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エコアクションのセミナー9日に
宮田村と村商工会は9日午後1時半から、環境経営システム「エコアクション21」についてのセミナーを役場で開く。村は今年度の重点施策に環境配慮の面からエコアクションの推進も盛り込んでおり、企業、事業所単位の意識醸成を重視。負担軽減を図りながら、潜在的な掘り起こしも進めようと参加事業所を募っている。
ISO14001などに比べ、中小企業にも取り組みやすい環境経営システムだが、宮田村内で認証登録を受けているのは現在までにキョーシン精工の1社のみ。
村が商工会工業部会に実施したアンケート調査では、取得に関心を持つ企業が多い反面、制度そのものについて理解が図られていない現状も浮き彫りになった。
セミナーでは審査担当者が認証登録の概要やISOとの違い、取得手続き、費用面などを解説。希望者に対して個別相談も行うほか、キョーシン精工の長崎紀夫社長が取り組んだ経過など事例発表も行う。
「環境保全は経営の効率化にもつながる。このような機会を通じて制度の理解を深め、地球的な環境問題に官民一体となり取り組んでいきたい」と、村の担当者は参加を呼びかけている。
締め切りは4日。問い合わせは村住民生活係85・5861へ。 -
夏山ひかえてヘリ荷揚げ
夏山シーズンを控え中央アルプス駒ケ岳にある3つの山小屋(山荘)へ物資をヘリコプターで運ぶ・ス荷揚げ・ス作業が2、3日、行われている。
ふもとの宮田村黒川平のヘリポートから荷揚げし、ヘリが往復。食糧や燃料など1回に1・4トンほどの荷物を山小屋へと運んだ。
3つの山小屋は同村観光開発が運営。吉川覚支配人は「運搬する物資の量は例年並み」と話した。
2日は昼ころからガスが広がり始めたが、天候の様子を見ながら計6便を運行。3日も5便ほどを予定している。 -
エコアクションセミナー9日に
宮田村と村商工会は9日午後1時半から、環境経営システム「エコアクション21」についてのセミナーを役場で開く。村は今年度の重点施策に環境配慮の面からエコアクションの推進も盛り込んでおり、企業、事業所単位の意識醸成を重視。負担軽減を図りながら、潜在的な掘り起こしも進めようと参加事業所を募っている。
ISO14001などに比べ、中小企業にも取り組みやすい環境経営システムだが、宮田村内で認証登録を受けているのは現在までにキョーシン精工の1社のみ。
村が商工会工業部会に実施したアンケート調査では、取得に関心を持つ企業が多い反面、制度そのものについて理解が図られていない現状も浮き彫りになった。
セミナーでは審査担当者が認証登録の概要やISOとの違い、取得手続き、費用面などを解説。希望者に対して個別相談も行うほか、キョーシン精工の長崎紀夫社長が取り組んだ経過など事例発表も行う。
「環境保全は経営の効率化にもつながる。このような機会を通じて制度の理解を深め、地球的な環境問題に官民一体となり取り組んでいきたい」と、村の担当者は参加を呼びかけている。
締め切りは4日。問い合わせは村住民生活係85・5861へ。 -
篤姫焼酎発売
NHKの大河ドラマ「篤姫」にちなんだ芋焼酎「天璋院篤姫」(製造・鹿児島県浜田酒造)が伊那市美原区のイトウ酒店(伊藤勝弘社長)で販売されている=写真。取引先の要望を受けて同酒店が3月に初めて仕入れた。店頭に置き始めたのは4月。特に宣伝はしていないが、テレビでなじみのある名前を見て興味を引かれた客が買い求めていくという。伊藤社長は「香りも味も焼酎にありがちなきつさがない。価格は多少高めだが、これなら十分納得できる」と話している。現在市内で取り扱っているのは同店のみという。
焼酎は篤姫の故郷でもある鹿児島県産のサツマイモ「黄金千貫」と黄麹を使うなど、原料にこだわって製造されている。720ミリリットル瓶入り1本1480円。
問い合わせはイトウ酒店(TEL78・3724)へ。 -
箕輪地区しんきん経営者の会講演会・総会
箕輪町の経営者らでつくる「箕輪地区しんきん経営者の会」(丸山昇会長)は23日、伊那プリンスホテルで総会を開き、08年度の事業計画案や予算案を承認、また役員の改選を行なった。
08年度の主な事業は▽三役会(7月ころ)▽研修会(10月ころ)▽新年会(09年1月)竏秩B
役員(任期2年)は現行の役員がそのまま再任することに決まった。
総会前の講演会ではVTCコンサルティング代表取締役の笹雄一郎さんが「肌で感じる日本経済と経営者の心構え」と題し講演。
