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どうぞのいす 「シュタイナーの子育て」講座開催
子どもの落書きを通して、身体や心がどのように発達しているのかを理解する子育て講座が7日、伊那市立伊那図書館で開かれた。
この講座は、地域福祉事業所「どうぞのいす」が計画した。
講師は、安曇野市の野外保育所の保育士、神澤真江さんが務めた。
神澤さんは、オーストリアの哲学者、シュタイナーが提唱している能力開発や早期教育を行なわない子育て法を実践している。
神澤さんによると、子どもが気ままに描いた落書きには、世界共通のモチーフが現れるということで、単なる落書きと見るのではなく、心や身体の成長を理解するヒントになるという。
▽人の体から線が出て、先端に丸が描かれる様になると、人と交流したい気持ちが出てきた事を表す▽三角のモチーフは、歯の生え変わりの合図▽川に橋が渡って行き来できるようになると小学校にあがる準備が出来た竏窒ネどの意味があると話していた。
神澤さんは、「モチーフが現れる時期には目安があるが、自分の子どもの遅れを判断する目安とするものではない。心や身体の中で起きている変化を子ども達が表現していると理解して欲しい」と話していた。
会場には、母親や保育士など40人ほどが参加し、メモをとるなどして熱心に話を聞いていた。 -
「はたらくじどうしゃ博物館」オープン
ショベルカーやブルドーザーなどのおもちゃを展示した、「はたらくじどうしゃ博物館」が9日、伊那市荒井区にオープンした。
この博物館を作ったのは、市内で建設業を営む土田健一郎さん。土田さんの知人やおもちゃのコレクター仲間など30人が訪れ、博物館の開館を祝った。
博物館には、土田さんが物心ついた頃からコレクションしてきた、ショベルカーやブルドーザーなどの建設機械のミニカーやカタログなど約1万点が展示されている。
土田さんが重機に興味を持ち始めたのは30年以上前で、祖父に背負われ、中央道の建設現場をよく見に行った事がきっかけと当時を振り返っている。
コレクションは、小さい頃に買った物や、コマツや三菱重工など重機メーカーからプレゼントされた物などを保管し集めてきたという。
博物館の外には、50年前に製造されたショベルカーやブルドーザーも展示されていて、運転席に乗る事ができるという。
博物館の入場料は、一般が500円、中学生以下が無料で、予約が必要。問い合わせは電話78竏・141又は携帯090竏・740竏・857、受け付け時間は午後1時から午後9時。 -
伊那まつり写真コンテスト審査
推薦は久保田昌宏さん伊那まつりの風景を写した写真コンテストの審査会が9日、伊那市役所で開かれた。最高賞の推薦には伊那市西箕輪の久保田昌宏さんが選ばれた。
今年は、26人から101点の応募があり、実行委員会や伊那市カメラ商組合員など8人が審査をした。
最高賞の推薦に選ばれたのは伊那市西箕輪の久保田昌宏さんの「大群集」。特選には伊那市日影の蜷川靖子さんの「まつりに華」が選ばれた。
この他にも準特選が3点、入選に20点が選ばれた。
入賞・入選作品は今月下旬から伊那市役所の一階ホールに展示する予定。 -
伊那西高校でスポーツフェスティバル
保育園児も参加伊那西高校の文化祭企画、スポーツフェスティバルが9日、西春近北保育園の園児も参加して行われた。運動会お馴染の競技のほか、園児を交えて踊りが披露された。
参加したのは、高校の近くにある西春近北保育園の年中・年長の園児。伊那西高2・3年生で保育の授業を選択している生徒と、家庭科クラブの部員が一緒に踊った。
保育園とは普段から交流があり、去年からスポーツフェスティバルで一緒に踊りを披露している。
園児と高校生は、息の合った踊りを楽しそうに発表していた。
スポーツフェスティバルは、クラスマッチ形式の競技と、赤・白・青のチーム種目の2種類がある。
クラス対抗の競技では、20人21脚が行われた。生徒たちは、足を結び、かけ声をそろえて走った。まっすぐゴールできるチーム、途中で体勢が崩れてしまうチームとさまざまだったが、仲間の応援を受け、ゴールを目指していた。 -
箕輪町防災訓練 アマチュア無線愛好家が初参加
