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母の日にてづくりの良さを、町一区の加藤さんが教室、販売
宮田村福祉作業所「シンフォニー」に通う加藤昌利さん=町一区=が、近くの商店街にオープンした梅が里ギャラリー「手づくり屋」でビーズアクセサリーの教室を開いている。製品も販売しており「母の日にぜひ。てづくりして印象に残るプレゼントにしてもらえれば」と話している。
加藤さんはビーズを使って各種アクセサリーを自作。近年は、地元の人に教える機会も多く、活動の場を広げてきた。
教室は花をモチーフにしたリングを製作し、初心者でも1時間程度で完成できる。
また、加藤さんがつくった製品も同ギャラリーで販売しており、一個数百円とお手ごろだ。
問い合わせは手づくり屋三浦さん090・3142・3691へ。 -
2年ぶり復活の宮田中強歩大会、雲上の宮田高原目指して
宮田村宮田中学校は9日、800メートルに及ぶ標高差を克服して宮田高原を目指す強歩大会を開いた。2006年7月豪雨の影響が残り昨年は中止を余儀なくされたが、2年ぶりに・ス復活・ス。約300人の全校生徒が、村の豊かな自然にふれながらゴールを目指した。
昨年は豪雨の影響で、高原へ通じる寺沢林道が不通に。同校は目的地を変えて大会を継続することも考えたが「宮田高原に行く伝統を大切にしたい」と、林道の復旧を待ち望んでいた。
1、2年生は初めて、3年生にとっても2年越しの大会で、友人同士励ましあいながら一歩づつ進む姿も。
体力にあわせて9・6キロのコースも設けたが、大半は12キロに挑戦。新緑の木々とさわやかな空気の後押しを受けて、連続する急激な上り坂を一つづつ克服していった。
トップを競う生徒たちは、目標タイムや順位も気にしながら激走。標高1600メートルの高原にたどりつき、心地良い汗を拭っていた。
上位は次の通り。【男子】(1)田中朝陽(3年)(2)宮下知也(同)(3)大下悟(同)(4)平沢亮也(2年)(5)谷川伸吾(3年)【女子】(1)矢澤優(3年)(2)大澤早絵(同)(3)酒井まどか(2年)(4)夏目玲(同)(5)草間洵奈(同) -
防犯指導員会、地域ぐるみの取り組み再確認
宮田村防犯指導員会はこのほど役場で開き、安全で安心なむらづくりを推進しようと今年度の事業計画を決めた。駒ケ根署員を講師に迎えた研修会もあわせて開き、子どもたちを取り巻く犯罪や振り込め詐欺などに理解を深め、地域ぐるみで防犯に取り組もうと再確認した。
今年度も防犯パトロール、街頭補導活動、全戸防犯診断などを実施し、住民への意識啓もうも図る。
会長には北割区の浦野正喜さん、副会長には中越区の小田切武人さんを互選した。
研修会では駒ケ根署員が最近の犯罪状況を解説。村内の金融機関で職員の機転により、振り込め詐欺が寸前で防がれる事案があったことも紹介した。
そのうえで地域にも犯罪の影が忍び寄っていることを指摘し「小さなことでも見逃さないことが大切。安全を守るために家のまわりを歩いて弱者の視点で考えてみて」と、協力も呼びかけた -
地域づくり支援29事業を認定
宮田村は地域づくり支援事業の一次分の審査を行い、申請があった29事業すべてを認定した。道路修繕や安全対策、環境美化など住民の手による地域整備を補助していこうと始まった同事業は今年度で5年目を迎えたが、村総務課は「積極的に拡大が図られており、さらに一歩進めた地域づくりに発展すれば」と期待を寄せている。
村は本年度も同事業に260万円を予算化。一次分の交付申請で既に167万4千円に達した。
「環境整備から道路管理、防災安全面にまで広がりをみせている」と同課。事業を通じて住民の地域づくりに関する意識も高まっているとも分析する。
