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箕輪町八乙女地区に子育て学級発足へ
箕輪町八乙女地区に4月、子育て学級が発足する。現在、町内15地区のうち13地区に12組の子育て学級があり、八乙女の発足で活動は14地区に広がる。
八乙女地区の3組の親子が、他地区の子育て学級に参加していたことで知り合い、地元地区で学級を立ち上げようと、地区内で小さい子どもがいそうな家を探し歩いて仲間を集めた。このほど、地区内の北西部多目的センターで立ち上げ準備会を開き、5組の親子が集まった。
町子どもセンターの職員が、他地区の子育て学級の活動や、学級で利用できる出前講座、講師バンクなどを紹介した。
母親らは、4月から毎月第2・4土曜日の午前10時から11時半まで、北西部多目的センターで活動することを決め、正副会長、会計も選出した。学級は8組で始める予定で、3月22日にプレ学級を開き、学級の名称や今後の活動内容などを決める。
今後、子どもたちは保育園、小・中学校と一緒になるため、「早いうちに知り合ったほうがいい」と、夫の参加も歓迎することとした。
準備会には八乙女分館の分館長も出席し、「分館の運営費の中から子育て学級の活動を補助していく。地区行事で出来ることがあれば一緒にやりたい」と話した。 -
「交通事故死ゼロを目指す日」 全国一斉展開
交通安全に対する意識を高めるための国民運動「交通事故死ゼロを目指す日」の初めての活動が20日、全国一斉にあった。上伊那地域では警察署と交通安全協会などが協力し、大型道路沿いで人波作戦などを展開した。
南箕輪村では伊那署員や村安協ら約10人が参加。緑、黄色の布地に「夕暮れ時は早めのライト点灯」「シートベルト着用」などと書かれたのぼり旗約20本を田畑の村道両側に設置し、ドライバーに交通安全を呼びかけた。
「交通事故死ゼロ竏秩vは、1968(昭和43)年以降、毎日、交通死亡事故が発生している状況が続いているため、内閣府が決定した運動。活動を通じ、近年の交通事故死傷者数の減少傾向を確実なものにする狙いがある。本年は4月10日も実施。
上伊那各市町村の交通死亡事故ゼロ継続日数(19日現在)は、伊那市66日、駒ヶ根市264日、辰野町61日、箕輪町524日、飯島町3日、南箕輪村430日、中川村509日、宮田村194日。
##(写真たて・よこ)
南箕輪村田畑の村道で人波作戦を行う関係者 -
駒ケ根市社協救命講習
駒ケ根市社会福祉協議会は19日夜、登録ヘルパーと市社協職員を対象にした普通救命講習を駒ケ根市のふれあいセンターで開いた。約60人が参加し、人工呼吸、心臓マッサージなどの心配蘇生(そせい)法や、AED(自動体外式除細動器)を使った救命処置の方法を学んだ。
参加者は伊南行政組合北消防署の救急隊員の講義で基本的な知識を学ぶと6つのグループに分かれ、それぞれ隊員らに指導を受けながら人形を使った実技に臨んだ=写真。福祉施設などに勤務している人も多く、参加者はみな真剣な表情。人工呼吸では「吹き込み方や強さの加減が難しいね」などと話し合いながら、何度も練習を繰り返していた。 -
駒ケ根市性教育手引書配布へ
駒ケ根市の小中学校、幼稚園、保育園の教職員や市教育委員会でつくる駒ケ根市性教育プロジェクト会議(杉田純治座長)は、3月末の完成に向けて編集作業を進めている家庭向け性教育手引書『すこやかに』を小中学生のいる市内の全家庭に配布する。19日夜に開いた会議でタイトルなどを決めたほか、今後の方針について確認した=写真。
手引書は家庭で行う性教育などについて分かりやすく解説するもの。B5版92ページで多色カラー印刷。イラストも約100カット使用するなど、読みやすいよう工夫している。伊那保健所長や県看護大教授が監修した。
3300冊印刷し、4月以降、小中学生のいる家庭のほか、学校や幼稚園、保育園などにも配布する予定。
手引書制作事業は県の元気づくり支援金200万円の補助を受けている。 -
こころの健康づくり講演会
伊那市は17日、こころの健康づくり講演会を伊那公民館で開いた。「アディクションを持つ人への理解と関わり」をテーマに、福井県立大学准教授の西川京子さんが話し、約200人が依存症について学んだ。
