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中川村商工会、08年度通常総会
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中川村商工会(宮下進会長)は16日、基間集落センターで、委任状を含め84人が出席し、08年度通常総会を開いた。
▽組織の強化と会員加入推進▽「商工会革新プラン縲恁p続変革」の推進▽青年部・女性部及び若手後継者育成の推進▽県・村、関係機間との連携強化による事業の推進-などを基本方針に▽経営改善普及事業(飯島町商工会との広域連携)▽技術の向上、新分野への情報提供-など盛りこんだ08年度事業計画、予算案を承認したほか、永年勤続優良従業員を表彰、商工貯蓄共済推進功労者に感謝状を、同大口加入者に記念品を贈った。
開会で、宮下会長は「会員との会話を第1に、会員減少に歯止めを掛け、会員増強を図らなくてはならない。『おれがやらなきゃ、だれがやる』を合い言葉に、役員、会員の努力で活気ある村、活力ある商工会を目指そう」とあいさつ。
永年勤続優良従業員表彰、受賞者は次のみなさん(敬称略)
▽全国商工会連合会会長表彰・県商工会連合会会長表彰・村商工会会長表彰(30年)=井原幸子(七久保精密工業)梶間功一(辰巳屋)片桐茂、三石賢二(以上宮下建設)渡辺正(すいれい豆腐)▽同(20年)=檪木伸一(田島建設)真島あつ子、吉沢千尋(以上すいれい豆腐)▽同(10年)加藤京子(中川観光開発)熊谷好一、長沼秀樹、宮島敏、森本進(以上宮下建設)竹下芳美、森本正子(以上すいれい豆腐)平沢延俊、村田剛(以上辰巳屋)
07年度商工貯蓄共済感謝状、記念品の贈呈(敬称略)
▽07年度推進功労者表彰=米沢博文、湯沢賢一▽大口加入者(1ランク)=アクアロマン -
宮田村の観光活性化で中間報告、25日に住民一緒に考えるシンポジウム開催
住民参加で地元の自然環境を観光に活かそうと検討している宮田村の「西山山麓観光開発研究会」は14日夜、中間報告をまとめた。情報発信の役割を担う拠点施設の必要性、ツアー的要素、体験型観光の導入などを盛りこみ、資源である「自然」に地元の「人」たちが有機的に加わることで誘客に結び付けようと構想した。25日に村と共催で開く観光シンポジウムで内容を公表し、住民の意見も幅広く聞きながら7月の最終報告、その先の実現へ向けて動き出したい考えだ。
中間報告では、中央アルプスのすそ野に広がる自然を最大限に活かしながら、誘客には人の力によるイメージづくりや演出が必要と指摘する。
拠点施設については単に特産品や農産物を販売するだけでなく、情報を網羅して滞在、体験へとつながる仕組みを構築。
西山エリアを観光ルート化して、ツアーガイドの人材バンク機能を拠点施設に持たせるべきと具体的に投げかける。
また、果樹園地帯の駒ケ原地区については「ファーマーズ通り」と位置付けるよう提案。農業と結び付けた体験型観光の中心地帯として整備するよう求めている。
そのほか宮田高原や駒ケ岳、村内に点在する湧水の活用など報告は多岐に及ぶが、課題となる拠点施設の運営、事業主体の問題を含めいずれも地域の人たちの連携協力を不可欠な存在として挙げる。
25日午後1時から村民会館で開くシンポジウムでは、中間報告を含め村の観光について、住民に考えてもらう機会にしようと計画。松本大学の山根宏文教授による講演などもあり、多くの参加を呼びかけている。問い合わせは村産業建設課85・5864まで。 -
南箕輪村商工会 通常総会
南箕輪村商工会の「第48回通常総会」は14日、村商工会館で行い、08年度事業計画・一般会計予算など3議案を承認した。本年度基本方針である商工会自立のための改革や、地域活性化の推進などに添って活動することを確認した。
あいさつで田中秀明会長は「地域の発展のため、行政を始めとした村民のみなさんとともに活動していける団体となって、一緒に頑張っていきたい」。唐木一直村長は「村の自立のためには商工業の発展が必要。これからも一緒に村づくりをお願いします」とした。
総会では永年勤続表彰(10年)があった。
表彰を受けたのは次のみなさん。
