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子どもスポーツ体験教室開講
箕輪町教育委員会主催の「子どもスポーツ体験教室」が17日、箕輪町の町民体育館で始まった。町内の小学校3縲・年生30人が、フェンシング、室内軟式テニス、卓球を体験する。
同教室は、子どもがやったことのことのないスポーツを体験し、その楽しさを知るきっかけづくりとして昨年から始まった。
昨年同様に今年も人気で、定員を上回る申し込みがあった。
第1回目のスポーツはフェンシング。町体育指導委員や町フェンシング部員が子どもたちを指導した。
まずは基本的なルールなどを町フェンシング部の子どもたちの実演を交え説明。
その後、受講生は軍手をはめ、練習用のプラスチックの剣を持って、フェンシングの構えやフットワークを練習した。
講師の「マルシェ(一歩前進)、ロンペ(一歩行進)、アンギャ(構え)、ファンデブー(突き)」などの声に合わせ、受講生は教えられた通りに動いた。
「剣を握ったら、なんか力が沸いてきた」「おもしろい」と子どもたちは目を輝かせていた。
第2回目(24日)は室内軟式テニスを、第3回目(31日)は卓球を体験する。 -
ながた荘周辺探鳥会
箕輪町郷土博物館は17日、箕輪町のながた荘周辺で探鳥会を開いた。
ながた荘周辺探鳥会は箕輪町郷土博物館の実施している町内まるごと博物館事業の一環で、野鳥の観察を通じて郷土の自然に親しむことを目的として毎年開いている。
午前6時にながた荘駐車場に集合した約30人の参加者たちは、日本野鳥の会伊那支部長の星野和美さんの案内で、ながた自然公園へ。
野鳥が近くにいるとそこで止り、星野さんが「シジュウカラ。この辺に巣があるみたいで、盛んに警戒してる」などと説明。
参加者たちは双眼鏡をのぞき込み、「あっ、いたいた」「虫をくわえてる」と野鳥の姿を追った。
また星野さんはムクドリやカラスなどの身近にいる鳥や、巣箱についてなども話し、参加者を楽しませていた。
愛知県から来た参加者もおり、「この時期は北海道から奄美大島までいろんなところに行ってます。ここの会は初めて、カッコウの声が聞けてよかった」と感想を話していた。
箕輪町郷土博物館は6月7日、福与城周辺探鳥会を予定している。箕輪町のゆとり荘西側駐車場集合。午前6縲・時。
星野さんの説明を聞きながら、福与城周辺を歩き水鳥などの野鳥を観察する。
持ち物は双眼鏡(持っている人)、筆記用具など。参加無料。事前申し込み不用。
問い合わせは、箕輪町郷土博物館(TEL79・4860)へ。 -
上伊那北部消防連絡協議会 水防訓練
辰野、箕輪町、南箕輪村の消防団でつくる上伊那北部消防連絡協議会(平沢久一協議会長)は18日、恒例の水防訓練を箕輪町のみのわ天竜公園で行った。伊那建設事務所職員を講師に招き、水防技術の向上と水防意識の高揚を図った。
例年、関係町村の持ち回りで開き、出水期を前に実施する訓練で、各団から部長以上の幹部団員計160人が参加。団員は3小隊に分かれ、土のうを結びつけた木を川に沈めて決壊場所に設置する「木流し工法」、「シート張り工法」、「積み土のう工法」などを講師から学んだ。
山浦直人伊那建設事務所長は「水防工法は緊急時、迅速に行う工法なので、日ごろからイメージして訓練を」と講評。平沢協議会長は「こういう機会にしっかりと工法を学び、有事の際は地域住民の生命、財産を守ってほしい」とあいさつ。
シート張り工法の訓練成果を披露する団員ら -
信州みのわ山野草クラブ「春の山野草展示会」
箕輪町の愛好家らでつくる信州みのわ山野草クラブ(白鳥征男会長)の「春の山野草展示会」が17日、箕輪町の木下公民館で始まった。季節の花木(アツモリソウ、エビネ、イワチドリなど)、寄せ植え・石付き、斑入り植物など約200点を展示。初日には、東京や横浜など県外から来た来場者たちもおり、会員が持ちよった余剰苗を買い、展示作品に見入っていた。18日まで(午前9時縲恁゚後4時)。
同クラブは毎年春と秋に展示会を開いているほか、毎月第3水曜日に例会を開き、山野草の育成方法や展示作品の作り方などを学習している。
会員たちの指導にあたっているのは、83歳で同会最高齢の中山銀子郎さん。花木の育成などは、盆栽から始めて40年近くになるとのこと。
中山さんが「せっかく見にきてもらうのだから、鉢や敷き物にも気を配ろう」と会員たちに呼びかけたこともあり、来場者たちからは丹念に育てられた花木だけでなく、工夫された鉢にも感心する声がある。
