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西春近商工祭にぎやかに
地域の事業所を紹介し交流を深める西春近商工祭が16日、西春近商工会館などで開かれた。家族連れなどが集まり、さまざまなイベントを楽しんだ。
このうちサカイ匠建の酒井卓実社長は、パワーショベルを巧みに操り、習字を披露した。
酒井さんは、力強いパワーショベルも繊細な技術が必要になることを知ってもらいたかったという。
訪れた人たちは、パワーショベルによる鮮やかな筆さばきに見入り、寿という字が書き上がると拍手が起こっていた。
また、唐木屋石材工芸の唐木一平社長が巨大な石を割って来年の運勢を占うパフォーマンスを披露した。
この石は重さ3トンの御影石で、まず唐木社長がドリルで数カ所穴を開け、続いて訪れた人たちが順番に穴に先のとがった金属の棒を入れ、金づちで打ち込んでいた。
最後に唐木社長が金づちを打つと、石は見事に真っ二つに割れ、集まった人たちは歓声を上げて割れた石を覗き込んでいた。
訪れた人たちは楽しいイベントを通じて交流を深めていた。 -
伊那市ママさんバレーリーグ戦
マザーズ2連覇伊那市のママさんバレー、リーグ戦決勝戦が15日、勤労者福祉センター体育館で開かれ、マザーズが逆転勝利で優勝し、2連覇を達成した。
リーグ戦は、伊那市内のバレー愛好家の主婦などでつくる8チームが6月から試合を行ってきた。
決勝に勝ち進んだのはマザーズとコスモスで、5年連続同じ顔合わせとなった。
これまでの戦績はマザーズ2勝、コスモス2勝と五分の勝ち星で、マザーズは連覇をかけての試合となった。
試合は、両チームのエースの打ち合いとなり、両者一歩も譲らない展開となった。
両チーム1セットずつとっての3セット目、序盤コスモスがリードする展開となったが、マザーズのスパイクやブロックが立て続けに決まり、逆転でマザーズが優勝し、見事連覇を果たした。 -
イチゴ生産者が蜂供養
ハウスでイチゴの受粉のために働いたミツバチの供養が17日、伊那市西箕輪の仲仙寺で行われた。
蜂供養は、ミツバチに感謝しようと上伊那でイチゴを生産している9つの団体が参加し、毎年行われている。
伊那市で養蜂園を営む小松実治さんは、イチゴ栽培のために年間300万匹のミツバチを提供している。
小松さんによると、ハウスにいるミツバチは、外にいるハチが活動しないこの時期にハウス内で活動する事や、ハウス内の温度が外気温より高い事などにより、普通のものより寿命が短く、繁殖もあまりしないという。
伊那市西箕輪の羽広いちご生産組合の泉澤勝人組合長は、「蜂がいなかったらイチゴはできない。イチゴの生産ができるのはミツバチのおかげです」と感謝していた。 -
紙芝居で環境問題伝える
伊那商工会議所女性会が保育園で初の上演伊那商工会議所女性会のメンバー9人は17日、伊那市の美篶西部保育園で環境問題に関する紙芝居を上演した。
この紙芝居は、子供達にもリサイクルや、電気・水の節約に取り組んでもらおうと、長野県の地域発元気づくり支援金事業として60万円の補助を受け制作し、先月完成した。
この日は初めて保育園で上演し、リサクルによってペットボトルがボールペンに、牛乳パックがトイレットペーパーになる事などをわかりやすく説明していた。
伊那商工会議所女性会では、来年2月までに、伊那市内の保育園で順次この紙芝居を上演する計画で、「小さい頃から節約やゴミの分別を身につけ、家庭でも環境問題について考えるきっかけにしてもらいたい」と話していた。 -
もみじコンサート
美術館で合唱披露地元の合唱団が歌声を披露する、もみじコンサートが15日、伊那市高遠町の信州高遠美術館で開かれた。会場にはおよそ300人が集まり、美術館に響く歌声を楽しんでいた。
コンサートは、地元の小中学生のほか、高校や一般など9団体が参加した。
高遠の合唱団、高遠やますそコーラスは、50代から70代と幅広い年齢のメンバーが、詩に曲をつけた歌を混声合唱で披露した。
また高遠小学校の5、6年生は、アカペラでわらべうたなどを披露した。
ある関係者は、「多くの団体に参加してもらい、音楽を通して交流ができたと思うので良かった」と話していた。 -
上伊那地域景観協議会
