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小さな親切運動上伊那支部車いすを贈呈
小さな親切運動上伊那支部は13日、設立10周年を記念して伊那市社会福祉協議会に車いす2台を寄贈した=写真。
あいさつをすること、困っている人がいたら手伝ってあげる竏窒ネど、小さな親切を進めることで青少年の豊かな心を育成することを目指す「小さな親切運動」は、約40年前にはじまり、全国展開されている。
その上伊那支部(会員99人、山田益支部長)は、設立10周年を迎えたため、記念事業を計画。会員から集めた会費で、上伊那地区10社協に総数12台の車いすを寄贈し、上伊那37小学校と各教育委員会に2種類のオリジナル紙芝居を寄贈することにした。
車いすを受け取った御子柴龍一会長は「長期高齢者社会を迎え車いすの需要も増えている。学校の授業の中で使われることもあり、各方面で利用させてもらいたい」と感謝の言葉を述べた。
これで上伊那支部は全25台の車いすを寄贈したことになる。 -
もちつきボランティア交流会
駒ケ根市ボランティア協議会の「もちつきボランティア交流会」は12日、駒ケ根市ふれあいセンターであった。同協議会に所属するボランティア35団体の150人余が参加し、もちつきを楽しんだ。 今回は22キロのもち米を4基のうちでつきあげ、あんこやきなこ、大根おろしで味わった。
始めの会で飯島美佐子会長は「大勢の元気な声と明るい笑顔に会えた。多くの人と交流を深め、心にいっぱい、ビタミンを蓄えて」とあいさつ。
参加者はつきたてのもちを味わったり、ステージに繰り広げられる踊りや歌などの発表を楽しみ、交流を深めた。 -
環境問題学習会
駒ケ根市の環境浄化を進める会・市と共催で12日、駅前ビルアルパで第1回環境問題学習会を開いた。市民ら80人が参加、駒ケ根市のごみ処理の現状や有用微生物の働きなどに理解を深め、ボカシによる生ごみ堆肥のし込みの実演を見入った。
家庭菜園部会長の井口真吾さんは「簡単!安全!ボカシによる生ごみ堆肥で家庭菜園を」をテーマに、ボカシを使った生ごみ堆肥のし込み、家庭菜園での使用法、生ごみ堆肥で栽培した野菜はなぜ、おいしいのか-について実演を交えて話した。
井口さんは「生ごみ堆肥のポイントに「新鮮、細かく切る、水分を切る」を挙げ、実際にボカシボックスに紙を敷き、生ごみに対しボカシは3-5%を入れ、生ごみとよく混ぜるなどし込みを実演し「バルブから水は毎日抜く。ボックスが満杯になったら、密閉し直射日光が当らない場所に置き、1-2週間で発酵、肥料になる」と管理にも触れた。
また、生ごみ堆肥は畑に穴を掘り、土と混ぜておく。動物などにいたずらされないように、トタンなどをかぶせて置くといいとした。
次回は26日午後1時30分から、駅前ビルアルパで、「EMボカシとは、みんなで挑戦、ボカシづくり」を予定。 -
宮田小6年3組が聴導犬支援
とってもワンだフル‐。宮田村に本部がある日本聴導犬協会の活動を支援しようと、地元の宮田小学校6年3組が13日、地域や学校の仲間に協力を求めて展開した募金や空き缶集めなどの収益金3万円余りを同協会に贈呈した。有馬もと代表らは、心温まる善意に感謝。32人の子どもたちは活動を通して、聴導犬の役割だけでなく、地域の支えの大切さを知ったと話した。
5年生の時に聴導犬のデモンストレーションを学校で見学。6年生になり「自分たちで何か協力できないか」と取り組み始めた。
4つの班に分かれて活動。新聞やポスターをつくって学校の仲間や地域の人たちに聴導犬について広報し、空き缶集めも展開した。