アディクションには、物質(アルコール、薬物)、行動(ギャンブル、買い物、窃盗、放火など)、関係(共依存、虐待、DVなど)の3種類あることを紹介し、アディクションによる社会生活上の問題として健康状態、経済、労働、犯罪移行、家族の問題を挙げた。
病気になった人と家族、あるいは関わる人との間に生まれる特徴的な人間関係「アディクション問題維持システム」も説明。家族らがアディクションを止めさせようと干渉し、世話をやき、コントロールするが本人は止められず、結果として問題が起きれば家族が尻拭いし本人を攻める。攻められたことで本人はまた繰り返すという悪循環が起きることを話した。
回復のために専門家に相談し、責任は本人が取るしかなく、周囲は温かい関心を持ちつつ一定の距離をとって大人同士として対等な関係を作ることをアドバイス。本人が止める決心をし取り組むことが必要で、そのためにアディクションによって起きている現実に直面すること、周囲は止めるための方法として知識や情報を伝えると同時に皆でサポートする愛情が大事なことも強調した。 -
みのわ祭り検討委員会
08みのわ祭りの提言まとまる箕輪町の「みのわ祭り」について協議してきたみのわ祭り検討委員会(唐沢修一委員長)は18日夜、第5回会議を町役場で開き、08年みのわ祭りについての提言をまとめた。28日の07みのわ祭り正副会長会に提言書を提出する。
検討委員会は、各種団体の代表や中学生を含む公募委員ら32人で構成し、昨年11月から協議してきた。
提言は6項目。各項目を現状、提言、提言理由、期待される効果、想定される将来像で構成している。
今回提言がまとまったことで、委員会は終了した。
提言は次の通り。
▽会場=当面の間、国道153号線バイパス(十沢交差点縲恂・輪町交番入口交差点)▽日程=例年通り7月最終週の土曜日。08年は7月26日▽運営方法(主体)=実行委員会を行政、民間の半々で構成し会長は民間とする。現在会長の町長は顧問として祭りに参加し、運営は会長がする▽区の協力=祭り参加は区の自主性にゆだね町から参加を主導(強制)しない。メーン会場は子どもが楽しめる広場や露店商を設置し、区のテント設置の場合は別の場所に集約して設置▽イベント=各イベントに参加したい人を集めスケジュールを決定。メーン会場以外にも会場を作り複数イベントを複数会場で並行して行う。外部からのイベント招致は基本的に行わないが、交流の一環として町と協力・協定関係にある市区町村や団体の参加申し出は協議により対応▽納涼花火大会の協賛金のあり方=08みのわ祭り実行委員会で検討▽その他=参加者のための休憩テント設置、祭りに協力を依頼する企業や近隣住民への事前相談の徹底 -
駒工に木彫りの校歌パネル寄贈
駒ケ根工業高校(本間秀明校長)に通う二男の秀巳さん(18)がこの3月に卒業するのを機に、3年間学校に世話になったお礼に竏窒ニ酒井建築所代表の酒井一さん(56)=伊那市西春近=は19日、木彫りの文字で作った校歌パネルを同校に寄贈した=写真。
パネルは横180センチ、縦90センチで、一文字は縦横約5センチ、厚さ約3センチ。文字の材質はイチイ、キハダ、ケヤキなどで、パネルはスギ材。製作は元の字をカーボン紙で木材に転写し、帯のこ盤や糸この盤を使って1文字ずつ丁寧に加工。全体のバランスを見ながら接着剤でパネルに貼り付けた。仕事の合間に作業を重ね、約2週間かかって仕上げたという。
本間校長は「大変素晴らしい見事な物。来客や生徒の目に触れる所に掲示したい」と感謝を述べた。
酒井さんが木製文字の製作を手掛けるようになったのは約25年前。高級材が使われる床柱や大黒柱の加工の際に出た端材をただ捨ててはもったいない竏窒ニ考え、その木材で表札を作って知り合いにプレゼントしたところ喜ばれたのがきっかけという。 -
卒園式着用の繭コサージュを親子で手作り
約1カ月後に迫った卒園式に繭を使った手作りのコサージュを着用しようと駒ケ根市の飯坂保育園(北原ヒロ子園長)の年長園児と保護者らは19日、同保育園でコサージュ作りに取り組んだ。
