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中病に生け花飾る
華道家元池坊伊那支部青年部中部ブロックは29日夜、伊那中央病院に季節の花を生け込んだ。
青年部は活動の一環として、03年の開院当初から年1回、入院患者らの安らぎになればと取り組んでいる。
部員12人が1点ずつ生け花を持ち寄り、3・5・6階ラウンジの一角に展示。季節を感じてもらおうとアジサイ、テッセン、カラー、ドクダミなど庭先にある花を選んだ。赤、白、青…と色鮮やか。
中部ブロック運営委員の唐沢裕美さんは「患者さんから『きれい』『花の香りがする』と言われると、うれしいですね」と話した。
生け花は1日まで飾る。 -
伊那小6年剛組 通り町商店街に風鈴
伊那市の通り町商店街の活性化を願い活動を続ける、伊那小学校6年剛組(大沼聡教諭、31人)は、同商店街にガラス製の手作り風鈴を飾った=写真。通りに響く涼しげな夏の音が、買い物客らを和ませている。飾り付けは8月中旬まで。
「通り町の人はやさしいです」などの想いを書き込んだ短冊付の風鈴33個を一丁目、二丁目に設置。一丁目には、商店街との協力で葦簾(よしず)を4箇所設け、風鈴に加えて児童たちが詠んだ俳句も並べた。
5月中旬の修学旅行で東京を訪れた際、ガラスが特徴の「江戸風鈴」を製作した。これらの商店街活性化を目指した活動は4年生の時から始まり、8月、10月には、恒例のサルビアや菊のプランターをアーケードに設置する予定だ。 -
貿易陶磁逸品展 ベル伊那・2日まで
「貿易陶磁逸品展竏苧「帰り陶磁を一同に竏秩vは7月2日まで、伊那市日影のベルシャイン伊那店2階文化ホールで開いている=写真。幕末から明治にかけて欧米諸国に輸出された陶磁器約30点を展示販売している。
薩摩焼、平戸焼、九谷焼などの「染付鯉水草文皿」「松竹梅文大皿」などを出品。関係者は「日本が世界に発信してきた貿易陶磁の技術の高さをうかがわせる作品ばかり」と来場を呼び掛けている。
そのほか、現代陶芸家の初代徳田八十吉の「深厚釉鶴首瓶」、朝蔵五十吉の「青九谷手八角瓢形瓶」などの名品が並ぶ。
午前10時縲恁゚後6時(最終日は午後4時まで)。 -
タイ料理教室に40人
青年海外協力隊員OB、ОG、一般市民でつくる地球人ネットワークinこまがね(清水敏晴代表、会員40人)は1日、文化センターで一般市民を対象に、タイ料理教室を開いた。小学生から大人まで40人が参加し、隊員ОBの福重和義さん、小原ヌーパースさんを講師に、タイの代表的な家庭料理を実習し、楽しく会食し、食を通じてタイに理解を深めた。
この日の献立はココナツミルク入りの「タイカレー」、エビを入れたごちそうメニュー「トムヤンクン」。イカとたくさんの野菜でつくる「タイ風サラダ」。デザートはタピオカ。
参加者はニンジンやタマネギの皮をむき、キャベツやパプリカを切るなど、手際よく調理を進めた。
ほどなく、タイカレー独特の辛味の効いたココナツミルクの香りが漂い、サラダも盛りつけられ、タイの民族音楽が流れる中、会食。
福重さんは「料理を通して、世界はみんなともだちを感じてもらえれば」と話していた。 -
箕輪町明るい選挙推進協議会総会
箕輪町明るい選挙推進協議会(笠井孝二会長)は26日夜、07年度総会を町役場で開き、事業計画などを承認した。
本年度事業計画は、明るい選挙啓発ポスター募集、成人式での啓発、町文化祭や各地区文化祭に啓発ポスター展示など。7月29日執行の参議院選挙の啓発活動はポスター掲示、チラシ配布、広報誌・もみじチャンネル・町ホームページ・広報車・防災行政無線などによる広報、街頭啓発などに取り組む。
役員選出では副会長に女性団体連絡協議会代表の大槻一子さんを選出した。
課題となっている投票率低迷の対策として▽新興住宅地の投票率が低いため周知を図る▽高齢者世帯を誘って投票に行くなど地域ぐるみで声を掛け合う▽若い世代が家にいる時間に啓発をする▽地区の会合で話題にする-などの意見があった。 -
30、7月1日に木のキッチン展開催
