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ルビコン(株)創業60年で地域貢献
伊那市西箕輪に本社を置く電子部品メーカー・ルビコン株式会社は、創業60年を記念して、伊那市に100万円を、地域の学校にはプロジェクターを贈りました。
25日は、ルビコンの創業者・登内 英夫会長と勝山修一社長が伊那市役所を訪れ、白鳥孝市長に、100万円と記念時計を寄贈しました。
ルビコンは1952年4月に、日本電解製作所として、8人の従業員でスタートしました。
主に、アルミ電解コンデンサの開発・製造などを行っています。
創業から、60年を経て、現在は、国内外を合わせると、工場は14か所、販売拠点は、22拠点、グループ全体の従業員数は、3000人と、地域を代表する企業となっています。
60年を記念して、地域に貢献したいと今回寄付を行いました。
白鳥市長は「大変ありがたい。大切に使いたい」と感謝していました。 -
アグリイノベーション推進機構
農業を基本に新たな産業を作り出す「アグリイノベーション」。この新たな取り組みについて産学官が連携する、伊那谷アグリイノベーション推進機構の設立準備会が23日、南箕輪村の信州大学農学部で開かれました。
準備会には、信大農学部や上伊那と下伊那地域の企業、行政機関の関係者およそ40人が出席しました。
伊那谷アグリイノベーション推進機構は、信大農学部で行っている研究を活用し、産学官が連携して産業の開発や発展を目指します。
これは、信大農学部の持つ薬やバイオエネルギーといった付加価値のある研究を新たな産業につなげようというものです。
設立準備会の会長には、伊那テクノバレー地域センターの向山孝一会長が選ばれました。
副会長には、信州大学農学部の中村宗一郎学部長が選ばれ、中村副会長は、伊那谷アグリイノベーション構想30年ビジョンについて話をしました。
中村副会長は、「リニア開通による人の流れや、新たな大学の構想など、伊那谷には、学術研究推進としとしての可能性がある」と話し、「30年後、伊那谷のブランド化」を目指したいと話していました。
伊那谷アグリイノベーション推進機構は来年春の設立を目指しています。 -
伊那プレミアム商品券7月1日発売
伊那商工会議所と伊那市商工会、JA上伊那は、10%のプレミアムがついた総額2億円のプレミアム商品券を、7月1日に発売します。
今回、発売されるのは、1000円券11枚つづりが1万円のプレミアム商品券です。
プレミアム率は10%で、一人の購入限度額は10万円です。
伊那商工会議所と、伊那市商工会、JA上伊那が発行するもので、平成21年の5月と12月に発行されて以来となり、今回で3度目です。
17日は、伊那商工会議所の向山公人会頭・伊那市商工会の森本光洋会長・JA上伊那の春日州一専務理事が、商品券発売に関する記者会見を開きました。
プレミアム商品券の総額は2億円で、商工会議所の会員事業所やAコープなど、市内の参加店舗で活用できます。
プレミアム分の2千万円は、伊那市からの補助金1380万円を当てるほか、商工会議所や参加店舗が負担します。
なお、今回の事業費の中から、50万円を、伊那市富県の児童養護施設たかずやの里に寄付するとしています。
プレミアム商品券の発売は、7月1日、午前9時からで、売切れ次第終了となります。
販売場所は、伊那商工会館や伊那市商工会本所、JA上伊那本所など6か所となっています。 -
南箕輪村商工会 新会長に堀正秋さん
任期満了に伴う南箕輪村商工会の役員改選が、16日行われ、新しい会長に、久保の(株)堀建設社長、堀正秋さんが選任されました。
この日開かれた南箕輪村商工会の通常総会で役員改選が行われました。
新しい会長に久保の(株)堀建設社長、堀正秋さんが選ばれました。
新任の挨拶で堀さんは「経済が低迷する中、村や関係者の指導を頂きながら、商工会と地域の発展のために努力していきたい」と話していました。
任期は、3年間で平成27年度の通常総会までとなっています。 -
リニア 延伸工事現場をマスコミに公開
