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「芝平石灰岩採掘場跡」に案内看板設置
今年3月に「人と暮らしの伊那谷遺産」に登録された伊那市高遠町の「芝平石灰岩採掘場跡」に、このほど、案内看板が設置されました。 昭和50年代に芝平から移住した元住民でつくる芝平会のメンバーなどが、13日に看板の設置作業を行いました。 この地域では、かつて土壌改良のための肥料となる石灰岩が豊富に産出され、昭和20年頃まで芝平石灰岩採掘場で作業が行われていたということです。 芝平会などは、採掘場跡に多くの人に訪れてもらい当時の事を知ってもらおうと、今年5月には下草刈りなどの環境整備を行い、今回、案内看板を設置しました。 会では、「子ども達に来てもらい、地域の歴史を知ってもらいたい」と話していました。
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長藤の児童が板山露頭を見学
伊那市高遠町長藤の児童が、南アルプス中央構造線の板山露頭を9日見学しました。 9日は、長藤にある板山露頭に地元の小学生10人が訪れ見学しました。 講師はジオパークガイドの伊東基博さんが務めました。 これは、9月下旬に伊那市で開かれる日本ジオパーク南アルプス大会に向け、地元の露頭を学ぼうと、高遠北小学校PTAが夏休みの地区行事として行ったものです。 板山露頭では、色の違いで中央構造線をはっきり見ることができます。 伊東さんは、展望台で「道路に沿って中央構造線が通っていて、東側は柔らかい地質、西側は堅い地質でできている」と子どもたちに説明していました。
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伊那まつり 市民熱気2日間
第42回伊那まつりが2日と3日に開かれました。 市民おどりには105団体およそ6,800人が参加しました。 今年の伊那まつりは、「集」をテーマに行われました。 2日の市民おどりでは、去年より17団体300人多い、105団体およそ6,800人が熱気あふれる踊りを披露しました。 踊りに混じり、手作りの山車もあり、祭りを盛り上げました。 「伊那節」と「勘太郎月夜唄」を後世に伝えていこうと、今年もコンテストも予定されましたが、一部区間で音楽が聞こえないという、音響の不具合が発生し中止となりました。 伊那市では、「市民の皆様には大変申し訳ありません。原因を調べて9月号の市報で報告したい」としています。
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高遠城址公園で小学生が戦国時代の「城攻め」を体験
伊那市の高遠町公民館は、地域の小学生に夏休みの思い出をつくってもらおうと、31日、高遠城址公園で、戦国時代の城攻めの体験学習を行いました。 「進徳館軍」を名乗る小学生らは、公園南側の竪堀を登り、本丸を目指します。 途中、城の守備隊から水をかけられるなどの攻撃も。 守備隊の攻撃をものともしない進徳館軍は、本丸を目指してさらに歩みを進めますが、数々のしかけがゆく手を阻みます。 本丸の手前まで辿りつた進徳館軍。いよいよ守備隊の直接対決です。 見事本丸を落とした進徳館軍は、のろしをあげて城の攻略を祝いました。 高遠町公民館の原和男館長は「夏休みの思い出が将来、郷土を思う気持ちにつながっていけばうれしい」と話していました。
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高遠第4保育園親子で川遊び
伊那市高遠町の高遠第4保育園の園児は、18日長谷の黒川で川遊びをしました。 この日は、園児と保護者合わせて90人が参加しました。 高遠第4保育園では、自然の中で遊びながら親子で交流をしようと毎年川遊びに来ています。 はじめにイワナつかみを体験しました。 1人では、なかなか捕まえることができず、保護者に助けてもらいながらつかまえていました。 イワナは、親子でさばいて焼いて食べました。 ある保護者は、「自然の中でのびのびと遊ぶ様子が見れて、親子で地元の自然の良さを感じられた」と話していました。
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特殊詐欺未然に防ぎ感謝状
