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進徳館夏の学校 孔子像の前で素読を体験
伊那市高遠町の進徳館では、小学生を対象にした「進徳館夏の学校」が開かれ、児童が孔子像の前で素読を体験しました。
夏の学校は、旧高遠藩の藩校進徳館で学習することで、高遠の歴史や文化に馴染みながら夏の思い出を作ってもらおうと、高遠町公民館が開いているものです。
27日は、孔子像の前に児童が座り、孔子の言葉を集めた論語を高遠町公民館の原和男館長に続いて素読しました。
原館長は「意味を覚えるというよりも、言葉のリズムや美しさなどの雰囲気を感じてほしい」と話していました。 -
貴船神社子供騎馬行列企画展
伊那市の高遠町歴史博物館では、市の無形民俗文化財に指定されている貴船神社子供騎馬行列の企画展が開かれています。
会場には、子供騎馬行列に関する写真など50点ほどが展示されています。
この展示会は、夏休みに合わせて地域の文化財を知ってもらおうと開かれました。
それぞれの役割の衣装がわかるものや、平成21年に披露した時の写真、行列に使われる道具、大正時代の写真などが展示されています。
子供騎馬行列は、高遠町藤沢の貴船神社に400年以上前から伝わる民族芸能です。
大正12年から途絶えていましたが、平成3年に高遠北小学校の児童が演じて再開されました。
まつりなどで披露されていて、今年9月1日に行われる高遠城下まつりでも、3年ぶりに披露される予定です。
この貴船神社子供騎馬行列の企画展は、9月9日まで、伊那市の高遠町歴史博物館で開かれています。 -
夏休みおいで塾
小学生を対象とした「夏休みおいで塾」が26日から伊那市の伊那公民館ではじまりました。
夏休みおいで塾には伊那小・伊那東小・伊那北小・伊那西小の4校から120人の児童が参加しました。
今年は190人の応募があり、抽選で120人が参加することになりました。
おいで塾は、夏休み中の子供の居場所づくりとして、伊那公民館が毎年行っているもので、今年で7年目になります。
退職した教諭や信州大学農学部の学生ボランティアが勉強を教えるなどします。
おいで塾は8月1日までで、夏休みの宿題のほか、工作やおやつ作り、スポーツなどが計画されています。 -
伊那北高校関東同窓会
旧制伊那中と伊那北高校の関東在住者で組織する伊那北高校関東同窓会の総会が21日に東京都で開かれ、前NHKエグゼクティブプロデューサーの西村さんと映画監督の北村皆雄さんらが講演しました。
伊那北高校関東同窓会は、会員3,300人。
この日は、240人が出席しました。
昭和32年卒業で、昭和30年、31年の甲子園連続出場を身を持って体験した関東同窓会の東條和彦会長は、16年ぶりにベスト8入りした野球部の活躍を喜んでいました。
講演会では、第21回卒でNHK大河ドラマ「坂の上の雲」を手がけた前NHKエグゼクティブプロデューサー西村与志木さんが、当時不可能と言われていた司馬遼太郎さんの小説「坂の上の雲」の映像化に至る苦難の道のりを話しました。
第13回卒で映画「ほかいびと」の北村皆雄監督は、映画を通じての自身の思いを話しました。
会場では、上伊那地域の物産販売が行われたほか、保科正之の大河ドラマ化に向けた署名活動も行われました。
第26回卒の白鳥孝伊那市長も来賓としてかけつけ、たかずやの里の移転改築計画を説明し、寄付の協力をよびかけていました。 -
芝平山絵図の虫干し行事
300年以上守り継がれている、山の境界線を記した芝平山絵図の虫干し行事が15日、伊那市高遠町の四日市場公民館で行われました。
芝平山絵図は伊那市有形文化財に指定されていて、今から304年前の1708年宝永5年に作られたとされています。
絵図に記された境界は、高遠領の6か村と諏訪領の12か村による芝平山の所有権争いを治めるため、江戸幕府評定所が決めたもので絵図は高遠領と諏訪領の双方に渡されたということです。
この日は、年1回行われるその絵図の虫干し行事が行われました。
この行事は伊那市無形民俗文化財に指定されていて、当時の高遠の6か村、御堂垣外、芝平、荒町北原、栗田、四日市場の区長や総代などおよそ20人が参加しました。
虫干し行事はこの旧6か村が毎年持ち回りで行っていて、今年は四日市場が担当しました。
絵図の裏には境界を決めた当時の役人の名前のほか、互いに領地を荒らさないようにとの注意書きが記されています。