県伊那技術専門校の卒業生などでつくる南信州木の会は30、1日、「木のキッチン展」を伊那市美篶の南信州木の情報館で開く。国産材や地域材でつくるキッチンやテーブルセット、食器棚など約10点が並ぶ予定で、出展工房の一つ、伊那市高遠町「木のすず」の鈴木正巳さん(49)は「キッチンというと名だたる外材が使われるのが一般的だが、地元の木や国産材でも十分作れるという所を見てほしい」と来場を呼びかけている。
同会はイベントや企画などを通じて、木に関する情報を発信したり、購入者と製作者をダイレクトにつなごう竏窒ニ、木の情報館を拠点として取り組みを展開している。
今回は「キッチン」をテーマに「木のすず」と伊那市西箕輪の「家具工房木槌」が作品を出展。クリやナラの木でつくったミニキッチンもあり、食器洗浄器などもコンパクトに収納できるようになっている。また、大きさから一つひとつのパーツまで、フルオーダーで製作することもできるため、思い通りのキッチンがほしい人の相談にも応じている。
入場無料。午前10時縲恁゚後4時。 -
介護者リフレッシュ交流会
南箕輪村地域包括支援センターは29日、介護者リフレッシュ交流会を開いた。17人が参加し、大芝高原みんなの森セラピーロードを歩いたり、温泉に入ってゆっくりと過ごした。
介護者にゆったりした時間を過ごしてもらい、同じ立場の介護者で交流してもらおうと計画した。
村の理学療法士の指導で腰痛予防の体操をした後、大芝高原みんなの森セラピーロードで軽いウォーキングをした。鳥のさえずりが響く中、雨に濡れ色鮮やかな緑も楽しみながら、参加者同士おしゃべりをして歩いた。
参加者は「ストレスもたまるから、たまに歩きに来る」「同じ立場の人だから話もできて、こういう機会があるといい」と話していた。 -
駒ケ根市健康生活応援塾開講
生活習慣病の予防を応援しようと駒ケ根市は今年度新たに「健康生活応援塾」を開講した。集団指導のAコースと個別指導のBコース合同の開講式と第1回講座が28日、午前と午後の2回に分けて市保健センターで行われ、受講を申し込んだ40縲・0歳代の男女約60人のうち40人が出席した。開講式に続き、早速メタボリック・シンドローム(内臓脂肪症候群)や検診結果の見方についての講義が行われたほか、体重、体脂肪率、腹囲、血圧など、生活習慣病に関係のある数値を測定した=写真。受講者は測定結果を見て「やっぱり良くないなあ」、「今日は意外にいいぞ」などと一喜一憂していた。
開講式で丸山和敏保健福祉課長は「市で昨年度、メタボリック症候群解消教室を開いたところ、かなりの効果が出た。この塾でも同じように良い結果が出るよう頑張って。応援しながら進めていきたい」とあいさつした。
A・Bコースとも、それぞれ来年1月24日まで全11回(一部8回)の講座が開かれ、食事や運動についての講義のほか、各種の測定、インターバル速歩などの運動指導が行われる。 -
富県子育て支援センターで地元女性らによる郷土料理講習会
昔ながらの地元の味を若い母親に学んでもらおう竏窒ニ伊那市の富県子育て支援センター(伊藤ちと世センター長)で28日、季節の郷土料理講座があった。乳幼児を持つ母親ら10人が参加。地元の女性グループ「富県味の研究会」の6人を講師に迎え、柏もちと五平もちづくりに挑戦した=写真。
同センターは、統合に伴ない閉園した富県北部保育園のあと地を利用して今年4月にオープン。ほかの支援センターとは異なり、保育園の時の調理室がそのまま残っているため、これを活用した取り組みができないかを模索する中、定期的に開催している子育て講座の一環として、離乳食や郷土料理づくりの講座を開催しようと考えた。
講師に迎えた「富県味の研究会」は、富県グリーンツーリズム構想の一環として郷土料理づくりを学び合っており、会としてもこれまで掘り起こしてきたレシピを次の世代に伝えていきたいという願いから、今回の講座に参加。これまで女性たちが掘り起こしてきたレシピなどを基に、2種類の柏もちと五平もちづくりを若い母親らに伝授。講座に参加した母親の一人、池田幸枝さんは「やっているのを見ると簡単そうだが、意外に大変。家でも作ってみたい」と話していた。 -
北福地の休耕田でハッチョウトンボ発生