また、村内をまわって、商店や医院など14事業所に募金箱を設置。古着など家で不用になった物品もリサイクルにまわすなどして、支援金を集めた。
総額で3万2千円ほどになり、あわせて集めた書き損じハガキや無使用のテレホンカードと一緒にこの日、同学級を訪れた聴導犬協会に手渡した。
1年間の活動内容も発表。耳が不自由で補助犬のユーザーでもある協会スタッフの1人が感謝し、「耳が聞えない私に犬は7つの音を知らせてくれる。1頭でも聴導犬が増えるよう、皆さんの善意を大切に使わせて頂きます」とあいさつした。
改めてデモンストレーションを見学し、聴導犬とふれあう子どもたちは目を輝かせていた。 -
第20回伊那市ボランティア研究集会
第20回伊那市ボランティア研究集会が11日、市総合福祉センターであった。民生委員やボランティア関係者約180人が集まり、子どもの成長を地域としてどのように支えていけるかなどを話し合った。市社会福祉協議会など主催。
カウンセラーとして子育て支援などに携わっている飯田女子短期大学の兼任講師・辰野恒雄さんが、子育てに果たす地域の役割などについて講演=写真。辰野さんは「現代の親は、子どもについてあまり知らないが、夫婦だけで子育てをしようとする傾向にあり、不安を抱えている」とし、近所が近く、地域で子育てを支え合っていた昔を振り返った。
現代でも地域が積極的に子育てを支えていく必要性にふれ「世間話やあいさつなどで日ごろからつながりを持ち、その中で気付いことに対して助言してあげることがボランティアなのでは」と投げかけた。
分散会もあり、地域ボランティアについて参加者それぞれが話し合った。 -
近隣助け合い講座
箕輪町社会福祉協議会と町ボランティアセンターは9日夜、近隣助け合い講座を開いた。1月下旬に始まった全6回のボランティアアドバイザー養成講座にも組み込み、一般も含め61人が参加。近隣の助け合いの必要性を確認し、地域課題の解決法としてマップ作りの有効性を学んだ。
全2回講座の1回目。「住民の支え合いマップ」や、住民参加の生活支援事業「こまちゃん宅福便」など先進的な地域の支え合いに取り組む駒ケ根市社会福祉協議会の片桐美登福祉活動振興係長が話した。
片桐さんは、子ども編や認知症編としてサポート内容やマップなど事例を紹介。「助ける行為と助けられる行為の2つの『福祉』が協同でベストの福祉になる。支え合いのためにはプライドを大切に」と話した。
サービスが入ることで地域のつながりが切れることも挙げ、マップ作りで要援護者と隣人の関わりや世話焼き人の所在、住民のふれあい状況などが把握でき、福祉課題と解決のヒントが見えてくることを説明した。
第2回は、実際にマップ作りの手法などを学ぶ。 -
橋爪まんぷさんがチャリティー漫画絵展の収益一部寄付
伊那市在住の漫画家・橋爪まんぷさん(65)は9日、日帰り温泉施設「みはらしの湯」で開いたチャリティーまんが絵展の収益金の一部(2万円)を市社会福祉協議会に寄付した=写真。
チャリティー展は5年目。今年の干支(えと)である戌(イヌ)にちなんだ漫画絵パネルを、昨年の12月21日縲・月21日にみはらしの湯のロビーに展示し、1枚4千円で購入希望者を募った。
毎年購入する人もおり、希望が多数ある作品は抽選で購入者を決めた。
御子柴龍一会長は「合併に伴い基金も合併することになるが、合併までの間に大切な所に使わせてらい、みなさんの気持ちにこたえていきたい」と語った。
橋爪さんは「みはらしの湯の好意があり続けさせてもらっている。張り合いにもなるので続けていきたい」と話していた。 -
障害から障がいへ