住民協定者会同士の新組織発足を承認上伊那地域景観協議会が17日、伊那市の伊那合同庁舎で開かれ、上伊那地区にある27の住民協定者会同士でつくる新たな組織を発足させることを承認した。
協議会は、上伊那地域のよりよい景観づくりを進めていくためのもので、県や市町村、関係団体などで組織している。
17日は今年度から来年度にかけて実施する事業計画案を検討し、その一つとして、住民協定者会の代表者でつくる組織を発足させ、連携強化を進めていくことを確認した。
住民協定は、自分たちの地区の景観を守るために住民同士が任意に結んでいる協定。
上伊那地区では現在、27地区で協定が結ばれていて、そのほかの7地区でも住民協定の締結を目指し活動を進めている。
協定者会の会長は、その地区の区長がなることがほとんどだが、区長の任期が1年で継続的な活動が難しいなどの問題点があった。
新組織は、各地区の住民協定者会同士で情報を共有することで、こうした問題などを解消しようとするもの。
取り組みとしては、各協定者会が継続的な活動をスムーズに行えるように支援するほか、情報の共有化、新たに協定を結ぼうとする地区への支援などを見込んでいる。
新組織は、今年度中に発足させる予定。 -
エチオピアに青年海外協力隊として派遣されていた織井さんが帰国報告
エチオピアに青年海外協力隊として派遣されていた織井潤さん=伊那市=が18日、伊那市役所を訪れ、帰国報告をした。
織井さんは、東京で幼稚園の教諭をしていた経験を生かし、平成18年9月から今年9月までの2年間、エチオピアの首都アジス・アベバで活動。現地で国立の教育大学で幼稚園教諭を目指す学生に美術や工作などを指導してきた。
貧富の差が激しいエチオピアでは、日本以上の学歴社会で、幼稚園でも国語、算数、英語などを学んでいるという。
そのため織井さんは、学習に教材や歌などを取り入れ楽しく勉強できるような指導方法の検討もしてきた。
織井さんは「指導方法を実践した先生から、『子どもが楽しんで集中してくれた』という感想を聞いた。子どもたちがもっと楽しく過ごせる幼稚園になってくれるといいです」と語った。 -
絵本作家スズキコージさんが講演
絵本作家スズキコージさんの講演会が16日、伊那市の伊那図書館で開かれた。
講演会は子どもたちに本に親しむ機会にしてもらおうと伊那図書館が開いたもので、会場には約100人の親子が訪れた。
スズキさんは東京在住の絵本作家で現在60歳。
これまで絵本で数々の賞を受賞しているほか中南米など外国でも活動している。
講演会では絵本の楽しみ方について話したほか、会場と一体となった読み聞かせも行われた。
折り紙を使った切り絵も紹介され、集まった親子はいろいろな形の切り絵を万国旗のように飾りつけていた。
他には絵本をもとにしたビデオも上映され、参加者はスズキさんが繰り広げる不思議でユーモラスな世界を楽しんでいた。 -
碓井伍一さん作品展
伊那市在住の画家、碓井伍一さん(73)の作品展が、伊那市のはら美術で開かれている。
会場には、人物画や静物画など約60点が並んでいる。
高校生の頃から絵が好きだったという碓井さんは、美術の教員などを経て退職後から本格的に制作を始めたという。
パリで開かれている美術展で6年連続入選を果たしたほか、カンヌ国際芸術展で最優秀賞を受賞するなど、フランスでも高い評価を受けている。
碓井さんは、「物だけでなく音や色など感じたままを描いている。絵を見て何かを感じ取ってもらえたら嬉しい」と話していた。
作品展は18日まで。 -
七五三 子どもの成長祝う
七五三の日の15日、各地の神社などでは、晴れ着姿の子どもたちが親に手を引かれてお参りする姿が目立った。
伊那市の坂下神社でも、子どもの健やかな成長を祝おうと、親子連れが参拝に訪れていた。
着物や羽織袴などの正装をした子どもたちは、神主の祈祷を受けて深々と頭を下げたり、おはらいを受けていた。
境内では、家族で写真に納まったり、両親や祖父母が子どもの晴れ姿を撮影していた。
坂下神社には、上伊那各地から七五三の祈祷に訪れるそうで、この日は午前中だけでもおよそ40組が訪れたという。 -
ドラッグストア強盗
逃走に使った車発見12日に伊那市のファミリードラッグ竜東店で発生した強盗事件で、犯人が奪い逃走に使った軽自動車が発見された。