▽中村幸喜(アルゴル)▽大沢亮(創研)▽神田弘(創研)▽吉沢政樹(創研)▽花岡武富(アズクラフト) -
リニアBルート実現を要望
東京・大阪間を結ぶリニア中央新幹線は何としても諏訪、上伊那を通るBルートに竏秩B上伊那の2商工会議所と7商工会は9日、Bルートの実現に向け、関係団体が協力して同一歩調で推進活動が展開できるよう、国・県に早急かつ積極的に働きかけを竏窒ネどとする要望書をリニア中央エクスプレス建設促進上伊那地区期成同盟会長で上伊那広域連合長の小坂樫男伊那市長に手渡した=写真。伊那商工会議所の向山公人会頭は、商議所と商工会が4月に上伊那の企業130社を対象に行った初のアンケート調査の結果を併せて手渡し「Bルートは上伊那にとって産業、観光、生活面から多大な効果がある。早急に具体的な活動を」などと要望。小坂市長は「県とも連携を取りながらできるだけ早い機会に要請活動を進めたい」と述べた。
アンケートは関東、中京圏などに取引先を持つ企業に、Bルートが実現した場合について5項目を質問(複数回答可)。「上伊那地域にどんなメリットがあるか」では「企業進出が増える」(70社)「観光客が増える」(同)「定住人口が増加」(61社)「新たな産業が生まれる(50社)」などが上位を占めた。「時間短縮などにより会社にどんなメリットがあるか」では「新たな取引先を開拓できる」(46社)「新たな情報が入りやすくなる」(39社)「新しい事業展開ができる」(36社)などが多かった。「受注増加が期待される地域は」の問いには、「関東」(19社)「中京」(12社)が上位。「新たな取引先が開拓できる地域は」では「関東」(24社)「関西」(20社)「中京」(18社)の順となった。
回答と併せて寄せられた意見には「南信の新しい起爆剤としたい」「上伊那地区へ駅を確保してもらいたい」「南アルプスにトンネルを開けることは自然に対する挑戦で絶対許せない」などがあった。
ルートについては県内団体はほぼBルートで合意が形成されているのに対し、JR東海は昨年12月、自己負担で南アルプスをトンネルで貫通する最短ルート案を進めることを決定。大鹿村で水平ボーリング調査を始めたことから、上伊那の期成同盟会関係者は焦燥感を強めている。 -
TBM伊那工場しゅん工
原子力発電所用タービンブレードなど製造のティービーエム(本社宮田村、山田益社長)は2日、伊那市西箕輪の伊那インター工業団地に新たに建設していた伊那工場の第1期工事が完成したとしてしゅん工式と祝賀会を同工場で開いた。関係者約60人が出席し、玉ぐしをささげるなどの神事や機械の始動式を行って新工場の完成を祝った。山田社長は「昨年度は20万ピースの製品を生産し、本年度は25万ピースの見込み。仕事はいつも順調にいくとは限らないが、これからも努力していきたい」と述べた。
同社は受注増などで本社工場が手狭になったことから2年前、団地内の約45500平方メートルの用地を取得。鉄骨平屋建て、延べ床面積約6600平方メートルの工場棟1棟を建設していた。唐沢敏治副社長は「土地が広く、インターチェンジから近いことなどからここに決めた。今後さらに工場棟と管理棟1棟を建設する計画。宮田の工場は引き続き稼動していくが2、3年後には本社機能を伊那工場に移転したい」としている。
建設費、機械・設備費などの投資額は約20億円。 -
宮田高原2季ぶりに再開へ、豪雨災害乗り越えて
一昨年7月の豪雨災害の影響が残り閉鎖が続いていた宮田村宮田高原で30日、2季ぶりの再開に向けて村職員らがオープン準備に追われた。キャンプ場は5月の大型連休中に客を受け入れ、7月から本格営業。牧場は6月に牛が入牧する予定。存廃も議論された同高原だが、村は観光資源として誘客を図っていく考えだ。
標高1600メートルに広がる同高原は、2006年7月の豪雨災害で唯一ふもととつなぐ寺沢林道の崩落で閉鎖に追い込まれた。
自然に抱かれた環境に、数棟のログコテージやテントサイトを持つキャンプ場は実質3季ぶりの再開。
この日は、村産業建設課の職員らが客を受け入れるための準備に汗を流したが、管理人の酒井春美さんは「「サービスもたくさんしたいので、ぜひ多くの皆さんに足を運んでもらいたい」と話した。