平仮名表記に変更障害から障がいへ‐。宮田村は、文書などで障害者などを表す時に「害」の字をひら仮名の「がい」に改めた。不快に思う人への配慮で、全国的にも先取りの変更となった。
上伊那では箕輪町が3月議会で、条例改正により条例文も「がい」表記に変更したが、全国的にも依然として「害」表記が主流だという。
宮田村では条例改正は今のところ検討していないが、国県事業以外の村関連の書類や文書などは、全て「がい」表記に統一する。
「国や県から指導があったわけではないが、害表記に不快感を持つ人もいる。考慮して変更を決めた」と村住民福祉課では説明している。 -
シルバー人材会員が障子張り
講習とボランティアで一石二鳥駒ヶ根広域シルバー人材センター宮田地区の会員が8日、障子張りの講習を受けた。古くなった公共施設の障子を張り替えようと、ボランティアも兼ねて実施。全会員の半数近い33人が参加して、熱心に作業した。
同センターにとって、障子張りは大切な業務のひとつ。多くの会員に習熟してもらう目的もあったが、あわせて地域の役に立ちたいと、村の福祉施設で古くなった障子を使って講習した。
駒ヶ根市の平澤徹さんが指導。多くの会員は家庭でも経験したことがあり、慣れた手つきで作業していた。
同センター宮田事業所長の後藤元紀さんは「高齢者世帯が増えており、障子張りも大変になる。技術を覚えて、少しでも地域のお役に立てたら」と話していた。 -
あそびの講習
箕輪町ボランティア連絡協議会は4日、「あそびの講習」をいきいきセンターサンライズで開いた。35人がおおいに笑い、脳を活性化する指体操などで楽しく遊んだ。
講師は、文部科学大臣認定レクリエーション・コーディネーターの勝野佐江子さん(塩尻市)。
「笑うこと」が脳を刺激し、免疫力を高めたり、認知症予防やストレス解消、細胞や血管を若々しくするなどさまざまな効用があることを説明。「忙しい毎日では笑いを忘れストレスばかりがたまる。心に潤いを取り戻すには笑顔が最適。笑って、笑顔あふれる生活を心がけよう」とアドバイスした。
参加者は、「むすんでひらいて」を歌い歌詞とは反対の手の動きをする、右手をパーにして前に出し左手はグーにして胸につける体操を左右交互にやるなどのあそびに挑戦。簡単そうでいて手の動きを間違えたり、グーとパーが混ざってしまい、笑いが笑いを呼んで皆大きく口を開けて笑い楽しんでいた。 -
中沢小3年生がやまびこ園にマイク寄贈
駒ケ根市の中沢小学校3年生(原茂教諭・19人)は6日、中沢本曽倉のデイサービスセンター竜東やまびこ園(吉沢みはる園長)を慰問に訪れ、ふれあい広場のバザーで得た収益金で購入したマイク2本を園に寄贈した。児童を代表して関屋和泉さんは「ふれあい広場で手作りクッキーを売ったお金で買いました。どうぞ使ってください」と利用者代表に笑顔で手渡した=写真。同園のマイクは慰問や交流会のほか、利用者のカラオケなどに頻繁に使用されているが故障などで次々に使えなくなり、使用可能な物が1本だけになってしまったことから、同小の問い合わせに対し、吉沢園長が希望した。マイクは早速箱から取り出され、児童らの出し物に使われた。
児童らは全員で『ひな祭り』や『メダカの学校』などの歌を歌ったほか、紙芝居や手品などを披露して利用者を喜ばせた。
同クラスの訪問は今年度7回目。 -
「萱野高原の桜を育てる会」設立
箕輪町の萱野高原を桜の山として新たな名所にしよう-と町の呼び掛けで、桜を守り育てる「萱野高原の桜を育てる会」が発足した。6日夜、町産業会館で設立総会を開き規約などを承認し、ボランティア活動を主体に夢に向かって取り組もうと決意を新たにした。
