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ピアノコンサート「スタインウェイを奏でる時」
箕輪町生涯学習フェスティバルまなびピア箕輪2007の一環、ピアノコンサート「スタインウェイを奏でる時パート4」が11日、町文化センターホールであった。地元だけでなく長野市、松本市、茅野市など各地からピアノ愛好家が出演し、観客を前に演奏を披露した。
文化センターが所有するピアノ「スタインウェイ」をだれもが弾くことができるようにと企画したコンサート。出演者は中学生、高校生、大学生、主婦、会社員などで、ピアノを始めて3年目、10年目の記念、音大受験を控えている人、昨年のコンサートを機に連弾を始めた人、子育ての合間に練習している人などさまざまだった。
ショパン「幻想即興曲」「ピアノソナタ」、「千の風になって」、「愛は勝つ」など曲目もクラシック、ポップスなど自由で、出演者は緊張しながらも気持ちよさそうにスタインウェイを弾き、観客の温かな拍手を受けていた。 -
信州かやの山荘閉山会
箕輪町萱野高原の信州かやの山荘が10日、今季の営業を終了した。指定管理者であるみのわ振興公社の委託を受け、今季から山荘を管理した住民組織「親山海クラブ」(伯耆原尊理事長)の心からのもてなしが評判を呼び、好評のうちにシーズンを終えた。
親山海クラブは、山菜取りやキノコ狩りの案内のほか、マグロ解体ショーやキャンプファイヤーなどイベントもし、心のこもったもてなしが好評でリピーターも増えたという。
4月28日の山開きからの入場者数は約1万1千人、施設利用者は約1万5千人。内訳は関西・中京方面30%、関東方面25%、地元20%、近隣市町村25%。
山荘での閉山会には町や公社、地元など関係者約30人が出席。親山海クラブが準備したきのこ料理を囲み談笑した。
公社社長の平沢豊満町長は、「人を喜ばせるという生きがいで、人間としての温かみのある、すばらしいおもてなしの心でやってもらい、施設が生き返ったような気がする。来年にぜひつなげてほしい」と感謝し、来年度の施設整備の考えも話した。
伯耆原理事長は、「無事7カ月間過ごせたのは皆様のご協力のたまもの。苦労はあったけど結果はよかったと自負している」とし、高齢者向けの福祉の日、写真展など来年度のイベント計画にも触れ、「全部できれば入場者が増えると思う」と意欲をみせた。町社会福祉協議会に対し、親山海クラブから売上の一部2万円も寄付した。 -
【記者室】おおきな大根
収穫の喜びを味わってほしいと、営農組合が計画した大根の掘り取りイベント。「孫に大根を抜く経験をさせてやりたい」という家族が来ていた▼青々と茂った葉に埋もれながら収穫する入園前の子どもの姿は、童話「おおきなかぶ」を連想させた。立派に育った“おおきな大根”は、葉を持って1回引っ張ったぐらいで抜けるわけもなく、2回、3回と頑張ってようやく抜けた。2本目は抜けたと思った瞬間、すとんっと尻もち▼同じ場所で抜くのではなく畑の中を歩き、ちゃんと大根を選んでいた。子どもなりの選択基準がどこかにあったのだろう。服を汚しながら抜いた大根。祖母は「おでんに…」と話していた。自分で抜いた大根の味はどんなだったのだろう。(村上裕子)
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箕輪写友会第9回写真展
写真愛好家でつくる箕輪写友会(青沼久雄会長)の第9回写真展が9日、町文化センター展示コーナーで始まった。主に県内の自然を写した会員の力作に、来場者が関心を寄せている。
作品は29点。会員10人がほぼ1人3点を出品した。これまでは春夏秋冬で季節ごとに作品をまとめて展示していたが、今回は会員1人ずつ3作品をまとめて展示し、人それぞれのねらい方、持ち味を見てもらうようにした。
春の展示会以降に撮影した作品を中心に、霧中の花、花桃、晩秋の上高地、初冠雪の宝剣岳など、各自が3枚組写真のように春・夏・秋を並べたり、上高地の写真3枚を飾るなど工夫して出品している。
青沼会長は、「会員それぞれの持ち味を見て楽しんでほしい」と話している。