伊那市富県北福地区北荒井にある北沢徳栄さん(52)が管理する休耕田で、日本最小のトンボ「ハッチョウトンボ」が発生している=写真。
たかずやスカイライン近くにあるこの水田の広さは約1・2アール。山に面し米を作るにはあまり条件も良くない場所だったため、北沢さん宅では数年来、休耕田として管理してきた。
ハッチョウトンボの姿が見られるようになったのは03年ころから。それ以降は、トンボが生息する水田際の湿地部分は極力手をつけないようにして保護してきた。
昨年は寒さや大雨の影響でハッチョウトンボの姿を確認することができなかったが、今年はすでに10匹以上の羽化を確認。
北沢さんは「もっと数が増えれば、地元の子どもたちに見せてあげたいと考えている」と話す。
そのほかにも、今ではあまり姿を見かけなくなり、環境省のレッドデータブックの准絶滅危惧種に指定されている「コオイムシ」の姿なども見られる。 -
青葉の会 会員それぞれの感動を写真に
上伊那の写真愛好者でつくる教室「青葉の会」の作品展は7月7日まで、伊那市荒井の市立伊那図書館の広域情報コーナーで開いている。受講生20人が一人1点ずつを出品。山や滝などの風景や人物を銀塩、デジタルカメラで撮影した、メンバーそれぞれの力作が並んでいる=写真。
作品は、残雪の中央アルプスが水面に写る田園や雪が積もり周囲が真っ白となった光前寺の鐘楼(しょうろう)など、被写体は地元の風景が中心。そのほか、毎年1、2回あるという撮影旅行で訪れた伊豆の夕暮れの海岸を写した写真もある。
青葉の会は、社会保険健康センター「ペアーレ伊那」(伊那市)で10年以上続く写真講座。松本大学研究員の建石繁明さん=同市=を講師に迎え、週1回の教室を開く。受講生は50縲・0歳代の男女で、写真歴は初心者からベテランまでが集まる。
同会代表の中沢二郎さん(70)=同市=は「写真を通じて受講生らは友達づくりをしている。皆が集まると、カメラや撮影場所などの話で話題は尽きない。それぞれが感動した場面を写真にしているので見てほしい」と来場を呼び掛けている。
午前10時縲恁゚後7時。 -
上伊那医師会が第1次医療を応援
伊那中央病院の地域救急医療センター専従医師の減少に伴い、上伊那医師会は7月2日から、夕方以降、外来で済む第1次医療の診療に協力する。
時間外診療は開院当初から医師会の協力を得ているが、専従医師が2人に減ることから、今月初旬、病院側が平日夕方以降の協力を要請した。
医師会は、伊那中央行政組合を構成する伊那市、箕輪町、南箕輪村から協力できる開業医を募ったところ、二十数人が集まった。
開業医は平日の午後7時から10時ごろまで、1人ずつ待機。10時以降は、院内の他診療科医師が当直に当たる。
平日の時間外患者は平均50人で、そのうち入院を必要とするのは1割程度という。
27日夜、病院側と協力できる開業医が集まり、診療に対して打ち合わせをした。
中病は「救急医療について緊急のお知らせ」として「救急医療センターは7月から、重傷者の診療に力を注ぐため、救急車で来院した人などを優先的に診療する」と掲示板に張り出し、来院者に周知している。 -
おやじ塾自主グループに、再始動は河原遊び
宮田村の60、70代の熟年男性19人が集まる「おやじ塾」。3年間の公民館活動を経て、28日から自主グループとして再始動した。
この日は伊那市の天竜川と三峰川の合流地点付近に出かけ、河原遊び。石で水きりをしたりするなど、童心にかえった。
「この白いのが富士山に見えるかな」「これは鳥にも見えるでしょ」などなど、空想を広げながら石拾いにも夢中。
学生時代の同級生で今もおやじ塾で一緒に活動する杉本吉男さん(75)=つつじが丘区=、浦野勝人さん(74)=北割区=は「昔はよく天竜川で泳いだもんさ。何か懐かしいねぇ」と楽しそう。
拾った石は許可を得て持ち帰ることに。自分たちでデザインしてアート作品にしたいと夢は広がる。
村公民館では新たな熟年男性の講座「おやじ道場」が発足したばかり。・ス元祖・スの存在となったおやじ塾だが、代表の加藤勝美さん(71)は「今後も枠にとらわれず、柔軟に活動していきたい」と話す。 -
