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新伊那市誕生5周年記念講演会
新伊那市誕生5周年を記念して25日、いなっせで特別講演会が開かれました。
この日は、およそ200人が会場を訪れ、精神科医で評論家のなだいなださんと、国際生態学センター長の宮脇昭さんの話に耳を傾けました。
講演会は、5周年の節目に地域を見つめ直してもらおうと開かれたものです。
なだいなださんは、「地域の絆、人の絆」と題して講演しました。
なだいなださんは、詩人・室生犀星が屈折した思いでふるさとを歌った詩に触れ、生まれ故郷、親と子の絆について話しました。
なだいなださんは「自然には不思議な力がある。伊那に初めて訪れてほっとする感じがした。この自然を大切にしてほしい」と話していました。
また、宮脇さんは「いのちと生活を守る森と防災林のすすめ」と題して話しました。
宮脇さんは「木はただ植えればよいというものではない。深くまっすぐ根を張る強い木が災害から地域を守ってくれる」と説明していました。 -
日本画院展竏注。に息づく日本画の心
伊那市高遠町の信州高遠美術館で「日本画院展竏注。に息づく日本画の心」が、開かれています。
会場には、全国の会員や一般の作品54点が展示されています。
日本画院は、昭和13年設立の歴史ある会で、現在全国に176人の会員がいます。
人物や風景など、テーマを持たずに日常生活の中で感じた美しさを表現している点が特徴です。
信州高遠美術館での展示会は、会員同士の交流を目的に開かれたもので去年に続き2回目です。
上伊那地域からは、3作品が展示されています。
日本画院展は来月11日日曜日まで、伊那市高遠町の信州高遠美術館で開かれています。 -
箕輪町セーフコミュニティ 申請書完成
安全なまちづくりのためセーフコミュニティ認証取得を目指す箕輪町で、認証に必要な申請書が、29日完成しました。
2009年から2年間の活動の集大成となるもので、来月下旬にWHO関係機関に提出します。
箕輪町セーフコミュニティ推進協議会で決定した申請書は6章で構成され、箕輪町での事故、自殺件数などのデータ分析と、それに基づく5つの対策委員会の取組がまとめられています。
昨夜の5回目の推進協議会では、申請書の案が示され、承認されました。
箕輪町では2009年12月にセーフコミュニティの取組宣言をし、これまで2年間、安全なまちづくりのための交通安全対策や高齢者、子供の安全対策、自殺予防活動などに取り組んできました。
認証申請は活動開始から2年が経過している事を条件としているため、町では来月下旬にこの申請書を提出する事にしています。
認証に必要な現地審査は、来年1月30日から3日間行われる予定で、WHOセーフコミュニティ推進協同センターの3人の審査員が、申請書に基づいて箕輪町の取組について審査する事になっています。 -
橋爪まんぷさん チャリティー展
伊那市在住の漫画家橋爪まんぷさんが、カレンダー用に描いた来年の干支「辰」をモチーフにした原画の展示会が、伊那市のみはらしの湯で明日から開かれます。
毎年恒例のチャリティー展で、カレンダーの収益の一部は社会福祉のために寄付されます。
作品は、来年の干支辰がスポーツや音楽を楽しんでいる様子が描かれています。
マイクを持って楽しげに唄う「竜行演歌(りゅうこうえんか)」、本を片手に勉強に励む「海外竜学(かいがいりゅうがく)」など、4字熟語の漢字一文字を「竜」に置き換えたユーモアあふれる作品名がつけられています。
橋爪まんぷさんのチャリティー展は来年1月30日まで伊那市のみはらしの湯で開かれていて、カレンダーは1部500円で販売されています。 -
中村不折の作品を巡る地図 完成
書道家中村不折の作品や碑の所在地をまとめた伊那市の高遠高校の生徒が作成した地図が完成しました。
地図には、4歳から22歳まで高遠で過ごした書道家中村不折の作品や碑がまとめられています。
高遠高校芸術コース書道専攻の生徒が今年の夏休みを利用し、高遠に残された不折の作品や碑を取材し、解説や写真を添えて地図にまとめました。