簡易書留で171万円の現金を送金しようとしていた男性から事情を聞き、粘り強く説得して、特殊詐欺の被害を未然に防いだとして、日本郵便高遠郵便局に伊那警察署から感謝状が贈られました。 30日は、伊那警察署の小山満彦署長から、日本郵便高遠郵便局の髙橋晴彦局長に感謝状が手渡されました。 7月17日、郵便局を訪れた男性が、現金171万円を簡易書留で送金しようとしている事を不審に思った窓口の行員が事情を聞き、上司に相談して警察に連絡したところ、詐欺だとわかり被害を未然に防ぎました。 男性が、窓口を訪れた際、中身が現金だったことを不審に思った局員が詐欺を疑ったということです。 この男性は、使った覚えのないインターネットのサイトから、架空の請求を受け、記載された電話番号に電話をかけ信じてしまったということです。 今年、伊那警察署管内で発生した特殊詐欺被害は6件で、被害額はおよそ1,860万円となっています。 伊那署では、「身に覚えのない請求など少しでも不審な点があった場合、家族や警察に相談して欲しい」と呼びかけています。
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平岩兼雄さん宅でヤマユリが咲き始め
伊那市高遠町上山田の平岩兼雄さん宅で、ヤマユリが咲き始めています。 上山田引持の平岩さん宅の600平方メートルの敷地に、200株以上のヤマユリが自生しています。 明治の初め頃は桑畑で、そこにあった ものが自然に増えたということです。 見ごろは来週始めから今月いっぱいまでだという事です。
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信大農学部 井上教授が穀物の本を出版
作物や植物栄養学について研究している、信州大学農学部の井上直人教授はその成果をまとめた「おいしい穀物の科学」を出版しました。 16日は、井上教授が伊那市役所を訪れ、白鳥孝伊那市長に本を寄贈しました。 この本は、伊那市の米の美味しさを科学的根拠に基づき説明しているほか、米をはじめとした三大穀物やソバ、雑穀に関する研究成果を紹介しています。 井上教授は、伊那市の「米」は、硬さ、粘りなどを物理的に数値化した食味値が、ブランド米と同等かそれ以上だとしています。 美味しい米ができる理由は、「南アルプスなどの山岳地帯から流れ出る水がミネラルを豊富に含んでいるため」としています。 白鳥市長は「伊那市の川の水にはミネラルを豊富に含んでいる事などを小中学校で教えていきたい」と話していました。
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新宿高野でブルーベリーフェア始まる
東京都新宿区にある老舗のフルーツ専門店新宿高野で、18日から伊那産のブルーベリーを使ったフェアが始まり多くの人で賑わいました。訪れた人たちからは、「味が良い」と好評です。 これは、伊那市とJA上伊那が協力して伊那市をPRしようと初めて開かれたものです。 新宿駅東口にある新宿高野は創業から129年の老舗。 全国各地の高級フルーツのギフトや加工品などを扱っています。 新宿高野で使われているブルーベリーは、伊那市高遠町勝間などで生産されたものです。 甘みの強いブルーレイと酸味があるブルークロップが使われていて、地下2階では、ブルーベリーを使ったショートケーキやタルトなどが並びました。 イメージキャラクター、イ~ナちゃんも応援に駆け付け、買い物客らに伊那市をPRしていました。 初日の18日は、高遠町のブルーベリー生産者、秋山文男さんが訪れ、フルーツ教室の講師を務めました。 フルーツ教室は毎回人気だという事で、今回もすぐに予約で一杯になったということです。 教室では、伊那産のブルーベリーを使ったデザートなどを味わいながら生産者の話を聞きます。 秋山さんは、「ひとつぶひとつぶ食べるのではなく、たくさん口に入れて食べるのが一番おいしい」と話していました。 このフェアを中心となって進めてきたのは伊那市とJA上伊那の職員でつくるプロジェクトチームです。 メンバーたちはお揃いの衣装を着てブルーベリーの販売促進や上伊那産のアルストロメリアを無料でプレゼントしていました。 高野本店5階にあるフルーツパーラーではパフェの提供が始まっています。値段は1,600円で、客からは好評だという事です。 新宿高野のブルーベリーフェアは7月31日まで開かれていて、28日には白鳥孝市長がトップセールスをすることになっています。
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高遠町で市政懇談会
