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山小屋管理人が味噌の仕込み
伊那市観光株式会社が運営する中央アルプスと南アルプスの山小屋で提供する味噌の仕込み作業が27日に行われました。
この日は、こもれび山荘、仙丈小屋、塩見小屋、西駒山荘の管理人が伊那市観光株式会社の社長を務める白鳥孝伊那市長の自宅で作業をしました。
市内で採れた大豆60kgを6時間かけてゆで上げました。
大豆を専用の機械ですりつぶすと、市内の酒蔵で作られた麹と混ぜあわせていきました。
仕込んだ味噌は来シーズン用のもので、容器に入れて一年間熟成させます。
また、去年仕込んだ味噌が完成し、白鳥市長も参加して豚汁や焼きおにぎりの試食が行われました。
味噌はそれぞれの山小屋で味噌汁にしてふるまわれるということです。
南アルプスのこもれび山荘は既に営業が始まっていて、仙丈小屋は6月13日、塩見小屋は7月1日、中央アルプスの西駒山荘は7月12日からです。 -
専門学生 水生昆虫調査
長野県公衆衛生専門学校の学生が伊那市荒井の小沢川で12日、水生昆虫調査を行いました。
12日は、専門学校2年生の学生19人が調査を行いました。
生物学の授業の一環で、小沢川に生息する水生昆虫を採取して種類を特定し、川の水質を判定するものです。
12日は、ヘビトンボやカゲロウの幼虫などの生物を採取しました。
採れたのは、きれいな水の指標となる水質階級1の生物でした。
講師を務めたのは、長野県自然観察インストラクターの野口輝雄さんです。
野口さんは、「見たり触れたりするなかで、生き物の多様性を感じてほしい。」と話していました。
全15時間の生物学の授業では、野外での調査を定期的に行っています。
今後は魚の解剖なども行うということです -
伊那市 フィンランドを視察研修
森と学びを軸としたフィンランド連携を進めている伊那市は、行政と民間事業者による調査団を構成し、視察研修のため24日までの5泊8日の日程でフィンランドを訪れました。
フィンランドを訪れたのは、白鳥孝伊那市長の他、市議会議員や大学関係者、学生、地域住民など18人です。
主に東部の北カレリア地域の都市ヨエンスーと首都ヘルシンキの2都市に滞在しながら教育現場や企業などを見て回りました。
調査団は、「教育班」と「ビジネス班」の2つに分かれ、それぞれの専門的な視点で現地の人と意見を交わしました。
伊那市と交流があるヘイナバーラ小学校を訪れた教育班は、教員の声掛けの仕方や子どもたちの日常の様子を観察しました。
国立技術研究センターやヘルシンキ大学などを訪れたビジネス班は、資源やエネルギーの循環に対するフィンランドの人々の考えについて理解を深めました。
伊那市とフィンランドの北カレリア地域は、2019年に林業や森林分野の協力に関する覚書を取り交わしています。
これまでに3回、調査団を結成し現地を訪れていて今回で4回目です。
調査団は、「一人ひとりが大切に尊重され、自ら体験を通じて考えることに学びや生きるベースがあることを随所に感じた。こうした本質に迫るモノゴトの考え方や取り組む姿勢を、伊那市らしく取り入れたい」と話していました。 -
県内外の作家の美術交流展 信州高遠美術館で開催
県内外の作家の美術交流展が、伊那市高遠町の信州高遠美術館で開かれています。
会場には、上伊那を中心とした県内の作家13人と、群馬県や愛知県、東京都などの県外の作家35人の作品およそ50点が展示されています。
交流展は、群馬県前橋市の日本画家酒井重良さんの長女が長谷に住んでいることが縁で、それぞれの地域の交流の場にしようと2016年から開かれています。
伊那ケーブルテレビ放送エリア内からは、伊那市の5人が出品しています。
作品は、水彩画や油絵、書、彫刻などジャンルも技法も様々です。
美術交流展2025IN高遠は、来月8日日曜日まで、信州高遠美術館で開かれています。
入場は無料です。
また、24日は開催を祝いオープニングセレモニーが行われました。
毎年11月に、いなっせで行われているジャズフェスティバルに参加している7人編成のバンド「いなっせJazz Friends」が演奏を披露しました。
交流展開催のきっかけとなった酒井さんの長女の大木島さや香さんもバンドメンバーの一員として活動していて、この日は7曲を演奏しました。