JR東海は、山梨リニア実験線の延伸工事が行なわれている現場を14日、報道機関に公開しました。
JR東海は、現在およそ18キロの山梨リニア実験線を42キロに延ばす工事を行なっています。
14日は、東京よりのこの場所、山梨県上野原市の工事現場を公開しました。
この場所は、平成22年の12月にも公開されていました。
リニアの路線では、トンネル以外の場所を「明かり区間」と呼びます。
大半の明かり区間は、フードで覆われます。
フードは、コンクリート製で厚さは20センチ。
雪や風除け、騒音の低減、セキュリティーを考慮して設置されるものです。
この日は、トンネルの内部も公開されました。
実験線の延伸工事部分には、トンネルが10箇所ありますが、そのすべてが今年3月までに貫通しています。
トンネル内部の高さは8メートル、幅は12.6メートルで今年の夏には土木工事を終え、電気工事に移行し、ガイドウェイと呼ばれる電磁石の設置が行なわれる予定です。
延伸工事は、来年完了する計画で、走行試験も再開される予定です。 -
就職戦線 依然として厳しく
来春大学や短大などを卒業する学生を対象にしたふるさと就職面接会が、11日伊那市のいなっせで開かれました。
参加した企業の求人数は、全体で50人減となっていて、相変わらず厳しい就職戦線となっています。
11日参加した事業所の数は、43社、求人件数は、102件でほぼ去年並みの状況ですが、求人数は、187人と、去年に比べ51人少なくなっています。
卸・小売業で大幅な減となりました。
主力の製造業は、参加企業数、求人数とも去年とほぼ変わらず、円高などにより依然として厳しい状況がうかがえます。
職種別では、技術職・専門職は、去年並みの43件、73人ですが、事務・営業・販売は、去年の133人から73人とほぼ半減していて、文系学生にとっては、特に厳しい状況です。
第2回目のふるさと就職面接会は、8月24日に開かれる予定です。 -
(株)サカイヤが50周年で記念誌
伊那市に工場をおく自動車や電化製品のパネルなどを製造している(株)サカイヤは、創立50周年を迎え記念誌を作りました。
26日は、伊那工場長の金澤 幸宣さんが、伊那市役所を訪れ、白鳥孝伊那市長に記念誌を届けました。
(株)サカイヤは、埼玉県に本社があり、自動車のメーターや電化製品のパネルなどのプラスチック製品を製造しています。
伊那工場が進出したのは、24年前です。
去年、創立50周年を迎えましたが、東日本大震災の影響で式典などの開催は控えました。その代わりとして、記念誌を作りました。
記念誌には、これまでの会社の変遷や、製造している商品の紹介などが載せられています。
白鳥孝市長は、「これからもますます大きく発展してもらえればありがたい」と話していました。
なお、記念誌は、従業員や取引先などに配ったということです。 -
求人倍率0.68倍 県下最低水準
3月の上伊那の月間有効求人倍率は、0.68倍で、2月から0.04ポイント上昇しましたが、依然として県下最低水準です。
ハローワーク伊那の発表によりますと、3月の上伊那の月間有効求人倍率は0.68倍で、2月の0.64倍を0.04ポイント上まわりました。
しかし県平均は0.81倍で上伊那地域は、県下最低水準となっています。
企業の新規求人数は、全体では、2月を下回ったものの建設業、製造業、医療・福祉分野で上回り1,143人でした。
一方、新規求職者数は920人で、2月の1,007人から87人減りました。
なお、高卒者の内定状況は、98.2パーセントで平成22年度末を0.5ポイント上回りました。
ハローワーク伊那では、「雇用情勢は、依然として厳しい状況にあるものの、持ち直しの動きがみられる。」と話しています。 -
「桜+4つの目玉」一定の効果
伊那市の高遠城址公園のさくら祭期間中の観光客の滞在時間を伸ばす取り組み「桜プラス4つの目玉」の取り組みが一定の成果を挙げていることが分かりました。
桜+4つの目玉は、観光客の高遠での滞在時間を伸ばし、地元の利益が少しでも上がるようにと、今年から始まった取り組みです。