絵図は来年の7月15日まで箱に入れ、関係者が大切に保管するということです。 -
大槻博一さん わら細工の世界
箕輪町の大槻博一さんによる、わら細工の世界展が21日から箕輪町文化センターで始まりました。
会場にはわらで作った民芸品や日用品およそ80点が展示されています。
この展示会は、地域の文化活動を支援しているNPO法人みのわ芸術文化協会が開いたものです。
大槻さんは、14年前に箕輪町の古田人形保存会の依頼で人形のわらじを作ったのがきっかけで、本格的にわら細工を始めました。
1998年の長野オリンピックの際には、日本を訪れたペルーの子供たちに両国の国旗をつけた雪靴のわら細工をプレゼントしたということです。
干支の作品は11年前から作っていて、その年の年男や年女に贈っているということです。
大槻博一 わら細工の世界展は、29日(日)まで、箕輪町文化センターで開かれています。 -
上の林遺跡 出土品を展示
箕輪町の箕輪進修高校周辺にある上の林遺跡の出土品を展示する企画展が、21日から箕輪町郷土博物館で始まりました。
会場には縄文時代の土器などを中心におよそ90点が展示されています。
箕輪町教育委員会は、箕輪進修高校の校舎増築にあたり、平成19年度に上の林遺跡の調査を行いました。
企画展ではその時出土したものを展示しています。
この土器は、有孔鍔付土器と呼ばれ、縁の部分に小さな穴があり、外側に張り出した鍔がついているのが特徴です。
筒形で上げ底になっており、文様も珍しいものだということで、県内の巡回展に出品されました。
今回の展示では、発掘調査にも興味を持ってもらおうと、出土品を詳しくスケッチした実測図や、発掘の流れを紹介するDVDも見ることができます。
町郷土博物館では、「身近にたくさんのものが出土する遺跡があることを知ってもらいたい」と話しています。
上の林遺跡の企画展は8月19日(日)まで開かれています。 -
ブラジルの祭り フェスタ・ジュニーナ
ブラジルの祭り、フェスタ・ジュニーナが15日、伊那市の榛原河川公園で開かれました。
フェスタ・ジュニーナは箕輪町のブラジル人学校、長野日伯学園が開いたものです。
会場には屋台が並んだほか、踊りなどの発表も行われました。
発表ではブラジルのダンスのような格闘技カポエラが披露されていました。
フェスタ・ジュニーナはこれまで上伊那にあった3つのブラジル人学校が合同で開いていました。
しかしそのうちの1校が閉鎖となり、別の1校が塩尻市のブラジル人学校と合併したため上伊那に唯一残った長野日伯学園が単独で開催しました。
学校でカポエラを指導するリマ・ウィルソンさんは、「規模は小さくなったが、みんながまとまって祭りを開くことができた。日本で暮らす子どもたちにブラジルの文化や伝統に触れる機会として続けていきたい。」と話していました。 -
ひとあし早く 伊那東小夏休み
上伊那のトップをきって、伊那市の伊那東小学校で1学期の終業式が20日に行われました。
伊那東小の夏休みは、21日から8月20日までの31日間です。
1年萩組の教室では、通知表が児童たちに手渡されていました。
担任の安藤久美子教諭は、通知表は、「1学期の自分の成績を表したものです。△がある人は、2学期には○に、○の人は、◎を目指すようにしましょう。人と比べることなく、自分の目標の一つにしましょう。」と児童によびかけていました。
子どもたちは、初めての通知表を受け取ると早速開いて見ていました。
体育館では、全校児童645人が参加して1学期の終業式が行われました。
式では、2年生が3クラス合同で1学期に学んだ教材を基にして音楽劇を披露しました。
5年生は、3人が代表して1学期の思い出や2学期の目標について抱負を発表しました。
3人はそれぞれ、勉強をがんばりたい、運動会の組体操をがんばりたい、大きな声であいさつしたいなどと2学期の目標を読み上げていました。
北原宏校長は、「事故や病気に気をつけて、夏だから見えること、聞こえること、感じられることをたくさん探してください。夏休み明けに元気にあいましょう」と話しました。
伊那東小学校は、上伊那の小中学校のトップを切って、21日から8月20日まで、31日間の夏休みに突入しました。
上伊那地域の小中学校の終業式は、来週火曜から金曜にかけて行われる予定です。 -
小学生がものづくりの楽しさ体感
