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松澤俊充選手後援会 村に寄付
信濃グランセローズ松澤俊充選手後援会は4日、南箕輪村に3万円を寄付した。
後援会の加藤忠秋会長などが役場を訪れ、唐木一直村長に寄付金を手渡した。
後援会は、松澤選手の自主退団に伴い、先月29日臨時総会を開き後援会の解散と、会費の残金3万円を村に寄付することにした。
加藤会長は「わくわくクラブなど、村のスポーツ振興に役立てて下さい」と話していた。
唐木村長は、「松澤選手のおかげで楽しい思いをさせてもらった。今後は指導者として活躍してほしい」と話していた。 -
絵手紙教室で年賀状づくり
12月に入り新年を迎える準備が進んでいる。伊那市の坂下公会堂では絵手紙教室が開かれ、参加者が絵手紙年賀状に挑戦した。
教室は、手書きの温かさや手紙の良さを感じてもらおうと、郵便事業会社伊那支店が開いた。
講師が、参加者に正月らしい絵や寅の絵の描き方などを教えていた。
講師を務めた絵手紙インストラクターの秋山公子さんは、「上手に描こうとしてはだめ。下手に描いて自分らしさのある年賀状にしてください」と参加者に呼びかけていた。
郵便事業会社伊那支店によると、年賀ハガキは不況により企業の購入が減少しているものの、全体では昨年に比べて10万枚ほど多くなりそうだという。
関係者は「年賀状は日本の伝統文化。メールではなくはがきで、心温まる新年のあいさつをしてもらいたい」と話していた。 -
伊澤修二講演会
高遠出身で、東京藝術大学初代学長を務めた伊澤修二について学ぶ講演会が5日、伊那市の高遠町図書館で開かれた。
講演会は、地元出身でさまざまな功績を残してきた伊澤修二について学んでもらおうと高遠町図書館が開いた。
講師は高遠町図書館の初代館長で、このほど伊澤修二に関する著書を出版した森下正夫さんが務めた。
伊澤修二は1851年高遠町生まれで、東京藝術大学の学長を務めたほか、教育的視点から童謡、唱歌の振興に力を注いだ。
海外で生まれた曲「ちょうちょ」の日本語訳にも関わったとされている。
森下さんは伊澤修二の性格について、短気で怒りっぽかったと説明し、文部省勤務の時には雪投げをする子ども達を叱った警察に憤りを感じ、法務省にかけ合ったところ辞職させられたというエピソードを話した。
また伊澤修二が日本に西洋音楽を取り入れる際の話にも触れた。
ある聴講者は「地元出身の偉大な人。伊澤修二の残した功績を後の世代にも残していきたい」と話していた。 -
鳥獣害対策指導者育成研修会
各地区で農家の指導に当たっている市町村の担当者らを対象にした鳥獣害対策指導者育成研修会が3日、南箕輪村の信州大学農学部で開かれた。
市町村の関係者や一般など約20人が県内各地から集まり、信州大学農学部の竹田謙一准教授の指導のもと、実際に電気防護柵の設置などをした。
農作物への野生動物被害が深刻化するなか、各地で防護柵の設置などが行われている。
しかし、正しい設置方法を知らない農家も多く、柵の隙間などから入り込んだ野生動物が農作物を荒らすため、被害が減らないのが現状だ。
そのため、まずは各地区で農家指導に当たっている市町村の担当者らに正しい知識を学んでもらい、それを地域に伝えてもらおうと今回の研修会を企画した。
電気柵の設置の実習では、どのくらいの高さに線を張るかなどを確認しながら、全員で小さな柵を完成させた。
研修会は4日も開かれ、実際に野生動物の被害がある集落を訪れ、どのような対策が必要かなどを考える。 -
統計調査員に感謝状伝達
経済産業省の統計調査に長年協力している箕輪町の調査員に3日、感謝状が伝達された。
経済産業省の調査統計部長からの感謝状が、調査員4人に、平澤豊満箕輪町長から伝達された。
この感謝状は、工業統計調査や商業統計調査などを10回以上行った人に贈られる。
調査員は、事業所を個別に回って調査書を書いてもらい、それを回収する業務をしている。