箕輪町は7日、町民およそ2200人が参加して、地震を想定した防災訓練を行った。
町役場では、先月下旬に町と災害時の情報伝達で協力協定を結んだ町のアマチュア無線愛好家が、訓練に参加した。愛好家グループの20人ほどが、各地の避難所などへ駆けつけ、役場に無線で連絡した。
町では、「緊急時には携帯電話の使用が制限されるので、無線は有効な手段。町の無線の数は限りがあるので非常にありがたい」と話していた。
愛好家たちは、さらに効率的な動きが出来るように確認しながら訓練していた。
役場職員は、災害対策本部を設置し、被害の状況が刻々と移り変わり、その状況に応じて対策を講じるロールプレイング方式で、各地の被害状況を確認する訓練をした。今年は、庁舎外の雰囲気も感じる必要があると、役場職員も避難所に赴き、各地区の訓練に参加した。町では、「災害時には、職員も被災して、役場に来られないことも想定される。様々な場面を想定して訓練したい」と話した。
また、松島コミュニティーセンターでは、震度6強の地震が発生したとの想定で訓練が行われた。
区民180人ほどが参加し、8人1組で1つの家族と想定した初めての訓練で、参加者の中には、遠くから遊びに来ている友人、帰省中の孫、要介護者、けが人などの役割を与えられている人もいて、お互いに助け合って避難していた。
箕輪町では現在、支え合いマップの作成を進めると共に、自主防災組織の見直しを行なっている。今年度中には、15区のうち10区で、新たに自主防災組織が立ち上がる予定で、災害に強い地域作りが進められることになっている。 -
パカパカ杯ポニーレース大会開催
箕輪町一の宮のパカパカ塾で7日、ポニーレース大会が開かれた。
大会は、実際に馬に触ってもらう機会、また地域の人達に親しまれるものにしようと開かれていて、今年で7年目になる。
大会を開いているのはNPO 法人伊那ハーレンバレー「パカパカ塾」。子ども達にポニーの飼育などを体験してもらい、健全育成につなげようと活動している。
決勝戦では、タイムを競うものから、ユニークな障害物競走など、10レースが行なわれた。
レースには県内外から参加者があり、見学者をあわせるとのべ700人ほどが会場を訪れた。
参加者は、ポニーに振り落とされないように、必死に手綱をさばいていた。
パカパカ塾の春日幸雄理事長は「ポニーはひょうきんなところがあり、優しい動物、また、触れると温かいことに気付くと思う。この大会を、伊那谷の風物詩として定着させていきたい」と話していた。 -
信大でアマランサス講座 雑穀に理解深める
アマランサスやソバなどの雑穀について理解を深めてもらおうと、一般を対象にした講座が7日、南箕輪村の信州大学農学部で開かれた。
県内外から21人が講座を受講。講座では、アマランサスやそばを使った料理実習などが行なわれた。
公開講座は、地域住民に広く大学について知ってもらおうと、信大農学部が、昨年度から年に2回開いている。
今回は、地域振興に役立てようと研究・栽培を進めているアマランサスやソバをテーマに講座を開いた。午前中にアマランサスやソバについての講義を受けた後、午後は見学や料理実習を行った。
料理実習を担当したのは、松島憲一准教授。アマランサスを使った餅や、ソバクレープなどの料理が紹介された。松島准教授は、「アマランサスはきな粉と相性がいい。つぶつぶ、もっちりのこの食感はほかにない」と話していた。作られた料理は参加者が早速試食した。
信州大学では、「今回の講座も楽しんでもらったと思う。参加型の講座をこれからも開いてきたい」と話していた。 -
平和を考える夕べ
戦争を知る人たちからその体験を聞き、平和について考える機会にしようと、3日夜、伊那市手良公民館で、「平和を考える夕べ」と題したイベントが開かれました。
この企画は太平洋戦争が終結して63年経ち、戦争を体験した人が高齢になる中、戦争と平和について考えようと手良公民館が独自に企画したものです。
語り部を務めたのは、伊那市手良中坪の酒井稔さんです。
酒井さんは大正4年生まれの92歳。昭和11年に軍隊に入ります。
翌年には、陸軍下級将校らが1400人の兵を率いて大蔵大臣などを殺した2・26事件に遭遇し、酒井さんは鎮圧に携わります。