05年に町発足50周年記念「さくらの萱野高原づくり」事業として始まり、4月と11月にオオヤマザクラを合計350本植樹した。桜が見ごろになるまでには息の長い育成活動が必要となるため、住民有志を募って会を立ち上げた。
会員は萱野高原活性化委員、町議、一般町民ら93人。会長に平沢豊満町長、副会長に毛利儀男三日町生産森林組合長、中村昭吾福与生産森林組合長を選出。会長は、「桜を一人前に育てるには愛情とずくも必要になる。全員のお力がないとできない。皆で夢を実現するため頑張りましょう」とあいさつした。
06年度は、本年度植樹した桜の育樹が中心で春と秋に作業を予定。4月23日の萱野高原開きに参加してもらい、350本の桜を見てもらうことも呼びかけた。会員は今後も募集する。 -
第42回駒ケ根市社会福祉大会
地域福祉の推進を図ろうと「自立とふれあいの中で支え合う地域社会を」を大会スローガンに掲げた第42回駒ケ根市社会福祉大会が4日、市文化センターで開かれた。市社会福祉協議会と実行委員会主催。式典では赤穂東小学校5年1組の児童らによる体験発表などのほか、社会福祉に寄与した個人・団体の表彰が行われた=写真。記念講演として演歌グループ殿様キングスの元メンバーでNPO法人「命のつどい」理事長の多田そうべいさんによる「いつも心にビタミンを!」が行われた。多田さんは福祉やボランティアについて「心の健康が大切」と明るく語りかけた。
大会には約200人が参加し「心の時代、福祉の時代にふさわしい思いやりのある心豊かな福祉社会の実現に向けて努力することを誓います」などとする大会宣言を採択して閉幕した。
小ホールやロビーには福祉の広場として福祉活動の展示や紹介コーナーが設けられたほか、特別企画の花の広場では花の販売や展示などが行われ、訪れた多くの市民らでにぎわった。 -
「愛の鈴」の贈呈式
卒業後も村のことを忘れないでほしい竏窒ニの思いを込め3日、南箕輪村ボランティア運営委員会(浦山幸男会長)などは、手作りした「愛の鈴」を、南箕輪村中学校の卒業生147人に贈った。
愛の鈴は、会員や村内全域から募ったボランティア約50人が手作りしたキーホルダー。ビーズなどでつくった小さなこけしと鈴がつく。贈呈は15年以上続けている。
浦山会長は「悩むことは大変なことだが、5年、10年すると思い出に変わる。おおいに悩みながら一歩一歩立ち止まらずに歩んでいってほしい」と、鈴の入った箱を各クラスの代表に手渡した=写真。
卒業生代表で唐澤奈帆さんは「私たちのために心を込めてつくってくれた貴重なもの。大切にしていきたい。良い学生生活を送れたのは地域の支えのおかげ。今後、村を離れることになっても、地域の思い出を忘れずにいたい」と語った。 -
大芝高原花いっぱい花壇整備
南箕輪村と花いっぱい推進協議会は3日、大芝高原東側の広域農道沿いなどにある花いっぱい花壇を整備した。コモンズ支援金を受けての事業で、ボランティア約100人が作業に精を出した。
花壇は、大型農道沿い約440メートルの区間と、屋内運動場駐車場南側。
協議会を構成する老人クラブ、みちくさの会、村商工会女性部・青年部、村社会福祉協議会をはじめ、民生委員、信州大学農学部の学生、むらづくり委員、村建設業共同組合が参加した。
大型農道沿いの花壇は、間伐材の半割材を利用して土止めし、水路や道路に土が流れないようにする。このため、現在植えてあるラベンダーの株や、スイセン、ムスカリなどの球根を掘り出し、重機を使って杭を打ち込み半割材を埋め込んだ。
ラベンダーはミニグラウンドのフェンス周りや道路沿いに移植し、スイセンなどは元の場所に植え戻した。4月以降にパンジーなどを植える予定という。