警察では、捜査上の理由から、車が発見された場所や詳しい状況等は明らかにしていない。
事件は12日午後8時頃、伊那市中央のファミリードラッグ竜東店で、店員2人が店じまいをしていたところ男が押し入り、現金40万円ほどを奪って逃走したもの。
犯人は中年の男で身長が170センチくらい、中肉で、犯行時の服装は灰色系のジャンバーに黒のズボンと黒のニット帽を着用していたという。
警察では、捜査を進めると共に、情報提供を呼びかけている。 -
パノラマ信州麺街道フェスタ開催
麺を通じて地域活性化へ国道361号を「麺街道」と位置づけ、地域活性化につなげていこうと、パノラマ信州麺街道フェスタ2008が15日から、伊那市高遠町の高遠城址公園で始まった。
麺街道フェスタは、麺を通じての情報発信や地域間での連携を深め、活性化につなげていこうと開かれたもので、第一弾として高遠藩ゆかりのそばが集った。
会場では、高遠藩主だった保科正之が「高遠そば」としてその名を広めたとされる福島県猪苗代町や山形県天童市などからブースが出ていて、県内外5カ所のそばを味わうことができる。
訪れた人たちは、麺やツユ、薬味の違いを味わっていた。
また高遠閣では、「信州そば発祥の地 高遠藩そば紀行」と題してシンポジウムも開かれた。
まず、そば打ち5段の腕前を持つ板倉敏和副知事と、伊那市そば打ち名人の会の三沢博人さんによるそば打ちの実演が行われた。
基調講演では、福島県でそばによる地域おこしのカリスマと呼ばれている唐橋宏さんが「温故知新の地域づくり」と題して講演し、そばを通じての地域活性化のあり方を自身の体験を交えて話した。
この信州麺街道フェスタは16日の午後3時まで。16日は引き続き各地のそばを味わうことができるほか、そば打ち講習会も計画されている。 -
福祉問題懇談会
市議会社会委員会が現場の声聞く伊那市議会の社会委員会と、市内の介護サービス事業所との懇談会が14日夜、市役所で開かれた。
会場には事業所の職員およそ50人が集まり、議員らと意見交換した。
懇談会は、市議会で福祉を所管する社会委員会が、現場の生の声を聞いて、現状を確認しようと初めて開いた。
通所サービスや施設サービスなど4つのグループに分かれて懇談した。
職員からは、「女性が多い職場だが力仕事も多く、男手の少なさを感じる」「自治体で請け負っている介護サービスは地域によって差がある」など、さまざまな意見が出ていた。
社会委員会の黒河内浩委員長は、「これまでやってきた視察ではわからないことや知らないことがたくさんあった。もっと交流する機会を作っていきたい」と話していた。
参加したある職員は、「これまでに無かった事で、福祉の実態を知ってもらうには良い機会。これからも続けていってほしい」と話していた。 -
美里会作品展
伊那市長谷溝口を中心に活動しているサークル・美里会(みさとかい)の手芸作品展が、伊那市長谷の美和郵便局で開かれている。約50点の作品が訪れた人の目を楽しませている。
同会は、昔の生活改善グループに所属していたお年寄りで作る手芸サークルで、30年ほど前から活動している。
会員は月に1回集まり、お茶を飲みながら作品づくりをしている。
今回は、春・夏・秋・冬を描いた、木目込みパッチワークを展示。柔らかい発泡スチロールの台に布をはめていくもので、この1年、それぞれの季節に合わせて制作を進めてきた。
ある会員は「ボケ防止も兼ねてやっている。みんなで集まるのも作るのも楽しく、元気なうちは続けていきます」と話していた。
作品展は18日(火)まで、伊那市長谷の美和郵便局で開かれてる。 -
伊那市土地利用計画審議会が計画案を答申
伊那市土地利用計画審議会は14日、今後10年の土地利用に関する方向をまとめた計画案を答申した。
市町村合併の後、計画の検討が行われたのは今回が初めてで、計画案には、利用目的別の規模目標も示されている。
それによると、農業用地は基準となる平成18年より173ヘクタール減少し、平成30年にはおよそ5200ヘクタールとなる見込み。農地保全の必要性は認識しているものの、担い手不足の現状から、優良農地の保全に務める一方で、そうでない農地は、土地利用の転換を進めるとしている。