「ここのはいろんな分野のものがあるし、作品に親しみが感じられていい」と塩尻市から来た来場者。
中山さんが同じく指導する南箕輪村の神子柴園芸クラブは、6月7、8日に展示会を同村の神子柴公民館で予定している。 -
箕輪町子育て支援センター開所から1カ月
箕輪町の子育て支援センターが開所してから1カ月がたった。この間の延べ利用者数(15日現在)は大人232人、子ども249人で、施設利用登録者数は120人。多い日では一日に20組が、少ない日でも7縲・組が同施設を利用している。
同施設は、先月15日に箕輪町松島の「いきいきセンター・サンライズ」内に開所。他市町村に遅れての開所に、開所当時には利用者から「もう少し早く開所して欲しかった」という声もあった。
同施設の特徴として、もとは保育園であったためにブランコなど遊具の充実した庭や施設内の広さがあげられる。
利用者からは「ほかの施設に比べると外に遊具があって、うれしい。中も広々としている」「初めて来たが、気兼ねなくゆっくりとできる」「家の中だと、床に物が置いてあったりするけど、ここだと広くて安心して子どもを遊ばせられる。玩具も大きくて子どもも喜ぶ」と満足の声。
また利用者の要望には「無理かもしれないが、ちょっとした売店か、パン屋さんが来てくれたりすると、食事を買いに外に出なくても済むのでとても助かる」というものや、「他市町村では有料化されている施設もあるが、箕輪町の施設はこのままずっと無料のままだと、ありがたい」などがあった。
利用者たちは、箕輪町に子育て支援センターができたことを心から喜んでいる様子。「気楽に来れる」「保育士の先生が見ているので安心」「子どもと2人で家にこもっていると気分がふさがることもあるけど、こういうところに来ると気分転換になる」との声が聞かれた。
同施設の利用対象は0縲・歳児とその保護者(保育園に通園兄・姉がいる場合は一緒に来所も可)。午前9時から午後4時まで(水、日曜日定休。祝日、年末年始、盆は休み)利用できる。
問い合わせは、箕輪町子育て支援センター(71・1560)へ。 -
箕輪写友会写真展
箕輪町の写真愛好家らによる箕輪写友会(青沼久雄会長)の写真展が16日、箕輪町文化センター1階展示コーナーで始まった。10人の会員たちが昨年秋から撮りためた作品の中から3点ずつ、計30点を展示。
箕輪写友会は毎年春と秋に町文化センターで展示会を開いているほか、毎月1回の例会で会員同士の情報交換などを行なっている。
会場には、塩尻市の高ボッチ高原からの展望を写した「高原の朝」や、辰野町の田を写した「田植の時」など、県内を中心に、花や風景の写真を展示している。
来場者たちからは「すごいわねえ」「きれい」など美しい写真に感心する声が聞かれる。
来場者の中には「今、写真の修行中。こういう展示会に来るといろんなことがわかる」と熱心に作品を眺める愛好家もいた。
午前10時縲恁゚後7時(19日と25日は午後5時まで)。 -
おごち保育園で草餅の会
箕輪町のおごち保育園は14日、地域の高齢者を招いて「草餅の会」を同園で開いた。
おごち保育園では毎年恒例の草餅の会は、園児が散歩で採ってきたヨモギを使い、地域の高齢者と園児が一緒になって草餅をつくって食べるというもの。
高齢者が小さくちぎった草餅に年長園児たちが「あたしもやりた縲怩「」「ぼくもやる」と次々ときなこやあんこをつけていった。
「こうやって、ころころして」と高齢者が園児たちにきなこのつけ方を教える姿も見られた。
できあがった草餅は高齢者を囲んで楽しく食べた。 -
長田保育園児が種まき
箕輪町の長田保育園の園児たちは13日、同園近くの畑に野菜の種をまいた。
長田保育園は食育の一環として、毎年近くの畑を借りて野菜を育て、採れた野菜を給食などで食べている。
今回園児がまいたのは、ダイコン、ハツカダイコン、ニンジン、トウモロコシの種。
保育士や保育参加した保護者の見守る中、年長園児たちはマルチシートの穴の空いたところに、指で地面に穴をあけ、トウモロコシの種を3粒ずつ入れて土をかけていった。
最後に「おいしく育ちますように」とみんなで祈った。
年少、年中園児もそれぞれ野菜の種をまいた。 -
箕輪中学校で強歩大会
箕輪中学校で13日、強歩大会があった。青空の下、男子は15キロ、女子は12キロの校外のコースを走った。
同校の強歩大会は今年で15回目。仲間と走り抜くことで、生徒たちに充実感を感じてもらうとともに、体力の向上を図る。
コースは同校から西へ向い箕輪西小学校へ(男女共通)。男子はそこから北へ向かい下古田介護予防拠点施設で折り返す。女子は箕輪西小学校から南へ向かい富田グラウンドで折り返す。