平澤町長は、「長年ご協力いただきありがたい」と感謝していた。
感謝状を受けた調査員の一人、日野勝美さんは、「住民の皆さんのご協力のおかげです」と話していた。 -
縁起物作りピーク
箕輪町沢の信州縁起物製作所では、正月用のしめ飾りづくりがピークを迎えている。
製作所では、9月半ばから準備を始め、11月から作業が本格化している。
作業所では、ワラをなったり組み立て、飾り付けが行われている。
休耕田で育てた稲を青刈りしたものを使用していて、丁寧にしめ飾りの形にした後、おたふくや小判などを飾り付けて完成させる。
売れ筋商品は1500円から2千円程度の玄関飾りだが、企業向けの大型のしめ飾りが例年より売れているということで、製作所では景気回復への願いから大きな商品が売れているのではないかとみている。
大槻末男社長は、「皆で思いや願いをこめて一生懸命作ったしめ縄なので、良い年が迎えられると思う」と話していた。
この正月飾りづくりは年末まで、休日返上で続くという。 -
クリスマスツリー飾り付け
南箕輪村の中部保育園の園児たちが2日、クリスマスツリーの飾り付けをした。
年長から年少までの園児が集まり、自分の好きな飾りを思い思いの場所に飾り付けた。
中部保育園では、24日にクリスマス会を行うという。 -
アイドリングストップ街頭啓発
アイドリングストップを呼びかける街頭啓発活動が、今日、伊那市の大型店で行われた。
12月は、大気汚染防止及び、地球温暖化防止月間に定められていて、これに合わせ、県ではアイドリングストップ運動を毎年実施している。
1日は、上伊那地方事務所の職員4人が大型店の前で、チラシなどをくばり、不要なアイドリングをしないよう呼びかけていた。
県によると普通自動車1台が、1日に10分間アイドリングストップを実行した場合、年間で約50リットルのガソリンの節約と、二酸化炭素排出も、120キロ削減できるという。
県では、これから寒くなり、暖気をしがちになるが、不要なアイドリングをしない習慣を心がけてもらいたいと話している。 -
日本山岳写真協会南信支部写真展
日本山岳写真協会南信支部の写真展が、伊那市の伊那文化会館で開かれている。
会場には、山岳写真約80点が並んでいる。
この展示会は日本山岳写真協会南信支部が毎年開いているもので、今年で15回目になる。
写真は、日本のアルプスなどで撮影された。
山岳地帯の自然を捉えた作品は、季節ごとに展示されている。
また、元会員で10月に亡くなった中山秀幸さんの作品も展示されている。
今年は15回の節目の展示ということで、会員16人が特に力作を出品しているという。
南信支部では、「写真を見て山のすばらしさ、自然のすばらしさを感じてほしい」と話している。
この写真展は6日まで。5日午後2時から、展示会場でライブトークもある。 -
名誉市民平山郁夫さん逝く
伊那市の名誉市民で日本画家の平山郁夫さんが2日、脳梗塞のため東京都内の病院で亡くなった。79歳だった。
日本画家、平山郁夫さんは1930(昭和5)年生まれの79歳で広島県出身。元東京藝術大学の学長を務め、文化勲章も受章している。
伊那市高遠町の信州高遠美術館で個展を6回開いたほか、信州高遠の四季展の審査委員長を3回務めるなど伊那市との関わりが深く、東京藝術大学の学長時代には、伊澤修二記念音楽祭にも協力している。
また高遠町の文化・芸術の発展に大きく貢献し、高遠町の知名度を全国に広めたとして、平成8年に旧高遠町の名誉町民となり、合併後は伊那市の名誉市民になっている。 -
生ごみの減量化方針決まる
伊那市ごみの減量化・資源化推進委員会が2日、開かれ、生ごみの減量化施策として来年度に市に取り組んでもらいたい4項目をまとめた。これらは、12月中に文書にまとめ伊那市に提言する予定。
ごみ減量化・資源化委員会ではこれまで、家庭から出されるごみの4割を占める生ごみを減らす方法を検討してきた。
