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中尾歌舞伎 始動
伊那市長谷の中尾歌舞伎保存会は、11月6日に秋の定期公演を行います。
2ヶ月後の本番を目指し、8日から稽古がスタートしました。
長谷中尾にある中尾座。
師匠の西村清典さんは、93歳。
西村さんを囲んで、台本の読み合わせが行われていました。
11月6日の定期公演の出し物は、「恋女房染分手綱 重の井子別れの段」。
わけあって、名乗れない母親が、わが子と悲しい別れをするという物語です。
子役は、高遠小6年の池上十五君がつとめます。
今回出演するのは、語り、三味線も含め総勢10人で、この芝居を初めて演じるのは半数の5人。
読み合わせでは、師匠自ら手本を示しながら、進行を確認していきました。
今後は、週に1回程度、稽古を重ね、11月の本番を目指します。 -
第16回 みのわ美術展
箕輪美術会による第16回みのわ美術展が、8日から、町文化センターで始まりました。
会場には、日本画・洋画・彫刻・工芸など、57点が並んでいます。
作品を出品しているのは、箕輪美術会の43人の会員と、一般公募した箕輪町在住者です。
16回目となるこの展示会は、日展など中央で活躍しているプロの作家と、趣味で美術を楽しんでいるアマチュアが一緒に作品展示をしているのが特徴です。
また、今回は、美術展にあわせ、会員の作品を販売するチャリティー展を企画しました。
東日本大震災を受け、会として復興に役立てたいと、初めて開きました。
会員20人ほどが、60点の作品を出品しました。
値段は、普段の4分の1ほどで、訪れた人が、早速買い求めていました。
この売り上げは、全て東日本大震災の被災地に送られるということです。
第16回みのわ美術展は、11日(日)まで、町文化センターで開かれています。 -
春富中学校 園児と交流
伊那市の春富中学校の2年生は、東春近中央保育園の園児と5日、交流しました。
5日は、春富中学校の体育館に園児34人が訪れ、2年1組の37人と交流しました。
生徒が園児の為に考えた手づくりのボーリングや輪投げなどで遊び、交流を深めていました。 -
音楽を通して親子の絆を深める
歌や手遊びなどを通じ、親子のコミュニケーション方法について学ぶ教室が、5日、箕輪町の松島保育園で開かれました。
松島保育園では、音楽を通して、親子のコミュニケーションを深めるとともに、子ども達の感性を豊かにしていこうと、今年度、辰野町の信州豊南短期大学の田中常夫教授を招き、全5回の教室を計画しています。
2回目の今日は、保育参観に合わせ、年長児の親子およそ100人が参加し、いっしょに、歌を歌ったり、手遊び等をしました。
途中、保護者が指揮をして歌ったほか、ピアノのリズムに合わせて歩いたり、スキップをするなどし、身体を動かしていました。
参加したある母親は「楽しかった。家で子供と父親と一緒に遊びたいです」と話していました
田中教授は、「怒鳴るように歌う子供には、周りの音を聞きながら、歌うことを教えてほしい、それにより、音楽の才能を伸ばすことができる」とアドバイスしていました。 -
弥生生 伊那小学校で就業体験学習
伊那弥生ヶ丘高校の生徒7人が5日、伊那市の伊那小学校で就業体験学習を行いました。
伊那弥生ヶ丘高校の就業体験学習は、希望者を対象に毎年行われているものです。
5日は、小学校での体験を希望した生徒7人が2年生から6年生のクラスで実習をしました。
このうち、2年の藤澤あき奈さんは、3年順組で総合学習の授業を体験しました。
順組では、合鴨やチャボを飼育しています。
5日は、手狭となった合鴨の小屋をのこぎりや金づちを使って作りました。
藤澤さんは、児童の間に入り真っすぐ釘を打つコツなどを教えていました。
授業の最後に、児童から藤澤さんにお礼の言葉が送られました。 -
12月子守唄フォーラムへ 歌い継ごう子守唄の会
12月に予定されている第3回子守唄フォーラムに向けて、歌いながら子守唄の良さを広めていこうという集いが、28日伊那市の創造館で開かれました。
28日は、上伊那から15人ほどが参加し、ゆりかごの歌や江戸子守唄などを歌いました。
