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園児が年末恒例のもちつき
年末恒例のもちつきが、一足早く南箕輪村の中部保育園で27日、行われた。
日頃から交流をしている地域のお年寄りに教わりながら、園児およそ100人がもちつきをした。
もち米8キロほどを使い、およそ200人分のもちをついた。
子ども達はお年寄りと一緒に杵を持つと、かけ声に合わせて力いっぱい杵を振り下ろしていた。
つきあがったもちは、ゴマやきなこ、あんこをまぶして味わっていた。
あるお年寄りは、「もちつきも機械でする時代なので、昔ながらのつき方を子ども達と一緒に体験できて良かった」と話していた。 -
鳥インフルエンザ対応演習
鳥インフルエンザが発生した場合の対応方法を学ぶ研修会が28日、伊那市で開かれた。
研修には、県や市町村関係者、農業関係団体などから70人ほどが参加した。
これは、鳥インフルエンザが発生しやすい時期を前に、発生時の対応方法を知ってもらおうと、伊那家畜保健衛生所などが毎年開いている講座の一環で、実技を行うのは今年が初めて。
この日は、伊那家畜保健衛生所の職員から指導を受けながら、実際に防護服を着用して、消毒方法などを学んだ。
ウイルスを封じるため、消毒は始めに建物の外側から行い、液体の消毒と、消石灰の2つを使用する。
職員は、「地面だけでなく、壁も消毒すること。消石灰を撒いたあとは、竹ぼうきなどでまんべんなく広げること」と指導していた。
関係者は、「1羽でも感染すると、その建物内の鳥は全て処分することになる。大人数で行うことになる作業がスムーズにできるよう実習を進めていきたい」と話していた。
家畜保健所では、「飼われている鶏が感染している疑いがある場合は、すぐに連絡してほしい」と呼びかけている。 -
木工家たちの作品展「ウッド クラフト ジョイント イン 伊那」
県内外の木工家たちの作品展「ウッド クラフト ジョイント イン 伊那」が28日から、伊那市西春近のかんてんぱぱホールで開かれている。
作品展はもともと、伊那技術専門校で木工を学んだ卒業生が始めたもので、今回で5回目。
回を重ねる中で、伊那技術専門校の卒業生以外も参加するようになり、今年は県内外の17人がおよそ200点の作品を出展している。
テーブルセットや時計、食器など作品はさまざまだが、どの作品も作家が一つ一つ手作りしたもの。
また、天然の木から切り出した一枚板を使用した作品が多いのも特徴。
主催者は「職人が作った細かい手仕事を見て、木目の違いなどを楽しんでほしい」と話していた。
作品展は30日(日)まで。 -
伊那市カレンダー発売
伊那市は、市内の風景写真を載せた来年用のカレンダーを発売した。
カレンダーは市のPRに役立てようと、初めて作った。
ハガキサイズで、各月ごとの四季折々の写真と、その月の主な行事が掲載されている。
写真は、伊那市が撮りためたもので、鳩吹公園やしんわの丘ローズガーデン、小沢の芝桜などがある。
初版は50部で、みはらしの湯やさくらホテルなど市内6カ所の施設で、1部500円で販売している。
伊那市では、「市民はもちろん、伊那市を訪れた人にも活用してもらいたい。好評であれば増刷していきたい」と話している。 -
五平餅とそばを楽しむ会
伊那市富県南福地で23日、五平餅とそばを楽しむ会が開かれた。
南福地公民館には地区住民が集まり、五平餅などを味わった。
五平餅は地元の米、みそを使って皆で作った。
地元で作った炭を使い、香ばしそうに焼けていた。
子供達は、仲良く並んで五平餅をほおばっていた。
この会は、地元の社会福祉協議会が主催して6年前から毎年開いている。
今年は、地区の高齢者クラブたかずや会がそば打ちを指導し、打ち立てのそばも楽しんだという。
子供達は、「自分達でつくった五平餅もそばもおいしかった」と話していた。 -
伊那部宿文化祭売上の一部を寄付
伊那市西町の伊那部常会は26日、文化祭で行ったバザーの売上金の一部を伊那市に寄付した。