コサージュは繭を使ってチューリップを表現したもので、長さ約5センチ。園児と保護者は駒ケ根シルクミュージアムの学芸員らの指導を受けながら、ピンクやオレンジに着色した繭をはさみで切ったり、ボンドで接着したりした。「花びらが小さくて難しいね」などと話しながら、親子で楽しく作業に当たった=写真。
卒園式用のコサージュ製作はシルクミュージアムが今年初めて発案、企画した。学芸員の宮崎久美さんは「コサージュ製作を通じて、昔駒ケ根で養蚕が盛んだったことを知ってもらえたらうれしい。できれば来年以降も続けていきたい」と話している。
市内の中沢小、赤穂南幼稚園もそれぞれ製作する予定。 -
伊那市女性団体連絡協議会が古布、未使用タオルを伊那市社協へ寄贈
伊那市女性団体連絡協議会(11団体約3千人、有賀喜志子会長)は18日、会員らから集めた古布160キロとタオル450枚を伊那市社会福祉協議会へ寄贈した=写真。
ボランティア活動事業の一環として毎年取り組んでいるもので、今年度も4月から会員らに呼びかけてタオルや古布を収集した結果、タオルは昨年度と同数、古布は約30キロ多く集まった。
午前中は各団体の代表者が集まった古布やタオルを持ち寄って仕分け。それを福祉まちづくりセンターへ届けた。
市社協の御子柴龍一会長は「家に眠っている古布を提供していただき、感謝している。大勢の人が出入りするので有難い」と感謝の言葉を述べた。
また、有賀会長は「どういう風に使って下さってもいいので、役立てていただければ」と話していた。
集めたタオルや古布は市社協が管理するデイサービスセンターなどで利用されるほか、希望があればほかの福祉施設にも提供する。 -
はた織り体験会
箕輪町郷土博物館は17日、「はた織り体験会」を開いた。複製のはた織り機で布を織り、ひな人形を作った。
はた織りを通じて郷土の身近な伝統技術に親しむ機会にしようと計画。参加者は中学生から一般までの14人で、男性も訪れた。
昨年も開いた体験会だが、今年は織りを重点にし、内裏びな用に2枚の布を織った。
縦糸は木綿糸で準備してあり、横糸に好きな色の毛糸を使う。布の大きさは縦12センチ、横10センチで、途中に短く切った毛糸を入れて模様にする。
参加者は、博物館の職員に教わりながら、パタン、パタンと心地よい音を立てて織り上げ、出来上がった布を着物にして内裏びなを作っていた。
はた織り初体験という女性は、「3月になるのでおひな様を作ってみようかなと思って参加した。はた織りはちょっとドキドキだけど、順々に出来てくるのが楽しい。手順を覚えれば簡単」と話して楽しんでいた。 -
飯島町お手玉遊び大会
伊那谷お手玉の会(亀山福治会長)は17日、第4回飯島町町民お手玉遊び大会を町文化館で開いた。子どもからお年寄りまで町民約70人が参加し、和気あいあいで日ごろの練習の成果を披露し合った=写真。
競技は小学生の部、中学生以上の部に分かれ、それぞれ片手2個ゆり、ジャグリングなどの回数を競った。同会が基準を定める級位の認定審査も行われ、参加者は上の級を目指して挑戦していた。
競技の上位は次の皆さん。
◇小学生の部▼両手2個ゆり(1)清水夏美(2)宮下友哉(3)佐々木開人▼片手2個ゆり(1)宮下友哉(2)清水夏美(3)蟹沢萌加▼ジャグリング(1)蟹沢萌加(2)堀越かなえ(3)滝沢岬希
◇中学生以上一般の部▼片手2個ゆり(1)北原朱里(2)矢田節子(3)渋谷昌生▼ジャグリング(1)縣浩、北原朱里(2)小町谷経子(3)渋谷昌生▼両手3個ゆり(1)宮脇やす子(2)塩沢きよみ(3)矢沢千穂子 -
農林漁家民宿おかあさん100選の一人に選ばれた 蔵の宿 みらい塾のおかみ
伊那市長谷黒河内
市ノ羽幸子さん(60)あっという間の11年だったけど、やっぱり農家民宿を始めて良かった。自分の人生をも変えてしまうような素敵な出会いもたくさんあった竏秩B
人里離れた長谷の山奥で、ひときわ元気の良い声が聞こえてきたら、農家民宿「みら塾」のおかみ、その人に違いない。宿泊場所はリフォームした築130年の蔵の中。また、囲炉裏(いろり)のある築100年以上の木造母屋は、食事をしたり、ゆったりとくつろいだりする場所として開放している。何より、いつも変わらない笑顔と心配りで訪れる人を迎え入れてくれるおかみに会うため、ここを訪れる客人も少なくない。
