-
長谷中創立50周年 記念式典などで祝う
伊那市長谷の長谷中学校で16日、創立50周年記念式典が開かれ、節目の年を祝いました。
長谷中学校は、昭和36年に当時の伊那里中学校と美和中学校が統合して誕生しました。
今年は創立50周年で、式典には生徒や保護者、地域住民らが参加しました。
式では、3年生11人が祝い太鼓を披露しました。
生徒たちは、50周年の記念品として贈られた法被を着て、熱心に演奏していました。
記念事業実行委員長の西村安司さんは、「温故知新。すばらしい長谷中が築かれていくことを願います」とあいさつしました。
宮坂文子校長は、「歴史の重みを大事に、不撓不屈の精神のもと、社会を生き抜く力を育てていきたい」と話しました。
また生徒会長の中島大希君は、「伝統ある中学校で学べることを誇りに、感謝の気持ちを忘れず過ごしたい」とあいさつしました。
式の後には記念講演会が開かれ、長谷中の伝統の礎を築いた3人の教諭が講演しました。
このうち、昭和44年から5年間、男子バレーボール部監督を務めた笠原浩さんは、「バレーボールの心」と題して話しました。
笠原さんは、昭和49年の長谷中男子バレーボール部全国大会出場の基礎を築きました。
笠原さんは「バレーボールでは挑む、耐える、工夫する、感謝を学ぶことができる。挑めばチャンスだが逃げればピンチ。今後の人生に活かしてほしい」と話していました。 -
「歴史画と武者絵の世界 江崎孝坪・折井宏光展」始まる
伊那市高遠町の信州高遠美術館で、「歴史画と武者絵の世界 江崎孝坪・折井宏光展」が16日から始まりました。
会場には歴史画や武者絵50点が展示されています。
故江崎孝坪さんは明治37年に高遠町に生まれ、昭和38年に60歳で亡くなりました。
日展などで3回の特選を受賞し、黒澤明監督映画の美術考証や、歴史小説の挿絵を担当しました。
会場には、第1回日展に出品した武者絵「手向け」など29点があります。
諏訪市の折井宏光さんは、江崎孝坪さんの歴史画に魅かれ、美術大学で武者絵歴史画を学びました。
美術教諭として上伊那や諏訪の高校に勤務し、退職した今は画業に専念しています。
今回は、勇ましい武者の姿や、戦に散った武者などを描いた作品を出品しています。
折井さんは、「歴史画は鎧を描くのが楽しい」と、魅力を話していました。
この江崎孝坪・折井宏光展は信州高遠美術館で来月14日まで開かれています。 -
西箕輪大萱で7年に1度の「長持ち担ぎ」
伊那市西箕輪の大萱地区で、16日、熊野社の例大祭が行われました。
この日は地区住民およそ150人が参加して、7年に1度の「長持ち担ぎ」が行われました。
大萱第6組公民館前で行われた出発式では、相撲甚句や佐渡おけさ、花笠踊りが披露され、訪れた人たちがその様子を見物していました。
見物していたある男性は「7年に1度の行事なので子どもにも見せようと思い、一緒に見に来ました」と話していました。
出発式が終わると、男衆が3つの長持ちを担いで地区内をまわりました。
「長持ち担ぎ」は、大正12年に諏訪の御柱祭を見た大萱地区の若者が、地元でも祭りをやろうと始めたものです。
諏訪の御柱祭にならって、大萱でも7年に1度「長持ち担ぎ」を行っています。
長持ちは、五穀豊穣や家内安全を願い、各所で踊りや歌を披露しながら地区内を一周まわり、奉納される熊野社を目指します。
長持ち担ぎ保存会の薄田芳人会長は「今年は担ぎ手に若い人が多く、盛大に長持ち担ぎができた。道沿いにも多くの人が見に来てくれた」と話していました。
この日、大萱地区には、男衆の威勢のよいかけ声が響いていました。 -
子安神社本殿遷座式
伊那市美篶の子安神社で、仮殿の御神体を本殿にうつす本殿遷座式が10日、現地で行われました。
遷座式には、区の執行部や神社総代などおよそ30人が出席しました。
子安神社は、およそ350年前に現在の場所に祀られた神社で、建物の老朽化が進んでいたことから今年3月から修復が進められていました。
今回の事業費は、およそ2千万円で、地元の氏子の負担で賄われました。