「歌い継ごう子守唄」と題されたこの集いは、12月のフォーラムに向け、子守唄を地域に広める会実行委員会が開いたものです。
12月のフォーラムを前に、更に協力者を募っていこうと、この集いが企画されました。
集いでは、歌を歌ったほか「せちがらい世の中だけれど、子守唄で多少なり平和になって欲しい」「子守唄を歌うと、心が落ち着く。普段から歌えば良いと思う」などとそれぞれが思いを話しました。
孫を連れてきた参加者もいて、赤ちゃんも、うたごえにあわせて、身体を動かしていました。
この集いは、フォーラムまで、9月25日と11月27日の2回予定されていて、実行委員会では、若い母親など多くの参加を呼びかけています。
子守唄フォーラムイン伊那は。12月18日に、いなっせで予定されています。
問い合わせ先 子守唄を地域に広める会実行委員会 電話78-4030 -
未就園児とその家族が運動会楽しむ
南箕輪村の大芝高原屋内運動場で3日、保育園入園前の子どもとその家族を対象にした運動会が開かれました。
この日は、村内の42家族およそ150人が参加しました。
運動会は、南箕輪村の子育て教室「すくすく玉手箱」の講座の一環で行われたもので、母親だけでなく父親や祖父母にも参加してもらおうと、土曜日に開催されました。
運動会では、子ども達が保護者と一緒に5つの競技を楽しみました。
山や川に見立てた障害物を飛び越える競技では、子ども達が保護者に手を引かれながらゴールを目指していました。
ある保護者は「入園前に子どもに運動会を体験してもらえるし、親同士の交流にもなる。楽しんで参加できた」と話していました。 -
秋原監督 高遠でロケ
祖父が伊那市高遠町出身で東京都在住の映画監督秋原正俊さんが、来年5月公開を予定している映画「一遍上人」のロケの下見に2日高遠を訪れました。
秋原監督は、2009年に太宰治原作の斜陽、2010年にルパンの奇厳城を制作していて、今月24日には芥川龍之介原作の蜘蛛の糸が公開予定です。
近作は、長野県内でロケを行っていて、21作品目となる一遍上人も高遠の他、長野市内などが予定されています。
伊那市に縁がある監督に、映画招致により地域活性化をしようと取り組んでいる伊那谷フィルムコミッションがアプローチして、高遠ロケが実現しました。
映画「一遍上人」は、おどり念仏が民衆に受け入れられるまでの一遍上人の半生を描くもので、お笑いタレントのウド鈴木さんが主演します。
2日秋原監督は、フィルムコミッションのメンバーと高遠町の建福寺を訪れました。
建福寺の西門を鎌倉の関所に見立て、ロケを行う予定です。
秋原監督は、「人におどり念仏を伝えようと各地を行脚した一遍上人と映画をどう伝えるかを考えている自分と重なる部分があった」と話しています。
建福寺のロケは、11月7日に行われる予定で、100人ほどのエキストラ出演を一般に呼び掛ける計画です。
映画は、来年5月公開予定です。 -
上農で測量実習
若手技術者の育成や測量設計業への就労拡大につなげようと、長野県や測量設計業協会南信支部は、2日南箕輪村の上伊那農業高校で、測量実習をしました。
実習に参加したのは、上伊那農業高校緑地工学科の3年生21人で、測量設計業協会南信支部に加盟している測量会社の技術者から最新式の測量機器の取り扱い方法などを学びました。
最新のテクノロジーがつまった測量機器に実際に触れた生徒たちは、授業とは、ひと味違う測量現場の今を体感している様子でした。
この実習は、卒業後の生徒の進路選択で、測量設計業への就労拡大に結びつけていこうと行われているもので、10月には、大型の重機を使ったものも計画されています。 -
パンの花 ルナ・フローラ川北教室展
小麦粉などを原料とする粘土・パン粘土で作った花の作品展が、伊那市のかんてんぱぱホールで開かれています。
会場には、バラやカーネーションなどパン粘土で作られた様々な花・150点が並んでいます。
作品展を開いているのは、伊那市のパン粘土教室 ルナ・フローラ伊那川北教室を主宰する赤羽 弘美さんと、教室の生徒20人です。
ルナ・フローラ川北教室は、23年前に始まり、作品展を開くのは今回がおよそ10回目、かんてんぱぱホールでは、3年ぶり3回目となります。