今回の認定分をみても、大久保区が地域にある井水の関連施設を史跡として整備しようと考えるなど、内容は多岐に及ぶ。
花壇整備を除いて最大3年間が補助の期限となるが、「本来の地域づくりに新しい発想も盛り込まれ始めている」(同課)格好だ。
20日まで二次募集。問い合わせは村総務課85・3181まで。一次分の認定団体は次の通り。
【新規】区有林整備等に関する有志の会=里山の環境保全▽町一区=交通安全対策、自主防災組織充実▽北割区=道路と側溝整備▽大田切区=公園遊具の点検改修▽大久保区=自主防災組織の充実▽大久保区=丸山井の史跡整備【継続】「おおはら」を発行する会=地域情報紙発行▽町二区=自主防災組織充実と環境美化▽南割区=道路の安全確保【街並みづくり事業(花壇整備)】花と緑のある街角づくり会、大久保区ふれあい花壇ボランティア、おおはら花の会、米松会、三班辰巳会、里宮花の会、新田区、いきいきサロン、大田切曙会、北割寿会、つつじが丘景観委員会、北割5班婦人部、一輪の会、町三区、河原町通り景観委員会、三一会、仲町モール商店会、新田5班、つつじが丘区、大原区 -
大田切の県単農道26日に開通
宮田村大田切地区で建設中だった県単農道は26日に竣工開通式を行い、供用を開始する。総延長2キロ余りで、伊那谷の南北の基幹道路である国道153号と広域農道を接続。貴重な動植物保護を理由に一部区間が中止となるなど7年の歳月を要したが、駒ケ根市に隣接する同村南部の・ス動脈・スにと期待される。
2001年に着工し、県を事業主体に約13億円かけて整備。太田切川に沿って村南部を東西にまたぐ。
事業をめぐっては広域農道西側の331メートル区間が動植物保護で中止となり、03年には財政難を理由に全線の2車線確保が見直される事態にも直面。
しかし、地元や村が根気強く県に再考を促し、中止区間以外はほぼ全線2車線に復活した。
開通式は午前10時半からを予定している。 -
介護保険料過大徴収、宮田村は15日めどに返金へ
上伊那全8市町村で介護保険の被保険者の一部から過大に保険料を徴収していた問題で、宮田村議会は8日に臨時会を開き、対象者に返金するための同保険特別会計補正予算案を原案通り可決した。
同村内で過大徴収されたのは62人でのべ83件。総額53万7290円にのぼり、1人あたりの平均にすると8666円。
村は既に全対象者を訪問して謝罪を行い、今月15日をめどに口座振替や手渡しなどで返金する。
上伊那地方では広域連合情報センターが一括して介護保険の情報処理を行っているが、今回の問題では保険料上昇に伴う激変緩和措置にからみ、システム改修にミスが発生。
8市町村の1900人余りから計1200万円ほどを過大に徴収し、先月25日に発表した。
清水靖夫村長は臨時会で改めて謝罪し「市町村と情報センター相互のチェック機能を高め、誤りが生じない体制を構築していく」とした。
村住民福祉課は専決処分ではなく臨時会を開いて議決対応したことについて「全てを明らかにして、今後の対策を図っていくため」としている。 -
県小学生対抗駅伝の入賞を報告
第4回県市町村対抗小学生駅伝大会(6日、松本平広域公園陸上競技場)村の部で6位となった宮田村宮田小学校6年生の6人は7日、清水閣成校長に入賞を報告した。全力を尽くしてタスキをつないだレースを振り返り、清水校長は「よく頑張った。いい走りだった」と健闘を称えた。
同小は昨年の同大会村の部でも2位に入っており連続入賞を達成した。
「スタートは良かったけれど、後半つかれた」と、重圧がかかる1区の大役を果たした田中翔子さん。前半は飛ばして3人ほどを抜いた2区の野々村大輔君は「楽しもうと臨んだ。自分の力を精一杯だせた」と話した。