会期は18日まで。午前10時縲恁゚後7時。12日と18日は午後5時まで。 -
伊那防火管理協会 消火通報コンクール
伊那防火管理協会(唐沢可昭会長)の消火通報コンクールが9日、伊那市営プール駐車場であった。消火器操法、屋内消火栓操法の2部門に12事業所から19チームが参加し、初期消火の技術を披露した=写真。
16回目となるコンクール。事業者が正しい消火器、消火栓の取り扱い方を身につけ、災害発生時に活用するとともに正確な119番通報の習得を目指した。
競技は、木箱とオイルパンからの出火を消火器を使って消火する「消火器操法」(16チーム)、ホースを伸ばし標的に放水する「屋内消火栓操法」(3チーム)の2部門。それぞれ操作時間や動作の正確さを競った。
あいさつに立った唐沢会長は「初期消火こそ被害を最小限に食い止めるための最大の方法。この訓練を通じて、いざという時に落ちついて行動できるようにしてほしい」と呼びかけた。
入賞したチームは次の通り。
【消火器操法】(1)扇屋石油(伊那市)(2)ルビコン(同)(3)KOA・B(箕輪町)
【屋内消火栓操法】(1)IHI回転機械(辰野町)(2)中部電力伊那営業所(伊那市)(3)伊那市役所(同) -
若草園新築12月ころ着工へ
箕輪町は、06年度ふれあい空間整備事業で、心身障がい児母子通園訓練施設「若草園」を移転し三日町保育園に併設する。8日、町議会全員協議会に施設の建築設計概要を示した。
新施設は、三日町保育園の敷地内、園舎の北西に建てる。敷地面積約588平方メートル、建築面積約238平方メートル。木造平屋建て。沢にある現在の施設とほぼ同じ広さになる。
リズム室、プレイルーム、沐浴室、手洗い室、トイレ、相談室、事務室、湯沸室、ホールなどを設ける。施設南側にデッキと花壇を設け、親子はデッキから施設に出入りする。職員玄関は別に設ける。
12月に着工。工期は08年2月29日。3月に引越しをし、4月から利用を開始する。
若草園は週3日利用で、現在町内と南箕輪村の入園前の子どもと保護者8組が通園している。新施設では月曜日から金曜日まで毎日通園できるようになる。 -
箕輪町議会臨時会
箕輪町議会は8日、臨時会を開いた。町上水道の中央監視装置取替工事請負契約、下古田地区の介護予防拠点施設建築本体工事の請負契約など3議案を可決し閉会した。
中央監視装置取替工事は、町役場(親局)と町内配水池(子局8カ所)。契約相手方は長野水機(本社・伊那市、中村文信代表取締役)で契約金額は3622万5千円。工期は08年3月10日。
06年度地域介護・福祉空間整備事業の下古田地区建築本体工事は、現在の下古田公民館の老朽化に伴い新たに建設するもので、契約相手方は日之出建工(本社・箕輪町、清水利治代表取締役)、契約金額5355万円。工期は08年3月31日。
新施設は現施設の東側、県道与地辰野線沿い。総敷地面積約1140平方メートル、建築面積約354平方メートル。機能訓練室、ステージ、調理実習室、健康相談室、ボランティア作業室、研修室、トイレ、倉庫などを設ける。
一般会計補正予算は、歳入歳出総額に各46万2千円を追加し、総額を各89億9041万6千円とする。歳出の主なものは庁舎レイアウト検討委託料、自治体改革(行政経営型)研修会講師謝礼、町道6号線と54号線交差点安全対策工事費など。 -
「その道の達人」講演会 箕輪中学校で
箕輪町の箕輪中学校で2日、東北大学大学院理学研究科の森田康夫教授の講演があり、生徒や保護者、上伊那の数学教諭ら約800人が耳を傾けた。森田教授は、数学が世の中でどのようにして使われているのかを分かりやすく話した。
各界で活躍する著名人を学校に招き、児童、生徒たちに学ぶことの意味や楽しさを伝える文部科学省の「その道の達人派遣事業」の紹介を受け、同中学校で講演会を開催した。県内ではこのほか、上田市菅平小、中学校でもある。
「算数・数学と社会」と題して講演。エジプトで10進法と分数という考え方が生まれた竏窒ニの文明と数学についての話からはじまり、「なぜ負の数や文字式などの難しい数学を勉強する必要があるのか」などをスライドを使って解説した。
