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宮田村のデイサービス利用者がブドウ狩りを満喫
宮田村社会福祉協議会のデイサービス利用者が21日、村内駒ケ原の農園でブドウ狩りを楽しんだ。たわわな実をさっそく口に運び、「甘くて美味しい」と秋の味覚を堪能した。
平沢秋人さん、明子さん夫妻の農園が毎年快く受け入れているもの。21日までに5回に分けて、計50人ほどの高齢者がブドウ狩りを満喫した。
この日ももぎたての「ナイアガラ」を味わい、絶品の甘さに大喜び。「いっくらでも食べれるに」と、次々とほおばった。
外で食べる開放感と、味の良さで全員大満足。みんな笑顔で会話も弾んだ。 -
点字講座
視覚障害者のために点字翻訳などのボランティアを行っている駒ケ根点字サークル(今福富栄代表、12人)は17日、初心者向けの点字講座を駒ケ根市の高砂園で開いた。駒ケ根市や中川村の女性6人が参加し、点字の基本を学んだ。
参加者らは点字の仕組みについて、6つの点の組み合わせにより数字や50音や濁音を表現していること、パソコンと専用プリンターで点訳が簡単にできること窶狽ネど簡単な講義を受けた後、早速点字を打つ実習に挑戦。点字板に固定した用紙の裏から点筆(てんぴつ)でプツプツと突起をつくる練習をした=写真。「何だか楽しい」「この感触が気持ちいい」「これならできそう」と参加者らはそれぞれ手応えを感じている様子だった。
講座は10月15日の第4回まで開かれ、参加者らは点字についてさらに深く学んでいく。 -
チャリティ歌謡発表会
歌の愛好者らでつくる南信歌謡連盟(林源治理事長)は18日「第14回チャリティ歌謡発表会」を中川村の中川文化センターで開いた。会員53組が次々に舞台に登場し、日ごろの練習の成果を発揮して見事な歌や踊りを披露した=写真。
会場に集まった約100人の聴衆は、きらびやかな衣装を身にまとってステージ上で堂々と歌う出演者らのプロはだしの歌の数々に大きな拍手を送っていた。
幕間には、集まったチャリティ募金の贈呈式がステージで行われた。 -
春富ふくじゅ園で敬老の日フラダンス
敬老の日の19日、老人介護施設を利用する人に和んでもらおう窶狽ニ、駒ケ根市のダンス教室「スダジオAKI」(国澤晶子代表)の生徒13人と国澤さんが、伊那市西春近のデイサービスセンター「春富ふくじゅ園」など2カ所でフラダンスを披露した。
踊りを披露したのは、6カ月から2年目までの初心者クラスのメンバー。ハワイの衣裳“ムームー”や、花の首飾り“レイ”などで着飾り、「ハワイアンララバイ」など6曲を笑顔で踊った。
フラメンコやフラダンスを教える同教室が、敬老の日にふくじゅ園を訪れるのは2年目。昨年はフラメンコを披露した。
温かな南国を思わせる音楽と、楽しそうな踊りを見た利用者の中には、一緒に手を振る人もおり「ハワイで見てきたフラダンスより優雅だった」と話す人もいた。
メンバーはこの日、市内の民間受託介護施設「アイリスケアセンター伊那」でも、ダンスを披露した。 -
本郷地区敬老会
飯島町本郷公民館は「敬老の日」の19日、05年度本郷地区敬老会を本郷公民館で開いた。招待された75歳以上155人中、52人の元気なお年寄りが出席、会食したり、演芸を見て楽しい一時を過ごした。
会には招待者をはじめ、高坂町長や地元町議らが出席。着席したお年寄りを前に、山口安彦公民館長は「戦中、戦後の困難な時代を力強く生き抜き、今日の繁栄の基礎を築いていただいた。我々が豊かさを享受できるのも、みなさま方のお陰」と感謝し「ますます元気で、年寄りの智恵を発揮し、本郷地区の発展に力添えを」とあいさつ。