練習を始める前は任された1・5キロも思うように走りきれなかったという3区の宮下祐美さんは「最後までタスキをつなごうと思って走った」、5分台前半の好タイムだった最終4区の宮下竣君は「こんなに疲れたのは初めて」と振り返った。
「みんな練習以上に頑張っていた」と、会場で声援を送った補欠の田中陽達君と松島百花さん。
監督の山田智寿教諭は「タスキをつなぐことを心に留めて、最後まであきらめずよく走った」とねぎらった。
男子の3人は24日の上伊那小学生陸上競技大会で個人種目への出場を予定しており、駅伝の経験も活かして上位を狙う。 -
地球を救えエコレンジャー、西保育園年長、年中全園児で発隊
環境への関心を高めながら、人やものを大切にするやさしい心を育もうと宮田村西保育園は7日、年長、年中全園児が日替りで隊員となる「エコレンジャー」を結成した。ゴミの分別や再利用、整理整頓のパトロールなど率先して活動。困っている仲間の良き相談相手となる役割も担い、地球にもやさしい・スニューヒーロー・スが誕生した。
年長、年中の各組1人計3人がレンジャーに変身。水色帽子と黄色のビブスのコスチュームに身を包み、当番制で全員が体験する。
「環境にしても仲間のことを考えるにしても、全てがやさしさにつながる。子どもたちが取り組めば、その意識は大人へも広がるはず」と吉川美幸園長。
結成式では「まだ使えるものを捨てたり、食べ残したりしてませんか?・スもったいない・スという気持ちも大切にして、地球をみんなで救いましょう」と全園児に呼びかけた。
さっそく、レンジャーの活動を開始。園内を歩いて点検し「トイレのスリッパが散らかっていたよ」など、仲間に報告して改善していた。
同村では環境基本計画を策定し、住民レベルから意識を高めようと取り組みを始めているが、園児たちのエコレンジャーは大きな味方になりそうだ。s -
開幕控えて審判講習、宮田村女子バレーボール
24季目を迎える伝統の宮田村女子バレーボールリーグ戦の開幕を8日に控え、参加全チーム対象の審判講習会が村農業者トレーニングセンターで開かれた。円滑な試合運営ができるよう審判としての資質も身につけた。
対戦チーム以外の選手たちが主審、副審、線審、点つけを担う同リーグ。毎年開幕を前に講習会を開き、レベルアップを図っている。
この日は実際に試合を行いながら、ルールなどを確認。公正な・ス笛・スになるよう繰り返し練習した。
今季は昨年度と同じ12チームが参加。しんでんが7連覇中だが、他チームも底上げを図って虎視眈々と上位を目指す。 -
宮田観音恒例奉納子ども相撲、豆力士がハッケヨイ
宮田村北割区の真慶寺(赤尾義道住職)は5日、宮田観音例大祭にあわせて奉納子ども相撲大会を開いた。・ス観音様・スが見守る前で、31人の小学生が学年別に対戦。力の入った取り組みに歓声がわいた。
たくましい成長を願い、毎年子どもの日に行う大会は今年で29回目。宮田観音横に設ける土俵で熱戦を繰り広げた。
出場者のうち11人は女子。男子に負けず劣らず巧みな技も披露し、土俵を割る最後まで気の抜けない好勝負が続いた。
例大祭では法要が行われ多くの参拝者が。手づくりの品を用意したフリーマーケットもあり、家族連れも目立った。
相撲大会の上位は次ぎの通り。
【1年】(1)小松好乃夢(2)小原渓遼(3)太田惟尋【2年】(1)保科拓真(2)斉藤文香(3)太田萌佳【3年】(1)横山弥央菜(2)三浦龍(3)大野勇斗【4年】(1)本田圭佑(2)伊藤椋馬(3)三浦捷【5年】(1)横山拓弥(2)小田切みのり(3)本田峻太【6年】(1)本山柾成(2)斉藤優(3)伊藤楓馬 -
北割区敬老会
