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写真展「雪中の桜」5月9日まで
伊那市美篶の写真愛好家宮下正明さんの写真展「雪中の桜」が1日から、高遠町のさくらの湯大広間で開かれています。
会場には、去年高遠城址公園で撮影した桜や、高遠町勝間の薬師堂の枝垂れ桜などの作品18点が並んでいます。
作品のほとんどは、去年4月17日に降った雪で、満開の桜が雪化粧した際に撮影されました。
宮下さんは「季節はずれの雪で貴重な写真。多くの人にみてもらい、地元の桜の良さを再発見してもらいたい」と話していました。
写真展「雪中の桜」は5月9日月曜日まで、伊那市高遠町のさくらの湯大広間で開かれています。 -
クロスカフェオープン
伊那市の伊那中央病院内のレストランが5日、リニューアルオープンしました。
中央病院1階にリニューアルオープンしたのはクロスカフェ伊那店です。
契約期間の満了に伴いリニューアルされ、公募により県内の病院でレストランなどを展開している株式会社創備が選ばれました。
5日は、オープニングセレモニーが行われテープカットなどをして祝いました。
伊那中央行政組合の白鳥孝組合長は「患者がくつろげて明るい笑顔をもらって元気に帰れるレストランになればうれしい」と挨拶しました。
これまで日曜日と平日の午後は利用出来ませんでしたが、レストランは年末年始の3日間を除いて年中無休となりました。
営業時間は、午前7時30分から午後7時までとなっています。
レストラン利用者の8割が女性ということで女性を意識した健康的なメニューを取り揃え病院レストランのイメージを一新したということです。 -
日本一の桜の里づくり計画策定
伊那市は、市の花である桜の管理や保護育成の目標となる「日本一の桜の里づくり」計画を策定しました。
市では、合併した平成18年から、旧高遠町の進めてきた桜からのまちづくりを継承し、「日本一の桜の里づくり」計画の検討を進めてきました。
市内には、1万2千本を超える桜の木が確認されていますが、管理の行きとどかない桜も多く点在しているという事です。
計画では、「桜を愛し、育み、親しむ桜の里」を将来像に掲げ、今後10年間の取り組みをまとめています。
具体的には、●桜の植栽や管理、看板やベンチ整備などの経費を支援、●地域の桜を管理する、地域桜守の育成、●高遠城址公園を核とし、春日公園や伊那公園への誘客を促す取り組みを進める等です
伊那市では、「地域を巻き込み、いつまでも多くの人に親しまれるような、桜の里を目指したい」と話していました。 -
信越花便り~天龍村の桜開花~
信越各地から桜の開花情報などをお伝えする信越花便り。
4日は、飯田ケーブルテレビから下伊那郡天龍村の桜の情報が届きました。
県内で一番先に咲くと言われる下伊那郡天龍村の桜が開花しました。
中部電力平岡発電所の桜並木は、去年より12日遅い3月31日に開花しました。
昭和27年に変電所の完成を記念して植えられた桜で、150メートルの道の両側に120本のソメイヨシノと10本のオオヤマザクラがあります。
見頃は、今週末です。
毎年提灯によるライトアップを行なっていますが、今年は震災の影響で自粛されます。 -
JA上伊那 新宿区に飲料水などの支援物資送る
JA上伊那は、伊那市と友好提携を結んでいる新宿区に4日、飲料水などの支援物資を送りました。
4日は、市の職員が見守る中物資の引き渡し式と出発式が行われました。
新宿区に送られるのは、飲料水1,500リットルと1リットル入りのリンゴジュース600本、アルストロメリア500本です。
新宿区の保育園などでは、現在も乳児用のミルクなどに市販のミネラルウォーターを使っています。
JA上伊那の御子柴茂樹常務理事は「子ども達の飲み水として安全なものを提供してあげたいと思う。また、花を見て少しでも心が和めばうれしい」と話しました。
物資を運ぶ職員は「安全第一で確実に届けます」と挨拶し、出発しました。 -