地図のタイトルは生徒が考え書いたものです。
完成した地図「不折を知って高遠を歩こう」は、全部で5千部作成され、高遠町図書館や歴史博物館、地区内の店舗などに置いて、地元の住民や観光客に配るという事です。 -
西天の水路脇に水仙の球根植える
総合学習で西天竜幹線用水路について学習している伊那市の伊那小学校の児童が29日、箕輪町の水路沿いに水仙の球根を植えました。
西天竜幹線用水路について学習しているのは伊那小学校5年仁組の児童です。
仁組では、西天竜と深く関わりのある施設や当時の人々の思いなど西天の歴史について学んでいます。
学習する中で水路内にゴミが多く捨てられていたことから啓発を呼び掛けるポスターなども製作しました。
景観を整えることによりゴミを捨てる人が減るの啓発にと児童達が考え、水路脇に水仙の球根を植えることにしました。
球根は、仁組の活動を知った箕輪町福与の住民が提供してくれたものです。
児童達は水路と道路の間にスコップなどを使って穴を掘り水仙の球根を植えていきました。
仁組では、西天について知ってもらおうと一般向けの観察会を来年春に計画しています。 -
トンボの楽園に桜を植樹
ハッチョウトンボが生息する伊那市新山のトンボの楽園で、23日地元小学生が桜の苗木を植樹しました。
苗木を植えたのは、地元の新山小学校に通う6年生3人で、トンボの楽園周辺にウスズミ桜とソメイヨシノを10本植えました。
伊那市新山のトンボの楽園は、ハッチョウトンボなど43種類が生息していることが確認されています。
地元有志らでつくる新山山野草等保護育成会が管理していて、この日は、50人ほどが生息地やその周辺などで草刈りをしました。
草刈りは、春と秋の年2回行なっていて、トンボの保護育成には、欠かせない作業だということです。
保護育成会では、「トンボの住みよい環境づくりと景観づくりを今後も継続していきたい」と話しています。 -
専門家らが貝付沢視察
平成18年7月の豪雨災害で貝付沢が氾濫し、土砂が民家に流れ込むなどの被害がでた伊那市西春近諏訪形で 28日、専門家らによる3回目の視察が行われました。
現地を視察したのは、元信州大学教授の山寺喜成さんと山寺さんの研究チームの他、地域住民で作る諏訪形区を災害から守る委員会のメンバーの合わせて23人です。
様々な分野の専門家から意見を聞く事で、違った視点から山地保全のあり方を検討しようというものです。
貝付沢周辺の土は、砂のようにサラサラしていて水を含むと一気に流れおちる危険性があります。
貝付沢の災害復旧現場の状態を見て、地盤工学に詳しい専門家は「このまま表面だけコンクリートで固めるのでは、水がたまってしまう。井戸のような物を作って水を抜かなければ抜本的な対策にならない」などと話していました。
専門家らは、「周囲の山も含め危険と思われる箇所を科学的に洗い出し、1番有効な手当ての方法を提案していきたい」と話していました。 -
来年の干支「龍」をモチーフにした防犯ポスター寄贈
伊那市在住の漫画家橋爪まんぷさんが描いた、来年の干支「龍」をモチーフにした防犯ポスターが28日、伊那市駅前交番に寄贈されました。
寄贈されたのは、来年の干支、龍を擬人化して防犯を呼び掛けるポスターです。
龍が、犯人を捕まえて犯罪を断つというユーモアを交えた漫画です。
防犯ポスターの寄贈は、上伊那地域の髪の薄くなった人でつくる満月の会が、社会貢献を目的に行っていて今年で5年目です。
28日は、満月の会の代表事務局を務める橋爪さんが、交番を訪れ小林修所長にポスターを手渡しました。
ポスターは、年末特別警戒に併せて、12月1日から来年1月6日までいなっせ1階に展示されます。
また、タウンステーション伊那まちでは、これまで寄贈された橋爪さんのポスターが展示されるということです。 -
木下ふれあいそば祭り 新そば味わう
箕輪町の木下公民館で27日、木下ふれあいそば祭りが行われ、訪れた人が新そばを味わいました。
そば祭りは、住民有志でつくる木下ふれあいそばの会が毎年行っているものです。