宮田村北割区の敬老会は29日、真慶寺で開いた。分館と区の主催で、70歳以上140人のうち72人が出席。地域のあたたかなもてなしを受け、戦争をはじめとした苦労の体験を今後の生活にも活かしていこうと気持ち新たにした。
出席した高齢者を代表して小田切藤彦さんは「100歳まで生きるような気持ちでがんばりたい。自分も他人も大切にし、生きがいを持って心豊かに暮らそう」とあいさつ。
悲惨な戦争を絶対に繰り返さないよう、若い世代に伝えていかなければとも語った。
「苦労されてきた皆さん。これからの人生は多いに楽しんでください」と伊藤広和分館長。
唐木登区長は「まだまだ私たちは未熟。先輩の皆さんがたの知恵と力をかしてほしい」と祝辞した。
演芸では地元グループの踊りなどもあり、歌や体操などで体を動かしながら楽しむ場面もあった。 -
宮田小でクラブ発足会
宮田村宮田小学校は2日、クラブ発足会を開いた。今年度は「創作小説・マンガ」を新たに加え、文化系12、運動系6の計18クラブ。4年生以上の全員でにぎやかに年間12回の活動をスタートさせた。
「創作小説・マンガ」は6年3組の日野綾香さん、篠田師季さん、林悠衣さんの強い希望で発足。5年の田中哲平君、4年の町田笑子さんも加わった。
さっそく好きな作家を発表し、お気に入りのキャラクターをイラストに。
「みんなで楽しく自由に書こう」と目標を決めて、小人数で和気あいあいと活動を始めた。 -
南小ドラゴンズが9年ぶり優勝、学童軟式野球春季上伊那大会
県学童軟式野球選手権春季上伊那地区大会は3、4日、宮田村の宮田球場を主会場に開いた。南小ドラゴンズ(南箕輪村)が1999年春季以来、9年ぶりに優勝を果たした。6月7、8日に茅野市で開く南信大会に出場する。
15チームが出場。実力伯仲の熱戦となったが、ドラゴンズは自慢の守備力でピンチを防ぎながら勝ち進んだ。
決勝は8‐1で辰野ヤンガーズに快勝。「もともと打てるチームではないが、守り勝つうちに徐々に攻撃にもリズムがでてきた」と原秀紀監督。
主将の原志門君は「南信大会も全員野球で戦いたい」と次なる目標に闘志を示した。 -
地域と子どもたち、歌とお手玉でコラボ17日に
宮田村の音楽指導者らでつくる宮田ミュージックサークル(MMC、瀧澤智恵子代表)は17日午後2時から、おしゃべりミュージックコンサートを飯島町文化館で開く。MMCが教える地域の子どもたちが、伊那谷お手玉の会と共演。当日は交流を深めている地元施設の高齢者らも招待し、昔懐かしいわらべうたを楽しく披露する。
子どもたちは宮田村の「サタデーシンガーズ」と、飯島町の「音のカーニバル」。小学生から高校生までの16人が本番に向けて練習を積んでいる。
伊那谷お手玉の会も15人ほどが出演予定。亀山福治会長は「このような機会を設けて頂き本当に楽しみ。ぜひとも子どもたちと一緒に成功させたい」と意気込む。
先日は合同の練習もあり、高校2年の長坂朋美さんと宮田中1年の小田切めぐみさんは「会場に来てもらう人と一緒に、本番は自分たちも楽しみたい」と話した。
コンサートは3部構成で」、子どもたちとお手玉の共演は2部。
1部は唱歌など日本の四季をイメージした編成、3部はクラシックが中心で、MMCのメンバーが歌や楽器で多彩に披露する。
チケットは大人800円、中学生以下は500円(未就園児は無料)。問い合わせは飯島町文化館86・5877へ。 -
ものづくりから・スエコ・スの意識を
宮田村の住民有志が中心商店街の空き店舗に開設する梅が里ギャラリー「手づくり屋」は、地球にやさしいリサイクルのものづくりを推進しようと取り組みを始めた。“エコ・くらぶ”会員を募り、「できることから取り組んでいこう」と考えている。
既に古布を再活用した「布ぞうり」の教室がスタート。町一区の主婦・市川明子さん(38)が指導する。