パン粘土は、年々新しい素材が開発され、現在では、完成しても欠けにくくなり、乾きも早くなりました。これにより、半永久的に保存できるという事です。
赤羽さんは、「色も形も自分好みの作品を作ることができる。作っても飾っても楽しいのが魅力」と話していました。
このパンの花「ルナ・フローラ」作品展は、4日(日)まで、伊那市のかんてんぱぱホールで開かれています。 -
農業クラブ全国大会プレ大会
来年10月に長野県を会場に開かれる日本学校農業クラブ全国大会に向けたプレ大会が1日、伊那市のいなっせで開かれました。
農業クラブは、高校の農業課程を学ぶ生徒が加入している組織です。
全国大会は、県内7会場で競技会や意見発表会などが行われる予定で、上伊那農業高校が担当するクラブ員代表者会議は伊那市で開かれます。
1日は、全国大会に向けた準備のため、本番と同じ内容でプレ大会が開かれました。
上農高校など5つの高校からおよそ120人が参加し、3つのテーマについて話し合ったことを発表しました。
農業クラブを地域に知ってもらう活動をテーマに話し合った生徒は、学校開放や栽培した農産物などの巡回販売、ポスター制作などを提案していました。
全国大会のクラブ員代表者会議は来年10月、いなっせで開かれることになっています。
今後、上農高校では、プレ大会の反省を基に、大会運営の準備をしていくということです。 -
漂泊の俳人井月偲び俳句大会
漂泊の俳人井上井月を偲ぶ信州伊那井月俳句大会が28日、伊那市高遠町総合福祉センターやますそで開かれました。
俳句大会には、一般1205句、小中学生、6511の句が寄せられ、優秀な作品の表彰式が行われました。
このうち一般の部の大賞には、阿南町の松澤杜夫さんの作品、「夏帽子 鷲掴みして 黙祷す」が選ばれました。
また11月に上映される映画「伊那の井月ほかいびと」を制作している井上井月顕彰会の賞には伊那市の小坂博子さんの「原爆忌ふり向く闇に火の匂」が選ばれています。
小中学校の部では特選の50人に表彰状が贈られました。
城取信平実行委員長は、「今年は震災を詠んだ句が多くあり俳句が心情を表現する一つであることを更に深く実感した。」と話していました。 -
森の音楽祭in春近郷2011
地域で活動する音楽団体の発表会、森の音楽祭イン春近郷2011が28日、伊那市東春近の殿島城址公園で開かれました。
28日は14の団体が踊りやダンス、楽器演奏などを披露していました。
訪れた人たちは、森の中に響き渡る心地よい音色を楽しんでいました。 -
親子でフィルムロケットづくりに挑戦!
科学の不思議や面白さを親子で体験するプログラム「宇宙の学校」が27日に伊那市で開かれ、子どもたちがフィルムケースを使ってロケットを作りました。
この日は、市内の小学生の親子およそ60組、120人が参加し、フィルムケースを使ったロケットを作りました。
宇宙の学校は、身の回りで起こる、子ども達が不思議に思う現象などを親子で観察、実験し解決方法を探るプログラムで、今回で2回目になります。
ロケットは、フィルムケースに厚紙を使って尾翼などを取り付け、ケースの中に発泡入浴剤と水を入れ、二酸化炭素の爆発的な発生を利用して飛ばすものです。
子どもたちはロケットを完成させると、早速飛ばす準備をしていました。
参加したある小学生は「興奮しました。とても楽しかった」と話していました。
子ども・宇宙・未来の会の松澤俊志さんは「みんな本当に充実した顔をしている。こういった機会をきっかけに親子の絆を深めてほしい」と話していました。
宇宙の学校は今年度内あと2回計画されています。 -
児童が高校生相撲部と交流
伊那東小学校の児童が24日、木曽青峰高校相撲部の部員と、相撲で交流しました。
24日は、伊那東小学校に木曽青峰高校相撲部の生徒7人が訪れ、児童と相撲をとりました。
伊那東小学校では、伝統行事で毎年全校児童による相撲大会が開かれています。
今年は、大会を前に相撲に関する技や、知識を学ぼうと、相撲部員を招待しました。
児童らは部員に四股のふみ方や技のかけ方などを楽しみながら教わっていました。
伊那東小学校では9月に全校児童による相撲大会が計画されていて、子どもたちは大会に向け足腰を鍛えていくということです。 -