4つの目玉とは、信州高遠美術館で開かれている片岡鶴太郎展、高遠歴史博物館で開かれている「日露戦争の記憶展」、今年1月に公開された映画、ALWAYS三丁目の夕日のロケ地となった旧馬島家住宅、高遠そばの4つです。
高遠美術館の片岡鶴太郎展は、昨日現在、1万5千人ほどが来場していて、高遠美術館の来場者は、去年の5500人から3倍に増え、歴史博物館も、去年の7900人から、1万1700人と倍増しました。
馬島家住宅の来場者は、横ばいだったということです。
白鳥市長は、「大きく伸びた取り組みもあり、成果があった。伸びたところ、伸びなかったところ、それぞれの理由を分析して、来シーズンにつなげたい」と話していました。 -
伊那市の中心市街地に「まちの駅」設置
伊那市中心市街地の情報拠点施設タウンステーションに続くサテライト施設として、街を訪れた人が気軽に立ち寄り利用できる「まちの駅」が、4月から伊那市の中心市街地に5箇所、設置されました。
まちの駅は、タウンステーションのほかに、山寺地区の来々軒、坂下地区の大十呉服店と藤沢、荒井地区の丸千伊原商店、西町地区のココンダの5店舗です。
26日は参加店舗があつまり、4月から始めたまちの駅のサービスについて説明しました。
それぞれの店舗には、「まちの駅」のステッカーが貼られていて、のぼり旗が立てられています。
まちの駅は、全国組織・まちの駅連絡協議会が認定しているもので、現在全国で1650箇所の商店が認定されています。
伊那まち再生やるじゃん会のタウンステーション委員会が中心となり、まちの駅設置を進め、取り組みに賛同した5店舗が参加しました。
まちの駅では、▽まちの案内人として、地域情報の提供▽地域の人と観光客との交流のサポート▽トイレや休憩所の提供などを行います。
まちの駅に登録することで、全国各地のまちの駅の運営方法などの情報が得られるほか、全国に伊那市の情報も発信できるということです。
なお、県内で地域を挙げてまちの駅を設置したのは、佐久市に次いで伊那市が2箇所目となります。 -
「景気悪かった」47.9%
アルプス中央信用金庫が四半期ごとにまとめている中小企業景気レポートによりますと、今年1月から3月にかけての景気の状況は円高などにより悪かったと回答している企業が47.9%にのぼっていることが分りました。
中小企業景気レポートによりますと、アンケートに回答したおよそ200社のうち今年1月から3月の景気の状況は良かったとする企業が16.1%。
悪かったとする企業は47.9%で業況判断指数はマイナス31.8となり、去年10月から12月と比べて1.2ポイント悪化しています。
レポートでは企業の業況感は、円高の影響や海外経済の減速などにより足踏み状態にあるとしています。
また来期の見通しについては、マイナス幅が拡大し低調感を強めると予想しています。 -
伊那ビジネス専門学校入学式
伊那市狐島の伊那ビジネス専門学校で11日、入学式が行われました。
今年は、1年制のOAビジネス学科に5人が入学しました。5人は、それぞれ上伊那出身の18歳です。
新入生代表の学生は、「自覚と誇りをもって、学業に専念することを誓います」と宣誓しました。
三沢岩視理事長は「世界を取り巻く状況は混沌としており、上伊那の民間企業も苦労している。一生懸命勉強して、取れる資格は少しでも多くとって、就職して欲しい」と式辞を述べました。
三沢清美学校長は、「日々の生活の中で大切なものは、心構えのあり方。通年を通して自分自身を見つけてほしい」と訓示しました。
OAビジネス学科では、パソコン・簿記・ビジネスマナーを学び、企業の即戦力となることを目指します。
なお、伊那ビジネス専門学校では、例年ほぼ100%の就職率だということです。 -
伊那節まつり神事
伊那節発祥の地の碑の前で、伊那節の伝承や伊那市の振興などを願う伊那節まつりの神事が、12日伊那公園で行なわれました。
伊那節発祥の地の碑は、昭和35年に、伊那市と伊那商工会議所が立てました。
伊那節まつりは、伊那商工会議所が、毎年開いていて、今年で53回目です。