母親の宮沢福子さん(67)が編んでくれた布ぞうりの良さが気に入り、2年前から自分でつくるようになったという市川さん。「家にある布を気軽にリサイクルできる。健康にも地球にもやさしいですよ」と多くの参加を募る。
あらゆる創作活動の場として、作品を発表したり、教室を開いたりできる空間にしようと今春誕生したギャラリー。現在は村内をはじめ箕輪町から飯田市まで20人余が出品するが、リサイクルを意識した作品も多いことから、さまざまな“エコ”についてみんなで考えていこうと計画。
今後は古着のリフォームや、村福祉作業所「シンフォニー」と連携して廃油石けんづくりなども予定する。
「気軽にできることから意識を広げ、エコを発信していけたら」と同ギャラリー。教室は随時開催。問い合わせ、申し込みは三浦さん(TEL090・3142・3691)へ。
古布をリサイクルする「布ぞうり」の教室もスタート。楽しみながら意識を広げていこうと取り組みが始まった -
TBM伊那工場しゅん工
原子力発電所用タービンブレードなど製造のティービーエム(本社宮田村、山田益社長)は2日、伊那市西箕輪の伊那インター工業団地に新たに建設していた伊那工場の第1期工事が完成したとしてしゅん工式と祝賀会を同工場で開いた。関係者約60人が出席し、玉ぐしをささげるなどの神事や機械の始動式を行って新工場の完成を祝った。山田社長は「昨年度は20万ピースの製品を生産し、本年度は25万ピースの見込み。仕事はいつも順調にいくとは限らないが、これからも努力していきたい」と述べた。
同社は受注増などで本社工場が手狭になったことから2年前、団地内の約45500平方メートルの用地を取得。鉄骨平屋建て、延べ床面積約6600平方メートルの工場棟1棟を建設していた。唐沢敏治副社長は「土地が広く、インターチェンジから近いことなどからここに決めた。今後さらに工場棟と管理棟1棟を建設する計画。宮田の工場は引き続き稼動していくが2、3年後には本社機能を伊那工場に移転したい」としている。
建設費、機械・設備費などの投資額は約20億円。 -
宮田小2年1組がスイカ栽培に挑戦
宮田村宮田小学校2年1組は30日、学級で飼育するハムスターの「リボンちゃん」の飼育費用に収益を充てることも考えて、スイカ栽培を始めた。南割区の小田切靖子さんが駒ケ原にあるほ場を開放し、全面的に協力。さっそく29人全員で苗を植えて「大きくなりますように」と願いを込めた。
昨年度は同小旧3年3組のスイカ栽培に協力した小田切さん。「子どもたちが喜んでくれれば最高」と2年1組も快く迎え入れた。
元気良くほ場に到着した児童。小田切さんから説明を受け、苗を丁寧に植えた。
「スイカは食べるのは美味しいけれど、つくるのは大変だ」と汗を流しつつ、成長を願って手をあわせ祈りをささげる姿も。
昨年も地元農家の協力でサツマイモを育て、学校近くのスーパーで販売した子どもたち。今年のスイカは学校給食に提供し、その収益を飼育費用にしたいと考えている。
「大きいスイカができるといいね。みんなでがんばってつくってね」と小田切さん。子どもたちは目を輝かしてうなずいた。 -
今年度初めての授業参観
宮田村宮田小学校は28日、今年度初めての授業参観を開いた。4月に入学した1年生も学校生活に慣れた様子で、参観した保護者は我が子の成長を実感していた。
1年1組は国語の授業。既に繰り返し読んだ教科書を暗記している児童も多く、大きな声で朗読した。
子どもたちの元気な学校生活に保護者たちは目を細めていた。 -
宮田高原2季ぶりに再開へ、豪雨災害乗り越えて