伊那部の総代を務める原壮内さんと、伊那部宿を考える会会長で文化祭実行委員会副会長の田中三郎さんが伊那市役所を訪れ、小坂樫男市長にバザーの売上の一部2万円を手渡した。
文化祭は今月9日、伊那部集会所を会場に行われ、地域の住民が日用品や野菜を持ち寄りバザーをした。
伊那部では、売上の一部を伊那市に使ってもらおうと毎年寄付を行っていて、今年で18年目になる。
原さんは、「伊那市の福祉のために有効に使って頂きたい」と話していた。 -
クリスマスケーキづくり楽しむ
クリスマスのデコレーションケーキを作るスイーツ講座が27日、伊那市の女性プラザで開かれた。
スイーツ講座は毎年恒例で、この日は20人がケーキ作りを楽しんだ。
指導したのは、伊那市山寺のフランセ板屋の福澤豊さんら3人。
一人一つずつ用意されたココアの丸いスポンジにチョコレートクリームで飾り付けをした。
泡立てて、チョコレートを混ぜたクリームをスポンジに塗り、イチゴを並べ、さらにクリームを塗る。
福澤さんが、鮮やかな手付きでクリームを塗る手本を見せると、参加者は感心していた。
仕上げはクリームを絞り出したり、イチゴやサンタクロースなどで飾る。
参加者は、それぞれ工夫してケーキを仕上げていた。
ある参加者は、「クリームのきれいな塗り方がわかってよかった」と喜んでいた。 -
さくらの里が高遠小に感謝状
伊那市高遠町の特別養護老人ホームさくらの里は27日、7月に寄贈された車イスのお礼にと、高遠小学校に感謝状を贈った。
高遠小学校の保健委員会のメンバーが、さくらの里を訪れ、伊藤順一所長から感謝状を受け取った。
高遠小学校は、児童会の呼びかけで保健委員会が中心となってアルミ缶などを集め、7月に車イス2台を贈った。
車イスは大変役に立っているということで、今回、感謝状が贈られることになった。
伊藤所長は、「よい贈り物をありがとう。大切に使っています。お年よりも喜ぶので、また遊びにきてください」と話していた。
子どもたちは歌を披露して、お年寄りと交流していた。
歌を披露したあとは、子ども達が車イスを押して、部屋までお年寄りを送っていた。 -
アマランサス調理講習会
保育園の給食に活用してもらおうとアマランサス調理講習会が27日、伊那市のいなっせで開かれた。
伊那地域アマランサス研究会が開いたもので、市内の保育園の栄養士や調理師が参加し、アマランサス入りの野菜コロッケとカップケーキを作った。
研究会は今年、食育に役立ててもらおうと市内の保育園にアマランサスの苗をプレゼントした。
今回は、調理方法を覚えて保育園で味わう機会を作ってほしいと、講習会を計画した。
講師を務めたのは、大阪府の常磐会短期大学准教授の川西正子さん。
川西さんは、「子どもたちが自分で育てたものを食べられることがとてもいい」と話し、子どもたちが好きで食べやすいメニューを紹介した。
コロッケは、加熱したアマランサスをジャガイモなどの具と一緒に混ぜ、衣にもパン粉にポップしたものを加えている。
カップケーキは、ポップと葉を生地の中に入れた。
調理師たちはレシピを見ながら手際よく調理し、できたてを試食すると、「アマランサスのつぶつぶが残って触感がおもしろい」「しっかり主張があっておいしい」と好評だった。 -
伊那緑ヶ丘幼稚園で文化祭
伊那市山寺区の伊那緑ヶ丘幼稚園の文化祭が23日、開かれた。
文化祭は52回を数える伝統行事で、園内はPTAの出店などでにぎわっていた。
文化祭では、毎年テーマを決めて展示を行っていて、今年は「世界ふしぎ発見」をテーマに作品展が開かれた。
年長児は、海の中をイメージして作品を作った。
引っ張ると動くクラゲや、中を通り抜けられる秘密の通路などがあり、展示物で遊べる仕組みになっていた。
年中児は、恐竜をテーマに作品を作った。
大きな恐竜のはりぼてもあり、子ども達が背中に乗って楽しんでいた。
運動会が終わった10月から制作を始めたということで、園児らの力作が並んでいた。 -
木曽屋の「絵島八割蕎麦」が農林水産省総合食料局長賞
信州そば品評会信州そばの品評会で、伊那市高遠町の木曽屋の「絵島八割蕎麦」が農林水産省総合食料局長賞を受賞した。 26日、品評会の表彰式が長野市で行われた。