1杯250円で提供され、訪れた人は、今年とれたそば粉を使った新そばを、手づくりのそばつゆにつけて味わっていました。
向山功洋会長は「大勢の人に喜んでもらえてありがたい」と話していました。 -
放射線コーナー関心高く
長野県臨床衛生検査技師会が27日伊那市内で開いた健康と検査のつどいで、放射線に関する特別コーナーが設けられ訪れた人たちの関心を集めました。
放射線に関する特別コーナーでは、自然界に存在する放射線を特殊な装置で見ることができるしかけが関心を集めていました。
上空の飛行機雲と同じ原理で、ライトを照らすと放射線の軌跡が白く浮かびあがりました。
福島第一原発事故を受け、上伊那地域の病院には、数多くの問い合わせがあるということで、今回初めて放射線に関するコーナーを設置したものです。
放射線技師がレントゲンと原発の放射線の違いや上伊那と福島の放射線量の違いなどについて質問に応えていました。
原発事故以来、伊那中央病院には、放射線に関する問い合わせが急増しているということです。
健康と検査のつどいは、臨床検査の重要性や役割を広く知ってもらおうと毎年開かれているもので、伊那市西春近のかんてんぱぱガーデンで開かれました。
会場では、無料で血糖値や脳年齢の測定、骨密度検査が行なわれ、多くの市民がつめかけました。 -
伊那市手良八ツ手地区の住民 タイムカプセル埋める
伊那市手良八ツ手地区の住民は、9年後の自分や家族に宛てた手紙などを詰めたタイムカプセルを27日、八ツ手公民館の敷地に埋めました。
27日は、住民およそ50人が集まりタイムカプセルを埋めました。
八ツ手地域社会福祉協議会が企画したもので、住民らは2020年に向けての夢や希望などを手紙や絵にしました。
参加者全員で記念写真を撮った後、プラスチック容器に写真や手紙などを入れ、ビニールテープで密封しました。
容器を穴に入れると土がかぶせられ、目印となる標柱がたてられました。
タイムカプセルは、9年後の2020年の11月に掘り起こされます。 -
西箕輪公民館で図書館考えるワークショップ
老朽化により建て替え計画が進んでいる伊那市の西箕輪公民館で、新しい公民館に図書館を作るとしたら、どんな図書館にしたいかを考えるワークショップが26日開かれました。
ワークショップには6人が参加し、意見を出し合いました。
伊那市の計画では、西箕輪公民館は平成27年度までに建て替えることになっていて、地元で建設推進委員会を組織して準備を進めています。
現在の公民館には図書館がなく、平成19年に西箕輪の全戸を対象に行ったアンケートでは、設置を望む声が多くありました。
このため新しい公民館に伊那図書館の分館をつくると仮定し、理想の図書館を考えました。
参加者からは、本を借りるだけでなく誰でも気軽に集まれる場所、情報機器を備えた災害時に情報が得られる場所などの意見が出ていました。
建設推進委員会では、今後もワークショップを開いて住民の意見を聞き、建設計画の検討材料にしていくということです。 -
純米酒「やまむろ」の新酒完成
伊那市高遠町山室の酒米を使った、純米酒「やまむろ」の新酒が完成し町内酒販店の店頭に並んでいます。
新酒「やまむろ」は、高遠町内の酒販店で作る旨い酒研究会の加盟店8店で販売が始まりました。
高遠町山室地区で栽培されている酒米「ひとごこち」を使った純米酒で、呑み口がさわやかでピリッと辛いのが特徴です。
仕込みをしている高遠町の酒蔵仙醸では「収量が少なかったが、例年に比べて辛みのある良い味に仕上がった」と話しています。
新酒「やまむろ」は、800本限定で、高遠町内の酒販店8店で1本720ミリリットル入り1260円で販売されています。 -
伊那保育園で恒例の餅つき
伊那市の伊那保育園は、お正月を前に恒例の餅つきを25日、園庭で行いました。
伊那保育園の餅つきは、20年以上続く恒例の行事です。
25日は、もち米2升が用意され、年小から年長園児およそ30人が、1人10回ずつ餅をついていきました。
園児らは、餅の周りを囲み掛け声をかけていました。