その結果、今回4項目について、市に提言することを決めた。
提言内容は▼現在一部の地区でモデル的に行っている大型生ごみ処理機による生ごみの共同処理を、ほかの地区にも拡大すること▼生ごみをたい肥や家畜の飼料などにする資源化施設の導入を検討すること▼生ごみのリサイクル方法などを示した生ごみパンフレットを作成すること▼市が補助金を出して各家庭で導入した家庭用生ごみ処理機が、実際に有効に活用されているかを検討するためアンケート調査を行うこと竏窒フ4項目。
補助制度については、アンケートの結果で有効性がなかった場合、見直しを行うことも求めている。
提言書の文言を整理した後、12月中に委員長らが提言する予定。 -
大萱団地生ごみ処理機利用結果
伊那市ごみの減量化・資源化推進委員会は2日、伊那市が昨年12月から大型生ごみ処理機を設置し、生ごみの共同処理を行っているモデル地区を視察した。
市では、生ごみの減量化を進める一つの手段として、住宅が集中している地区での大型生ごみ処理機の導入を検討している。
その効果を検証するため、昨年12月から西箕輪の県営大萱団地に大型生ごみ処理機を設置し、利用状況などを調査してきた。
調査によると、11月末までに約2800キロの生ごみが持ち込まれ、たい肥化処理をした結果、最初の生ごみの量の5%、約130キロのたい肥に変えることができた。
たい肥は各家庭で活用されたという。
導入当初は月平均で200キロ程度しか持ち込みがなかったが、県営団地だけでなく、周辺の市営団地の住人にも利用を呼び掛けたところ、9月ころから利用が伸び始め、10月と11月は300キロまで持ち込まれる生ごみの量が増えた。
しかし、実際に利用している家庭は県営住宅で67軒中20軒程度、市営住宅で8軒程度にとどまっている。
そのため市では、今後も多くの家庭に利用を呼び掛けていきたい竏窒ニしている。 -
手良小に天竜川漁協がアユ給食の贈り物
天竜川漁業協同組合は2日、手良小学校の子供達にアユの給食をプレゼントした。
手良小学校3年生の教室を天竜川漁業協同組合の北原斉さんが訪れ、子供達と一緒にアユご飯を食べた。
天竜川漁業協同組合では、子供達に河川環境や魚に興味を持ってもらおうと、今年6月、子供達と一緒に天竜川にアユを放流した。
成長したアユを食べさせてあげると、その時約束した北原さんは同日、組合のメンバーと釣ったアユ50匹を小学校に贈った。
北原さんは、アユは水中のコケを食べること、釣った時スイカに似た香りがすること、縄張り意識が強いことを利用してとも釣りをすることなどを話し、子供達は、興味深そうに聞きながらアユご飯を味わっていた。 -
市内西循環バス存続 伊那バス判断
伊那市地域公共交通会議が2日、市役所で開かれ、市内を走るバス西循環線の存続については、伊那バス株式会社の判断に任せるとの結論が出された。
市内西循環線はアピタ伊那店から伊那文化会館などを通り、春日街道を経由して高尾町から中心商店街を回るコースを走っている。
伊那バスは同日開かれた会議で、この路線で赤字が続いていることから、来年4月より廃止したい竏窒ニ申し出た。
伊那バスによると、この路線は年間約1200万円の赤字が出ていて、運賃100円当たりに必要な経費は662円になるという。
会議では、年間の利用者が約1万6千人いることから地域の人たちのためにも存続してもらいたい竏窒ニの意見が出された。
結局この路線の存続については伊那バスの判断に任せるとの結論が出された。
会議ではほかに、伊那市から辰野町までを結ぶバス伊那本線の廃止が了承されている。 -
恩徳寺でギンナン種取り作業
南箕輪村沢尻の恩徳寺でこの秋とれたギンナンの種を取りだす作業が29日、行われた。
恩徳寺の檀家13人が、足でつぶしたギンナンから手で種を取りだす作業を朝から行った。
恩徳寺では10月はじめから、境内にあるイチョウの銀杏を拾い始めた。
今年は天候の影響で、去年の半分の100キロほどしか収穫できなかったが、粒は大きいという。