経営コンサルティングという立場から見た「日本経済の歩みと現状と近未来」や「経営者に気が付いて欲しいこと」などを話した。 -
南箕輪開発公社 07年度決算前年と比べ減収
南箕輪村開発公社は26日夜、理事会を開き、07年度決算を承認した。発表によると大芝荘、大芝の湯、味工房、公園管理の4事業の収入合計は約5億6362万円、支出合計は約5億6281万円で、当期利益は約53万円だった。灯油高騰による光熱水費の増大、原材料の値上がりなどの影響を受け、前年度と比べ約310万円減の利益となった。
味工房事業は開業以来最高となる約3865万円の売上となったが、近隣における類似宿泊施設の増加による宿泊客の減少、飲酒運転の罰則強化などによる飲酒売上の減少もあり、連結決算で約80万円の税引前当期利益に留まった。
部門別にみると、大芝荘事業は収益約2億9299万円、経費約2億9188万円で利益は約111万円。大芝の湯事業は収益約1億9280万円、経費約1億9277万円で利益は約3万円。味工房事業は収益約3888万円、経費約3852万円で利益は約36万円。公園管理事業は収益約3894万円、経費約3964万円で約69万円の損失だった。
「それぞれがギリギリの黒字で終わった。本年度も効率のよい経営を目指したい」と大芝荘の山崎文直支配人。味工房のパン、おやきの価格は5月から約10%の値上げを行っており、大芝荘では8月から、休日前日の宿泊料の値上げを予定する。入館料500円を維持していた大芝の湯についても、経営状態をみながら考えていく必要があるとした。 -
観光ホテルの活路は?
宮田村の第三セクター宮田観光開発(社長・清水靖夫村長)が08年3月期決算で5期連続の赤字となったが、改めて主力の宮田観光ホテルの厳しい経営状況が明らかになった。多額の長期債務と施設老朽化など同社の経営問題が表面化したのが赤字が始まった04年。その後、人件費削減など進め債務は当時より1億6千万円ほど減らしたが、観光業界全体が激しい競争のなかで、黒字化達成の難しさを伺わせている。
観光ホテルの年間宿泊客は08年度に1万3184人。前年度に比べて5%、約630人減った。客室稼動率をみると、築43年の東館が20・4%、築14年の西館で37・5%。
「設備構造が時代遅れ。限界もある」と同社は株主に対する営業報告で説明する。
04年の定時株主総会。それまで同社の経営状況が問題視されることは少なかったが、長期債務を抱えながらホテルの改築構想が浮上したことで、一気に村全体の関心事に発展した。
その後、社内外の有識者らによる委員会で民営化や分社化なども検討したが結局は困難として、三セクによる事業形態を継続。
債務の状況から施設面の整備は難しいと判断し、接客や料理などソフト面を変えようとコンサルタントなども活用する。
一方、複数の村民からは「努力してるのだろうけど行く機会もない」など厳しい指摘も。ある関係者も「かつての風評をかき消すことができていない」と話す。
同村ではホテル周辺の西山山麓で観光活性を模索する動きが始まっており、地元好感度を高め、つながりを持った取り組みがさらに重要性を増しそうだ。 -
【記者室】千円で飲み放題 収支は?
千円で伊那谷の銘酒やワイン50種類近くが飲み放題竏窒ニいうイベントが伊那市の通り町周辺の商店街で開催された。週末の夕方とあって多くの酒好きが訪れ、ほろ酔い加減の陽気な笑い声をあちこちで上げていた。
露天で飲む開放感も手伝ってか、どの顔にも一様に幸せそうな笑みが浮かんでいたから、飲む側は満足だったのだろう。だが一方で気になるのは収支勘定だ。主催者の一人は「飲み放題といったってそんなに飲めるもんじゃないよ」と高をくくっていたが、果たして…。
いつもは閑散としている商店街なのに、ぐい飲みを手に持った人たちが嬉々とした表情で群れ歩くのを見ていたら何だかうれしくなってしまった。多少赤字であってもどうか続けてください。(白鳥文男) -
南箕輪村土地開発公社調印式
南箕輪村土地開発公社(理事長・唐木一直村長)は26日、同村塩ノ井の工場用地造成地約2560平方メートルを空気圧機器メーカー「日本ピスコ」(本社・岡谷市)に売却した。塩ノ井にある、同社伊那第2工場で調印式があり、唐木理事長と山崎清康社長が契約書に調印した。
工場用地の造成は同公社の07年度事業で、公募したところ日本ピスコが手を上げたため今回の調印となった。土地は伊那第2工場の西側にあり、価格は約9千万円。同社では今後、生産工場を建てるための土地として利用していきたいという。