およそ2年間の兵役を終え、除隊しますが、45日後にまた招兵され、中国で旅団司令部として、各地の戦線に立ちます。
終戦を迎えたときは、道路や橋の建設や爆破工作を行う工兵として千葉県にいました。
本土決戦が行われる際には千葉県から敵が侵入してくることが想定されていたということです。
酒井さんは、「戦争は殺し合い。たくさん人を殺したほうが勝つ。あんなにむごい事はない。もう二度としてはならない」と話していました。
【伊那ケーブルテレビジョン】 -
元北ベトナムの女性スパイ、活動を語る
ベトナム戦争時代、北ベトナムの女性スパイだったグゥエン・ティ・グゥエットさんによる講演会が2日夜いなっせで開かれました。
この講演会はベトナムの孤児などを支援している、NGOマイニャーベトナムが開いたものです。
9月2日のベトナム独立記念日にあわせて開かれた講演会には、およそ40人が集まりました。
講演は日本語が話せないグゥエンさんにかわり、娘で日本人と結婚したタカサゴ・バンさんが通訳しながら進められました。
グゥエンさんは現在59歳で、19歳の時に北ベトナムのスパイとなり南ベトナムに侵入しました。
講演では国のためにスパイとして活動しながら、そのことを隠しフィアンセと結婚し悩んでいたことなどについて語っていました。
グゥエンさんは結婚し子供が生まれてから、スパイであることを打ち明けたということです。
グゥエンさんは戦争を経験しながらも結婚し子供を授かったことは幸運だったと話していました。
NGOマイニャーベトナムでは、講演活動などを通じてベトナムについて多くの人に知ってもらい、支援の輪を広げていきたいとしています。
【伊那ケーブルテレビジョン】 -
箕輪消防署、パチンコ店電光掲示板でPR
9月9日の救急の日を前に箕輪消防署は、パチンコ店の電光掲示板を使ってPRをしています。
PRに使っているのは、国道153号バイパスのパチンコ店の電光掲示板です。
4店舗の協力を受け、救急に関する言葉や電話番号などを繰り返し表示しています。
このPRは、9日まで行われ、箕輪消防署では「住民の皆さんの目に触れる機会を少しでも多くし、救急に関する意識を高めたい」と話していました。
【伊那ケーブルテレビジョン】 -
あるしんに、振り込め詐欺防止で感謝状
振り込め詐欺による被害を未然に防いだとして1日、アルプス中央信用金庫ナイスロード支店に伊那警察署から感謝状が贈られました。
伊那警察署で感謝状授与式がおこなわれ、あるしんナイスロード支店の宮沢茂樹支店長に篠田彦雄署長から感謝状が手渡されました。
あるしんナイスロード支店は先月18日、伊那市の23歳の男性から「サイトの利用料が未納」との連絡を受け、振り込め詐欺と気付かずATMから現金160万円を振り込んでしまったとの相談を受けました。
支店ではすぐに対応し引き下ろされる前に振込取り消し手続きをしたことから被害を未然に防ぐことができました。
今回のケースは男性が現金を振り込んだ当日に、支店で素早く的確な処理をしたことから被害をまぬがれることができたということです。
今年に入ってから伊那署管内の振り込め詐欺による被害は8月末現在5件で金額は、およそ700万円にのぼっています。
伊那署では急な振込を要求するものはまず疑い、警察や家族などに相談してから対応してもらいたいと話しています。
【伊那ケーブルテレビジョン】 -
ついに上がった!大芝花火大会
23日から延期されていた大芝高原まつりの花火大会が31日夜行われ、雨上がりの澄んだ夜空に迫力ある大輪の花が咲き乱れました。
打ち上げられたのは、当初の予定どおり、77番組、1,200発で、訪れた人たちは、大芝ならではの頭上で開く迫力ある花火を楽しんでいました。
大芝高原まつりの花火大会は、当初8月23日土曜日に行なわれる予定でしたが、悪天候の為30日に延期となっていました。
しかし30日も雨にたたられ昨日へと延期されていました。
31日も夕方から雨となり開催があやぶまれましたが、午後7時30分の打ち上げ直前に雨は止み、豪快な8号玉やスターマイン、音楽花火が上伊那の過ぎ行く夏の夜空を焦がしていました。
