊那公民館で人権カルタ大会
人権をテーマにしたカルタ大会が18日、伊那市の伊那公民館であった。親子づれなどおよそ、40人が参加し、数多くのカルタを取るため、競い合った。
大会は、人権について楽しみながら考える機会にしてもらおうと、伊那公民館などが開いたもの。
カルタは伊那市や松本市などの人権教育推進のための調査研究委員会が人権教育推進事業の一環として作ったもので、中南信地域の小学生などを対象に公募し、集まった2千以上の中から選ばれた46首でつくられている。
カルタの内容は「ありがとう みんな笑顔に なる言葉」など人への優しさや思いやりを5・7・5の標語にしている。
参加者は人権に関する読み札が読まれると、「ハイ」と声を出し絵札をとっていた。
このカルタは1000セットつくられており、県中南信地域の小学校や公民館に配られ、人権教育に役立てられるという。 -
食育の日に合わせて保育園でアマランサスを使った給食
伊那市内の保育園で19日、食育の日に合わせ、雑穀アマランサスを使った料理が作られ、園児が給食で味わった。
アマランサス料理は、火にかけた実を鶏肉にまぶしたもので、伊那市内の24の保育園の給食で作られた。
このうち上の原保育園では、200人分のアマランサス料理が用意され、園児らが給食で味わった。
市では、食育の一貫として実際にどのように育っていくのか知ってもらおう竏窒ニ、保育園でのアマランサスの栽培もしている。
園児らは、材料となったホップされたアマランサスの実を見て、粒の色や大きさ、味を確かめたり、ご飯にかけて味わったりした。
市では、毎月19日を「食育の日」としており、来月には絵本に出でくるお菓子を実際に作って食べるという。 -
高遠小2分の1成人式
伊那市の高遠小学校で15日、10歳の節目を祝う2分の1成人式が行われた。
同校の2分の1成人式は、今年で9年目を迎える恒例行事。4年生40人が参加し、保護者も集まって成長を祝った。
式典で児童代表の伊東知優さんは、「いろいろな人にお世話になったことを感謝しています。私たちの成長した姿を見てください」とあいさつした。
続いて児童が一人ずつ、「プロ野球選手になって日本代表に選ばれたい」「考古学者になって新しい化石を発見したい」など、将来の夢を発表した。
高遠町地域自治区長の伊藤俊規さんは、「10年後もずっと両親や友達を大事にできる人でいてください」とあいさつしました。
また鈴木孝敏校長は、「夢が実現できるよう健康で頑張っていきましょう」と呼びかけた。 -
保育園でけん玉披露
伊那市の竜南保育園で15日、園児がけん玉遊びを楽しんだ。
この日は、園児の親せきにあたる小林啓治さんが保育園を訪れ、けん玉の技を披露した。
小林さんは、歌に合わせて玉を皿に乗せたり、世界一周や灯台など子どものころからやっているけん玉の技を披露した。
子どもたちは、「がんばれ」と応援しながら夢中になって見ていた。
竜南保育園では冬のこの時期、けん玉やこま回しをして遊んでいる。
小林さんのけん玉を見た後、年長の子どもたちは、やり方を教えてもらった。
小林さんに「けん玉のコツはひざを使うこと」と教えてもらい、何度も挑戦して楽しんでいた。 -
伊那西小スケート教室
伊那市の伊那西小学校は、学校そばの天然リンク伊那西スケート場で毎朝、スケート教室を開いている。
15日の朝も、全校児童がスケート場に集まり、学年ごとに別れてスケート練習をした。
これは、伊那西小学校の伝統行事で、冬休み明けの1週間、毎朝行われている。
子どもたちは、「カーブのコーナーワークができるようになりたい」「腰を落として早く滑れるようになりたい」など、それぞれ目標をもって取り組んでいた。
24日に開かれる伊那市民体育祭スケート競技へ出場する子どもも多いという。
学校関係者は、「学校から歩いて15分の場所に天然のリンクがあり、冬のスポーツが楽しめるのは恵まれている」と話していた。 -
伊那小6年秋組 災害現場見学
過去の河川の氾濫による災害について勉強している伊那小学校5年秋組の児童が16日、天竜川や三峰川を見学した。
これは、国土交通省天竜川上流河川事務所が、災害の教訓を後世に伝える手法をまとめようと組織している検討会の実験的な取組みの1つ。3回の授業で子どもたちの意識がどのように変わるかを検証する。