調印式で唐木理事長は「健全財政のため企業誘致の振興に力を入れている。税政も順調に伸びており、前年度の税収は過去最高になる見込み。これからも企業に役立つ行政を進めるので協力を」と呼び掛けた。
山崎社長は「22年前、この地で第一歩を踏めたのも地元住民や行政の協力があったから。今回の用地取得を含むと(同村にある工場全体で)1万8千坪ほどになった。地域、社会へ感謝の気持ちが返せるよう、土地を活用していきたい」とあいさつした。
##(写真たてよこ)
契約書に調印を終えた唐木理事長と山崎社長 -
駒ケ根観光開発第50期定期株主総会 4期ぶりの赤字
駒ケ根観光開発の第50期定期株主総会が26日、駒ケ根市内であった。07年度第50期の純利益は、原油価格高騰、それに伴なう物価の高騰などの影響を大きく受け、純利益でマイナス630万円となり、4期ぶりに赤字となった。また、任期満了に伴なう取締役の選任があり、その後に開かれた取締役会の結果、代表取締役には、杉本幸治駒ケ根市長を選任した。
07年度の駒ケ根観光開発の総売上高は、5億7千万円。原油高の影響は06年度から経営を圧迫していたが、当期は駒ケ根高原への入り込み客数の減少を受け、ビューホテル四季の利用客数も減少。その結果、経常利益で610万円の単年度損失となった。
また、今回取締役の改選に伴ない、新たに病務執行取締役を選任。
同取締役はビューホテル四季の支配人と営業部長を兼務し、現場の責任体制を強化し、経営感覚と独立採算の自立意識を持って、施設経営管理を図っていく。 -
宮田観光開発5期連続の赤字
宮田観光ホテルなど経営する宮田村の第三セクター宮田観光開発(社長・清水靖夫村長)は26日、2008年3月期決算を株主総会で発表。当期損失は280万円で、5期連続の赤字を計上した。主力の観光ホテルで宿泊客数減が続き、中央アルプスにある3つの山荘であげた3千万円近い利益を・ス相殺・スする格好に。ディナーショーなどにより日帰り客は増えたが、改めてホテル事業の厳しい現状が浮き彫りになった。
観光ホテルの売り上げは前期比5・4%減の2億530万円。当期だけで3320万円の赤字を出した。
一方で前期は豪雨災害の影響で大幅に業績を落とした山荘は経常利益で77%の大幅増で2900万円の黒字。
懸案の長期債務は約3千万円減の4億2900万円。人件費も2千万円減った。
観光ホテルは稼動率が20縲・0%台と苦戦が続いているが清水社長は「改善のステップを明確にする」とした。
株主総会では新たな取締役、監査役を選任。役員会で、清水社長留任、ホテル支配人に小田切英夫副社長、山荘支配人に吉川覚常務を充てた。 -
宮田村で初の観光シンポジウム
宮田村であらゆる資源をつないで観光に活かそうと、初のシンポジウムが村民会館で開かれた。昨年から住民有志で議論を交わしている「西山山麓観光開発研究会」が中間報告。点在する自然や文化的資源を結び、産業連携も進めるべきと訴え、多くの人の協力が不可欠と投げかけた。拠点施設の必要性も説き、4カ所の候補地を提案した。
同研究会と村の共催で約100人が参加。中間報告では、観光ルート化して地元の人たちによるツアーガイドの確立など提案し、産業含めて地域全体の支援体制を求めた。
観光情報の集積機能を持った拠点施設については「ふれあい広場」「本坊酒造」「宮田観光ホテル」「広域農道」各周辺の4エリアを候補地に挙げた。
北割区の男性(64)は「点在するものを結ぼうとする意識。今までその考えは村に乏しかった。具体的になるよう、もっと人を集めて議論を深めていくべき」と話した。
会場では村の特産品など展示。村内の湧水を使ったコーヒーの振る舞いなどもあり、参加者が村の観光のあるべき姿について語り合う光景もみられた。
松本大学の山根宏文教授の講演や同村民対象に観光などに関するアンケートを行った日本福祉大学の学生による調査報告もあった。
同研究会は中間報告を村のホームページに掲載し、6月20日まで多くの人から意見を募集している。問い合わせは村産業建設課85・4725まで。 -
駒ケ根市観光協会の会長に北沢良男氏
駒ケ根市観光協会の08年度通常総会が23日、駒ケ根市駅前ビル「アルパ」であり、任期満了に伴なう役員の改選では、新会長にこれまで副会長を務めてきた北沢良男氏を選出。また、本年度事業としては、木曽地域との広域観光実現に向け、連携事業に力を入れるほか、選任の事務局長を置き、数年後を目途に法人化を図る準備を進めることを承認した。