高遠城址公園観光案内所 オープン
高遠城址公園のさくら祭り期間中、観光客に案内や説明を行う観光案内所が5日、オープンしました。
高遠城址公園での観光案内所の設置は、今年で3年目となります。
案内を行う伊那市観光ボランティアガイドは、市民がおもてなしの心で観光客を案内しようというものです。
現在49人が登録していて、期間中4人から6人で園内の案内や、写真撮影を行います。
5日は早速、松本から訪れた観光客に対し、園内の説明や、近隣の観光スポットなどを説明していました。
観光案内所は、午前10時から午後3時までで、期間は20日までを予定しています。 -
さくら祭り期間中の臨時警備派出所 開設
さくら祭りに合わせ伊那警察署は1日、公園内に臨時警備派出所を開設しました。
1日は、開設式が行われ臨時警備派出所の壁に、看板が設置されました。
伊那警察署の関原敬泰署長は「震災の影響もあり色んな思いで見に来る人がいる。安心して過ごしてもらえるよう、事件や事故の防止に務めたい」と挨拶しました。
開設期間は、24日日曜日までを予定しています。 -
災害時に備え技術講習会
南箕輪村に拠点を置く災害時バイクボランティア「B・F・F・W」は3日、村内で運転技術を確認しました。
講習会は、会員を対象に災害時に備えバイクの運転技術の向上を図ろうと開かれたもので、会員など15人が参加しました。
運転講習会では、縦25メートル、横15メートルの長方形の外側を8の字を描くように走りタイムを測定しました。
2周を34秒以内で回れると技術力が高いということです。
参加者達は、ひとつひとつの運転動作を確認しながら運転していました。
「B・F・F・W」は、災害時にバイクの持つ高い機動性を使い、物資の運搬や、情報伝達活動などに取り組もうと2005年に発足しました。
会員は現在36人で、村の防災訓練に参加している他、独自に訓練を行っています。 -
「ちいむもみじ」自己記録会
震災で中止になった長野マラソンに参加を予定していた伊那谷のランニング愛好家でつくる「ちいむもみじ」は、2日、自己記録会を開きました。
2日はちいむもみじのメンバーおよそ30人が参加して、伊那市の三峰川沿いのジョギングコースで汗を流しました。
ちいむもみじでは、毎年長野マラソンに参加していますが、今年は東日本大震災の影響で大会が中止になったため、これまでの練習の成果を試す場として記録会を企画しました。
参加した人たちは、自分のペースで三峰川沿いのジョギングコースを走っていました。
練習会場には被災地支援の募金箱も設置され、参加した人たちが募金をしていました。
集めた義援金は伊那市役所を通じて被災地に送るということです。 -
還暦を迎えた住民140人義援金12万3,330円届ける
箕輪町で今年度還暦を迎えた住民140人が、義援金12万3,330円を30日、町に届けました。
30日は、箕輪町還暦祝い実行委員の柴義文さんら3人が、集まった義援金12万3,330円を役場に届けました。
実行委員会では、震災翌日の12日に、今年度町内で還暦を迎えた140人を対象に還暦を祝う会を開き、その際義援金を募りました。
委員らは、「被災地の人が早くもとの生活にもどれるよう、少しでも力になれればうれしい」と話していました。 -
伊那中央病院の医療救護班 活動報告
医療救護班として東日本大震災の被災地へ派遣されていた伊那中央病院の医師ら5人が31日、活動の報告をしました。
派遣されていたのは、副院長で地域救急医療センターの北澤公男センター長、看護師2人、業務調整士2人の5人です。
県からの要請を受け、3月22日から25日までの、被災地の宮城県石巻市に派遣されました。
5人は、避難所や救護所などで、治療や健康状態のチェックなどを行いました。
北澤さんは、「現場では、小学校の屋上に流された車や家があるなど信じられない状態だった。現地での医療体制は、統率がとれていて大きな混乱などはなかった」などと、話しました。