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(株)コマツが町にスポットエアコン寄贈
箕輪町沢の総合建設業 株式会社コマツは、町にスポットエアコン2台を23日に贈りました。
23日は、株式会社コマツの小林芳直社長が社会体育館を訪れ、白鳥政徳町長に目録を手渡しました。
スポットエアコンは、縦横40センチ、高さ1メートルです。
キャスター付きで移動させる事もできます。
コマツは小中学校を支援しようとスポットエアコンを3年前から贈っていて、今回であわせて6台目です。
小林社長は「暑い時期の部活動などで生徒に活用してほしい」と話していました。
白鳥町長は「小中学校の授業や部活などで熱中症対策として活用させていただきます」と感謝していました。
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伊那市安全会議理事会
交通事故防止や防犯など、市民の安全を考える伊那市安全会議の理事会が7日、市役所で開かれました。
会議には、市の職員や警察、消防などおよそ30人が出席し、昨年度の事業報告や今年度の活動内容を確認しました。
このうち、交通安全部会は去年の人身交通事故発生件数が、前の年より10件多い110件、傷者数は21人多い133人、死者数は1人多い2人で、人身交通事故件数、死傷者数ともに増加していると報告しました。
高齢者が関係する事故は人身交通事故のおよそ40パーセントを占めていて、高齢者に対する交通安全啓発を継続していく必要があるとしています。
防火防犯部会は、伊那警察署管内での刑法犯認知件数が401件で前の年よりも133件増加したと報告しました。
車上ねらいや万引きが多発している状況にあることから、各関係機関で連携し、犯罪の予防活動や市民への啓発活動に努めていくとしています。
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伊那まちバラぶらり ファッションショー
伊那市の通り町商店街で25日から「伊那まちバラぶらり」が始まり、その一環でバラのファッションショーがいなっせ正面口で開かれました。
ファッションショーには一般公募で集まった5歳から70代の9人が参加しました。
お気に入りの衣装を身にまといレッドカーペットの上を歩きました。
伊那まちバラぶらりは来月21日までで、期間中は苗の販売やジャズ演奏などが行われます。 -
エール堂のかき氷 おもてなし牛乳認定商品に
上伊那地域の若手酪農家が企画開発した「酪農家のおもてなし牛乳」を使った認定商品に伊那市小沢のエール堂のかき氷が加わりました。
9日は伊那市のJA上伊那本所でエール堂の山本晶子さんに認定証が贈られました。
エール堂は去年7月に小沢にオープンしたかき氷店です。
提供している自家製シロップにおもてなし牛乳を使っているということです。
エール堂は夏季限定営業で、今シーズンは、6月末までは毎週金曜日と土曜日、7月以降はほとんど毎日営業するということです。
おもてなし牛乳をつかった商品はかき氷を含め8つ認定されています。 -
みのわBOSAIフェスタ
幅広い世代に防災への関心を高めてもらうイベント「みのわBOSAIフェスタ」が24日、箕輪町文化センターなどで開かれました。
イベントは、箕輪町発足70周年記念の一環として、開かれたもので会場には、災害時に使うポンプ車や照明車などが展示されました。
体験ブースでは、子どもたちが箕輪町消防団から消火器の使い方を教わり、消火体験をしていました。
イベントでは、名古屋大学名誉教授の福和伸夫さんが「自助・共助で巨大地震に備える」と題した講演も行われました。
福和さんは「家の棚の転倒防止策を行うなど災害に備えた準備が必要だ。自分の命は自分で守るという意識を持ってほしい」などと話していました。
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ハッチョウトンボ 羽化始まる
伊那市新山のトンボの楽園で、日本一小さなトンボ「ハッチョウトンボ」の羽化が始まっています。
ハッチョウトンボは体長およそ2センチで1円玉とほぼ同じ大きさの、日本で一番小さなトンボです。
トンボの楽園を管理している新山トンボの楽園を育てる会の酒井昇治さんに羽化について解説してもらいました。