伊那保育園では、「季節の行事を大切にしながら、食について学ぶ機会にしていきたい」と話していました。 -
母校の伊那中で柘植伊佐夫さん講演
ドラマや映画でヘアメイクや衣装などを担当する、柘植伊佐夫さんの講演会が、16日、伊那市の伊那中学校で開かれました。
今回のPTA講演会は、伊那中の卒業生でもある、柘植さんの話を通して、子どもたちに夢や希望を持ってもらおうと開かれました。
柘植さんは、伊那市山寺出身の51歳。
現在、東京でヘアメイクなどの会社を経営し、NHK大河ドラマ「龍馬伝」や来年放送の「平清盛」の人物デザインを監修しています。
柘植さんは、「映画やドラマは多くのスタッフが関わる仕事。それぞれのスタッフの人間関係が作品に反映される」と話していました。
講演会の最後に、母校の後輩に向け、「自分を試す事、そして、挑戦している人を応援する事が人生において大切な事」とアドバイスしていました。 -
納税表彰式
納税意識を高める活動への功績のあった個人や団体などを表彰する、納税表彰式が15日、伊那市のいなっせで行われました。
納税表彰式は、毎年、「税を考える週間」に合わせて行われています。
伊那税務署管内では、伊那法人会副会長の赤羽廣治さん、上伊那青色申告会連合会副会長の酒井米男さん、伊那間税会副会長の森本光洋さんの3人が表彰されました。
伊那税務署の竹入一美署長は「皆さんのご尽力に感謝している。適切で公平な納税の実現を通じて、納税への国民の理解を得ていきたい」話していました。
受賞者を代表して森本さんは、「税を納めるより、どう使うかに、国民の目は向いているが、元になるのは納税。今日の表彰を糧に、納税意識の向上に努めていきたい」と話していました。 -
東春近小学校の4年生 リンゴの収穫を体験
伊那市の東春近小学校の4年生は21日、リンゴの収穫を体験しました。
21日は、4年生57人が東春近の伊藤一路さんの果樹園でリンゴの収穫を行いました。
東春近小では、18年前から伊藤さんの協力を得て、リンゴの栽培を行っています。
今年も、4月から花摘みや摘果、葉摘みなど体験してきました。
児童らは、赤く色づいたリンゴを伊藤さんに教わりながら1つひとつ丁寧に収穫していきました。
伊藤さんによると、今年は、カメムシなどによる虫の被害がほとんどなく、おいしいリンゴに育ったということです。
東春近小では、来年1月下旬に、伊藤さんやお世話になった人を学校に招き感謝の会を開くということです。 -
小木曽碧さん バイオリンで全国大会へ
伊那市の西箕輪小学校6年の小木曽碧さんは、12月27日に東京都で開かれる全日本芸術協会主催のヴァイオリンコンクール全国大会に出場します。
24日は、小木曽碧さんと母親の紀子さんが伊那市役所を訪れ酒井茂副市長に出場の挨拶をしました。
碧さんは、8月に開かれた関東本選小学5、6年生の部で2位となり全国大会出場の切符を手にしました。
また、11月13日に開かれた全日本ジュニアクラシック音楽コンクール全国大会でも審査員賞を受賞しています。
バイオリン以外にも、ピアノや合唱も習っているという碧さんは「バイオリンが1番上手く弾けるので好きです」と話していました。
酒井副市長は「伊那市の代表として満足な演奏ができるよう頑張ってください」と激励しました。
全国大会は、12月27日東京都で開かれます。 -
市町村職員 地震への備え学ぶ
東日本大震災を受け、国と県は、市町村職員や建設業者などを対象に、地震に関する講演会を、21日、伊那市役所で開きました。
講演会は、今年3月の東日本大震災を受け、市町村の担当者や建設業者等に、地震への備えとして何が必要か学んでもらおうと、国などが開きました。
中部地方整備局 飯田国道事務所の杉井淳一所長は、「道路は、人命や生活を守る上で重要なインフラ。災害時においても、車両が通れるよう確保する事が大切」と挨拶しました。
信州大学工学部の泉谷恭男教授は、地震発生のメカニズムについて講演をしました。
泉谷教授は、「今の地震の予測技術は未完成。
将来起きる地震の予測は無理」と話しました。