この品評会は、信州そばの品質向上を目的に毎年行われている。
木曽屋の「絵島八割蕎麦」は、そば粉配合率70%以上の乾そばの部で、出品40点の中から選ばれた。
今回の農林水産省総合食料局長賞は2年連続の受賞。
熊谷和寛社長は、「生産者、製粉業者、加工業者の3者の連携がうまくできた。さらにいいものを作っていきたい」と話していた。 -
ミツロウで来年の干支「牛」の置物
伊那市で養蜂園を営む小松実治さんは、ミツロウを使って来年の干支、牛の置物を作っている。
小松さんの作業所にはいろいろな形をした来年の干支「牛」の置物が並んでいる。
干支の置物作りは今年で14年目。今年は5種類の牛の置物を制作している。
ミツロウの置物はミツバチの巣を溶かして作る。溶かしたものにクレヨンを入れ、色を付けたあとシリコンで出来た型に流し込む。そして2時間半から3時間で完成する。
小松さんは養蜂園で使う蜂の巣箱の組み立てを伊那市の障害者社会就労支援センター「ゆめわーく」などに依頼している。
この置物はそのお礼にと、この時期に施設の利用者にプレゼントしていて、今年は350個ほどを作る予定。
ミツロウの置物作りは、来月10日頃まで行なわれるという。 -
新山ミズバショウ群生地とトンボの楽園整備
伊那市新山の山野草等保護育成会は23日、地区のザゼンソウ群生地とトンボの楽園の整備をした。
新山には、ミズバショウやザゼンソウの群生地がある。
今回、伊那市の地域づくり活動支援金から17万円の補助を受け、群生地までの道120メートルと、橋を整備した。
23日は、山野草等保護育成会のメンバーが、木を削り、橋を渡す作業をした。
これにより、小川の向こう岸のザゼンソウも観察できるようになる。
また、ハッチョウトンボなど貴重なトンボが数多く生息しているトンボの楽園の整備もした。
ハッチョウトンボは、30センチほどの背丈の短い植物を好むということだが、楽園ではアシなど長い植物が繁殖し始めていて、会では年2回、草刈作業を行っている。
また、去年に引き続き今年もモミジを植樹した。
今回は、30本のモミジを植え、春に植えたオオヤマザクラ、秋には紅葉と、シーズンを通して楽しめるようにする計画。
保護育成会会長の中山智さんは、「ハッチョウトンボが生息する環境、ザゼンソウの自生する環境を、次の世代につなげることが原点。その上で、市民が憩える場所にしていきたい」と話していた。 -
田畑区民祭 チェーンソーアートも
南箕輪村田畑の区民祭が23日、公民館で行われ、宮下秀志さんがチェーンソーアートのデモンストレーションをした。
区民祭では、豚の丸焼きがふるまわれたほか、さまざまなブースが設けられ多くの人で賑わった。
今年は初めて、区民の宮下秀志さんが、チェーンソーアートを披露した。
宮下さんは、器用にチェーンソーを操り、丸太からふくろうを削りだしていた。
宮下さんは、耳が聞こえない。3年前にチェーンソーアートの競技を目の当たりにし、その迫力に圧倒され、2年前、自身もその競技の道に入っていった。
各地で開催される大会に参加していて、全国的にも活躍している。
「チェーンソーアートに出会って、人生が変わった」という宮下さん。「このアートは、スポーツの芸術だ」と話す。
宮下さんが作品を彫り上げると会場から拍手が起きていた。
デモンストレーションは2回行われ、作品は田畑公民館に寄贈された。 -
豪農屋敷「箕澤屋」で邦楽演奏
箕輪町沢に残る江戸時代の豪農屋敷「箕澤屋」の公開にあわせ、琴や三弦、尺八の演奏が行われた。
箕澤屋は、江戸時代に酒造りで栄えた小原家が住んでいた屋敷で、江戸時代の貴重な資料が保管されている。
信州箕澤屋の会が屋敷を管理していて、今回3年ぶり5回目の公開を行った。
公開にあわせ琴・三弦・尺八の会が演奏を披露した。
演奏したのは筝曲「黒髪」など4曲で、屋敷の雰囲気に合うよう江戸時代の曲を選んだ。
幕末に活躍した武士、勝海舟が書いたとされる掛け軸の前で厳かに演奏が行われ、訪れた人達が聞き入っていた。