今年は平年並みの5月13日に最初の羽化が確認できたということです。
羽化はこれからピークを迎え、6月上旬まで観察できるということです。
八チョウトンボは雄と雌で見た目が異なり、オスは羽化直後が黄色く、次第に赤くなります。メスは黄色と黒の縞模様です。 -
上古田でアヤメ見頃
箕輪町上古田の休耕田では、4万本のアヤメが咲き始めています。
古田神社近くにある30アールの休耕田には、4万本のアヤメが植えられています。
休耕田を有効活用しようと上古田の住民でつくる山ん田の会が15年ほど前から育てています。
山ん田の会によりますと、花は今月いっぱい楽しめるということです。
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羽柴さん宅 クリンソウ見ごろ
伊那市手良の羽柴晴雄さん宅で、クリンソウが見頃を迎えています。
羽柴さん宅には、ピンクや白のクリンソウが庭一面に花を咲かせています。
現在91歳の羽柴さんは、30年ほど前にイベントでもらった2株を庭に植え、育ててきました。
今ではおよそ3,000株にまで増えています。
23日は、野口高齢者クラブのメンバーもクリンソウを見に訪れました。
羽柴さん宅のクリンソウは、6月中旬まで楽しめるということです。
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公衆衛生専門学校の学生が園児に歯科指導
歯の健康の大切さを知ってもらおうと、伊那市にある長野県公衆衛生専門学校の3年生19人が23日、保育園児に歯みがき指導を行いました
23日は、近くの竜西保育園の年長園児24人が県公衆衛生専門学校を訪れ歯の健康について学びました。
実習室では、園児が一人ずつ診察台に座り、赤い染め出し液を歯に塗って、磨き残しがないかを学生が確認しました。
園児たちは、赤く染まった様子を鏡で確認しながら歯を磨き、学生たちは磨き残しを教えたり、歯ブラシの使い方を指導していました。
歯科指導は、子どもたちに歯の大切さを知ってもらい、歯磨きの習慣を身に着けてもらおうと、実習の一環として毎年行われています。
23日は学生たちが手作りした紙人形劇も披露されました。
劇では、「好き嫌いをせずによく噛んで食べること」「食後には歯を磨くこと」など、歯の健康につながる生活習慣を楽しく伝えていました。
県公衆衛生専門学校では、「小さいうちから正しい歯磨きの習慣を身に着けてもらいたい」と話していました。 -
10年前のタイムカプセル開封
10年前の2015年に、箕輪町発足60周年記念イベントで封印したタイムカプセルが22日に開封されました。
タイムカプセルの中には、2015年に町民から集めた670通の手紙が入っていました。
手紙は、2015年に町発足60周年記念イベントとして、希望した町民が書いたものです。
役場や文化センターにポストを設置し、自分や家族に向け手紙を書きました。
この日は町の職員も手紙を受け取りました。
封印されていた手紙は、順次郵送されます。
箕輪町では、今年の70周年記念でもタイムカプセルを実施します。
役場などに投函ボックスを設置し、12月のイベントで封印するということです。
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箕輪町 ゼロカーボンを理解するフェス7月に開催
箕輪町はゼロカーボンの必要性やメリットなどを町民に理解してもらい取り組んでもらう、地球・環境・未来フェスinみのわを7月に開きます。
22日は役場で定例記者懇談会が開かれ、担当職員が概要を説明しました。
箕輪町は今年、ゼロカーボンシティ宣言から3年、町発足70周年を迎えます。
あらためてゼロカーボンや持続可能なまちづくりを町民に理解してもらい取り組んでもらおうと、7月5日から17日かけて、地球・環境・未来フェスinみのわを開きます。
フェス開催期間中は、SDGsを学ぶパネル展示や、親子体験コーナー、気象予報士の講演会など様々なイベントが予定されています。
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鳩吹公園のツツジ色とりどり
伊那市横山の鳩吹公園では色とりどりのツツジが花を咲かせています。