民生児童委員の林基司さんの発声で乾杯、祝宴に移った。
お年寄りの嗜好に合わせて用意した料理にはしを運び、隣同士、杯を交わしながら、近況や体調について歓談した。
舞台では同区の小学校5、6年生が「健康で長生きを」「これからも元気で暮らして」と激励メッセージを送り、歌「ふるさと」を響かせた。続いて、桂会や雪輪民謡会など趣味のグループの踊りや歌、紙芝居などがにぎやかに繰り広げられた。 -
百歳慰問
「敬老の日」を前に16日、中川村は88歳以上の高齢者宅を訪問し、村からの祝い金、社会福祉協議会からの祝い品を贈り、長寿を祝った。
対象者は最高齢103歳の唐沢小よ志さん(南原)、三沢みちゑさん(美里)をはじめ31人、曽我村長や市瀬助役、担当民生委員からが3班に分かれ、訪問した。
このうち、百歳の宮下うめさん(田島)は、曽我村長から県からの祝い状と記念品、国からの金杯、村からの祝い金と、次々と手渡され「いろいろといただき、恐れ入ります」と笑顔。
曽我村長は「おいしい物をたくさん食べて、いつまでもお元気で」と激励した。
同居の長男、秀夫さん(76)によると、耳が少し遠くなったが、血圧は異常なし、食事は3度3度しっかり食べる。近年、足腰が弱くなり、ほとんど寝たきりとか。 -
ライオンズクラブ例会で図書寄贈
駒ケ根ライオンズクラブ(北原公和会長)は16日、第998回例会を駒ケ根商工会館で開き、手話に関する書籍20冊を上伊那南部地区聴覚障害者協会と駒ケ根手話サークルに寄贈した=写真。
贈呈式に続いて行われた交流例会で、会員らは手話サークルのメンバーらの指導により手話を学んだほか、聴覚障害者が店に買い物にきた窶狽ニいう想定でのロールプレイング(役割演技)や講話などを通じて、聴覚障害者についての理解を深めていた。 -
大久保区ボランティア
初の試みとして環境整備や道普請などの区の作業を今後区民有志らの手で行っていくことを決めた宮田村の大久保区で18日、自主参加による最初の作業が区内4カ所で行われた。約40人の住民が参加し、集落センター周辺の草むしりなどの環境整備や河川敷のアレチウリの駆除、道路の路肩・路面整備などの作業に汗を流した。
ごみの不法投棄が増えている伊那峡の森の中では不心得者に投棄を思いとどまらせようと、道路の谷側にロープを張る作業が行われた。約300メートルにわたって100本以上のくいを打ち込み、ロープを3段に張っていく手間のかかる作業だが、重機なども使って手早く進められた=写真。
細田文徳区長は「今までの全戸参加だと、強制されている窶狽ニいう気持ちがどうしても消えないものだが、有志による自主参加だとやっぱり雰囲気が違うね。今日の参加者は積極的に作業に取り組んでくれているから能率も段違いだよ」と満足そうに話した。
同区は今後も作業があるごとに全戸にチラシを回覧し、参加者を募っていくことにしている。 -
町2区敬老会
宮田村の町2区分館(塩沢高史分館長)は18日、05年度敬老会を宮田小学校体育館で開いた。148人の招待者(70歳以上)のうち48人が出席し、区民心尽くしの長寿の祝福を受けた。
出席したお年寄りらはステージ前に全員が集まって笑顔で記念写真に納まった後、晴れやかな表情で乾杯。祇園囃子保存会の越後獅子で始まった区民らによる歌や踊りなどの演芸をさかなに酒を酌み交わしながら「長生きはするもんだ」「まだまだ元気で頑張らにゃあ」などと和やかに話し合っていた=写真。 -
みのわ園で敬老会
箕輪町三日町の特別養護老人ホームで19日、敬老祝賀会があり、記念品を贈って利用者の長寿を祝った。初めて文化祭も併せて開催し、利用者も歌や合奏を披露するなど、訪れた家族と一緒に楽しい一時を過ごした。