同協会の昨年度の一般会計収入総額は約1600万円。7月豪雨の影響で収入が落ち込んだ06年より増額したが、05年対比では約35万円の減額。
北沢氏は「経済の先行きは不透明だが、健全運営に努め、何とかこの時期を乗り切りたい」と語った。
また、長年役員として尽力してきた福沢哲男さん(福岡)、池上善文さん(本町)、渡辺喜一さん(町二区)に功労賞を、13年前から北割二区でスイセンの球根を植え、観光振興に貢献してきた北割二区農政営農組合(北原公平組合長)に感謝状を授与した。
新任の役員は次のみなさん。
◇会長=北沢良夫
◇副会長=宇佐美宗夫、清水亀千代
◇監事=保科茂雄
◇総務部長=久保田治秀
◇宣伝広報部長=窪田雅則 -
上伊那産業振興会理事会
地域産業の活性化のため、上伊那8市町村の首長や企業の代表者らでつくる上伊那産業振興会(向山公人理事長)は22日、08年度理事会を伊那市西箕輪の伊那技術形成センターで開いた。理事など10人が出席し、07年度の事業報告と決算を承認した=写真。任期満了に伴う正副理事長の改選が行われ、全員が再選された。任期2年。
事業報告の中で、07年度に国の同意を得て上伊那地域産業活性化基本計画を策定したことにより、計画が08年4月にスタートしたことなどが報告された。5年間の目標として▽製造品出荷額700億円増▽製造業従事者千人増▽新規立地50件竏窒ネどを掲げている。
正副理事長は次の皆さん。
▼理事長=向山公人▼副理事長=小坂樫男、塚越寛 -
ヤマウラ中間決算
ヤマウラ(本社駒ケ根市、山浦速夫社長)は19日、08年3月期中間決算を発表した。子会社1社(ヤマウラ企画開発)を含む連結売上高は昨年同期比11・5%減の113億8600万円、経常利益は70・8%減の1億4千万円。純利益は前年同期の2億5100万円の赤字から8500万円の黒字に戻した。経常利益減少は、公共投資が低水準で推移していることや受注競争の激化などに加え、原材料の値上がりの影響が大きかったことなどによる。
個別では売上高が前年同期比11・8%減の109億4100万円、経常利益が63・8%減の1億7300万円、純利益は3300万円の赤字から1500万円の黒字となった。
連結の通期(07年10月縲・8年9月)業績予想は、売上高を10億円減の248億円に、純利益を2千万円減の2億円にそれぞれ下方修正。経常利益は計画通りの4億3千万円とする。 -
その後、輝く経営者ヤマサン宝飾小林雄五郎会長宮脇三広社長
ゆったりとしたスペースに夢のジュエリー、優しい色彩の一流ブランドのメガネフレーム、インポートウォッチが時の流れを刻む、1ランク上のぜい沢空間-。
ヤマサン宝飾の本店、駒ケ根市上穂北町の四季彩館「ヤマサン」はこのほど、リニューアルオープンし、25日までオープン記念セール第2弾を行っている。
96年11月、広小路の旧店舗から移転してから12年が経過。大規模改装はよりグレードアップし、新しい時代にあった商品構成と、それに伴う陳列、より明るく、楽しく見られるように、内装を一新し、ライトも増設した。
◇セット品から高級ブランドまで、メガネコーナーを充実
お手ごろ価格のメガネセットから最新高性能レンズやダックス、バレンチノ、ニナリッチのニューフレームなど、メガネ売り場を広げ、品そろえも充実した。
日本眼鏡協会の眼鏡認定士でもある宮脇社長は「度数やフレームのデザイン、フィッテングなどひとり一人の状況にあったメガネをかけないと、目を悪くする」と、最新の検査機器、視力測定器を備える。
また、04年5月には駐車場の一角に眼鏡観音像を建立。毎年、役目を終えたメガネを供養し、発展途上国に送り、現地の人々に喜ばれている。
◇補聴器サロンを開設 補聴器選びは実際に試すことが1番。最新設備を備えた聴力測定室を新設し、無料で聴力測定を実施している。
各メーカーの最新型補聴器を取りそろえ、購入後の調整も無料で行っている。
◇世界の一流品を腕に オリンピックの公式時計に通算21回採用された伝統の「オメガ」。「いつかは」とだれでもあこがれる「ロレックス」。「コンコード」「ロンジン」「オリス」など一流品がずらり。
ヤマサンの前身は「山三時計屋」とあって、同社は社員の時計修理の技能習得に熱心だ。会長、社長は1級時計技能士、社員全員が3級の資格を持つ。「技術こそ最高のサービス」という。
◇5大宝石を中心に貴石などさん然と
ダイヤやルビー、エメラルド、サフォイア、パールなど5大宝石をはじめ、オパール、トパーズ、トルマリンなど貴石類の指輪、ネックレス、ペンダントなどがさん然と輝いている。