鳩吹公園には10種類、3万本のツツジが植えられています。
花は散ってしまったものもありますが、公園の奥ではまだ色とりどりのツツジが花を咲かせています。
公園を管理する伊那市振興公社によりますと、ツツジはあと2,3日楽しめるということです。
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17とりどり祭 高校生実行委員2期生募集
高校生が主体となって行うJR伊那北駅周辺の賑わい創出イベント「17とりどり祭」が今年も行われます。
現在、高校生実行委員の「2期生」を募集しています。
22日は伊那商工会館で記者会見が開かれ、高校生をサポートする伊那商工会議所賑わい創出特別委員会の宮下健委員長が概要を説明しました。
17とりどり祭は、高校再編をきっかけに伊那北駅周辺の賑わい創出につなげようと、高校生が実行委員となり去年初めて行われました。
今年の17とりどり祭は、10月25日(土)に、伊那北駅前交差点からきたっせまでを歩行者天国にして開催する予定です。
実行委員として募集するのは伊那北駅周辺のまちづくりに興味がある高校1年生から3年生20人程度です。
今回は地元の山寺区と協働でイベントを作り上げます。
実行委員は、空き店舗を活用したイベントの企画運営や商品開発、広報活動などを行います。
22日は、1期生の高校生2人も訪れ、参加を呼びかけました。
前の実行委員長でさくら国際高校3年の倉田成登さんです。
高校生実行委員の募集は31日までで、画面のQRコードか、伊那商工会議所 電話72‐7000で受け付けています。
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田楽座 稽古場公演
伊那市富県を拠点に活動しているまつり芸能集団「田楽座」の稽古場公演が、3日から6日の4日間行われました。
公演では、メンバー6人が、太鼓や踊りなど、9演目を披露しました。
獅子舞の演目では、観客もステージに呼ばれ一緒に盛り上がりました。
稽古場公演は、地域の人に感謝を伝え、活動を知ってもらおうと始まり、今回で32回目です。
1年間インターンとして活動し、今年3月から正式に座員となった栃木県出身の岡浜陸さんは初めて稽古場公演の舞台に立ちました。
稽古場公演には、4日間でおよそ400人が訪れたということです。 -
伊藤照夫さんの宅 フクロナデシコ見頃
南箕輪村南原の国道361号沿いの伊藤照夫さんの畑で、フクロナデシコが見ごろとなっています。
広さおよそ40アールの畑には、一面にフクロナデシコが咲いていて、現在見ごろ。
ピンク色の絨毯が広がっています。
フクロナデシコは、イタリア原産のナデシコ科の一年草で、小ぶりな花が特徴です。
花は、伊藤照夫さん・久子さん夫妻が育てているものです。
もともと酪農を営んでいた伊藤さんは、40年ほど前に酪農のイメージアップを目的に牛乳メーカーから配られた10種類ほどの花の種を牛舎の周りに植えました。
その後、15年ほど前に酪農をやめたことをきっかけに、植えた花の中で一番きれいに咲いたフクロナデシコを増やしていきました。
畑には、木のベンチがあり、座って楽しむこともできます。
22日は、県内外から多くの人が花を見に訪れ、写真を撮っていました。
畑では、フクロナデシコの他にムラサキナバナや、ジャーマンアイリスなども見ることができます。
フクロナデシコは現在見ごろで、5月いっぱい楽しめるということです。
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平和のための信州・戦争展in上伊那 記録集を作成
去年9月に伊那市で開かれた「第35回平和のための信州・戦争展in上伊那」の実行委員会は、展示や講演会の内容をまとめた記録集「80年目の証言」を作成しました。
記録集はB5版160ページで、価格は税込み880円です。
記録集には、会場で展示された戦争遺品などの写真や説明の他、記念講演会・戦争証言の内容が掲載されています。
実行委員会では「戦争をめぐる貴重な証言や資料を、展示に来られなかった人にも知ってもらいたい」と話していました。
冊子は1冊税込み880円で、上伊那地域の書店で販売されています。
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神子柴区でレコードコンサート