伊那市高遠町地区と、市長との市政懇談会が、16日夜開かれました。 白鳥孝市長は、移住してきた人が感じた課題やニーズを聞く機会を設け、人口増加策につなげたいとの考えを示しました。 この日は、JA上伊那東部支所で懇談会が開かれ、90人ほどが参加しました。 人口増加策については、移住支援として高遠町に設置された移住準備住宅に、愛知県から移り住んだ男性から、「準備住宅は1年間を期限に出なければならず、市営住宅を借りるのには、市内在住者を含め2人の保証人を探さなければならない。伊那市に引き続き住みたいが非常に厳しい」との話がありました。 それについて白鳥市長は、「杓子定規に、これまでどおりの条件でやる必要はない。要望に応じて、条件を変更したい。なるべく早く結論を出す」と答え、「移住してきた人たちが感じた地域の不便さや住み辛さなどの課題を明確に洗い出し、人口増加につなげたい。移住した人の意見を聞く場を設けたい」と話していました。 ほかに、伊那市が平成28年度に高遠第4保育園を現在の高遠第1保育園に統合する計画については、「保護者や地域住民が1年間話し合って出した統合するなら移転新築して欲しいという陳情が、まったく反映されていない。市側からの説明も2年前にあっただけで、説明不足ではないか」などの声がありました。 白鳥市長は、「高遠第4保育園は、耐震化されておらず、2つの園の園児も数が減っている。当面、高遠第1保育園を活用していく」と話していました。
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芸大生がアウトリーチ
高遠高校芸術コースの音楽専攻と合唱部の生徒は14日、東京藝術大学の学生など3人による演奏会形式の授業を受けました。 高遠高校と東京藝術大学は、高遠町出身の伊澤修二が東京藝術大学の前身である東京音楽学校の校長を務めたことが縁で、交流を続けています。 この日は、東京藝大による、アウトリーチで、作曲科の向井航さんと、打楽器科の廣政志さん、ギター科の志野文音さんの3人が訪れ行われました。 アウトリーチは、劇場や美術館、大学などが外で行う芸術活動です。 今回で8回目になる授業には、高遠高校芸術コースの音楽専攻と合唱部など25人が参加しました。 授業は演奏会形式で行われ、受講した生徒は、演奏に聞き入っていました。 ギター科の志野さんは、「技術も必要ですが、曲を聴いて自分の中で思い描く演奏を心がけるように」などとアドバイスしていました。 最後は、高遠高校の生徒が歌を披露しました。
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ワンコインガイド収益を寄付
伊那市観光ボランティアガイド、い~なガイドの会は高遠城址公園のさくら祭り期間中に行った、ワンコインガイドの収益の一部を伊那市に寄付しました。 この日は、い~なガイドの会会長の湯澤敏さんなど4人が市役所を訪れ、「ワンコインガイド」の収益の一部、41,000円を白鳥孝伊那市長に手渡しました。 「ワンコインガイド」は500円で高遠城址公園内の桜の見所を案内するサービスで、今年は去年の75件を大きく上回る、202件の利用がありました。 い~なガイドの会会員は現在およそ40人で今年のさくら祭り期間中はフル回転だったということです。 都道府県別に利用が多かったところは、愛知県で35件。次いで東京都が27件などとなっています。 中にはドイツや台湾、韓国などの外国人の利用者もいたということです。
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南アルプス・ジオパーク講座 石仏と青石について学ぶ
伊那市高遠町出身の石工、守屋貞治が石仏を彫る際に使用した「青石」について学ぶ講座が15日、伊那市高遠町の建福寺で開かれました。 建福寺の境内にある貞治が手がけた石仏のほとんどが火成岩の一種、通称「青石」から作られていて、とても丈夫な石だということです。 講座は、高遠町公民館が毎年開いているもので、今日は今年度2回目です。 伊那市内の26人が参加しました。 講師を務めたのは、伊那市高遠町で石材店を営む北原多喜夫さんです。 北原さんによりますと、現在建福寺には、守屋貞治が作った石仏が42体あるということです。 貞治が20代の時に作ったとされている六地蔵。 一番右を貞治が作り、残りの5体は他の石工に頼んで作ったため、表情や彫り方などが異なります。 門をくぐった左手にある「佉羅陀山地蔵菩薩」 ある参加者は、「実際に講座を聞くことで、今までとは違った所に目をつけて見学することができた。今日聞いた話を、興味のある人に伝えていきたい」と話していました。