「私がしていることは幸せを感じる心を育てるお手伝い。“幸せ”ってそこら中にあるけど、今は気付かない人が多いから。そうやっていろんな人と出会う中で、私が元気にならせてもらっているの」と笑顔を見せる。
◇ ◇
畜産農家に生まれ、大家族の中で育ったこともあり、人と接することが好きだった。また、新しいことも大好き。そのため、農山村ならではの保守的な地域性があるこの地へ嫁いできた時は「新しいことの大嫌いな村へ新しいこと好きの嫁さんが来た」と言われた。
「7人兄弟の長男だっていうから、周りからは『そりゃ大変だぜ』って言われた。けど、一目会ってみて『この人なら大丈夫』って感じたの」と語る。
嫁いでからも、兼業農家の嫁として、さまざまなことに挑戦。しかし、出る杭は打たれるもの。
「それこそ何回打たれたか知れないけど、ある時『あなたは毎日何かやっているからこそ、いろいろ言われる。何もしない人のことは誰も何も言われない。もっとやればいい』って言ってくれる人がいて『ああ、自分が道さえ外れなければやりたいことをやればいいんだ』って吹っ切れたの」 -
小林哲さん 入野谷で水彩画展
伊那市美篶下川手の自営業小林哲さん(61)の初めての作品展「ふるさと水彩画」は3月31日まで、同市長谷市野瀬の「入野谷」1階フロントギャラリーで開いている。中央、南アルプスや三峰川などの地元の風景を情緒豊かに描いた力作12点を出品している=写真。
3年ほど前、体調を崩した小林さんは、「好きなソフトボールの代わりになれば」と水彩画を始め、写真に収めた風景を独学で描く。出来上がった作品を仕事場に飾っていたのを見た入野谷の関係者に頼まれ、初めて個展を開くことになった。
「三峰川より富県桜井」「春日街道より仙丈ケ岳」「高遠町片倉集落」など四季折々の景色を描いた作品は味わい深い。小林さんは「見慣れた風景も、あらためて絵に描いてみると新鮮に感じる」と、楽しみながら取り組んでいるという。
休館日は水曜日。 -
小沢晃一 油彩画展
辰野町下辰野の洋画家、小沢晃一さん(73)の油彩画展は19日まで、伊那市日影のベルシャイン伊那店2階文化ホールで開いている。伊那谷の風景をはじめ、ポルトガルやスペインの街並みなどを題材とした新作約70点を展示販売している。
昨年2月にスケッチ旅行で訪れたスペインでは、世界遺産に登録されているトレドやカセレスといった都市を描いた。小沢さんは「どこを見ても絵になる街並みばかり。制作意欲が刺激された」と話している。
このほか、三峰川や天竜川を題材とした「ダムと渓流」「橋と紅葉」など、生き生きとした力強いタッチで描いた作品を出品する。同ホールでは、2年ぶり4回目の個展。
午前10時縲恁゚後6時(最終日は午後4時まで)。 -
天竜川水系の渓流釣り解禁
上伊那地方の天竜川水系で16日、渓流釣りが一斉に解禁となった。県内外から釣り人が入渓し、今シーズンの初・スアタリ・スの感触を味わった。天竜川漁業協同組合によると、今年は河川上流部は雪深く、下流から中流部にいるアマゴが狙い目だという。
伊那市の小黒川に入った60代男性=箕輪町=は、午前5時半から約3時間で、体長20センチ前後のアマゴ10匹を釣り上げた。「まずまずの釣果だが、初日は数ではなく釣ったときの感触を楽しみたい。それがだいご味」と笑顔で話した。
天竜川漁協は2月上旬、上伊那の主要渓流数10河川にアマゴの成魚700キロを放流。3、5月は、イワナの成魚を放す計画だ。
遊漁料は、一日券千円、年間券6千円、中学生券300円、小学生以下無料。問い合わせは、漁協(TEL72・2445)へ。
今シーズンの初・スアタリ・スを楽しむ釣り人 -
旧井沢家住宅 雛祭り展はじまる
伊那市西町区の旧井沢家住宅(市有形文化財)を管理する「伊那部宿を考える会(田中三郎会長)」は16日から、同住宅で雛(ひな)祭り展を始めた。地元旧家などに伝わる明治縲恟コ和時代の貴重な雛人形約150体を展示した。3月3日まで。
昨年に続き3回目の取り組み。明治初期の押し雛12体などの珍しい雛人形のほか、5段、7段の飾り雛が古材の墨色が美しい会場を彩り、一足早い雛祭りの雰囲気を演出している。各年代ごと顔つきの違う人形が一度に並び、見ごたえのある展示になっている。