イチョウの木は、樹齢400年ほどで、毎年紅葉を見に多くの人が訪れるが、ギンナンを楽しみにしている人も多いという。
ギンナンは、1週間から2週間ほど外に干して乾燥させ、来年2月の節分で豆と一緒にまかれることになっている。 -
新年を迎える準備始まる
12月に入り、新年を迎える準備も徐々にはじまっている。
伊那市東春近田中豊文さんの正月飾りづくりもいよいよ本番を迎える。
所せましと完成した正月飾りが並ぶ田中工房。
田中さんは、子どもの頃から手作りでおもちゃなどを作っていて、今ではわら細工や、木の実などを使った工芸作品なども制作している。
毎年、年末が近づくと、正月飾りだけを集中して作るようになり、今は一番忙しい時期だという。
11月から作業が始まり、現在、工房には出来上がった、正月用のしめ飾りや宝船が並んでいる。
作った正月飾りは、田中さんが趣味で楽しんでいるマレットゴルフ大会の景品にしたり、近所の人やお世話になった人に配るという。
作業はクリスマス頃まで続く。 -
諏訪形の猪垣完成
イノシシよけのために先人達が築いた、伊那市西春近諏訪形の猪垣が29日、住民の手によって復元された。
この日は、10月から行われていた改修工事の総仕上げとして、柵をロープで結ぶ作業や看板の設置が行われた。
諏訪形の猪垣は、江戸時代に修理が行われたことを記す古文書が残っていて、当時は、西春近表木から駒ヶ根境まで続いていたという。
平成6年に伊那市の史跡に指定されたが、残っていたのは石垣のみだった。
そこで、平成7年に猪垣の一部を復元し、今回は国の補助金70万円を受け全部で40メートルの猪垣を完成させた。
諏訪形では、改修工事のために今年委員会を立ち上げ、作業を進めてきた。
猪垣は、古文書に記された構造を参考に復元され、材料に地元の山で間伐されたヒノキやスギを使った。
改修委員会では、「歴史ある施設を次の世代に残していきたい」と話していた。 -
ガールスカウト30周年式典
伊那市を中心に活動しているガールスカウト第26団の結成30周年記念式典が29日、伊那公民館で行われた。
式典では、30周年を記念して永年にわたり活動してきた各部門のリーダーや団員が表彰された。
ガールスカウト第26団は、昭和54年に伊那ライオンズクラブが主体となってリーダーを養成し、発足した。
現在は、保育園児から高校生までの団員とスタッフを含め62人が所属している。
一人ひとりの可能性を伸ばし、人の役に立つ人材を育てることを目的に、奉仕活動や野外活動、国際交流などをしている。
団委員長の木部則子さんは、「30周年を迎えることができてうれしい。これから40周年を目指して、伊那の地にしっかりと根を下ろす大木のような団に成長していきたい」と話していた。 -
年末特別警戒出陣式
12月1日から始まる年末特別警戒の出陣式が30日、伊那市役所で行われた。
伊那警察署のほか、各市町村の青色防犯パトロール隊や交通安全協会などのメンバー約180人が集まった。
年末特別警戒は犯罪や交通事故が増えるこの時期に合わせて毎年行われている。
出陣式で依田公雄署長は、「伊那署管内では、軽犯罪は減少傾向にあるが、強盗事件が6件発生している。市民の皆さん、一人ひとりが防犯と交通安全に心がけるようにしてほしい」と話した。
その後、青色回転灯の付いた車やパトカーなどが市役所をスタートし、市街地を巡回しながら防犯と交通安全を呼び掛けた。
今年、伊那警察署管内では、コンビニエンスストアなどを襲う強盗事件が6件発生していて、今回の集中警戒でも、コンビ二や金融機関に注意を呼び掛けていきたいとしている。
そのほか、ATM集中警戒や交通安全運動、検問の強化などを行う予定。 -
新ごみ処理施設建設反対の住民が緊急集会
上伊那広域連合の新しいごみ処理施設建設に反対する住民を中心とした緊急集会が29日開かれ、建設候補地の地元区である伊那市富県北新区がアセス実施に同意したことを白紙撤回するよう区長に要望することを決めた。