小学生を対象にした子ども科学教室が14日、伊那市西箕輪の伊那技術形成センターで開かれました。
この日は辰野町から伊那市の小学生24人が参加しました。
教室は、子ども達にものづくりの楽しさを知ってもらおうと年に2回開かれています。
上伊那地域の企業10社から25人の技術者が参加し、子ども達の指導にあたりました。
子ども達が挑戦したのは、遠隔操作で動かす戦車の模型で、カッターやヤスリの正しい使い方を教わりながら作っていました。
参加した小学生は「難しかったけど詳しく教えてもらいながらやったので楽しく作ることができた」と話していました。
指導にあたった技術者は「ものを作ることの楽しさを少しでも知ってもらえたらうれしい」と話していました。
完成すると、子ども達は早速模型を動かして楽しんでいました -
シンガーう~みさん南中来校
東日本大震災の被災地でのライブ活動など歌による支援をしている、シンガーソングライターう縲怩ンさんが、南箕輪中学校を訪れ、生徒たちと交流しました。
う縲怩ンさんは、去年、南箕輪中学校でコンサートを開催しました。
その際、文化祭用に展示されていたステージ画に感動し、今年2月に発売した3・11復興応援アルバムのジャケットとして、南箕輪中学校の文化祭のステージ画を採用しました。
南箕輪中学校では、今年の文化祭の全校合唱に、う縲怩ンさんの曲「あなたへ」を歌う事にしていて、今日は、うーみさんに、これまでの練習の成果を聞いてもらいました。
う縲怩ンさんと、南箕輪中学校は、共に、東日本大震災の被災地の一つ、宮城県南三陸町を支援しています。
「あなたへ」は、震災の時、南三陸町で避難を呼び掛け亡くなった、町の女性職員を追悼するために作られた歌という事です。
生徒たちの歌を聞いたう縲怩ンさんは、亡くなった女性職員の両親からの、「どんな形であれ、親としてはいきていてほしかった」という、メッセージを届け、「追悼の曲としては今日が最後」と呼びかけました。
ある生徒は、「歌詞の意味がよくわかり、気持を込めて歌う事ができる。文化祭の今年のテーマでもあり、歌詞にもある笑顔の花をいっぱい咲かせたい」と話していました。 -
市民おどりのオープンレッスン
8月の伊那まつりを前に、市民おどりのオープンレッスンが行われています。
15日は、伊那市の市民体育館で伊那節や、勘太郎月夜歌、ドラゴン踊りのレッスンが行われました。
オープンレッスンは伊那まつり踊り振興会が行っていて踊りインストラクターが指導にあたっています。
今年の伊那まつりは、40回の記念事業として伊那節、勘太郎月夜唄の踊りコンテストが行われることから、レッスンには、子どもや若い人たちの参加もありました。
ドラゴン踊りのレッスンにはおよそ80人が集まり音楽に合わせて踊っていました。
オープンレッスンは今月の土曜と日曜に市民体育館や高遠町総合福祉センターなどで行われることになっていて、踊り振興会では多くの市民の参加を呼びかけています。 -
あんざんコンクール
日本珠算連盟伊那支部などが主催するあんざんコンクールが14日伊那市の伊那商工会館で開かれました。
このあんざんコンクールは日本珠算連盟伊那支部と伊那商工会議所が毎年開いているものです。
伊那市、箕輪町、南箕輪村の7つのそろばん教室から選抜された小学2年生から高校1年生までの60人が参加しました。
かけ算、わり算、みとり算をそれぞれ5分間で何問解けたか競いました。
表彰式では、小学校2年生以下の部から中高生の部まで6つの部で上位の3人を表彰しました。
入賞した子どもたちは、檀上に上り賞状とトロフィーを受け取っていました。
日本珠算連盟伊那支部の伊藤正会長は、「子供のうちから暗算を通して集中力を高めることを身につけてもらいたい」と話していました。 -
市町村教育委員会と県教育委員会との懇談会
上伊那地区と諏訪地区の市町村教育委員会と県教育委員会との懇談会が13日、伊那市の伊那合同庁舎で開かれ、教員による不祥事の発生防止について意見を交換しました。
懇談会には、14市町村の教育委員長や教育長などおよそ40人が出席しました。
長野県では今年度に入り、わいせつ行為や体罰などで11人が懲戒処分を受けています。
県教委によりますと、ここ10年で最も多かったのは、平成18年度の25人ということです。
出席者からは「40代から50代半ばの教員による犯罪が多い。この世代が過ごした小中学校時代の環境に共通の問題はなかったか検証できないか」なという意見がありました。