3年生男子からスタート。校庭から階段を駆け上がり、校門を抜けて校外へ。
PTAや箕輪町交通安全協会員がコースに立ち、生徒たちが安全に走れるよう配慮。
家の前で生徒たちが走る姿を応援する地域住民の姿も見られた。 -
箕輪中学校で強歩大会
箕輪中学校で13日、強歩大会があった。青空の下、男子は15キロ、女子は12キロの校外のコースを走った。
同校の強歩大会は今年で15回目。仲間と走り抜くことで、生徒たちに充実感を感じてもらうとともに、体力の向上を図る。
コースは同校から西へ向い箕輪西小学校へ(男女共通)。男子はそこから北へ向かい下古田介護予防拠点施設で折り返す。女子は箕輪西小学校から南へ向かい富田グラウンドで折り返す。
3年生男子からスタート。校庭から階段を駆け上がり、校門を抜けて校外へ。
PTAや箕輪町交通安全協会員がコースに立ち、生徒たちが安全に走れるよう配慮。
家の前で生徒たちが走る姿を応援する地域住民の姿も見られた。 -
箕輪町国際交流協会総会と第15会記念交流会
箕輪町国際交流協会は9日、定期総会と記念交流会を箕輪町の地域交流センターで開いた。総会では08年度の事業計画案や予算案を承認し、新役員を選出した。
箕輪町国際交流協会は94年に設立。スリランカへの中古自転車や救急車の寄贈、海外研修視察、外国人向け防災講習会、在住外国人向けの日本語教室や外国人の子どもを対象にした母国語教室、日本人向けの外国語講座などさまざまな事業に取り組んできた。
08年度の主な事業は▽外国籍住民等との交流事業(国際交流広場、新年会、国際交流教室)▽国際親善、国際貢献、国際感覚養成事業(9月に海外研修事業を予定)▽語学、海外文化学習事業(日本語教室、語学講座、母国語教室)など竏秩B
また今年度は新規に外国籍住民等支援事業を計画。災害時の対応方法や非難所の地図などを盛り込んだ外国語入り防災チェックブックの作成、地震体験車による防災訓練、外国人防災シンポジウムの開催、外国人防災対策協議会など。
総会後の記念交流会では在住外国人たちが日本語でスピーチを披露。
中国出身の有田波江さんは「日本に来てたくさんの人に助けてもらいました。感謝の気持ちでいっぱいです。」とスピーチ。有田さんは日本語教室立ち上げから生徒として協会の活動に参加し、05年からは同協会の「こども中国語講座」の講師として活躍している。
ニュージーランド出身で、町内の小学校で英語を教えているニコラス・キンレッドさんは「箕輪町はすごく英語が進んでいる。若いうちから英語を耳で覚えて、本当にうまくなると思う。しかし、教室だけじゃなくて、いろんな外国人の方と遊んで、仲良くなればいいと思う」とスピーチ。
ほかにも、たくさんの外国人が飛び入りで自己紹介を交えたスピーチを披露した。 -
東日本フェンシング大会の結果を町長に報告
東京都フェンシング協会主催の第9回東日本少年個人フェンシング大会(5月4縲・日、東京都台東区・台東リバーサイドスポーツセンター)で、箕輪中学校2年生の平松竜成君が中学生男子サーブル3位、同校鎌田航君が中学生男子エペ8位、箕輪北小学校西藤俊哉君が小学生男子エペ5位で、それぞれ入賞を果たした。9日、箕輪町役場を訪れた平松君らは、平沢豊満町長に結果を報告した。
平沢町長は「大変いい結果。フェンシングは上にまだまだたくさんの目標があるから、がんばってください」とねぎらった。
東日本少年個人フェンシング大会には全国の小中学生289人が出場。小学生の部(3年生以上)と中学生の部があり、それぞれエペ、サーブル、フルーレの競技を男女別に競い合った。
小学校1年からフェンシングを始めた平松君は「サーブルという種目はぜんぜん練習していなかった。試しに、という気持ちで出場したが、3位になれて、うれしい」と感想を話した。
鎌田君がフェンシングを始めたのは中学から。「いとこがやっている姿を見て興味がわいた」のが始めたきっかけ。「来年も挑戦する気持ちでがんばりたい」と話していた。
西藤君は保育園年中からフェンシングを始めた。「全国にライバルや友達ができた。勝ったときは本当にうれしい」と話していた。
##写真(たてよこ) -
天竜川激特災害現地視察
天竜川上流部で観測史上最大の雨量を記録した06年7月豪雨から2年竏秩B災害を再び繰り返さないよう国土交通省と県は、辰野町から伊那市にかけての天竜川流域約20キロを河川激甚災害対策特別緊急事業の対象に指定し、5年計画で整備を進めている。
