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若い感性 芸術フェスティバル
高遠高校芸術コースの生徒による芸術フェスティバルが27日、伊那市高遠町の信州高遠美術館で開かれました。
芸術フェスティバルは美術や書道、音楽を専攻している生徒が、これまでの学習の成果を披露しようと開いたものです。
美術と書道の卒業制作展ではおよそ20点の作品が並べられています。
このうち絵画は50号以上の大作が多く、若い感性が感じられる作品となっています。
書道は卒業生3人が共同制作した卒業に関する思いを書いた作品が出品されています。
また音楽専攻の生徒による演奏会も開かれました。
生徒たちは、楽器演奏のほか息のあった歌声を披露していました。
会場には保護者らが訪れ演奏に聞き入っていました。 -
下駄スケート体験会 開催
昭和30年代頃まで使われていた、下駄スケートの体験会が27日、箕輪町の上古田スケート場で開かれました。
体験会は、かつての冬の代表的な遊び「下駄スケート」で実際に滑ってもらおうと、箕輪町郷土博物館が企画しました。
この日は、博物館が所蔵する、下駄スケート11足を無料で貸し出し、子供たちが氷の感触を楽しんでいました。
博物館によりますと、下駄スケートは、明治時代に諏訪地方の飾り職人が、外国製のスケートを参考にして作ったのが始まりと言う事です。
下駄スケートの登場により、冬の遊びとしてスケートが広まり、昭和30年代まで使われたという事です。
博物館のスタッフや地元の人が講師を務め、履き方や滑り方のコツを子供たちに教えていました。
箕輪町郷土博物館では、希望があれば、下駄スケートの貸し出ていて、「興味ある人は体験してもらいたい」と話していました。 -
KIDS自然エネルギー活用コンテスト
小学校で取り組んでいる自然エネルギーの活用や環境活動を発表するKIDS自然エネルギー活用コンテストが、26日、伊那市の伊那文化会館で開かれました。
KIDS自然エネルギー活用コンテストは、上下伊那の企業23社で作る伊那テクノバレー地域センターのリサイクル研究会が毎年開いているもので、今回で5回目です。
伊那小学校6年勇組は、自分たちで作った風車で発電をし、イルミネーションを作ったことを発表しました。
子供たちは、専門家からアドバイスを受けながら、発電した電気を蓄えるシステムも作ったということで、「発電は大変だが蓄電はもっと大変だった」と発表していました。
発足2年目の伊那東小学校環境エコ委員会は、休み時間に「エコパトロール」を実施し全校児童に節電を呼びかけました。
太陽光を集めてペットボトルの中の水を温め雑巾がけの時に利用する活動も行っていて、ひと冬に8万円くらいの石油代の節約になったと話していました。
この日は、伊那市、駒ヶ根市、中川村の8つの小学校がそれぞれの活動を発表しました。
リサイクル研究会では、「エネルギーは限りあるものだと知ってもらい、自分たちに何ができるか考えてもらうきっかけにしていきたい」と話していました。 -
伊藤真一さんの陶芸教室「陶房木賊」生徒作品展
伊那市の陶芸家、伊藤真一さんの陶芸教室「陶房木賊」の生徒による作品展が、伊那市のいなっせで開かれています。
伊藤真一さんは伊那市御園の工房で教室を開いていて、毎年この時期に1年間の成果を発表する場として生徒の作品を展示しています。
会場には、50人の生徒の作品約300点が並べられました。
教室には、上伊那を中心に小学生から80代まで70人ほどが通っています。
個性を活かした作品作りをモットーとしていて、生徒ひとりひとりが、作りたいものを、自由な色や形で表現しているということです。
伊藤さんは「作り手が自然体で楽しみながら作品作りをしている。プロではない一般の人たちがつくりだす自由な世界観を楽しんでほしい」と話していました。
伊藤真一さんの陶芸教室「陶房木賊」の作品展示会は、27日まで、伊那市のいなっせ2階ギャラリーで開かれています。 -
公立高校生の就職内定率 南信は89.0%
この春、南信地域で公立高校を卒業する生徒の就職内定率は、去年12月末現在89パーセントとなっています。
これは24日長野県教育委員会が発表したものです。
南信地域の就職希望者数は1060人で、内定者数は943人となっています。