県教委では、教員の資質向上などについて考える検討会議を7月10日に設置していて、今後、倫理向上部会など4つの部会を設け教育制度のあり方について検討していくということです。 -
伊那北保育園 園歌を書に 池上さんにお礼の会
伊那市の竜北保育園は、園の歌を書にしてくれた書道家池上 信子さんを招いて、12日、お礼の会を開きました。
12日は、池上さんが、竜北保育園に招かれました。
子どもたちは、園の歌を歌って池上さんに感謝していました。
竜北保育園の歌は、宮脇臻之助さん作詞・井口利夫さん作曲で、50年近く前から園で歌われてきました。
保育園では、歌詞を誰かに書いて欲しいと考えていたところ、書道家の池上さんを紹介してもらいました。
池上さんは、1番から3番までを書にしたため、額に入れて保育園に贈りました。
池上さんは、更にサプライズを用意していて、子ども達の前で書道を披露しました。
池上さんは、「げんき」「ありがとう」などと子どもたちに大切にしてほしい言葉を送りました。
子ども達のほとんどが書を書くのを見るのは初めてということで、貴重な経験に保育園も感謝していました。 -
会員所蔵の書画屏風展
伊那市西町の住民などでつくる伊那部宿を考える会の会員が所蔵している屏風の展示会が13日から旧井澤家住宅で始まります。
屏風の展示会は、その美しさを見直してもらおうと伊那部宿を考える会が企画したものです。
会場には、6面ある六曲屏風や2面の二ツ折など26点が並べられています。
この屏風には明治の終わりから大正、昭和にかけて活動した西町の住民による俳句結社、観月社の会員42人の句が書かれた短冊が貼られています。
会員所蔵の書画屏風展は明日から29日(日)まで、旧井澤家住宅で開かれます。 -
西箕輪中 中国の生徒と交流
修学旅行で、日本を訪れている中国の中学生が11日、伊那市の西箕輪中学校を訪れ、生徒と交流をしました。
西箕輪中学校を訪れたのは、東シナ海に面する、浙江省の中学生、50人です。
伊那市では、外国人観光客を誘客するインバウンド推進事業を昨年度から行っていて、中国からの修学旅行の受け入れは、その事業の一環として行われています。
この日は、剣道や箏、英会話に分かれ生徒たちは交流をしました。
このうち剣道体験では、西箕輪中の生徒による模範試合を見学した後、竹刀を手に、数人のグループに分かれ、素振りや打ち込みを行いました。
西箕輪中の生徒たちは、ジェスチャーを交えながら、すり足や、竹刀の使い方を教えていました。
長野県によりますと、県内を訪れた海外からの修学旅行の人数は、震災があった昨年度は41団体、1329人と、前の年に比べ4分の1程度まで落ち込んだという事です。
今年度は、今月だけで26団体、およそ1200人が訪れる事になっていて、伊那市には、4団体、およそ200人が訪れる予定だということです。 -
シャープが南箕輪村南部小学校で出前授業
総合家電メーカー・シャープは、南箕輪村の南部小学校で10日、地球環境についての出前授業を行いました。
10日は、6年1組がリサイクルと地球温暖化について学びました。
出前授業はシャープが子供たちに楽しく地球環境について学んでもらおうと全国の小学校で開いていて、10日は太陽光発電システムなどを取り扱うシャープの子会社から長岡宗さんと気象予報士の財目かおりさんが学校を訪れました。
長岡さんが、1家庭で1年間に出るごみの量を並べると地球1周分になると話すと、児童は驚いた様子でした。
実験では、身の回りに存在する空気と、二酸化炭素をそれぞれ密閉したものを電気で温め、温度の上がり方を調べました。
この結果、二酸化炭素の方が温度が高くなることがわかりました。
担任の宮原有美子教諭は、「子供たちが大人になった30年後、地球温暖化が進むと地球がどうなってしまうのか学んでもらえたら」と話していました。 -
作品展 上州からあかねと藍
障害を持つ人たちの作品などを並べた 上州からあかねと藍が伊那市西春近のかんてんぱぱホールで開かれています。
群馬県にあるNPO法人工房あかねでは、障害者の芸術活動の支援を目的に、教室や展示会などを開いています。
会場には工房あかねの理事関礼子さんの藍染め作品と、工房の利用者約30人が制作した絵画など400点ほどが展示されています。