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美和湖で水難救助訓練
夏の本格的なウォーターシーズンを控え、高遠消防署と美和ダム管理支所は美和湖で水難救助訓練を行いました。 訓練は美和湖で人がおぼれたとの想定で行われました。 消防署員らは、ボートを使い、おぼれた人役の署員にロープを投げ、船に引き寄せていました。 高遠消防署管内に高遠、美和のダム湖がありモーターボートやカヌーなどが楽しめることから水難事故が発生した場合、適切な救助活動ができるよう定期的に訓練に取り組んでいます。 高遠消防署の下平晃さんは、「救助の手順を確認できた。万が一のときには迅速に救助できるよう備えたい。」と話していました。 美和ダム管理支所によりますと、昨年度の美和湖で水上バイクやボートの利用台数はおよそ500台で、そのうちの半数が7月と8月となっていて、水難事故は無かったという事です。
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新宿高野へ ブルーベリー出荷作業
伊那市は、JA上伊那と協力して東京都新宿区にあるフルーツの老舗専門店新宿高野でブルーベリーフェアを18日から開催します。 それを前にフェアで使用するブルーベリーの出荷作業が伊那市高遠町で始まっています。 新宿高野で商品として使用されるのは伊那市高遠町勝間のブルーベリーです。 特別養護老人ホームさくらの里近くにある30アールの畑に6種類およそ1000本のブルーベリーが植えられています。 地元有志でつくる勝間ブルーベリー生産組合「さんベリー」が桜以外の観光資源にしようと10年前から栽培しています。 大粒で味が良いことから今回、勝間のブルーベリーが選ばれました。 8日は、メンバーたちが朝早くからびくを腰に巻いて収穫作業をしていました。 新宿高野へ出荷するのは、酸味があるブルークロップと甘味が強いブルーレイの2種類です。 今年は、色づくまえに落ちてしまった実もあるということですが、甘味が強く出来は良いということです。 朝摘んだブルーベリーは篩で選別した後、パック詰めされます。 新宿高野への出荷は7日から始まっていて8日は、12キロを発送しました。 ブルーベリーフェアは今月18日から31日まで新宿高野で開かれます。 期間中は伊那産のブルーベリーを使ったパフェが提供される他生産者が品種の特徴や食べ方を教えるフルーツ教室も開かれる予定です。
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高遠第2第3保育園 七夕流し行事
伊那市高遠町の高遠第2第3保育園で8日、七夕流しの行事が行われました。 高遠第2第3保育園では、きのうの七夕に合わせて6月中旬から保育園に飾り付けをした笹を飾っていました。 今日は、園児24人で七夕流しの行事として笹を燃やしました。 全員で「たなばたさま」を歌うと手を合わせて願いを込めていました。
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高遠山すそコーラス演奏会
伊那市高遠町を中心に活動するコーラスグループ、山すそコーラスの演奏会が5日、信州高遠美術館で開かれました。 山すそコーラスは、上伊那の有志、33人でつくるグループです。 演奏会は、毎年開かれていて、今年で9回目になります。 会場には200人ほどが訪れ、混声合唱を中心に22曲を披露しました。 1曲ごと演奏が終わると大きな拍手がおくられていました。 また、今回の演奏会には初めて、伊那市と友好提携している、東京都新宿区の職員でつくる、新宿区職員コーラスが出演しました。 これは、山すそコーラスが、友好提携を結ぶ、新宿区に呼びかけたもので、親睦と交流を深めたいと願っていた両者の思いが今回実現したということです。 山すそコーラスの小林弘子会長は、「友情の輪を広げ、山すその町、高遠町に美しいハーモニーを響かせたい」と話していました。 新宿区職員コーラスの武井雅宏代表は、「呼んでいただけたことに感謝し、今後も交流を続けていきたい」と話していました。 最後は、出演者全員で、「夏の思い出」を合唱しました。
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俳優榎木孝明さんの個展