利用者は90人。88歳を迎えた7人と100歳以上の2人に祝い品を贈り、利用者全員にはフェイスタオルと靴下をプレゼントした。
浦野施設長は「健康で元気であることをお祝いし、これからも長生きしてほしい。余興もごちそうもあるので、ゆっくり1日楽しんで」とあいさつ。利用者代表は、「元気にこのみのわ園で生活を楽しんでいきたい」と話した。
みのわ園は4月から、従来の集団的介護ではなくグループケアをしている。利用者が4班に分かれ、スタッフが利用者の近くで思いや息遣いを感じながらケアできる形を取り入れている。
利用者は、グループケアの班ごとに練習してきた歌や合奏、手遊びなどを披露。絵手紙や押し花、パッチワーク、生け花などの作品も展示した。
会食は、赤飯など敬老の日の特別メニューを皆笑顔で味わった。 -
県知事長寿者訪問
箕輪町の西沢きくよさん(99)を訪問「敬老の日」の19日、田中康夫長野県知事は、05年度に100歳を迎える県内の長寿者4人を祝賀訪問した。南信では、箕輪町木下の西沢きくよさん(99)を訪ねて歓談した。
きくよさんは、25日に100歳の誕生日を迎える。諏訪市の出身で箕輪町に嫁ぎ、1女6男をもうけた。17年前に夫を亡くし、今は4男の茂さん(73)と孫の3人暮し。一番上の長女は80歳、6男は62歳で、7人の子どもは皆健在。孫14人、ひ孫は18人いる。
80歳代までゲートボールを楽しみ、数年前までは天竜川まで散歩をしていた。今は手押し車を押して家の周りを歩いている。新聞を読み、テレビで好きな相撲を見て過ごす。家族と一緒に食事をし、好物は蜂(はち)の子という。
知事訪問を家族に聞いた1週間前から緊張気味だったというきくよさん。「お世話になったうえに頂いて申し訳ない」と、祝い状と金盃を受け取った。
「朝は早いんですか」と知事に聞かれ、「昔は早く起きて天竜端を散歩した。20年くらい続けていた」とはっきり答え、昔は夫と一生懸命に農作業したことも話した。
県内の最高齢者は大町市の110歳の女性、山田すへさん。今月30日までに100歳以上となる長寿者は男性74人、女性497人、計571人。県は、本年度100歳を迎える人と県内男女最高齢者に祝い状と祝い品を贈る。贈呈予定者は286人。 -
地域のことはボランティアで、宮田村大久保区が新たな取り組み
「やらされる」から「やってみよう」に転換を‐。宮田村大久保区は区で行う作業について、全区民を対象に参加者を募り、今後はボランティア方式で進めることにした。強制ではなく、自主的な住民参加を促したい考えで、細田文徳区長は「地域のことについて、できることは自分たちの力でやっていきたい」と話す。
同区は環境整備や道普請などの作業について、今までは各戸1名の参加を求めてきた。
しかし、区民の地域づくりの意識を高めようと、ボランティア方式を考案。作業があるごとにチラシを全戸回覧し、有志に参加してもらう。
初めての作業はきょう18日に実施。不法投棄が激しい伊那峡一帯に防止用のロープや看板を設置するほか、危険個所の路面整備、集落センター周辺の環境美化など、分かれて行なう。
ボランティアに参加の制限はなく、子どもから高齢者まで歓迎。今後も随時作業を実施する。
名称は「大久保ボランティア」に決まったが、組織的な縛りやメンバーなども固定しない。
興味があったり、自分のできそうな作業に自主的に参加してもらう考えで、細田区長は「臨機応変に動ける体制にしたい」と話している。 -
信毎販売が図書券寄贈