これまでの建物には拝殿がなく、住民の希望により新たにつくられました。
遷座式では、仮殿から御神体が本殿へと移されました。
遷座式の後には子安神社例大祭が行われ、地区の子ども神輿などが祭りを盛り上げていました。 -
伊那弥生ヶ丘高校 強歩大会
伊那市の伊那弥生ヶ丘高校で14日強歩大会が開かれました。
午前9時20分、男子生徒が一斉にグラウンドをスタートし、女子は10分後の9時30分にスタートしました。
伊那弥生ヶ丘高校の強歩大会は、男女共学になる前の昭和44年1969年から行われていて、秋の恒例行事となっています。
コースは、男子が、箕輪町富田で折り返す30.1キロ、女子が羽広で折り返す22.7キロを走りました。
生徒らは、友人と励ましあったり、一人で懸命に走ったりと、それぞれのペースでゴールを目指していました。
スタートから約2時間後、女子のトップ、2年生の宮脇結佳さんと1年生の田辺夢佳さんが、同時にゴールしました。2人はともにバスケットボール部です。
その20分後、男子のトップ、3年生の澁谷宥介くんがゴールしました。
澁谷くんは、元陸上部で、1年生の時も1位となっています。 -
進徳館開校150年周年記念展
伊那市高遠町歴史博物館で、高遠藩の藩校「進徳館」の開校150周年を記念する特別展が、14日から始まりました。
この特別展は、進徳館が開校してから、今年150周年を迎えたことを記念して企画されました。
進徳館が開校するまでの高遠の学の起こりから、進徳館の教育、明治維新を経て進徳館が閉校になるまでの関係資料が並べられています。
歴史博物館の関係者によると、進徳館についての展示は何度も開かれていますが、これほど資料が多く、系統だった展示は初めてだということです。
会場には、進徳館にゆかりの人物の資料もあわせて展示されています。
開校150周年記念・高遠藩校進徳館のあゆみは、12月12日まで、伊那市の高遠町歴史博物館で開かれています。 -
伊那北高創立90周年薫ヶ丘秀作美術展
今年度、創立90周年を迎える伊那市の伊那北高校出身の美術家が作品を出品する薫ヶ丘秀作美術展が10日から伊那文化会館で始まりました。
会場には、伊那北高校の前身である旧制伊那中学校の卒業生から、現役の高校生、そして、故人まで75人の作品が展示されています。
この美術展は、伊那北高校の創立記念の年にあわせて開かれていて、今回で3回目です。
OBによる美術展は、毎年開かれていますが、創立記念にあわせた美術展は、出品者も倍増するなど、規模を拡大して開いています。
今年は、長野オリンピックでモニュメントを制作し、王室カナダ学芸員会員などとして活躍している斉藤 智さんのブロンズも出品されています。
また今回の展示では、初めて、現役高校生の作品も寄せられています。
この薫ヶ丘秀作美術展は、17日(日)まで、伊那市の伊那文化会館で開かれています。 -
大森英明さん富士山写真展
伊那市美篶のアマチュアカメラマン、大森英明さんの写真展「夢幻の世界 富士山」が8日から伊那図書館で始まりました。
富士山の写真を撮り続けて16年。
会場には、明け方に撮影したものを中心に様々な富士山の写真22点が並んでいます。
大森さんは、会社勤めの傍ら、年に数十回ポイントに足を運び、一瞬を切り取っています。
作品展は、今回で10回目。
会場には、毎年楽しみにしているというファンが大勢訪れています。
大森さんは、「デジタルカメラが主流になってきているが、フィルムにこだわってこれからもとり続けたい」と話していました。
大森英明写真展 第10回夢幻の世界 富士山は、10月17日まで伊那図書館で開かれています。 -
箕輪中学校に武道場完成
平成24年度からの学習指導要領変更に対応するため、箕輪町が中学校に建設していた武道場が完成しました。
武道場は、箕輪中学校の体育館西側に建設されました。
広さは、450平方メートルで鉄骨平屋建て。建設費は約1億円で、ほとんどを国の補助でまかないます。
128畳の柔道場と、板張りの剣道場が1面ずつ整備されました。