テレビや映画、舞台などで活躍する俳優榎木孝明さんの個展「浪漫紀行やすらぎの水彩画展」が5日から、伊那市高遠町の信州高遠美術館で始まりました。 会場には、榎木さんが平成9年からこれまでに描いた作品97点が並べられています。 鹿児島県出身の榎木さんは、武蔵野美術大学デザイン学科で絵を学びました。 卒業後は劇団四季に入団し、その後は俳優としてテレビや舞台などで活躍しています。 旅好きという榎木さんは、京都の清水寺や富士山など日本各地の風景の他、ギリシャやイタリアなど世界各地の景色を描いています。 親友が南箕輪村に住んでいて40年ほど前から頻繁に伊那谷を訪れているという榎木さん。 榎木さんは、自分にとって山は癒しの空間と話し特に高遠町周辺が大好きだと話します。 榎木孝明さんの水彩画展は、来月20日水曜日まで信州高遠美術館で開かれています。 入館料は大人500円、小中学生は150円となっています。
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江副さん江口さん二人の熔壌ガラス展
ガラス工芸の第一人者、江副 行昭さんと、その継承者、江口 智子さんのガラス展が、伊那市坂下のはら美術で始まりました。 江副さんが考案した、熔壌ガラスです。 土を高温で溶かしてつくるもので、土壌に含まれる金属が、その土特有の文様を描き、神秘的な光を放ちます。 江副さんは、佐賀県に生まれ、金属が豊富に含まれる土壌を探して高遠に工房を構え、長谷を拠点に作品作りを行っています。 その熔壌ガラスの唯一の伝承者が、江口(えぐち) 智子(ともこ)さんです。 はら美術で江副さんが作品展を開くのは、5回目で、江口さんとの二人展は、4年ぶりです。 今回は、江副さんが150点、江口さんが100点を出品しています。 今回江副さんは、真言宗の改組・空海が修行の場として開いた高野山の土を使って焼いた新作を出品しました。 特別な許可を得て高野山の5か所から土を取り、焼いたところ、採取した場所により、色や文様が異なる作品が出来上がったということです。 江口さんの熔壌ガラスは、デザインがあしらわれています。 江副さんに師事して34年になります。 熔壌ガラス以外の技法でつくられた、グラスや皿などの小物も並びます。 江副さんと江口さんのガラス展は、来月1日まで、伊那市坂下のはら美術で開かれています。
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夏至 高遠町図書館でシャボンダマ大会
21日は、1年で一番昼が長い日、夏至です。 伊那市高遠町の高遠町図書館では、シャボン玉大会が開かれ、子どもたちが楽しみました。 シャボン玉大会は、高遠町図書館が開いたもので、30人ほどが参加しました。 ストローの他、うちわなども使い、さまざまな大きさのシャボン玉を作って楽しみました。
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消防救助技術大会 連覇狙う
21日に長野市で開かれる県消防救助技術大会の激励会が、16日、伊那消防署で行なわれ、連覇を狙う伊那消防署、引揚訓練が披露されました。 大会には、引揚救助に伊那消防署が、ほふく救出訓練に高遠消防署が出場します。 この日は、伊那消防組合長の白鳥孝伊那市長らが見守る中、訓練が披露されました。 伊那消防署が出場する引揚救助は、5人一組となり、8メートルの塔の上から空気呼吸器を背負って塔の下に降り、要救助者を塔の上に引き揚げるという種目です。 タイムや、技術が優れた署員を選抜し、厳しい練習に励んできたということです。 去年は伊那消防署チームが77秒の好成績で県内優勝していて、関東大会に出場しました。 今年の大会は76秒が優勝ラインと予想されています。 高遠消防署は、ほふく救出に出場します。 白鳥組合長は、「日頃から、万が一に備えての努力に感謝する。タイムを縮めて、立派な成績で帰ってきて欲しい」と激励しました。 長野県消防救助技術大会は、長野市の県消防学校で、21日(土)に開かれ、県下消防本部から13チームが出場します。 優勝チームは8月27日に千葉県で開かれる、関東大会の出場が決まります。
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茅野⇔仙流荘 路線バス運行