創業25周年を迎えた信毎販売(岩本弘社長、本社塩尻市)は記念事業として駒ケ根市に対し児童図書券20万円分を寄贈した。16日、岩本社長ら5人が市役所を訪れ「これを機会に活字に親しんでもらえればうれしい」と中原正純市長に図書券を手渡した=写真。中原市長は「児童らの教育向上のために生かしたい」と感謝の言葉を述べた。
同社は駒ケ根市のほか、営業所などのある塩尻市、飯田市、伊那市など4市1町1村に図書券を寄贈する。 -
飯島区議が林道でボランティア
飯島町飯島区(竹俣栄二郎区長)の区会議員16人は11日、横根山林道や御座松キャンプ場で投げ捨てられたごみや空き缶拾いをした。
夏の行楽シーズンが終わり、与田切渓谷の紅葉が始まる前に行われる、区議の環境整備活動は、15年以上続いている恒例のボランティア。
大正新田公園に集合した区議らは、3班に分かれ、キャンプ場内、マス池南から浄水池まで2キロ余の林道、両サイドの区有林に不法投棄されたごみを拾い集めた。
集まった軽トラック2台分のごみは分別し、処理した。
竹俣区長は「年々ごみが減っている。周りの区有林をきれいにしておくと、不法投棄も少なくなる」と話していた。 -
わらぞうりづくり講座
地域に伝わる文化を青年海外協力隊の候補生らに知ってもらおうと駒ケ根青年会議所(塩澤和彦理事長)国際化まちづくり委員会は15日、駒ケ根青年海外協力隊の候補生を対象にした「わらぞうりづくり講座」を協力隊訓練所で開いた。候補生ら約50人が参加し、昔ながらのわらぞうりの作り方を学んだ。
講師として指導に当たったのは、わら細工を通じて地域に貢献する活動を行う「わらじクラブ」の北原甲子三代表ら3人。北原さんは「皆さんが派遣国に行った時にこのぞうりづくりが何かの役に立つといいね」と話し、わら製よりも丈夫で外観もきれいな、細布を使ったぞうりの作り方を指導した。
候補生らは北原さんらが教える縄の巻き方などに「分からない窶煤vと四苦八苦しながらも懸命にわらぞうりづくりに取り組んでいた=写真。 -
老人大学駒ケ根市同窓会が社協に寄付
県老人大学駒ケ根市同窓会(小林俊雄会長)は13日、駒ケ根市福岡の馬見塚公園マレットゴルフ場で開いた第13回チャリティマレットゴルフ大会の開会式で、会員らの寄付金2万円を市社会福祉協議会に贈った=写真。受け取った市社協の堀勝福事務局長は「毎年のように寄付をいただき心からお礼を言いたい。浄財は社協の善意銀行に積み立て、高齢者・障害者福祉のために役立てていきたい」と感謝の言葉を述べた。
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ラブリバー天竜の日
県南部防災対策協議会(吉川光國会長)は14日「第15回ラブリバー天竜の日」として天竜川の清掃ボランティアを行った。同協議会駒ケ根地区の約30人が参加し、太田切川合流点から丸塚公園までの約2キロにわたる天竜川両岸の堤防沿いを歩いて、散乱しているごみを拾い集めた=写真。
約2時間の作業で集まったごみは、燃えるごみ3袋▽廃プラスチック類6袋▽ガラス・金属類2袋窶狽フほか、古タイヤ、ベニヤ板などの粗大ごみで、2トンダンプカーの荷台一杯となった。
久保田福美総務委員長は「捨てられているごみの量は年々減ってきている。ボランティアを続けることで少しでも不法投棄の歯止めになれば何よりだ」と話している。 -
リブサポートがデイサービスセンター起工式
NPO法人リブサポート南信州(中原茂之代表理事)は13日、12月初めに開所予定のデイサービスセンターの起工式を同市北割1区の現地で行った。関係者ら約10人が出席し、神事を行って施設の無事完成を祈願した=写真。