整備事業予算は340万円で、支援金は226万6千円。 -
食、体操、講演、表彰…「健康」を考えるまつり
長谷村の健康まつりが4日、非持のまちづくり拠点施設「気の里ヘルスセンター栃の木」であった。子どもからお年寄りまで多くの村民が訪れ、健康測定やヘルシー料理の試食、講演会などを通じて、健康について考えた。
チューブを使った健康体操では、いすに座ったまま足にかけたチューブを引っ張ったりするなどして肩こりや腰痛を予防・解消する運動をした。
薬草研究会と食文化研究会による健康料理などの試食もあり、糖尿病予防になるといわれるヤーコンや体内に滞留した汚水物を排出するはと麦などの健康茶、大豆を使ったまめどうふや凍み大根の煮物といった料理が並んだ。食文化研究会は「食文化が変わり始めているが、若い人たちにきちんと昔からの料理を残していきたい」と話していた。
むし歯ゼロと献血功労者の表彰、栄養相談やお灸(きゅう)体験などもあったほか、村鍼灸(しんきゅう)施療所の酒井さや香さんが「健康のツボ!」、美和診療所副所長の清水正之さんが「これからの長谷の健康づくり」と題して講演した。 -
こころの健康を考えるつどいinこまがね
精神障害者に対する理解を深めようと「第12回こころの健康を考えるつどいinこまがね」が3日、駒ケ根市文化会館で開かれた。上伊那郡市精神保健福祉協会、伊那保健所、駒ケ根市主催。精神保健福祉団体など関係者ら約200人が参加し、埼玉県精神障害者団体連合会による講演を聞いた。ロビーでは伊那市、駒ケ根市、高遠町、飯島町、宮田村の共同作業所などの利用者が作ったアクセサリーや小物、クッションやバッグなどが販売され、訪れた人たちが争って買い求めていた=写真。
「一人ぼっちをなくそう。共に生きよう」を合言葉に活動する埼玉県精神障害者団体連合会(愛称ポプリ)は行っている例会や研修会などの活動について紹介し「精神病に対する正しい理解がまだまだ不足している。偏見をなくし、差別を撤廃させるために力を合わせていこう」と呼び掛けた。 -
萱野高原の桜育樹へ
育てる会設立箕輪町は、05年4月から取り組んでいる町発足50周年記念「さくらの萱野高原づくり」事業で、桜を守り育てるため「萱野高原の桜を育てる会」(仮称)を設立する。設立総会を6日午後6時半から、町産業会館で開く。一緒に活動する町民を募集する。
「さくらの萱野高原づくり」で、昨年4月と11月にオオヤマザクラを合計350本植樹した。今後数年間かけて植栽する考えだが、桜が見ごろになるまでにはさらに10数年かかり、息の長い育成活動が必要となるため会を設立する。06年度は、本年度に植樹した桜の育樹作業を中心に取り組む予定。
参加者は現在約90人。設立総会では、会の名称、規約、役員、今後の活動などを協議する。
参加希望者は役場総務課総務係(TEL79・3111内線105)へ。総会当日、会場でも申し込みできる。 -
社会福祉法人平成会
介護老人保健施設「わかな」しゅん工社会福祉法人平成会(塩尻市、小松弘理事長)が箕輪町南小河内に建設を進めてきた介護老人保健施設「わかな」が完成し3日、しゅん工式があった。
「わかな」(施設長・荻原昭医師)は医療と福祉を統合した総合ケアサービス施設。医学的管理と看護・介護を重点にした医療ケアやリハビリテーション、食事、入浴など生活援助を通じて高齢者の自立、1日も早い家庭復帰、社会復帰を支援する。入所定員70人。
ショートステイ(25人)、通所リハビリテーション(30人)。2ユニットのグループホーム(18人)も敷地内にある。