連休中は5月3日から6日までの営業。既に数件の予約も入っているという。
同高原では観光活用を視野に本年度、赤そばの試験栽培も実施。キャンプ場利用者は近年、1500人程度で頭打ちだが「何とか閉鎖前の利用者数は維持し、今後につなげたい」と村産業建設課は説明する。
牧場は放牧牛の減少が進んでおり、依然として今後の見通しが立たない厳しい状況。しかし、今季は再開して様子を見ていく。
キャンプ場に関する問い合わせ申し込みは、村産業建設課85・5864(平日のみ)、同高原管理室85・2863(営業期間中のみ)。 -
こまゆき荘が感謝祭
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宮田村新田の温泉交流施設「こまゆき荘」は27日感謝祭を開いた。村の友好都市、愛知県田原市の海産物には長蛇の列ができ、農村女性グループ「野ひばりの会」の五平もち、山菜、農産物も人気を集めた。
感謝祭は毎年この時期に開催、田原町の海産物は毎回人気、アサリ、甘夏、小魚はたちまち売れきれた。
このほか、本坊酒造・南信州ビールが山ブドウワイン「紫輝」「地ビール」、村内の飲食店、菓子店なども焼きそば、イカ焼き、菓子を並べ、来場者の食欲を誘った。
また、オープニングセレモニーでは、開設から11年目に同施設入場者が30万人に達成。ちょうど30万人目の初沢麗子さん(東台東区)、前後賞の小田切重広さん(宮田村)、佐竹利信さん(板橋市)に記念品が贈られた。 -
あるしん経済動向調査
アルプス中央信用金庫(大沢一郎理事長)は08年1縲・月期の上伊那を中心とした中小企業の景況調査レポートを発表した。
原材料、仕入れ価格の上昇の調査では、1年前と比較して価格が上昇したとする企業が全体の9割を占めた。3縲・0%程度上昇したとする企業が最も多く51・2%、30%以上上がったとする企業は2・4%。むしろ低下したとする企業も2・9%あった。
「原材料、仕入れ価格の上昇分を販売価格に転嫁できたか」の問いには「20縲・0%程度転嫁できた」とする企業が約半数の48・5%、「80縲・00%できた」が7・8%だった一方、「まったく転嫁できない」「ほとんどできない」も34・1%あった。
原材料、仕入れ価格の上昇が経営に与えた影響として「かなり圧迫」が31・5%、「多少圧迫」が52・4%と大半を占めた。今後も上昇が続いた場合の対応については64・2%が販売価格への転嫁を挙げた。
売上の状況調査では前期(10縲・2月)に比べ減少した企業が39・8%、増加した企業は21・6%だった。収益は前期比減が44・3%、増加は15・3%。資金繰りは「前期に比べ苦しい」が28・7%、「楽」が6・3%だった。
設備投資をしなかった企業は72・4%(前期比2・6ポイント増)、した企業は27・6%(同2・6ポイント減)で、設備投資を控える傾向がうかがえる。 -
駒ケ根商工会議所、新規学卒者新入社員激励大会
駒ケ根市内の企業に就職した新規学卒者新入社員を対象とする第41回激励会(駒ケ根商工会議所主催)が23日、商工会館であった。31事業所から108人の新入社員が集まり、各界関係者から、新入社員に寄せる熱い期待と激励のメッセージが贈られた。
昨年の倍近い新規学卒新入社員が集まる中、駒ケ根商工会議所の山下善広会頭は「100人を越えたのは始まって以来のことではないかと思う。現在駒ケ根市では企業誘致に力を入れているが、企業を招くには、みなさんのような優秀な人材をいかに輩出できるかが重要になる。ぜひ駒ケ根のために活躍し、期待されるような社会人になってほしい」と激励。また、杉本幸治市長は「今、駒ケ根市は決して楽な状況でないが、それだけに企業に寄せる期待は大きい。高い志を持ち、自分に何ができるかを考え、人間として正しく生きてほしい」と語った。
新入社員を代表して、発芽野菜製造の「サラダコスモ信州第二工場」に就職した岐阜県出身の曽根暢啓さん(26)=梨の木=が記念品を受け取り、「今まで経験したことのない困難に直面」することもあると思うが、諸先輩方のご助言、ご助力をいただく中で企業に留まらず、社会に必要とされる人材になれるよう、努力したい」と語った。 -