一方、工業用地は、企業誘致に力を入れていることをから、平成30年の目標面積は平成18年より30ヘクタール広い295ヘクタールとなっている。
また、計画では、温暖化対策を考慮した土地利用が必要だとして、森林整備を進めたり、環境に優しい都市構造の形成に向け、適切な土地利用を図るとしてる。
今後、この計画案は12月議会に提案される予定。 -
仙流荘で猪鍋定食を販売
伊那市長谷の宿泊施設「仙流荘」は15日から、食事の新メニューとして猪鍋定食の販売を開始する。
猪鍋定食は冬の時期の集客につなげようとメニューに追加したもの。肉は味噌ベースのスープでやわらかく煮込まれていて、一つの鍋には約110グラムの猪肉が入っている。
他には、ご飯とみそ汁、小鉢のほか漬物がついて税込で900円。
猪鍋には肉のほか、地元産の白菜やしめじ、ごぼうなどの野菜が入っており、味をひきたてている。
仙流荘は火曜定休。食事時間は午前10時から午後5時まで。
冬季限定の猪鍋定食は明日から来年3月上旬ころまで提供されるということです。 -
上伊那スポーツフェス
耐久フィットネスに挑戦健康で生き生きとした生活の実現を目指そうと、エアロビクスやウォーキングを楽しむイベント「燃えろ!スマイル耐久フィットネス」が15日、伊那市で行われた。
伊那市総合型地域スポーツクラブをPRして、多くの人に教室に参加してもらおうと行なわれたもので、伊那市勤労者福祉センター体育館にはおよそ130人が集まった。
1時間以上休むことなくフラダンスやエアロビクスなどを続ける耐久フィットネスでは、参加者たちが講師の動きに合わせて体を動かし息を弾ませていた。
関係者は、「総合型地域スポーツクラブのことを多くの人に知ってもらい、健康づくりに役立ててほしい」と話していた。 -
リニアBルート要望
県の関係団体がJR東海へリニア中央新幹線の建設促進を進める長野県の関係団体は13日、JR東海の東京本社を訪れ、長野県を通過するルートについて、伊那谷を通るBルートにする事などを要請した。
県や各種団体でつくるリニア中央エクスプレス建設促進長野県協議会や県議会議員、経済団体などの関係者20人が東京都品川区にあるJR東海東京本社を訪れ、合同で要請した。
要望は、今年8月に伊那市で開かれた長野県協議会の総会で決議された▽県内ルートは伊那谷を通るBルートとする▽県内に必ず駅を設置する▽建設推進にあったては沿線自治体と十分調整する竏窒ネどが盛り込まれている。
上伊那地区期成同盟会会長の小坂樫男伊那市長は、JR東海に対して、南アルプスを貫くCルートについて地盤の弱さを指摘。「そこをしっかり考えてほしい」と訴えた。
これに対しJR東海は「今後、地域の皆さんの声を聞き検討していきたい」と回答したという。
JR東海は今後、国の指示に基づき、輸送力や建設費などの4項目について調査を進める予定。
協議会のメンバーらはこの日、地元選出の国会議員や国土交通省なども訪れ、Bルート実現へ向け協力を要請した。 -
ファミリードラッグ竜東店に強盗
12日午後8時ころ、伊那市中央のファミリードラッグ竜東店に強盗が押し入り、現金と車を奪って逃走する事件があった。
伊那警察署の発表によると事件があったのは、伊那市中央のファミリードラッグ竜東店で、店員2人が店じまいをしていたところ男が押し入ってきたという。
男は店員に刃物のようなものを突きつけて脅し、現金40万円ほどと店員が所有する軽自動車を奪って逃走した。
脅された店員にケガはなかった。
男は身長170センチくらい、中肉の中年で黒のズボンに灰色のジャンパーを着ていて黒のニット帽をかぶっていたという。
奪われた車はまだ見つかっておらず、車種はホンダ トゥデェイのシルバー、ナンバーは松本41あ997。
警察では強盗の容疑で男の行方を追うとともに盗まれた車を見つけた人は警察に通報するよう呼びかけている。 -
パンフラワーと写真 姉弟2人展
パンフラワーと写真を飾った展示会が伊那市の伊那市立図書館で開かれている。
展示しているのは伊那市の吉川光子さんとその弟の向山世男さん。2人はそれぞれ還暦を過ぎて光子さんはパンフラワー、世男さんは写真を始めた。
今年、光子さんが喜寿を迎え世男さんが古希を過ぎ、節目として多くの人達に見てもらおうと初めて展示会を開いた。