施設は鉄筋コンクリート4階建て。延べ床面積5338平方メートル。和風の落ち着いた雰囲気で、居室(2人・4人部屋)、デイルーム、機能訓練室、作業訓練室、食堂・談話室、屋上庭園、浴室、和室、茶室などのほか鯉が泳ぐ池もある。
式典で小松理事長は「地域に開かれた施設で、利用者さんが入所してよかったと思われるよう努力してまいる所存。地域から愛される施設目指して職員共々頑張っていく」とあいさつした。
利用開始は8日。4、5日は一般向けの内覧会がある。午前9時半縲恁゚後4時。問い合わせは同施設(TEL70・1818)へ。 -
箕輪町赤十字奉仕団任命式
箕輪町赤十字奉仕団の06年度任命式が1日夜、町文化センターであった。15集落分団の正副分団長が日赤箕輪町分区の平沢豊満分区長(箕輪町長)から任命を受け、奉仕団員の責務や団活動の研修をした。
平沢分区長は、一人ひとりに委嘱書を手渡し、「地域の安全、安心の一役を担ってもらう。仕事や家庭の主婦の役割があるが、地域のため、町のために奉仕団の一員としてご活躍いただきたい。大変ご苦労な奉仕活動だがよろしくお願いしたい」と訓示した。
奉仕団活動は、赤十字社員増強、災害救護活動として負傷者の応急手当や炊き出し、義援金の募集、救護訓練への参加、献血推進、町内の社会福祉施設での清掃奉仕など。
役員は次の皆さん。
【本部役員】 ▽委員長=小林節子(松島)▽副委員長=村田裕子(木下)白鳥寿美子(福与)▽委員=小林美和子(沢)橋爪美保子(富田)倉田ゆき子(南小河内)
【区域代表者】 ▽第1分団=小林美和子▽第2分団=橋爪美保子▽第3分団=浦野志津子▽第4分団=村田裕子▽第5分団=白鳥寿美子▽第6分団=倉田ゆき子 -
SO開催1年を記念した交流会
スペシャルオリンピックス(SO)冬季世界大会開催から1年が経過したことを記念して2日、SO日本の細川佳代子理事長や参加選手などが伊那市西箕輪の伊那養護学校を訪れた=写真。
SOの魅力や感動に再び触れてもらおう竏窒ニ、SO日本・長野は、1月縲・月に県内各地でメモリアルイベントを展開しており、交流もその一環。この日訪れたのはバスケットボールやボーリングの選手3人で、自分たちの手でSOの様子も撮影した。知的障害者9人による撮影クルーの取り組みは、ドキュメンタリーとして映画化されている。
細川理事長は「たくさんの人たちに楽しいフロアホッケーを知ってもらいたい。スポーツを通して健康で元気になってもらえるよう、長野県中に普及させたい」と語った。
高等部の学生たちとフロアホッケーで交流。参加した生徒の約半分は、昨年12月ころからフロアホッケーを練習しているが、初めて体験する生徒も多く、スティックの扱い方からゴールの仕方までを学びながら交流を楽しんだ。 -
スペシャルオリンピックス細川理事長が訪問
スペシャルオリンピックス(SO)日本の細川佳代子理事長ら3人は1日、駒ケ根市役所を訪れ、市に対して「長野での世界大会1周年を記念したイベントが各地で開催される。これを機にあらためて障害者への理解を深めてほしい」と活動への協力を要請した。原寛恒助役は「1年前の感動は印象深い。ホストファミリーがアスリート(選手)との交流を通じて障害者の明るさ、たくましさに勇気づけられた。今後、交流と支援に力を入れていきたい」と述べた。
細川理事長は「SOは2年ごとに開かれる夏、冬の世界大会だけと思っている人が多いが、私たちの活動は毎週のように続いている。先進国の中で日本ほど障害者への理解が乏しい国はない。障害者がスポーツを通じて社会参加することに皆がもっと関心を持ってほしい」として市に対し、ボランティア募集の広報や活動場所の確保などの支援を求めた。