8日は、生徒会役員も参加して、看板の序幕式が行なわれ、施設の完成を喜びました。
柔道は、現在体育の選択授業で、男子が町の武道館まで移動して授業を受けていますが、平成24年度以降は、必修科目となるため、町がこれに備えました。
箕輪中学校では、武道のみでなく学年集会やPTA集会などにも有効に使っていきたいと話しています。
この新しい武道場は、11月の体育の授業から使用されることになっています。 -
舜鳳会日本画展
伊那市、箕輪町、辰野町で日本画を学んでいる舜鳳会の合同作品発表会が、伊那市のいなっせ2階ギャラリーで開かれています。
会場には掛け軸などの作品32点が展示されています。
舜鳳会は、辰野町の三堀舜業さんが指導しています。
展示会は今年で37回目です。
今回は、平安時代の36人の優れた和歌を集めた三十六歌仙の中から歌を選び、絵にした作品も並んでいます。
和歌の内容や時代背景を学び、時間をかけて描いたということです。
この舜鳳会日本画展は11日まで、いなっせ2階ギャラリーで開かれています。 -
第一美術長野南信出品者作品展
絵画・彫刻・陶芸の全国公募展「第一美術展」に、作品を出品している南信地区の作家有志による作品展が、伊那市高遠町のカフェ&ギャラリーアイダッシュで開かれています。
会場には、絵画を中心におよそ20点の作品が並んでいます。
第一美術展は第一美術協会が東京六本木の国立新美術館を会場に毎年開催している全国公募展です。
長野県内では、東北信の作家が主に作品を出品していましたが、近年、南信地区からも作品を出品する作家が増えています。
今回の作品展は、上伊那に住む第一美術協会の会員たちが開いたもので、第一美術展のことを多くの人に知ってもらおう企画しました。
会場には、風景画を中心にさまざまな作品が並んでいて、ある会員は、「それぞれの作家の個性を見てほしい」と話していました。
作品展は31日まで、伊那市高遠町のカフェ&ギャラリー・アイダッシュで開かれています。 -
伊那技専 短期課程入校式
南箕輪村の伊那技術専門校で、半年間の後期短期課程で学ぶ21人の入校式が4日行われました。
4日に入校したのは、機械科9人、パソコン活用科12人の合わせて21人です。
入校した訓練生は、20代から50代の男女で、機械科に男性8人、女性1人。パソコン活用科に男性3人女性9人となっていて平均年齢は34.3歳です。
遠藤昌之校長は「目標を定めそれにむけチャレンジしてほしい。地域企業から必要とされる人材になって、全員が就職できるよう頑張ってください」と挨拶しました。
入校生を代表してパソコン活用科の栗原由美さんは「目標とする技能と知識を身につけ、社会で活躍できる技能者となるよう努力したい」と抱負を述べました。
4日入校した訓練生は、3月の卒業までにそれぞれにあった就職先を目指し、技術を身につけていきます。 -
伊那市の唐沢弥生さん県知事賞
第63回県展が松本市美術館で開かれています。
県展では伊那市の唐沢弥生さんの作品が洋画の部門で最優秀賞にあたる県知事賞を受賞しています。
今年の県展は展示会場の巡回はなく、松本市美術館のみで開かれています。
今回は日本画、洋画、彫刻、工芸の4部門合わせて656点が展示されています。
このうち洋画の部門では伊那市の唐沢弥生さんの作品「ある予感」が県知事賞を受賞しています。
唐沢さんは作品について「混沌とした世の中に不安を感じながらも強く生きる女性をイメージして描いた。」と話しています。 -
第15回記念書晋展
伊那市在住で上伊那書道協会の委員を務めるメンバーでつくる書晋会の展示「書晋展」が1日から伊那文化会館で始まりました。
会場には、会員13人の作品およそ100点が展示されています。
隷書や行書の作品の他、漢字と平仮名が交じった調和体、篆刻など様々な作品が展示されています。
書晋会では「一般的な展示と違い色々なジャンルの作品をみることができる。多くの人に見てもらいたい」と話していました。
また今回は15回記念として、書晋会に在籍していた故人の作品「遺墨」の展示もおこなっています。