一昨年7月の豪雨災害の影響が残り閉鎖が続いていた宮田村宮田高原で30日、2季ぶりの再開に向けて村職員らがオープン準備に追われた。キャンプ場は5月の大型連休中に客を受け入れ、7月から本格営業。牧場は6月に牛が入牧する予定。存廃も議論された同高原だが、村は観光資源として誘客を図っていく考えだ。
標高1600メートルに広がる同高原は、2006年7月の豪雨災害で唯一ふもととつなぐ寺沢林道の崩落で閉鎖に追い込まれた。
自然に抱かれた環境に、数棟のログコテージやテントサイトを持つキャンプ場は実質3季ぶりの再開。
この日は、村産業建設課の職員らが客を受け入れるための準備に汗を流したが、管理人の酒井春美さんは「「サービスもたくさんしたいので、ぜひ多くの皆さんに足を運んでもらいたい」と話した。
連休中は5月3日から6日までの営業。既に数件の予約も入っているという。
同高原では観光活用を視野に本年度、赤そばの試験栽培も実施。キャンプ場利用者は近年、1500人程度で頭打ちだが「何とか閉鎖前の利用者数は維持し、今後につなげたい」と村産業建設課は説明する。
牧場は放牧牛の減少が進んでおり、依然として今後の見通しが立たない厳しい状況。しかし、今季は再開して様子を見ていく。
キャンプ場に関する問い合わせ申し込みは、村産業建設課85・5864(平日のみ)、同高原管理室85・2863(営業期間中のみ)。 -
南割区敬老会
宮田村南割区の敬老会は27日、区集落センターであった。分館と区が開き、70歳以上の217人のうち46人が出席。みんなで笑顔広げて地域とともに長寿を祝った。
美味しい料理を囲みながらの余興は盛りだくさんの内容。
駒ケ根市出身の落語家昔昔亭健太郎さんが一席もうけ、お年寄りたちの笑いを誘った。
地元の保育園年長園児10人が踊りを披露すると、目尻を下げて喜ぶおじいちゃん、おばあちゃん。
そのほかにも地元のグループが多数出演し、景品抽選会などでも盛りあがった。
保科忠雄分館長、小林研二区長は出席者の長年の労苦をねぎらい、「皆さんの意を受け継ぎ今後とも区の発展につとめる」とあいさつした。 -
新田区敬老会
宮田村新田区の敬老会は27日、村文化会館であった。分館と区が主催し、70歳以上の対象者117人のうち65人が出席。地域のあたたかなもてなしで長寿を祝った。
みんなで記念撮影し、平澤彦蔵分館長、田中英男区長らがお年寄りたちの労苦をねぎらった。
地元有志による歌や踊りの演芸は多彩ににぎやかに。フラダンスやバンド演奏などもあり、手をたたいて喜ぶ
お年寄りたちの姿も。
最後に地元の小学生高学年が「世界に一つだけの花」「ふるさと」を合唱し、おじいちゃん、おばあちゃん一人ひとりに花束を手渡した。 -
親子で収獲体験、地元の農業に関心深め
宮田村営農組合、村学校給食を育てる会、JA宮田支所は29日、宮田小学校児童親子を対象にアスパラガスと花の収獲体験を行った。3年目を迎え、希望した15組約40人が参加。自らの手で収獲し、安全安心な農産物を届ける地元生産者とのふれあいも深めた。
大田切区のビニールハウスでは、アスパラを収獲。給食を育てる会のメンバーで園主の樋屋喜代美さん(48)から説明を受け、さっそく成長の具合をみながらハサミや鎌で刈り取った。
北村駿君=1年、新田区=は母親の忍さんと、竹井竜輝君=同、北割区=、朋弥君=保育園年長=兄弟は父親の信司さんと一緒に参加。「アスパラはみんな大好きな野菜のひとつだけど、こんな風に育つなんて初めて知った」と歓声をあげた。
樋屋さんは「アスパラは村の野菜で最も生産量が多いが、そのことすらあまり知られていない。体験することで、少しでも農業に関心を深めてもらえれば」と、喜ぶ参加者の姿に目を細めた。
一行は駒ケ原の花卉団地に移り、芦部清志さんのハウスでアリストロメリアの花摘みも楽しんだ。