新山集落センターで開かれた集会には22人が出席した。
要望では、アセス同意が区の総会ではなく常会長らでつくる代議員会で議決されたことを批判していて、同意の議決を白紙撤回すること、アセスを受け入れるかどうかの「意思決定の方法」を区の総会で話し合うことを求めている。
要望書は30日、北新区の倉沢松男区長に提出したという。 -
西春近北保育園で未満児フェスタ
伊那市の西春近北保育園の未満児保育に通う子供とその保護者の交流会が28日、開かれた。
西春近北保育園では、仕事を持っていて普段なかなか顔を合わせる機会がない保護者同士の交流を兼ねて、昨年から年に1回交流会を開いている。
この日は、21組の親子が参加し、リズム遊びを楽しんだ。 -
家事家計簿講習会
家計簿の付け方、家計のやりくりを学ぶ講習会が26日、伊那市内で開かれた。
これは雑誌「婦人の友」を愛読する女性メンバーでつくる「伊那友の会」が毎年この時期に開いている。
この日は一般参加者約50人が集まり、会員がつけた家計簿を参考にしながら、どんなポイントがあるかなどを学んだ。
そのうち、去年から家計簿をつけ始めた30代の会員は、1年前から家計簿を付け、1カ月平均6千円の支出を減らせたことを発表し、「1年間の予算を立てることで、収入が少なくなる時期の不安もなくなった」と話した。 -
木下ふれあいそば祭り
打ちたての新そばが味わえる、木下ふれあいそば祭りが28日、箕輪町の木下公民館で開かれた。
そば祭りは、箕輪町木下の住民有志でつくる、木下ふれあいそばの会が毎年開いているもので、今年で10年目になる。
会では、休耕田でソバを栽培していて、今年は例年並の約100キロを収穫したという。
この日のそば祭りでは、会員がそばを打ち、約180人分を用意した。
ふれあいそばの会の加藤正秀会長は、「ソバを食べて地域の人が交流できる触れ合いの場になればうれしい」と話していた。 -
竹沢長衛を語る会
南アルプス開拓の父、竹沢長衛を偲び、その功績などについて語る会が28日、伊那市長谷の仙流荘で開かれた。
これは南アルプスの開拓者、竹沢長衛の功績を称えるとともに、後世に語り継いでいこうと開かれた。
竹沢長衛は南アルプスの登山道を整備したほか、山小屋を建設するなど南アルプスの開拓者として知られている。
この日は、講演とパネルディスカッションが行われ、最初に長衛の貴重な映像を撮影している矢沢章一さんが、長衛の人物像について映像とともに語った。
矢沢さんは「長衛は自然の中で時に厳しく、時に優しく登山者をしかっていた。そういったところが愛されたところの一つ」と長衛への思いを話していた。
またパネルディスカッションでは長衛にゆかりのある4人がパネラーとして語った。
会場を訪れた人たちは4人の話に耳を傾け、長衛の功績を偲んでいた。 -
カフェアイダッシュ ギャラリー新装
伊那市高遠町のカフェ&ギャラリー・アイダッシュは、地元の芸術家の作品などを展示するギャラリーを新装し、28日オープンした。
アイダッシュでは以前から店内でギャラリーを開いていたが、さらに充実させようと今回展示スペースを新たに作った。
アイダッシュの主人、伊藤和人さんは、芸術文化の町高遠の地で芸術に親しんでもらおうと、また地元で作品づくりをしている人たちに展示してもらえるようにと、ギャラリーをオープンした。
現在展示されているのは、伊藤さんの父、明人さんが20年以上かけて集めている地元出身の芸術家の作品約60点。
洋画家の中川紀元や彫刻家の瀬戸団治、版画家の山口進など、高い評価を受けている作家の作品が並んでいる。
アイダッシュ主人の伊藤さんには、父明人さんが集めた素晴らしい作品を手元で眠らせたままにするのはもったいない竏窒ニいう思いもあったという。
作品展は12月30日まで。時間は午前11時縲恁゚後8時、入場無料。 -
竹島覚二作陶展