【伊那ケーブルテレビジョン】 -
また雨 大芝花火31日に再延期
30日予定されていた南箕輪村の大芝高原花火大会は、雨のため中止となり、31日の午後7時30分からに延期となりました。
大芝高原の花火大会は、当初、23日に予定されていましたが、今日に延期となっていました。
しかし、今日も朝から雨の降り続く天候で、大芝高原まつり実行委員会が中止を決めました。
花火大会は明日の午後7時30分からとなっています。【伊那ケーブルテレビジョン】 -
伊那市榛原公園のベンチ燃やされる
伊那市東春近の榛原河川公園内にあるあずま屋の木製ベンチが何者かによって燃やされていることが28日の朝発見されました。
公園を管理している伊那市の外郭団体、伊那市振興公社によりますと、毎日巡回している職員が28日の朝、ベンチが燃やされているのを発見したということで、27日の夜から28日の未明にかけての犯行とみられます。
振興公社が撮影した写真には、花火の燃えカスや缶ビールの空き缶が映っていて、花火の燃えカスを木製ベンチの上で焼いたものとみられます。
振興公社では、伊那警察署にけいらの強化を要請するとともに、現在は、河川敷や公園東側で許可している花火の全面禁止も検討しています。
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だ~い好き!西箕輪南部保育園でカレーパーティー
伊那市の西箕輪南部保育園で27日、カレーパーティーが行われました。
カレーに使われたジャガイモは保育園の庭を使ってみんなで育てたものです。
今年4月から草取りなどをしてみんなで育ててきました。
今日もジャガイモの皮むきをして、調理に挑戦したという事です。
子供達は、甘く味付けされたカレーをおいしそうに味わっていました。
【伊那ケーブルテレビジョン】 -
南箕輪村で強盗致傷事件
28日午前3時10分頃、南箕輪村のアパートで一人暮らしをしている女性の部屋に、男が侵入し、現金を要求する事件が発生しました。
女性は手首などに軽いけがを負っています。
伊那警察署の発表によりますと、事件は今日未明の午前3時10分頃、南箕輪村のアパートで一人暮らしをしている23歳の女性宅に男が忍び込み、手足を粘着テープで縛るなど暴行を加え現金を要求した疑いです。
男は窓から侵入したとみられ、犯行に及びましたが女性に抵抗されたため、逃走したということです。
女性は手首などに軽いけがを負ったということです。
男は20代から30代とみられ、伊那署では、強盗致傷事件として犯人の行方を追っています。
【伊那ケーブルテレビジョン】 -
伊那市中央区で防災訓練
9月1日の防災の日を前に23日、伊那市の中央区で防災訓練が行われました。
訓練は、東海地震が発生し伊那市でも大きな被害がでたとの想定で行われました。
この訓練は中央区が独自に実施したもので災害時の情報収集や高齢者を救助することで、被害を最小限にしようと行われました。訓練は今回初めて、区と救助支援隊が合同で行いました。
救助支援隊は、地元住民で集まる組織で、災害時にお年寄りなどの支援や救助をおこなおうと昨年発足しました。
訓練では、中央区公民館に災害対策本部が設置され、各総代がけが人がないかなどを区長に報告していました
公民館では、救助支援隊が今年の7月に購入したチェーンソの使い方を確認したほか、リヤカーでけが人の搬送訓練をおこないました
中央区では、いつ起こるか分からないのが災害。万が一に備え年に何回か訓練を実施していきたいとしています。
【伊那ケーブルテレビジョン】 -
ルナフローラ伊那川北教室の20周年記念展、21日から
花クラフトの教室、ルナフローラ伊那川北教室の20周年記念展が、今日から伊那市のかんてんぱぱホールで始まりました。
ルナフローラは、ねんどで花を作る、花クラフトの愛好家で結成されている会で、伊那川北教室には現在25人の会員がいます。
会場には樹脂ねんどで作られた作品、およそ300点が並んでいます。
花クラフトは使うねんどによっていろんな種類の作品ができるということで、会場には石けんねんどを使った良いにおいのするものや、特殊な液を塗って、陶器のようなツヤを出した作品などがあります。