巣立ちを間近にひかえた子ツバメたち
もうお家が小さいよ竏秩B大きく成長したツバメのヒナたちが巣立ちの季節を間近にひかえている。
この巣では、6月初旬に5匹のヒナが誕生し、体つきは親ツバメと同じ程度まで成長。狭い巣に収まりきらず、巣の横に出てえさを運ぶ親鳥を待つヒナの姿も竏秩B
ツバメのヒナが巣立つまでの期間は約3週間。ほかの鳥と比べると異例の長さだが、この間に巣立ちに必要な体力を養う。ひとたび巣立つともとの巣には戻らないが、その後もしばらくは親からエサをもらう生活を続け、その中で実践訓練も行っていく。 -
DLDが地元住民と協力して間伐材まきの配達事業を開始
まきストーブの輸入販売会社「DLD」(本社・伊那市高遠町、三ツ井陽一郎社長)は今年の冬から、地域住民と連携しながら地域の山の間伐材で作ったまきを、地元の家庭に供給する「まきの配達」事業を始める。地産地消を通じた放置間伐材解消を狙った取り組み。希望家庭には10日分ほどストックできるラックを設置し、定期的にまきを配達。安定的にまきの供給を受けることができるほか、まきをストックするための幅広いスペースがいらないことも利点となっている。本年度は伊那市、南箕輪村の家庭を対象とするが、来年度以降は範囲を拡大していきたいとしている。
化石燃料の高騰などの影響を受けて上伊那でもまきストーブの需要は増加しつつあるが、燃料となるまきについては、ナラなどの広葉樹などが好まれ、県外や県内の別の地域から調達しているのが現状。一方地元の山林では、利用目途のない間伐材がそのまま放置されている。こうした事情を受け同社では、まきについても「地元で調達したものを地元で消費する」というサイクルをつくることで、環境保全の一端を担えるのではないか竏窒ニ、今回の事業を開始することとなった。
伊那市では、富県貝沼地区の山守会が取り組みに協力。グリーンツーリズム構想の一環として04年から里山の整備に取り組んでいる同会も、放置間伐材の処理方法を模索していた。同会は材の供給に加え、地元の家庭へのまきの配達も行っていく。
シーズン中に設置するまき用ラックサイズは縦1・5メートル、横1・3メートル、奥行き50センチ。家の中に設置することも可能となっており、まきの出し入れが負担となる高齢者宅にも有効だと考えている。
1シーズンにかかる費用は基本料金は4千円、まきラックの設置料2千円に加え、まき料金(11・5円/リットル)となる(毎日使用した場合の一冬の使用量は6千縲・千リットルほど)。樹種はカラマツや針葉樹が中心。太割りかつ乾燥長まきなため、火持ちも悪くないという。
まきの供給開始は10月中の予定。
申し込み・問い合わせはDLD(TEL94・6133)へ。 -
駒ケ根市交通安全推進協議会総会
市内の交通安全推進関係団体などでつくる駒ケ根市交通安全推進協議会(会長・中原正純市長)は25日夜、07年度総会を市役所で開いた=写真。理事、幹事ら約30人が出席し、07年度事業計画・予算案などを承認した。自動車の交差点進入速度抑止に効果がある高輝度反射板の取り付けや、高齢運転者優先駐車スペースの公共施設駐車場などへの設置を前年度に引き続き推進していく。
中原市長はあいさつで「市内で5月に交通死亡事故が発生したのは大変残念だ。シートベルトをしていれば助かったかもしれないと聞いている。ベルト着用の啓発をはじめ、事故防止の取り組みを進めていきたい」と述べた。
議事終了後、駒ケ根署交通課の高山基宣巡査部長が講話で最近の交通情勢について話した。 -
ガソリンスタンド従業員らAED講習
伊南4市町村のガソリンスタンド6店舗が7月に新たにAED(自動体外式除細動器)を配置することから石油商業協同組合上伊那支部南部ブロック(池野克洋ブロック長、24事業所)は27日、加盟事業所の従業員らを対象にしたAED講習会を駒ケ根市の伊南行政組合消防本部で開いた。経営者や従業員など15人が参加し、消防署員に説明を受けながら救急救命処置や機械の使用方法などを学んだ=写真。参加者は「万一の際に役立てるようしっかり覚えたい」と話した。