内定率は89.0パーセントで、県内4地区のうちで一番高くなっています。
しかし、93パーセントだった去年の12月と比べると4ポイント下回っています。
県全体では、公立高校卒業予定者のうち、就職希望者は2,883人で、そのうち内定者は2,541人です。
内定率は88.1パーセントと、前の年の同じ時期と比べ、0.2ポイント減少しました。 -
ハリソン君 送別会
ニュージーランド出身で去年8月から留学しているハリソン君の送別会が20日伊那市のいなっせで開かれました。
17歳のハリソン君は、国際的な高校生の留学機関AFSの留学生として去年8月から松川町に滞在し、松川高校に通学していました。
送別会では、ホストファミリーの宮下さん一家に感謝状を贈呈。
松川高校から三浦章校長と担任の中村邦彦教諭もかけつけました。
三浦校長は、「私が果たせなかった海外留学の夢を海外の生徒を受け入れることで果たそうと力を入れている」とういさつ。
担任の中川教諭は、「ハリソン君のおかげでクラスの雰囲気ががらっと良くなった」と話しました。
AFSを通じて、2月には3人が海外留学を予定しています。
AFS長野飯田支部は、飯田から松本地域で活動していて、1999年の支部発足以来、60人余りの高校生を海外に留学させている一方で、年間40人を海外から受け入れています。 -
親孝行の讃歌 最優秀賞に後藤さん(西春近南小)
両親への感謝の気持ちなどをつづった手紙のコンクールで、西春近南小学校5年後藤あゆ美さんの作品が小中学生の部で最優秀賞に選ばれました。
18日には市役所で、二次審査が行われ、審査委員長の松田泰俊伊那市教育委員長など審査員6人が審査を行いました。
審査の結果、小中学生の部では、47点が入選し、最優秀賞に西春近南小の後藤あゆ美さんの作品が選ばれました。
一般の部では27点が入選し、最高賞にあたる孝行賞に、伊那市美篶の吉田玲子さんの他2人が選ばれました。
コンクールは、伊那市長谷地区に江戸時代から伝わる孝行猿の民話にちなんで伊那市などが実施したものです。
親孝行の賛歌と題したこの事業は、旧長谷村で平成11年から5年間行われていたものをリニューアルし、伊那市が今年度から再スタートしました。
市では、入選した作品を集めた文集を今年度中に発行する事にしています。 -
富県小学校 スキー・スノーボード教室
伊那市の富県小学校のスキー・スノーボード教室が23日伊那スキーリゾートで開かれました。
教室には3年生から6年生100人ほどが参加し、初級、中級、上級のグループに別れ、指導を受けました。
富県小学校では、冬の体育の一環として、雪に親しんでもらおうと毎年スキー教室を開いています。
初級のグループでは、ゆっくりとすべりながら、止まる練習などをしていました。
5,6年生の中にはスノーボードに挑戦するグループもあり、体重のかけ方や安全な転び方などを教わっていました。
ある児童は、「止まるのが難しかったけれど、うまく滑れるとうれしいです。面白かったのでまた来たいです」と話していました。 -
千葉耕風さん 書作展
箕輪町在住の書家、千葉耕風(こうふう)さんの書作展が箕輪町文化センターで開かれています。
会場には掛け軸や額装などおよそ30点がが展示されていて、千葉さんが得意とする書体「隷書体(れいしょたい)」の作品が多く飾られています。
千葉さんは現在78歳。
伊那市や箕輪町で書道教室を開いています。
10代のころから書道を始め、国内外の展覧会に出品してきたということです。
耕風書作展は、27日 日曜日まで箕輪町文化センターで開かれています。 -
かんてんぱぱ小学生絵画コンクール表彰式
第8回かんてんぱぱ小学生絵画コンクールの表彰式が19日伊那市西春近のかんてんぱぱホールで行われました。
最高賞のかんてんぱぱ賞には美篶小学校5年の柴美透さんの作品が選ばれました。
柴さんは、美篶小学校に併設されている木造の資料館を描きました。
19日は入賞した23人が伊那食品工業株式会社の塚越寛会長などから賞状を受け取りました。
かんてんぱぱ小学生絵画コンクールは絵を描くことでふるさとを愛する心を育ててもらおうと伊那食品が毎年行っているものです。
塚越会長は、「作品から生徒のみなさんの一生懸命な気持ちが伝わった」と話していました。