流域の伊那市、辰野町、箕輪町、南箕輪村は10日、工事の進ちょく状況を見ようと上伊那の5カ所を訪れて視察を行った。各市町村長や担当者、地元住民などが参加し▽辰野町の同善渕▽箕輪町の伊那路橋▽南箕輪村の新天竜橋▽伊那市の棚沢川合流点▽同・殿島橋竏窒フ整備状況を確認した。
護岸が決壊した辰野町の同善渕では天竜川上流河川事務所の伊藤仁志所長が昨年完成した護岸工事について説明。参加した宮下一郎衆議院議員らも満足そうにうなずきながら説明を聞いた=写真。地元住民からも「安心して暮らせる」と感謝の言葉が聞かれた。
改修工事は1秒当たりの放流量が30立方メートル増の430立方メートルになっても対応できるよう、河道掘削、築堤、根継ぎ、根固工、橋補強などを実施するもの。07年度末時点で約43%が完成していて、08年度末までに約67%が終了する見通し。
上伊那では伊那市で殿島橋の橋げたが流され、箕輪町松島で堤防が決壊したほか、各地で護岸が流されたり崩れたりするなどの被害が出た。 -
美空ひばり歌の里のツツジが開花
箕輪町三日町の「美空ひばり歌の里」内の「前向き観音の森」のツツジが見ごろを迎えている。
「前向き観音の森」には散歩道に美空ひばりさんの生涯の年表がポイントごとに設置。各年代の名曲を思い出しながら歩くことができる。
公園内には美空ひばりさんのファンから寄贈された約2500本のツツジが植えられており、赤、白、桃色など彩り豊かな花を咲かせている。
20日ごろまでは花を楽しめそうとのこと。 また、同公園に隣接する資料館には、美空ひばりさんの写真パネル、レコードをはじめ、各地のファンより贈られた公演パンフレット、機関紙などが展示されている。
問い合わせは、美空ひばり歌の里(TEL79・1601)へ。 -
08年度さわやかヨガ教室開講
箕輪町公民館の「さわやかヨガ教室・前期」が7日、町文化センターで始まった。受講生たちは国際ヨガ協会の指導員池上みな子さんの指導のもと、ヨガを体験した。
ヨガ教室はヨガを通して健康な心と体をつくることを目的として毎年開いており、前期は町内の36人が受講する。昨年度までは毎週開いていたが、今年度からは隔週に変更。
第1回目の講座では腹式呼吸法から始まり、胸の前で手を合わせそのまま伸びをしたり、足を伸ばして座った状態で上体を曲げていくポーズなどを体験。
またゴルフボールを使った足の裏のツボの刺激も体験した。
さわやかヨガ教室・前期は、5月21日、6月4、18日、7月2、16、30日に予定している。 -
菜の花まつり
箕輪町の広域農道沿いに広がる菜の花畑で6日、菜の花まつりがあった。NPO法人伊那谷菜の花楽舎の主催で、空の青に一面の黄色が映え、訪れた家族連れらはユカイナとコカリナの演奏や菜の花摘み、菜の花料理の試食を楽しんだ。
伊那谷菜の花楽舎が、栽培した菜の花から食用の菜種油を作り、家庭で使用した廃食用油を回収してバイオディーゼル燃料(BDF)を精製する活動のため、昨年秋に1・3ヘクタールの畑に菜の花の種をまいた。
見ごろを迎えた菜の花畑での祭りを計画。伊那発祥の楽器で木のオカリナ「ユカイナ」のグループ「ユカイナクラブ」、箕輪町のコカリナサークル「明音」が、花の中の特設ステージで優しい音色を響かせ、「朧月夜」「トンビ」「背比べ」などを演奏した。
訪れた人は菜の花を摘んだり、写真を撮って春を満喫し、子どもたちは自分の背丈と同じくらいの高さに育った菜の花の中を走り回って遊んでいた。 -
箕輪町でチューリップ堀り取り体験会
休農地をなくし地域を活性化させようと活動している箕輪町上古田の住民組織「これからの農業林業を考えるEグループ」(唐沢光範グループ長)は3、4日、チューリップの掘り取り体験会を箕輪町上古田のチューリップほ場(箕輪西小から250メートルほど東)で開いた。
チューリップは昨年10月にEグループや上古田長寿クラブ、西部花街道をつくる会上古田支部、上古田保育園児や箕輪西小学校生たちで植えたもの。チューリップの栽培は今年で2年目となる。
「せっかくだからみんなに掘り取りをしてもらい、家庭でも花を楽しんでもらいたい」との思いから今年は掘り取り体験会を企画。
3日には町内外の家族づれなどが訪れ、赤、青、白、黄色と彩り豊かなチューリップをスコップで掘り取っていた。
「来年は玄関の回りをピンクの花で飾りたい」とピンク色のチューリップを掘り取った来場者もいれば、「一色につき3本ずつ」と全ての色を掘り取る来場者の姿もあった。
掘り取ったチューリップは根本の方に葉を残して切り、花を花瓶などに、根を土に植えておけば球根が育ち、翌年にはきれいな花を咲かせるとのこと。 -
みんなで、きれいにしま走! 拾いま走!