同ブロックは、多くの人が利用するガソリンスタンドにAEDを設置しようと、県がこれまでのコモンズ支援金に代わって本年度創設した「地域発元気づくり支援金」に応募して採択され、交付を受けた180万円をAED6台(約270万円)の購入費の一部に充てた。配置されるのは駒ケ根市内の5事業所と中川村の1事業所に各1台ずつ。 -
看護大新入生歓迎会
駒ケ根市民らでつくる看護大学交流市民の会(会長・中原正純市長)は26日夜、同大の新入生を歓迎する会を駒ケ根市のアイ・パルいなんで開いた。11年目の開催。新入生約90人が参加し、市議会文教厚生委員長の宮沢清高議員の音頭で市民らとともに乾杯した=写真。参加者は「アルコール類は抜きだが…」と言いながら、ジュースや牛乳、ヨーグルトなどを飲みながらテーブルを囲んでにぎやかに歓談した。新入生らは中原正純市長と一斉に行うじゃんけんやビンゴゲームなどのアトラクションで景品を手にして大喜びだった。
市内の各団体からは新入生らに対し、ソースかつ丼無料券や商品券のほか、エコバッグなどがプレゼントされた。 -
伊那図書館で七夕イベント・クイズなど
伊那市の市立伊那図書館は、七夕に向けたさまざまなイベントを展開、同館1階ホールには恒例の笹を設置し、利用者が願いごとを書いた短冊をつるしている=写真。新企画として、七夕に関係した問題を図書館の本で調べるクイズも設けている。
笹は3縲・メートルの5本を6月中旬から同所に設置した。願いごとは「皆がずっと仲良くいられますように」「サッカーがうまくなりますように」など心温まるものばかり。関係者によると、幼児や小中学生、高校生のほか高齢者も願いごとを認めているという。
七夕クイズは、「『天の川』は英語ではなんていう」など7問を用意。7月8日までの実施で、小学生を対象とし、全問正解した参加者の中から抽選で一人に本をプレゼントする。当選者は同14日、図書館に名前を張り出す。 -
西箕輪「わんぱくおやこ塾」 森林浴
伊那市の西箕輪公民館の子育てサークル「わんぱくおやこ塾」は27日、同地区にある経ヶ岳自然植物園で森林浴を楽しんだ。市内の16組約40人の親子が参加し、小鳥のさえずりを聞きながら公園内を散策した。
子どもたちは公園の広場に咲く、シロツメグサやウツボグサ、アザミなどの花を摘むなどして満喫した。中には、母親に花の冠や首飾りを作ってもらい、喜んでいる子もいた。
散策後は、お待ちかねの「おやつタイム」。お菓子を食べながら「お花畑で食べるとおいしいね」などと会話しながら、親子や保護者同士の交流の輪を広げていた。
わんぱくおやこ塾は、川遊びやクリスマス会などの年間12回の集まりを計画。本年は初めて、地域の高齢者との交流会を開く予定だ。
広場に咲くシロツメグサなどを摘んで楽しむ親子 -
向山和秋さんの油絵展
箕輪町長岡の瓦製造業向山和秋さん(58)の油絵展「おお、偉大なり我が故郷」は21日、伊那市中央区の中部電力伊那営業所ギャラリーで始まった。中央、南アルプスなどの風景や人物画など、力強いタッチと躍動感あふれる・ス生・スへのこだわりを表現した展示になっている=写真。7月5日まで。
作品は10号から100号サイズまでの新作12点が並ぶ。これまでは裸婦画を中心に制作してきたが昨年の秋から風景画に再挑戦した向山さん。女性の優しさ、力強さを線で画いてきた経験は、風景が作り出す、柔らかい曲線を表現するのに生かされているという。
南アルプスと自分が住んでいる「長岡」の町を描いた100号サイズの力作「おお、偉大なり我が故郷」などの作品を出品。向山さんは「大自然と、そこに住む人間の生き様を表現してみたいと取り組んだ作品の数々を見て」と来場を呼びかけている。
向山さんが画家になろうと思ったのは50歳の時で、その年の高遠の四季展に入選するほどの実力。個展は同ギャラリーで年に一回のペースで開き、今回で6回目となる。
休館日は土、日曜。午前8時30分縲恁゚後5時10分。 -
国交省・天上 激特事業の起工式7月1日
国土交通省天竜川上流河川事務所(伊藤仁志所長)は7月1日、天竜川直轄河川激甚災害対策特別緊急事業の本格着工を祈願した起工式を箕輪町松島の同河川沿いで開く。同事業は昨年7月の豪雨災害の再度災害防止を目的に2010年度までの5カ年度計画。出水期外の10月から同所管内各箇所で本格工事が始まる予定だ。