関係者が、神事をおこない、伊那節が伝承などを祈りました。
伊那商工会議所の藤澤 秀敬副会頭は、「これからも末永く大切に伝えていかなければと考えている。様々なイベントなどを通して、地域の振興がいっそう図られるよう取り組んでいきたい」と挨拶しました。
神事のあとは、伊那節保存会による伊那節が披露されました。
なお、伊那公園桜愛護会によると、伊那公園のコヒガン桜の見頃は20日前後になりそうだということです。 -
100周年を記念したロゴマーク完成
今年は伊那市駅開業と伊那市に電灯が灯って100年の節目の年です。
100年を記念した様々なイベントで活用するロゴマークが完成しました。
ロゴマークは、4種類。JR飯田線の前身である伊那電気鉄道時代の電車をモチーフに、車輪部分を100年の数字に見立てています。
100年の節目を地域振興に生かそうと組織された「伊那市の暮らし100年地域活性化推進委員会」のメンバーで伊那市創造館の捧剛太館長が中心となってデザインを決めました。
推進委員会では5月12日に伊那市駅開業100周年記念セレモニーを開く他、中心市街地の商店と連携したイベントを企画していくということです。 -
異業種交流と情報交換の場にコワーキングスペース開設へ
異業種の人が情報交換しながら仕事をする、コワーキングスペースが伊那市東春近にオープンします。
コワーキングスペースは、図書館の様なオープンスペースでそれぞれが独自の仕事をしながら情報交換の行える場所です。
この場所を開設したのは、市内でスマートフォン向けのアプリを開発に携わる、佐藤駿さん(27)です。
佐藤さんは、2月まで東京で建築の仕事の傍らアプリの開発をしていました。
渋谷のコワーキングスペースを利用していた佐藤さんは、そこで、クリエイターや広告代理店、や学生など様々な人と出会い、新しい発想が生まれたと話します。
故郷の伊那に戻り、都会とは違う、農家とIT関係の人達が農産物の直売などを通して共同で事業を行える、伊那ならでの繋がりの場所にしたいと考えています。
オープンは4月14日で、営業時間は平日の午前10時から午後6時まです。
無線ランでのインターネット接続ができ、利用料は、月額、1万5千円、一日、千円となっています。
フリースペースの他、オプションで打ち合わせ用の個室の利用もできるということです。 -
(株)ニシザワ広告付きシールで値引き
(株)ニシザワは、広告付き値引きシールを活用したサービスを県下で初めて導入しました。
99円のバナナが広告付き値引きシールの20円引きで79円に。
(株)ニシザワが経営するベルシャイン伊那店では、5日から、広告付き値引きシール・うれしーるが貼られた商品の販売が始まりました。
広告付き値引きシールは、シールで広告を出した企業が、値引き金額を負担するというものです。
ニシザワにとっては自社の負担がなく値引きができ、広告主は地域に貢献するとともに、商品購入層を絞った広告ができます。
このアイディアを考えたのは東京に本社を置く広告代理店で、県下では初めて、ニシザワがこのシールを導入しました。
出されている広告は、地元企業のもので、シールが付いた商品を買った人には、商品購入時だけでなく来店時のサービスなどもあります。
(株)ニシザワでは、地元企業の協賛を得て、ベルシャイン伊那店では6月まで毎週木曜日、ベルシャイン箕輪店では26日まで毎日、シールのサービスを企画しています。 -
飯田線「秘境駅」巡り 招待セール開催
今年、開業100周年を迎える伊那市駅。
5月13日には、100周年の記念イベントの一環として、飯田線の秘境駅を巡る特別列車が運行します。
秘境駅は深い山の中などにある駅でゆったりとした時間を楽しめ、何も無い事が一番の魅力だと言われています。
飯田線には秘境として知られている、下伊那郡泰阜村の田本駅や飯田市の金野駅など6つの駅があります。
そんな、飯田線の秘境駅を巡り、普段の忙しい時間を忘れ100年前の面影のある空間を感じてもらおうと地元商店街や市、JRなどでつくる「伊那市の暮らし100年地域活性化推進委員会」では、特別列車の運行を企画しました。