教室の講師を務める赤羽ひろみさんは、「自分の好きな色にできて、半永久的に残っていくのが花クラフトの魅力。ぜひ会場に足を運んでください。」と来場を呼び掛けていました。
このルナフローラ伊那川北教室の20周年記念展は、25日月曜日まで、伊那市のかんてんぱぱホールで開かれています。【伊那ケーブルテレビジョン】 -
もっと休ませて! 南箕輪村で今年も奇祭「盆正月」
盆休みの延長を区長らに訴える、南箕輪村田畑区の伝統行事、盆正月が16日の深夜に行われました。
盆正月は、田畑区の伝統を守る会が毎年行っているもので、地区役員の家を一軒ずつまわり、玄関先にバリケードを作って盆休みの延長を訴えるものです。
区長らが寝静まった深夜12時頃、集まった会員たちが、作った正月飾りと一緒に、置きものや棚、ハシゴなど、家にあったものを玄関前に集め、外に出られないようバリケードを作りました。
最後に玄関前に「お正月」と書くと、会員たちは次の家へと向かいました。【伊那ケーブルテレビジョン】 -
「伝統行事大切だが、後片付けが大変」玄関封鎖の区長、語る
南箕輪村の奇祭「盆正月」で16日深夜、自宅を「封鎖」された田畑区の孕石区長は、翌17日朝6時、玄関先の様子を見て苦笑いをしていました。
ここでは区長が瓦職人ということもあり、玄関先に続く道路に、瓦がならべらられていました。
この朝区長は、各組の組長に電話を入れ、もう一日休みを取るよう伝えていました。
孕石区長は、「地区の伝統行事で守り伝えていくことは、大切だが、あとかたづけが大変です。」と話していました。【伊那ケーブルテレビジョン】 -
遠州大念仏踊り、高遠町健福寺で
静岡県の無形民俗文化財に指定されている遠州大念仏が、15日、伊那市高遠町の建福寺で行われました。
遠州大念仏は、静岡県浜松市周辺でお盆に行われる伝統行事です。
浜松市出身で、高遠町に移り住み、去年11月に亡くなった阿部清子さんを弔(とむら)おうと浜松市在住の親族が、保存会を招きました。
清子さんの夫、武雄さんが13年前になくなったとき、この大念仏を招いていて、清子さんは、自分のときも大念仏で弔って欲しいと遺言を残していたということです。
保存会のメンバー40人は、清子さんの遺影の前で念仏踊りを披露しました。
遠州大念仏は、広範囲に広く分布している事が最大の特徴で、70団体ほどが、その踊りを伝えています。
この日招かれたのは、根(ね)堅(がた)保存会です。
メンバーは、笛や太鼓に、歌い手などに分かれて、大念仏を講じていました。
清子さんの娘の太田和子さんは、「高遠の人たちにも保存会の人たちにも好意的に協力してもらいありがたかった。大切に育ててくれた両親の願いを叶えられてよかった」と話していました。 -
伊那市高遠総合支所で打ち水大作戦
ヒートアイランドをおさえようと20日、伊那市高遠町総合支所で打ち水大作戦がおこなわれました。
打ち水大作戦は環境問題への意識を高めようとおこなわれたもので、職員およそ15人が参加しました。
今日は支所近くの井戸から汲んできた水、およそ370リットルを支所前の駐車場に手分けしてまいていました。
打ち水は3分ほどおこなわれ、しばらくすると水でぬれたアスファルトから涼しい空気が流れてきました。
打ち水の結果、始める前は31度あった気温が3度下がり、28度になりました。
この打ち水大作戦は22日にも伊那市役所でおこなわれるということです。
市民ならびに市職員の環境意識向上につながるか、関心が寄せられるところです。【伊那ケーブルテレビジョン】 -
お産について考える 信毎WAの会
信濃毎日新聞主催の、上伊那のお産について考える会が10日、伊那市のいなっせで開かれた。
信濃毎日新聞は、今年度から地域活動部を立ち上げ、地域へ出向いていき、様々な問題を話し合う企画を始めた。第1回となる今回は、全県でも大きな問題となっている産科医療について、特に状況が大きく変わった上伊那地域で開催された。
信毎紙面でも、この問題について連載し、呼びかけたところ昨日は、上伊那地域から70人が参加した。
座談会では、伊那中央病院の産科医師や、昭和伊南総合病院の助産師など、4人が、現状について話をした。