地域活性にポータルサイトも、商工会総会で事業計画承認
宮田村商工会(前林善一会長)は25日、通常総会を商工会館で開いた。本年度事業では地域活性化をより一層進め、村内のあらゆるホームページをリンクさせる「ポータルサイト」の構築も目指す。
ポータルサイトは既に研究を始めているが、「商工業にとどまらず行政、団体、個人全てに枠を広げ、産業、文化などあらゆる宮田に関係するものをつなぐシステムにしたい」と商工会事務局は説明する。
ビジネス学院の運営、旅行業への参入をはじめ地域振興にも力を入れてきた同商工会。
3年任期の最後の1年間となる前林会長は総会で「各事業所ともに厳しい環境にあるが、地域が沈滞すれば経営の安定化は望めない。地域振興に一層の力を注いでいきたい」とあいさつした。
席上、本年度の事業計画など承認。改選などにからみ女性部から石澤早智子さん、商業部から太田光一さんを新たに理事に選任した。 -
未成年飲酒防止キャンペーン
「お酒は成人してから飲んでね」-。上伊那の酒類小売業でつくる伊那小売酒販組合(池上明理事長)は24日、激しい雨の中、組合員ら約80人が参加し、7班に分れ、各高校の最寄駅前で、未成年飲酒キャンペーンを展開した。
「発展途上にある未成年の健全育成につながれば」と社会貢献活動の一環として06年度から、4月の県下統一「未成年飲酒防止強調月間」に合わせて実施。JR宮木駅をはじめ、木下駅、伊那北駅、伊那市駅、小町屋駅、飯島駅のほか、高遠高校前で約2万枚の啓発チラシ入りのティシュを配った。
このうち、飯島駅前では、池上理事長ら、第5支部(飯島町、中川村)の9人が参加。「未成年飲酒防止キャンペーン」を書かれた桃太郎旗を立て、雨の中、駅舎に駈け込む、通学途中の高校生に、「お酒は成人してから飲んでね」「隠れて飲んではだめよ」と優しく声を掛けながら、チラシ入りのティシュを手渡した。
高校生らは少し恥かしそうに受け取り、改札口に急いだ。
池上理事長は「未成年の飲酒問題は飲酒運転と同様、大きな社会問題になっている。業界としても、なにか協力できればと、3年前から実施している」と話していた。 -
パブリックレコードがプライバシーマークに認証
編集制作を幅広く手がけるパブリックレコード(宮田村、奥田憲一社長)は、社内における個人情報保護の体制を整備し、財団法人日本情報処理開発協会が付与する「プライバシーマーク」の使用許諾認定を受けた。県内62社目、上伊那管内では5社目。同社は学校関係の映像収録なども多く「個人情報保護は社会的責任。徹底を図り、お客様に安心して頂ける企業を今後も目指す」としている。
プライバシーマーク制度は、JIS(日本工業規格)の個人情報保護マネジメントシステムに適合し、適切な保護体制を整備している事業所を認定するもの。
同社では内部に推進委員会を設けて、1年間かけて体制を整備。マニュアルをつくり全従業員の意識の底上げも図った。
「印刷やインターネット注文なども行っており、個人情報の取り扱いは慎重さを保たなければならない。情報の大切さを再認識して徹底していく」と濱田聖専務と推進委事務局の勝又美紀さんは説明。
プライバシーマークは同社の製品パッケージなどに掲示して、消費者に周知を図る。 -
伊那商工会議所が事業承継セミナー
会社の経営を後継者に引き継ぐ「事業承継」について理解を深めてもらおうと伊那商工会議所(向山公人会頭)は23日、初めてのセミナー「事業承継問題解決への道を探る縲怏~滑な事業承継に向けて」を伊那商工会館で開いた。上伊那各地の事業主など約50人が集まり、長野市の税理士山崎健児さんの「遺産分割から事業承継問題を考える」と、八十二銀行の事業承継サポートチームの横谷秀克さん、轟直宏さんの「金融機関から見た事業承継」を聴いた=写真。
山崎さんは事業承継で実際によくあるトラブルとして▽自社の株価が思わぬほどに高値になっていて高額の相続税がかかる▽遺産分割がうまくいかない竏窒ネどを挙げた。「面倒だからと先送りにせず、一度きちんと相続税の計算や遺産分割のシミュレーションをしておくことが大切だ」と呼び掛け、法律上の手続きなどについて詳しく説明した。 -
KOA3月期決算