3月2、3日は甘酒の持て成しがある。入館料は一般200円、小中学生100円。休館日は火曜日。午前9時縲恁゚後4時。
雛人形を飾り付ける「伊那部宿を考える会」のメンバー -
繭でネズミのおひなさま作り
駒ケ根市東伊那の駒ケ根シルクミュージアムは16日、繭を使って今年のえとのネズミのおひなさまを作る講座を開いた。親子など12人が参加し、大きな耳が愛らしい男ひなと女ひなのペアを作った。
参加者は「部品が細かくて作るのが大変」と言いながら、カッターやはさみで繭を切って耳や衣を作り、接着剤でのり付けして形を整えた=写真。難しいところは時々指導者に手伝ってもらいながら、苦労を重ねて1時間ほどでようやく完成。「材料が繭だけあって、衣や冠の質感が絶妙」と作品の出来に満足そうな笑顔を浮かべていた。 -
伊那広域シルバー人材センターで21日まで会員互助会の作品展
伊那市西町にある伊那広域シルバー人材センター「伊那ワークプラザ」で21日まで、会員互助会(会員約700人、清水武茂会長)による第15回作品展示会が開かれている。会員120人が制作した絵画や写真、書や盆栽のほか、各種手工芸品など345点が、訪れた人の目を楽しませている=写真。
作品展は辰野町、箕輪町、南箕輪村、伊那市の4市町村の会員でつくる同会が毎年1回開催しているもので、サークル活動や個々の制作活動の中で趣味の一環として制作しているさまざまな作品を会員らから募り、展示することで、生きがいづくりなどにつなげている。今年は昨年より若干多くの作品が集まった。
会場には今人気の「布ぞうり」のほか、編物、紙人形などが並んでおり、ドラム缶で焼いた炭や手作りほうきなど、一部の作品は購入もできるようになっている。
会場を訪れた人たちは「この写真はどうやって撮っているのかね」「きれいだね」などと話しながら、作品を楽しんでいる。
入場無料。午前9時縲恁゚後4時。 -
子育て学級代表者会
07年度のまとめ箕輪町の各地区で活動する子育て学級の代表者会が15日、町文化センターであった。07年度まとめの会合で、活動内容や課題などをを報告し合った。
町内15地区のうち本年度は13地区に12組の子育て学級があり、1組が休会している。残り2地区のうち1地区は新年度発足に向け準備中で、もう1地区は地域内で検討している。
活動の主なものは、イチゴ狩りやブドウ狩り、公民館での室内遊び、リトミック、運動あそび、救急講習、講演会、地区の文化祭での作品展示など。
「年度途中から人が集まらなくなり、他地区と合同で活動し助かった」「夕食に何を作るかという話から初めてレシピ集を作った」「区の文化祭に初参加し、屋号と名前を紹介してステージで踊った」などの報告のほか、「人が減少し存続の危機だが、名前は残していく」という学級もあった。
会員集めの方法として、地区内放送や回覧の利用なども紹介した。
町子どもセンターでは、「人数の少ないところは合同開催も計画し、町中で子育てできれば」と話し、地域の分館との関わりを深めるため情報発信していくことや、活動で町の出前講座の利用なども提案した。 -
有線電話の通話機能廃止へ
エコーシティー駒ケ岳は駒ケ根市と飯島町の8500世帯が利用している有線電話の通話機能を廃止し、お知らせなどの音声告知サービスのみを継続することを決めた。15日開いた臨時株主総会で全会一致で承認された。
有線電話は開設から14年が経過して設備の老朽化が目立ってきたことから、同社は今後の方針を決めるに当たって昨年11月に加入者を対象にしたアンケート調査を実施。その結果、通話機能を残してほしいとする意見が20%前後、音声告知機能を残してほしいとする意見が約70%前後だったことから、更新する機器には通話機能のない機種を導入する方針を固めた。
加入者には4月から順次通知し、10月から更新工事を開始。工事完了は09年3月を見込んでいる。工事費は約2億円。設備の更新に当たり、加入者の費用負担はない。
総会では駒ケ根市長の交代などによる取締役の選任が行われ、社長に杉本幸治駒ケ根市長が新たに就任したほか、山下善広取締役、箕浦税夫監査役も承認された。 -
女団連ファミリー料理教室