この日はその2回目で、まず、平成18年の豪雨災害で被害を受け、護岸強化などの工事をしている天竜川を見学した。
子どもたちは天竜川上流河川事務所の職員に、「工事中に洪水になったらどうするのか」「工事の費用はどのくらいか」などの質問をしていた。
そのあと三峰川に移動し、三峰川みらい会議代表の織井秀夫さんから、昔から伝わる水害を防ぐ道具などの説明を受けた。
また、流れてくる木などを止めたり、水の流れを変える中聖牛も見学した。
織井さんは、「天竜川の中聖牛は、水とともに流れてくる砂を止めるために底辺が広くできているが、三峰川のものは木を止めるために少し狭くできている」と説明した。
子どもたちは、どうやって水の中に運ぶのかなどの質問をし、メモを取っていた。
次回の授業では、災害時の対応について学び、学習内容をまとめた新聞を作るという。 -
丑にちなんだ作品展
今年の干支「丑」にちなんだ色紙や置物などの作品展が17日、伊那市西町の旧井澤家住宅で始まった。
伊那部宿を考える会が開いていて今年で2年目。
丑を描いた色紙や掛け軸、おもちゃの赤べこなど123点が並んでいる。
考える会の会員や日本画の舜鳳会、伊那市長谷の手芸グループ美里会などが出品した。
中には、池上秀畝や中村不折が、会員に送った年賀状もある。
田中三郎会長は、「出品している人の気持ちをつかんで作品を見ていただきたい」と話していた。
この作品展は31日まで。入館料は大人200円、小中学生100円。 -
上伊那書道協会新春書道展
上伊那書道協会の役員らの作品が並ぶ「新春書道展」が、伊那市のいなっせで開かれている。
会場には、かなや漢字、篆刻など、さまざまなジャンルの作品およそ30点が展示されている。
この書道展は18日まで。 -
厳しい寒さ 伊那で寒天作り
諏訪地方の冬の風物詩として知られる寒天作りが、伊那市でも行われている。
伊那市東春近の天竜川沿い。
一昔前は、伊那市内でも数軒の家で寒天作りをしていたが、今では珍しい光景となった。
天然寒天の製造・販売会社「小笠原商店」は8年前、富士見町から伊那市に移り、この地で寒天作りを始めた。
作業はまず、原料の天草を煮溶かし、型に入れて固める。それを機械で糸状にして押し出し、丁寧に広げる。
その後、水分を抜くために寒天を外に干して乾燥させる。寒天の水分が完全に抜けるまで約2週間、干す作業を繰り返す。
寒天を外に並べる作業は早朝、太陽が昇る前から始まる。
日の出前は寒さも一段と厳しさを増すが、小笠原さんは、この寒さが不可欠だと話す。
こうして作られた天然寒天は東京の高級和菓子店などで使われていて、食感も良いという。
作業のピークは、1年の中でも最も冷え込みが厳しくなるこの1カ月ほどだという。 -
伊那市景気動向調査結果
伊那市が行った景気動向調査の結果、「来年度新規採用をしない」と答えた事業所が80%以上に上っていて、一層厳しい雇用情勢が懸念されている。
これは伊那市が、商工会議所や商工会の協力を得て昨年12月に実施した調査から明らかになった。
調査事業所を業種別に無差別に抽出し、製造業・建設業は112事業所、商業・サービス・飲食業などは96事業所から回答を得た。
それによると、「来年度の新規採用を行わない」としたのは、製造業・建築業で83%、商業・サービス・飲食業などで87・2%に上っている。
製造業・建設業関係では、66・1%の事業所が、前の年の同じ時期に比べ、「受注量が減少した」と答えている。
また、今後も受注量が減少すると見ている事業所は77・4%に上った。
派遣社員を雇用している28事業所のうち、15事業所(53.6%)が「人員を削減した」、あるいは「今後削減する」と答えていて、派遣社員が雇用を調整する役目を負っている様子がうかがえる。
伊那市では、緊急経済・雇用対策本部を設置している期間中、この景気動向調査を半期に一度行なうという。 -
アルストロメリアの出荷本格化
出荷量全国一を誇る上伊那の冬の花アルストロメリアの出荷が本格化している。
伊那市高遠町にある西村勝雄さんのハウスでは、ピンクや白色など12種類のアルストロメリアが咲き、出荷作業が行われている。