この日は、村のリンゴオーナー制度で契約するめいきん生協(名古屋市)の12家族も収獲体験し、後藤忠久さん=大田切区=が受け入れた。 -
ひまわり号、地域一緒に春の旅
宮田村の障害者やボランティアらが参加する宮田地区ひまわり号(三浦次郎代表)は26日、長野市、千曲市周辺をバス旅行した。障害者14人をはじめ41人が参加。真田宝物館や熱帯果樹園など巡りながら交流の輪を広げた。
外出することが難しい障害者の旅行を地域の協力で実現し続ける「ひまわり号」。15回目の今回も、車イス利用者ら重度のハンディを抱える参加者も数多く参加した。
当初は善光寺を参拝する予定だったが、北京五輪聖火リレーと重なり混乱を避けるため、行程を変更した。
厳重な警備体制が敷かれた長野インターを降りて、松代にある真田宝物館を見学。
歴史ロマンを堪能した後は、美味しいそばと栗ご飯の昼食に舌鼓を打った。
車窓からチューリップ畑を眺め、千曲市の信州あんずの里アグリパークへ。
バナナやマンゴーがたわわに実る熱帯果樹園では、南国の気分も味わった。
車中ではクイズで盛りあがったり、歌を合唱したり。楽しい思い出をみんなで一緒に刻んでいた。 -
こまゆき荘が感謝祭
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宮田村新田の温泉交流施設「こまゆき荘」は27日感謝祭を開いた。村の友好都市、愛知県田原市の海産物には長蛇の列ができ、農村女性グループ「野ひばりの会」の五平もち、山菜、農産物も人気を集めた。
感謝祭は毎年この時期に開催、田原町の海産物は毎回人気、アサリ、甘夏、小魚はたちまち売れきれた。
このほか、本坊酒造・南信州ビールが山ブドウワイン「紫輝」「地ビール」、村内の飲食店、菓子店なども焼きそば、イカ焼き、菓子を並べ、来場者の食欲を誘った。
また、オープニングセレモニーでは、開設から11年目に同施設入場者が30万人に達成。ちょうど30万人目の初沢麗子さん(東台東区)、前後賞の小田切重広さん(宮田村)、佐竹利信さん(板橋市)に記念品が贈られた。 -
野ひばりの会総会、新会長に山口さん
宮田村の農村女性グループ「野ひばりの会」はこのほど総会を開き、新たな会長に山口里江さん=町三区=を選任。おふくろの味の開発など地域の特性を活かしながら活動の輪を広げていく。
本年度は12月に、中国からの企業研修生との食の交流会を計画。昨年初めて実施して好評だったため、休日に開いてより多くの参加で交流を深める。
そのほか27日に開くこまゆき荘イベントをはじめ、リンゴオーナー収獲祭、山ぶどうワインまつりなど、対外的なイベントにも積極参加して、五平餅などを提供する。
来年3月には恒例のかあさんのイベントを予定し、農業と住民とのかけ橋となる。
新役員は次ぎの皆さん。
▽会長=山口里江▽副会長=鈴木敦子▽会計=小林よし子▽連絡員=橋倉栄子、三浦政江、小林よし子、田中みち子▽監事=田中みち子、太田芳子▽農村女性かみいなネット代表=橋爪千春 -
地域活性にポータルサイトも、商工会総会で事業計画承認
宮田村商工会(前林善一会長)は25日、通常総会を商工会館で開いた。本年度事業では地域活性化をより一層進め、村内のあらゆるホームページをリンクさせる「ポータルサイト」の構築も目指す。
ポータルサイトは既に研究を始めているが、「商工業にとどまらず行政、団体、個人全てに枠を広げ、産業、文化などあらゆる宮田に関係するものをつなぐシステムにしたい」と商工会事務局は説明する。
ビジネス学院の運営、旅行業への参入をはじめ地域振興にも力を入れてきた同商工会。
3年任期の最後の1年間となる前林会長は総会で「各事業所ともに厳しい環境にあるが、地域が沈滞すれば経営の安定化は望めない。地域振興に一層の力を注いでいきたい」とあいさつした。