南箕輪村の神子柴区社会福祉協議会は、持ち寄ったレコードを本格的な音響機器で聴いて楽しんでもらうレコードコンサートを21日に神子柴公民館で開きました。
レコードコンサートは、神子柴区社会福祉協議会が本格的な音響機器を使って楽しんでもらおうと今回初めて開いたものです。
音響機器は、レコード愛好者でつくる伊那まちレコード喫茶を楽しむ会と南箕輪村の愛好者でつくる、みなみレコード喫茶が協力し、貸し出しました。
レコードで数十年ぶりに聴く曲や初めて自分で買った思い出の曲などをかけ、スピーカーから流れる音楽を楽しんでいました。
21日のコンサートには神子柴区の住民などおよそ60人が訪れました。
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伊那地域32.1度 2日連続の真夏日
21日の伊那地域は今シーズン最高の32.1度を記録し、2日連続の真夏日となりました。
伊那市御園の田んぼでは、30度を超えるなか田植えを行っていました。
21日の伊那地域は、午後1時23分に32.1度となり、今シーズンの最高気温を更新し、20日に続き2日連続の真夏日となりました。
これは5月の観測史上2番目に高い気温です。
長野地方気象台では、22日の伊那地域は最高気温が28度と予想しています。
高い気温が続くため熱中症などに注意するよう呼び掛けています。
上伊那広域消防本部によりますと、午後3時半現在、熱中症とみられる症状で搬送された人はいません。
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二十節気「小満」矢島さん宅ムギナデシコ見頃
21日は、二十四節気のひとつ「小満」です。
草木が生い茂り、天地に満ち始めるころと言われています。
伊那市美篶青島の矢島信之さんの畑では、ムギナデシコが見ごろを迎えています。
ムギナデシコは11年前に亡くなった妻を偲んで矢島さんが10年ほど前から育てています。
21日は、美篶西部保育園の園児およそ60人が訪れ、畑の中を歩いたりして花を楽しんでいました。
矢島さんは、およそ20アールの畑で数万本のムギナデシコを育てています。
毎年この時期に満開になるように11月に種を撒くということです。
矢島さんによりますと花は今月いっぱい楽しめるということです。 -
最高気温31.2度 今シーズン初の真夏日
20日の伊那地域は午後2時29分に31.2度を記録し、今シーズン初めての真夏日となりました。
箕輪町のみのわ天竜公園では、親子が水遊びをしていて涼んでいました。
この日の伊那地域は午後2時29分に31.2度となり、今シーズン初めての真夏日を記録しました。
伊那市街地の交差点では、半袖の人や日傘をさして歩いている人が見られました。
長野地方気象台によりますと、あすも最高気温が30度を超えると予想しています。
急に気温が上がり、体が慣れていないため、熱中症などに注意するよう呼び掛けています。
上伊那広域消防本部によりますと、午後3時半現在、熱中症とみられる症状で搬送された人はいないということです。
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クマ出没前に箕輪町で安全点検
箕輪町は、クマの出没が本格化する季節を前に、目撃が多い西側の地域で安全点検を行いました。
20日は、町の職員、区や学校の関係者などおよそ35人が4班に分かれて点検を行いました。
安全点検では、通学路沿いで生い茂った藪などの刈払いが必要な場所があるか、クマの移動経路に好んで食べる植物があるかなどを見ていました。
箕輪町でのクマの目撃件数は一昨年が3件でしたが、去年は19件と増加しています。
また去年6月には70代の男性が人身被害にあっています。
町はクマと人とのすみ分けのためのゾーニングを導入する予定です。
目撃や被害が多い西側を、緑色の主要生息地域、黄緑色のクマと人の活動が重複する緩衝地域、赤色の市街地や農地が広がる排除地域の3区分に分けました。
今回は緩衝地域を中心に点検をしました。
去年目撃情報があった場所では、クマが好む、夏に赤い実をつけるマムシグサが生えていました。
箕輪町では今回の点検をもとに、刈払いや植物の除去が必要な場所を把握し、作業を行う区に対して補助制度を検討しています。