県では、4月いっぱいまで派遣を予定していて、伊那中央病院からは新たに2チームが派遣されることになっています。 -
箕輪町消防団に女性団員入団
箕輪町消防団の今年度の入団式が、1日夜、役場で行われ、町としては初めての女性団員が誕生しました。
入団したのは、看護士で福与の中村美緒さんと、会社員で三日町の毛利夕貴さんです。
ふたりは箕輪南小学校の同級生で、ともに第5分団に入団しました。
ふたりとも入団のきっかけは地域の安全を守りたいという思いがあったからだということです。
現在、消防団の団員確保は難しくなってきていて、定数通りの団員を確保するため、ここ数年で多くの市町村が女性団員の募集を始めています。
箕輪町では今年初めて募集したところ、2人の女性団員が入団しました。
小松孝寿団長は「消防団に新しい風が入った。2人に活躍してもらい、他の人達も入りやすい環境になれば」と話していました。
また二人も「自分たちが基礎を作って、他の女性でも入りやすい環境にできれば」と話していました。
今年は、女性2人の他、男性42人が新たに箕輪町消防団に入団しています。 -
伊那公園 ぼんぼり点灯で花見ムード
伊那市の伊那公園で1日、公園開きが行われ、夜には公園内のぼんぼりに灯りが灯されました。
この日は、伊那公園桜愛護会のメンバーによってぼんぼりに灯りが灯され、公園内はひとあし早く花見ムードに包まれました。
公園内には、協賛のあった企業や個人などのぼんぼりが300個以上吊るされています。
また、公園開きとなった昨日は、伊那公園唯一の花見小屋「天山」も営業を始め、店主の北沢福明さんがうどんやそばを茹でていました。
ぼんぼりの点灯は、桜が終わる24日頃までを予定していて、花見小屋「天山」もそれまで営業するということです。
現在伊那公園では、早咲きの「ロトウザクラ」が満開となっているほか、四季咲きの桜もつぼみが開き始めています。
コヒガンザクラやソメイヨシノはまだつぼみで、開花は8日頃、見頃は15日頃となっています。 -
さくら祭り 高遠城址公園で1日から
花見シーズンを前に、高遠城址公園で1日から、さくら祭りが始まりました。
1日は、公園内の桜雲橋前でさくら祭りの安全祈願祭が行われました。
毎年オープン初日には、公園開きを行っていましたが、今年は東日本大震災を考慮し、安全祈願祭のみとなりました。
伊那市観光協会の白鳥孝会長は「ライトアップの自粛などいつもとは違う祭りの雰囲気となるが、花をゆったりと見られるという側面もある。記憶に残るさくら祭りにしたい」と挨拶しました。
祈願祭の後、参加者14人で桜雲橋を渡りさくら祭りの始まりを祝いました。
日本気象協会では、高遠城址公園の桜の開花は9日、満開は15日と予想しています。 -
市民会館48年の歴史に幕
老朽化に伴い伊那市の伊那市民会館は3月31日をもって閉館しました。
31日の夜は、市民会館で閉館式が行われました。
閉館式には、市民会館で音楽鑑賞をした人や各種団体などおよそ120人が訪れました。
式の中で白鳥孝伊那市長は「この市民会館に心から感謝しミみなさんと一緒に最後の一日をすごしたい」と挨拶しました。
また利用者を代表して伊那女声コーラスの大沼満子会長は「ここでの思い出がたくさん詰まっています。ありがとうございました」と感謝の気持ちを話しました。
式では、NPO法人クラッシックワールドの演奏が行われ、最後に演奏に合わせて伊那市の歌を全員で歌いました。
昭和38年7月に完成した伊那市民会館。
48年の歴史に幕を下ろしました。
今後は隣にある伊那公民館の改築に合わせて取り壊される予定です。 -
今年のみのわ祭り見送りに
今年のみのわ祭りは、開催を見送る事が30日に開かれた実行委員会で正式に決定しました。
30日は、臨時のみのわ祭り実行委員会が役場で開かれ、東日本大震災を受け祭りの対応について検討が行われました。
最初に、3月17日に実行委員会執行部として協議が行われ、「今年は中止」とする結論が出た事が報告されました。