KOA(箕輪町、向山孝一社長)は21日、08年3月期決算を発表した。子会社18社、関連会社2社を含む連結売上高は前期比5・1%減の531億5600万円。車載機器向け抵抗器の売上はさらに拡大できたものの、国内と北米市場を中心とした固定抵抗器需要の減少を補えなかった。
経常利益は41・7%減の41億7700万円、純利益は54・3%減の22億9900万円。原材料高騰の影響に加え、期末にかけての急激な円高による為替差損の発生などによる。
1株当たりの年間配当は2円増の20円とする。
役員人事では取締役に花形忠男氏、社外取締役にコーバー・マイケル・ジョン氏、監査役に浦野正敏氏が新たに就任する。就任予定は6月14日。 -
村民対象のワインセミナー開講、広がる山ぶどうの里づくり
県の原産地呼称管理制度に5年連続で認定されるなど人気も高い赤ワイン「紫輝」「駒ケ原」の生産地・宮田村で21日、村民対象のワインセミナーが始まった。ワインを地元の文化として定着させようと、村公民館と村産業建設課が共催。栽培や仕込み体験も織り交ぜて年間12回開き、参加20人が知識を学んでいく。
同村内産の山ぶどう(ヤマソービニオン)を原料にワイン醸造開始から10年目。村が掲げる「山ぶどうの里づくり構想」を実現するため、住民レベルの意識を高め、将来的にはソムリエなど普及活動の推進役となる人材育成も視野にセミナーは開講した。
参加者は女性15人、男性5人。女性の関心の高さを示したが、もともと・ス日本酒党・スという倉田富夫さん(61)=町三区=は「地元にせっかく素晴らしいワインがある。知識を学んで味わいたいと思って」と話した。
初回のこの日は村民会館で開き、ワイン醸造元・本坊酒造信州ファクトリー(新田区)製造主任の志村浩樹さんが講師。ワインの基礎的知識や特性などを紹介した。
07年産紫輝と06年産駒ケ原のテイスティングもあり、参加者はさっそく持参した・スマイグラス・ス片手に試飲。違いを感じながら、ワインの奥深さにふれていた。
次回は5月24日。山ぶどう栽培組合の協力でほ場に出て、芽かき(摘芽)の作業を体験する。 -
ティービーエム
ティービーエム(本社・宮田村)はこのほど、取締役などの新陣容を発表した。
内容は次の通り。
▽代表取締役社長=山田益▽取締役副社長=唐澤敏治(昇格・社長補佐・総務経理全般担当)▽常務取締役=高坂勉(タービンブレード事業部事業部長)▽取締役=山田稔(品質管理部担当・ISO担当)▽監査役=清水忠之 -
中心商店街空き店舗にギャラリー、「手づくり屋」本オープン
宮田村の住民有志が中心商店街の空き店舗を活用した梅が里ギャラリー「手づくり屋」が19日、本オープンした。ギャラリー出品者を講師に各種クラフト体験教室を開くなど、多彩なイベントで賑わった。
手づくりしたい人を応援しようと南割区の木工業、三浦敏夫さん(54)らが中心になって開設。
出品料を納めれば誰でも作品を展示、販売できるギャラリーで、3月のプレオープン当初は12人だった出品者はこの日までに箕輪町から飯田市までの25人に増えた。
絵画や木工品、陶芸、織物など所狭しと並ぶギャラリー内。
この日は、鏡割りや餅つきなども催し、クラフト体験教室ではアクセサリーなどを作ろうと、親子連れの姿も目立った。
町三区の丸山美香さんは息子の龍飛君=宮田小4年=と、娘の美優さん=同2年=と一緒に教室に参加。
「なかなか手づくり体験する機会がなかったが、身近に感じられる。これからも通いたい」と話した。
各種教室、出品に関する問い合わせは三浦さん090・3142・3691まで。 -
光前寺のシダレザクラライトアップセレモニー
シダレザクラの見ごろを前に駒ケ根市の光前寺で、シダレザクラのライトアップが始まった。16日にはオープニングセレモニーがあり、駒ケ根太鼓子供連(小原恒敏代表)が太鼓演奏を桜の下で披露=写真。訪れた人たちを楽しませた。
シダレザクラのライトアップは駒ケ根高原周辺の観光事業者などでつくる「光前寺のしだれ桜ライトアップ実行委員会」(宇佐美美宗夫委員長)が11年前に始めた取り組み。訪れた観光客から同寺のシダレザクラの美しさを指摘され、ライトアップを開始した。当初は3千人を目標に始めたが、今ではこの時期10万人の観光客が同寺を訪れるようになった。