その上で「日本中どこでも、新潟県中越地震程度のマグニチュード7クラスの地震は突然発生する。
地震発生の予測結果などに惑わされず、古く、構造的に弱い建物に対し、耐震補強をするなど、備えておく事が大切」と呼びかけていました。 -
南福地で五平餅とそば打ちを伝えるふれあいの集い
伊那市富県の南福地で、五平餅とそば打ちを伝える、ふれあいの集いが20日、開かれました。
会場の南福地公民館には、地域住民およそ70人が集まり、そば打ちや五平餅作りをしました。
これは、世代を超えた交流をするとともに、伝統食を伝えていこうと、地区社協など3団体が開いていて、今年で5年目です。
地元で収穫した新そばと新米を使っていて、そばの打ち方などを地域の名人たちが教えていました。
南福地地区社会福祉協議会の下嶋二三雄会長は「隣近所でもなかなか話す機会がない時代なので、この集いで話をして交流を深めてほしい」と話していました。
参加者は、みんなで作った、できたてのそばと五平餅を味わっていました。 -
作家 落合恵子さん脱原発訴える
作家で東京家政大学特任教授の落合恵子さんの講演会が、23日伊那文化会館で開かれ、原発は、誰かが豊かになるために誰かが不幸になる犠牲のシステムだと脱原発を訴えました。
落合さんは、栃木県宇都宮出身の66歳。
元文化放送アナウンサーで、退社後は、作家活動に入りこれまでに多数の著書があります。
震災後は、被災地に絵本を贈る活動をしていて、この日は、脱原発の視点から話をしました。
落合さんは、「世の中は、権力にそむくと必ず脅迫され、脱原発をつぶそうとしている大きな力がある。推進派と反対派の本を読んで比較すると、いかにこれまで洗脳されてきたかがわかるはず。」と持論を展開し、今回の原発事故に関しては、「事実を伝えるべきで、事実を知らないと住民は何も選択できない。事故は、誰が本当で誰が本当でないかを私たちに提出してくれたかもしれない。」と話ました。
さらに落合さんは、「原発は、誰かが豊かになるために誰かが不幸になる犠牲のシステム。日本中に広まってしまったこのシステムは、私たちが変わらない限り、変わらない。」と述べ、「今生きている子どもやこれから生まれてくる子どもは、原発を選択していない」と会場を訪れた人たちに訴えていました。 -
山想会山岳写真展
山岳写真仲間でつくる「山想会山岳写真展」が25日から、伊那市のいなっせ2階展示ギャラリーで開かれています。
山想会は、駒ヶ根市と宮田村に住む山岳写真愛好家3人でつくる会で、会場には1人9点ずつ27点が展示されています。
メンバーの1人が中央アルプスの山荘で支配人を務めていることから顔見知りになり、以来、20年来の付き合いです。
それぞれ個展は開いていますが、3人では初めてです。
写真は、全て中央アルプスと南アルプスで撮ったもので、冬の雪山をメインに春の花畑や、夏の夜空など四季折々の作品が並んでいます。
代表の鎌倉國光さんは「様々な角度から、四季や時間の移ろいを感じることができると思うので多くの人に見てもらいたいです」と来場を呼び掛けていました。
山想会山岳写真展は、12月1日木曜日まで、伊那市のいなっせで開かれています。 -
羽広菜かぶの漬け込み作業
長野県の「信州の伝統野菜」に認定されている羽広菜かぶの漬け込み作業が始まりました。
18日は、羽広菜生産加工組合の組合員7人が伊那市西箕輪のみはらしファーム内にある漬物加工場で漬け込み作業を行いました。
作業は、収穫したおよそ500キロのカブをきれいに洗って2つに割り、いらない部分を取り除いていきます。
切ったかぶと、酒粕、味噌、砂糖を合わせた物を交互に敷き詰めていき、20日から30日ほど置いて、味をしみ込ませるということです。
漬け込み作業は、12月上旬まで行われ、みはらしファームの直売所やJAなどで一袋300円で販売されるということです。 -
仙醸蔵まつり 新酒味わう
伊那市高遠町の酒造メーカー株式会社仙醸で20日、仙醸蔵まつりが行われ、訪れた人が新酒を味わいました。
仙醸蔵まつりは、新酒を地域の人に味わってもらおうと仙醸が2年前から行っているものです。