委員からは、「町民と企業が一体となり盛り上がるイベント、規模縮小やチャリティーなど形を変えてでも開催したい」と言った意見や、「原発の問題を含め、現在進行形の災害。あらゆる事を想定し対策を取る必要があるのでは」など慎重な意見も出ていました。
検討の結果、実行委員会として、祭り開催を見送る事が了承されました。 -
七宝作家猪狩純さん 伊那市に作品を寄贈
伊那市長谷の七宝作家猪狩純さんは25日、伊那市に作品を寄贈しました。
25日は、伊那市高遠町の信州高遠美術館で寄贈式が行われました。
寄贈された作品は、縦3メートル45センチ、横3メートル60センチの作品「太陽の旋律」です。
作品は、平成6年に作られたもので、これまでに信州高遠美術館で2回展示されています。
この作品は銅板に鉛が含まれているガラスをのせ、何度も焼きあげて色を付けていくということで、猪狩さんは特に赤い色を出すのが難しかったと話しています。
白鳥市長は「七宝焼の概念を覆すスケールの大きな作品。素敵な作品が加わったことをうれしく思う」と話し、感謝状を手渡しました。
猪狩さんの作品「太陽の旋律」は、伊那市の信州高遠美術館ホールに展示されています。 -
JA共済が高規格救急車を寄贈
JA共済は30日、地域貢献活動の一環として医療機器を備えた救急車を伊那消防組合に寄贈しました。
JA共済が寄贈した救急車は、AEDのほか、気道を確保できる医療機器が備えられています。
JA共済では地域貢献活動として、交通事故防止活動や災害救援活動に取り組んでいます。
救急車の寄贈もその一環として行われたもので、県内では今年度3つの消防組合に救急車を贈りました。
JA共済のグループでJA上伊那の宮下勝義組合長は「地域の人たちの命と安全を守るために役立ててもらいたい」と話していました。
また伊那消防組合の白鳥孝組合長は、「救急車が出動しない日はない。最先端の装備がある車があることは、心強い」と感謝していました。 -
伊那谷の伝統食を詰めた弁当売上を義援金に
伊那公園で桜の植樹や管理などを行っている伊那公園桜愛護会は、東日本大震災の義援金にあてるため、ザザムシなど伊那谷の伝統食を詰めた弁当を販売します。
愛護会が販売する弁当には、シカ、クマ、イノシシの肉のほか、ザザムシやイナゴ、ハチノコといった、伊那谷の伝統食が詰まっています。
特に、佃煮として、味つけされたザザムシやハチノコは、ご飯との相性がよく、栄養価も高いということです。
30日は、愛護会会員が伊那市役所を訪れ、PRを兼ねて白鳥孝伊那市長や、伊那商工会議所の川上健夫副会頭に、弁当を振る舞いました。
愛護会では当初、4月10日に伊那公園で行われる桜祭りで、話題づくりとして弁当の販売を計画していました。
しかし、3月11日の東日本大震災で事情が変わり売上を義援金にあてることとしました。
弁当は伊那市の中華焼肉店「竜門」が作ったもので白鳥市長と川上副会頭は弁当に詰められた伊那谷の伝統食を味わっていました。
この弁当は4月10日日曜日午前11時30分から伊那公園で50食限定販売され、値段は1食お茶付きで1,000円となっています。
愛護会では売上を義援金にあてるほか、当日募金活動も行うことにしています。 -
ホウレン草 放射性物質は不検出
長野県は、伊那市などのほ場で採取したホウレン草を検査したところ放射性物質は検出されなかったと29日発表しました。
県では農林水産省の協力を得て伊那市、長野市、安曇野市の3か所でホウレン草の検査を行いました。
いずれも放射性物質は見つかりませんでした。
県では、今後も安心してもらえるよう定期的に検査を実施していくということです -
さくら祭り準備大詰め
来月1日から伊那市高遠町の高遠城址公園でさくらまつりが始まります。
それを前に、公園内では花見客の受け入れ準備が進められています。
高遠城址公園では桜を管理する桜守が準備に追われていました。
29日は、桜守の2人が桜の木の手入れや、公園内を歩いて危険個所がないか確認していました。