森田教授は「算数や数学の問題を解く練習は筋道を通して考える論理力、新しい考え方を生み出す発想力をつけるために役立つ」などと説明。「数学の勉強では覚えることより自分で分かる、納得することが大切。じっくりと何が大切かを考え数学の力をつけてほしい」とした。
スライドを使って説明する森田教授 -
箕輪町北小河内
竜東線歩道工事着工安全祈願祭箕輪町北小河内の伊那辰野停車場線(通称・竜東線)の歩道工事着工安全祈願祭が7日、北小河内公民館であった。地元と、地元区や公募委員らでつくる「箕輪の竜東線の未来を考える会」が主体となって道路の計画づくりを進め、06年度から交通安全事業に着手したモデル的な取り組みで、辰野町境から南へ250メートル区間の工事を12月に始める。
地方道路交付金(交通安全)事業で、歩道設置工事は北小河内公民館から辰野町境までの全長510メートル。現況幅員6・6メートルを10メートルに拡幅し、東側に幅2・5メートルの歩道を設置する。工期は09年まで。総事業費は4億円。
07年度事業は用地補償、歩道設置工事(250メートル)などで事業費は1億円。工事中は片側交互通行になる。工期は08年3月まで。残りの260メートル区間は08年度以降に用地補償、工事を計画する。
竜東線は、1日1万3千台以上の交通量がある主要な幹線道路。当該個所は、線形が悪く人家が密集し幅員も狭い。歩道がないため同区の児童生徒は裏道の路地を遠回りして通学せざるをえない状況にある。
今回の事業は、歩行者の安全を確保した道づくりのため、県事業の立案に一般住民が参加し、より民意を反映する手法をとり、未来を考える会と、同会下部組織の北小河内竜東線拡幅実行委員会が中心になりルート計画、地権者交渉、移転の対応にまで取り組んでいる。 -
箕輪中部ヤンキース 中信地区大会3年ぶりV
第18回県中信地区学童軟式野球大会・最終日は3日、松本市野球場で決勝を行い、箕輪町の箕輪中部ヤンキースが北原町少年野球クラブを11竏・の大差で下した。昨年の同大会決勝で惜しくも涙をのんだ同チームは、3年ぶり2回目の優勝を飾った。
大会は県内64チームが出場し、10月8日から計6日間の日程でトーナメントを展開。同チームは1、2回戦を圧勝し、3、4、5回戦は2点差内の接戦を制し、決勝戦に臨んだ。
決勝は初回、北原町に2点を先制される。しかし、2回に1点を返すと3回以降は長打に盗塁や犠打を絡めて得点を重ねる。2回以降は相手チームを0点に抑え、保護者やOBら応援に駆けつけた約70人の期待に答え、11竏・で圧勝した。
▽決勝
【松本市野球場】
箕輪中部ヤンキース
0130430=11
2000000=2
北原町少年野球クラブ
3年ぶり2度目の優勝を果した「箕輪中部ヤンキース」 -
まなびピア箕輪
文化祭、マナビィランドにぎやかに箕輪町の生涯学習フェスティバルまなびピア箕輪2007の一環、みのわ町民文化祭の「音楽の広場」と「芸能の広場」は3日、町文化センターホールであった。
音楽の広場は、小学校の合唱団や親子合唱、和太鼓、箕輪中学校の合唱部と吹奏楽部、大正琴、吟詠会、邦楽、ハーモニカ、コーラスなど17プログラム。芸能の広場は太極拳で始まり、子どもたちの元気なダンス、フラダンスやジャズダンス、舞踊、民謡など19プログラムあった。
町民が日ごろの学びの成果を披露しあい、観客も写真を撮ったり、出演者に拍手を送り、文化の祭典を楽しんだ。
マナビィランドは、町役場駐車場であった。各種団体や小学生のフリーマーケット、農産物販売などでにぎわった。
野良っ娘の会は野菜や果物、おやきなどを販売。消費者の会と母子寡婦福祉協議会、ガールスカウトはフリーマーケットなどを開いた。箕輪中部小学校3年4組と5年1組も参加し、フリーマーケットや学習の中で栽培した野菜、手作りあめなどを販売し、子どもたちや保護者が買い求めた。
建設老連箕輪町支部青年部は毎年人気の包丁研ぎで、町民が持ち込む包丁を切れ味が良くなるように丁寧に研いでいた。 -
箕輪町内小学校にAED配備
箕輪町は、町内5小学校に自動体外式除細動器(AED)を1台ずつ配備した。機器の配備に合わせこのほど、各校の担当者向けに町文化センターで講習会をした。