宇佐美実行委員長(58)=ホテルやまぶき社長=は「『地域おこしは地元が一生懸命になることが大切』という考えでやってきた。11年目を迎え、その間多くのお客さんに楽しんでいただけた。これからも多くのお客さんに来ていただけるよう努力していきたい」と話していた。
ライトアップはは26日まで行う。時間は午後6時半縲恁゚後10時。また、この間は実行委員が交代で誘導を行い、見物客の安全確保に努める。 -
国民生活金融公庫伊那支店存続へ
一般の金融機関から融資を受けるのが難しい小規模事業者などに事業、教育資金の貸し付けを行っている政府系金融機関、国民生活金融公庫が今年10月に中小企業金融公庫など3金融機関と統合して新たに日本政策金融公庫として発足するのを受け、同金庫の木村政之副総裁=高森町出身=と多胡藤夫伊那支店長が17日、伊那商工会議所(向山公人会頭)を訪れ「伊那支店は存続する」とする方針を説明。統合の趣旨や経緯などを説明した上で、今後についても理解と協力を求めた。
向山会頭は「都市と地方の格差が問題となっているが、統合を機に、製造業が多い上伊那が元気になるような制度の検討もしてほしい」と要望。木村副総裁は「早くそういうビジネスモデルをつくっていきたい」と前向きな見解を示した。
国民生活金融公庫は国民金融公庫(設立・1949年)と環境衛生金融公庫(同67年)が統合して99年に発足したが、より透明性の高い効率的な事業運営を目指した07年5月の「株式会社日本政策金融公庫法」の成立により、株式会社組織で再スタートすることが決まった。県内には伊那支店のほか、長野、松本、小諸の各支店があるがいずれも統廃合の対象とはならず、存続の見通し。 -
市街地情報リーフレット完成
伊那市を訪れる観光客などに地元商店街の魅力を発信しようと、市内の西町、荒井、坂下、山寺の各区の商店などでつくる商店街活性化イベント委員会が昨年から企画、制作に取り組んでいた伊那市街地情報リーフレット「TAWN NAVI」(タウン・ナビ)が完成した=写真。
B3判両面カラー印刷。商店街マップとともに約160の店舗名、電話番号の一覧を掲載しているほか、市の名物としてアピールしている手作りギョーザ、ソースかつどん、ローメンの味と由来などを大きな写真入りで紹介している。片面には「歴史を再発見」として、市中心部の街並みの魅力なども掲載している。
リーフレットは一部の店舗や施設で配布を始めている。制作に当たっては、市の07年度商業振興事業として70万円の補助を受けた。 -
名物丼食べ歩きスタンプラリー20日から
宮田村の名物丼「紫輝彩丼」の販売開始1周年を記念して20日から、食べ歩きのスタンプラリーが始まる。商品券など豪華景品を用意しており、主催者は「この機会に村内12の飲食店のオリジナリティあふれた名物丼を食べてみて」と呼びかけている。
加盟飲食店と村商工会青年部でつくる名物丼プロジェクトチームが主催。紫輝彩丼は村特産の赤ワインを用いるほかは、提供する店によって具材や味付けも異なり、1周年を機にさらに多くの人に味わってもらおうと企画した。
12店舗全ての紫輝彩丼を制覇すると「満腹賞」に応募でき、抽選で商工会商品券5千円分が5人に当たる。
8店舗の場合は「腹八分目賞」となり、抽選で10人に商工会商品券2千円分を進呈。
また残念賞としてどんぶりレンジャータオルを15人分用意した。
村商工会や役場、飲食店などに備えてある専用の応募用紙(名物丼プロジェクトのホームページからもダウンロード可能)を使い、各店舗で紫輝彩丼を食べるごとにスタンプを押印できる。
応募方法は取り扱い飲食店に設けてある応募箱に投かんするか、村商工会まで持参または郵送。締め切りは6月22日。問い合わせなどは名物丼プロジェクトチーム(村商工会内)85・2213まで。 -
織建が初の大感謝祭
伊那市水神町の織建(織井常昭社長)は13日、初の大感謝祭を織建敷地内とショールーム「住まいの館」で開いた。建材、キッチン・ユニットバスの最新モデルなどの展示や、子ども向けの手作り木工教室など多彩なイベントがあり、約千人が訪れにぎわった。