コンクールには、市内16の小学校から935点が集まりました。
入賞作品も含めたすべての応募作品は、27日までかんてんぱぱホールで展示されます。 -
上農高校でAED講習会
南箕輪村の上伊那農業高校の生徒らが21日伊那中央病院の職員からAEDの使い方について講習を受けました。
21日は上農高校の1年生と教員50人ほどが参加し、伊那中央病院の職員からAEDの使い方を学びました。
講習会では模型を使い、倒れている人の発見からAEDの使用までの流れを実践しました。
上農高校では毎年講習会を開いていて、1年生が受講することになっています。
職員らはグループに別れ、AEDの音声に従い操作することや、AEDを使う直前まで胸骨圧迫を絶えず行うことなどが大切だと指導しました。
生徒たちは職員に教わりながら処置を行っていました。
伊那中央病院救命救急センターの北澤公男医師は、「技術を覚えることで、倒れている人に声をかけ、処置をする勇気をもってほしい」と話していました。 -
西春近北小 味噌作り
伊那市の西春近北小学校の2年生は22日、自分達で育てた大豆を使って味噌作りをしました。
西春近北小の2年ひのき組では、生活科の時間を使って大豆の生産を行っています。
収穫した大豆で何ができるかを話し合い、五平餅に使う味噌を作ることになりました。
22日は、学校近くに住む唐木安夫さん佳世子さん夫妻を招き指導を受けました。
唐木さんの住む集落では、昔味噌作りが盛んで、今回使った機械もこの集落で貸し出したものです。
圧力鍋で大豆を1時間ほど茹で、指でつぶれるほどの柔らかさになったら潰します。
味噌を作ったことのない児童がほとんどで、1つひとつの作業に歓声をあげていました。
大豆を潰した後、麹と塩を混ぜ合わせ丸めました。
唐木さんは「市販の味噌を使う家庭がほとんどなので、手づくりの良さを知ってもらいたい」と話します。
味噌は、10か月ほど寝かし五平餅につけて味わうということです。 -
箕輪北小学校 大縄大会
箕輪町の箕輪北小学校で大縄跳びを飛んだ回数を競う大縄大会が21日開かれました。
21日は1年生と2先生が縄跳びをしました。
1年生は2クラス、2年生は3クラスで三分間に跳んだ回数を競います。
大縄大会は冬場の児童の体力作りにつなげようと3年ぶりに開催されました。
児童たちはみんなで数を数えるなどしながら元気よく飛んでいました。
結果、1年生は1組の73回、2年生は3組の168回が学年1位になりました。
3,4年生は明日、5,6年生は明後日行われます。 -
みはらしファームでせいの神
伊那市西箕輪の農業公園みはらしファームで20日、正月飾りを燃やして無病息災を願うせいの神が行われました。
みはらしファームでは、毎年地元の羽広区と合同で行っていて、20日はおよそ200人が集まりました。
せいの神は歳神がなまったもので、一般的にはどんど焼きなどと呼ばれる小正月の火祭りです。
集まった人達は、おき火で餅やマシュマロを焼いて味わっていました。 -
大寒 でえもんじおろし
20日は二十四節季の一つ大寒。寒さが最も厳しくなるころとされています。
伊那市の最低気温は、マイナス7.2度とほぼ平年並みの寒さとなりました。
そんな大寒の早朝、上伊那各地で小正月の行事、でえもんじおろしが行われました。
伊那市西箕輪上戸区。
でえもんじ柱は、14日に建てられました。
あたりがまだ暗い午前5時をすぎると、柱が建てられている三つ辻に区民が集まってきました。
三方のロープを緩めると、柱はゆっくりと傾いていきました。
柱に飾られていた花と巾着がはずされると訪れた人たちが先を争うように気に入った飾りを持ち帰りました。
1年間、それぞれの家の玄関や神棚に飾られます。
でえもんじおろしが終わると、作業小屋に集まり、お神酒を酌み交わします。
今年の責任者、有賀博さんは、「五穀豊穣で区内が安全な1年になってもりらいたいです」と話していました。 -
寒ざらしそば復活へ大寒仕込み
江戸時代に高遠藩が将軍家に献上したとされる寒ざらしそばを復活させようと高遠そば組合は、猪鹿沢に玄そば45キロを沈めました。
寒ざらしそばは、1月20日の大寒に水につけ、2月3日の節分に引き上げます。
その後、天日干しにして乾燥させるとアクが抜け、甘みがあるまろやかな味になるということです。