会場には、光子さんがこれまで作り上げてきたパンフラワー40点と世男さんが上伊那の四季を写した写真24点が飾られている。
パンフラワーは、パン粘土を使って本物そっくりの花をつくるもので、会場にはヒマワリやコスモスなど色華やかに並んでいる。
また世男さんの作品は、上伊那の美しい四季が写し出され、訪れた人の目を楽しませている。
2人展は16日まで。 -
伊藤隆一医師講演会
落語も披露辰野町の外科医院院長で、アマチュア落語家としても活動している伊藤隆一さんの講演会が13日、伊那市の西町公民館で開かれた。地区住民など約80人が集まり、伊藤さんの講演に耳を傾けた。
伊藤さんは医師を務めるかたわら、笑うことから健康になってもらおうとアマチュア落語家「直志亭かんた」としても活動している。
講演では笑いをテーマに、「笑ったり喜んだり、感情表現が脳細胞を活性化してボケ防止につながる」「会話をすることで頭が柔らかくなる」など、笑いを織り交ぜながら説明していた。
また、講演のあとには落語を一席披露した。
演目は、酔っぱらった亭主とその女房などとの掛け合いがおもしろい「かわりめ」。会場は笑いの渦に包まれ、訪れた人たちは伊藤さんの落語を堪能していた。 -
納税表彰式
納税意識を高める活動などに取り組んできた個人や団体を表彰する今年度の納税表彰式が11日、伊那税務署であった。
表彰式は例年、国税庁の定める「税を考える週間」に合わせて行っているもの。この日は伊那税務署管内の4人が表彰を受け、ICTエリア内では、伊那法人会南箕輪支部長の堀井(ほりい)一四(かずし)さんと伊那間税会副会長の小林雄五郎(こばやしゆうごろう)さんに表彰状が贈られた。
伊那税務署の大澤稔署長は「皆さんのご尽力に感謝している。適切で公平な納税の実現を通じて、納税への国民の理解を得ていきたい」と語った。
「税を考える週間」は今月17日までで、その間、関東信越税理士会伊那支部が税金相談コーナーを開設したり、上伊那青色申告会連合会が講演会を開く予定。 -
伊那市・信大農学部土砂災害についての講演会
砂災害を知りいざというときに役立てようと12日、伊那市と信州大学農学部による講演会が伊那市役所であった。
この講演会は、信大と伊那市の連携協定に基づくもの。
この日は農学部森林科学科の平松晋也教授が、土砂災害について講演した。
平松教授は、長野県は雨の量がそれほど多くないのに、土砂災害の発生件数が全国で2番目に多いことを話し、「雨の多い地域は、山などが浸食されて崩れやすいところがない地形になっているが、少ない地域は不安定なまま残っている。今まで崩れていないところこそ警戒が必要」と説明した。
また、災害への心構えとして「自分の身は自分で守る」という意識が一番大事とし、「土石流の前に沢の水が濁る、湧水が急に止まるなどの前兆を知識として持ち、避難勧告などに頼らず早めに避難することが大切」と説明した。 -
アップルシナモンビール発売
伊那市でつくられたリンゴを使った発泡酒「アップル・シナモン・エール」が都会から訪れた観光客などから人気を集めている。
伊那市によると「アップル・シナモン・エール」は今年10月に発売され、10日間で初回生産分の6000本が完売した。
この人気に応え、追加で生産されることになり、12日から伊那市長谷の仙流荘などで再販がはじまった。
この発泡酒は伊那市産のりんご「つがる」を使っており、アップルパイのような風味が特徴。購入できる販売所が限定されていることから、観光客や宴会の席での注文が多いという。
この発泡酒アップル・シナモン・エールは1本、330ミリリットル入り。税込450円で仙流荘や羽広荘などの他ニシザワショッパズ各店で12月末頃まで販売している。 -
工房信州の家と南信州ビールが信州ブランドアワードに入選
地域資源を活かした県内のすぐれたブランドを選ぶ「信州ブランドアワード2008」の結果が発表され、上伊那からは伊那市の住宅建設業フォレストコーポレーションの事業ブランド「工房信州の家」と、駒ヶ根市・宮田村の地ビール「南信州ビール」が入選した。県デザイン振興会など産学官で県内ブランドの推進確立を目指す実行委員会が主催し今年で5回目。推薦と公募の計49点から選考し、大賞は「諏訪湖の花火」が選ばれた。