同センターは宅幼老所(定員10人)と身体障害者支援施設(定員未定)を併設し、リハビリ設備なども備えるほか、利用者の送迎も行う予定。建物は木造平屋、延べ床面積約200平方メートルで、建設地は同法人が運営する高齢者アパート「サポートハウス駒ケ根高原もみじ荘」の隣。
中原代表理事は「センターの建設は、アパートに入居しているお年寄りの将来の安心のために窶狽ニ思い立った。自然に囲まれた良い環境の中で、老後をのんびりと幸せに暮らす手助けができればうれしい」と話している。 -
高遠少年自然の家などで「みんな友だち-土と人-」開催
高遠町の国立信州高遠少年自然の家で10、11日、障害のある子どもとその家族、大学生ボランティアなどが、1泊2日の共同生活をした。
農作業や共同作業を通して、互いの理解を深めたり、土に触れる楽しみを感じてもらおう-という国少の主催事業「みんな友だち-土と人-」は、5月に、南箕輪村の信州大学農学部にある畑で、サツマイモなど数種類の野菜を植えた。
今回は、これらの野菜を掘り出し、収穫祭をした。
野菜を植えた8家族26人と、信州大学学生などボランティアスタッフ13人が参加。土の中から大きなサツマイモがごろごろと現れると、子どもたちは「大量だ」と喜んだ。
参加者の半数は、参加経験がある家族で、イベントを通して仲良くなる家族も多いという。親の教育相談もあり、交流だけでなく、互いが悩みを話し合える場にもなっている。 -
障害者施設職員研修
障害者向け施設の職員に身体機能の理解を深めてもらおうと県障害者福祉センター・障害者水泳支援センター駒ケ根「サンスポート」は11日、第2回障害者施設職員研修会を駒ケ根市の県看護大学で開いた。上伊那各地の養護学校、共同作業所、授産施設、グループホームなどの職員ら約40人が参加し、長野市の小林脳神経外科病院の理学療法士、信州大非常勤講師の牛越浩司さんの講義と実習を受けた。
小林さんは肥満と運動について「効率よく脂肪を燃焼させ、肥満防止に効果的な運動を行うとともに、栄養素の偏りのない食事が大切」と話し、「体質を変えるためには継続することが重要」と訴えた=写真。 -
上伊那福祉協会に専任会長の意向
箕輪町の平沢豊満町長は町議会9月定例会の一般質問で、会長を務める上伊那福祉協会について、06年の年末までに専任会長をおきたい考えを示した。
社会福祉協議会の役員について13日、三井清史議員が質問した。
平沢町長は、「切り替えをしたい。来年の年末までに上伊那福祉協会は、いわゆる民間のように専任会長をおきたいと考えている」と答えた。
町長が会長の町社会福祉協議会についても、「早急に専任をおいて、民間として体制を改善したい」とした。 -
小沢花の会が草取り
伊那市小沢区内の広域農道沿いに花を植え、ドライバーの目を楽しませている「小沢花の会」(池田清和会長)は10日、農道脇土手の草取りをした。
権兵衛トンネル開通をひかえ、国道361号と交わる農道をきれいにしよう窶狽ニ、会員17人が参加。4時間ほどかけて斜面をきれいにした。
荒れた道路脇の土手を、きれいにするために活動を始め、10年目となる。会員は約80人で、箕輪町など、近隣市町村の参加者もいる。
車の排気や、生い茂った木の影響で、花がうまく成長しないこともあったが、試行錯誤を重ねた結果、道路沿いにつくった花公園は、シバザクラが見ごろとなる春、市内だけでなく県外からも、多くの見物人が訪れる名所となった。
池田会長は「会員には60歳以上の人も多いので、草取りが一番大変だが、みなさんに楽しんでもらおうと、さまざまな花を植えている」と話す。
現在は、サルビアやマリーゴールドなどの秋の花が、道路を美しく彩っている。 -
ライオンズ、スポ少がボランティア清掃