また、会場には日露戦争で使われた軍服や生活用品など貴重な資料が展示され訪れた人が見学していた。 -
箕輪ブライトプロジェクトが光のドーム製作
箕輪町商工会に加盟する企業などでつくる箕輪ブライトプロジェクトは23日、光のドームの組み立てを行った。
メンバーは去年、徳島県阿南市を訪れた。阿南市では、発光ダイオード・LEDを使ったさまざまなイベントなどを行っていて、光の町としてPRしている。
ブライトプロジェクトのメンバーが現地を訪れた際、阿南市にある光のドームを見て、箕輪町にも作りたい竏窒ニ考えるようになったという。
この日、組み立てが完了し、12月初旬に電飾を設置。12月19日に完成する予定。
メンバーは、「箕輪町も光の町となるよう、ドームを名物にしていきたい。光を通して、若者が集う活気ある街づくりをするのが夢」と話していた。
なお、ドームは太陽発電など自然エネルギーで運用する予定。 -
年末ジャンボ宝くじ発売
1等・前後賞合わせて3億円の年末ジャンボ宝くじの販売が、25日から始まった。
ジャスコ箕輪店にある宝くじ売り場では、販売開始とともに次々に人が訪れ、宝くじを購入していた。
今年の年末ジャンボ宝くじは、1等2億円が70本、2等1億円が140本。また、ジャンボ宝くじ発売30周年を記念した賞が100万円で7千本用意されている。
ジャスコ箕輪店にあるこの売り場では、3年前の年末ジャンボで1等が出ていて、それ以来買いに来る人が増えているという。
岡谷市から買いに来たという男性は、「30年くらい前に一千万円当てたことがある。今度当たったら、孫に分けてあげたい」と話していた。
年末ジャンボ宝くじの販売は来月19日(金)まで。抽選は大晦日に行われる。 -
美篶保育園で棟上を祝う会
伊那市の美篶中央保育園と美篶東部保育園の統合に伴い現在、建設が進められている新しい保育園で25日、棟上を祝う会が行なわれた。
新しい保育園は、旧農協倉庫と旧美篶支所の跡地を使って建設が進められている。
この日は、中央保育園と東部保育園の園児や地域住民などが参加して建物の無事・完成を願う棟上を祝う会が行なわれた。
祝う会では、建物の屋根から建設業者や市の職員が餅やお菓子をまいた。
園児達は、歓声を上げながらお菓子などを両手いっぱいに拾っていた。
現在建設が進んでいる新しい保育園の広さは1364平方メートル。定員は150人で年少、年中、年長それぞれ2クラス編成。
伊那市内の保育園では3番目に大きい施設となる。
新しい保育園は、ペレットボイラーを使って全館の給湯・暖房・未満児施設の床暖房を完備しているのが特徴。
事業費はおよそ4億円で、来年2月末に完成を予定している。
また来年度新しい保育園の隣に、現在ある中央保育園を取り壊し、園児とお年寄りが交流出来る施設を建設する計画。
東部保育園の後利用については、現在検討が進められている。 -
クリスマスお菓子づくり
クリスマスまであと1カ月。伊那市のいなっせでは25日、クリスマスのお菓子を作る教室が開かれた。
教室では、小さなシュークリームを積み重ねたツリーを作った。
これは、伊那市でスポーツの講座を開いている伊那市総合型地域スポーツクラブが、会員向けのプレゼント企画として行った。
講師は、南箕輪村に住むお菓子研究家の新久代さん。
参加者は、シュー生地と中に入れるカボチャ豆乳クリームを作った。
シュークリーム作りは初めてという人も多く、焼きあがった生地はあまり膨らんでいなかったが、おいしくできているということで、参加者は中にクリームを詰めてツリーのように重ねて飾った。
ある参加者は、「上手に膨らまず悔しい。でも、味はよかったので、リベンジしたいです」と話していた。 -
さくらホテルでカニバイキング
3980円でカニ食べ放題のバイキングが23日から、伊那市高遠町の高遠さくらホテルで始まる。
19日夜、そのカニバイキングの試食会が開かれ、ホテルを運営する伊那市観光株式会社社長の小坂樫男伊那市長やホテル従業員が料理を味わった。