16日は選別作業を行い、咲いている花を切り取った。
上伊那では年間を通じてアルストロメリアを栽培しているが、生産者の高齢化が進んでいる。
西村さん宅では、2年前から息子の邦明さんが、花の栽培を担当していて、出荷のピークは4月ころまで続くという。 -
高遠町で土手崩れ
16日午前11時ごろ、伊那市高遠町の千年町で、水路の土手が崩れ土砂が民家へ流れ込んだ。
土砂災害が発生したのは高遠町の千年町で、近くを流れる用水路の六道井から水があふれ、幅13メートル、高さ8メートルに渡り土手が崩れた。
これにより近くの伊東誠司さんの敷地に水や土などが流れ込んだ。発生当時、この家には妻の美津枝さんと1歳の子どもがいたが、けがななかった。
用水路を管理する長野県美篶土地改良区によると、この用水路を流れる水は、農業や防火用として利用されていて、最近の冷え込みにより水が氷ったため堰き止められ、水位は通常の6倍の60センチに達していたという。今後は見回りを徹底し、再発防止に努めたい竏窒ニしている。 -
上伊那高卒者の就職内定状況
伊那公共職業安定所は、昨年11月末現在の高校新卒者の求人、就職状況をまとめた。
それによると11月末現在の就職内定率は、前の年を3.4ポイント上回る90・9%となっている。
これは、県平均の81・1%を10ポイント近く上回っている。
この要因について伊那公共職業安定所では、「各企業とも中途採用はしなくなっているが、新卒者は人材育成の一環として別扱いしているケースが多いのではないか」と話している。
ただ、内定率は高いものの製造業などの求人者数は前の年より7・8ポイント低くなっている。 -
伊那市国保出産一時金引き上げへ
伊那市は、少子化対策の一環として、市の国保加入者に支払う出産育児一時金を現行の38万円から42万へ引き上げる。
伊那市の国民健康保険は、自営業者など1万8300人が加入している。
被保険者が出産したときに現行では38万円を支払っていたが、4万円引き上げ42万円とする。
伊那市は、3月定例市議会に関係する議案を提出する予定で、可決されれば今年の1月までさかのぼり適用される。
市では、今年度分の予算額として概算で120万円を見込んでいて、来年度以降も継続していく考え。 -
信濃の国のDVD寄付
県の歌「信濃の国」を信州の映像でつづる番組を制作したNHK長野ビデオクラブのメンバーが15日、上伊那の小中学校にDVDを寄付した。
NHK長野ビデオクラブ南信支部長の武田忠芳さんら4人が、上伊那教育事務所で開いた小中学校の校長会会場を訪れ、DVDを寄付した。
DVDは、県内全ての小中学校と特別支援学校600校に1枚ずつ寄付されていて、この日は上伊那52校分が学校長会に渡された。
南信支部長の武田さんは、「最近の子どもは、信濃の国を歌えなくなってきている。DVDをみて理解を深め、途絶えることなく歌って欲しい」と話していた。
信濃の国のDVDは、県の歌が制定されてから40年になることを記念して、県内各地のビデオ愛好者が協力し、1年半の撮影期間をかけて制作した。
小諸高校音楽科などによる合唱にあわせ県内各地の四季折々の映像をつづっているほか、歌詞の解説、歴史やエピソードなどが盛り込まれた35分の内容になっている。 -
上伊那賛助会和紙ちぎり絵作品展
県のシニア大学のOBなどで作る賛助会のちぎり絵教室の作品展が、県伊那合同庁舎で開かれている。
伊那合同庁舎の2階玄関ホールには、和紙のちぎり絵作品23点が並んでいる。
シニア大学の卒業生が中心となって構成する賛助会の3教室のメンバーが手がけた作品で、県では、「和紙ちぎり絵の素晴らしい作品を、多くの人にみてもらいたい」と来場を呼びかけている。
作品展は23日まで。 -
伊那市緊急経済支援策まとめる
伊那市は緊急経済雇用対策本部設置に伴う支援対策をまとめた。
対策は金融支援や受注支援、雇用、福祉など8項目となっている。
このうち農家支援対策として、施設園芸農家などに対し今年3月末までの間に使った燃料1リットルあたり2円を上限に補助するとしている。
ほかに、国の緊急経済対策である定額給付金事業の実施が決定した場合、緊急経済活性化対策室を設置し対応するとしている。 -