駒ケ岳遭難慰霊の日
大正2年、1913年8月27日の中箕輪尋常高等小学校の駒ケ岳遭難の日を忘れまいと、26日箕輪町の中部小学校で、恒例の慰霊の日の行事が行われました。
全校児童717人が花を持って登校し、児童玄関前にある駒獄遭難之碑の前で花を手向け、手を合わせていました。
中部小学校の前身、中箕輪尋常高等小学校の駒ケ岳遭難は、大正2年、1913年の8月27日に当時の高等科2年生ら37人が登山した際、暴風雨に逢い、赤羽長重校長を含む11人が亡くなった山岳遭難事故です。
大正14年8月27日に同級生たちが、後世に伝え、慰霊しようと遭難之碑を建てました。
中部小では、毎年8月27日にあわせ、碑の前で児童会が中心になって慰霊の日の行事を行っています。
児童たちが登校する午前7時30分から30分ほどの間に、遭難之碑の前は、供えられた花で埋まりました。 -
園児が案山子作り
伊那市の富県保育園の園児は、自分達が育てているもち米を守ろうと、案山子作りを26日行いました。
26日は、保育園にJA上伊那青壮年部富県支部のメンバー5人が訪れ、園児と一緒に案山子を作りました。
富県保育園では、去年から富県支部のメンバーに指導を受けながら、園のそばの田んぼでもち米を作っています。
木の棒にわらを巻き付け、マジックでペイントしたTシャツを着せました。
最後に顔にへのへのもへじと書いて完成です。
園児達は、手分けして案山子を田んぼまで運び、記念撮影するなどして完成を祝いました。 -
美篶小で自由研究作品展
伊那市の美篶小学校で、夏休みの自由研究の展示が25日から始まりました。
廊下には、子ども達が作った工作や、研究についての模造紙が貼られていました。
1年生の教室の前では、色とりどりの工作などが並んでいました。
この自由研究は、1年生から6年生までの全員が1人1作品を提出しています。
この作品展は、来月2日まで開かれています。 -
瑞雲墨志会展 水墨画
上伊那の墨絵愛好家、瑞雲墨志会による水墨画展が伊那市西春近のかんてんぱぱホールで開かれています。
水墨画展には、駒ヶ根市などで水墨画の指導にあたっている下平瑞雲さんの教室に通う生徒、およそ70人が90点を出品しています。
作品は、風景や花を描いたものが多く、白と黒の濃淡で表現しています。
会場には教室に入って数か月の人から10年以上の人まで様々な作品が並びそれぞれ個性あふれるものとなっています。
11月には水墨画の県展が開かれるということで、生徒らは、それに向け腕を磨いているということです。
会では水墨画展について「白と黒の濃淡で表現した幽玄な世界を楽しんでもらいたい。」と話しています。
瑞雲墨志会展は28日まで伊那市西春近のかんてんぱぱホールで開かれています。 -
伊那技術専門校で校内見学
南箕輪村の伊那技術専門校で21日、校内見学会が開かれました。
見学会には、市内外から8人が訪れ、取得することができる資格などの説明を聞いたり、授業の見学をしました。
伊那技専では、機械加工やパソコン活用などの4つの学科があり現在52人が学んでいます。
伊那技専によると、近年は、新卒の高校生の志願者が増えているということで、この日も上伊那地域から高校生5人が見学に訪れていました。
機械加工を見学した人達は、実際にパソコンを使って図案を作り、金属の加工をしました。
伊那技専の今年度後期分の募集は、機械科で9月8日までとなっています。 -
保育士が小学校で一日体験研修
保育士が小学校で児童と生活をともにする一日体験研修が23日、伊那市の伊那小学校で行われました。
一日体験研修は、小学生に入学後、学校に馴染めず授業に手中できない、いわゆる小1プロブレムを解消していこうと行われたものです。
23日は、竜西保育園で年中を受け持っている北原美代子さんが、伊那小学校の1年山組で研修を受けました。
一日研修は、今年度伊那市が始めて実施するもので、保育士およそ280人を対象としています。
4時間目の図工の時間では、北原さんが児童の間に入りサポートしていました。
伊那市では、保育園と小学校の相互理解を深め、小1プロブレムの解消に向け取り組んでいきたいと話していました。 -