箕輪中学校には本年度、辰野青年会議所が創立25周年記念でAEDを寄贈。町は今回、町議会9月定例会に補正予算を提出し、全小学校にも配備した。
講習会では、業者が機器の説明をし、箕輪消防署員が指導した。各校では教職員がすでに救急講習を受けているが、AEDのふたを開けて電源を入れ、音声に従って電極パッドを張る、放電ボタンを押すなど一連の操作を再確認していた。 -
箕輪消防が秋の火災予防パレード
箕輪町消防団(平沢久一団長)は4日、「秋の火災予防パレード」を町内一円で実施した。消防車6台が各地区を回り、火の取り扱い注意などを呼びかけた。
パレードは11月9日から15日にかけて展開される「秋の火災予防運動」に合わせて行っているもので、火の扱いが増えるこの時期、町民に火災防止への意識を一層高めてもらうことを目的としている。
この日は、6分団150人が参加。▽寝たばこやたばこのぽい捨てはしない▽家の周りに燃えやすいものは置かない▽てんぷらを揚げる時はその場を離れないようにする竏窒ネど、火災を未然に防ぐための具体的な取り組みを呼びかけ、町民の協力を求めた。
平沢団長は「箕輪はここのとこ火災が多発している。冬場は火の取り扱いも増えるので、各家庭はもちろん、それぞれで十分注意するよう心掛けてほしい」と話していた。
また、火災予防運動期間中、箕輪町消防団では、火災予防意識の啓発を目的として朝と夕の2回、鐘をならしたり、広報で呼びかけを行っていく。 -
箕輪少年野球連盟が6年生にメダルを授与
6年生にとっては小学生時代最後の試合となる箕輪少年野球連盟の秋季リーグ戦が4日、箕輪町の上古田グラウンドであり、来春中学生となる選手26人に、各チームの監督からメダルが贈られた=写真。
同連盟では例年、連盟に参加する参加6チームによるリーグ戦を年間を通じて行っている。そのリーグ戦は秋季リーグで閉幕するため、この試合で少年野球から卒業する6年生に対してこれまでの頑張りを称える意味でメダルを授与している。
漆戸博会長は「6年生はこれで少年野球と離れるが、上を目指して頑張ってほしい。少年野球で学んだ礼儀や感謝の気持ちを忘れずに、今後へ生かしていってほしい」と6年生を激励。その後、各チームの監督が選手一人ひとりに言葉をかけながらメダルを贈呈。監督から「頑張ったな」と言われ、涙を見せる選手もいた。
6年生を代表して箕輪ジャイアンツの清水駿太君(12)が「みなさんの協力があって、大好きな野球を続けてくることができた。中学にいっても思いやりとみなさんに教わったことを忘れることなく、頑張っていきたい。今まで本当にありがとうございました」と語った。 -
箕輪町
箕輪西小学校親子合唱01年、音楽教諭だった当時の教頭が、親子で同じ思い出を作ることができたら-との思いで立ち上げた。学年に関係なく歌の好きな児童と保護者が、音楽教諭の指導で歌うことを楽しんでいる。
発足時の1年生が今年3月、卒業した。6年間歌い続けてきた児童が10数人抜けたことで一時は存続も心配されたが、新団員の勧誘を兼ねた「お別れコンサート」が功を奏したのか、現在は1年生から6年生まで児童20人、大人12人の合計32人。団員の中には学校長と国際交流員もいる。さらに今年はお父さんの参加もあり、学校長らも含め男性は5人。混声合唱ができるようになり合唱曲の幅も広がった。
練習は月2回、金曜日の午後7時から1時間、学校の音楽室に集まる。とにかく歌うことが好きな児童は、練習日には「今日は親子合唱あるよね」と、昼間から笑顔を見せているという。全校児童が名前も顔も互いに知っている小規模校。合唱も皆が友達で和気あいあいとした雰囲気にあふれている。
指導する有賀千づる教諭は、「一番の目的は歌を楽しむこと」という。年代が幅広いため選曲の難しさもあるが、今年は低学年の児童が多いので楽しめる曲を入れたり、お父さんも思いきり歌えるように混声パートを入れたりと工夫。皆で声を響かせ合い、年間10曲くらい歌う。
校内音楽会では、「天使の羽のマーチ」など3曲を発表した。輪唱にしたり、ペープサートも取り入れ、親子の息のあった歌声を披露した。