顧客に楽しんでもらうほか、これからリフォームや新築を考えている人に最新技術のメーカー展示を見て参考にしてもらおうと計画した。
イベントは一流メーカーの建材展示、IHクッキングヒーターとガステーブルの実演、塗り壁体験などで、リフォームや設備工事の相談会もあった。
手作りの良さを味わうことで木の家のよさを感じてほしい-と織建社員の大工と作る木工教室も開いた。家族連れが巣箱やいすを大工に教わりながら楽しく作っていた。 -
伊那商工会議所新入社員激励会
伊那商工会議所(向山公人会頭)は16日、第27回新入社員激励会を伊那商工会館で開いた。伊那市の28事業所に本年度入社した新入社員約140人が出席し、主催者と来賓の激励を受けた=写真。
向山会頭は「地方経済と中小企業は相変わらず厳しい状況に置かれているが、新社会人としてそれぞれの企業で力を発揮して頑張ってほしい。皆さんの活躍が企業と地域の発展につながる」と激励の言葉を贈った。
新入社員を代表してアルプス中央信用金庫の加藤春菜さんがあいさつ。「一日も早く一人前の社会人として活躍し、戦力となれるよう努力する。私たちは、企業は違っても同じ伊那市で働くよきライバル。仲間として高め合い、初心を忘れず頑張っていきたい」と力強く決意を述べた。
続いて行われた講演では、伊那市で法律事務所を開く長谷川洋二弁護士の「君たち、やる気あるか!」を聴いた。入社して半月が過ぎたとはいえ、まだ初々しさの残るフレッシュマンたちは新入社員らしく、真剣な表情で話に聴き入っていた。 -
世界一の会が総会
上伊那の製造業26企業でつくる「世界一を目指し行動する上伊那地域企業の会」(通称世界一の会)は16日、通常総会を伊那市のプリエ・キャスレードで開いた。会員など約30人が出席し、08年度の事業計画・予算案と役員人事などを承認したほか、関東経済局地域振興課斎藤義久さんと八十二銀行伊那支店長滝沢亮さんの講演を聴いた。会長にはナパック(駒ケ根市)社長の鈴木明さんが再選された。役員の任期は2年。
08年度の主な事業は▽上伊那産業フェア(仮称)開催に向けた諸団体との連携、協力▽県中小企業センターと連携して各種展示会、商談会に参加▽セミナー、講演会の開催▽大学との連携強化▽視察研修竏窒ネど。
役員は次の皆さん。
▼会長=鈴木明(ナパック)▼副会長・受注促進部会長=北林友和(ヨウホク)▼同副部会長=梅原好和(ニイタカ)▼副会長・未来経営部会長=横森孝心(グローリー)▼同副部会長=増田清(マスダ)大森正秋(アルプス中央信用金庫)▼副会長・厚生部会長=山田勝英(志賀野シーケンス)▼同副部会長=今井博充(アルゴル)▼会計監事=唐沢功(南信化成)清水輝美(東信鋼鉄) -
宮田村商工会青年部総会
宮田村商工会青年部(小田切等部長)は15日、通常総会を開いた。4人の新入部員を迎え、引き続き地域の元気の源になって精力的な活動を行っていく。
名物丼の販売促進から村議選立候補予定者の公開討論会開催まで、地域を巻き込んだ多彩な活動を展開する同青年部。
総会では本年度の事業計画を承認し、小田切部長は「多くの協力で大きな成果をあげることができ、宮田村を広くPRできた。厳しい時代だが、将来を見すえて若者らしく行動に移していこう」と54人の部員に呼びかけた。
新しく入部した下井明人さん、酒井大介さん、清水博行さん、西澤明さんには、小田切部長からバッジを貸与。代表して下井さんが「微力ですが全力で臨みます」と抱負を語った。
3月末で年齢満了に伴い青年部を卒業した前林裕一さん、山田康治さん、伊東良文さんの3人には感謝の表彰状を贈呈。「多くの仲間に恵まれ、時間を共有できたことをうれしく思う」など一人ひとりあいさつした。 -
JA上伊那
北部・南部ローンセンター・くらしとマネーの相談室開所JA上伊那の北部、南部ローンセンター・くらしとマネーの相談室が14日、北部は箕輪町木下の旧JA木下支所、南部はJA駒ヶ根支所構内にオープンした。現在伊那市にあるローンセンターと合わせた3拠点化により、地域により密着したサービス提供で利用者ニーズに応える。