11日、駒ケ根ライオンズクラブ(北原公和会長)と駒ケ根市スポーツ少年団は市内の公園や公共施設など4カ所で環境クリーン事業を行った。ライオンズクラブ会員とスポ少団員、保護者有志ら総勢約500人が参加し、丸塚公園、すずらん公園、馬見塚公園、千寿園などに分散して、それぞれごみ拾いや草取り、植え込みの枝打ちなどに汗を流した。
文化会館周辺とすずらん公園には剣道▽バレーボール▽新体操▽陸上窶狽フ各スポ少団員約100人らが集まり、ごみ袋を片手に、空き缶やペットボトル、、菓子やおもちゃの袋、たばこの吸殻などを拾った=写真。子どもたちは「公園にごみを捨てるなんていけないよな」などと話しながら、競うようにしてごみを探しては袋に入れていた。
約1時間の作業で廃プラスチック類5袋▽燃えるごみ3袋▽金属類3袋▽ガラス類1袋窶狽ネどが集まったほか、草や木の枝は軽トラック5台分になった。 -
シルバー人材センター環境整備ボランティア
駒ケ根市の表玄関のイメージアップに協力しようと駒ケ根伊南広域シルバー人材センター赤穂地区委員会(堀宏委員長)は9日、駒ケ根駅前周辺の除草などの環境美化ボランティア作業を行った。会員約60人が参加し、緑地帯や道路沿いの植え込みに伸びた草を取り除くなどの作業に汗を流した。
参加者はそれぞれ草かきやかま、せん定ばさみなどを手にし「少し見ない間にえらい伸びたなあ」などと話し合いながら、夏の間に伸びた草を刈ったり植え込みの枝を切ったりしていた=写真。
同委員会は7月にも同様のボランティア作業を行っている。 -
JA駒ケ根支所がカーブミラー磨き
JA駒ケ根支所(倉澤公則支所長)は地域貢献活動の一環として9日朝、駒ケ根市赤穂地区の約千カ所に上るカーブミラー磨きのボランティア作業を行った。職員ら約170人が参加し、交差点に立つカーブミラーの汚れをワイパーや布で落とした=写真。
管内の赤穂地区を13地域に分け、担当する班が2、3人ずつの小グループをいくつか編成して作業開始。「これは汚れているなあ」などと話しながら一つ一つのミラーに洗剤や水を吹き掛け、ワイパーや布でごしごしとこすってこびりついた汚れをきれいに落とした。カーブミラーは近い所では約10メートルごとに設置されているため、参加者らは次から次へと忙しく歩き回っては作業を繰り返した。
通勤・通学ラッシュ前の時間帯とあって通る人もまばらな早朝の道路窶煤B目立たない作業は人知れず静かに続いた。 -
信州ねんりんピック(2)
県長寿社会開発センターなどが主催する信州ねんりんピックが10日、伊那市の県伊那文化会館であった。県内各地から約1200人が集まり、功労者表彰や講演、活動発表をした。
南信で活躍する4文化団体が、それぞれ活動を発表した。伊那市の「メダカグループ」は“富士の歌”など、日ごろ練習している3曲を披露。童謡“ふるさと”は、会場にも参加を呼びかけ、一緒に合唱した。
練習は厳しいですか窶狽ニの司会者の質問に「厳しいよりも楽しい。ぜひ男性にも参加してほしい」と参加者の一人は語った。
また、伊那公民館の高齢者教室も大正琴を披露した。
脳卒中から復帰した真屋順子さんの講演会もあり、若い年代の来場者も多かったため、例年になく大盛況だったという。
表彰は次の通り。
◇県長寿社会開発センター表彰▼賛助会員=高橋大八(伊那市)▼賛助会員グループ=ほのぼのグループ(伊那市) -
希望の旅、万博へ
宮田村社会福祉協議会はこのほど、障害者を対象にした希望の旅を行った。ボランティアを含めた89人の一行は、愛知県で開催中の「愛・地球博」を見学。人の多さに驚きながらも、めったに見れない世界各地のパビリオンを楽しんだ。