上伊那中心のランナーで活動するランニングチーム「ちいむもみじ」(唐沢文生代表)は3日、毎年恒例の地域清掃活動「みんなで、きれいにしま走! 拾いま走!」を箕輪町で行なった。今年はチームメンバーのほかに、地元の少年野球チーム「Sジャパン」や「箕輪彗星クラブ」が参加。総勢約80人で上古田地区や県道与地辰野線沿いのごみを拾った。
ちいむもみじでは4年前から、語ろ合わせでごみとなる5月3日に同清掃活動に取り組んできた。
「走っている最中だと、ごみが目に付いてもなかなか拾いにくいので、この機会に」と唐沢文生会長。「今回は子どもたちもいるので、ごみを拾う側に立ち、地球を大切にするという気持ちを持ってもらえれば」と話していた。
箕輪彗星クラブのメンバーは日程の都合から早朝にごみを拾い、ちいむもみじとSジャパンは午前9時に上古田公民館西側に集まった。
ちいむもみじは集合場所から県道与地辰野街道を南北に進み、Sジャパンは上古田周辺を担当。
集まったゴミは全部で指定袋20袋分にもなった。 -
箕輪町郷土博物館電気機関車「ED19‐1」内部一般公開
箕輪町郷土博物館は3日、博物館前に展示してある電気機関車「ED19‐1」の内部を一般公開した。町内外から家族連れや鉄道ファンなど130人余が訪れ、機関車の内部を見学。機関士の制服を着て運転席に座り、33年ぶりに息を吹き返した汽笛を鳴らした。
電気機関車ED19形は米国のウエスチングハウス社が製造し、1926年に日本に輸入した車両で、「ED19‐1」縲怐uED19‐6」まで6両が存在し、・ス晩年・スは全車両が伊那松島機関区で運行していた。代替機「ED62形」の投入に伴い、1976年までに全車両が廃車。その際、車両を保存しようという話があがり、「ED19‐1」を車輪と上部を切り離し箕輪町郷土博物館へと運搬した。
「本当はここに屋根があれば保存にもずっといいんだけど」と33年間同車両の手入れをしてきた地元の国鉄OBでつくる機関車保存会のメンバー。同会はこの日のために、汽笛を調整し、外部にコンプレッサーをつないで汽笛を蘇らせた。「汽笛を分解し、中をきれいにすれば、もっといい音が鳴るという意見もあったけど、ネジが潰れる可能性もあったから」と話す。
機関車保存会の会員は25人。「ハナちゃん」や「ナベちゃん」と、昔からの愛称で呼び合いながら、訪れた人たちに車両の構造などを説明していた。
機関車に乗り込んだ子どもたちは「どこでシューってするの」「高縲怩「」と運転席に座って汽笛を鳴らしたり、窓から顔を出したり。機関車に乗った子どもたちの写真撮影をする保護者の姿も多く見られた。
また無料開放した博物館内には、車両を運んだときの写真やナンバープレート、機関士の帽子や腕章など約30点を展示。来館者たちは「こんなことがあったんだ」と写真を眺めていた。 -
リトミック教室開講
箕輪町公民館の「おかあさんといっしょ リトミック教室・前期」が4月30日、町文化センターで始まった。19組の親子がピアノのリズムにのって体を動かしたり、パネルシアターを楽しんだ。
ピアノに合わせて体を動かしたり、カスタネットや鈴を使ってリズム感覚を育てる入門講座で、05年4月2日縲・6年4月1日生まれの子どもとその保護者が対象。辰野町で音楽教室を主宰する玉田恵美子さんが指導する。
第1回目の講座では、玉田さんが弾く「いとまきの歌」の緩急に合わせ、親子は手をつなぎ円になって歩いた。音楽が早くなったら、早く、遅くなったらゆっくりと、音がやんだら円の内側に置かれたフラフープの中に入る。低音を繰り返したら、床にゴロゴロ寝転がり、高音を繰り返したら後ろ歩き。
また玉田さんが「これは魔法の音。これから動物さんに変身」と言ってピアノを弾けば、子どもたちはウサギになってピョンピョン跳ねたり、カメになって四つんばいで歩いた。
リトミック教室・前期は5月14、28日、6月11、25日、7月3、17、31日に予定している。 -
箕輪町08年度予算執行方針説明会
箕輪町は30日、08年度予算執行方針説明会を同町の地域交流センターで開いた。町職員などに当初予算の概要や予算執行に当たっての留意事項を説明・指示した。