細川理事長らは2日に伊那養護学校で行われるフロアホッケー体験会などに参加する。 -
真心こめた竹製の杖と、まごの手、どうぞ
宮田村町3区の湯澤一人さん(70)は手作りした竹製の杖(つえ)や、まごの手を村に寄贈。老人福祉センターなどで希望者に配っており、好評を得ている。
若いころに大工修行の経験もある湯澤さん。退職後に趣味で木工や竹細工を始めた。「何かお役に立てれば」と、昨年には村の福祉交流施設に手製の火ばちなども贈っている。
杖やまごの手は数十本用意したが、使い勝手なども考慮に入れた優れた出来映え。村住民福祉課は「このように協力してくれるのは本当にありがたい」と喜ぶ。
杖もまごの手も数に限りがあるが、リハビリ教室や高齢者の訪問時などにも希望者に配る予定。湯澤さんは「喜んでくれりゃ、それだけうれしい」と話している。 -
ミニデイでひな人形づくり
宮田村の社会福祉協議会が各地区で開くミニデイサービスは、3日の桃の節句を前に、粘土を使ったひな人形づくりに励んでいる。
1日は町2区のミニデイがあり、8人の高齢者が童心に返って人形を工作した。
紙粘土に絵の具を混ぜて着物をつくる。マジックで顔の表情を描き、ひな壇飾りも工夫を凝らして完成した。
「昔はこんなに良い粘土じゃなかったけど、遊んだもんだ」とみんな大喜び。かわいらしい人形の出来映えにも満足していた。
ミニデイでは、手先の運動として、年に3、4回ほど工作を取りいれている。 -
手良で宅幼老所「福○家(ふくわうち)」4月にオープン
第2の我が家をつくっていきたい竏窒ニ、伊那市手良野口に4月、「宅幼老所福○家(ふくわうち)」がオープンする。子どもからお年寄りまでが集う昔ながらの空間で、それぞれが主体的に日常生活を送る。利用者らと畑づくりも進めていく予定。信州大学農学部教授の協力を得て、園芸セラピーを通した認知症ケアなども模索していく。
代表の桐山みどりさんは介護福祉士。市街地に近いデイケア施設に勤務していた時、遠隔地から通う高齢者にかかる送迎の負担を知った。また「地域に戻り、自分の力で何かできることをしたい」という思いもあり、地域のお年寄りが地元で心地よく過ごせ、一人にならない居場所となるような宅幼老所を立ち上げたいと考えた。
施設は手良野口の民家を利用。送迎サービスや生活援助などに加え、自主事業として緊急時の宿泊、子どもの一時預かり、訪問・食事サービスなどをしていく。要望にはできる限りこたえていきたいとしている。
利用するお年寄り、子ども、障害者だけでなく、地域の人が誰でも気軽に集う場にしたいとしている。
桐山さんは「誰もが日常生活を普通に過ごすことを通して生きる喜びを実感できるようにしたい。人と人のつながりを大切にしたい」と話していた。
11日に説明会、27日縲・月1日は見学会と試し会をする。
問い合わせは宅幼老所福○家(TEL76・2140)へ。 -
箕輪町福祉有償運送運営協議会設置
箕輪町は28日、福祉有償運送運営協議会(黒河内将裕会長)を開き、福祉輸送サービスの指針を決定した。運送主体団体の申請を受ける体制が整い、今後は団体の申請を協議する。
福祉有償運送は、公共交通機関の利用が困難な要介護者や身体障害者ら移動制約者を対象に、安価な利用料でボランティア的にする自動車での送迎サービス。04年度から、国のガイドラインにより運送主体団体は道路運送法第80条の許可が必要で、本年3月までに許可を取得しなければならない。
町はこれまでに福祉輸送サービス事業検討委員会を開いて事業の実施要領を決定している。今回、新たに協議会を設置し、長野県の指針に基づき作成した申請、受付、判断基準、運行、監督の5つの町の指針案を協議し、決定した。