参加者は10の班に分かれ、行きの車中ではパンフレットなどを見ながら、見たい所を探した。
しかし、会場は人、人、人。長蛇の列で目当てのパビリオンやレストランにたどりつけない班もあったが、「これも良い経験」と万博の雰囲気を満喫していた。
希望の旅は、旅行の機会が限られている障害者に楽しんでもらおうと毎年1回開いている。 -
七久保敬老会
飯島町七久保公民館は11日、05年度(第32回)七久保地区敬老会を七久保林業センターで開いた。招待された75歳以上482人中、140人の元気なお年寄りが出席、会食したり、演芸を見て楽しい一時を過ごした。
会には招待者をはじめ、高坂町長や地元町議らが出席。着席したお年寄りを前に、浜田安雄公民館長は「戦中、戦後の困難な時代を力強く生き抜き、地域の発展の礎を築いていただいた」と感謝し「今日の会が仲間づくり、友だちづくり、生きがいづくりにお役に立てれば」とあいさつ。
地元町議を代表し、宮下覚一議員の発声で乾杯、祝宴に移った。
お年寄りの嗜好に合わせて用意した料理にはしを運び、隣同士、杯を交わしながら、近況や体調について歓談した。
舞台では同区の趣味のグループの踊りや演歌体操、高齢者のカラオケが披露されたほか、大久保小学校3年生がパンチのきいた歌声で「運動会の歌」、ゆびあそびなど楽しいステージを繰り広げ、参加者からたくさんのおひねりが投げられた。 -
聴導犬協会の新施設計画で宮田村長が懇談
宮田村の社会福祉法人・日本聴導犬協会は新施設の建設を計画しているが、同村の清水靖夫村長は村外への移転を憂慮してこのほど、同協会の有馬もと会長と懇談した。村長は「全国的に認められた団体があることは、村にとっても大きな財産」として、村内の用地を探すなど協力したい考えを示した。
同協会は97年から、支援者が所有する宮田村町1区の住宅2軒を借りて、本部と育成施設に使用している。
しかし、老朽化や100坪と手狭なため、募金活動を開始して移転による新施設建設の準備に着手。
「宮田村民の皆さんは、本当に聴導犬のことを理解してくれている。大半の商店にも聴導犬が入ることができる。私たちもできれば、宮田に残りたい」と有馬会長と話す。
聴導犬の訓練には現施設のように市街地が最適で、500縲・000坪の用地を確保したい考え。着工時期や建設地は未定だが、宮田村以外の上伊那の自治体から用地の具体的な斡旋がある。
清水村長は「このまま放っておけない。何とか村に残ってもらえるよう、村内の協力も得ながら対応していきたい」と話す。
新施設は聴導犬や介助犬の育成だけでなく、多目的な講習室などを設け、子どもの教育や障害者の交流など幅広い機能を持たせる。
同協会は、新施設の必要性を幅広く訴えて募金活動を展開。寄付に関する申しこみ、問い合わせなどは同協会85・4615まで。 -
駒ケ根高原美化清掃
夏の観光シーズンに観光客が捨てていったごみを拾い、秋を迎える高原に再び美しさを取り戻そうとボランティアらによる美化清掃が8日、駒ケ根高原一帯で行われた。十数年前から毎年行っている恒例行事。旅館、民宿、食堂、商店など地元の観光関係者らを中心に約70人が参加し、袋を片手にごみを拾い集めた。
参加者らは「意外とごみが少ないな」「マナーが向上したのならいいが、観光客が減ったとしたら喜べないぞ」などと話し合いながら、空き缶やペットボトルなどを分別しながらせっせとごみ袋に入れていた=写真。
約1時間の作業で集まったごみは軽トラック2台分。じゅうたんやガスコンロなど観光客以外の住民が捨てたと見られる粗大ごみもかなりの量に上ったことから、関係者はモラルの低下にため息をついていた。