平沢豊満箕輪町長は予算執行に当たって次の留意事項を指示した。
◇窓口で相談に来た町民に「予算がないからできません」という対応は禁止
◇最少コストで最高品質の町民サービスの提供
◇コスト・スピード・チェンジ・サービスを意識した予算執行
◇事務事業を見直し、アウトソーシングなど民間活用
◇各課間の連携調整を強化し、全庁をあげた組織横断的な事業執行
◇職員一人ひとりの職務分担領域の拡大
◇町民の目線に立った事業の執行と協同の町づくりを進めるため、地域と十分連携し、事業を推進
◇事業の執行方法を見直し、コスト意識を持って、計画性のある事業執行
◇予算を使い切るという考えを排し(契約差金などの予算不用額については不執行としする)事業目的を達するためにより効率的な執行方法を考えて執行
◇建設事業について計画的な執行、事業の重点化、効率的な執行で建設コストを縮減
◇補助金・交付金は補助効果、補助先の効率化を十分精査し執行
◇委託については効率化のために積極的に外部委託を検討するとともに、委託内容を十分精査し、適切かつ効率的に執行
◇経常的経費については「枠配分方式」を継続し、原則として善年度当初予算額の95%以内で年間予算分を考慮し編成したので(5%削減ルール)年度中途の補正予算での増額は行なわないことを踏まえ、効率的に執行
◇職員の資質向上のため、職員研修を積極的かつ計画的に行なうべく、予算総務課所轄の「職員研修費」に集中計上したので、効果のある研修を行なう
◇地域住民の生活に影響のある緊急事項に対応すべく所要の予算を計上したので、関係課長は別に定めるところにより総務課長と協議し、効果のある執行をする
◇国の地方再生の補助金をどのように行政に取り入れ活用するかをそれぞれの担当の範囲で考える -
箕輪町母子寡婦福祉協議会総会
箕輪町母子寡婦福祉協議会(会員60人)は26日、総会を箕輪町の松島コミュニティセンターで開き、08年度の事業計画と予算案を承認した。
08年度の新規事業として、毎月第3土曜日(午前11時縲恁゚後3時)に定例会を開き、会員間での情報交換や親睦を図る。最初の定例会は5月17日で日帰りバスハイクを予定(昼神温泉、昼神の森)。
そのほか主な事業計画は▽母子生活自立支援講習会(7月26日・駒ケ根市総合文化センター)▽県母子寡婦福祉大会(10月19日・松本市音文センター)▽親と子のいきいき講座(11月30日)竏窒ネど。また町のふれあい広場や文化祭にも参加する。
松田八重子会長はあいさつの中で「昨年の総会時に、上伊那郡下において母子寡婦福祉協議会が、飯島と中川と箕輪の3町村になったことをお知らせしたが、今年度さらに中川が抜け、飯島と箕輪の2町となった。社会の母子家庭は年々増えていく中で、この会が減少していく方向にあるということは寂しく、残念。いきいきとした暮らしをしていくためにも、母子家庭、介護福祉の増進と生活基盤の安定充実を図るため、会員相互の絆を深め、活動の組織の拡充、強化を目指していかなくてはならない」と話していた。 -
箕輪西小学校で青空学級
箕輪町の箕輪西小学校で25日、縦割りグループの青空班でのジャガイモの植えつけと児童会のイベント「青空フェスティバル」があった。
同校では青空班として、毎年1縲・年生の縦割りグループでの活動に取り組んでいる。
今年度の新グループ(112人、18グループ)での最初の活動として同校近くの畑にジャガイモの種芋を植えた。ジャガイモは7月の「カレー会・キャンプ」で食べる。
ジャガイモの植えつけの後は、学校敷地内で児童会主催の青空フェスティバルを開いた。
児童会役員が校舎外に隠した「箕輪西小青空学級」と1文字ずつ書かれた石をグループごとに探し回った。
年少の児童たちは年長の児童について歩きながら、「ないなあ」「ここにもない」と植木の下をのぞいたり、草をかきわけて調べていた。 -
ジャガイモオーナー農場
箕輪北部営農組合が主催するジャガイモオーナー農場のジャガイモの植えつけが26日、箕輪町沢(愛来里の北側)であった。