「第15回書晋展」は3日まで伊那文化会館で開かれています。 -
楠洲流吟道大会
詩吟の楠州流吟道大会が26日、伊那市の市民会館で開かれました。
大会は毎年この時期に開かれていて、今年はおよそ350人が参加し詩吟を披露しました。
楠洲流聖楠会は辰野町から駒ヶ根市までの5つの吟詠会で組織されています。
大会では、個人の吟や団体の合吟などが行われました。
このうち合吟の部では、それぞれの吟詠会から14団体が出場し、次々とステージに立ちました。
漢詩を自分のものとして理解して吟じるように心がけているということで、どの団体も熱心に吟を披露していました。 -
信州民謡民舞の祭典
日本各地の民謡を発表し合う信州民謡民舞の祭典が26日、伊那市のいなっせで開かれました。
この祭典は、長野県県民芸術祭のイベントの一つです。
今年が46回目という歴史ある祭典で、伊那市の伊那節保存会など、長野県民謡協会に所属する県内の13団体が出演しました。
50を超えるプログラムで、各団体が長野県をはじめ全国各地の民謡を披露しました。
伊那節保存会は、「伊那節」のほか、「尾根下り唄」という馬子唄など6曲を披露していました。
出演者は、三味線や尺八の演奏に合わせ、歌声を会場に響かせていました。 -
諏訪形諏訪神社御柱まであと一週間
伊那市西春近諏訪形区の御柱祭。
10月2日に行われる里曳きや建て御柱に向け、地区では準備が進んでいます。
26日は集落センターに地区住民およそ60人が集まり、祭りで行われる騎馬行列や獅子曳きの練習が行われました。
獅子曳きは、子供たちが踊りながら獅子を神社へと導くもので、地区の保育園児から中学生までが参加して行われます。
子供たちはグループ毎に分かれ、扇子や足の運びなどを教わっていました。
市の無形文化財に指定されている騎馬行列は、時代衣装に身を包み地区内を練り歩くもので、御柱祭の中心的な行事として行われています。
メンバーは廊下に並び、繰り返し手や足の動きを確認していました。
練習は本番まで毎晩行われるということです。
諏訪形諏訪神社の御柱祭は、10月2日に里曳きと建て御柱が行われる予定で、伊那ケーブルテレビでは、祭りの模様を午前11時半から生中継します。 -
秋晴れに恵まれ各地で歴史に触れるイベント
さわやかな秋晴れに恵まれた26日は、上伊那各地で地域の歴史に触れるイベントが行なわれました。
伊那市では、西町公民館主催の「歴史の道 伊那街道を歩こう」が行なわれ、区民らが市内9箇所の史跡などを徒歩でまわりました。
伊那市文化財審議委員で古文書研究会会長の久保村覚人さんが講師をつとめ、一般的な歴史書には出てこない、伊那地域の研究者ならではの視点から解説していました。
一行は、西町公民館を出発し、伊那橋を見学。
伊那橋を通る国道153号は、明治7年当時、長野県が南信地域で最初に取り組んだ大事業だったことなどが説明されました。
入舟の天竜川舟着場では、竜東方面の荷物を扱う舟着場が、左岸の中央区側にもあったことや下流まで流れていった舟を回収する仕事が大変だったことなどを話していました。
関係者は、「健康づくりも兼ねて地域の歴史を再発見してもらえたら」と話していました。 -
明音寺で平澤真希さんピアノコンサート
箕輪町の明音寺本堂で、伊那市出身のピアニスト平澤真希さんのピアノコンサートが26日、開かれました。
明音寺の本堂にはおよそ170人が集まり、平澤さんのピアノ演奏に聞き入っていました。
明音寺では、ヨーロッパの教会でコンサートが行われるように、寺でコンサートがあってもいいのではと、8年前に初めて平澤さんのピアノコンサートを開きました。
それ以後、人形浄瑠璃や落語、バンド演奏などを本堂で行っています。
平澤さんは伊那市出身で、ポーランドのショパン音楽大学を最優秀主席で卒業しています。
今回は明音寺で4回目のコンサートで、ショパン生誕200年に合わせショパンの曲13曲が演奏されました。
訪れた人たちは、コンサートホールとは違った空間で奏でられるピアノの音色にじっと耳を傾けていました。 -
十五夜 旧井澤家住宅にオカラコお供え