協議会は長野運輸局、民生委員、町社会福祉協議会、移動困難者、地域住民、ボランティア団体、タクシー事業者ら各代表11人で構成。
今後は、運送主体団体が3月中に許可取得できるよう、団体が提出する申請書類を協議、推薦書を発行する。 -
大人の寺小屋塾で写経
NPОかつらが運営する大人の寺子屋塾が23日夜、中川村葛島の延寿院であり、24人が参加し、伊佐栄豊住職(かつら理事長)の指導で心静かに、般若心経を写経した。
手を洗い、口を濯いだ受講生は香がたかれた本堂に正座し、1分間に4回というゆっくりと静かな呼吸法で心を落ちつかせ、机に向かった。
伊佐住職は「写経とは一字一仏といい、一字一句に仏様をお迎えする気持ちで書く。間違えても、×で消したりせず、○印を付け、紙の上の余白部分に書きなおす。字の上手、下手でなく、早さにもとらわれず、仏様と一体になる感じで書くように」と写経の方法や心構えを話した。
この後、参加者は弘法大師の墨蹟を模した原寸大の手本の上に和紙を置き、1字1字丁寧になぞりながら、般若心経を写した。 -
合併する2町村の福祉施設にタオルなど寄贈
伊那市内の12女性団体でつくる同市女性団体連絡協議会(有賀喜志子会長代行、3400人)は27日、各団体の会員が集めた古布や新しいタオルなどを福祉施設の「さくらの里」(高遠町)、「サンハート美和」(長谷村)へ寄贈した。
福祉に役立ててほしい竏窒ニ、3年前からはじまったボランティア活動。昨年は市内の6個所の施設に寄付したが、本年は高遠町と長谷村が伊那市と合併するので、同町村の2施設へ送った。
寄付するにあたって同市役所で午前中、約15人の代表者が集まり、タオルなどを施設ごとに仕分け。集まった物資は「昨年とほぼ同じ量(前回は約150キロ)」(有賀会長代行)。大きなシーツなどは、30センチの大きさにそろえて切ったりもした。
代表者らはその後、各施設を回って手渡し、施設内の見学もした。
同市女性団体連絡協議会では、合併後もボランティア活動を続けていきたいという。 -
どうぞのいすで障害者の自立を考える座談会
4月から施行となる障害者自立支援法に対し、地元は何が変わり、どう対応していけばいいかを話し合おう竏窒ニ21日、伊那市荒井区東町の福祉事業所「どうぞのいす」で障害者の自立をテーマとした座談会があった。障害者の自立支援をサポートしている生活支援コーディネーターや保護者、同事業所のスタッフなどが参加し、将来を見据えて現状の問題点などを話し合った。
新しい制度では、障害別で提供していた従来のサービス体系から目的別のサービス提供となり、市町村が責任を持って一元的なサービスを提供していく。各市町村は10月までにそれぞれどのようなサービス体系で運営していくかなどの方針を打ち出す必要があり、共同作業所など既存の各施設の運営形態は、方針次第で厳しい局面を迎える可能性もある。
その一方で、既存の施設が本当に十分機能しているかを疑問視する声もあり「もう一度既存の施設が十分機能しているか調べ、それらを十分活用していくことが必要」とする意見があった。 -
1円玉募金活動で14万3800円余を寄付
中川村老人クラブ連合会(金子功会長)は23日、村社会福祉協議会の前原茂之会長に1円玉募金活動で集まった浄財14万3800円余を「福祉向上に役立てて」と寄付した。
社協には金子会長ら役員4人が訪れ、「14支部800人の全会員が協力していただいた」と手渡した。
前原会長は恒例の募金に感謝し「みなさんの温かい気持ちを生かし、福祉活動に使いたい」と有効活用を誓った。