会場には、販売や試飲コーナーなどのブースが設置された他、豚汁や粕汁が振舞われました。
その他にも、高遠そばや岩魚の塩焼きなど日本酒に合う食べ物が用意されました。
この日は、晩酌に日本酒は欠かせないという年輩の人から、家族連れやカップルなどで賑わいました。
蔵まつりでは、訪れた人全員に新酒のにごり酒がプレゼントされお土産に持ち帰っていました。 -
縁起物づくりピーク
今年も残すところ1か月あまりとなり、新年を迎える準備が進んでいます。
箕輪町の信州縁起物製作所では正月用のしめ飾りづくりがピークを迎えています。
信州縁起物製作所では、9月から作業が始まり、今がピークを迎えています。
8月に稲を青刈りして乾燥させたものを使って、しめ飾り専用の機械で縄をない、小判やおたふくなどを飾り付けて完成です。
売れ筋は、1500円前後の玄関用のしめ飾りです。
今年は、例年並の3万個を作る予定で、しめ飾りは県内の大型店やスーパー、ホームセンターなどに出荷されるということです。
作業は、休みを返上して来月下旬頃まで続くということです -
高遠城址公園で桜の冬支度
来年の観桜期に向け、伊那市の高遠城址公園では桜の冬支度が始まっています。
22日は、桜守の稲辺謙次郎さんら3人が、本格的な冬を前に高所作業車を使って作業を行いました。
冬仕度は、毎年秋まつりが終わった頃から始まります。
春に全ての枝に花が咲くよう枯れた枝を払ったり、伸び過ぎた枝を剪定し、切り口には枝が腐らないよう殺菌防腐剤が塗られていました。
他に、雪が降った際に雪の重みで枝が折れないよう、枝の重心を計算しながら支柱が立てられました。
高遠城址公園での作業は、12月中旬まで行われます。
年明けからは、市内各地の桜の木を見て回るということです。 -
タウンステーション伊那まちのシャッターのデザイン 伊那西高校2年の小田切花香さんの作品
伊那市のタウンステーション伊那まちのシャッターのデザインに、伊那西高校2年の小田切花香さんの作品が選ばれました。
最優秀賞に選ばれた小田切さんの作品は、「花と音楽の街」というコンセプトにあっている点や、色彩豊かで賑やかな点などが評価されました。
シャッターアートは、伊那市の中心市街地の再生に取り組んでいる伊那まちの再生やるじゃん会の中のタウンステーション委員会が、休業日や夜間の商店街を賑やかにしようと企画したものです。
9月下旬から1か月間、市内の高校に呼びかけ、4校から27点の応募がありました。
審査会で委員からは、「他の作品も素晴らしいものが多い」という声が上がりました。
このことから委員会では、生徒の作品をシャッターに描いてもらいたいという商店を、来年1月下旬から募集するということです。 -
路線バス藤沢線 土日祝日減便
JRバス関東株式会社が運行している、伊那市高遠町の高遠駅と藤沢を結ぶ路線バス「藤沢線」が、来年4月から、土日祝日の運行を取り止める方針である事が21日わかりました。
21日、伊那市役所で開かれた、地域公共交通についての会議で、JRバス関東中央道支店のししくら宍倉こういち幸一支店長が、社の方針として土日祝日の運行を取り止める事を報告しました。
JRバス関東が運行する、藤沢線の利用者は、平日7便の合計が、50人から80人前後あるのに対して、土日8便の合計は、10人前後にとどまっていると言うことです。
JRバス関東では、現状の路線を維持する為の経費節減策として、来年4月から、土日祝日に限り、バスの運行をとり止めるとしています。
伊那市地域公共交通協議会では、地域への影響も考慮し、JRバス関東への財政支援をして、土日祝日の運行の、一定の便数を確保する方針です。 -
えびす講祭り
商売繁盛や五穀豊穣を願うえびす講祭りが20日、伊那市西町のえびす神社で行われました。
えびす講祭りは、神社ができた大正15年から続く恒例行事です。
毎年農作業が一段落するこの時期に行われるのがならわしです。
19日開催の予定でしたが雨のため順延となり、20日に行われました。
境内では宝投げが行われ、訪れた人は手をのばして福を呼び込んでいました。