特別列車の旅ご招待セールは5日から始まり、中心市街地の92店舗が参加します。
2000円以上買うとスタンプが1つもらえ、それを5個集めます。
先着100人限定で、タウンステーション伊那まちで、乗車券と引き換えてもらう事ができるということです。
特別列車は、5月13日午前9時、伊那市駅を出発し、金野駅や田本駅に停車しながら、下伊那郡天龍村の平岡駅間を往復する計画です。 -
伊那リ 今季20%利用者増
伊那スキーリゾートの今シーズンの利用者数は、4万5700人で、昨シーズンの3万8千人に比べておよそ20%増えました。
伊那スキーリゾートは、今シーズン、去年12月18日から、今年3月25日まで営業しました。
去年より20%ほど多い4万5700人が利用しました。
利用者は、南信と中京圏がほとんどを占め、家族連れが中心です。
増加要因について、伊那スキーリゾートでは、今年の冷え込みで人工の雪作りが進んだこと、毎週土曜日に、子供が参加できるイベントを行うなど、ファミリー向けのサービス向上を図ったことなどを挙げています。
伊那スキーリゾートを運営する(株)クロスプロジェクトの辻 隆社長は、「今後は、日帰りではなく、滞在型のスキー観光を進めたい。県内、中京圏はもとより、中国など海外からの誘客を図りたい」としています。
なお、伊那スキーリゾートは、下伊那郡阿智村のスキー場「ヘブンスそのはら」と5月末までに合併する方針です。 -
新年度スタート 企業で入社式
本格的な新年度がスタートした2日、上伊那の企業では入社式が行われ、新入社員が社会人としての一歩を踏み出しました。
箕輪町に本社を置く電子部品メーカー、KOA株式会社には、男性29人、女性10人の合わせて、39人が入社しました。
式の中で向山孝一社長は、「KOAは社員同志、また地域社会との信頼関係を大切にしている。この社風を皆さんが守り、伝えてもらいたい。」と呼びかけました。
このあと新入社員1人1人が、社会人としての決意を語りました。
KOAの新入社員は、今日からビジネスマナーや会社の歴史などを学ぶ研修期間を経たのち現場実習に就く予定です。 -
高遠城址公園 さくら祭り始まる
「天下第一の桜」として全国に知られる伊那市高遠町の高遠城址公園で1日からさくら祭りが始まりました。
伊那市では、開花を11日、満開を16日と予想しています。
1日は、関係者100人ほどが出席し、神事でシーズン中の無事を祈りました。
公園内にある1,500本のタカトオコヒガンザクラは、開花まで10日ほどあるため、つぼみはまだ固いものがほとんどですが、毎年一番最初に咲き出す南側では、だいぶ赤みを帯びてきています。
公園開きの式では、近くの保育園児たちが、桜雲橋の上で元気に歌を披露。
その後、白鳥孝伊那市長らと手をつないで橋を渡り問屋門の開門を宣言しました。
白鳥市長は、「入場有料化から30年。今年もたくさんの皆さんに来ていただきたい」と話していました。
桜守りの西村一樹さんは、「冬が寒かったことと、鳥に芽を食べられなかったことで、今年は、花の色が濃く、数も多いはず」と期待しています。
桜の開花は、11日、見ごろは16日で、30日までのさくら祭り期間中は、さくら茶のサービスや高遠ばやしの巡行、江戸かっぽれの披露など様々なイベントが予定されています。
1日は、臨時派出所も設置されました。
田中伊那警察署長は、「楽しんでいただけるよう安全確保につとめたい」と話していました。
臨時派出所は、1日から花見期間が終わる24日頃まで設置され、常時2人体制で警備にあたります。 -
プレミアム商品券 7月発売に
伊那商工会議所は、1万円で1万1,000円分の買い物ができるプレミアム商品券を7月に発売します。
29日伊那市中央の伊那商工会館で開かれた通常議員総会で承認されました。
総額は、2億2,000万円でプレミアム分の2,000万円は、伊那市、伊那商工会議所、伊那市商工会、JAなどで負担します。
詳細は、これからつめることになっていますが、発売時期は、7月を見込んでいるということです。