昔ながらの保存方法で、夏場でも美味しいそばを味わうことができることから殿様や一部のそば通のみが口にできたということです。
20日は、高遠そば組合のメンバーが、小原の高遠そば加工施設で玄そば45キロを水に浸すことができるようビニールのネットに入れました。
猪鹿沢は、水道水源にもなっている清流です。
メンバーたちがロープで川に下ろしました。
高遠の寒ざらしそばは、一度復活しましたが、途絶えてしまい今回約10年ぶりの復活です。
この日水に浸した玄そばは、節分に引き上げ、乾燥させ製粉しその出来を調べることにしていて、うまくいけば、6月頃に食べることができそうです。 -
箕輪町漆戸常会 大文字下ろし
箕輪町北小河内の漆戸常会。
辺りが明るくなり始めた午前7時。
住民20人ほどが続々と集まり、大文字下ろしが始まりました。
漆戸常会では大文字(だいもんじ)と呼ばれていて、1年間の無病息災を願いおよそ260年前から行われている伝統行事です。
柱が降ろされると訪れた人は、飾られていた花飾りを選んで持ち帰っていました。
大文字が建てられていた辻の向かいに住む漆戸薫さん。
持ちかえった花飾りを早速玄関に飾ります。
花飾りは、漆戸常会35戸全てに配られるということです。 -
ネクスト+信州新世代のアーティスト展
県内の若手芸術家の作品が並ぶネクスト+(プラス)信州新世代のアーティスト展が19日から伊那市の伊那文化会館で始まりました。
会場には県内の若手芸術家8人の作品およそ300点が展示されています。
この展示会は、長野県が行う若手芸術家支援事業「ネクスト」の一環です。
ネクストでは学芸員の推薦により登録された芸術家を知ってもらおうと、県の文化施設などを発表の場として提供しています。
芸術家は現在100人ほどが登録されています。
今回の展示会はほかの企画とコラボレーションした作家を取り上げています。
この作品は、おととしから去年にかけて信濃毎日新聞で井上井月に関する挿絵を描いていた田嶋健さんの作品です。
田嶋さんは、栄村支援として、栄小学校の児童と一緒に作品を作るワークショップを行い、その中で10メートルの大蛇を作りました。
伊那市在住の陶芸家、伊藤真一さんは、軽井沢の旅館とコラボレーションして食器を制作しています。
皿や急須など、近作30点ほどが展示されています。
ネクスト+信州新世代のアーティスト展は2月3日まで伊那文化会館で開かれています。 -
上伊那教育会 研究発表会
上伊那教育会郷土研究部の研究発表会が19日伊那市のいなっせにある上伊那教育会館で開かれました。
発表会には50人ほどが参加しました。
19日は自然の部と人文の部で発表があり、自然の部では中央アルプスの植物や動物などについて研究結果が発表されました。
このうち辰野東小学校の大木島学さんは、去年の夏に行った中央アルプス高山帯での野鳥の調査について発表しました。
上伊那教育会の自然の部では、上伊那郡誌自然編の改訂に向け、調査研究を行っています。
自然編は発行が50年ほど前のため、現在の事例と異なるものもあり、新たに研究調査を行っていて、平成29年の刊行を目指します。
大木島さんは、「おととしの調査より多くの種類の鳥を観察することができたが、ライチョウの生活痕は発見できなかった。ライチョウが戻ってきてくれることを期待して調査を続けていきたい」と話していました。 -
受験シーズン本番 センター試験始まる
大学入試センター試験が19日から全国一斉に始まりました。
南箕輪村の信州大学農学部では、受験生が担任から激励を受け試験会場へと向かっていました。
県内では13会場で試験が行われ、南信地域の受験生は信大農学部と駒ヶ根市の県看護大学で受験することになっています。
今年のセンター試験には、全国でおよそ57万人、県内では、昨年度とほぼ同じ1万500人ほどが志願しています。
会場の入口では、教師が生徒たちに「がんばれ」、「落ち着いて」などと声をかけていました。
また、受験生を応援する手作りの横断幕を持った、信大生たちの姿も見られました。
信大生は「応援を見て少しでも緊張をほぐすことができたらと思い実施した。自分を信じて頑張ってほしい」と話していました。
試験1日目は、地理歴史、公民、国語、外国語が行われ、あすは、理科、数学(1)、数学(2)の試験が行われることになっています。 -