伊那市西町の旧井澤家住宅を管理している伊那部宿を考える会は25日、十五夜の行事としてオカラコを供えました。
伊那部宿を考える会では、地域の伝統を伝えていくため、毎年オカラコ作りをしています。
オカラコは、もち米から作る団子で、2晩水に浸けたもち米を丸めて団子にします。
上伊那地域では、昔、多くの家庭で十五夜に合わせてオカラコが作られていました。
この日は、伊那部宿を考える会の会員が作ったオカラコと、カボチャやサトイモなどの野菜を縁側に並べ、月に供えていました。
オカラコは26日、会員に配り、各家庭でオカラコ汁にして味わうということです。 -
伊那東小学校の伝統 すもう大会
伊那東小学校の秋の伝統行事すもう大会が22日に開かれました。
この日は学年ごとに団体戦や個人戦を行いました。
子ども達は2週間ほど前から朝の時間や休み時間を利用して練習をしてきたという事で、力強い押し出しや土俵際のねばりをみせていました。
伊那東小学校では、お互いに触れ合って遊ぶことの楽しさを知って欲しいと話していました。 -
南信地区高校定時制生活体験発表
南信地区の高校定時制に通う生徒達の生活体験発表会が18日、駒ヶ根市の総合文化センターで開かれました。
生活体験発表会は全国大会へと続くもので、南信地区大会には上伊那農業高校、箕輪進修高校など6校から7人が出場しました。
このうち、今年度末で定時制課程が終了となる上伊那農業高校の4年生、森本夏希さんは、「4年目の思い」と題して話しました。
森本さんは、在校生の入学がなく生徒数が減っていく中で、皆で工夫して活動してきたことなどを話しました。
発表は制限時間7分で、発表の内容や態度などが審査されました。
審査の結果、最優秀賞には赤穂高校4年の林和弥さんが選ばれました。
県大会は10月9日に松本市で開かれ、南信地区からは上位3人が出場することになっています。 -
箕輪東小児童がフナ捕り
箕輪東小学校6年生の児童は22日、フナを育てていた池の水とり作業を行いました。
箕輪東小学校の6年生30人は、環境学習の一環で学校近くの休耕田に水を張りフナを育ててきました。
今年5月にフナの卵を買い、水を替えたり、エサをやるなどしながら大きくなる様子の観察を続けてきました。
22日はフナを真水に入れ替え、ドロ抜きをするために、水とり作業を行いました。
児童らはドロだらけになりながら、水をとり、フナをつかまえていました。
フナは体長3センチほどに育っていて3日ほど学校内の池に張った真水にいれ、ドロ抜きをしたあと直売所に販売することになっています。
フナの販売による売り上げについては、今後の学校生活に役立ていくということです。 -
東部中学校吹奏楽部定期演奏会
伊那東部中学校による定期演奏会が20日、伊那市民会館で開かれました。
演奏会では、部員およそ60人が練習の成果を発揮していました。
東部中学校吹奏楽部は8月に県吹奏楽コンクールの南信予選で上位入賞し県大会に出場するなどその演奏力には定評があります。
演奏会で披露したのは、アンコールを含め11曲で息の合った音色が会場に響いていました。
指揮者の小林孝行教諭は今年4月から吹奏楽部の顧問となり指導にあたってきました。
小林教諭は「部員らは赴任してすぐに自分の指導方法を受け入れてくれた。東部中学校に来てよかった。」と話しています。
会場を訪れた保護者や家族は部員らの力強い演奏に聞きいっていました。 -
富県園児が太鼓練習
伊那市の富県保育園の年長園児が21日、運動会で披露する太鼓の最終練習をしました。
子どもたちは、今年6月から歌舞劇団「田楽座」のメンバーの指導を受け、太鼓の練習をしてきました。
今日は、運動会の総練習に合わせ、太鼓の最終練習を行いました。 -
長野県工芸美術展
最高賞に伊那市の小坂洋一さん第2回長野県工芸美術展で、伊那市御園の小坂洋一さんの作品が、最高賞となる長野県工芸美術会長賞を受賞しました。
18日、展示会場のかんてんぱぱホールで表彰式が行われ、小坂洋一さんに賞状が贈られました。