長野県出身の宝石デザイナー、桐山勇三さんのコーナーもある。
「宝石は自然界で創造され、身につけると、不思議なパワーを与えてくれる」と宮脇社長。同店では4人の宝石コーディーネーターが顧客ひとり一人のオンリーワンを選ぶ手助けをしている。
また、金やプラチナの価格高騰を受け、高価買取のほか、宝飾リフォームにも力を入れる。手持ちの指輪でデザインが古くなったり、形見などで頂いた指輪を自分好みにリフォームするなど、相談に応じている。
◇地域の人々に愛されて創業51年
1957年、小林会長は間口1間の「山三時計店」で創業、以来半世紀余。小林会長の「お客様を裏切らない高い技術力を持ち、堅実な経営で、信用ある店を継続的に発展させることが地域への最大の貢献」という創業精神は、確実に宮脇社長に受け継がれ、社員ひとり一人に浸透している。
◇会社概要・ヤマサン宝飾株式会社■本店・駒ケ根市上穂北1414■57年創業■資本金1000万円■TEL0265-81-1234FAX0265-81-1235
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東和工機地鎮祭
伊那市日影に長野工場を持つ、めっき表面処置装置など製造の東和工機(本社東京都三鷹市、岩永美保社長)は20日、新工場建設のため同市東春近の東原工業団地内に取得した用地で地鎮祭を行った。関係者約40人が出席し、神事を行って工事の安全と会社の発展を祈願した=写真。
用地はキッツ伊那工場に隣接する約9千平方メートル。鉄骨一部2階建て、述べ床面積約2400平方メートルの工場、倉庫、事務所などを年内に完成させ、年明け早々に稼動の見通し。従業員は現在の15人に新規採用者を加えた20人体制にする。投資額は約4億5千万円。岩永社長は「中小企業の技術が日本のものづくりを支えている。新工場はその一つの形。発展の第一歩にしたい」と話した。
日影の工場は新工場に移転し、用地は売却する。 -
駒ケ根高原温泉開発第14回定時株主総会
駒ケ根市、宮田村の旅館など13施設に温泉を供給する駒ケ根高原温泉開発(社長・杉本幸治駒ケ根市長)の第14回定時株主総会が19日、駒ケ根市役所であった。昨年10月1日から本年3月31日までの半期決算では、経常利益48万7千円余、純利益27万9千円余となり3期連続で黒字となった。
今期決算は各施設における入湯税の支援額を明確にするため、入湯税を補助する行政と決算期を合わせ、半期決算となった。昨年7月から4号井の配湯開始となったことを受け、各施設への配湯量は全体で約50パーセント増加しているが、13期の時に使用料を2割減額してあるため、現状では目に見えて大きな収益の変化にはつながっていないものの、その影響は徐々に現れてきているという。
過去に温泉を掘削する時に借り入れた費用などの負債総額は約4億2300万円。数十年周期で返済していく計画で、返済金を差し引いても、現在各施設に黒字が生じる状況が出てきているという。
杉本社長は「経営状況も好転に向かっており、入湯税を全額補てんしなくても、健全運営ができるようになってきている。今後も、安定した湯量を保持に努めていきたい」と語った。
また、不在となっていた取締役には清水亀千代駒ケ根副市長を、監査役には矢田典和宮田村副村長を選出。清水氏は取締役会で代表取締役専務に選出された。 -
伊那ケーブルテレビジョン
向山公人社長伊那ケーブルテレビジョン株式会社
◆ 本社/伊那市伊那4983番地1
◆ 設立/1984(昭和59)年6月
◆ 資本金/2億円
◆ 従業員/26人
◆ TEL/0265・73・2020(代)
◆ FAX/0265・76・3934
◆ サービスエリア/伊那市、箕輪町、南箕輪村の全域
◆ 08年3月末現在のケーブルテレビ加入世帯は26229戸(加入率63・8%)。年間千縲・500戸平均で増加し続けている。インターネット加入4729件。デジタル切り替え(導入)7003戸。 -
県中小企業団体中央会上伊那支部通常総会
県中小企業団体中央会上伊那支部(山田益支部長)は15日、08年度通常総会を伊那市の越後屋で開いた。加入49組合のうち22組合の代表者らが出席し、08年度事業計画・予算案などを承認した。任期満了に伴う役員改選も行われ、山田支部長が再任された。任期2年。
08年度事業として、経済、経営、時局などについての講演会、研究会、セミナーを開催するほか、異分野の企業間の連携強化、中小企業が直面する問題の解決のため調査研究、陳情、請願などを行っていく。