みのわ町民文化祭のステージにも発足時から毎年参加。出演を知ったお父さんは「えーっ!?」と驚きだったようだが、2部合唱「世界がひとつになるまで」「ぜんぶ空」を文化センターのホールで歌い上げた。
お父さんと一緒に入った2年生の唐沢美茂里さんは、「みんなとってもきれいな声で楽しい合唱団」。歌が大好きな5年生の日野太郎君は、「みんなで一緒に歌えて楽しい。ステージで歌うのも楽しみ」と話す。
今年PTA役員になったのをきっかけに参加した小坂勉さんは、「お母さんたちのきれいな声にびっくり。子どもたちとも一緒に歌えて貴重な時間です」と満足の様子だ。
「ずっと繋がってきている親子合唱なので、続けていきたい」と有賀教諭。「とにかく楽しんで、体いっぱいに子どもも親も自分を表現してもらえたらいい」という。
今月16日の同校参観日には、親子合唱の発表が予定されている。(村上裕子) -
箕輪陶芸研究会がバザー売上金を町に寄付
箕輪陶芸研究会(27人、大槻隆会長)は30日、第15回陶芸展で会員作品を販売したチャリティーバザーの売上の全額5万6100円を箕輪町に寄付した。
陶芸展は10月7、8日に松島コミュニティセンターで開催。5年前からチャリティーバザーを同時開催し、会員制作の一輪挿し、湯のみ、カップ、皿など日常使いの作品約100点を販売した。100円から300円が主で、高くても千円程度と安価のため毎年バザー目当てに訪れる人もいて、作品は完売した。
大槻会長と向山智充副会長が町役場を訪れ、「町の福祉のために役立ててほしい」と寄付金を手渡した。平沢豊満町長は、「大切に使わせていただく」と感謝した。 -
箕輪町功労者表彰式
07年度箕輪町功労者表彰式は3日、町役場で開き、自治振興、産業振興、公共土木維持改善、社会福祉の4分野で5人の功績を称えた。本年度の5人を含めこれまでの受賞者は203人になった。
平沢豊満町長が表彰状を手渡し、「全身全霊を傾けられ、町の発展に尽くされた。深甚なる敬意と感謝を申し上げる」と式辞を述べた。
受賞者を代表し、自治振興功労の桑沢幸好さん(75)が、「身に余る名誉に感謝申し上げる。万感が旨に去来し町長さんをはじめ町の皆様への感謝でいっぱい。町の発展と町の皆様の幸せのため微力を尽くしたい」と謝辞を述べた。 -
【記者室】花寿司が咲かせる花
太巻き寿司の切り口が花模様になっている花寿司。最近作り方を学ぶ講習会などを取材する機会が増えた。これまでにモモ、バラ、トンボ、角寿司などを見たが、いずれもきれいな出来上がりで、食べるのがもったいなく思えた▼箕輪町に、日本の古きよき食文化を伝えたいと「箕輪お花ずしの会」ができた。花寿司は、切ったときの感動があり皆で食べる喜びがあるという。町社協のボランティア団体で、一緒に作って味わい楽しもうと、交流会などにも出向き活動している▼花寿司を作っていると、参加者に笑顔の花が咲く。寿司を囲み、口に運び、今度は話に花が咲く。作り方を覚えること以上に、食文化を通じた人と人の交流、和やかな時間作りに一役買っている。(村上裕子)
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遠藤友幸の世界「絵画展」
みのわ芸術文化協会は1日から、絵画制作に取り組み06年に65歳で亡くなった箕輪町の遠藤友幸さんの絵画展を町文化センター展示コーナーで開いてる。文化懇談会「遠藤友幸の世界」の一環で、4日には「遠藤友幸を語る」を同センター学習室で午前10時から開く。
絵画展は受賞作品「夏の日に(沢川渓流)」「夕焼けの思い出」を含む油彩画23点を展示している。会期は7日まで。
遠藤さんは41年に南小河内に生まれ、59年に上京し日本電信電話公社本社の絵画サークル「十月会」に所属。71年12月帰郷し箕輪町役場職員共済会に絵画サークル発足。所属した美術会やサークルは町公民館絵画サークル「アカシア」、MAながた会、みのわ美術会、信州美術会、日本表象美術協会、伊(アルバ・ガッタ)ローマ芸術家協会名誉会員。01年国際文化交流功労特別大賞、仏・芸術家協会名誉会長ポールアンビーュ賞など数々の賞を受賞した。 -
みのわ町民文化祭開幕