伊那市女性団体連絡協議会(有賀喜志子会長)は14、15日、毎年恒例の「ファミリー料理教室」を伊那市駅前ビル「いなっせ」で開いた。同会員と市内の保育園の保護者など両日合わせて約100人が参加して、五目味付けごはんなど4品を作って試食した。
料理教室は米消費拡大事業の一環として10年以上続いている。
作った料理は、ゴボウやニンジン、油揚げ、鶏肉、シイタケ、エンドウなどを炊き込んだ「五目味付けごはん」、春巻きの皮を使った「りんごぱい」、タマネギやニンジンなどを混ぜ合わせた「こねつけだんご」、アサリや各種野菜を煮込んだ「野菜のあっさりスープ」の4品。
市の栄養士から事前に指導を受けた女団連の会員たちが各テーブルについて、参加者たちに料理を教えた。
参加者たちからは「春巻きの皮を使ったりんごぱいは簡単にできて助かる」「野菜や米がたくさん使われていて栄養がありそう」との声が聞かれた。
##写真(たてよこ) -
よりあい東春近会議 ウォーキングロード最終下見
伊那市東春近の住民有志が地域づくりのために集まる「よりあい東春近会議」は11日、県の支援金を受けて取り組む「東春近ウォーキングロード」設置に向け、総延長約15キロのコースの最終下見をした。
ウォーキングロードを設置し、コースを歩いた住民に地域の魅力を知ってもらう狙い。創設するコースは、河岸段丘の上・下道沿いにある史跡を巡る「山コース」各2本と、2つのアルプスを眺めながら三峰川から天竜川にかけた堤防沿いを楽しむ「川コース」各2本の計4本がある。
昨年2月にコースの設置を企画し、同6月にコースを初下見、本年秋からコースの最終決定に向けて話し合ってきた。この日は、メンバー6人がコースを回り、支援金で製作する、案内看板(県産カラマツ)の設置位置を確認した。
3月1日に案内看板作りを東春近公民館で実施。同中旬には看板をコース上に設置する。 -
【健康運動指導士 赤羽知道さん】
厚生労働省の外郭団体、財団法人「健康・体力づくり事業財団」が認定する健康運動指導士。医学、運動生理学の知識に基づいた安全で効果的な運動プログラムを作成、指導し、駒ケ根市民の健康づくりに尽力している。
子どものころからスポーツが大好き。小学生の時はスポーツ少年団のソフトボール団に、中学生の時は陸上部に所属した。走り高跳びでは伊南4市町村の大会で1年生の部優勝を果たすなど活躍。高校でも陸上部で三段跳びに打ち込んだが「練習方法が良くなかったのか、ひざや足首をよく故障した。1カ月ぐらい練習できないこともよくあり、どうすればけがを防ぐことができるのか真剣に考えました。テーピングやストレッチの本を買ってきて自分で勉強したりね。その経験が現在につながっています」。
卒業後、駒ケ根市職員に。当時、駒ケ根市は脳卒中による死亡率が県下17市中で1位だった。市は汚名を返上しようと、運動の重要性を市民に浸透させる取り組みに力を入れ始める。保健衛生課に異動になったのはちょうどそんな時期だった。スポーツや保健分野に詳しく、適任だとして健康運動指導士講習に派遣され、講習と試験を経て資格を取得。健康ウォーキングの定着を図るため、市が開く健康増進教室で講師を務めたのを皮切りに、機会あるごとにさまざまな場で健康運動を指導してきた。
5年前からは、ケーブルテレビ「エコーシティー駒ケ岳」の番組「貯筋体操講座」にもインストラクターとして出演。貯筋体操を指導する・ス貯筋じゃー・スとして知られている。番組は気軽にできて効果的な筋肉づくりを指導する内容で・ス借筋ダー・ス・スメタボリッカー・スなどの悪役キャラクターも登場して親しみやすい雰囲気。年に2本のペースで制作しているが「もっと多くのバリエーションを見たい」と市民に好評だ。
「最初のころは緊張のせいで表情も体の動きもぎこちなく、せりふも棒読み。今は慣れて台本なしでできるようになったし、楽しく見てもらおうと、アドリブでギャグを飛ばしたりする余裕もできました」
番組の運動のメニューは季節や年齢層などを念頭に置きながらすべて自分で考える。
「健康づくりのための運動というと、スクワット何セットとか腕立て伏せ何回とか、回数を指定してしまいがちだが、本当は個人のレベルに応じてやるもの。同じ回数でも人によってハード過ぎたり楽過ぎたりするので『少し疲れるくらい』『つらくなったらやめる』などの感覚的な言い方を心掛けるようにしています」