カニバイキングは、一年間の感謝を込めて安い値段で豪華料理を楽しんでもらおうと毎年行われているもので、今年で3回目になる。
メーンのカニは、北海道やロシアで採れたもので、塩ゆでのみの調理で、カニのそのままの味を楽しむことができる。
カニバイキングは23日から12月7日まで。料金は1人3980円、プラス6300円で宿泊と朝食を付けることができる。
丸山拓料理長は、「市外から来る人が多いが、ぜひ地元の人たちにも味わってもらいたい」と話している。 -
JA上伊那西箕輪支所で支所祭
JA上伊那西箕輪支所で22日、支所祭があり、様々な催しが訪れた多くの人を楽しませた。
地区の営農組合によるブースは、地域で収穫した野菜や果物、手作りのコンニャクなどを販売。大萱地区のテントでは、収穫したばかりのリンゴが人気で、昼前には用意した、250キロが完売した。
また、支所内に設けた展示スペースには、女性組合員や家族でつくる生活班が、手工芸品などを展示。環境について考えようと新聞を利用したエコバックを作る体験コーナーも設けた。
会場では西箕輪中学校の3年生が、総合学習で学んできた太鼓を披露。祭りムードを盛り上げていた。
支所祭は23日も開かれる。 -
みはらしファームで野沢菜、羽広カブの収穫体験
季節の野菜、野沢菜と羽広カブの収穫を体験できるイベントが22日から、伊那市西箕輪の農業公園「みはらしファーム」で開かれている。
初日の今日は、畑いっぱいに広がった野沢菜や羽広カブを収穫しようと朝早くから多くの人が訪れてた。
畑を管理する羽広菜生産加工組合によると、今年は天気が良く、早い時期からある程度の冷え込みもあったため、出来はまずまずだという。
収穫した野沢菜は1キロ50円、羽広カブは1キロ100円。
訪れた人は「食べることはあっても収穫することはないので、良い体験ができた。」と話していた。
体験イベントは23日も開かれる。 -
殿島城址について学ぶ講演会
伊那市東春近に残る歴史を学ぶ講演会が22日、春近ふれ愛館であった。地区住民などおよそ50人が、伊那市文化財審議委員の久保村覚人さんの講演に耳を傾けた。
講演会は、地域にある歴史文化を多くの人に知ってもらおうと、東春近公民館が開いたもの。
久保村さんは東春近の殿島城址で発見された石碑から、殿島城以外にも繁野城と呼ばれる城が存在したのではないかと推測。「ここを弓矢の名手として知られる木曽義仲の義理の兄弟が治めていたのではないか」語った。
また「地域に残る貴重な歴史を多くの人に知ってもらいたい。」と話した。 -
信州大学の混声合唱団がみはらしの湯でミニコンサート
信州大学の混声合唱団が22日、伊那市西箕輪の日帰り温泉施設みはらしの湯でミニコンサートを開いた。入浴客などが集まり、合唱団の歌声に耳を傾けた。
ミニコンサートは、来月の6日、7日に松本市と長野市で開かれる、信大混声合唱団の演奏会のPRとして開かれたもので、この日は合唱団のうち、南箕輪キャンパスと松本キャンパスの学生およそ30人が歌声を披露した。
学生らは全9曲を歌い、最後にアンコール曲の「ふるさと」を訪れた人たちと一緒に歌った。
合唱団代表の岡田大樹さんは「多くの人たちに聞いてもらえて良かった。演奏会にも来てもらえたら嬉しい。」と話していた。
信州大学混声合唱団の演奏会は、来月6日に松本市の松本文化会館で、7日に長野市の長野県民文化会館で開かれる。 -
伊那市の奥村憲さんが作品展
サークルなどで絵の指導をしている伊那市在住の奥村憲さんの作品展が21日から、伊那市のアートギャラリーミヤマで開かれている。
会場には油絵を中心に、およそ40点が並んでいる。
奥村さんは、子どもの頃から絵が好きで、いい先生に恵まれたこともあり、サラリーマン時代も休まず絵を描き続け44年になる。
風景画が多く、心に響く場所を見つけると、そこの臨場感を描くため、現場で8割を仕上げるという。
奥村さんは油絵が主体だが、そのかたわらクレヨンやクレパスを使った作品づくりもしている。
奥村さんは、「自然の美しさを自分の感覚でかたちに残しておけるのが絵の魅力。その絵を見てもらうことも楽しみの一つで、そこから次の作品のヒントも生まれます」と話していた。