千葉県の2つの小学校の児童と伊那市の長谷小の児童 中央構造線見学
農山村留学に訪れている千葉県の2つの小学校の児童と伊那市の長谷小の児童は22日、学校近くの溝口露頭で中央構造線を見学しました。
伊那市長谷を訪れているのは、千葉県の小学6年生の児童あわせて148人で、19日から自然観察などを行ってきました。
農山村留学は、自然の中で様々な体験をすることで、都会では味わえない経験をしてもらおうと行われているものです。
22日は、学校近くの溝口露頭を見学し、中央構造線について長谷公民館の池上謙館長から説明を受けました。
池上館長は「中央構造線が1億年以上前にできたとされている」などと説明し、児童らは話に耳を傾けていました。 -
南部小児童 西天竜発電所見学
南箕輪村の南部小学校の4年生は、22日、農業用水に係る施設などを見学しました。
農業用水探検隊は、農業用水に係る施設が作られた背景や、歴史を学び、果たしてきている役割を学ぼうと行われました。
このうち、伊那市の西天竜発電所では、水力発電の仕組みについて学びました。
県の担当者は、発電所が、西天竜の水路補修の費用を、まかなうために作られた事や、年間に一般家庭およそ3千戸の電気を発電している事等を説明していました。
子ども達からは、点検をするときは、どうやってしているのか等といった質問が出され、県の職員は、10年に一度発電機をクレーンで持ち上げ点検する事等を説明していました。
ある児童は、「身近な場所で電気を作っている事を知ることができました。」と話していました。 -
二十二夜尊大祭
安産や家内安全を祈願する二十二夜尊大祭が21日、伊那市の丸山公園で開かれました。
二十二夜尊大祭は、坂下区の有志などでつくる実行委員会が毎年開いているものです。
旧暦の7月22日の夜に、月の出を待って願をかけると願いがかなうと伝えられています。
二十二夜尊の碑の前では、安産を祈願するロウソクの火が灯されました。
火の消えたロウソクを持ち帰り、陣痛が始まったら火をつけるとロウソクが終わるまでに分娩が終わると言われています。
21日は、出産を控えた妊婦や、出産を終えお礼返しに来る家族連れの姿もありました。
坂下区では、「地域の伝統行事を今後も守っていきたい」と話していました。 -
沖縄の太鼓、島唄に1,600人が酔う
2年に1回、今回で4回目となる沖縄大東太鼓と島唄コンサートが、20日に伊那市で行われ、伊那文化会館の大ホールは、1,600人の聴衆で埋まりました。
南大東島の大東太鼓碧会は、勇壮な掛け声とともに踊りながら乱れ打ちを繰り返す、揃い打ち、回し打ちを披露しました。
太鼓の響きと迫力ある打ち手のパフォーマンスでつめかけた1,600人の観客を圧倒していました。
久米島町の登武那覇太鼓は、昔から島に伝わるエイサー太鼓をベースに独自性も盛り込んだ創作太鼓で、伊那西小学校の5・6年生も演奏に加わりました。
伊那と南大東島の交流は、青パパイヤが縁で始まり、今年で7年目を迎えています。
はじめに島に渡った伊那の訪問団が現地で太鼓演奏を見て感激し、伊那でのコンサートを実現させました。
初回は、文化会館小ホールでしたが、2回目以降は、大ホールで演奏していて、南国の雰囲気漂う島唄や迫力ある太鼓演奏は、毎回多くの観客を魅了しています。
コンサートが終わると、舞台上で島の子どもたちと伊那西小児童のお別れ会があり、お互い名残惜しそうに握手を交わしていました -
沖縄の島の子どもたち 来伊
伊那文化会館で沖縄の大東太鼓などのコンサートを行う島の子どもたちが、交流のある伊那市の西箕輪小学校を19日に訪れました。
20日、伊那文化会館で行われるのは、大東太鼓と島唄、沖縄エイサーコンサートで、沖縄県の南大東島と北大東島、久米島の子どもたちが、太鼓や島唄、エイサーを披露します。
始業式を前に紹介された島の子どもたちは、一緒に給食を食べた後、西小の児童たちと演目を練習し、その後明日のコンサートに備えていました。
中高生の代表は、市役所を訪れ白鳥孝市長を表敬訪問しコンサートの見所をアピールしました。
市役所を訪れたのは、コンサートに出演する中学生と高校生6人と、指導者です。