プレミアム商品券は、これまで2回販売されていて、毎回人気を集めています。
伊那商工会議所の向山公人会頭は、「消費喚起を促したい」とのべ、商店などの売り上げ向上に向けた起爆剤になるよう期待しています。 -
シャッターの絵で賑わいを
商店のシャッターに絵を描き、伊那市の中心市街地を明るくする取り組み。第一号となるシャッターアートが完成し25日に披露されました。
この日は、デザインした伊那西高校の小田切花香さんや絵を描いた伊那西高校の美術部のメンバーが、タウンステーション伊那まちのシャッターにサインを書き入れ完成を祝いました。
描かれたのは、「花と音楽の街」をコンセプトに商店街から花やピアノ、ラッパなどが賑やかに飛び出してくる様子をイメージした作品です
シャッターアートは、休業日や夜間の商店街を賑やかにしようと、中心市街地の活性化に取り組む伊那まち再生やるじゃん会が企画しました。
やるじゃん会によりますと、夏には2件目のシャッターアートを完成させると言う事です。 -
市みやげ品 新たに5品お墨付き
伊那市観光協会は、お茶や最中など新たに5品を登録みやげ品として23日認定しました。
認定されたのは、カク万伊藤園のさくら茶 「高遠さくら小町」のリーフタイプとティーバックタイプ、末広のしまうりの漬物「高遠漬」、赤羽菓子店の最中「三万三千石最中」、服部製麺所の「信州伊那の勘太郎そば2食入り」の4つの業者から申請のあった5品です。
23日市役所で審査委員会が審査し、決定しました。
伊那市観光協会の登録みやげ品は、これで62品目となりました。 -
伊那まちシャッターにペイント
伊那市の中心市街地の情報拠点施設、タウンステーション伊那まちのシャッターに、22日からペインティングが行われています。
絵を描いているのは、伊那西高校の美術部の生徒たちで、午前中に下絵が完成し、午後には、ペンキで色を塗っていました。
タウンステーション伊那まちが、シャッターアートのデザイン画を伊那市近郊の高校美術部に呼びかけたところ、27点の作品が寄せられ、伊那西高校2年生の小田切 花香さんの作品に決定しました。
小田切さんは、音楽のまちをテーマに楽器や山並み、街並みなどを暖かい色で表現したということです。
タウンステーションいなまちでは、「シャッターで街を賑やかに楽しくと企画したが、参加した高校生と商店街の交流、買い物客の交流と、人々がつながるツールになれば嬉しい」と話していました。
ペイント作業は順調で当初は24日までの作業を予定していましたが、23日には完成しそうだということです。
シャッターアートの御披露目は、25日(日)を予定しています。 -
赤羽鉄工(株)の阿部さん溶接で知事賞
箕輪町松島にある赤羽鉄工(株)の阿部 道夫さんが、1月に開かれた県溶接技術コンクールの被覆アーク溶接の部で最優秀賞となる県知事賞を受賞しました。
阿部さんは、現在41歳。溶接を始めて14年ほどになります。
長野県溶接技術コンクールは、1月に伊那技術専門校で開かれました。
阿部さんが出場した被覆アーク溶接の部は、2枚の鉄板を溶かしながらつなぎ合わせるというものです。つなぎ合わせた鉄板を、放射線を使って検査したり、曲げたりして、その精度や完成度を審査します。
結果、阿部さんが県知事賞を受賞しました。
阿部さんは「受賞には驚いた。知事賞は名誉なことなので、仕事の励みになる」と話しています。
毎年参加しているという阿部さんは、3年前にも知事賞を受賞していて、今回が2回目です。
去年11月頃から仕事が終わった時間を使って練習を重ねてきたという阿部さん。10月には宮崎県で開かれる全国大会に出場します。
阿部さんが出場する全国溶接技術競技会は、10月6日、7日に、宮崎市で開かれます。 -
みなみみのわフォトグランプリ
2011みなみみのわフォトグランプリの最優秀賞に、伊那市の向山世男さんの作品が選ばれました。
向山さんの作品「秋の並木道」は、信州大学農学部のゆりの木並木を写した作品です。
6回目となるフォトグランプリには、上伊那から45点が寄せられました。
14日夜、作品選考会が開かれ、向山さんの作品が選ばれました。