伊那中央病院産婦人科部長の上田典胤医師は、「産科医師は5人がいるが、年間1000件の出産を受け入れていて、事故を起こさないようにするのに精一杯だ。朝から晩まで一日に8人が出産した例があるが、休日だったら対応できなかった。今後、途方にくれる場合があるのではないかと心配している」と切実な実情を話した。
座談会の後には、分科会がひらかれ、参加者らが、お産の場をどう守るか、こんなお産がしたい、などをテーマに話した。
2人目を希望しているという駒ヶ根市の夫婦は、「状況が厳しいことは改めて分かったが、専門的な話も聴けて勉強になったし参加者同士が正直にいろいろ話せた。こんな機会を今後も作ってもらいたい」と語った。
企画した信濃毎日新聞の井上裕子さんは、「記者としても医療問題について何もしないわけにいかないと感じていた。紙面で、また企画を通して、参加者と共に問題に向けて知恵を出していきたい」と話していた。【伊那ケーブルテレビジョン】 -
高遠湖で無料カヌー体験 無料は12日まで
夏休みを利用した、無料のカヌー体験が伊那市の高遠湖で行われている。11日は、上伊那の親子連れなどが高遠湖を訪れ、カヌーを体験した。
体験会を開いているのは、伊那市高遠町にあるB&G海洋センター。施設のPRを兼ねて、夏休みの子供達に湖に親しんでみもらおうと、毎年行っている。
子供達は、職員からバドルの使い方などを教わってから湖へ。最初は怖がった子供も、すぐに慣れ、楽しそうに漕いでいた。
無料でカヌーを貸し出すのは12日までで、時間は午前9時から午後5時まで。
(テロップ 問い合わせ伊那市高遠町総合支所 電話94-2551) -
三峰川サマーピクニック86 美和湖南アルプス公園で
水と緑にふれあう上伊那の夏のイベント・「三峰川サマーピクニック2008」が10日、伊那市長谷の美和湖と南アルプス公園を会場に行なわれた。
このイベントは、ダムを管理する国・森を管理する県・伊那市などで組織する実行委員会が行っているもので、今回で17回目。
今年は、事業の見直しを行い、キャラクターショーなどを廃止して、より、水と緑に親しむに重点をおいてイベントが開始された。
また、高遠ダムと美和湖の2会場で行われていたが、今年は、全てのイベントが美和湖で行われた。
美和湖では、カヌーや、水上サイクリングが用意され、集まった人達が楽しんでいた。
サマーピクニックのメインイベント・10人乗りの手漕ぎボートでタイムを競うEボート大会には、10チームが参加した。
二艘により予選を行い、好タイムのチームが決勝に進出。参加者らは息を合わせてボートをこいでいた。
伊那市からイベントに参加したある母親は、「夫がEボートに参加しているので応援に来ました。子どもが遊べるものがたくさんあるのがいいですね」と話していた。
実行委員会では、「踊りや花火が多い中で、水と遊べる上伊那唯一のお祭り。楽しみにしている参加者も多い」と話していた。
イベントには600人ほどの人が集まったという。【伊那ケーブルテレビジョン】 -
朝市で伊那北駅周辺活性化、9日スタート
伊那市山寺の商店主などでつくる、山寺活性化協議会は9日、地区の子ども達と一緒に伊那北駅前で朝市を開いた。販売側として、会員と子ども合わせて約40人が集まり、多くの地元住民が買い物に訪れた。
朝市は、伊那北高校の駅前活性化プロジェクトや、伊那小学校の駅前整備に刺激を受けた協議会が、自分たちも活性化活動をしていこうと開いたもの。伊那北駅前広場の有効活用については、去年の6月から伊那北高校の生徒を中心に活動が始まっており、文化祭でワークショップを開くなどして活用方法が話し合われてきた。
ワークショップの中では、子ども達から「朝市をやってはどうか」という意見もあげられたという。
この日は地区住民が店を出店し、子ども達が呼び込みや商品の受け渡しなど手伝いをしていました。ある子供は、「お客さんに商品を売る事は慣れていないので難しい」と真剣に語っていた。
一方、朝市を訪れた人達は、盛り上がる伊那北駅前で楽しそうに買い物をしていた。
山寺活性化協議会の矢野昌史理事長は、「伊那北駅前広場での朝市が定着して、もっと人が集まるようなものを目指して頑張りたい」と意気込む。