陶芸家、竹島覚二さんの作陶展が、伊那市長谷の道の駅メルシーで開かれている。
会場には竹島さんの作品約200点が並んでいる。
竹島さんは富山県出身で、陶芸の道を志して京都で修行を積み、15年ほど前に知人の紹介で環境の良い長谷に移り住んだ。
陶芸は実際に使ってみて良さがわかると話す竹島さんは、日常生活に密着した作品づくりをしていて、会場には湯のみや茶碗、小皿などが並んでいる。
また「井戸釉」と呼ばれる釉薬と九州の土、手作りの窯を使って、陶器の底の部分のみ縮れたような質感を出す技法の作品も作っている。
竹島さんは「陶芸は表側よりも裏側に力を入れて作っている。ぜひ裏側がどうなっているかも見てもらいたい」と話していた。
竹島さんの作陶展は12月1日まで。 -
美鈴工房パッチワークキルト展
南箕輪村の磯千恵子さんが指導しているパッチワークキルトの教室「美鈴工房キルト教室」の作品展が27日から、伊那市の伊那文化会館で始まった。
会場には、ベッドカバーやバッグなど約150点が並んでいる。
展示会は1年半おきに開かれていて、今年は伊那市などの教室で学ぶ生徒およそ50人が出品した。
このうち磯さんの作品「楓葉」は、風に舞うもみじをイメージしていて、作品のサイズは、テレビのワイド画面の比率になっているという。
会場にはこのほか、壁掛け、こたつカバーなど、一針一針丁寧に縫い上げた作品が並んでいる。
磯さんは、「二つと同じ作品はない。個性豊かなパッチワークキルトを見てほしい」と話している。
この美鈴工房パッチワークキルト展は29日まで。 -
トンボの楽園整備
新山山野草等保護育成会は23日、伊那市富県にあるトンボの楽園一帯の整備を行った。
保護育成会のメンバーや新山小学校の児童ら50人が参加し作業に汗を流した。
整備を行った一帯は、湿地帯になっていて、ハッチョウトンボなど貴重なトンボが数多く生息している。
ハッチョウトンボは、30センチほどの背丈の短い植物のある場所を好むといわれ、会では年2回、草刈作業を行っている。
また、新山小6年生による記念植樹も行われ、カブト虫など昆虫が集まるように桜やクヌギ、ミズナラといった広葉樹45本が植えられた。
保護育成会の中山智会長は、「草刈はハッチョウトンボが生息する環境づくりに必要な作業。この地の環境を守り、次の世代につなげ、市民が憩える場所にしていきたい」と話していた。 -
韓国教育関係者が修学旅行視察
韓国の小中学校の校長が23日、伊那市の農業公園みはらしファームでリンゴの収穫体験をした。
信州・長野県観光協会では、県内の自然や歴史文化のPR、学生達による国際交流などの観点から、海外からの修学旅行を積極的に誘致している。
一行は、3泊4日のスケジュールで県内各地を視察していて、上伊那では、みはらしファームを訪れ、リンゴの収穫体験やイチゴのハウス栽培の様子を見学した。
韓国からの修学旅行視察は4年目を迎えていて、協会によると本年度は3団体約100人の子ども達が長野県を訪れたという。 -
女性の視点で土砂災害考える
女性の視点から砂防、減災について考える講習会が26日、伊那合同庁舎で開かれた。
講習会は土砂災害やそれを防ぐための取り組みなどについて、女性の視点から考えようと、長野県砂防ボランティア協会が開いた。
講習会は2部構成でパネルディスカッションなどが行われ、県職員や砂防工事の設計者、また実際に災害にあった人など合わせて6人がそれぞれの立場から話をした。
このうち伊那市出身で今年4月に伊那建設事務所に入った女性技術者の中山えりさんは、「伊那谷に土砂災害が多いのは地形が急峻で脆弱、また降雨量が多いためだ」と指摘した。
また伊那市西春近に住み、平成18年の豪雨災害を経験した平澤まさ江さんは、「お父さんが川の変化に気付いて避難できた。知らないで寝ていて、住宅まで土石流が来ていたら、今の私はいないと思う。隣近所の付き合いをして情報を知っておくこと、河川の水の量を知っておくことが大事」と話していた。