箕輪町生涯学習フェスティバルまなびピア箕輪2007の一環、みのわ町民文化祭の「展示の広場」が2日、町社会体育館で始まった。絵画、書、手芸、工芸、陶芸、生け花など日ごろの生涯学習の成果を披露している。
ステージには箕輪中の文化祭のステージバックと園児が作った恐竜、壁面には園児や小学生の絵や書が並ぶなど今年は町内保育園、小・中学校の作品が多く、箕輪工業高校の生徒作品も展示している。町内サークルや福祉施設、個人作品に加え、伝統文化いけばなこども教室も初出品した。
会期は4日まで。午前9時縲恁゚後6時(最終日午後3時)。体験・実演は、立体書画体験3日午前10時縲恁゚後3時、箕輪工業高ロボット部実演4日午前10時縲恁゚後3時、野点3日午後1時縲・時・4日午前10時縲恊ウ午。
3日は「音楽の広場」と「芸能の広場」が文化センターホールである。「音楽の広場」は午前10時から。大正琴、コーラス、ハーモニカ、邦楽など。「芸能の広場」は午後2時から。剣扇舞、舞踊、手話ダンス、太極拳、ジャズダンスなど。 -
明日葉の会がお花寿司作り
箕輪町内の一人暮らしの65歳以上を対象にした明日葉の会は29日、交流会を町保健センターで開き、参加者がお花寿司を作り皆で味わった。
一人暮らしの町民同士の情報交換や交流を目的に年3回開く。1回目はバスハイクで今回2回目。
地区別に3日間に分けて開き、この日は27人と民生委員6人が参加した。
お花寿司は「角ずし」と「空飛ぶトンボ」の2種類を、町のボランティアグループ「箕輪お花ずしの会」(原美代子代表)が作り方を教え、皆で作った。出来上がった太巻きを切り、きれいなトンボが現れると、参加者は拍手し「こんなお寿司ができてうれしい」と喜んでいた。
町食生活改善推進協議会が準備した汁物や煮物と一緒にお花寿司で昼食会を楽しんだ。 -
箕輪町郷土博物館の松の木でハトが子育て
箕輪町郷土博物館の黒松に、ハトが巣を作り子育てをしている。
敷地内の樹木のせん定をしていた町職員が見つけた。3本の黒松が隣り合って植わっているため枝や松葉に隠れて地上からは見えにくいが、ヒナは体長10センチほどで、2羽が仲良く顔をそろえて巣の中から外を眺めている。
日本野鳥の会会員の原一彦さんによると、ハトはヒナにピジョンミルクを与えて育てるため、種類に限らず通年繁殖が可能だという。
敷地内の松の木にハトの巣を見つけたのは今回が初めて。町職員は「巣立つまで見守ります」と、松のせん定作業はしばらくお預けとなった。 -
箕輪手話サークルきのこ会
箕輪町で活動する箕輪手話サークル(工藤美由貴会長)は28日、「きのこ会」を箕輪ダム下の公園で開いた。静岡市の手話サークルも参加し、秋の味覚を堪能しながら交流を深めた。
恒例の「きのこ会」で、サークル会員と地域で暮らすろうあ者の29人が参加。交流している静岡市清水区手話サークル「たつの子会」からも7人が訪れた。
会員の一人が毎年地元の山でキノコを調達しているが、希望者も一緒に山に入りキノコ採りも楽しんだ。
料理の主役はマツタケご飯、きのこ汁。秋空の下、36人が輪になって香り豊かなキノコ料理を満喫し、手話で自己紹介したり、レクリエーションをして楽しく過ごした。 -
上伊那地域「信州縦断キッズスポーツキャラバン」
箕輪町で柳沢運動プログラムなど親子で伊那教育事務所主催の上伊那地域「信州縦断キッズスポーツキャラバン」は27日、箕輪町内の小学1・2年生と保護者を対象に箕輪中部小学校体育館で開いた。91人が参加し、柳沢運動プログラムや親子遊びで楽しく体を動かした。
柳沢秋孝松本短大教授の柳沢運動プログラムと、親子元気アップ体操などを通して、遊びや体を動かすことの魅力を伝え、健康な心の発達と体力運動能力の向上をねらう事業で今年が3年目。上伊那地域の開催は2年目で、本年度は駒ヶ根市、伊那市、箕輪町を対象に開いた。
柳沢運動プログラムは運動保育士が指導。子どもの体力作りに必要な支持力、懸垂力、跳躍力を鍛えるように考えられたプログラムの中から、片足くまさんで鈴をつけたひもを音をさせないように通り越したり、跳び箱や側転にも取り組んだ。保護者も一緒に挑戦し親子で楽しんだ。
ダンスエクササイズ「アイーダアイダ」や親子元気アップ体操などは伊那教育事務所の小林高志さんが指導した。小林さんは、「体力づくりやコミュニケーションになる。家でも親子で遊んでほしい」と話した。 -