同組合では遊休荒廃農地の解消、生産性の向上を高めるなどの目的から、組合員所有の遊休農地10アールを使い、ジャガイモ栽培のオーナーを一般から募集。今回、町内外の約30組がオーナーとして、1区画につき20個の種芋を植えた。
種芋はくぼみが少なく、味が良いと評判のキタアカリ。
「収穫が楽しみ。うまくとれればいいけど」と参加者の声。諏訪市や駒ケ根市から来た参加者もいた。
箕輪北部営農組合はほかにもオーナー制によるサツマイモの栽培やダイコンやハクサイの堀採りイベントも企画している。サツマイモの植えつけは6月に予定。 -
福与城址まつり
第12回福与城址まつりが29日、県史跡に指定されている箕輪町の福与城址で開かれた。多くの家族連れなどが集まり、暖かな日差しが降り注ぐ高台の城址で春のひとときを楽しんだ。近くの箕輪南小学校の児童らによる勇壮な城山太鼓の演奏や三日町保育園の園児らの歌と踊りなども披露され、詰め掛けた来場者を楽しませた=写真。会場には地元住民の屋台やフリーマーケットなども出店したほか、綿あめや豚汁などが無料で振る舞われてにぎわった。祭りにはその昔、この地から移住し、現在も「福与」姓を名乗る静岡県大井川町在住の12人もはるばる訪れ、箕輪町民らとの交流を楽しんだ。
城址の一角には、昨年秋に「福与城址を守る会」が植えたスイセンも美しい花を咲かせ、有志が寄贈した多くのこいのぼりが青空にはためいていた。
福与城は諏訪氏一族の藤沢頼親の居城だったが戦国時代の1545年、攻め寄せた甲斐武田軍2万人が城を包囲。4月29日、壮絶な戦いがあったとされるのを記念して毎年この日に祭りが開かれている。 -
箕輪町で長野県市町村対抗駅伝競走大会・小学生駅伝競走大会出場激励会
箕輪町の町文化センターで25日、5月6日に松本市で開催される長野県市町村対抗駅伝競走大会と、同小学生駅伝競走大会に出場する選手たちの激励会があった。
市町村対抗駅伝競走大会は松本城太鼓門発、松本平広域公園陸上競技場着の8区間39・3キロコースで行われ、県内54チームが出場する予定。
「箕輪町」チームは今回、出場選手の顔ぶれを大幅に変更。補欠を含め12人中7人を新しい選手で構成し、ベテランと若手をほどよくマッチングさせた、将来性重視のチームにした。
チームを代表してアンカーを走る浦野武さんは「日ごろの練習の成果を出して、少しでも上位に入れるよう努力したい」と決意表明した。
市町村対抗小学生駅伝競走大会は同競技場発着4区間一人1・5キロの計6・0キロコースで、県内の小学生4縲・年生による57チームが出場予定する。
箕輪町から出場する「箕輪もみ児ーず」は、昨年秋と今年春の2回町内のランニングチームが開いた「小学生かけっこ大会」で、やる気のある児童たちを選出。駅伝大会に向けて3月から毎週日曜日に箕輪天竜公園で練習してきた。
チームを代表して唐沢祐輝選手が「小学生という小さい体での大会ですが、そんな中でも上位に入れるようがんばりたい」と決意表明した。
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美南豊屋開店
箕輪町松島仲町の雑貨店「ぷち・らぱん」の隣の貸しスペース「ぷち・らぱん・どぅ」に26日、古物商「美南豊屋」がオープンした。
蓄音機、昭和初期から40年代ごろまでのラジオ、明治や大正時代の古タンスなどが店に並んでいる。
「骨董屋をやるのが夢だった」と店主の清水弘さん。
店を開いたきっかけは、木曽の蓄音機愛好者との交流の中で蓄音機の同好会を作ろうと話が進み、「では蓄音機のコンサートが開ける場所を」ということから。「ぷち・らぱん・どぅ」の管理をしている戸田真理子さんと同郷ということもあり、さっそく同スペースを借り、開店の準備を進めた。
清水さんは「そのうちに店の2階で蓄音機のコンサートを開きたい」と意気込みを話す。
店に並んでいるラジオや蓄音機は、清水さんが自分で、しっかりと音がでるように修理したものばかり。
「利益がどうというより、修理をするのが好き。なんか捨てるものがもったいなくて」。
問い合わせは、古物商「美南豊屋」(TEL73・6360)へ。