「力強く、感動を与える太鼓を披露したい。」「感謝の気持ちを込めてたたきます。」「心に響く演奏をしたい」などとそれぞれが抱負を話すと、白鳥市長は、「同じ島国に暮らす私たちなので、この交流が長く続くことを願います。みなさんは、どうしてそんなに太鼓が上手なの」と聞くと、指導者で南大東村教育委員会の川満廣司さんは、「とにかく太鼓が好きだからです」と答えていました。
コンサートは、20日の午後7時から、県伊那文化会館大ホールで行われます。 -
田楽座が盆踊りナイト
伊那市富県の歌舞劇団「田楽座」は、全国各地に伝わる伝統の踊りを3時間踊り続けるイベント「盆踊りナイト」を13日と15日に行いました。
2日間で約60人が参加し、八木節など6曲を踊りました。
関東や関西、九州からの参加があり、田楽座のメンバーの歌と演奏で心ゆくまで盆踊りを楽しんでいました。
大阪から家族連れで参加したというある男性は、「この雰囲気がとても楽しい」と話していました。
田楽座では、「それぞれが主役になることができる盆踊りの楽しさを存分に味わってほしい」と話していました。
周りには、焼きそばや飲み物の屋台も出て祭り気分を盛り上げていました。 -
伊那図書館で縄文式火起こし体験
伊那図書館で13日、縄文式の火起こしワークショップが開かれ、夏休み中の小学生たちが体験しました。
伊那図書館が行っている夏の読書イベントの一環で、くらしに欠かすことができない火を自力で起こすことによって、エネルギーについて考えるきっかけにしてもらおうというものです。
ワークショップには、保護者も含めて15人ほどが参加し、火にまつわるインディアンの話を聞いたあと、早速火起こしに挑戦しました。
悪戦苦闘しながら煙が起きると、火種を麻のひもをほぐしたかたまりの中に入れ、風を送りこむと、見事に火が起きていました。
平賀研也図書館長は、「苦労して火を起こすことで、普段何気なく使っているエネルギーについて考えるきっかけにしてもらえれば」と話していました。 -
南小河内伝統 おさんやり
箕輪町南小河内区に伝わる伝統行事で、町の無形民俗文化財に指定されている、おさんやりが16日に行われました。
おさんやりは、区内を流れる、「大堰(おおせぎ)」が天竜川とは逆に流れている為、疫病や災いの原因とされ、その厄を払う目的で始まったといわれています。
夕方、白い服を身に纏った、地区の男達が、およそ700キロの舟を担ぎ上げると、お舟の巡航がはじまります。
地区の災いを舟にのせ、地区外へ運び出すものとされ、およそ2時間かけ地区内を練り歩きます。
また練り歩きの途中の辻では、舟をおろし民踊ヨイソレを披露していました。
日が沈み、暗くなると、おさんやりもクライマックスを迎えます。
男達は、広場に置かれた、舟を担ぎ上げると、木の回りを3周し、その後、左右に揺らしながら、舟を壊しました。
舟の破片は、玄関に飾ると、厄除けになると言われ、集まった人達は1年間の無事を祈りながら、破片を拾い集めていました。 -
伊那谷デザイン会議がジオラマ制作
上伊那出身の大学生などでつくる伊那谷デザイン会議は、辰野から飯島までの地形を模した巨大ジオラマを18日、伊那市西箕輪で制作しました。
伊那市西箕輪の空き地には、土やビニール紐などをつかって、画面右手に中央アルプス、左に南アルプス、中央部分には、天竜川などが作られています。
伊那谷デザイン会議は、伊那北高校出身の大学生を中心に、2009年から活動しているグループです。
帰省中の8月と1月にイベントなどを行っていて、30年後の伊那谷を見据えて、よりよい地域を作ろうと活動しています。
今回は、県の元気づくり支援金140万円を受けて、2000分の1の縮尺の伊那谷のジオラマの制作を企画しました。
ジオラマ作りには、伊那谷から全国各地の大学に進学した学生のほか、インターネットなどでの呼びかけに応じた学生など20人ほどが参加しました。
オレンジの紐は中央道、白い紐は国道153号、黄色と黒のまだらの紐は飯田線などとジオラマを作っていきました。
19日は、5縲・人ずつのグループに分かれて、ジオラマで造った場所にツアーに出かけるということです。
20日には、ジオラマを使ったワークショップを午前10時縲恁゚後4時まで計画しています。