高遠そば講座修了 自作のそば味わう
高遠そばのそば打ち講座が18日で修了し、受講者たちが自ら打ったそばを味わいました。
受講者たちは、地元産のそば粉で自分が打った打ちたて、茹でたての高遠そばを辛味大根と焼き味噌のつゆで味わいました。
伊那市高遠町公民館の高遠そばのそば打ち講座は、平成17年度から始まり、今回で8回目の人気講座です。
今回も高遠町地区を中心に20人ほどが去年12月からの5回の講座で学びました。
参加者は、初心者から旅館経営者まで様々で、そば打ち技術に磨きをかけようと継続して受講する人やそば店を出す人もいるということです。
こちらは、去年オープンした農家食堂こかげの藤沢さん。
そばが食べたいという要望が多く、そば打ちに挑戦です。
この日は、そば打ち4段の腕前の西春近に住む原れい子さんを特別講師に迎え、手ほどきを受けました。
そば打ちは、こね鉢3年、のし3月、きり3日と言われるほど水まわしやこねがポイントとされます。
受講者は、原さんに質問しながら技の習得に汗を流していました。
高遠町公民館は、来年度もこのそば打ち講座を計画しています。 -
春が近い神社で受験生が合格祈願
高校の入学試験を前に伊那市の春富中学校の3年生は18日、学校近くの春近神社を訪れ、受験の合格を祈願しました。
放課後、春富中学校3年生の希望者およそ140人が春近神社を訪れました。
春が近い神社と書く春近神社で縁起を担ごうと、春富中学校では去年から合格祈願に訪れています。
生徒達は本殿に入るとお払いを受け代表者が玉ぐしを奉納し全員で合格を祈りました。
花畑樹彦宮司は「地域に生まれたみなさんが、それぞれの道に進み活躍すること、合格の便りが届くことを祈ります」と話していました。
祈願祭を企画しているのは、地元有志でつくる春近神社祭典委員会のメンバー10人です。
地元の受験生を、地域をあげて応援したいとの思いから始めました。
祭典委員長の原正博さんは、「全員の合格はもちろん、地域への愛着を深め郷土への誇りを持ってほしい」と話します。
県立高校の入試は、前期選抜が2月12日、後期選抜が3月12日に実施される予定です。 -
箕輪南小恒例の百人一首大会
箕輪南小恒例の百人一首大会が18日開かれ、熱戦が繰り広げられました。
箕輪南小の百人一首大会は、1対1で競い合う対戦方法です。
20枚の札を読み上げ、とった枚数の多いほうが勝ち進みます。
3年生以上は、学年の枠を超えての対戦です。
毎年この時期の恒例行事となっていて、中には休み時間に上級生と対戦して腕を磨いたという児童もいました。
勝ち進んでいる児童同士の対戦では、上の句が読まれただけで素早く札をとっていました。
箕輪南小では「正月の伝統的な遊びを楽しむと同時に、古典にふれ集中して聞く力を養ってほしい」と話していました。 -
伊那西小学校でスケート教室
伊那市の伊那西小学校のスケート教室が、17日に開かれました。
朝8時半、学校近くの伊那西スケート場に全校児童が集まりました。子供たちは、雪の降る中、元気にリンクを滑っていまいした。 -
箕輪西小学校 間伐材で鳥の巣箱づくり
箕輪町の箕輪西小学校の児童は、17日、上伊那で出た間伐材を使って鳥の巣箱を作りました。
材料は、上伊那で間伐した、樹齢50年以上のアカマツです。
箕輪西小の4年生は、森に親しみ環境への理解を深めるみどりの少年団の活動をしていて、この日もその一環です。
これまで植樹や間伐など山の手入れを行っていて、巣箱作りは、切り出した木材がどのように使われるのか理解してもらおうと初めて行われました。
子供たちは、活動をサポートしている地元の山林所有者や森林組合などのメンバーから作り方を教わりながら、丁寧に釘を打っていました。
巣箱は、スズメやシジュウカラ、セキレイなどが入ることができる直径3センチの穴が開いています。
この日作った巣箱は、春先に学校周辺の山林などに全員で設置するということです。 -
手紙で親孝行 416通を審査
伊那市長谷地区に江戸時代から伝わる孝行猿の民話にちなんで募集した親に対する感謝や思い出を綴った手紙の審査会が18日に市役所で開かれました。
結果は、23日の定例記者会見で発表されます。
松田泰俊教育委員長が審査委員長をつとめ、教育関係者やふるさと大使6人が1次審査を通過した作品を審査しました。