暮らしいきいき健康講座始まる
健康づくりを楽しく学ぶ「暮らしいきいき健康講座」が15日、伊那市の伊那合同庁舎で始まった。
この講座は、健康づくりに必要な知識を学び、食生活改善推進員などの仲間づくりにつなげようと開かれ、上伊那在住の16人が参加した。
初回のこの日は、メタボリックシンドロームの話を聞いたあと、自分の体を知るために身長や体重などを測定した。
参加者は順番に身長、体重、腹囲を測り、体重測定では、併せて体脂肪率なども調べた。
測定結果を基に、標準体重などをそれぞれ計算して、自分の体の状態を確認していた。
参加者の一人は、「油を摂り過ぎない食事などを勉強したい」と話していた。
この講座は4回コースで、今後は食品衛生の基礎知識や食生活改善推進員の活動などを学ぶほか、脂肪を控えたメニューなどの調理実習も行う予定。 -
旧伊那中央総合病院の解体安全祈願祭
旧伊那中央総合病院の解体工事の安全祈願祭が15日、行われた。伊那市や解体業務を請け負う建設業者などが集まり、工事の無事を祈って神事をした。
解体されるのは、福祉まちづくりセンターに隣接する5階建ての旧病棟や3階建ての旧診療棟など。
解体工事は今年3月末までの完了を目指していて、解体後は、現在伊那市荒井にある市保健センターが移転新築される。
伊那市では、解体を含めセンターの移転新築事業費に6億2000万円を見込んでいる。
新しい保健センターでは、乳幼児の健診、予防接種、高齢者のリハビリなどが行われる予定。
伊那市では新たな健康増進の拠点施設として整備していきたい考え。
福祉センターの完成は、来年度末になる見込みという。 -
国道153号の役割について意見交換会
伊那谷の交通の背骨的な役割を果している国道153号についての実情を把握し、今後の整備方針について考えようと15日、上伊那の市町村職員などが意見交換した。
上伊那8市町村や伊那消防組合、上伊那広域連合、長野県の職員など50人ほどが参加して、道路網について意見を交わした。
この意見交換会は、国道153号改良期成同盟会上伊那部会が始めて開いた。
上伊那の交通網の背骨的な役割を果す国道153号線を中心に、上伊那全体の道路をどのように整備していくのが望ましいかを考えていこうというもの。
まず伊那建設事務所の山浦直人所長が、現在の交通網の課題を提起した。
山浦所長は、伊北インターチェンジ付近の渋滞や、伊那市の中心市街地に交通が集中していることなど課題を挙げ、これからの道路は行政だけでなく、使う人や守る人が考えていく必要がある竏窒ニした。
そのあと、医療・救急問題と観光振興の2つのテーマに分かれて意見を交わした。
医療問題のグループでは、救急搬送について、「凹凸が激しい道は、患者に負担がかかる」「バイパスなどのセンターポールは救急車両にとっては障害である」などの具体的な意見が出ていた。
また、観光振興のグループは、「初めて伊那地域を訪れる人は国道を頼りに訪れるが、伊那市のみはらしファーム、箕輪町のながた荘、南箕輪村の大芝高原と実際の観光地は広域農道に多く存在している」「冬場の凍結で怖い思いをした観光客は来なくなるかもしれないので冬場の対策が必要」といった意見が出されていた。
この意見交換会は今後、定期的に年4回ほどのペースで開催していきたい竏窒ニしていて、県も出された意見を参考に道路整備をしていきたい竏窒ニしている。 -
西箕輪中百人一首大会
伊那市の西箕輪中学校で15日、毎年恒例の百人一首大会が開かれ、体育館は生徒たちの熱気に包まれた。
西箕輪中の百人一首大会は、生徒たちに日本の伝統に親しんでもらおうと、毎年この時期に開かれている。
この日は全校生徒およそ180人が、26グループに分かれて札を取り合った。
年末年始休みには、百人一首をひとり10首以上暗記するという宿題が出されていて、生徒たちは自分が覚えた句が読まれると、目を凝らして札を探していた。
枚数が少なくなると札を囲む輪も小さくなり、徐々にスピードも速くなっていた。
ある1年生は「初めてであまり取れなかった。来年はたくさん取れるようにもっと覚えたい」と話していた。