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長岡十沢地蔵例大祭
箕輪町長岡で24日、長岡十沢地蔵尊例大祭があった。地域住民や商工会関係者や町議員など約40人が参加した。
願い事をかなえるといわれる十沢地蔵は、古くから4月23日に宵祭を24日に本祭を開いている。長岡十沢地蔵尊保存会長の宮本定雄さんは「私が子どものころには、飯田線の臨時列車が2本出て、大勢の人でにぎわっていた」と振り返る。
地元住民だけでなく県外からもお参りに来る人もいる。
訪れる参拝者たちが地蔵に肌襦袢(はだじゅばん)を着せることもあり、保存会では毎年例大祭に合わせ、一年間に重ね着された肌襦袢を脱がし、新しい一枚を着せている。昨年度は54枚の肌襦袢が着せられていた。
例大祭に訪れた参拝者たちは地蔵の頭や腰を撫で、願い事をしていった。
「孫が高校に合格したのでそのお礼に」「毎年来ている。腰が治るようにお願いした」と参拝者たち。
長岡保育園の園児たちも参拝。一人ひとり地蔵を撫でていった。
保存会では毎月4、14、24日に、ふきながしを飾り、十沢地蔵周辺の清掃をしている。 -
箕輪町の保育園で英語あそび始まる
箕輪町の保育園で23日、本年度の英語あそびが始まった。初日は松島保育園で、年長園児が、エー・トゥー・ゼット(本社・松本市、外国語指導助手派遣業務など)が派遣した講師のマシュー・スコットさんから30分間のレッスンを受けた。
英語あそびは箕輪町の「一味違う子ども」育成事業として06年度に始まった。昨年度までは講師がレッスンの時間のみ各園を訪問していたが、本年度からは、レッスンの日には午前9時半から午後3時まで園に滞在。昼食をともにするなど園児とふれあう。
マシューさんのレッスンは、英語で名前を言い合うなど、簡単な英語を繰り返すことから。動きに合わせて言葉を発したり、絵カードを使うなど、楽しみながら英語に慣れる。レッスン後は園庭で園児と一緒に遊んだ。
園児が英語に慣れるため、マシューさんが園児に話す言葉はすべて英語。昼食時に園児から「タマネギってなんていうの」と聞かれると「オニオン」と答えるなど、園児の質問に簡単な英語で答えていた。
マシューさんの言葉を聞き取ろうと耳をそばだてたり、自分の知っている英語を口にする園児の姿も見られた。
マシューさんはオーストラリア出身で34歳。日本人の妻と1歳半の娘がいる。安曇野市の穂高東中学校で英語指導助手を5年間務めていたことがあるが、園児に英語を教えるのは初めて。
マシューさんは堪能な日本語で「今までこんなに小さな子どもたちに教えたことがないので、おもしろい。がんばります」と意気込みを話していた。 -
下古田介護予防拠点施設引取り検査
箕輪町は23日、同町下古田に新築した下古田介護予防拠点施設の引取り検査をした。同施設を訪れた平沢豊満箕輪町長ら関係者は設計業者の説明を受けながら、施設の内外を確認した。
下古田介護予防拠点施設は、老朽化した下古田公民館に代わり、地域のコミュニティ施設として、また町内でも高齢者の多い同地区の介護予防拠点として、国の補助金や町や地元の負担金により建設。
場所は県道与地辰野線沿い、下古田公民館と同道路を挟んで東側に位置する。総面積1140平方メートル、建築面積約355平方メートル、木造平屋建て。バリアフリーとなっており、玄関にはスロープが、廊下に手すりが設けられているほか、男女トイレとは別に「みんなのトイレ」として車椅子に乗った人でも使用しやすい広めのトイレが設置されている。
大広間はステージがあり、またアコーディオンカーテンにより仕切ることもできる。ステージにはテレビ、オーディオセット、プロジェクターなどが設置されている。
調理室には業務用の機材などが備わっており、学校の給食室などに近い設備となっている。
そのほか、畳敷きの和室が2部屋、パソコン倉庫とその奥に耐火構造の文書庫がある。
平沢町長は「体を動かすスペースと、和室ということで地域の人たちがお互いにコミュニケーションをとりながら脳の活性化を図る。それに併せ食生活改善ということで台所の整備。3拍子揃った介護予防拠点だと思う」と話していた。