村では、入賞作品を、役場や大芝荘で展示したり、広報などで活用し、村の観光PRに役立てたいとしています。 -
里山集約化の事業費 来年度縮小へ
森林税を活用した事業について住民の意見をきく、みんなで支える森林づくり上伊那地域会議が14日、伊那合同庁舎で開かれ、来年度は、里山集約化の事業費が縮小される事が報告されました。
この日の会議では、今年度の事業実績の見込みと来年度事業について報告がありました。
上伊那での今年度の活用実績では、間伐による里山整備が当初の494haを14ha上回る674haで実施されました。
一方、森林の所有者や区画を明確化して間伐を実施する里山集約化は、当初の要望で412haあったのに対し、実施されたのは280haにとどまりました。
また、来年度、全県で集約に充てられるのは、今年度より900万円少ない、1,500万円となっています。
県の説明によりますと、地域での森林整備への意識が高まり、森林税を活用しなくても集約が進む地域もでてきている事などから集約化の予算を縮小し間伐の予算を充実させたという事です。
来年度の間伐に充てられる予算は、今年度より約6千万円多い、9億9千万円となっています。
なお、長野県森林づくり県民税は、来年度が最終年度となっていますが、県の行ったアンケートでは県民の8割が継続すべきとしています。県ではこれらの結果をふまえ、継続を検討するとしています。 -
朝に活路を 倫理経営講演会
明るく活気あふれる企業作りを目指す、長野県伊那・木曽倫理法人会は13日、伊那市内で経営講演会を開きました。
企業経営者などおよそ200人が参加しました。
講演会では、倫理研究所法人局常任理事で名誉研究員の水上宏さんが「朝に活路あり」をテーマに話しをしました。
水上さんは、「朝早起きをすると、時間にゆとりが持て、普段気付かない点も、気にかけることができ“気付き”がうまれる」と説明し、「気付く事ができた改善点などを、即、実行する事が大切」と話しました。
また、「整理整頓や挨拶など、自分や周りが良いと思った事は、継続しやり続けて行く事が成功の秘訣」とアドバイスしていました。 -
第3弾支援はアマランサス
県や信大農学部などでつくる上伊那農商工連携等推進会議は、平成24年度から伊那市のアマランサス研究会の支援を行います。
8日は、伊那市のいなっせで推進会議が開かれました。
上伊那農商工連携等推進会議は、上伊那の地域資源を活用した新たな事業や商品開発の支援をしようと平成21年度に設置されました。
農商工連携事業の掘り起こしとともに、今後に期待できる事業を支援しています。
これまで、飯島町の唐辛子ビネガーの開発、駒ヶ根市のゴマの商品化などの支援チームを設置し活動してきました。
第3弾として、平成24年度からは雑穀アマランサスの栽培・商品化などに取り組んでいるアマランサス研究会を支援することが、8日の会議で了承されました。
支援チームでは、アマランサスの効率の良い生産体制・商品開発の支援を行う予定で、アマランサスの産地化、商品のブランド化を目指します。
次回会議は5月を予定していて、来年度中のアマランサスの支援チームの発足に向けた検討が行われるということです。 -
伊那技専修了課程発表会
伊那技術専門校を3月に修了するメカトロニクス科と情報システム科の訓練生が、8日、修了課題の発表を行いました。
8日は、メカトロニクス科と情報技術科の2年生12人が取り組んできた成果を披露しました。
伊那技専では、毎年、修了生が課題に取り組んでいますが、全校の前でプレゼンテーションを行うのは今年が初めてです。
プレゼンテーションの後は、完成した装置を披露しました。メカトロニクス科のA班は、タッチパネルで音符の長さや音階を入力し、自動的に演奏させる機械を作りました。B班は、おもちゃの車の色センサーで識別し、記憶・管理させる観覧車型の機械を作りました。
牧田英明訓練指導員は、「習ったことだけでなく、プラスアルファの知識・技能が必要となる。チームで動くのでコミュニケーション能力も向上し、会社に入っても生かせると思う」と話していました。