席上、本年度の事業計画など承認。改選などにからみ女性部から石澤早智子さん、商業部から太田光一さんを新たに理事に選任した。 -
宮田中2年が手づくりカレンダーを村内の高齢者施設に
宮田村宮田中学校2年生は本年度、全員で協力して手づくりカレンダーを120枚作成し、村内2カ所の高齢者施設にプレゼントしている。季節ごとのデザインなどを取り入れて毎月贈る予定だが、25日にはこいのぼりが描かれた5月分を届けた。昨年度卒業のあるクラスが続けていた善意の活動は、後輩へと受け継がれている。
各学級の級長、副級長が、村社会福祉協議会デイサービスセンターと介護老人保健施設プラムの里を訪問。受け取った利用者のお年寄りたちは「うれしいねぇ」「すばらしい出来映えだ」と喜んだ。
カレンダーを高齢者施設に配る活動は、昨年度卒業の旧3年1組が行っていたもの。2年生はその善意を受け継いでいこうと、取り組みを始めた。
プラムの里施設長の福島紀六さんは子どもたちの心温まる活動に「お年寄りを敬う気持ちの大切さ。ぜひとも今後も交流を続けて、やさしい心を育んでもらえらば」と話した。 -
学校花壇コンクール審査
県学校花壇コンクール春花壇の上伊那地方審査が25日、参加13小中学校で行われた。
宮田村の宮田中学校は3月に卒業した加々美李歩さんの作品「虹」を花壇デザインに採用。緑化委員会(飯島啓介委員長)が中心となり昨年秋、色彩豊かにパンジーを植えた。
大切に育てた花壇は、南アルプスの残雪のコントラストも絶妙で目に鮮やか。
この日の審査では委員の平澤和基君、酒井まどかさん(ともに2年)が花壇の概要を説明し、県の審査員は「花の背の高さ低さを上手に活かしている」と評価していた。 -
住民手づくり花壇で危険な交差点も・ス視界良好・ス
宮田村大原区の住民有志10人でつくる「おおはら花の会」は昨年、見通しに支障を及ぼしていた交差点緑地帯を花壇として整備した。葉が多く視界を遮っていたドウダンツツジは別の場所に移植し、今ではチューリップなど季節ごとの可憐な花々で交差点を見守る。森下信夫会長らは「環境を少しでも良くして、交通安全に気をつけてもらえれば」と期待を寄せる。
この交差点は通称「アポロ坂」と呼ばれる五叉路(ごさろ)。町区から大原区、大久保区、つつじが丘団地と各地区に接続するため交通量も多い。
ドウダンツツジは交差点整備時に緑地帯として植えられたものだが、葉が生い茂るまでに成長。普通でも危険性が高いとされる複雑な交差点の見通しを悪くしていた。
これを受けて、地元のおおはら花の会は大原区と協力して花壇に整備。今は昨年10月に植えたチューリップが花を広げ、行き交う人たちの目も楽しませている。
20日にはケヤキを用いて会員の宮澤徹さんが一刀彫りした看板も設置した。
「花を通じて地域の輪も広がっている」と森下さん。毎月第2、4土曜日には全員で集まって手入れを行い、快適な地域づくりに協力していく考えだ。 -
宮田村戦没者慰霊祭
宮田村の戦没者慰霊祭は24日、村民会館で開いた。村社会福祉協議会が催行し、太平洋戦争で家族を失った遺族や関係者約100人が参列。平和と命の尊さをかみしめ、悲惨な歴史は風化させないと改めて英霊に誓った。
村遺族会の春日要会長はあいさつで「不戦を誓ったはずが、風化の一途をたどっている。若い世代には死をいとも簡単に考えるような事件などもおきている」と語った。
「悲惨な戦争の歴史を語り継いでいくことも我々遺族の使命。若い人たちに受け継がなければ」と訴えた。
清水靖夫村長、山浦正弘社協会長らも「恒久平和の実現が我々の責務」と慰霊の言葉を寄せ、参加者全員で献花した。