桜の木の中には去年4月に振った雪のため枝が折れた桜もあり特に入念に手入れが行われていました。
桜守の稲辺謙次郎さんによると今年は、例年に比べ寒暖の差桜が大きかったため桜にとっては良い環境ということです。
また、公園内では出店の準備も行われています。
例年並みのおよそ30店が出店を予定しています。
このうち高遠城址公園で店を出して33年となる伊那市高遠町の久保田捷治さん。
今年は、震災の影響で市内のホテルなどでキャンセルが相次いでいることから観光客の入りに心配しています。
高遠城址公園のさくらまつりは来月1日からで、開花予想は9日となっています。 -
2月の上伊那の月間有効求人倍率は、0.6倍
2月の上伊那の月間有効求人倍率は、0.6倍となり、4か月ぶりに上昇しました。
ハローワーク伊那の発表によりますと、2月の上伊那の月間有効求人倍率は0.6倍となり、1月の0.57倍を0.03ポイント上まわりました。
県平均は0.68倍、全国平均は0.62倍となっています。
企業の新規求人数は1,041人で、前の月の890人を151人上回りました。
前の年と比べて35.2パーセント増加していて、2か月連続で前の年の同じ時期を上回りました。
一方、新規求職者数は875人で、前の月の910人より35人減少しました。
前の年と比べて、3.4パーセントの減。前の月と比べると3.8%減少しました。
ハローワーク伊那では、「2月は求人数が増えるなど持ち直しの動きがあった。しかし3月以降は製造業を中心に震災の影響がでてくるのではないか」と見ています。 -
狐島区が義援金を届ける
伊那市の狐島区と坂下区はそれぞれ東日本大震災の被災者への義援金を今日、伊那市に届けました。
狐島区の、馬場秀則区長らが市役所を訪れ、義援金34万7618円を届けました。
狐島区では、地区住民に呼びかけ、公民館で20日から27日まで救援物資や義援金を集めました。
また、坂下区も唐澤敏区長らが市役所を訪れ義援金20万円を届けました。
坂下区では、毎年坂下公会堂で行っている観桜会を中止し、その開催費用を義援金として届けました。 -
高校新卒者の就職内定率95.7%
ハローワーク伊那は、今年の春卒業の高校新卒者の2月末現在の就職内定状況などを発表しました。
就職内定率は、95.7%で前の年の同じ時期を下回っています。
それによりますと、2月末現在の就職希望者数は305人で、そのうち就職内定者数は292人、内定率は95.7%となっていて、前の年の同じ時期を2ポイント下回りました。
ハローワーク伊那では、「進学からの切り替えや家庭の事情などで100%に至っていない状況。今後も個別支援を行っていく」としています。
また、ハローワークでは、震災の影響で内定が取り消された学生や内定先と連絡が取れない生徒に対し、相談窓口を設置しています。 -
伊那ビデオクラブ第14回コンクール表彰式
ビデオ愛好者でつくる伊那ビデオクラブの第14回作品コンクールの表彰式が、27日、伊那市のいなっせで行われました。
27日は、ビデオクラブの会員など30人ほどが集まり、表彰式が行われました。
コンクールは、毎年この時期、技術の向上や会員同士の交流などを目的に行われています。
会員それぞれが、行事・暮らし・旅行・風景などをテーマに、5分以内で番組を作ります。
6日に審査会が開かれ、互いに作品を見せあい、24作品の中の中から、入賞14作品が選ばれました。
伊那ケーブルテレビ賞には、高遠町のだるま市を題材にした伊那市の前田耕一さんの作品、「だるまと人形飾り」が選ばれました。
伊那市富県北福地の御柱を題材にした番組で伊那市長賞を受賞した、吉澤 豊さんは、「20年、30年後に記録が残ればと思い制作した。映像と音だけでない奥にあるものを表現していきたい」と話し、受賞を喜んでいました。
コンクールの入賞作品は、伊那ケーブルテレビで順次放送する予定です。 -
地蜂愛好会 女王蜂を会員に配布
伊那市地蜂愛好会の総会が27日伊那市内で開かれ、人工的に越冬させた女王蜂が会員に配られました。