正副支部長は次の皆さん。
▼支部長=山田益(石川島汎用機械協同組合)▼副支部長=小池長(上伊那トラック事業協同組合)丸尾光三(南信州精密事業協同組合)横森孝心(豊栄精機協同組合)、中村紘司(伊那市コミュニティカード協同組合) -
四季彩館「ヤマサン」がリニューアルオープン
駒ケ根市上穂北町の四季彩館「ヤマサン(宮脇三広社長)」が16日、リニューアルオープンした。18日までオープン記念セールを行っている。
開店から12年が経過し、よりグレードアップし、新しい時代にあった商品構成と、それに伴う陳列、より明るく、楽しく見られるように、内装を一新し、ライトを増設した。
メガネ売り場を広げ、時計は世界の一流品を、ジュエリーは5大宝石を中心に、各種貴石のリング、ペンダント、作家物などを並べた。
ちなみにオープン記念セールでは、メガネセット1万500円、最新高性能レンズオール30%ОFF、ロレックス、オメガ、コンコードなど一流ブランドの時計がオープン特別価格で提供されている。
このほか、各種パール、サンゴ、念珠などをスペシャル価格で販売している。
詳細はヤマサン(TEL81・1234)
オープンセールでにぎわうヤマサン##(写真) -
中川村商工会、08年度通常総会
##(見出し(1))
##(見出し(2))
中川村商工会(宮下進会長)は16日、基間集落センターで、委任状を含め84人が出席し、08年度通常総会を開いた。
▽組織の強化と会員加入推進▽「商工会革新プラン縲恁p続変革」の推進▽青年部・女性部及び若手後継者育成の推進▽県・村、関係機間との連携強化による事業の推進-などを基本方針に▽経営改善普及事業(飯島町商工会との広域連携)▽技術の向上、新分野への情報提供-など盛りこんだ08年度事業計画、予算案を承認したほか、永年勤続優良従業員を表彰、商工貯蓄共済推進功労者に感謝状を、同大口加入者に記念品を贈った。
開会で、宮下会長は「会員との会話を第1に、会員減少に歯止めを掛け、会員増強を図らなくてはならない。『おれがやらなきゃ、だれがやる』を合い言葉に、役員、会員の努力で活気ある村、活力ある商工会を目指そう」とあいさつ。
永年勤続優良従業員表彰、受賞者は次のみなさん(敬称略)
▽全国商工会連合会会長表彰・県商工会連合会会長表彰・村商工会会長表彰(30年)=井原幸子(七久保精密工業)梶間功一(辰巳屋)片桐茂、三石賢二(以上宮下建設)渡辺正(すいれい豆腐)▽同(20年)=檪木伸一(田島建設)真島あつ子、吉沢千尋(以上すいれい豆腐)▽同(10年)加藤京子(中川観光開発)熊谷好一、長沼秀樹、宮島敏、森本進(以上宮下建設)竹下芳美、森本正子(以上すいれい豆腐)平沢延俊、村田剛(以上辰巳屋)
07年度商工貯蓄共済感謝状、記念品の贈呈(敬称略)
▽07年度推進功労者表彰=米沢博文、湯沢賢一▽大口加入者(1ランク)=アクアロマン -
宮田村の観光活性化で中間報告、25日に住民一緒に考えるシンポジウム開催
住民参加で地元の自然環境を観光に活かそうと検討している宮田村の「西山山麓観光開発研究会」は14日夜、中間報告をまとめた。情報発信の役割を担う拠点施設の必要性、ツアー的要素、体験型観光の導入などを盛りこみ、資源である「自然」に地元の「人」たちが有機的に加わることで誘客に結び付けようと構想した。25日に村と共催で開く観光シンポジウムで内容を公表し、住民の意見も幅広く聞きながら7月の最終報告、その先の実現へ向けて動き出したい考えだ。
中間報告では、中央アルプスのすそ野に広がる自然を最大限に活かしながら、誘客には人の力によるイメージづくりや演出が必要と指摘する。
拠点施設については単に特産品や農産物を販売するだけでなく、情報を網羅して滞在、体験へとつながる仕組みを構築。
西山エリアを観光ルート化して、ツアーガイドの人材バンク機能を拠点施設に持たせるべきと具体的に投げかける。
また、果樹園地帯の駒ケ原地区については「ファーマーズ通り」と位置付けるよう提案。農業と結び付けた体験型観光の中心地帯として整備するよう求めている。
そのほか宮田高原や駒ケ岳、村内に点在する湧水の活用など報告は多岐に及ぶが、課題となる拠点施設の運営、事業主体の問題を含めいずれも地域の人たちの連携協力を不可欠な存在として挙げる。
25日午後1時から村民会館で開くシンポジウムでは、中間報告を含め村の観光について、住民に考えてもらう機会にしようと計画。松本大学の山根宏文教授による講演などもあり、多くの参加を呼びかけている。問い合わせは村産業建設課85・5864まで。 -