奥村憲さんの作品展は25日まで。 -
青野恭典写真展
北アルプスの写真展示始まる伊那市西春近のかんてんぱぱホール常設の青野恭典フォトアートギャラリーで、冬山シーズンに合わせ北アルプスの写真展示が21日から始まった。
ギャラリーには、冬を中心に北アルプスの四季を撮影した50点が並んでいる。
作品は、ここ10年間で撮り貯めたもので、北アルプスのさまざまな表情が写しだされている。
青野さんは、「北アルプスには、厳しさや雄大さなどさまざまな要素がある」と話している。
青野恭典写真展「森羅万象の大地 北アルプス」は、来年3月22日までかんてんぱぱホールで開かれている。 -
クリスマスツリー点灯
クリスマスまであと1カ月。いなっせ横、多目的広場のクリスマスツリーに20日、明かりが灯された。
午後5時から点灯式が行われ、会場は多くの人で賑わった。
伊那小学校の合唱団がクリスマスソングを歌い終えると、合唱団の代表の児童と、いなっせ管理組合の松沢一男理事長の手によってスイッチが押され、イルミネーションが灯った。
このツリーは1月中旬頃まで点灯されることになっている。 -
動物などの木工作品紹介
石井紀男さん高遠美術館で伊那市高遠町在住の石井紀男さんの木工作品展「森の美術館」が19日から、信州高遠美術館で開かれている。
会場には動物や昆虫などをモチーフとした作品およそ45点が展示されている。
石井さんは10年前に伊那市に移り住み、伊那技術専門校で木工技術を学んだ。
その後、さまざまな木を使ったオブジェを制作してきたが、作品を多くの人に見てもらおうと今回初めて個展を開いた。
作品の一つ「フクちゃん」は、フクロウをモチーフとしていて、お腹の部分が時計になっている。
ブナ、ウォールナットなど6種類の木を使用して、木の質感を生かした。
また、動く作品が多いのも特徴。
石井さんは「小さい子供たちに見てもらい、平面ではない、立体の面白さを感じてもらいたい」と話していた。
作品展は12月21日(日)まで。 -
貸出本123万4567冊達成記念
高遠町図書館は19日、これまでに貸し出した本の総数が123万4567冊に達した記念イベントを開いた。
この日、ちょうど123万4567冊目となる本を借りたのは、友人とともに図書館を訪れていた高遠小学校の5年生、伊東ゆいさん。伊東さんは「びっくりしたけど嬉しい」と話していた。
開館22年目を迎える高遠町図書館では、これまでも貸し出し総数が100万冊に達した時などに、記念イベントをしてきた。
また、この日は伊東さんと、その前後に本を借りた2人に、花のポットなどが贈られた。
北山ひろみ館長は「ぜひこれからも、図書館を利用してください」と話した。
高遠町図書館では、利用者一人当たりが借りる本の数が多く、去年の一人当たり平均は8.4冊となっている。
これは、県内の図書館およそ100カ所の中でも、9番目に多いという。 -
「振り込め詐欺」テーマに意見交換
伊那警察署協議会伊那警察署と地域住民が地域の安全などの問題について意見を交わす協議会が20日、開かれた。地域住民や各種団体から15人の委員が参加し、伊那署の署員と意見交換した。
この協議会は、年に4回開かれていて、そのテーマは交通安全や犯罪防止などさまざま。20日は、「振り込め詐欺」をテーマに話し合われた。
伊那署管内では、今年10月末現在で9件の振り込め詐欺が発生、被害額は800万円。内訳は、オレオレ詐欺が2件、還付金の詐欺が3件、融資保証詐欺が3件、新手のカード詐欺が2件だった。
協議会では、振り込め詐欺の対策として家族間で緊急時の合言葉を決めておくことが有効なことや、振り込め詐欺防止のためのチェック表を活用することなどが挙げられた。
また先日、新手のカード詐欺犯の逮捕につながったのは住民からの情報提供によるところが大きい竏窒ニして、振り込め詐欺と疑わしい電話がかかってきたときにはささいな事でも警察に通報すること、伊那署からも新手の手口などの情報発信が重要であることが確認されていた。