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訪問星空観察会
上伊那の天文愛好家でつくる「伊那天文ボランティアサークルすばる星の会」は、学校や公民館で開く星空観察会に出られない人に自宅で楽しんでもらおうと、訪問観察会を始めた。
12日夜は、伊那市内のお年寄り宅を代表の野口輝雄さんが訪れ、野口さんが用意した望遠鏡を使い一緒に天体観察をした。
初めて望遠鏡を覗き、あるお年寄りは「図鑑の方がはっきり見えるが、自分の目で見る事ができて嬉しかった」と話していた。
すばる星の会の野口代表は、「空気が奇麗な伊那の星空を多くの人に楽しんでほしい」と話していた。
サークルでは、要望があれば個人宅や病院などへ出向き、この観察会を開いていきたい竏窒ニしている。 -
県経営者協会上伊那支部と上伊那8市町村の理事者が地域活性化について懇談
長野県経営者協会上伊那支部と上伊那8市町村による地域活性化懇談会が11日、伊那市駅前ビル「いなっせ」であった。上伊那支部の役員や行政の理事者など、およそ30人が集まり地域振興について4つのテーマで話し合った。
同懇談会は、経協上伊那支部の呼びかけに行政側が応じたもので、経協支部と行政サイドとの懇談は県内でも初の試み。
懇談のテーマの一つ「人材の育成と確保」では、全般的に新入社員の学力や人間力が低下している傾向にあることから、学校教育のあり方から、考えていく必要性を確認した。
また、観光については、一市町村のみで利益を追求しようとするのではなく、広域的な連携のもと、観光振興に取り組んでいくべきとする意見があった。
懇談会終了後、上伊那支部の塚越寛支部長は「経営者側、行政側、それぞれの問題点を出し合えたことに、大変意義があった」と語った。
懇談会は今後も継続していく予定で、行政側、経営者側がお互いに連携しながら、地域を活性化するための方向性を模索していく。 -
高遠第4保育園の親子がスイートポテト作り
伊那市の高遠第4保育園の親子50組が11日、自分たちで収穫したサツマイモでスイートポテト作りに挑戦した。
この取り組みは保育参観に合わせて今年初めて企画したもの。
去年、食育をテーマとした講演会を開いたところ、好評だったため、今年は実際に自分たちで何か作ってみたいと、親子クッキングを企画した。
食材には子どもたちがこの秋に収穫したサツマイモを使用。ゆでたサツマイモをつぶし、バターと砂糖を混ぜた後、親子でサツマイモを丸めると、お団子サイズのスイートポテトが出来上がった。
親子は「おいしい」「こんなに簡単なら家でも作ってみたい」などと話しながら、一緒に作ったスイートポテトを味わっていた。 -
美篶小学校の児童が手作りベンチの設置を市長に依頼
伊那市の美篶小学校2年1組の児童30人が11日、自分達の作ったベンチを三峰川の堤防に設置するよう、小坂樫男市長に要望した。
児童達はこれまで、総合学習の一環で先輩達が復活させた桜並木について学習してきた。そこで桜並木に1つもベンチが無いためことを発見。みんなが休めるよう、ベンチを置こうと計画した。
ベンチは2つあり、ヒノキなどが使われている。幅が160センチ高さが40センチ。児童の祖父に作り方を教わるなどして約4ヶ月かけてベンチを完成させた。
小坂市長は「すばらしいベンチをありがとう。ジョキングロードを通った人たちにも休んでもらえると思う」と話していた。
市では子供たちの要望を受け入れ、ベンチを12月中旬頃設置する予定です。 -
年末年始の年とり魚やおせち料理などの商品が並ぶ見本市開催
年末年始の年とり魚やおせち料理などの商品が並ぶ見本市が11日、伊那市西春近の市場であった。
これは、上伊那のおろし業者やスーパーなどの小売業者を対象に丸水長野県水が開いたもの。会場には魚類やおせち料理がならび、商談に訪れた関係者が味を確かめたり値動きなどを質問する光景が見られた。
今年は原油高などの影響により全体的に去年に比べ1割から2割ほど高値が付くと見込んでいる。
関係者によると、年取りの魚ブリについては今のところまとまった水揚げは無く、おせち料理は、品質の良いものが売れている傾向にあるということです。
この日展示した商品はスーパーなどで来月の始め頃から並び始める。