ゾーニング案は長野県と事前協議中で、今年中には導入したい考えです。
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田楽座 伊那養護学校で特別公演
伊那市のまつり芸能集団「田楽座」は、去年開いた創立60周年記念公演で協力してくれた伊那養護学校の生徒に感謝の気持ちを伝えようと19日に特別公演を行いました。
19日は、田楽座のメンバー7人が伊那養護学校を訪れ、特別公演を行いました。
田楽座では、去年10月創立60周年記念企画「感謝カンレキあめあられ」を開きました。
その際、当日限定のオリジナルグッズとして、伊那養護学校の高等部の陶芸班の生徒に湯飲みの製作を依頼し販売しました。
湯飲みは、田楽座の十八番演目の「鳥さし舞」のロゴと、田楽座の「楽」というロゴのついた色違いの2種類です。
来場者に好評で、60個つくり、完売しました。
今回はそのお礼をしようと、特別公演を企画したものです。
今日は小学部・中学部・高等部の児童と生徒およそ160人が伝統芸能を鑑賞しました。
田楽座では、「得手不得手がありながらも一つの目標に進んでいく田楽座と伊那養護学校の子どもたちの作品には共通点がある。今後も身近な存在でありたい」と話していました。 -
伊那東小学校 プールの掃除
伊那市の伊那東小学校の6年生は、プール掃除を19日に行いました。
19日は、6年生およそ90人が1・2時間目に高学年用プールと低学年用プールの掃除を行いました。
児童らは、溜まった落ち葉やヘドロを取り除いた他、たわしやデッキブラシを使って汚れを落としていました。
経年劣化により小プールの床の塗装が剥がれたことから、業者に見てもらうため今年は例年より1週間ほど早く水を抜き掃除をしました。
伊那東小学校の水泳の授業は、6月中旬から夏休み前までを予定しています。 -
クラフト作家6人による作品展
県内外のクラフト作家6人による「手しごと 春の6人展」が、伊那市のかんてんぱぱホールで開かれています。
会場では、伊那市の他、宮田村、安曇野市、飯田市、山梨県北杜市の6人の作家の作品が展示・販売されています。
毎年春と秋の年2回開かれていて、今年で11年目です。
伊那市ますみヶ丘の工房廣兵衛の三沢廣光さんは、色の異なる2つの木を組み合わせた木工作品を展示・販売しています。
木の板を1枚1枚丁寧に貼り合わせて作るため、1つの作品が完成するのに10日ほどかかるということです。
三沢さんは、「種類や技法が異なる6人の作家の作品を同じ会場で見ることができるので、是非多くの人に足を運んでもらいたいです」と話していました。
手しごと春の6人展は、22日木曜日までかんてんぱぱホールで開かれています。
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南箕輪村田畑 平澤さん宅のシャクナゲ見ごろ
南箕輪村田畑の平澤孝夫さん宅ではシャクナゲが見ごろとなっています。
平澤さん宅の庭には3本のシャクナゲが植えられています。
30年ほど前に友人からもらった10センチほどの枝を挿し芽をして育ててきたということです。
シャクナゲは毎年この時期が見ごろで今週いっぱいまでは楽しめるということです。
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上農生 春日公園に設置するウッドステージ製作
南箕輪村の上伊那農業高校の生徒は、2021年から伊那市の春日公園噴水跡地をリニューアルする取り組みを行っています。
19日は、校内で里山コースの3年生20人が木材を決められた長さに切断する作業を行いました。
生徒たちは、長野県建築士会上伊那支部の会員から教えてもらいながらノコギリを使い、切っていきました。
使っている木材は上伊那木材協同組合から寄付された上伊那産のヒノキ材230枚です。
上農高校では、2021年から春日公園噴水跡地を野外コンサート会場にリニューアルする取り組みを行っています。
これまでにはブロックを敷き詰め、地面を整備しました。
最終年度の今年度はウッドステージを製作し、コンサート会場の完成を目指します。
長野県建築士会上伊那支部では「地域のためにステージをデザインした経験を活かして今後の進路選択の1つにしてほしい」と話していました。