小坂さんの作品は、ステンレス工芸「連日の猛暑で居酒屋へ」です。
小坂さんは長年、ステンレスの流し台を作る仕事をしていたことから、ステンレスを材料に工芸作品を作りました。
今回の作品は、今年7月から作り始めました。
友達をモデルに人や居酒屋の内部など細かいところまでこだわって作ったということです。
小坂さんは、「ステンレスという冷たい素材を使って温かみのある作品を作っていきたい」と話していました。
この長野県工芸美術展は公募展で、応募127点のうち、109点が入選しました。
会場には、工芸、民芸、手芸などあらゆる工芸分野の入選作品が展示されています。
長野県工芸美術展は26日(日)まで、伊那市のかんてんぱぱホールで開かれています。 -
長野県華道教育会華道展
長野県華道教育会による「第61回華道展」が17日から、伊那市の伊那商工会館で始まりました。
華道展は、県下7支部51の流派から239人が、前期と後期の2回にわけて展示しています。
会員の発表の場として、毎年1回この時期に行っているもので伊那市で開かれるのは7年ぶりです。
会場には、秋の花や実を使った作品が多く並んでいます。
またビニールなど自然の物でないものとの調和を試みたものや、脱色した木を使った作品もならんでいます。
長野県華道教育会の和田富子会長は「なかなか文化にふれる機会の少ない若い人にもみてもらって興味をもってもらいたい」 と話していました。
華道展は20日まで伊那商工会館で開かれます。 -
【カメラリポート】 伊那の古城 改訂版出版
上伊那地域の古い城についてまとめられた本「伊那の古城」が、改訂され、今月出版されました。
新装改訂された「伊那の古城」。作者は、宮田村の 文化財保護委員などを務めた、故・篠田 徳登さんです。 -
高遠ブックフェスティバル
本を使った観光イベント「高遠ブックフェスティバル」が18日から始まり、高遠町の商店街は県内外から訪れた観光客でにぎわっています。
伊那市高遠町の、商店街の路地や店の軒先には本が並べられ、訪れた人たちが手にとって読んでいました。
高遠ブックフェスティバルは、本を使って地域の活性化を図ろうと、古本屋の経営者などでつくるブックフェスティバル実行委員会が去年始めました。
町内には多くの本が並んだ他、大型紙芝居やしおりの制作体験など様々なイベントが行われました。
高遠図書館では、無料で自由に持ち帰ることができる個人発行の雑誌「フリーペーパー」などを集めたイベントが行われました。
また、気に入った本を見つけ、ブックフェスティバル実行委員にその本を紹介すると記念品がもらえる「I LOVE THIS BOOK」というイベントも行われました。
訪れた人たちは「普通の店に本が並んでいたりしておもしろい。次回の開催が今から楽しみ」と話していました。
ブックフェスティバル実行委員会の斉木博司実行委員長は「今年は地域の人たちに協力してもらい、地域に溶け込んだイベントになった。今後は、日常生活の中で本が楽しめる町になっていけばうれしい」と話していました。
高遠ブックフェスティバルは23日木曜日まで高遠町内で開かれています。 -
小学生が農業水利施設見学
南箕輪小学校の4年生は17日、地域の歴史を学ぼうと、上伊那管内の農業水利施設の現地見学を行いました。
見学をしたのは、南箕輪小の4年生2クラスおよそ60人です。
児童らは、社会の授業で「郷土を開いた人々」をテーマに地域の歴史について学んでいます。
17日は、水利施設がどのような役割を果たしてきたかを学ぼうと、南箕輪村田畑の伊那西部第一揚水機場などを訪れました。
天竜川西側にある農地は、昔から水が乏しく不安定な農業を行っていましたが、天竜川の水を高地へあげる楊水機場の建設により、現在では果樹や野菜などの栽培が可能となりました。
児童らはシステムを稼働する操作室や貯水槽などを見学しました。
そのあと、この水を使ってパセリを栽培している農家を訪れ、散水の様子も見学しました。
ある児童は「大きな機械があってびっくりした。どうやって水を引いているのか分かってよかった」と話していました。