南箕輪村商工会 通常総会
南箕輪村商工会の「第48回通常総会」は14日、村商工会館で行い、08年度事業計画・一般会計予算など3議案を承認した。本年度基本方針である商工会自立のための改革や、地域活性化の推進などに添って活動することを確認した。
あいさつで田中秀明会長は「地域の発展のため、行政を始めとした村民のみなさんとともに活動していける団体となって、一緒に頑張っていきたい」。唐木一直村長は「村の自立のためには商工業の発展が必要。これからも一緒に村づくりをお願いします」とした。
総会では永年勤続表彰(10年)があった。
表彰を受けたのは次のみなさん。
▽中村幸喜(アルゴル)▽大沢亮(創研)▽神田弘(創研)▽吉沢政樹(創研)▽花岡武富(アズクラフト) -
リニアBルート実現を要望
東京・大阪間を結ぶリニア中央新幹線は何としても諏訪、上伊那を通るBルートに竏秩B上伊那の2商工会議所と7商工会は9日、Bルートの実現に向け、関係団体が協力して同一歩調で推進活動が展開できるよう、国・県に早急かつ積極的に働きかけを竏窒ネどとする要望書をリニア中央エクスプレス建設促進上伊那地区期成同盟会長で上伊那広域連合長の小坂樫男伊那市長に手渡した=写真。伊那商工会議所の向山公人会頭は、商議所と商工会が4月に上伊那の企業130社を対象に行った初のアンケート調査の結果を併せて手渡し「Bルートは上伊那にとって産業、観光、生活面から多大な効果がある。早急に具体的な活動を」などと要望。小坂市長は「県とも連携を取りながらできるだけ早い機会に要請活動を進めたい」と述べた。
アンケートは関東、中京圏などに取引先を持つ企業に、Bルートが実現した場合について5項目を質問(複数回答可)。「上伊那地域にどんなメリットがあるか」では「企業進出が増える」(70社)「観光客が増える」(同)「定住人口が増加」(61社)「新たな産業が生まれる(50社)」などが上位を占めた。「時間短縮などにより会社にどんなメリットがあるか」では「新たな取引先を開拓できる」(46社)「新たな情報が入りやすくなる」(39社)「新しい事業展開ができる」(36社)などが多かった。「受注増加が期待される地域は」の問いには、「関東」(19社)「中京」(12社)が上位。「新たな取引先が開拓できる地域は」では「関東」(24社)「関西」(20社)「中京」(18社)の順となった。
回答と併せて寄せられた意見には「南信の新しい起爆剤としたい」「上伊那地区へ駅を確保してもらいたい」「南アルプスにトンネルを開けることは自然に対する挑戦で絶対許せない」などがあった。
ルートについては県内団体はほぼBルートで合意が形成されているのに対し、JR東海は昨年12月、自己負担で南アルプスをトンネルで貫通する最短ルート案を進めることを決定。大鹿村で水平ボーリング調査を始めたことから、上伊那の期成同盟会関係者は焦燥感を強めている。 -
TBM伊那工場しゅん工
原子力発電所用タービンブレードなど製造のティービーエム(本社宮田村、山田益社長)は2日、伊那市西箕輪の伊那インター工業団地に新たに建設していた伊那工場の第1期工事が完成したとしてしゅん工式と祝賀会を同工場で開いた。関係者約60人が出席し、玉ぐしをささげるなどの神事や機械の始動式を行って新工場の完成を祝った。山田社長は「昨年度は20万ピースの製品を生産し、本年度は25万ピースの見込み。仕事はいつも順調にいくとは限らないが、これからも努力していきたい」と述べた。
同社は受注増などで本社工場が手狭になったことから2年前、団地内の約45500平方メートルの用地を取得。鉄骨平屋建て、延べ床面積約6600平方メートルの工場棟1棟を建設していた。唐沢敏治副社長は「土地が広く、インターチェンジから近いことなどからここに決めた。今後さらに工場棟と管理棟1棟を建設する計画。宮田の工場は引き続き稼動していくが2、3年後には本社機能を伊那工場に移転したい」としている。
建設費、機械・設備費などの投資額は約20億円。 -
宮田高原2季ぶりに再開へ、豪雨災害乗り越えて
一昨年7月の豪雨災害の影響が残り閉鎖が続いていた宮田村宮田高原で30日、2季ぶりの再開に向けて村職員らがオープン準備に追われた。キャンプ場は5月の大型連休中に客を受け入れ、7月から本格営業。牧場は6月に牛が入牧する予定。存廃も議論された同高原だが、村は観光資源として誘客を図っていく考えだ。
標高1600メートルに広がる同高原は、2006年7月の豪雨災害で唯一ふもととつなぐ寺沢林道の崩落で閉鎖に追い込まれた。