40歳を過ぎても若々しいバランスの取れた体型をうらやましがられるが「特別なトレーニングはしていない」という。
「昼休みにちょっと体操するとか、徒歩で通勤するとかいう程度。意気込んで運動不足を解消しようとすると気合、ハチマキ、筋肉痛竏窒ニいうくらいで、かえって運動の習慣が身につかない。日常生活の中でこまめに体を動かすことでカロリーは消費できるんです。それがメタボ解消の第一歩でもある。私はこれを・スずくササイズ・スと呼んでいます」
(白鳥文男) -
油絵サークル「芽の会」 伊那図書館で作品展
伊那市の伊那公民館油絵サークル「芽の会」の作品展は23日まで、市立伊那図書館1階広域情報コーナーで開いている。会員7人が一人2、3点の計19点を出品。風景や人物、花など、それぞれが自由な画風で描いた個性豊かな近作に注目が集まっている。
風景画は地元の経ヶ岳をはじめ、八ヶ岳や常念岳などの山や、伊那市内の街並みを描いた油絵を出品。このほか、スケッチ旅行で訪れたという神奈川県南東部の三浦半島を題材とした作品などがある。
代表の西村元一さん(81)=伊那市西箕輪=は「それぞれが自分の描きたい絵を描いている。一人ひとり違う、自分の個性を重んじていて、見所が多い作品展になっている」と来場を呼びかけている。
芽の会は、伊那公民館を活動拠点とし、月2回の例会を開く。会員は伊那市、南箕輪村の50縲・0代の8人。作品展は年に一度あり16回目。
入場無料。午前10時縲恁゚後7時。
会員それぞれの個性が詰まった油絵サークル「芽の会」作品展(伊那市立伊那図書館) -
子育てサポーターが、子育て支援センターで手作りおもちゃ講座を実施
地域の人たちに子育て中の母親らを支援してもらう伊那市の試み「子育てサポーター」による子育て講座が13日、富県子育て支援センターであった。子育てサポーターの一人で地域の子どもたちを対象とした自然体験学習などを展開している丸山宏一さん(64)=伊那市高遠町=が、木のプレートを使ったペンダント作りを紹介。集まった母子らは思い思いの絵をプレートに描き、オリジナルのペンダント作りを楽しんだ。
核家族化、近所付き合いが希薄化する中、子育て中の母親が孤立化し、不安や悩みを抱えたまま子育てをしているケースも多い。子育てサポーターは、こうした母親らを地域のさまざまな人たちに支援してもらおうと竏窒ニ始めたもので、昨年11月に6回のサポーター養成講座を開催。子育て経験の母親や保育士、ヘルパーの資格保有者、子育て支援活動経験者など21人が同講座を経て、子育てサポーターとして活動を開始した。子育てサポーターは主に市が行う子育て支援事業への活動支援を担い、それぞれの得意分野を生かして活動を展開する。
子育てサポーターが子育て支援センターで得意分野を生かした講座を開くのは今回が初めて。
この日、講師を担当した丸山さんは「こんなに大勢の人が来てくれて有り難い。普段よりちょっと小さい子どもさんたちだったので不安だったが、楽しんでくれているようで良かった」と話していた。
また、講座に参加した母親の唐沢ちなみさん(30)=伊那市東春近=は「普段、自分の家ではできない経験なので楽しかった」と話していた。
市では今年も7月にサポーター養成講座を開き、子育てサポーターをさらに増やしていきたいとしている。 -
伊那市、市内の避難所の見直しを始める
伊那市はこのほど、市内の避難所の抜本的見直しを行うため、現在指定避難所となっている施設などの調査を開始した。現在市内にある避難所は156カ所。しかし、現在の避難所には旧伊那市の防災計画が作られた1960年代に指定された場所も多く、耐震強度の弱い施設や土砂災害の危険区域内にある施設が避難所に指定されている地区もあるという。市では現在、各地区の区長から情報を寄せてもらう中で現避難所の状況を把握するとともに、危険な施設については代替となる避難所の検討も進めていく予定で、08年度中には新しい避難所を指定していきたいとしている。