この朝市は、11月8日まで毎月第2、第4土曜日に開かれることになっており、今後伊那小児童が出店する予定。
また、広場を利用したフリーマーケットも予定されている。 -
伊那図書館 打ち水大実験 0.7℃気温下がる
伊那図書館で9日、省エネで自然な涼しさを感じようと、打ち水大実験が行われた。
9日の天気は曇りだったが、午後4時の伊那図書館の前の気温は27・5度。図書館に訪れていた子供達、およそ15人が参加し、合図とともに一斉に、玄関前の広場で水まきをした。
打ち水に用意した水は地下水で、およそ300リットル使用した。子供達は、何回もバケツに水をもらい、水まきを楽しんでいるようだった。
20分ほど、うち水をした結果、気温は26・8度と、0・7下がった。
されに先立った、夏休み中の子供たちを集め、リサイクル工作教室も開かれた。子供や保護者など11人が参加し、牛乳パックを使ったジョロと竹の水鉄砲を作った。
伊那図書館では、手軽に出来る工作教室を通して、親子に触れ合ってもらおうと、年に数回、こういった工作教室を開いていた。
子供達は、ジョロと水鉄砲が完成すると外に出て、水遊びを楽しみました。完成したジョロと水鉄砲に水を入れ、花壇や芝に水まきをした。
市内から参加した、唐木トシエさん、マナカちゃん親子は、「とても楽しかった、また参加したい」と話す。 -
伊那・諏訪名物丼、連携の道探る
諏訪地域と上・下伊那地域にある9つの名物丼ぶりの会は、お互いの連携方法について、今後は、上伊那地域観光戦略会議に検討を委ねる事にした。6日、上伊那地方事務所の呼びかけで、各名物丼の会の代表が伊那技術形成センターに集まり、連携の方法について話し合いが行われた。
9つの名物丼の会は、お互いの連携を図り、県内外に広くPRする方法を探ろうと、今年5月に一回目の会議を開き、それぞれ意見を交わした。二回目の6日は、今後の進め方が話し合われましたが、連携方法について、今年6月に発足した上伊那地域観光戦略会議に検討を委ねる事になりました。
理由として、会員数や丼ぶりの認知度など各会で差があり、今の段階でまとまった組織を立ち上げるには、温度差がある事を挙げている。
戦略会議では、分科会を設け、諏訪、上下伊那の名物丼を観光資源として定着させる効果的な方法を検討する事になっている。また、構成員には会のメンバーも加える予定。
分科会では今後、年度内に9つの会の連携方法を検討し、提言としてまとめる。会ではそれを受けて、今後の方針を決めていくという事です。 -
伊那の夜空、5千発の花火彩る 伊那まつりフィナーレ
第36回伊那祭りをフィナーレを飾る花火大会は3日、午後7時30分より打ち上げが開始され、市役所周辺の天竜川沿いには大勢の市民が繰り出して、光と音の競演を満喫し、到来した夏を楽しんだ。
三峰川・天竜川合流点からは十号玉やスターマインなどが、天竜川の中洲からは音楽花火が、合計約5千発打ち上げられ、あたり一帯に景気の良い花火の音と音楽・拍手・歓声が響きわたった。
花火大会に先立って午後3時30分からは、市役所西側駐車場で遊ingビレッジが開かれ、地元の歌舞劇田楽座や大道芸のパフォーマンス、エアロビクスやダンスなど、盛りだくさんのステージイベントが開かれ、様々な屋台が色を添えた。 -
第36回伊那まつり盛大に
第36回伊那まつりが2日、伊那市街であった。セントラルパークにはさまざまな屋台がずらりと並び、家族連れなどでにぎわったほか、82連、総勢6500人が参加する市民おどりでは、参加者の熱気で夏の暑さを吹き飛ばした=写真。
この日も30度を超える蒸し暑い一日となったが、踊りに先立ち、まつりを見に来た沿道の市民と、おどり連による打ち水を実施。
踊りは市民バンドが演奏する「Dancing on the Road」でスタートし、それぞれ活気あふれるダンスを披露した。市民踊りに参加する連は市内に限らず、年々市外からの参加も増えているという。
3日は市役所西側駐車場の「遊ingビレッジ」でダンスステージやバンド演奏、灯ろう流し、大道芸などが催されるほか、屋台も多数出店する。時間は午後3時半縲恁゚後9時。また、花火大会は午後7時半縲恁゚後9時。