この作品は、統合失調症の画家が書いた油絵のキャンバス地を使い、健常者の布造形作家がバッグを制作しました。
藍染めでは、洋服やタペストリーの他、竹の皮を染めた作品が展示されています。
5日ほどかけて藍色に染めたものを使って工芸作家がコースターを制作しました。
作品展 上州からあかねと藍は12日木曜日まで、かんてんぱぱホールで開かれています。 -
池坊550年祭特別講座
華道の家元、池坊(いけのぼう)による550年祭特別講座が8日伊那市のいなっせで開かれました。
今年は池坊が歴史上の資料に記されて550年になります。
講座には、生け花を学ぶ人など320人ほどが訪れました。
講座では、京都にある池坊の研修学校の講師古川幸司さんが、11作品を実演しました。
その中の一つ、生花正風体とは、明治時代のはじめから伝わる庶民向けの伝統的な手法です。
古川さんは、「池坊の始まりは仏前に供える花だったが、時代と共に変化して生活に溶け込んでいった」と話していました。
池坊伊那支部では、「生け花は敷居が高いと思われがちたが、若い人に興味をもってもらえたら」と話していました。 -
児童が伊那まつりの歴史学ぶ
今年の伊那まつりに参加する伊那東小学校3年生の児童が9日伊那まつりの歴史について学びました。
伊那まつりについて学ぶ学習会は、祭りの歴史を知ってもらおうと、40回記念事業の一つとして伊那まつり実行委員会が開いたものです。
9日は祭りに参加する3年生の児童およそ100人が体育館に集まりドラゴン踊りの練習をしたほか講師の話を聞きました。
講師は、元伊那市役所職員として伊那まつりの企画や運営に携わった柘植晃さんが務めました。
柘植さんは、今から54年前の昭和33年に始まった勘太郎まつりが伊那まつりの前身になると話していました。
また勘太郎祭りは昭和18年にヒットした映画「伊那の勘太郎」にちなんだ祭りだと説明していました。
児童らは、伊那まつりの歴史について興味深げに話を聞いていました。
柘植さんは毎年、おはやし連として伊那まつりに参加していてこの日も児童とともにドラゴン踊りに合わせて鐘や太鼓を叩いていました。
40回の節目となる伊那まつりは8月4日と5日に開催されます。 -
女性の魅力 表現したい
箕輪町木下の洋画家向山和秋さんの個展が伊那市の伊那図書館で開かれています。
秋の中央アルプスを描いた240号の大作が目を引きます。
会場には、風景画と人物画25点が飾られています。
作品はすべて今年3月以降に書き上げた近作です。
瓦職人だった向山さんは、50歳から本格的に油絵をはじめました。
現在63歳です。
女性をモデルにした人物画に特に力を入れています。
似顔絵も得意とする向山さんは、これまで2万人を書いたということで、そのほとんどが女性。
南アルプスの風景画の中にも天女が横たわっています。
向山さんのライフワークは、天女。美しく内面の輝く女性を限りなく追及していきたいと話しています。
向山和秋さんの個展は、12日木曜まで伊那市の伊那図書館で開かれています。 -
昭和32年伊那中学校卒業生による作品展
昭和32年伊那中学校卒業生による作品展が、7日から伊那市のいなっせで始まりました。
会場には昭和32年の伊那中学校卒業生32人によるさまざまなジャンルの作品100点あまりが展示されています。
趣味で制作している作品の発表の場を設けようと卒業生有志が校章にちなんで峰かえでの会を結成し、3年前に1度展示会を開きました。
今回の展示会は、今年3月で全員が古希を迎えた記念として、卒業生有志5人が中心となって計画しました。
この作品は、ステンレス工芸で、有志の一人小坂洋一さんが作りました。
小坂さんは、三年前の第1回の展示会がきっかけで作品を作り始めました。
大勢の人が趣味で作った作品を批評しあったりすることで生きていく元気の源になったと話します。
昭和32年伊那中学校卒業生による第2回峰かえでの会作品展は9日月曜日までいなっせで開かれています。 -
吹上山野草クラブ 山野草展
伊那市西箕輪の吹上山野草クラブによる山野草展が7日と8日の二日間、吹上集会センターで開かれています。
会場にはおよそ100点の山野草が展示されていて、そのうち7割ほどがウチョウランです。
地域の有志10人で作る吹上山野草クラブは、24年前に結成され、毎年ウチョウランが咲く7月のはじめに展示会を開いています。
ウチョウランは山の湿った岩場に咲く蘭の一種で、メンバーが採取したものを球根で増やし、育てているということです。