北部エリアは辰野町、箕輪町。南部エリアは駒ヶ根市、飯島町、中川村、宮田村。それぞれ職員を4人配置する。うち1人はマネーアドバイザー。ローンセンターは平日午前8時半縲恁゚後7時、土・日曜日は午前9時縲恁゚後5時で、ローン相談に対応する。
くらしとマネーの相談室では、マネーアドバイザーがお金に関する相談窓口として対応するほか、各種セミナーや相談会の開催などに対応する。
各支所金融課の渉外担当者の活動拠点として管理や指導、相談などの支援機能も持つ。
問い合わせは北部ローンセンター(TEL79・7010)、南部ローンセンター(TEL81・1131)へ。 -
山寺活性化協議会発足
伊那市山寺地区の商店など約180事業所が加盟する伊那商工会議所山寺支部は、同地区内の高尾公園管理委員会、伊那北周辺活性化委員会を統合し、4月から名称を新たに山寺活性化協議会として活動を始めた。14日、役員会総会を開き、08年度の事業計画・予算案を承認した。高尾神社例大祭、祇園祭、伊那祭り、商工会議所商工祭協賛などに取り組んでいく。新理事長には矢野昌史さんを選出した。矢野さんは「できれば若い人たちに受けてほしかったが、やるからには頑張る」とあいさつした=写真。
最後の山寺支部長となった高山光春さんは「環状北線が開通するなど、山寺地域は伊那市の北の玄関口として重要な立場になってきた。山寺と伊那市が総合的に発展していくためにはこの際、新たな取り組みが必要だ」と趣旨を説明した。
三役は次の皆さん。
▼理事長=矢野昌史▼副理事長=名和義浩、熊谷健▼会計=宮下浩 -
駒ケ根ソースかつ丼会、15周年に合わせてイメージソングの作成など記念イベントを展開
駒ケ根市内の飲食店などでつくる「駒ケ根ソースかつ丼会」(会員42事業所、下平勇会長)は、今年15周年を迎えることに合わせてイメージソングの作成など記念イベントを展開する。
まちおこしの一環としてソースかつ丼のPR、普及に取り組んできた同会では、これまでもマップやのぼり旗の作成、看護大学歓迎かつ丼無料配布、B竏・グランプリへの参加などをといった事業に取り組んできた。
そんな中、本年度は15年の節目に当たるため「ソースかつ丼の本場」として躍進しよう竏窒ニ、各種記念事業を企画。
具体的には▽イメージソングの作成▽スタンプラリーなどを通じたお客様還元事業の実施▽記念式典の開催竏窒ネどを予定しており、詳細は今後の役員会でつめていく。
14日の総会で新規事業の承認を得た下平会長は「『ソースかつ丼と言えば駒ケ根』というPRも着々と進んでいる。食によるまちおこしが各地で取り組まれる中、卵で閉じたかつ丼ではなく、地域独自で食していたソースをかけたかつ丼を『ソースかつ丼』と名付け、先駆的に取り組んできた自負がある。15周年を機に、お客様に喜んでもらえる事業に取り組みたい」と語った。 -
梅公園で花見イベント
宮田村新田区の梅公園で13日、お花見イベントが開かれた。住民有志により同公園を整備した村おこし実行委員会の主催で3年目。数十本が満開に咲き誇るなか出し物や軽食販売などもあり、「サクラもいいけど梅も素晴らしい」と訪れた人たちを楽しませた。
宮田太鼓の演奏で開演。信州みやだ梅舞会によるYOSAKOIソーランの演舞でも会場は盛りあがった。
村内各種グループの協力で豚汁やお茶などの無料サービスも。
農業女性グループ野ひばりの会が提供した梅おこわも好評で、花見をしながら舌鼓を打つ家族連れなどの姿もあった。
雲の切れ間からのぞく駒ケ岳の残雪と鮮やかな梅のコントラストも映え、春の宴は和やかな雰囲気に包まれた。 -
地域が愛したサクラ今年も満開に、トヨセット駒ケ根工場で花見大会
駒ケ根市北の原工業団地内にあるトヨセット駒ケ根工場は13日、住民の強い要望を受けて残した工場敷地内のしだれ桜を地域に開放し、花見大会を開いた。従業員を含め数百人がにぎやかに楽しみ、同社関係者は「このサクラのように地域に愛される企業に」と願いを込めた。
同工場は昨年竣工。かつて龍水社赤穂工場があった場所だが、当時から地域に親しまれたしだれ桜は伐採せずに、敷地内の一部を緑化公園にして残した。
初めて開いた花見には、数多くの周辺住民が来場。ある男性は「しだれ桜は地域のシンボルでもあった。このような形で残って良かった」と、満開の花を感慨深げに眺めた。