温泉施設爆発火災を想定 伊那消防組合合同訓練
伊那、高遠、辰野、箕輪消防署でつくる伊那消防組合の07年度救急救助集団災害訓練が30日、辰野町の荒神山ウォーターパークなどであった。温泉施設で爆発火災が発生し、逃げ遅れた利用者がいるとの想定で、各署が連携を取りながら訓練した。
大規模災害に対し、組合各署が通常の出動態勢では対処できない救急・救助活動を効率的に行う目的で年1回ある合同訓練。想定付与により現場本部指揮が命令を出し、各出場隊が状況に応じて活動する「ロールプレイング方式」を02年から取り入れている。
訓練は組合職員約90人、消防車6台、救急車4台が出動し、施設内での模擬消火や人命検索などを展開。施設外に運び出された負傷者は、緊急度に応じて、搬送や治療の優先順位を決められ、救急車でそれぞれの病院に搬送された。
閉会式では優先順位の選別で情報が錯そうし、作業が滞ったことを反省。組合消防本部の早川正行消防長は「失敗をこのままにしておかず、各署に持ち返り反省し、来年の訓練に生かしてほしい」と話した。 -
沢区で救急講習会
箕輪町の沢区と沢社会福祉協議会は28日、区民対象に救急講習会を沢公民館で開いた。箕輪消防署員の指導でAED(自動体外式除細動器)の使い方などを住民約50人が熱心に学んだ。
沢区は今年3月、共栄製作所と小野歯科医院からAEDの寄贈を受け、公民館に常備している。これまで実際に使用した例はないが、住民が万一のときに使えるように、今回3回目の訓練を計画した。
講習では、AEDを用いた応急手当で心肺そ生法とAEDの操作方法のほか、きれいなハンカチやガーゼを傷口にあてて手で圧迫する直接圧迫止血法などを学んだ。 -
第5回もみじ湖夢まつり
第5回もみじ湖夢まつりが28日、箕輪ダムイベント広場であった。さわやかに晴れ渡った広場には家族連れらが多く集まり、紅葉を眺めながらイベントを楽しんだ。実行委員会(信州もみじ湖夢くらぶ)主催。
畜産などで利用する約300キロの飼料用ロールを転がす第4回ロール転がし大会は22チームが参加。4人1組で25メートルの直線コースを往復し速さを競った。前半の快走とは裏腹に後半は力尽きて順位争いから脱落したり、ロールがコースを外れて斜めに進んでしまうチームもあり、会場を沸かせた。
結果は1位長岡区、2位南小河内公民館、3位あたまでっかち、4位のらっこ。優勝チームには1人10キロずつの米が贈られた。
来場者には搾りたて牛乳や、きのこ汁が振舞われ、爆笑ライブショー、みのわ太鼓演奏、ダンス発表などのステージ、ゲームや乗馬体験などを楽しんでいた。 -
みのわもみじカップ第2回フェンシング大会
みのわもみじカップ第2回フェンシング大会(長野県フェンシング協会主催)は28日、箕輪町民体育館で開いた。県内唯一の小中学生全国大会として昨年初開催し、2年目の今年はフェンシング世界大会カテゴリーであるカデ(14歳以上縲・7歳未満)のエペとサーブル種目を新たに加え、全国から148人が出場した。
小中学生フルーレ個人戦と新設2種目の計3種目に1都1府9県から24チームが参加した。フルーレは男女混合のバンビの部、小学3・4年男子・女子、小学5・6年男子・女子、中学男子・女子の種別で競った。
県フェンシング協会はカデ2種目の採用で、日本フェンシング協会の公認大会を目指し、ランキングポイントにつながる全国的な大会を目指す。今回は中学生、高校生の40人が出場した。
結果は次の通り(敬称略)。
◇フルーレ▽バンビの部=(1)今井勇樹(ワセダクラブ小1)(2)武野涼(松戸柿ノ木台スケルマ小2)(3)尾矢陽太(中京大学Jr.小1)▽3・4年男子=(1)古俣聖(新潟Jr.フェンシングクラブ小4)(2)西藤俊哉(NAGANO・Jr.F・C小4)(3)阿部悠吾(SEIROU・Jr.フェンシングクラブ小4)▽3・4年女子=(1)小林かなえ(SEIROU・Jr.フェンシングクラブ小4)(2)木村百花(おおたスポーツ学校小3)(3)大塚雛乃(磐田フェンシングクラブ小4)▽5・6年男子=(1)松山恭助(ワセダクラブ小5)(2)馬場侃也(NAGANO・Jr.F・C小6)(3)竹田陸人(東京フェンシングスクール小5)▽5・6年女子=(1)奥田彩野(鳥羽フェンシングクラブ小5)(2)宮枝桃子(松戸柿ノ木台スケルマ小6)(3)伊藤真希(大垣Jr.フェンシングクラブ小5)▽中学男子=(1)河西俊介(箕輪中3年)(2)松山大助(ワセダクラブ中1)(3)伊藤真(大垣Jr.フェンシングクラブ中2)▽中学女子=(1)安田有希(大垣Jr.フェンシングクラブ中3)(2)川村理紗(同中2)(3)山岡珠子(鳥羽フェンシングクラブ中2)