親孝行の賛歌と題し、2012年8月から10月3か月間募集し、一般の部に79通、小中学生の部に337通のあわせて416通が寄せられました。
この日の審査で、一般の部18点、小中学生の部15点の入選作品が決まりました。
結果は、来週23日の定例記者会見で発表されます。
実行委員長の久保村清一教育長は、「親孝行の気持ちを手紙に託し、孝行猿の里長谷から発信することは意義深い」と話しています。
この事業は、旧長谷村で平成11年から5年間行われていたものをリニューアルし、伊那市が今年度から再スタートしました。 -
唐澤さん 現代学生百人一首入選
伊那西高校1年の唐澤春奈さんの作った短歌が、東洋大学の主催する「現代学生百人一首」で入選しました。
コンクールには、全国から5万4千首の応募があり、唐澤さんの短歌は、そのうちの100首に選ばれました。
入選した作品は「朝早く カーテン開けて 光合成 力満ちたら さあ出かけよう」です
この歌は、人が太陽の光を浴び元気に活発に活動する様子をイメージして作ったという事です。
唐澤さんは、中学生の頃、日向ぼっこの事を友達と「光合成」と表現していて、作品でもこの言葉をそのまま使いました。
指導した担任の伊藤あけみ教諭は、「朝日を浴び活力を感じる事を光合成と表現した事が面白いと感じ応募を勧めた。
多くの人の共感を得る事ができたのではないか」と話していました。
「現代学生百人一首」で伊那西高校の生徒の入選は、5年連続、11回目となっています。 -
400年の伝統 羽広の獅子舞
今年400周年となる羽広の獅子舞が13日伊那市西箕輪羽広の仲仙寺に奉納されました。
午前7時、仲仙寺客殿で、阿吽の舞と呼ばれる雄雌2頭の舞い合わせが行われました。
口を閉じている雄獅子と口を開けている雌獅子が一緒に舞い合わせる獅子舞は全国的にも珍しく伊那市無形民俗文化財に指定されています。
1613年、慶長18年に仲仙寺再興を祝って舞われたのが始まりとされていて今年400年の節目を迎えました。
例年仲仙寺での奉納が終わると、雄獅子、雌獅子が別れて地区内の家ごとで舞いを披露しますが、今年は400年を記念して各組の公共施設などで舞い合わせを披露しました。
組ごとの舞いには近くの住民が集まり、普段は仲仙寺でしか見ることのできない雄獅子と雌獅子の舞い合わせを楽しんでいました。
地域の伝統を継承する羽広獅子舞保存会は区民全員が会員で昭和46年1971年に設立されました。
保存会では400年周年記念行事を4月に計画していて、長きに渡り守り伝えられてきた伝統文化の節目を祝うということです。 -
御筒粥神事で世の中七分四厘
今年の世相や作物の作況を占う御筒粥の神事が12日箕輪町の南宮神社で行われました。
今年の世相は七分四厘で去年を一厘上回りました。
御筒粥の神事は1年の無事を祈念して行われる初祭りの神事です。
世の中のほか稲や野菜、果物の作況などを占うもので、占う数と同じ37本のヨシの束を、米を入れた釜で2時間ほど煮た後、神前に捧げます。
ヨシの筒に入った粥の量で吉凶を占うもので、世の中は去年より一厘上がり七分四厘となりました。
農作物のうち、茄子、梨などが極上、稲は早生が下、中生が上々、晩生が中、気候は春と夏が中秋が上々、冬が中の下となっています。
唐沢克忠宮司は「もっと良い世の中になってもらいたい。平穏無事な1年であることを祈ります。」と話していました。 -
長谷川義史さん絵本ライブ
南箕輪村図書館の開館20周年を記念して、絵本作家長谷川義史さんの絵本ライブが12日南箕輪村民センターで行われました。
会場には親子連れなどおよそ130人が訪れました。
長谷川さんは大阪府在住の絵本作家。
家族をテーマにした物語が人気でファンも多く、入場券は配布開始から2時間ほどで定員に達したということです。
長谷川さんは歌を歌ったり、絵を描くなどして訪れた人を楽しませていました。
いなごやローメンなどを歌詞に織り交ぜた「長野のうまいもんの歌」を即興で作り、訪れた人と一緒に歌いました。
南箕輪村図書館は平成4年に開館し、今年で20周年になります。
絵本ライブは20周年を記念して南箕輪村図書館が行ったものです。
ある保護者は、「実際に絵を描いたり歌を歌ったりして、子どもも楽しめてよかった」と話していました。