同事業は、諏訪湖の水位上昇による浸水被害を防ぐため、天竜川の流下能力を高め、釜口水門の最大放流量をこれまでの毎秒400トンから同430トンへ引き上げる。諏訪湖流入河川と天竜川で、河道掘削や護岸強化などを施す。
管内の激特事業は、横川川合流点(辰野町)から三峰川合流点(伊那市)までの対象区間約20キロ。河道掘削、護岸強化工事や天竜橋(南箕輪村、伊那市の境)、明神橋、水神橋、中央橋(以上同市)など6個所の橋梁補強を実施する。採択事業費は84億円。
関係者は「将来とも天竜川周辺が安全であり、工事事業が順調に進むことを願いたい」と話している。 -
南箕輪村北殿区で災害時住民支え合いマップ作成説明会
南箕輪村社会福祉協議会は25日夜、災害時住民支え合いマップの作成説明会を北殿公民館で開いた。北殿区はマップ作成のモデル地区で、説明会は組長らを対象に開き、約50人が先進地駒ヶ根市の事例を学んだ。
村社協は、昨年7月の豪雨災害で避難指示を経験した北殿区をモデル地区にし、役場と連携してマップ作りを進める。同区では自主防災組織を主体に作成する計画で、今回は組長にも理解してもらおうと説明会を開いた。
駒ヶ根市と同市社会福祉協議会がマップ作りに取組んだ経過、作成方法などを紹介した。「災害時の安全な避難のために支え合いマップが有効な手段の一つ」とし、住宅地図を使い、災害時要援護者、支援者、近所のつながりの確認などをして地図に色別のマークや矢印を記入していく方法を説明した。
要援護者に誰が声を掛けるか事前に決めておくこと、避難所に重度の障害などがある人の福祉避難所を別に確保することなどの重要性も述べた。 -
みのわ祭り
7月28日雨天時は順延なく中止へ箕輪町みのわ祭り実行委員会は26日夜、第2回会議を町役場で開いた。当初雨天時の予備日としていた7月29日に参議院選挙が実施されることにより対応を協議し、祭り本日の28日が雨天の場合は祭りを中止することを決めた。
「2007みのわ祭り」は7月28日開催。6月初旬の第1回実行委員会では28日雨天の場合は翌29日に開催と決めていた。
協議の結果、28日が大雨などで実施できない場合は、町職員の対応、会場の公民館や投票管理者・立会人など困難が生じるため祭りは中止する。順延はしない。花火大会のみ翌日29日に開催とし、29日も出来ない場合は改めて検討する。
実行委員会では、花火打上会場で打上花火(6・7号)は番場原第2グラウンドに変更になったことを報告。各部会の説明もあった。
◆みのわ祭りポスター完成
箕輪町の「みのわ祭り2007」のポスターが完成した。
本年度は、ポスター・うちわの図案を一般から募った。7人10点の応募があり、みのわ祭り正副会長会(8人)による審査で、ポスターは向山聡一さん=箕輪町=の図案を採用した。
ポスターは千枚作成。役場庁舎をはじめ町内公共施設、商店などに掲示し、祭りに向け町内を盛り上げる。 -
表千家同門会長野県支部総会
表千家同門会長野県支部(横内祐一郎支部長、会員約2千人)の総会が24日、伊那市の県伊那文化会館大ホールなどであった=写真。県内各地区から約530人の会員が出席。本年度事業を決めた後、京都本部の講師による講習会があった。
総会は県下8地区を会場に年一回、交代しながら開催。あいさつに立った横内支部長は「茶道を極めるための一つひとつの仕草が人生の勉強になった。日本の伝統文化である茶道を皆で伝え合い、美しい日本をつくりあげていこう」と話した。
総会では、在籍20年以上で77歳を迎える会員を称える「喜寿表彰」や支部特別功労賞、支部功労賞などの13人を表彰した。講習会では「初炭」「続薄茶」など基本的な点前を学んだ。 -
【記者室】“毒”は確実に効く