女王蜂は、マイナス2度から3度の冷蔵庫の中でこの冬を越したもので、この日は、10匹程度入った箱が会員に配られました。
愛好会では、会員が持ち帰った女王蜂をそれぞれが山に放つ事で各地で蜂追いが楽しめるように、毎年、人工的に越冬させた女王蜂を総会で配布しています。
小木曽大吉会長によりますと、会員に配られる女王蜂の数は多い年は1万匹程度ですが、越冬の技術が確立されておらずまだ試行錯誤の段階だという事で、今年は、800匹にとどまりました。
女王蜂は、しばらく会員が砂糖水などのエサをあげて育て、来月、野山に放つという事です。 -
伊那市観光(株)宿泊施設キャンセル853人に
伊那市観光株式会社が運営する4つの宿泊施設は、東日本大震災後、予約のキャンセルが853人となっている事が、28日、取締役会で報告されました。
報告によりますと、地震発生後の3月16日現在の3月と4月の予約とキャンセル状況は次の通りです。
●羽広荘 予約1526人のうちキャンセルが572人
●高遠さくらホテル 984人のうちキャンセルが154人
●仙流荘 予約311人のうちキャンセルが60人
●入野谷 予約261人のうちキャンセルが112人
これらは、春の高校伊那駅伝の中止を受け、高校生の合宿や報道関係者のキャンセルが相次いだ事が大きいという事です。
また、震災後、旅行を自粛する傾向にあり、伊那市観光では、今後もキャンセルが発生すると見ています。 -
伊那中央病院 2台目のMRI稼働
伊那市の伊那中央病院は、病院で2台目となるMRI検査装置の稼働を28日から始めました。
これにより、予約待ちの期間は、これまでの1か月から10日程に短縮されます。
新たに導入されたMIR検査装置は、従来型よりも高画質の画像を得る事ができるなど、最先端の能力を持ちます。
伊那中央病院に現在導入済みの物と比べ、最大で約2倍の解像度で撮影する事ができます。
また、2台体制となる事で1日28件程度の検査を行え、予約待ちを、これまでの1か月から10日程度に短縮したいとしています。
伊那中央病院の川合博院長は「新たなMRIは、より微細な映像を撮影でき、脳やあらゆる内臓などの診断、治療に役立てる事ができる。研鑽をつみ、医療の向上に努めていきたい」と話していました。
MRI室増築とMRI検査機器導入の事業費は、合わせて、およそ3億7千万円で、地域再生医療基金などを活用し行われました。 -
小沢花の会 シバザクラ飾る
小沢花の会は23日、東日本大震災で中止となった春の高校伊那駅伝の会場に飾る予定だったシバザクラを、伊那中央病院や広域農道などに飾りました。
この日は小沢花の会のメンバーが、花を育てている小沢のハウスからトラックでシバザクラを運び、伊那中央病院や、広域農道沿いに並べました。
小沢花の会では、3月20日の伊那駅伝に合わせて300のプランターでシバザクラを育ててきました。
大会が中止となったことから、せっかく育てた花を多くの人に楽しんでもらおうと、伊那中央病院や農道沿いに並べる事にしました。
この日飾られたシバザクラは、5月末まで楽しめるという事です。 -
貝付沢に諏訪形区民が植樹
H18年の豪雨災害で沢が氾濫し、床下浸水や農道への土砂の流入など、西春近に大きな被害をもたらした貝付沢に27日、地元住民がどんぐりを植樹しました。
この日は、「諏訪形区を災害から守る委員会」など区民23人が、貝付沢の周辺にどんぐり約300本を植樹しました。
委員会では、植樹のために拾い集めたどんぐりの実を約3年かけて苗木にしたという事です。
貝付沢は、普段はほとんど水のない小さな沢ですが、豪雨災害で氾濫し、土砂が農道まで流れ込みました。
以降、県による防災工事が進められていて、今回初めて住民による植樹が行われました。
貝付沢周辺は、砂のようなサラサラとした土で崩れやすいため、どんぐりのような、根を深くはる広葉樹を植樹する必要があるという事です。
諏訪形区では、今後も下流域での植樹を行っていくという事です。