今年度から新たに夏山の登山シーズンに合わせてJRバス関東による、茅野と仙流荘間の路線バスの運行が始まります。 これは16日伊那市役所で開かれた、伊那市地域公共交通会議と協議会で報告されたものです。 去年までJRバス関東が試験的に導入していた、夏の茅野、仙流荘間の路線バスが、今年から新たに路線に加わることになりました。 これは今年、南アルプス国立公園指定50周年を迎えたことと日本ジオパーク全国大会が9月に予定され、エコパーク登録も決まったことから、伊那市観光課とJRバス関東が協議し決定したものです。 バスは、7月5日(土)から、11月3日(月)までの土日祝日の運行予定で、8月2日(土)から17日(日)までの間は、毎日運行します。 伊那市観光課によりますと、1日の乗車人数が往復で18人に満たない場合、市が補助をするということです。 この他、会議では市内循環バスや路線バス、デマンドタクシーの利用者が減少していることなどから、運行計画の見直しが承認され、7月中には住民アンケートを実施したいとしました。
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鹿の活用法や魅力を伝える
鹿の活用法や魅力を伝える鹿まつりが15日、伊那市高遠町のポレポレの丘で開かれ、鹿を使った工芸品などが並びました。 まつりは、食害が深刻化しているニホンジカの活用法の紹介や興味を持っている人たちの交流の場にしようと市内で鹿に関わっている人たちでつくる伊那鹿同盟会が初めて開いたものです。 会場には、鹿の皮を使ったバッグにスマートフォンのケース、骨でつくったネックレス、太鼓など様々な商品が並び訪れた人たちの目を引いていました。 伊那市長谷で鹿肉料理を提供している、ざんざ亭の長谷部晃さんです。 長谷部さんは、鹿祭りにあわせて鹿の骨で出汁とったラーメンを考案しました。 麺は、上伊那産の小麦粉ハナマンテンを使った手打ち麺で、具にも鹿肉が使われています。 また、鹿肉をミンチしたものをパンにのせたホットサンドの販売も行い訪れた人たちから好評でした。 鹿祭りは16日の午前中まで夜通しで行われることになっています。
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高遠商店街にバラカフェオープン
しんわの丘バラ祭りが行われている伊那市高遠町の商店街で、絵画を見ながらバラのスイーツを味わうことができる「バラカフェ」が14日、オープンしました。 店内では、高遠高校の生徒が訪れた人をもてなしました。 バラカフェは、バラ祭りの協賛イベントとして商店街にある仙醸蔵にオープンしました。 店内では、高遠高校情報ビジネスコースの3年生24人が、交代で接客をしていました。 このイベントは、商店街の活性化を図るとともに、高校生に地元に対する愛着心を育んでもらおうと、伊那市や松本市で絵画を使って地域貢献しようと活動しているアートレボリューション実行委員会と伊那市観光協会が、初めて企画したものです。 店内には、アールグラージュと呼ばれる日本人技術者が開発した技法で描かれた絵画3作品が展示されています。 この技法は、特殊なライトを使うことで、1枚の絵の中で時間と季節の移りかわりをみることができます。 バラカフェの営業は、15日と21日、22日の3日間となっています。
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米大学生が高遠中学校訪問
アメリカマサチューセッツ州のブリッジウォーター大学の学生11人が7日、高遠中学校を訪れ、日本の授業の様子を見学し交流しました。 ブリッジウォーター大学は高遠町出身の伊澤修二が教育学を学ぶため、1875年に留学した大学です。 これが縁で今回、歴史学、特に東洋史を研究している教授が学生11人と伊澤修二の足跡を辿り伊那市高遠町を訪れました。 この日は、高遠中学校の授業の様子を見学し交流しました。 1年1組では社会科の授業が行われ、マサチューセッツ州がどこにあるか地図で確認したり、見学していた大学生に食文化について質問していました。 大学生たちは、7日に高遠町を訪れ、伊澤修二の生家や高遠城址公園、進徳館などを回り、高遠町の歴史について見聞を広めていました。 ブリッジウォーター大学には今も伊澤修二のノートや写真が大切に保存されているということです。
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ユネスコエコパーク 11日深夜登録か