現在各地区では、区の公民館などが一般避難所に、小中学校の校庭などが基幹避難所として指定されている。しかし、避難所の中には災害が発生時の危険区域内に位置しているものもあり、市は抜本的な見直しの必要性を認識。また、伊那中学校が指定避難所となっている荒井区では昨年末、「高齢者には避難所が遠すぎる」として伊那市駅前ビル「いなっせ」を指定避難所にしてほしいとする要望を提出していた。
こうした地区については、できる限り耐震性のしっかりした新しい施設を指定避難所としていく方向で、今後、各区に希望を出してもらう中で避難所数を増やすかどうかも検討していく。 -
「げんきセンター南部」一般開放
箕輪町の新しい介護予防拠点施設「げんきセンター南部」で12日から、一般開放が始まった。住民が施設を見学したり、トレーニング機器を体験している。
心肺持久力向上や筋力アップのトレーニング機器を備え、一般開放による高齢者筋力向上トレーニング事業や転倒予防教室などの介護予防事業に利用する施設で、8日に開所した。
トレーニング用のバイク5台、トレーニングマシン6台などがあり、訪れた人は運動指導士や、みのわ健康アカデミー卒業生の「ウエルネスサポーター」に機器の利用方法などを教わり、無理せず各自のペースでトレーニングを体験している。
住民の関心は高く、初日は21人が訪れた。2日目の13日は、一般住民のほか施設に隣接するデイサービスセンターゆとり荘の利用者も体験した。
2日連続で体験に訪れた女性は、「病後でリハビリをしたいと初日に来た。自分でもできそうだなという感じがしたので、思い切ってリハビリのために通いたいと思っている。いい施設ができてうれしい」と話していた。
施設は3月31日まで無料で一般開放する。時間は午後1時縲・時。土日祝祭日は休館。対象は町内在住の20歳以上の人。事前申し込み不要。 -
【記者室】もうすぐ1年生
小学校で、今春入学する園児たちの1日入学があった。1年生のお兄さん、お姉さんに迎えられ、教室で一緒に工作をしたり、体育館で遊んだり。「早く1年生になりたい」とワクワクしているのが伝わってきた▼小学校に興味津々の来入児。5時間目というものを知り、「5時間目があると長いの?」と質問した。すると1年生は「長いよ。だって学校に5時間もいるんだよ」。その答えに「ふーん」と驚いたようにうなずいた。なんともかわいいやりとりだった▼来入児は入学式の日を指折り数えて楽しみにしているのだろう。桜咲く春までは、まだもう少しある。園で、お友達との思い出をたくさん作り、その楽しい思い出を胸に、小学校の門をくぐってほしい。(村上裕子)
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郷土のひな人形展示
箕輪町郷土博物館で、土びなや押しびななど郷土のひな人形を展示している。
人形はすべて博物館の寄贈資料で、御殿びなは昭和20年代後半の作、土びなは昭和5年の作。押しびなは大正時代のもので、内裏びなのほかに「桃太郎」などの昔話や「高砂」、「義経と弁慶」などがある。
桃の節句ころまで展示する予定で、博物館では、「展示したひな人形は豪華ではないが素朴さがある。この地域では昔は子どもが家々を回ってひな人形を見て歩いたと聞く。そのように気軽に見に来てほしい」と話している。 -
がんばれどんぶりレンジャー!!、正義の勝利に園児も声援
宮田村のヒーロー戦隊どんぶりレンジャーが13日、東保育園の誕生会に登場。突然現れた悪者を退治し、正義の味方の強さに園内は子どもたちの歓声で包まれた。
レンジャーと園児がふれあいを楽しんでいるその時。保育士扮するドロドロキラーとカビカビキラーの悪者が、別の保育士を連れ去った。
勇ましく救出に向ったどんぶりレンジャー。しかし相手の強さに歯が立たない。
そこに宮田村の名物丼「紫輝彩丼」が。レンジャーはパワーの源である丼をかきこみ、見事に復活して悪者を追い払った。
「かっこいい」「本当に強いんだ」と子どもたち。あこがれのヒーローに手を振った。
誕生会では、園児を前に保護者の父親らでつくる4人組バンド「DaddyFour」のライブも。
子どもたちに人気の仮面ライダー電王の主題歌などを演奏。どんぶりレンジャーとのコラボレーションもあり、子どもたちはノリノリになって楽しんでいた。