大会の結果、一番多く札をとった生徒は、100枚中50枚とったという。 -
消防意見発表会
消防職員が普段の活動を通じて感じていることを発表する意見発表会が14日、伊那市役所であり、箕輪消防署の内堀佑樹さんが最優秀賞に選ばれた。
この日は、伊那消防組合の4消防署に所属する7人が意見を発表。
このうち最優秀賞の内堀さんは「この手からこぼれる命を救うために」というテーマで発表し、救急救命士が行える救命処置の範囲の拡大を訴えた。
内堀さんは来月19日に松本で開く県大会に出場する。 -
長谷小学校で正月の遊び
伊那市の長谷小学校の児童81人が14日、羽子板やこま、スゴロクなどの正月の遊びを楽しんだ。
同校では、正月の遊びを通して学年を超えた交流を深めようと、例年児童が中心となって遊びを企画している。
そのうち、スゴロクで遊ぶグループでは、面白い顔が出来上がると、周りから歓声が上がった。
ある児童は「家では正月の遊びをしなかったので、今日はみんなで遊べて楽しかった」と話していた。 -
心臓病の山下夏君(飯田市在住)支援でチャリティーカット
飯田市在住の心臓病患者山下夏くんの海外での心臓移植を支援しようと12日、伊那市の理容室ワイズヘアーがチャリティーカットを行った。
これは店長の吉田明弘さんが、子どもを持つ親として何か協力できないか竏窒ニ企画した。
チャリティーカットは、3500円のコースのみ全額を募金するというもので、夏君に成人になってほしいという願いを込めて成人の日に行った。
夏君は現在7歳。患っている心臓病は、発病率が50万人に1人というまれな病気で有効な治療法もなく、海外での心臓移植しか命を救う方法がない。
海外での移植手術には、渡航費、手術費など合計で1億8千万円かかるという。
夏くんを支援する活動は全国的にも広がっていて、現在およそ1億4千7百万円が集まっている。
ワイズヘアーでも去年の12月から募金活動をしていて、現在6万円が集まっている。
ワイズヘアーでは今月末まで募金箱を設置して、協力を呼びかけていくという。 -
障害者福祉施設の製品販売に反響
去年12月に行われた障害者福祉施設の製品注文販売は、50万円以上を売り上げる反響があった。
製品の注文販売は、12月3日から9日までの「障害者週間」に、伊那市の伊那合同庁舎と上伊那の各市町村庁舎で行われた。
上伊那地方事務所によると、販売金額は、製品の売上が約38万1千円、障害者施設が共同で制作した年賀状の印刷が約16万8千円で、全体で約55万円になった。
製品はカレンダーやクッキー、エコたわしなどで、最も売り上げが多かったのはアンサンブル伊那のクッキーだった。
年賀状は、個人事業者などからの受注が多かったという。
この販売会は、共同作業所や授産施設の製品を多くの人に知ってもらい、障害者の社会参加を支援しようと、今年初めて上伊那地方事務所が開いた。
各施設では販路の拡大が課題となっていて、今回の販売会をきっかけに、上伊那地域の作業所製品の販売カタログを作ることが決まり、今月中に完成する予定という。 -
ちびっこスケート教室
保育園児から小中学生を対象とした「ちびっこスケート教室」が13日夜、伊那市横山の伊那西スケート場で開かれた。
同教室は冬の間の体力づくりやスケート技術の向上などを目的に伊那市体育協会スケート部が毎年開催している。
この日は去年より10人多い55人が参加。初心者の子どもから上級者まで、思い思いに氷の感触を楽しんだ。
指導にした伊那市体育協会スケート部のメンバーは、レベルに応じて滑り方のアドバイス。初めての子どもたちは、いすを支えにしてゆっくりと進んだが、慣れない氷の上で悪戦苦闘していた。
一方、上級者はスピードをあげてリンクの上を滑走し、コーナーの曲がりかたなどの指導を受けていた。
この日の気温はマイナス5度まで下がったが、集まった子どもたちは元気にリンクの上を滑っていた。
伊那西スケート場は上伊那でも数少ない天然リンクで、1周およそ200メートル、氷の厚さは約20センチになっている。
今シーズンは24日にスケート競技が行われるほか、25日にプチカーリング大会も計画されている。
ちびっこスケート教室は17日までの5日間開かれ、参加者には修了証が贈られる。