伊那市は11日の深夜に登録の可否が決まる、南アルプスのユネスコエコパークと、9月に開かれる日本ジオパーク全国大会に向けて、ジオパーク・エコパークサポーター講座を11日、伊那市創造館で開きました。 サポーター講座は伊那市世界自然遺産登録推進室が地元の山や川など自然と繋がる暮らしを地域の人や子どもたちに伝えてもらう応援団になってもらおうと開いたものです。 講座には、伊那市を中心に上伊那から14人が参加しました。 この日は、伊那市世界自然遺産登録推進室の藤井利衣子さんが講師をつとめ、ジオパークとエコパークの基礎について説明しました。 藤井さんは、「ジオパークの開始時期はエコパークに比べまだ新しく、2006年。エコパークは1972年からある」などと話していました。 伊那市世界自然遺産登録推進室の春日博実室長は、「日常生活の中で多くの人たちに、南アルプスの魅力を発信して欲しい」と受講者にお願いしていました。 エコパーク正式登録は、11日の深夜、スウェーデンで開かれるユネスコの理事会で審議され、正式決定される見通しです。 サポーター講座は今月22日にも予定されていて、9月までに月に2回のペースで開かれる計画です。 伊那市世界自然遺産推進室では、「要望があれば、地域の公民館や集会所でも講座を開きたい」としています。
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しんわの丘ローズガーデン バラ祭り開幕
伊那市高遠町のしんわの丘ローズガーデンのバラ祭りが7日から始まりました。雲が立ち込めるあいにくの空模様でしたが色とりどりのバラの花が訪れる人たちを出迎えていました。 広さおよそ9千平方メートルの敷地に、172種類、2160株のバラが植えられ秋まで花を楽しむことができます。 今は、甘くさわやかな香りが特徴の「ホワイトクリスマス」という品種や、バラ科の植物では珍しく葉にふが入る「紅(くれない)」が見ごろを迎えています。 7年目となった今年は、29日までの開催で、例年と同様、土日・祝日の周遊バスの運行も計画されています。 バラ祭りでは、苗の販売やバラの育て方相談なども行われていて、訪れた人たちが色や種類を品定めしながら購入していました。 今日は、市や観光関係者、観光客などおよそ100人が見守るなか、中川泰(ゆたか)実行委員長の合図でバラ祭りがスタートしました。 式典で、白鳥孝伊那市長は、「花、山、食を観光の三本柱に高遠のバラを発信していきたい」と挨拶しました。 バラ祭りは29日までで、入園料は一人200円、中学生以下は無料となっています。
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ワンコインガイド 利用伸びる
今年の高遠城址公園の花見期間中に500円で公園内を案内するワンコインガイドの利用が、去年に比べ3倍近くにのぼったことが6日の反省会で報告されました。 ワンコインガイドの今年の利用件数は、202件595人で去年の75件に比べ、3倍近い伸びとなりました。 利用件数の内訳は、愛知県の花見客が最も多く35件、ついで東京の27件などとなっていて、ドイツも1件ありました。 伊那市観光ボランティアガイド「い~なガイドの会」に登録されているボランティアは39人です。 この日の総会で湯澤敏会長は、「今年は、レベルが上がり、個性的なガイドができた」とあいさつしました。 今年台湾などからの観光客が多かったことから、今年度は、外国人の案内方法についての勉強会も行う予定です。
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入笠牧場 牛放牧
夏の間、急斜面で足腰を鍛え、涼しく過ごしてもらおうとJA上伊那が管理する伊那市高遠町の入笠牧場に、6日、牛が放牧されました。 放牧されたのは、上下伊那の酪農家からの11頭です。 種牛がいないため数が減りました。 牛は、一列に並べられ、一頭一頭、体重測定、衛生検査が行われます。 検査が終わった牛は、300ヘクタールの牧場に放たれます。 預けている間は農家の手間が省けるほか、涼しい場所で夏を過ごせます。 牛は、5か月間涼しい高原で過ごし、10月上旬に下牧する予定です。 ※写真:JA上伊那
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進徳館の日 教育精神受け継ぐ
幕末1860年、高遠藩主内藤頼直が、藩士の育成を目的に創設した「進徳館」の教育精神を受け継いでいこうと5月24日、伊那市高遠町の高遠閣で式典が行われました。 この日は、市関係者や住民などおよそ150人が参加しました。 伊那市では、当時の教育精神を見つめ直そうと進徳館が創設された5月に毎年「進徳館の日」を設けています。 式典で酒井茂副市長は「進徳館の教えに学び、子ども達がずっと暮らせる伊那市を築き上げていきたい」と話しました。 高遠中学校の唐澤久樹校長は、進徳館の実学から学んで取り組んでいる活動について話しました。 唐澤校長は「相手を思いやり、地域の人と関わりながら学ぶ取り組みをこれからも続けていきます」と話しました。