今年は開花が2週間ほど遅れていて、まだ満開ではないということです。
吹上山野草クラブでは、「どの花もよく見ると形が違っているので、それぞれの形を楽しんでほしい」と話していました。
吹上山野草クラブの山野草展は、8日まで吹上集会センターで開かれています。 -
地域の地形を学ぶ
伊那市内の小学生が1泊2日の日程で南アルプスジオパークについて学ぶ「ジオキャンプ」が7日に行われました。
ジオキャンプは、南アルプスジオパークを活用して、地域の地形を学んでもらうとともに、友達づくりをしてもらおうと、伊那市公民館運営協議会が初めて開いたものです。
市内6つの小学校から18人が参加して、東春近小学校の北澤夏樹教諭から、中央構造線について説明を受けました。
最初に訪れた伊那市長谷の溝口露頭は、中央構造線の断層が目で見える場所で、北澤教諭は断層がどこを通っているのか説明していました。
断層がずれた時に、柔らかい石が生成されたと聞くと、子ども達は石を拾って柔らかさを確かめていました。
参加した子どもは「石が柔らかくてすごい」「地形が見えることがわかってうれしい」と話していました。
公民館の関係者は「地元に素晴らしい自然があることを知ってほしい」と話していました。
キャンプはあすまでで、この日は国立信州高遠青少年自然の家に泊り、キャンプファイヤーなどで交流を深めます。 -
信州大学で食育キャラバン隊が講座
南箕輪村の信州大学農学部で27日、伊那保健福祉事務所職員や栄養士などでつくる食育キャラバン隊が食育についての啓発活動を行いました。
この講座は伊那保健福祉事務所などが、食に関して学び、健康な食生活を実践してもらおうと開いたものです。
講座では、管理栄養士の酒井登実代さんが、何をどれだけ食べたらいいかを示している食事バランスガイドを使ってアドバイスしました。
学生たちは、料理の分類が書かれたカードを選び、自分の食事をチェックしていました。
信州大学では、4月にアンケートで学生の食生活について調査し、685人から回答がありました。
朝食を食べているかという質問に対し、食べないという回答が14%、時々食べるという回答が32%でした。
理由は、時間がないからが多いということです。
酒井さんは、「朝食を抜くと授業中に具合が悪くなる。主食・主菜・副菜をバランスよく食べることが大切」と指導しました。 -
信州伊那高遠の四季展にあわせ小中高校生の作品審査
伊那市高遠町の信州高遠美術館は、現在開催中の信州伊那高遠の四季展にあわせて、市内の小中高校生の作品の審査を5日行いました。
小学生の部で、最高賞となる金賞に選ばれたのは、長谷小学校3年の北島愛唯さんの作品です。体の動きや表情、躍動感などが評価されました。 -
アール・ブリュット展 6日から
知的障害者などが独自の方法と発想で制作した芸術作品展、アール・ブリュット展が、6日から、伊那市の伊那文化会館で開かれます。
アール・ブリュットとは、フランス語で、「加工されていない生の芸術」という意味で、知的障害者など、正規の美術教育を受けていない人が、独自の方法と発想で制作した作品です。
フランスで開かれたアール・ブリュット・ジャポネ展に出品した作家を中心に、県内からの参加者10人を含む28人の作品268点が並んでいます。 -
志事道甲子園7日に開催
地域のキャリア教育をサポートしようと活動しているワンプラス。上伊那地域の有志10人ほどで組織しています。キャリア教育は、中学生や高校生が職場体験学習を通じて働くことへの関心や意欲を高めていこうというものです。
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箕輪写友会創立10周年記念写真展
箕輪町の写真愛好家で作る箕輪写友会の創立10周年記念写真展が町文化センターで開かれています。
会場には風景を中心に30点の写真が展示されています。
箕輪町の写真愛好家15人でつくる箕輪写友会は、今年で創立10年目を迎えました。
創立10周年にあわせて発行した記念写真集には、34点を掲載しました。
展示のサブタイトルとして代々使われている「四季彩々」をタイトルに、季節の順に並んだ写真を楽しむことができます。
箕輪写友会創立10周年記念写真展は、8日(日)まで開かれていて、写真集「四季彩々」は箕輪町図書館で見ることができます。