箕輪町郷土博物館の野草観察会。子どもから大人までが、散策しながら花や草の名前、薬草の効能などを学んだ。一緒に歩いてみたが、知っている植物はほんのわずか。新しい発見がいっぱいだった▼胃腸の薬というアキカラマツ。「そこにいっぱい」と言われてもどれのことやらさっぱり分からず、先生が手に取って「あぁ、それ」と納得する。名前と効能は覚えたものの、自分で採取となると、まず不可能に思える▼山菜や野草を利用する場合、有毒植物があるので注意が必要。観察会の資料に「無理して採らなくても命に別状はない。誤ると命に関わる」「“毒”は確実に効く」の言葉が。知識のない自分は、野草は見て楽しむ程度にとどめるのが賢明のようだ。(村上裕子)
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国道伊那バイパス箕輪地区地権者組合、対策組合が解散へ
国道伊那バイパスの箕輪地区地権者組合と対策組合は27日、町文化センターで役員会を開き、伊那バイパスの箕輪区間が07年度内に完成の見通しとなったことを受け、両組合とも解散する方向を決めた。
国道153号伊那バイパスの工事は国庫補助道路改築事業。計画区間は伊那市美篶青島地籍のナイスロードから箕輪町の松島バイパス「木下南新町」交差点までの総延長7・6キロ。箕輪区間は約1・2キロ。
両組合は98年に発足し、伊那建設事務所に要望書を提出。箕輪区間は00年に着工した。
役員会で伊那建設事務所が現況を説明。箕輪区間のバイパス本線はほぼ完成し、残り約30メートルの区間についても来年3月までに完成する見通しを示した。
役員は、残された課題は地元の木下区と三日町区に移管して今後町と協議することとし、組合は解散の方向を決めた。
伊那建設事務所によると、伊那バイパスの南箕輪村区間は本年度、残りの用地買収と取り付け道路の改良工事、伊那市区間では用地買収に着手する計画という。 -
高遠伊那東ライオンズクラブが解散
高遠伊那東ライオンズクラブ(LC、古田順子会長、14人)はクラブ員の減少で運営が困難になり、30日をもって解散する。発足から31年間の活動を終えるが、これまで培ったLC精神を心がけていくことを確認した。
同LCは76年5月、三十数人で発足。会員は伊那市内の天竜川東側、高遠町、長谷を中心に構成され、多いときで57人が所属していた。6年ほど前から年々減り、クラブ運営に支障をきたし、活動するにも人が少なく、継続が困難となった。クラブ員の増員に力を入れたが、加入に結びつかず、本年1月から、LCの存続、解散、他クラブとの合併の選択肢の中で検討を重ねた。30年を超える活動の経過から、合併は困難として、解散を決めた。
古田会長は「桜のまち、歴史のまちとして全国に名が知られる高遠からLCをなくすことは残念。解散しても、奉仕の心を表す努力はしていきたい」と話した。
同LCは、地元企業への献血の協力をはじめ、三峰川の河川清掃、LCのPR活動などを展開。保科正之公の縁で、福島県の会津若松LCなどと友好提携を結び、交流していた。 -
花ろまん(18)バラ(下)
かつて16世紀のフランスのバラの詩人、ロンサールは「恋びとよ、見にゆかん 花薔薇(そうび)けさ紅に 陽に解きし その衣 くれないの 重なりも」と歌い、ボードレールはバラは「美しくあれ、そして悲しくあれ」と言った。アイルランドのトマス・モアが生と滅びを表現した「夏の終りの薔薇」の哀愁を帯びたメロディーは、日本では「庭の千草」で知られている。蕾から開ききるまで、刻々と姿を変え、絢爛豪華に咲けば、咲くほどに、文学に登場するバラは、悲哀と滅びを内包し、見る者のロマンをかき立てる。今回は高地に咲くバラの特集、伊那市の高遠しんわの丘ローズガーデン、長谷のみらい塾、山荘ミルクを取材させていただいた。(大口国江)
##(中見出し)
「アンネのバラ」から修景バラまで108種類、4380本が咲き競うしんわの丘ローズガーデン
花の丘公園西側、標高800メートルに位置し、6月1日にグランドオープンした。直立性や株立などの大輪、土手を利用した這性のバラ、修景バラなど。花びらが幾重にも重なるロゼット咲き、包みこむカップ咲き、剣弁高芯咲き、半八重咲き、一重咲きと様々な花が見られ、さながらバラの見本園のようだ。