自然に抱かれた環境に、数棟のログコテージやテントサイトを持つキャンプ場は実質3季ぶりの再開。
この日は、村産業建設課の職員らが客を受け入れるための準備に汗を流したが、管理人の酒井春美さんは「「サービスもたくさんしたいので、ぜひ多くの皆さんに足を運んでもらいたい」と話した。
連休中は5月3日から6日までの営業。既に数件の予約も入っているという。
同高原では観光活用を視野に本年度、赤そばの試験栽培も実施。キャンプ場利用者は近年、1500人程度で頭打ちだが「何とか閉鎖前の利用者数は維持し、今後につなげたい」と村産業建設課は説明する。
牧場は放牧牛の減少が進んでおり、依然として今後の見通しが立たない厳しい状況。しかし、今季は再開して様子を見ていく。
キャンプ場に関する問い合わせ申し込みは、村産業建設課85・5864(平日のみ)、同高原管理室85・2863(営業期間中のみ)。 -
こまゆき荘が感謝祭
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宮田村新田の温泉交流施設「こまゆき荘」は27日感謝祭を開いた。村の友好都市、愛知県田原市の海産物には長蛇の列ができ、農村女性グループ「野ひばりの会」の五平もち、山菜、農産物も人気を集めた。
感謝祭は毎年この時期に開催、田原町の海産物は毎回人気、アサリ、甘夏、小魚はたちまち売れきれた。
このほか、本坊酒造・南信州ビールが山ブドウワイン「紫輝」「地ビール」、村内の飲食店、菓子店なども焼きそば、イカ焼き、菓子を並べ、来場者の食欲を誘った。
また、オープニングセレモニーでは、開設から11年目に同施設入場者が30万人に達成。ちょうど30万人目の初沢麗子さん(東台東区)、前後賞の小田切重広さん(宮田村)、佐竹利信さん(板橋市)に記念品が贈られた。 -
あるしん経済動向調査
アルプス中央信用金庫(大沢一郎理事長)は08年1縲・月期の上伊那を中心とした中小企業の景況調査レポートを発表した。
原材料、仕入れ価格の上昇の調査では、1年前と比較して価格が上昇したとする企業が全体の9割を占めた。3縲・0%程度上昇したとする企業が最も多く51・2%、30%以上上がったとする企業は2・4%。むしろ低下したとする企業も2・9%あった。
「原材料、仕入れ価格の上昇分を販売価格に転嫁できたか」の問いには「20縲・0%程度転嫁できた」とする企業が約半数の48・5%、「80縲・00%できた」が7・8%だった一方、「まったく転嫁できない」「ほとんどできない」も34・1%あった。
原材料、仕入れ価格の上昇が経営に与えた影響として「かなり圧迫」が31・5%、「多少圧迫」が52・4%と大半を占めた。今後も上昇が続いた場合の対応については64・2%が販売価格への転嫁を挙げた。
売上の状況調査では前期(10縲・2月)に比べ減少した企業が39・8%、増加した企業は21・6%だった。収益は前期比減が44・3%、増加は15・3%。資金繰りは「前期に比べ苦しい」が28・7%、「楽」が6・3%だった。
設備投資をしなかった企業は72・4%(前期比2・6ポイント増)、した企業は27・6%(同2・6ポイント減)で、設備投資を控える傾向がうかがえる。 -
駒ケ根商工会議所、新規学卒者新入社員激励大会
駒ケ根市内の企業に就職した新規学卒者新入社員を対象とする第41回激励会(駒ケ根商工会議所主催)が23日、商工会館であった。31事業所から108人の新入社員が集まり、各界関係者から、新入社員に寄せる熱い期待と激励のメッセージが贈られた。
昨年の倍近い新規学卒新入社員が集まる中、駒ケ根商工会議所の山下善広会頭は「100人を越えたのは始まって以来のことではないかと思う。現在駒ケ根市では企業誘致に力を入れているが、企業を招くには、みなさんのような優秀な人材をいかに輩出できるかが重要になる。ぜひ駒ケ根のために活躍し、期待されるような社会人になってほしい」と激励。また、杉本幸治市長は「今、駒ケ根市は決して楽な状況でないが、それだけに企業に寄せる期待は大きい。高い志を持ち、自分に何ができるかを考え、人間として正しく生きてほしい」と語った。
新入社員を代表して、発芽野菜製造の「サラダコスモ信州第二工場」に就職した岐阜県出身の曽根暢啓さん(26)=梨の木=が記念品を受け取り、「今まで経験したことのない困難に直面」することもあると思うが、諸先輩方のご助言、ご助力をいただく中で企業に留まらず、社会に必要とされる人材になれるよう、努力したい」と語った。