◇エペ▽カデ男子=(1)星野礼央和(沼田フェンシングクラブ中3)(2)角田顕(沼田高1)(3)田村直樹(同)▽カデ女子=(1)安井章恵(沼津東高1)(2)寺沢知世(赤穂高1)(3)工藤由紀(同)
◇サーブル▽カデ男子=(1)今井康友(上農高1)(2)小林豊(伊那北高2)(3)星野万里(沼田高1)▽カデ女子=(1)小林彩乃(沼田女子高1)(2)野村恵美(赤穂高1)(3)田村紀佳(高崎歯科大付属高1) -
美空ひばり歌の里まつり出演
箕輪町
工藤志づ子さん箕輪町の伊那プリンスホテルであった第10回美空ひばり歌の里まつりで、「ひばり&スカイ」の生演奏で「長崎の蝶々さん」を熱唱した。
「ステージに上がるまではドキドキだけど、上がったら最高に幸せ。緊張することなど忘れて、うれしいほうが先。ひばりちゃんの演奏をしていた人の演奏で歌えるんだから、本当にハッピーで、気持ちよく歌えました」
全国各地からひばりファンが集まるまつり。地元上伊那からの出演は数人と少ないが、第1回から欠かさず美声を披露している。
「ちょっとだけど声が似てると言われる。決してまねしてるわけじゃないけど、自然とひばりちゃんになっちゃう」。当初はカラオケで歌ったが、まつりでバンドを招くようになってからは、「生は全然違う。気持ちの入り方が違ってしまう」と、ずっと生演奏で歌っている。
箕輪町三日町にある美空ひばり歌の里資料館の館長と、趣味の民謡を通して知り合いだった縁で、同館が開館してまもなく県内在住者でつくったひばりファンの集まり「アルプス会」に参加。皆で美空ひばりの曲を歌ったり、イベントに参加するなどしていた。
ファン活動だけでなく多趣味で、民謡は唄と三味線を習い、これまでに日本武道館での全国郷土民謡大会に2度出場した。歌うのも健康にいいけど体が大事-とスイミングも続け、今年からはジムにも通っている。
カラオケサークルにも所属し、5年ほど前からボランティアで福祉施設を訪問。お年寄りも知っている「柔」「港町十三番地」などを歌う。「歌は、ひばりちゃんオンリーでいこうと思って。これからは年10回くらいは行くと思う」。町内をはじめ伊那市、駒ヶ根市、下諏訪町などの施設訪問は、ライフワークの一つになっている。
「加齢と共に趣味を見つけないと老けちゃう。趣味があれば気持ちも若くいられる。好きなことができて、人一倍幸せだと思ってる。家族が理解してくれるからできるのね」
口ずさむくらいならいいが、実際に歌うとなると何を歌っても難しいという美空ひばりの歌だが、「まつりが続く限りはステージに出たい。1年間楽しみにしているから」。好きな曲は「車屋さん」「関東春雨傘」「ある女の詩」など。これらの曲も今後ステージで歌いたいと考えている。(村上裕子) -
木下区民文化祭きょうまで
箕輪町木下区の第17回区民文化祭が27日、木下公民館で始まった。「広めよう!夢と仲間と郷土の文化」をキャッチフレーズに、区民の作品展示や音楽芸能ステージなどでにぎわった。28日まで。
展示は、小学生と中学生の書道や絵画、子育てサークルの幼児の写真、手芸品、ちぎり絵、陶芸、刻字、写真、山野草、山車飾り、箕輪工業高校生徒作品など多彩にそろった。区民が鑑賞に訪れ、会場内のお茶席も体験して楽しんだ。
夜は音楽芸能ステージで、コーラスや民謡、舞踊、ダンスなど23プログラムで盛り上がった。
28日は午前9時半縲恁゚後3時。子どもの広場(午前9時半縲恊ウ午)、とん汁サービス(午前11時縲恁゚後2時)、演芸のステージ(午後1時縲・時半)。箕輪特産品、切花、おやき、シクラメンの販売コーナーなどもある。