明日への希望を抱きながら、非業の死を遂げた、少女、アンネ・フランクのために作られたバラ「スヴニール・ドゥ・アンネ・フランク」。上品な雰囲気の「プリンセス・ド・モナコ」。花びらの重なるフリルがかわいい「ほのか」。
房状で花色は白から次第に淡緑色に変わる「緑光」。輝く黄色「サプライズ」、ピンク色で裏白の花が波のような「ケアフリーワンダー」。
真紅の大輪、存在感のある「オクラホマ」。黄色から赤色に変わる「栄光」-など色々楽しめる。
##(中見出し)
有機堆肥「あきら」で1・5倍の大輪に、珍しい咲き分けもある長谷蔵の宿、みらい塾(市ノ羽幸子さん経営)
伊那市長谷黒河内にある蔵の宿みらい塾は標高900メートルに位置し、今、数10種類400本のバラが見頃を迎えている。
市ノ羽さんが1番好きな花というアンネ・フランクのバラは40本植えて、小道を作る。花色は赤から黄色と変化しつつ、晩秋まで咲き続ける。
花弁数50枚、下向きに咲く、上品で優雅なピエール・ド・ロンサールもお気に入り。
個性的なのは、白地に濃いローズの縞が入る、カップ咲きからロゼット咲きに変化するボローニャ。今年は咲き分けで濃いローズ1色の珍しい花が咲いた。「昨年、新品種として発表されたばかり」とか。
レモンのような香り、剣弁高芯咲きの「ブルームーン」゜壁面いっぱいに鮮やかな花をつける「カクテル」などのほか、色とりどりの木立性大輪や、垣根に這わせた修景バラもあるが、いずれも、花の大きさが通常の1・5倍ほどある。その秘密は、幸子さんの夫で、アルストロメリア栽培の晧さんが開発した有機堆肥「あきら」にあるとか。
「バラは早朝から夜まで、1日中見ていても飽きない。バラの香りに包まれてティータイムを」と喫茶も営業する。
このほか予約で食事も提供、蔵で宿泊もできる。詳細は(TEL98・2168、email miraijuku1038@yahoo.co.jp)
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自然と融合するバラたち 横山山荘ミルク向山美絵子さん。
標高千メートル、緑の里山をバックに1万平方メートルの広々としたフィールドに立つ、山荘ミルク。サルの食害に遭い、野菜からバラに切り替えた。前庭はモダンローズ、畑側はオールドローズ、山際はイングリッシュローズとエリアを決めて植栽した。ホールから庭、玄関前、庭の入口など効果的にアーチを配し、スタンダード仕立てで高低差をつけた。
淡いピンク、クラシカルな花形の「シーザー2005」のアーチ。青みを帯びたピンクの花びら、わずかな風にも揺らぐ「ディンティー・ベス」。紫系の一重、和のテイストを持つ「たそがれ」。真紅で存在感のある「ウィンショッテンアンティーク」など。
四季折々色とりどりの花をつける宿根草、明るいグリーンから深緑、美しい斑入りなど百種類余のギボシがバラを引きたてている。「標高が高いため、朝夕の寒暖の差が大きく、花色が冴えている。葉の色がいいとお客様にほめられる」と笑顔を向けた。
山荘ミルクは月、火曜日定休。営業時間午前11時縲恁゚後5時(夜、休日は予約のみ)(TEL72・9990) -
箕輪町警部交番連絡協議会総会
箕輪町警部交番連絡協議会は20日夜、07年度総会を町内で開いた。事業計画や予算を承認し、伊那署管内、箕輪町の治安情勢報告を聞いた。会員や来賓、交番所員ら24人が出席した。
07年度事業計画は、夏季と冬季の交番支援物資贈呈、交番近況情報交換会など。小林紀玄会長は、「昼夜を問わず活躍いただき安心して生活できている。新交番の落成を機に交番機能の充実を図り安全安心の箕輪町のため更なるご活躍をお願いしたい」と述べた。
交番新築の記念品として協議会が時計を贈呈。倉田千明所長は、「事務所に入った正面の壁に掛けさせてもらう」と感謝した。
倉田所長が町の治安情勢を報告。07年5月末現在の刑法犯届出件数は73件で前年より5件増加。地域別では前年0件だった上古田、三日町、南小河内、北小河内でも発生し「在のほうに発生が増えている」と説明した。交通事故発生状況は、人身事故は40件で昨年より9件の減だが物損事故が208件で、「人身事故になる手前の物損事故が多く安心できない」と注意を呼びかけた。